JP2586391Y2 - 共鳴型消音器 - Google Patents

共鳴型消音器

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JP2586391Y2
JP2586391Y2 JP669993U JP669993U JP2586391Y2 JP 2586391 Y2 JP2586391 Y2 JP 2586391Y2 JP 669993 U JP669993 U JP 669993U JP 669993 U JP669993 U JP 669993U JP 2586391 Y2 JP2586391 Y2 JP 2586391Y2
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JP
Japan
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resonance chamber
resonance
duct
type silencer
side wall
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JP669993U
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Inventor
勝利 大野
Original Assignee
株式会社テネックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内燃機関の吸気係等の
気体通路管(以下ダクトと記す)に一体的に装着される
共鳴型消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、狭いエンジンルーム内に複数の共
鳴型消音器を配置するために、他の補器との干渉を避け
るため例えば図4に示すように筺体状の共鳴体11の周
側壁に平板状の壁板12を横設して共鳴室体11内を区
画し、上下に共鳴室11a、11bを形成し、各々の共
鳴室11a、11bとダクト1とをそれぞれ管部材13
および第2管部材14で連通したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記消音器に
あっては、共鳴型消音器を積重したものとなっており、
狭いスペースに載置することができるものの、共鳴室内
にダクトを通過する気体の水分が凝縮して溜ることがあ
る。その結果、共鳴室の内容積が変わり騒音に対する共
鳴周波数が変動し消音効果が低減する。また冬期におい
ては、凝縮水が氷結して体積膨張し、共鳴室に膨張に伴
う押圧力が加わり消音器を破損させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の共鳴型消音器
は、凝縮水の水抜きを容易に行えかつ消音効果の低減を
も極力抑えるもので、上壁と側壁とでなる上ケーシング
部材と、底壁と側壁とでなる下ケーシング部材とでケー
シングを形成し、該ケーシング内の側壁に最下部に水抜
き孔を設け底が錐状に突出する略皿状の仕切板を横設し
て共鳴室体を形成するとともに内部に上部共鳴室と下部
共鳴室とを画成し、上ケーシング部材と筒状ダクトとを
管部材で連通する一方、下ケーシング部材側壁とダクト
とを第2管部材で連通し、さらに底壁に小孔を設けると
共に傘形弁を配設したものである。
【0005】
【作用】共鳴型消音器の上部共鳴室内に進入した凝縮水
は、錐状の底の傾斜面に添って下方に流れ最下部の水抜
き孔を通り抜け、下部共鳴室内に落下する。下部共鳴室
の凝縮水は、第2管部材を経て下部共鳴室に伝達される
機関の脈動圧によって底壁を移動するとともに傘形弁が
開弁して共鳴室外に排出される。仕切板および下ケーシ
ング部材に設けた水抜き孔と小孔は、消音器の共鳴周波
数を変化させない程度の小さなものであり、消音効果が
低減することを最小限に抑える。
【0006】
【実施例】図1により本考案の実施例を説明する。共鳴
型消音器は、内燃機関の吸気系をなすダクト1と共鳴室
体2とからなる。ダクト1は合成樹脂若しくはゴム製で
筒状をなし、側壁に間隔をあけてダクト1内部と連通す
る筒状の結合管1a、1bが一体的に立設している。共
鳴室体2はケーシング3の内部が仕切板5で区切られ
上、下に共鳴2a、2bが画成されている。ケーシング
3は上ケーシング部材4と下ケーシング部材5からな
り、上ケーシング部材4は合成樹脂製の箱体状のもの
で、上壁に内側と連通させて円筒状の管部材4aを接合
または一体的に立設し、開放端にフランジ4bを設けて
ある。下ケーシング部材4も合成樹脂製箱体状のもの
で、底壁に複数の小孔5cを同心円周上とその中心に各
々穿設し、側壁の一側に内側と連通する円筒状の第2管
部材5aを立設し、開放端にフランジ5bを設けてあ
る。
【0007】仕切板6は、合成樹脂若しくは金属製で底
が錐状に突出する略角皿状のもので、平板矩形枠状のフ
ランジ部とその内縁から下方に突出する段部とからなる
周縁6aと、周縁6aの一方周縁端(図では左側)を基
点として下方に向う傾斜面と、他の三方が下方に伸びる
垂直面とからなる底壁6bとを有し、底壁6b最下点が
平坦部をなし平坦部には共鳴型消音器の共鳴周波数を変
化させない程度の小径の水抜き孔7を設けてある。
【0008】尚、仕切板は前記のものに限らず、周縁1
6a、26aの二方若しくはそれ以上を基点として底壁
16b、26bの一部若しくは全てが傾斜面をなしそれ
ら傾斜面が集合する最下点に水抜き孔7を設ける図2、
図3に示す底が錐状に突出する皿状のものであってもよ
い。
【0009】前記上、下ケーシング部材4、5および仕
切板6、16、26はフランジ4b、5b間に仕切板
6、16、26の周縁6a、16a、26aを挟持する
とともにフランジ4b、5bを接合して共鳴室体2を形
成する。該共鳴室体の管部材4aは、その管端を前記ダ
クト1の結合管1aに嵌合してダクト1内部と連通して
おり、第2管部材5aは、接合管を介し結合管1bに嵌
合しダクト1と連通している。共鳴室体2には、さらに
底壁に傘部と軸部とからなるゴム製の傘形弁8を、前記
中心の小孔5cに軸部を嵌め込み傘部で円周上の小孔5
cを覆って配設してある。
【0010】前記実施例の他、上、下ケーシング部材を
有底円筒状となし、それらでケーシングを形成し、その
内側壁に円錐薄皿状の仕切板を横設する等、共鳴室体は
任意の形状に設定できる。
【0011】これらの共鳴型消音器は、ダクトに伝播す
る機関の発する騒音や気体吸込時の吸気騒音を低減する
とともに、上部共鳴室2aに進入する凝縮水や雨水を、
その自重によって仕切板6の錐状の傾斜面に添って下方
に流し、水抜き孔から下部共鳴室2bへ落下させ、機関
の脈動によって小孔4aに導びき傘形弁8の開弁時小孔
5cから共鳴室体2外へ排出する。しかも仕切板6、1
6、26の水抜き孔7は、その水抜き作用を阻害するこ
となく上部共鳴室2aの消音機能の低減は最小限に抑え
ることができる。
【0012】
【考案の効果】以上のように、本考案は共鳴型消音器の
共鳴室体を、ケーシングの内側壁に、最下部に水抜き孔
を設け底が錐状に突出する略皿状の仕切板を横設し、底
壁に小孔と傘形弁を設けたものとなしたので、上部共鳴
室内に進入する凝縮水は、錐状をなす仕切板を流下し最
下部の水抜き孔を通り抜け、下部共鳴室に直接進入する
凝縮水とともに、傘形弁の開弁時に小孔から共鳴室体外
へ排出される。従って、共鳴室は凝縮水でその容積が変
わることがなくなり消音効果が保持でき、凝縮水の氷結
による破損も回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の共鳴型消音器の断面図である。
【図2】本考案の共鳴型消音器に用いる仕切板の他の実
施例を示し、(イ)は平面図(ロ)は(イ)のA−A断
面図である。
【図3】本考案の共鳴型消音器に用いる仕切板の他の実
施例を示し、(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のA−A
断面図である。
【図4】従来の共鳴型消音器の断面図である。
【符号の説明】
1 ダクト 2 共鳴室体 3 ケーシング 6 仕切板 7 水抜き孔 8 傘形弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 35/12 F02M 35/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上壁と側壁とでなる上ケーシング部材
    と、底壁と側壁とでなる下ケーシング部材とでケーシン
    グを形成し、該ケーシング内の側壁に、最下部に水抜き
    孔を設け底が錐状に突出する略皿状の仕切板を横設して
    共鳴室体を形成するとともに内部に上部共鳴室と下部共
    鳴室とを画成し、上ケーシング部材と筒状ダクトを管部
    材で連通する一方、下ケーシング部材側壁とダクトとを
    第2管部材で連通し、さらに底壁に小孔を設けると共に
    傘形弁を配設した共鳴型消音器。
JP669993U 1993-01-29 1993-01-29 共鳴型消音器 Expired - Lifetime JP2586391Y2 (ja)

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JPH0660764U JPH0660764U (ja) 1994-08-23
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JP2008297970A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Toyota Boshoku Corp 内燃機関の吸気音制御装置
JP5959156B2 (ja) * 2011-04-11 2016-08-02 株式会社セキソー ダクト連結部の製造方法
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JP6662241B2 (ja) * 2016-08-24 2020-03-11 株式会社デンソー 冷却装置

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