JPH055216Y2 - - Google Patents

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JPH055216Y2
JPH055216Y2 JP1986045519U JP4551986U JPH055216Y2 JP H055216 Y2 JPH055216 Y2 JP H055216Y2 JP 1986045519 U JP1986045519 U JP 1986045519U JP 4551986 U JP4551986 U JP 4551986U JP H055216 Y2 JPH055216 Y2 JP H055216Y2
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JP
Japan
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pump
exhaust
engine
fluid
expansion
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JP1986045519U
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JPS62158118U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、マフラーをポンプケーシングに併設
し、上記ポンプケーシング内を流過する流体によ
つて排気ガスを冷却するエンジンポンプの排気音
低減装置に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする問題点] 周知のごとく、例えば、給水を目的とするエン
ジンポンプでは、実開昭59−19945号公報などに
開示されているように、エンジンの出力軸にポン
プが直結されており、上記出力軸を回転させるこ
とにより、水が汲み上げられるようになつてい
る。
ところで、この種のエンジンポンプに設けられ
ているマフラーは、従来から市販品が一般に採用
されている。
したがつて、このマフラーによつて大きな消音
効果を得ようとすると、その分、排気抵抗が大き
くなりエンジン出力が低下してしまうばかりでな
く、排気流による流体騒音のような二次発生音を
出す結果となり、消音効果が損われる。
また、最近では、排気ガスが大気へ放出される
際の膨脹率を低くして排気流速を低減させること
により排気騒音を抑制する技術が種々案出されて
いる。例えば、特公昭58−13734号公報には、排
気デイフユーザ装置により、排気ガスを大気へ放
出する前に、この排気ガスと外気をエジエクタ効
果によりミキシングして排気ガス温度を低減させ
る技術が開示されている。
しかし、この排気デイフユーザ装置では、外気
を吸込む際の気流音が騒音の発生源になり騒音を
効果的に低減させることが困難である。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
エンジン出力を低下させることなく、排気騒音を
効率よく低減されることができ、しかも構造の簡
単なエンジンポンプの排気音低減装置を提供する
ことを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案による排気音低減装置は、エンジン本体
の出力軸に流体ポンプを連設するエンジンポンプ
において、前記流体ポンプの流体通路を形成する
ケーシングに、マフラーに形成した複数の拡張室
を併設するとともに、この各拡張室を区画形成す
る仕切り壁の上記流体通路側に、隣接する拡張室
間を連通する流入口を穿設したものである。
[作用] このような構成によれば、マフラーに形成した
複数の拡張室が流体ポンプの流体通路を形成する
ケーシングに併設されているので、燃焼ガスが上
記各拡張室間を流過する際に上記ケーシングに接
触して冷却される。その結果、外気へ放出される
燃焼ガスの膨脹率が少なくなり、その分、排気騒
音の低減が図れる。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
図面は本考案の一実施例に係り、第1図はエン
ジンポンプの一部断面側面図、第2図は第1図の
A部断面図、第3図は第2図の−断面図であ
る。
これらの図において、符号1は所定に枠組みさ
れたフレームであり、このフレーム1にエンジン
本体2と、このエンジン本体2によつて駆動する
流体ポンプ3が載置固定されている。
また、この流体ポンプ3のポンプケーシング4
にポンプ室5が形成されており、このポンプ室5
に、上記エンジン本体2の出力軸2aに軸装され
たインペラ6が内装され、メカニカルシール7に
よつて密封されている。
また、上記ポンプ室5の上流側に流入通路8が
連通され、この流入通路8の吸入口8aに逆止弁
9が介装されている。一方、上記ポンプ室5の下
流側に上記吐出通路10が連通され、この吐出通
路10の開口端部に吐出口10aが形成されてい
る。
また、上記ポンプケーシング4の一側、図にお
いては上記吐出通路10の側の壁面4aにマフラ
ー11の開口端部11aがガスケツト12を介し
て当接固定されている。このマフラー11内に、
排気通路の一例である複数(図においては第一〜
第三)の拡張室11b,11c,11dが、仕切
り壁11eを介して区画形成されており、この各
拡張室11b,11c,11dが消音室の役目を
して上記各仕切り壁11eの上記壁面4a側に穿
設された流入口11fを介して互いに連通されて
いる。
また、上記第一の拡張室11bにインレツトポ
ート11hが穿設され、このインレツトポート1
1hにエキゾーストマニホルド13を介して上記
エンジン本体2の排気系(図示せず)が連通され
ている。一方、上記第三の拡張室11dに、大気
に露呈するアウトレツトポート11gが連通され
ている。
なお、このマフラー11は例えば、アルミニユ
ウム合金製の鋳物である。
次に、上記構成による排気音低減装置の作用に
ついて説明する。
エンジン本体2が始動すると、このエンジン本
体2の出力軸2aに軸装されている流体ポンプ3
のインペラ6が回転し、上記流体ポンプ3の吸入
口8aから流体(例えば水などの液体)が流入通
路8を経てポンプ室5に吸入される。
そして、このポンプ室5に吸入された水などの
流体が吐出通路10を流過して吐出口10aから
吐出される。
一方、上記エンジン本体2が駆動すると、排気
ガスがエキゾーストマニホルド13を通り、マフ
ラー11のインレツトポート11hを経て第一の
拡張室11bに流入され、この第一の拡張室11
bから流入口11fを経て第二の拡張室11cに
流入され、次いで、他の流入口11fを経て第三
の拡張室11dに流入される。その間、上記排気
ガスが拡張、共振され、この排気流に含まれてい
る脈動音などの排気騒音が減衰される。
また、上記各拡張室11b〜11dを流過する
排気ガスが、上記マフラー11の開口端部11a
を閉塞しているポンプケーシング4の壁面4aに
接触される。この壁面4aの反対側には吐出通路
10が形成され、この吐出通路10を水などの流
体が流れているので、上記壁面4aはエンジン稼
働中、常に冷えており、よつて、この壁面4aに
接触した上記排気ガスが冷却されて収縮される。
とくに、上記各拡張室11b〜11d間を区画す
る仕切り壁11eに穿設された流入口11fが上
記壁面4a側に穿設されているので、この流入口
11fを通過する排気ガスは、上記壁面4a側へ
導かれるため効率よく冷却される。
その結果、上記第三の拡張室11dからアウト
レツトポート11gを経て大気へ放出された上記
排気ガスの膨脹率が少なく、且つ、上記各拡張室
11b〜11dによつて所定に消音されているの
で、その分、排気騒音が大幅に低減される。
また、排気流速が必要以上に抑制されていない
ので、エンジン出力が低下することはない。
なお、本考案による排気音低減装置は上記各実
施例に限るものではなく、例えばマフラー11が
ポンプケーシング4に一体形成されていれば、こ
のマフラー11全体が冷却されるので、上記排気
ガスをより効率よく冷却することができる。
また、エキゾーストマニホルド13などに形成
されている排気通路を上記ポンプケーシング4の
壁面4aに併設するか、あるいは、排気通路を上
記ポンプケーシング4内に形成するようにしても
よい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、流体ポン
プの流体通路を形成するケーシングに、マフラー
に形成した複数の拡張室が併設されているので、
上記各拡張室を流過する燃焼ガスが、流体通路を
流過する流体によつて冷却されているケーシング
に接触して冷却され、その結果、大気へ放出され
る際の膨脹率が少なくなり、排気騒音が低減され
る。
とくに、上記各拡張室を区画形成する仕切り壁
の上記流体通路側に、隣接する拡張室間を連通す
る流入口が穿設されているので、流入口を通過す
る燃焼ガスを効率よく冷却することができる。
また、流体によつて排気ガスを冷却するので、
エンジン出力を低下させることがない。
しかも、部品点数が少なく、構造が簡単であ
り、製造および組立てが容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係り、第1図はエン
ジンポンプの一部断面側面図、第2図は第1図の
A部断面図、第3図は第2図の−断面図であ
る。 2……エンジン本体、2a……出力軸、3……
流体ポンプ、4……ケーシング、5……ポンプ
室、8……流入通路、10……吐出通路、11b
〜11d……拡張室、11f……流入口、13…
…エキゾーストマニホルド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン本体の出力軸に流体ポンプを連設する
    エンジンポンプにおいて、 前記流体ポンプの流体通路を形成するケーシン
    グに、マフラーに形成した複数の拡張室を併設す
    るとともに、 この各拡張室を区画形成する仕切り壁の上記流
    体通路側に、隣接する拡張室間を連通する流入口
    を穿設したことを特徴とするエンジンポンプの排
    気音低減装置。
JP1986045519U 1986-03-28 1986-03-28 Expired - Lifetime JPH055216Y2 (ja)

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JP1986045519U JPH055216Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JP1986045519U JPH055216Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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Publication Number Publication Date
JPS62158118U JPS62158118U (ja) 1987-10-07
JPH055216Y2 true JPH055216Y2 (ja) 1993-02-10

Family

ID=30864324

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JP1986045519U Expired - Lifetime JPH055216Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6116036B2 (ja) * 2015-10-01 2017-04-19 株式会社マツサカエンジニアリング 給排水ポンプ
US10273968B2 (en) 2015-10-01 2019-04-30 Matsusaka Engineering Co., Ltd. Water supply/drainage pump

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188034A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 Fuji Heavy Ind Ltd エンジン直結形のポンプ構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5446921U (ja) * 1977-09-08 1979-03-31

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JPS59188034A (ja) * 1983-04-08 1984-10-25 Fuji Heavy Ind Ltd エンジン直結形のポンプ構造

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JPS62158118U (ja) 1987-10-07

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