JPH0612183Y2 - 車輌用マフラの水抜き構造 - Google Patents

車輌用マフラの水抜き構造

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JPH0612183Y2
JPH0612183Y2 JP1988039868U JP3986888U JPH0612183Y2 JP H0612183 Y2 JPH0612183 Y2 JP H0612183Y2 JP 1988039868 U JP1988039868 U JP 1988039868U JP 3986888 U JP3986888 U JP 3986888U JP H0612183 Y2 JPH0612183 Y2 JP H0612183Y2
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JP
Japan
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muffler
drain
outlet pipe
pipe
chamber
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JP1988039868U
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JPH01142513U (ja
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勇 加藤
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Futaba Industrial Co Ltd
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Futaba Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車輌用マフラの水抜き構造に関するものであ
る。
[従来技術] 従来の車輌用マフラの第4、5図に示すように一般に次
のような構造を有している。即ち、マフラ30は筒状の
周壁板31と、前、後端板32、33と、両端板32、
33間に設けた中間隔壁例えば第1隔壁34、第2隔壁
35を有し、前端板32と第1隔壁34とにはインレッ
トパイプ36が取り付けられ、第1隔壁34には中間パ
イプ37が、第2隔壁35には共鳴パイプ38がそれぞ
れ取り付けられている。そして第1、第2隔壁34、3
5と後端壁33とにはアウトレットパイプ39が取り付
けられている。ドレーンパイプ40、41の一端はドレ
ーン水Wが最も溜り易い室43、44に開口し、同パイ
プ40、41の他端はアウトレットパイプ39の内周面
と同一面でアウトレットパイプ39に接続するか、又は
アウトレットパイプ39の前端に挿入されている。アウ
トレットパイプ39の後端はマフラ30外に開口してい
る。
エンジンから排出された排気ガスはインレットパイプ3
6、中間パイプ37、アウトレットパイプ39を通って
マフラ30外に排出される。インレットパイプ36の後
端は第1、第2隔壁34、35間の第1拡張室42に開
口しており、この第1拡張室42がマフラ30内部で最
も圧力が高い。前記室43は共鳴室である。アウトレッ
トパイプ39が開口している室は最終室44になってい
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記の構造を有するマフラ30はアウトレットパイプ3
9内の圧力が最も低いことによる吸い出し効果によりマ
フラ30内に溜るドレーン水(凝縮水)Wをドレーンパ
イプ40、41を通じてアウトレットパイプ39からマ
フラ30外に排出しているがエンジンの回転数が低い時
はアウトレットパイプ39内を流れる排気ガスの流速が
低く、又ドレンパイプの位置する室とアウトレットパイ
プ39内との圧力差が小さいため充分な吸い出し効果が
得られない。又マフラ30の各室の圧力の相違によりア
ウトレットパイプ39の前側の開口部の位置する圧力の
最も低い室にドレン水が各隔壁の下部に設けられた溝を
通って集まり、第4図のようにドレンパイプの位置によ
っては充分な排水機能が得られないものもある。このた
めマフラ30ではドレーン水Wにより腐蝕が促進する。
この考案はエンジン回転数の低い領域においてもドレー
ン水が確実にマフラから排出され、ドレーン水によるマ
フラの内部腐蝕を低減する車輌用マフラの水抜き構造の
提供を課題とする。
[問題点を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するため、この考案はドレーンパイプ
の一端をマフラ内でインレットパイプの開口端が位置す
る最高の圧力を有する第1拡張室内に、他端をアウトレ
ットパイプ内にそれぞれ臨ませ、中間部をマフラ内のド
レーン水の最も溜り易い箇所の底面に沿わせ、中間部に
吸水口を設けた構成を有している。
[作用] ドレーンパイプの一端が開口している第1拡張室はマフ
ラ内で最高の圧力を有している。一方ドレーンパイプの
他端が臨んでいるアウトレットパイプは後端をマフラ外
部(大気)に開口しているため内部の圧力(静圧)はマ
フラ内のどの室よりも低い。このためドレーンパイプ内
を一端から他端に向けて排気ガスが高速で流れる。従っ
てドレーンパイプ内はドレン水が溜っている箇所より低
圧となり吸水口からドレーン水がドレーンパイプ内に吸
い込まれアウトレットパイプに排出される。アウトレッ
トパイプ内に排出されたドレーン水はアウトレットパイ
プ内を流れる排気ガスに引きずられてマフラ外に排出さ
れる。
[実施例] 以下実施例を示す図面によりこの考案を説明する。な
お、第4、5図と同じ構成要素に対しては同じ符号を付
し、その説明を省く。第1図は第1実施例を示す。同図
においてドレーンパイプ11は長短の水平片11a、1
1cとこれらの一端(第1図で左端)を最終室44内で
連結する直立片11bとから構成されている。水平片1
1aは最終室44の底面に沿っており、第1隔壁34を
貫通してその他端(第1図で右端)11dは第1拡張室
42内で開口しており、又最終室44内で複数の吸水口
12を備えている。吸水口12の数、口径はドレーン水
の溜り量などにより設定される。水平片11cの他端
(第1図で右端)11eはアウトレットパイプ39内に
挿入されている。この実施例では最終室44がドレーン
水の最も溜り易い区画となっている。
上記の構成において、マフラ30内では第1拡張室42
は圧力が最も高く、最終室44は圧力が最低である。こ
のため第1拡張室42内の排気ガスはドレーンパイプ1
1の水平片11aの他端11dから水平片11cの他端
11eに向って高速で流れ、その負圧により吸水口12
から最終室44内のドレーン水Wを吸い込みアウトレッ
トパイプ39内に排出する。このドレーン水Wはアウト
レットパイプ39内を流れる排気に引きずられてマフラ
30外に排出される。この作用はエンジンの回転数が高
いほど強いがエンジンの回転数が低い時でもマフラ30
内のドレーン水を充分に排出する。
第2図は第2実施例を示す。同図においてドレーンパイ
プ13はL形で水平片13aと直立片13bとからな
り、直立片13bはその上端面が最終室44内でアウト
レットパイプ39の内周面と同一面となるようにアウト
レットパイプ39に接続されている。一方水平片13a
は第1隔壁34を貫通して第1拡張室42内に延出しそ
の開口端13cは第1拡張室42に臨んでいる。水平片
13aには最終室44内で吸水口12が設けられてい
る。
第2実施例においてもドレーンパイプ13の開口端13
cの圧力はアウトレットパイプ39の圧力[後端をマフ
ラ外部(大気)に開口しているためアウトレットパイプ
39内の圧力は最終室44の圧力より低い]より高いの
で第1拡張室42内の排気ガスが高速でドレーンパイプ
13内を開口端13cからアウトレットパイプ39に向
かって流れるので最終室44内のドレーン水Wは吸水口
12から吸入されアウトレットパイプ39内に排出さ
れ、更に排気ガス流に引きずられてマフラ30外に排出
される。
第3図は第3実施例を示す。この実施例では共鳴室43
がドレーン水Wの最も溜り易い区画となっている。ドレ
ーンパイプ14はL形で水平片14aは第2拡張室43
の底面に沿っており、第2隔壁35を水密に貫通して第
1拡張室42内に延出し、その開口端14cは第1拡張
室42に臨んでいる。ドレーンパイプ14の直立片14
bはその上端の開口面がアウトレットパイプ39の内周
面と同一面となるようにアウトレットパーイプ39に接
続されている。
第3実施例の作用は第2実施例の作用と同じである。
[効果] この考案は上記の構成を有するのでエンジン回転数の低
い領域でもドレーン水はマフラから確実に排出され、従
ってマフラの腐触の促進を押えることができ寿命が長く
なる。
【図面の簡単な説明】
第1、2、3図はそれぞれ第1、2、3実施例の正面図
を示す。第4、5図はそれぞれ従来のマフラの正面図を
示す。 11、13、14…ドレーンパイプ 12…吸水口 30…マフラ 39…アウトレットパイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレーンパイプの一端をマフラ内でインレ
    ットパイプの開口端が位置する最高の圧力を有する第1
    拡張室内に、他端をアウトレットパイプ内にそれぞれ臨
    ませ、中間部をマフラ内のドレーン水の最も溜り易い箇
    所の底面に沿わせ、中間部に吸水口を設けたことを特徴
    とする車輌用マフラの水抜き構造。
JP1988039868U 1988-03-25 1988-03-25 車輌用マフラの水抜き構造 Expired - Lifetime JPH0612183Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01142513U JPH01142513U (ja) 1989-09-29
JPH0612183Y2 true JPH0612183Y2 (ja) 1994-03-30

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