JP2001152847A - 防音型エンジンポンプ - Google Patents

防音型エンジンポンプ

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JP2001152847A
JP2001152847A JP33245899A JP33245899A JP2001152847A JP 2001152847 A JP2001152847 A JP 2001152847A JP 33245899 A JP33245899 A JP 33245899A JP 33245899 A JP33245899 A JP 33245899A JP 2001152847 A JP2001152847 A JP 2001152847A
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JP
Japan
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pump
engine
soundproof
cooling
liquid
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JP33245899A
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Inventor
Yasuki Wada
保樹 和田
Kenichi Tanaka
健一 田中
Koichi Sawada
幸一 澤田
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MATSUSAKA ENGINEERING KK
Original Assignee
MATSUSAKA ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンユニットにおける冷却性を、簡単な構
造をもって効率的に高めることによって、防音カバーに
よる防音性も合わせて実現し得る新規な構造の防音型エ
ンジンポンプを提供することを目的とする。 【解決手段】防音型エンジンポンプ10において、冷却
用のジャケット30を形成し、ポンプ16により吸入及
び排出される液体を利用してエンジンユニット14を冷
却した。それにより、エンジンユニット14の冷却効率
を、簡単な構造によって、高め得たのであり、もって、
防音カバーによる防音性も合わせて実現可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、防音カバーで覆われた収容室内
にエンジンユニットとポンプを設置した防音型エンジン
ポンプに係り、特に、エンジンユニットにおける効率的
な冷却が実現され得ると共に、防音効果の向上も図られ
得る、新規な構造の防音型エンジンポンプに関するもの
である。
【0002】
【背景技術】従来から、内燃機関からなるエンジンユニ
ットとそれによって駆動されるポンプを併せ備えたエン
ジンポンプが知られており、例えば農業や土木等におけ
る灌漑や排水,揚水などの広い範囲で用いられている。
また、近年では、周囲の環境への影響を考慮して、エン
ジンユニットとポンプを、防音カバーで覆って収容室内
に配置した構造の防音型エンジンポンプが検討されてい
る。
【0003】ところが、このように防音カバーで覆う
と、十分な換気を行い難いために内燃機関の冷却が不十
分となり易い問題があったのであり、反対に、十分な冷
却性能を得ようとすると、防音カバーに大きな換気口を
設けることが必要となって、防音性が低下してしまうと
いう問題が生ぜしめられる。そのために、従来では、防
音型エンジンポンプにおいて、冷却性能と防音性能を、
何れも有効に両立して実現することが極めて難しかった
のである。
【0004】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、エンジンユニットにおける冷却性を、極め
て簡単な構造をもって効率的に高めることが出来、それ
によって、防音カバーの密閉性を高めて防音性も向上さ
せることの出来る、新規な構造の防音型エンジンポンプ
を提供することにある。
【0005】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様は、任意の組み合わせで採用可能である。また、本
発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限
定されることなく、明細書全体および図面に記載され、
或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る
発明思想に基づいて認識されるものであることが理解さ
れるべきである。
【0006】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の第一の態様は、防音カバーで覆われた収容
室内に内燃機関からなるエンジンユニットと、該エンジ
ンユニットで駆動されるポンプとを、収容設置せしめ
て、該ポンプの吸込口と吐出口を前記防音カバーの外部
の通水管路に接続するようにした防音型エンジンポンプ
において、前記エンジンユニットにおける排気管の周囲
に排気管用冷却ジャケットを設けて、前記ポンプによっ
て吸引および吐出される液体を該排気管用冷却ジャケッ
ト内に流通させることにより、かかる液体を利用して前
記収容室内に配されたエンジンユニットを冷却するよう
にしたことを、特徴とする。
【0007】このような本態様に従う構造とされたエン
ジンユニットにおいては、収容室内に配されたエンジン
ユニットのうち、特に高熱化する排気管を、ポンプで吸
入/吐出される液体を利用して冷却することが出来るの
であり、しかも、かかる液体は、排気管の熱を奪って排
気管を冷却した後、速やかに収容室外に流出せしめられ
ることから、収容室外に熱が放散されて優れた冷却効率
が、特別な放熱機構等を必要とすることなく極めて簡単
な構造をもって実現され得るのである。
【0008】しかも、排気管自体が液体層で覆われるこ
とによって、排気管内における排気ガスの騒音の外部へ
の漏出が抑えられると共に、排気管を冷却することによ
って、排気管内を通過せしめられる内燃機関の排気ガス
の冷却効率も高められて、排気管の開口部から放出され
る排気ガスの膨張騒音も低減されるのであり、その結
果、排気音が抑えられてエンジンユニットにおける騒音
も低減される。
【0009】なお、本態様において、エンジンユニット
は、内燃機関や排気管を含んで構成され、更に、排気管
は、エキゾーストパイプや消音器などを含んで構成され
る。また、排気管用冷却ジャケットは、排気管を全体に
亘って覆う必要はなく、排気管を特定の長さ部分だけに
おいて部分的に覆うようにしても良いが、好適には、特
に高温化し易く且つ排気音が発生し易い消音器の部分を
覆うようにして形成される。更にまた、本態様は、河川
水や海水、泥水、灌漑用水、飲料水等の他、薬品等を含
む各種の液体を対象とするエンジンポンプに対して、流
通液体の温度が室温以下であると室温以上をあるを問わ
ずに広く適用可能である。
【0010】また、本発明の第二の態様は、防音カバー
で覆われた収容室内に内燃機関からなるエンジンユニッ
トと、該エンジンユニットで駆動されるポンプとを、収
容設置せしめて、該ポンプの吸込口と吐出口を前記防音
カバーの外部の通水管路に接続するようにした防音型エ
ンジンポンプにおいて、前記エンジンユニットにおける
内燃機関の周囲にエンジン用冷却ジャケットを設けて、
前記ポンプによって吸引および吐出される液体を該エン
ジン用冷却ジャケット内に流通させることにより、かか
る液体を利用して前記収容室内に配されたエンジンユニ
ットを冷却するようにしたことを、特徴とする。
【0011】このような本態様に従う構造とされたエン
ジンポンプにおいては、収容室内に配されたエンジンユ
ニットのうち、高熱化が特に問題となる内燃機関を、ポ
ンプで吸入/吐出される液体を利用して、簡単な構造を
もって効率的に冷却することが出来るのであり、また、
内燃機関自体が液体層で覆われることによって、防音性
能の向上も図られ得る。なお、本態様において、内燃機
関は、シリンダやシリンダヘッドを含んで構成され、そ
の何れか一方または両方の周囲に液体流通流路が形成さ
れる。また、本態様は、前記第一の態様と同様、水や薬
品などの各種の液体を対象とするエンジンポンプに対し
て、流通液体の温度を問わずに適用可能である。
【0012】また、本発明の第三の態様は、防音カバー
で覆われた収容室内に内燃機関からなるエンジンユニッ
トと、該エンジンユニットで駆動されるポンプとを、収
容設置せしめて、該ポンプの吸込口と吐出口を前記防音
カバーの外部の通水管路に接続するようにした防音型エ
ンジンポンプにおいて、請求項1に記載の排気管用冷却
ジャケットと、請求項2に記載のエンジン用冷却ジャケ
ットとを、それぞれ設けて、前記ポンプによって吸引お
よび吐出される液体をそれら両冷却ジャケット内に流通
させることにより、かかる液体を利用して前記収容室内
に配されたエンジンユニットを冷却するようにしたこと
を、特徴とする。このような本態様に従う構造とされた
エンジンユニットにおいては、収容室内に配されたエン
ジンユニットにおいて、高温化し易い排気管と内燃機関
の両者が、ポンプで吸入/吐出される液体を利用して冷
却されることから、極めて優れた冷却性と防音性能の向
上が実現され得る。
【0013】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に従う構造とされたエンジンポン
プであって、前記冷却ジャケットが周囲に設けられた前
記排気管及び/又は内燃機関において、前記液体との接
触面積を増大させるための面積増大手段を設けたこと
を、特徴とする。このような本態様においては、冷却ジ
ャケット内に流通せしめられる液体によるエンジンユニ
ットの冷却効率の更なる向上が図られ得る。なお、本態
様において、面積増大手段は、例えば、排気管や内燃機
関の表面にフィン等の凹凸を付すること等によって有利
に構成されるが、その他、排気管の内部を貫通して延び
る冷却用の通液管路を形成することによって面積増大手
段を構成することも有効である。
【0014】更にまた、本発明の第五の態様は、前記第
一乃至第四の何れかの態様に従う構造とされたエンジン
ポンプであって、前記ポンプによって吸引および吐出さ
れる液体の流路上で、高度水頭と圧力水頭の和が互いに
異なる二つの部位を繋ぐ分流路を設けると共に、該分流
路上に前記冷却ジャケットを形成したことを、特徴とす
る。このような本態様においては、ポンプによって流動
せしめられる液体の流路上における動水勾配線の高さの
差を利用して、冷却ジャケット内に液体を流通させるこ
とが出来るのであり、冷却ジャケット内に液体を流通さ
せるための特別なポンプ機構等が必要とされることがな
く、更なる構造の簡略化が図られ得るのである。なお、
かかる第五の態様において、高度水頭と圧力水頭の和が
互いに異なる二つの部位としては、例えばポンプによる
吸引側の流体流路と吐出側の流体流路の間の圧力水頭の
差や、それら両流路間の高度水頭の差を利用することも
可能であり、或いは、分流路用ポンプ等を別途採用する
ことも可能である。
【0015】そこにおいて、特に本発明の第六の態様
は、かかる第五の態様に従う構造とされたエンジンポン
プにおいて、前記ポンプによる吸引側の液体流路上また
は吐出側の液体流路上に、ベンド部と直管部をそれぞれ
形成し、それらベンド部と直管部を繋ぐことによって前
記分流路を形成したことを、特徴とする。このような本
態様においては、ベンド部によって形成されるよどみ部
分を利用して流通液体の総圧を得ることが出来るのであ
り、直管部によって得られる静圧との圧力差を利用し
て、分流路上での動水勾配を簡単な構造をもって得るこ
とが可能となる。しかも、ポンプによる吸引側の液体流
路上の二点または吐出側の液体流路上の二点を繋ぐ分流
路を採用することにより、分流路によるポンプ効率や吐
出量等への悪影響が可及的に軽減され得るのである。
【0016】また、本発明の第七の態様は、前記第一乃
至第六の何れかの態様に従う構造とされたエンジンポン
プにおいて、前記防音カバーの壁部を内外に貫通して延
びる冷却用換気筒部を設けると共に、前記エンジンユニ
ットにおける排気管の開口端部を該冷却用換気筒部に臨
ませて略挿入状態で配したことを、特徴とする。このよ
うな本態様に従えば、排気管の開口端部から外気中に排
出される燃焼ガス(排気ガス)によって、冷却用換気筒
部内に負圧が発生することとなり、それによって、収容
室内の空気が冷却用換気筒部内に吸引され、排気管から
排出される燃焼ガスと共に、積極的に防音カバーの外部
空間に排出される。これにより、防音カバー内の換気
が、簡単な構造をもって実現されると共に、燃焼ガスが
積極的に空気と混合される結果、燃焼ガスの大気中への
放出時の膨張騒音の低減も図られ得るのである。
【0017】また、本発明の第八の態様は、前記第一乃
至第六の何れかの態様に従う構造とされたエンジンポン
プにおいて、前記防音カバーで覆われた前記収容室を、
外部空間に対して略完全に密閉状態としたことを、特徴
とする。このような本態様においては、防音カバー内の
収容空間の高熱化とそれに伴うオーバーヒート等の不具
合が、ポンプによって吸引/吐出される液体を利用して
効率的に回避されることを考慮して、防音カバーを略密
閉することが出来るのであり、それによって、極めて高
度な防音性能が実現され得るのである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の具体的な実施例を、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0019】先ず、図1〜2には、本発明の第一の実施
形態としての防音型エンジンポンプ10の部分断面図が
示されている。本実施形態の防音型エンジンポンプ10
は、中空の矩形箱体形状を有する防音カバー12を備え
ており、この防音カバー12で覆われた収容室としての
収容空間15内に、エンジンユニット14とポンプ16
が収容配置されている。
【0020】より詳細には、防音カバー12は、矩形筒
体形状の周壁部13と、この周壁部13の下部開口と上
部開口をそれぞれ覆蓋するそれぞれ矩形平板形状の底板
部18と蓋板部11を含んで構成されており、それら周
壁部13,底板部18,蓋板部11によって外部空間に
対して仕切られた収容空間15が画成されている。そし
て、この収容空間15にエンジンユニット14やポンプ
16が収容配置され、底板部18によって支持されてい
る。防音カバー12の材質としては、エンジンユニット
14やポンプ16を覆うことにより防音性能を発揮する
ものであれば良く、特に限定されるものではないが、例
えば、金属板の表面に発泡樹脂を貼着したり、二枚の板
材間にゴムや樹脂材,吸音材等をサンドイッチ構造で挟
み込んだ複合材等が好適に採用される。なお、図1,2
中には、一体構造の防音カバー12が記載されている
が、防音カバー12の蓋板部11や周壁部13等、或い
はその一部に、保守等に際しての開閉可能な開口部(図
示せず)を形成することが望ましい。また、防音カバー
12は、それ自体で構造強度を有するものの他、鋼材等
によって形成された枠構造体にカバー材を貼着状態で取
りつけて形成することも可能である。
【0021】また、エンジンユニット14は、空冷式の
内燃機関20と、該内燃機関20から排出される燃焼ガ
スを外部空間に導く排気管22を含んで構成されてい
る。なお、内燃機関20としては、2サイクル機関,4
サイクル機関等が何れも採用可能である。また、内燃機
関20の燃焼による過熱を防ぐ冷却方法としては、本実
施形態では、強制空冷式エンジンが採用されているが、
何等限定されるものではなく、水冷式エンジンも適宜に
採用可能である。
【0022】また一方、ポンプ16としては、公知の各
種の構造のポンプが、適宜に採用可能であり、例えば、
本実施形態では、渦巻形ポンプが採用されている。な
お、ポンプ16の回転駆動軸は、エンジンユニット14
の出力軸に接続されており、エンジンユニット14によ
ってポンプ16が駆動されるようになっている。また、
かかるポンプ16の吸込口と吐出口として、吸入側管路
24と排出側管路26が、ポンプ16から水平方向に延
び出して防音カバー12を貫通して外部に開口させられ
ており、図示しない外部の通水管路が、それぞれ接続さ
れるようになっている。そして、エンジンユニット14
によりポンプ16が回転駆動させられることによって、
吸入側管路24を通じて液体をポンプ16へ吸引し、排
出側管路26を通じて外部へ送り出すようになってい
る。
【0023】さらに、エンジンユニット14の排気管2
2は、消音器28の周囲に消音器用の冷却ジャケット3
0が配設されており、このジャケット30内に、消音器
28を取り囲むようにして冷却用キャビティが形成され
ている。また、この冷却用キャビティの一方の端部(排
気管22におけるガス流入側端部)と、他方の端部(排
気管22におけるガス流出側端部)には、流入側接続管
路32と流出側接続管路34が、それぞれ接続されてお
り、それら流入側接続管路32,流出側接続管路34
が、それぞれ、排出側管路26上の互いに異なる部位に
接続されている。そして、流入側接続管路32を通じて
排出側管路26からジャケット30内に液体が導かれる
と共に、流出側接続管路34を通じて液体がジャケット
30から排出側管路26へ流出されるようになってい
る。即ち、ポンプ16から送出される液体が、排出側管
路26から流入側接続管路32を経てジャケット30
へ、また、ジャケット30から流出側管路34を経て再
び排出側管路26へと通過する冷却流路35が形成され
ているのである。特に、本実施形態では、このような冷
却流路35が、排気管22の消音器28(マフラ)部分
をその全体に亘って覆うように十分な大きさで、且つ、
適当な位置において形成されている。
【0024】ここにおいて、かかるポンプ16の排出側
管路26は、渦巻形のポンプ16から鉛直上方に延びる
立上り管部36と、該立上り管部36の先端に位置する
略90度のエルボ管部38、更に該エルボ管部38から
水平方向にストレートに延びて防音カバー12を貫通し
て外部に開口する直管部40から構成されている。ま
た、排出側管路26におけるエルボ管部38の屈曲部上
面壁部は、流入側接続管路32が接続されて、排出側管
路26内に開口させられている一方、直管部40の長手
方向中間の側面には、流出側接続管路34が接続され
て、排出側管路26内に開口させられている。そして、
流入側接続管路32が接続されたエルボ管部38の外周
側屈曲部には、流速が極めて遅いよどみ部が形成される
ようになっている一方、流出側接続管路34が接続され
た直管部40には、流速が早く、且つ、略一定の流速の
高速部が形成されるようになっている。従って、流入側
接続管路32の開口部では、静圧と動圧の和である総圧
が及ぼされる一方、流出側接続管路34の開口部では、
静圧だけが及ぼされる。これにより、流入側接続管路3
2の開口部と流出側接続管路34の開口部との間におい
て圧力エネルギ(圧力水頭)差が有利に生ぜしめられる
こととなる。特に、本実施形態では、両者の位置水頭が
略同一であるため、動水勾配が発生し、液体が流入側接
続管路32の開口部を通って冷却用キャビティ内に流入
し、冷却用キャビティ内を排気管22の軸方向に流れ、
流出側接続管路34の開口部から流出する流れが、バイ
パス的に形成されるようになっている。更に、本実施形
態では、流入側接続管路32が、立上り管部36から直
線的に延び出す方向に、エルボ管部38において分岐せ
しめられていることから、立上り管部36を流動する液
体の慣性エネルギによっても、流入側接続管路32内に
液体が有利に流入せしめられるようになっている。即
ち、このような冷却流路35により、ポンプ16から吐
出された液体が、本流路としての排出側流路26から分
流し、冷却キャビティ内を経由した後、再び排出側流路
26へ返戻されるようになっているのである。
【0025】さらに、排気管22の外部への出口部分に
は、排気管22よりも大径の排気筒42が配されてお
り、防音カバー12を貫通して収容空間15内に向かっ
て開口する状態で装着されている。そして、排気管22
が、この排気筒42内に臨むように同軸的に入り込まさ
れた状態で配設されている。なお、排気筒42には、収
容空間15内方に向かって先端部が次第に拡径するテー
パ状部が形成されており、排気ガスと収容空間15内の
空気が、排気ガスの流れ作用で吸引されて強制的に、排
気筒42内に案内されて、外部へ排出されるようになっ
ている。一方、防音カバー12の底板部18には、収容
空間15内で排気筒42の配設位置と略反対側に大きく
離れた位置に開口して、空気取入孔44が形成されてお
り、この空気取入孔44を通じて収容空間15内に外部
の冷却空気が取り入れられるようになっている。また、
この空気孔44の近くに、エンジンユニット14の内燃
機関20における強制空冷ユニットの空気取入口が位置
せしめられており、空気取入孔44を通じて外部空間か
ら取り入れられた冷却空気が、空冷式内燃機関へ導かれ
るようになっている。
【0026】上述の如き構造とされた防音型エンジンポ
ンプ10においては、ポンプ16による液体の吸入,吐
出に伴って、ポンプ16から送出される液体が、冷却流
路35内にも導かれ、ジャケット30により形成された
冷却キャビティ内を流動し、排気管22の消音器28の
周囲を通過する際、消音器28と液体の接触面から消音
器28の熱を奪った後、直ちに外部へ排出されることに
より、消音器28がその全面に亘って有効に冷却される
こととなる。
【0027】その結果、防音カバー12で覆われた防音
型エンジンポンプ10の収容空間15内において、発熱
や騒音が特に大きい箇所である排気管22の消音器28
部分、ひいてはエンジンユニット14を効率的に冷却す
ることが可能となるのであり、防音カバー12による防
音性能を発揮させつつ、エンジンユニット14における
冷却性をも有効に得ることが出来る。しかも、液体に覆
われた消音器28部分では、排気管22内を排気ガスが
送出されることに起因する騒音が抑えられると共に、排
気管22内の排気ガスが冷却されることによって、排気
ガスの排気筒42からの放出時における騒音も軽減され
るため、エンジンユニット14における防音効果の更な
る向上が図られ得るのである。
【0028】さらに、ポンプ16で連続的に送出される
液体を巧く利用して排気管22を冷却出来ることから、
別体の冷却用部材や冷却用水等が必要とされることな
く、部品点数の著しい増加が回避され得、簡単な構造を
もって有効な冷却効果が得られる。その結果、防音型エ
ンジンポンプ10の構造の簡略化や小型化が容易に図ら
れ得ると共に、優れた製造性やコスト性が発揮される。
また、防音型エンジンポンプ10の保守管理の面でも、
煩雑な作業を回避出来るため、メンテナンスが容易化さ
れるといった利点もある。
【0029】次に、図3及び4には、本発明の第二の実
施形態としての防音型エンジンポンプ46が示されてい
る。なお、以下の実施形態では、前記第一の実施形態と
同様な構造とされた部材および部位について同一の符号
を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。
【0030】すなわち、本実施形態の防音型エンジンポ
ンプ46においては、第一の実施形態と同様、中空の矩
形箱体形状を有する防音カバー47を備えており、この
防音カバー47は、蓋板部52,側壁部49及び底板部
53から構成されている。また、底板部53によりエン
ジンユニット14とポンプ16が支持されており、エン
ジンユニット14とポンプ16が、防音カバー47によ
り外部空間から仕切られた収容空間15内に配置されて
いる。
【0031】このような防音カバー47としては、第一
の実施形態における防音カバー12と同様なものが各種
採用可能であるが、本実施形態においては、特に、排気
管22が防音カバー47の蓋板部52を直接貫通して外
部空間に開口配設されていると共に、この排気管22の
開口部の側方には、防音カバー47の蓋板部52を貫通
する換気穴54が設けられている。
【0032】また一方、本実施形態のポンプ16の排出
側管路48においては、該排出側管路48から分流する
流路(例えば、第一の実施形態における冷却流路35)
が設けられておらず、ポンプ16から送出される液体
が、専ら該排出側管路48を通じて外部空間に排出され
るようになっている。また、本実施形態の排出側管路4
8は、その一部が大径化されており、それにより排出側
管路48上に、排気管22より大径の円筒形状部が一体
的に形成されている。そして、本実施形態では、この大
径の円筒形状部が排気管冷却用のジャケット50とされ
ており、該ジャケット50内の略中央に排気管22が収
容配置されている。これにより、排気管22における消
音器28部分と、その周囲に配されたジャケット50の
間に、消音器28を冷却する冷却キャビティが形成され
ている。
【0033】このような構造とされた防音型エンジンポ
ンプ46においては、ポンプ16から送出される液体の
全てが排出側管路48上に形成されたジャケット50内
を通過させられるため、ポンプ16から送出される液体
の全てによって、消音器18部分が冷却されることとな
る。
【0034】それにより、ポンプ16から排水される液
体を全て冷却に利用することが出来ることとなり、消音
器28部分を一層効率的に冷却することが可能となるの
である。
【0035】また、このような構造の防音型エンジンポ
ンプ46によれば、別体形成された冷却用ジャケット
や、冷却用ジャケット内への流入側接続管路や流出側接
続管路等が不要とされるため、冷却用の部品点数の更な
る削減が達成されて、冷却用部材、ひいては防音型エン
ジンポンプ46の構造を一層簡略化することが可能とな
る。
【0036】次に、図5及び6には、本発明の第三の実
施形態としての防音型エンジンポンプ56が示されてい
る。なお、以下の実施形態では、前記第一又は第二の実
施形態と同様な構造とされた部材および部位について同
一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省
略する。
【0037】すなわち、本実施形態の防音型エンジンポ
ンプ56は、前記第二の実施形態と同様、中空の矩形箱
体形状を有する防音カバー47を備えており、この防音
カバー47は、蓋板部52,側壁部49及び底板部53
から構成されている。また、エンジンユニット14とポ
ンプ16は、底板部53によって支持されており、防音
カバー47により画成された収容空間15内に配置され
ている。なお、本実施形態においては、エンジンユニッ
ト14が、水冷式の内燃機関57と排気管22から構成
されている。
【0038】そこにおいて、本実施形態の防音型エンジ
ンポンプ56では、第一の冷却流路35上に、該第一の
冷却流路35から分流し再び合流する第二の冷却流路5
8が形成されている。この第二の冷却流路58は、その
一方の端部が、第一の冷却流路35の流入側接続管路3
2に接続されていると共に、他方の端部が、第一冷却流
路35の流出側接続管路34に接続されている。また、
第二の冷却流路58上には、冷却用のジャケット60が
一体的に形成されており、このジャケット60の内側
に、冷却キャビティが形成されている。更にまた、冷却
キャビティは、エンジンユニット14において特に過熱
する部分である内燃機関57の周囲を覆う状態で配設さ
れている。なお、ジャケット60は、例えば、公知の水
冷式内燃機関の水冷構造をそのまま利用して形成するこ
とも可能である。また、ジャケット60は、内燃機関5
7のシリンダの周囲を囲んで形成されているが、かかる
ジャケット60を、シリンダヘッドの外側にも形成して
も良い。
【0039】また、第一の冷却流路35は、前記第一の
実施形態と同様、排出側管路26上の、互いに圧力水頭
が異なる二箇所(エルボ管部38と直管部40)を接続
することによって形成されており、ポンプ16から排出
側管路26内を送出された液体が、第一の冷却流路35
内を流動させられるようになっている。従って、第二の
冷却流路58においても、該第二の冷却流路58と第一
の冷却流路35との接続箇所(図5,6中、分岐点A及
び合流点B)が、第一の冷却流路35とポンプ16の排
出側管路26との接続箇所(エルボ管部38と直管部4
0)の間に位置せしめられていることにより、分岐点
A,B間に圧力水頭の差が生ぜしめられるようになって
いる。
【0040】そして、分岐点A,B間に生ぜしめられた
圧力水頭差により、液体が、排出側管路26から分流し
て第一の冷却流路35に流入した後、該第一の冷却流路
35上の流入側管路32における分岐点Aで更に分流し
て、第二の冷却流路に流入するようになっている。その
後、第二の冷却流路58内に流入した液体は、第二の冷
却流路58上のジャケット60により形成された冷却用
キャビティ内において内燃機関57の周囲との接触面か
ら熱を奪った後、第一の冷却流路35の流出側管路34
における合流点Bで、再び第一の冷却流路35へ合流
し、消音器28の周囲に配されたジャケット30内を流
通せしめられた液体と共に、排出側管路26に合流する
ようになっている。
【0041】このような本実施形態の防音型エンジンポ
ンプ46によれば、ポンプ16から送出される液体を利
用して、消音器28部分に加え、更に内燃機関57の外
周部分をも冷却することが出来るのであり、それによ
り、防音型エンジンポンプ56全体の冷却効率を更に向
上させることが可能となる。特に、本実施形態では、第
一の冷却流路35と第二の冷却流路58が何れも排出側
管路26に対して、同じ部位に接続されているが、互い
に並列的に接続されており、第一の冷却流路35が消音
器28部分を、また、第二の冷却流路58が内燃機関5
7部分を、それぞれ実質的に独立して冷却するように配
管されていることから、消音器28と内燃機関57の何
れか一方の冷却に既に利用された液体が、再び他方の冷
却に利用されることが回避され得、同一のポンプ16を
利用して、冷却効率の低下等を抑えつつ消音器28と内
燃機関57の両方を有効に冷却することが可能とされて
いる。
【0042】また、本実施形態においては、消音器28
だけでなく、内燃機関57部分も、その周囲を液体層に
覆われているため、内燃機関57の防音性能の更なる向
上が図られ得るのである。
【0043】次に、図7〜10には、前記第一乃至第三
の実施形態において有利に採用される冷却ジャケットの
詳細構造としての具体的な実施形態が示されている。な
お、以下の実施形態では、前記第一の実施形態と同様な
構造とされた部材および部位について同一の符号を付す
ることにより、それらの詳細な説明を省略する。
【0044】即ち、図7,8に示された実施形態におい
ては、排気管22の消音器64部分に、該消音器64を
中心軸方向に貫通する中空パイプ構造の複数の通水孔6
8が形成されている。これらの複数の通水孔68は、消
音器64の中心軸を中心とする円周上において、相互に
周方向に離間して、且つ、互いに並行状態で設けられて
いる。また、このような消音器64の周囲にジャケット
66が配設されており、消音器64用の冷却キャビティ
が、ジャケット66の内周面と消音器64の外周面との
間および消音器64の軸方向両端部分を連通する通水孔
68内に、それぞれ形成されている。なお、本実施形態
では、通水孔68によって、消音器64と液体との接触
面積を増大させるための面積増大手段が構成されてい
る。
【0045】このような構造とされたジャケット60を
採用すれば、液体が冷却ジャケット60内を通過する
際、消音器64の外周面にだけでなく、消音器64の内
側部分に形成された通水孔68の壁部にも接触するた
め、液体と消音器64との接触面積をより多く確保出
来、その接触面を通じて消音器64からより多くの熱が
奪われることとなる。
【0046】それ故、消音器64や、ジャケット60を
大型化することなく、冷却効率をより一層向上させるこ
とが可能となるのであり、また、本実施形態のジャケッ
ト60によれば、消音器64の外周部分だけでなく、消
音器64の内側部分も同時に冷却されるため、消音器6
4を全体的に、バランス良く冷却することが出来るので
ある。
【0047】また、図9,10に示された実施形態にお
いては、排気管22の消音器70部分の外周面に、複数
枚の仕切羽根板72が取付けられている。これらの仕切
羽根板72は、消音器70と同様な金属材等から有利に
形成され、薄肉の矩形平板形状を有しており、該仕切羽
根板72における長手方向の寸法が消音器70の軸方向
寸法と略同じとされている。また、各仕切羽根板72
は、消音器70の周方向で相互に所定距離を隔てた状態
で、消音器70の外周面に対して溶接等により固着され
ており、全体として、複数枚の仕切羽根板72が、消音
器70の中心軸を中心に放射線状に広がる状態で突出し
て配設されている。更に、これらの消音器70や仕切羽
根板72の周囲に、ジャケット74が配設されている。
なお、本実施形態では、仕切羽根板72によって、消音
器70と液体との接触面積を増大させるための面積増大
手段が設けられている。
【0048】このような本実施形態では、ジャケット7
4内において、複数枚の仕切羽根板72によって液体と
消音器70との接触面積をより大きく確保することが可
能となり、ポンプ16から送出される液体がジャケット
74内を通過する際に、消音器70の熱をより多く奪っ
て外部に排出されることとなる。その結果、上述のよう
に消音器74の外周面に対して、複数枚の仕切羽根板7
2を設けるといった簡単な構造を採用することにより、
消音器70やジャケット74の構造の複雑化を回避しつ
つ、冷却効率の更なる向上が図られ得るのである。
【0049】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、
これらの実施形態における具体的記載によって、何等、
限定的に解釈されるものではない。
【0050】例えば、防音カバーにおける換気穴や冷却
用の排気筒部の具体的な形状、数や位置は限定されるも
のではなく、要求される防音性能や放熱性能を考慮して
適宜に設けられる。また、換気穴を、開閉可能に設け
て、換気や放熱が特に必要な場合のみ開放しても良い。
なお、上述の如き換気穴や冷却用の換気筒部等は、必ず
しも設ける必要はなく、収容空間を外部空間に対して完
全に密閉した状態で形成することも可能である。
【0051】また、排気管の消音器部分や内燃機関の燃
焼室等の冷却対象となる部材と液体との接触面積を増大
させる面積増大手段として採用される具体的な形状や
数、配設状態等は、上述のような形態のものに限定され
るものではなく、そのような面積増大手段を必ずしも配
設する必要も無い。
【0052】更に、防音型エンジンポンプにおける冷却
用のジャケットの形状や配設位置等としては、実施形態
におけるジャケットの他にも、各種の形状が採用可能で
あり、また、消音器や燃焼室をその外周全面に亘って覆
わずに部分的に覆うようにしたり、逆に更に多くの部分
を覆うことによって、液体とそのような冷却対象となる
部材との接触面をより大きく確保することも可能であ
る。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた防音型エンジンポンプにおいては、
ポンプにより吸入および排出される液体を利用してエン
ジンユニット14を冷却する冷却用ジャケットを採用し
たことにより、エンジンユニットにおける冷却効率を、
簡単な構造によって向上し得たのであり、以て、防音カ
バー12の密閉性を向上させて、防音カバー12による
防音性も向上可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての防音型エンジ
ンポンプを示す部分断面図である。
【図2】図1に示された防音型エンジンポンプの平面図
である。
【図3】本発明の第二の実施形態としての防音型エンジ
ンポンプを示す部分断面図である。
【図4】図3に示された防音型エンジンポンプの平面図
である。
【図5】本発明の第三の実施形態としての防音型エンジ
ンポンプを示す部分断面図である。
【図6】図5に示された防音型エンジンポンプの平面図
である。
【図7】本発明の第一乃至第三の実施形態における防音
型エンジンポンプを構成するジャケットの詳細構造を示
す具体的な実施形態を示す縦断面図である。
【図8】図8に示されたジャケットの横断面図である。
【図9】本発明の第一乃至第三の実施形態における防音
型エンジンポンプを構成するジャケットの詳細構造を示
す別の具体的な実施形態を示す縦断面図である。
【図10】図9に示されたジャケットの横断面図であ
る。
【符号の説明】
10,46,56 防音型エンジンポンプ 12,47 防音カバー 14 エンジンユニット 16 ポンプ 20,57 内燃機関 22 排気管 24 吸入側管路 26,48 排出側管路 28,64,70 消音器 30,50,60,66,74 ジャケット 32 流入側接続管路 34 流出側接続管路 36 立上がり部 38 エルボ管部 40 直管部 42 排気筒 68 通水孔 72 仕切羽根板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 幸一 東京都港区赤坂七丁目2番17−306号 株 式会社マツサカエンジニアリング内 Fターム(参考) 3G091 AA05 BA36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防音カバーで覆われた収容室内に内燃機
    関からなるエンジンユニットと、該エンジンユニットで
    駆動されるポンプとを、収容設置せしめて、該ポンプの
    吸込口と吐出口を前記防音カバーの外部の通水管路に接
    続するようにした防音型エンジンポンプにおいて、 前記エンジンユニットにおける排気管の周囲に排気管用
    冷却ジャケットを設けて、前記ポンプによって吸引およ
    び吐出される液体を該排気管用冷却ジャケット内に流通
    させることにより、かかる液体を利用して前記収容室内
    に配されたエンジンユニットを冷却するようにしたこと
    を特徴とする防音型エンジンポンプ。
  2. 【請求項2】 防音カバーで覆われた収容室内に内燃機
    関からなるエンジンユニットと、該エンジンユニットで
    駆動されるポンプとを、収容設置せしめて、該ポンプの
    吸込口と吐出口を前記防音カバーの外部の通水管路に接
    続するようにした防音型エンジンポンプにおいて、 前記エンジンユニットにおける内燃機関の周囲にエンジ
    ン用冷却ジャケットを設けて、前記ポンプによって吸引
    および吐出される液体を該エンジン用冷却ジャケット内
    に流通させることにより、かかる液体を利用して前記収
    容室内に配されたエンジンユニットを冷却するようにし
    たことを特徴とする防音型エンジンポンプ。
  3. 【請求項3】 防音カバーで覆われた収容室内に内燃機
    関からなるエンジンユニットと、該エンジンユニットで
    駆動されるポンプとを、収容設置せしめて、該ポンプの
    吸込口と吐出口を前記防音カバーの外部の通水管路に接
    続するようにした防音型エンジンポンプにおいて、 請求項1に記載の排気管用冷却ジャケットと、請求項2
    に記載のエンジン用冷却ジャケットとを、それぞれ設け
    て、前記ポンプによって吸引および吐出される液体をそ
    れら両冷却ジャケット内に流通させることにより、かか
    る液体を利用して前記収容室内に配されたエンジンユニ
    ットを冷却するようにしたことを特徴とする防音型エン
    ジンポンプ。
  4. 【請求項4】 前記冷却ジャケットが周囲に設けられた
    前記排気管及び/又は前記内燃機関において、前記液体
    との接触面積を増大させるための面積増大手段を設けた
    請求項1又は3に記載の防音型エンジンポンプ。
  5. 【請求項5】 前記ポンプによって吸引および吐出され
    る液体の流路上で、高度水頭と圧力水頭の和が互いに異
    なる二つの部位を繋ぐ分流路を設けると共に、該分流路
    上に前記冷却ジャケットを形成した請求項1乃至4の何
    れかに記載の防音型エンジンポンプ。
  6. 【請求項6】 前記ポンプによる吸引側の液体流路上ま
    たは吐出側の液体流路上に、ベンド部と直管部をそれぞ
    れ形成し、それらベンド部と直管部を繋ぐことによって
    前記分流路を形成した請求項5に記載の防音型エンジン
    ポンプ。
  7. 【請求項7】 前記防音カバーの壁部を内外に貫通して
    延びる冷却用換気筒部を設けると共に、前記エンジンユ
    ニットにおける排気管の開口端部を該冷却用換気筒部に
    臨ませて略挿入状態で配した請求項1乃至6の何れかに
    記載の防音型エンジンポンプ。
  8. 【請求項8】 前記防音カバーで覆われた前記収容室
    を、外部空間に対して略完全に密閉状態とした請求項1
    乃至6の何れかに記載の防音型エンジンポンプ。
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