JP2008297970A - 内燃機関の吸気音制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の吸気音を車室内に導入することができ、しかも、その音圧レベルや音質を安定させることができる内燃機関の吸気音制御装置を提供する。
【解決手段】吸気管4から分岐された分岐管11と、その分岐管11に嵌合された連通管12との間に、弾性振動部材13を挟持状態で介在させるとともにその外周縁部を複数の掛止爪19によって掛止した。そして、弾性振動部材13を、分岐管11の開口部において張設した。
【選択図】図2
【解決手段】吸気管4から分岐された分岐管11と、その分岐管11に嵌合された連通管12との間に、弾性振動部材13を挟持状態で介在させるとともにその外周縁部を複数の掛止爪19によって掛止した。そして、弾性振動部材13を、分岐管11の開口部において張設した。
【選択図】図2
Description
この発明は、内燃機関(エンジン)の音をチューニングするために、同エンジンの吸気音を車室内に導くようにした内燃機関の吸気音制御装置に関するものである。
この種の吸気音制御装置は、内燃機関の吸気音を、運転中の運転者に対して積極的に演出しようとするものであって、例えば特許文献1に記載されているような音質制御装置を例に挙げることができる。この装置は、吸気管の途中に接続された共鳴器を有し、この共鳴器の内部には、吸気経路に連通される容積室が形成されている。この容積室は、ゴム製の共鳴体を介して吸気側と区画されている。そして、吸気管内の吸気脈動に伴って共鳴体が振動し、所定周波数の吸気音が容積室において開口された開口から外部へ放出されるようになっている。共鳴器の開口は車両のダッシュパネルに向けて開口され、車室内にチューニングされたエンジン音が伝えられるようになっている。
特開2005−139982号公報
しかしながら、上記特許文献1の装置におけるゴム製の共鳴体は、吸気系と容積室を区画するように配置されているだけである。このため、温度環境の変化等によって、共鳴体の張力が変動し易く、車室内に伝えられる吸気音の音圧レベルや音質を安定させることが困難であった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、内燃機関の吸気音を車室内に導入することができ、しかも、その音圧レベルや音質を安定させることができる内燃機関の吸気音制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、内燃機関の吸気管から分岐された分岐管と、この分岐管の開口端部に接続された連通管と、前記分岐管の開口端部と前記連通管の接続側開口端部との間に介在された弾性振動部材とを備え、前記分岐管及び連通管のうちの一方を他方に挿入することにより、前記弾性振動部材を分岐管又は連通管の開口に張設したことを特徴とする。
この構成によれば、吸気管内の吸気脈動が分岐管を通じて弾性振動部材に伝達され、弾性振動部材が振動する。弾性振動部材の振動は、連通管を通じて外部に放射される。この結果、吸気音が有効に伝達される。さらに、弾性振動部材が緊張状態に保持されているため、温度環境の変化による弾性振動部材の温度変化による張力変化が抑制され、外部に伝達される吸気音の音圧レベルや音質が安定する。
また、この発明は、前記分岐管又は連通管の開口部周縁には、前記弾性振動部材の外周縁部を掛止するための複数の掛止爪を一体形成したことを特徴とする。
この構成によれば、分岐管及び連通管のうち、弾性振動部材の外周縁部を掛止爪に掛止させた状態の一方の管を他方の管に組み付けるだけで、分岐管と連通管との間に弾性振動部材が組み付けられる。従って、製造が容易となる。
この構成によれば、分岐管及び連通管のうち、弾性振動部材の外周縁部を掛止爪に掛止させた状態の一方の管を他方の管に組み付けるだけで、分岐管と連通管との間に弾性振動部材が組み付けられる。従って、製造が容易となる。
また、この発明は、前記掛止爪が係合される係合孔を前記分岐管又は連通管に形成し、同係合孔に対して前記掛止爪を係合させることにより分岐管と連通管とを互いに接続したことを特徴とする。
この構成によれば、掛止爪と係合孔との係合により、分岐管と連通管とを弾性振動部材の張設状態において強固に連結することができる。
また、この発明は、前記分岐管又は連通管の外周には、前記掛止爪を外周側から覆う覆い部を形成したことを特徴とする。
また、この発明は、前記分岐管又は連通管の外周には、前記掛止爪を外周側から覆う覆い部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、係合孔に係合した状態の掛止爪が、分岐管又は連通管に形成された覆い部により外部から覆われるので、例えばドライバの使用によって掛止爪を係合孔から外すことが防止される。
また、この発明は、前記一方の管の外周には、環状の第1溶着面を有するフランジ状の第1張出部を一体形成し、前記他方の管の外周には、前記第1溶着面に対応する環状の第2溶着面を有するフランジ状の第2張出部を一体形成し、前記第1溶着面と第2溶着面とを互いに溶着させることにより前記分岐管と前記連通管とを互いに接合したことを特徴とする。
この構成によれば、分岐管及び連通管の内部の気密性が向上し、その接合部からの吸気音の漏れが防止されるとともに、接合部を通じた吸気管内への外気の侵入が防止される。従って、車外への吸気音の無用な漏れが防止され、また、正規の吸気経路以外からの空気の吸入が防止される。
この発明によれば、内燃機関の吸気音を車室内に導入することができ、しかも、その音圧レベルや音質を安定させることができるとともに組み付けが容易となる。
(第1実施形態)
次に、この発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、車両1におけるエンジン室2には、内燃機関3に燃焼用空気を供給するための吸気管4が設けられるとともに、その途中には、エアクリーナ5が設けられている。また、吸気管4においてエアクリーナ5の上流側には、消音用のレゾネータ6が設けられている。この吸気管4は、合成樹脂により形成されている。吸気管4においてエアクリーナ5の下流側には、図4に示すように、吸気音を制御するための吸気音制御装置10が設けられている。
次に、この発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、車両1におけるエンジン室2には、内燃機関3に燃焼用空気を供給するための吸気管4が設けられるとともに、その途中には、エアクリーナ5が設けられている。また、吸気管4においてエアクリーナ5の上流側には、消音用のレゾネータ6が設けられている。この吸気管4は、合成樹脂により形成されている。吸気管4においてエアクリーナ5の下流側には、図4に示すように、吸気音を制御するための吸気音制御装置10が設けられている。
図2〜図5は、吸気音制御装置10を示す。この吸気音制御装置10は、図2に示すように、吸気管4から分岐された分岐管11と、この分岐管11より大径で、分岐管11の端部に外嵌状態で接続される連通管12と、分岐管11と連通管12との間に緊張状態で介在される弾性振動部材13とを備えている。連通管12は、エンジン室2と車室7とを仕切るダッシュパネル8に形成された貫通孔を通じて車室7内に突出され、その先端開口が車室7内に向かって開口されている。なお、連通管12は、吸気管4と同様の合成樹脂により形成され、弾性振動部材13は、合成ゴム又は熱可塑性エラストマーにより形成されている。この合成ゴムとしては、シリコーンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)等を用いることができる。
図2及び図5に示すように、分岐管11の外周には、その開口端よりも基端側へ後退した位置に、第1張出部としてのフランジ状の分岐側張出部14が一体形成されている。分岐側張出部14の外周縁からは、筒状の覆い部15が吸気管4側へ延出形成されている。また、分岐側張出部14には、図3及び図5に示すように、複数の係合孔16が等角度間隔に貫通形成されている。
図2、図3及び図5に示すように、前記連通管12における分岐管11との接続側開口端部の外周縁には、前記分岐側張出部14に対応するフランジ状の連通側張出部18が一体形成されている。連通側張出部18の端面上において前記各係合孔16に対応する複数の位置には、弾性変形によって係合孔16に係合可能な掛止爪19が一体形成されている。
図5に示すように、前記弾性振動部材13は、自然状態において円形シート状に形成され、その外周縁部には、前記各掛止爪19を挿通されて掛止可能な複数の掛止孔13aが等角間隔に貫通形成されている。
図2及び図3に示すように、弾性振動部材13の各掛止孔13aには、連通管12の各掛止爪19が掛止され、この各掛止爪19は、分岐管11の各係合孔16にそれぞれ係合されている。そして、分岐管11の開口端部は、連通管12の接続側開口端部に、弾性振動部材13を介して挿入されている。そして、この状態では、弾性振動部材13の外周縁部は、各掛止爪19に掛止されるとともに、分岐側張出部14と連通側張出部18とによって挟持されて固定保持されている。さらに、この状態においては、分岐管11が連通管12の内部に挿入されることにより、自身の弾性に抗して緊張されるとともに分岐管11と連通管12との間に挟持されている。このため、弾性振動部材13は、分岐管11の開口を緊張状態で閉鎖している。分岐側張出部14と連通側張出部18とによる弾性振動部材13の外周縁部の挟持、及び、弾性振動部材13と分岐管11の先端との圧接によって分岐管11の開口は密閉されている。
上記のように構成されたこの実施形態を製作するには、まず、連通管12の連通側張出部18の側面に弾性振動部材13を当てて、弾性振動部材13の各掛止孔13aにそれぞれ掛止爪19を挿通させる。
次に、分岐管11に弾性振動部材13を介して連通管12を嵌合する。そして、連通管12の連通側張出部18を分岐管11の分岐側張出部14に押し付けて、各係合孔16にそれぞれ掛止爪19を差し込む。
このようにすれば、弾性振動部材13が、分岐管11と連通管12とによって保持されるとともに、連通管12の開口端において張設される。
さて、内燃機関3の運転に伴い吸気管4を通じて外気が吸入されると、内燃機関3のそのときの回転数に対応した周波数の吸気脈動が吸気管4内に発生する。この吸気脈動は、分岐管11を通じて弾性振動部材13に伝達される。このため、弾性振動部材13は、内燃機関3の回転数に対応する周波数で振動する。この振動は音響振動となって、連通管12を介して車室7内に伝えられる。この結果、車室には、チューニングされたエンジン音が奏でられる。
さて、内燃機関3の運転に伴い吸気管4を通じて外気が吸入されると、内燃機関3のそのときの回転数に対応した周波数の吸気脈動が吸気管4内に発生する。この吸気脈動は、分岐管11を通じて弾性振動部材13に伝達される。このため、弾性振動部材13は、内燃機関3の回転数に対応する周波数で振動する。この振動は音響振動となって、連通管12を介して車室7内に伝えられる。この結果、車室には、チューニングされたエンジン音が奏でられる。
以上詳述したこの実施形態は、以下の各効果を有する。
(1) 吸気管4から分岐された分岐管11と、その分岐管11に嵌合された連通管12との間に弾性振動部材13を挟持状態で介在させるとともに、掛止爪19によって掛止した。そして、この状態で弾性振動部材13を分岐管11の開口部に張設した。このため、温度環境の変化等による張力変化が抑制され、音圧レベルや音質が安定する。
(1) 吸気管4から分岐された分岐管11と、その分岐管11に嵌合された連通管12との間に弾性振動部材13を挟持状態で介在させるとともに、掛止爪19によって掛止した。そして、この状態で弾性振動部材13を分岐管11の開口部に張設した。このため、温度環境の変化等による張力変化が抑制され、音圧レベルや音質が安定する。
(2) 弾性振動部材13を連通管12の掛止爪19に掛止した状態で連通管12を分岐管11に嵌合するだけで、分岐管11と連通管12との間に弾性振動部材13を組み付けることができる。従って、吸気音制御装置10の製造が容易となる。
(3) 弾性振動部材13の組み付けを分岐管11に対する連通管12の嵌合のみによって行われるように構成したので、構成を簡素化することができる。
(4) 掛止爪19が係合孔16に係合されるため、連通管12を分岐管11に対して強固に接続できる。しかも、掛止爪19は、弾性振動部材13の掛止も兼ねるため、部品点数の増加を抑えることができる。
(4) 掛止爪19が係合孔16に係合されるため、連通管12を分岐管11に対して強固に接続できる。しかも、掛止爪19は、弾性振動部材13の掛止も兼ねるため、部品点数の増加を抑えることができる。
(5) 分岐管11の分岐側張出部14の外周には、係合孔16に挿通された掛止爪19を外周側から覆う覆い部15を形成した。従って、例えばドライバの使用によって掛止爪19を係合孔16から誤って外されることを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態について、図6〜図9を参照して説明する。なお、この第2実施形態以降の実施形態及び変形例の説明においては、前記第1実施形態とは異なる部分を中心に説明する。
次に、この発明を具体化した第2実施形態について、図6〜図9を参照して説明する。なお、この第2実施形態以降の実施形態及び変形例の説明においては、前記第1実施形態とは異なる部分を中心に説明する。
図6、図8及び図9に示すように、分岐管11の開口部外周縁には、前記分岐側張出部14が一体形成されている。この分岐側張出部14には、第1実施形態とは異なり、覆い部15が形成されていない。分岐側張出部14の端面には、前記掛止爪19が複数一体形成されている。連通管12は分岐管11よりも小径であり分岐管11内に挿入される。
連通管12の外周には、その開口端から後退した位置に、前記連通側張出部18が一体形成されている。連通側張出部18には、前記各掛止爪19が係合可能な複数の係合孔16が形成されている。
従って、図6及び図7に示すように、弾性振動部材13の各掛止孔13aには、分岐管11の各掛止爪19が挿通され、この各掛止爪19は、連通管12の各係合孔16にそれぞれ係合される。そして、分岐管11の端部に、弾性振動部材13を介して連通管12の端部が挿入され、各掛止爪19が係合孔16に係合することによって互いに接合されている。また、弾性振動部材13の外周縁部は、各掛止孔13aに挿通した掛止爪19による係止と、分岐側張出部14と連通側張出部18とによる挟持によって固定保持されている。さらに、弾性振動部材13は、分岐管11と連通管12との間に挟持状態で保持されるとともに、連通管12の開口端部において張設されている。
上記にように構成されたこの実施形態の製作は、分岐管11と連通管12とが入れ替わるのみで、その他は第1実施形態と同様である。
以上のように構成されたこの実施形態は、上記第1実施形態の(1)〜(4)に記載の各効果の他、以下の効果を有する。
以上のように構成されたこの実施形態は、上記第1実施形態の(1)〜(4)に記載の各効果の他、以下の効果を有する。
(6) 分岐管11内に連通管12が挿入される構成とした。従って、吸気管4の吸気流路と弾性振動部材13との間の距離を短くすることができ、吸気脈動によって振動する弾性振動部材13の振幅を大きくすることができるため、車室7に伝達される吸気音の音圧レベルを有効に高くすることができる。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した第3実施形態について、図10〜図13を参照して説明する。
次に、この発明を具体化した第3実施形態について、図10〜図13を参照して説明する。
図10、図12及び図13に示すように、分岐管11の開口部外周縁には、断面を段差状とした第1張出部としての分岐側張出部14が一体形成されている。分岐側張出部14の内周面には、弾性振動部材13の外周縁部を係止するための複数の掛止爪20が一体形成されている。分岐側張出部14の外周縁部には、各掛止爪20の領域を包囲する第1溶着面としての環状の分岐側溶着面14aが形成されている。
図10、図11及び図13に示すように、分岐管11よりも小径で分岐管11内に挿入される連通管12の外周には、その開口端から後退した位置に、分岐側張出部14に対応する第2張出部としてのフランジ状の連通側張出部18が一体形成されている。連通側張出部18の端面は、前記分岐側溶着面14aに対応する第2溶着面としての環状の連通側溶着面18aとなっている。
図10及び図11に示すように、弾性振動部材13の各掛止孔13aには、分岐管11の各掛止爪20がそれぞれ挿通され、弾性振動部材13の外周縁部が保持されている。弾性振動部材13は、連通管12が分岐管11の内部に挿入されることにより、分岐管11の開口において張設されている。また、分岐管11と連通管12とは、分岐側溶着面14aと連通側溶着面18aとの溶着によって接合されている。
上記のように構成されたこの実施形態を製作するには、まず、分岐管11の掛止爪20に弾性振動部材13をその各掛止孔13aにおいて取り付ける。
次に、この分岐管11に弾性振動部材13を介して連通管12を挿入し、分岐管11の分岐側張出部14の分岐側溶着面14aと、連通管12の連通側張出部18の連通側溶着面18aとを接触させる。そして、この状態で両溶着面14a,18aを溶着振動溶着法等によって溶着させる。
次に、この分岐管11に弾性振動部材13を介して連通管12を挿入し、分岐管11の分岐側張出部14の分岐側溶着面14aと、連通管12の連通側張出部18の連通側溶着面18aとを接触させる。そして、この状態で両溶着面14a,18aを溶着振動溶着法等によって溶着させる。
以上のように構成されたこの実施形態は、上記第1実施形態の(1)に記載の効果の他、以下の効果を有する。
(7) 分岐管11の分岐側張出部14には環状の分岐側溶着面14aを形成し、連通管12の連通側張出部18には、分岐側溶着面14aに対応する環状の連通側溶着面18aを形成した。そして、分岐側溶着面14aと連通側溶着面18aを互いに溶着させることにより、分岐管11と連通管12とを互いに接合した。このため、分岐管11と連通管12との間の気密性が向上する。
(7) 分岐管11の分岐側張出部14には環状の分岐側溶着面14aを形成し、連通管12の連通側張出部18には、分岐側溶着面14aに対応する環状の連通側溶着面18aを形成した。そして、分岐側溶着面14aと連通側溶着面18aを互いに溶着させることにより、分岐管11と連通管12とを互いに接合した。このため、分岐管11と連通管12との間の気密性が向上する。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第3実施形態において、その第3実施形態の構成とは逆に、連通管12に掛止爪20に形成するとともに、分岐管11を連通管12に挿入させる構成とする。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第3実施形態において、その第3実施形態の構成とは逆に、連通管12に掛止爪20に形成するとともに、分岐管11を連通管12に挿入させる構成とする。
・ 第1実施形態において、分岐側張出部14に覆い部15を形成する代わりに、図3に二点鎖線で示すように、連通側張出部18の外周縁部に覆い部15を一体形成する。
・ 第2実施形態において、図7に二点鎖線で示すように、分岐側張出部14又は連通側張出部18の外周縁部に、各掛止爪19を外周側から覆う覆い部15を形成する。
・ 第2実施形態において、図7に二点鎖線で示すように、分岐側張出部14又は連通側張出部18の外周縁部に、各掛止爪19を外周側から覆う覆い部15を形成する。
・ 第3実施形態において、分岐側溶着面14a及び連通側溶着面18aを、凹凸の関係で嵌合しあう面とする。
・ 第3実施形態において、分岐管11に掛止爪20を設けない構成とし、分岐側張出部14の内周縁部に弾性振動部材13の外周縁部を接着する。そして、連通管12を分岐管11に挿入することにより、連通管12の開口部において弾性振動部材13を張設する。
・ 第3実施形態において、分岐管11に掛止爪20を設けない構成とし、分岐側張出部14の内周縁部に弾性振動部材13の外周縁部を接着する。そして、連通管12を分岐管11に挿入することにより、連通管12の開口部において弾性振動部材13を張設する。
・ 第1〜第3実施形態において、連通管12をダッシュパネル8の貫通孔に接続して車室7内に連通させず、図1に二点鎖線で示すように、エンジン室2内においてダッシュパネル8に対面するように開口させる。
・ 第1〜第3実施形態を、吸気管4においてエアクリーナ5よりも上流側に設ける。
・ 連通管12をブランチ型共鳴器とすることにより、この発明に、消音器としての機能を持たせる。
・ 連通管12をブランチ型共鳴器とすることにより、この発明に、消音器としての機能を持たせる。
1…車両、3…内燃機関、4…吸気管、10…吸気音制御装置、11…分岐管、12…連通管、13…弾性振動部材、14…第1張出部としての分岐側張出部、14a…第1溶着面としての分岐側溶着面、15…覆い部、16…係合孔、18…第2張出部としての連通側張出部、18a…第2溶着面としての連通側溶着面、19,20…掛止爪。
Claims (5)
- 内燃機関の吸気管から分岐された分岐管と、
この分岐管の開口端部に接続された連通管と、
前記分岐管の開口端部と前記連通管の接続側開口端部との間に介在された弾性振動部材とを備え、
前記分岐管及び連通管のうちの一方を他方に挿入することにより、前記弾性振動部材を分岐管又は連通管の開口に張設したことを特徴とする内燃機関の吸気音制御装置。 - 前記分岐管又は連通管の開口部周縁には、前記弾性振動部材の外周縁部を掛止するための複数の掛止爪を一体形成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気音制御装置。
- 前記掛止爪が係合される係合孔を前記分岐管又は連通管に形成し、
同係合孔に対して前記掛止爪を係合させることにより分岐管と連通管とを互いに接続したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気音制御装置。 - 前記分岐管又は連通管の外周には、前記掛止爪を外周側から覆う覆い部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の吸気音制御装置。
- 前記分岐管及び連通管のうちのいずれか一方の外周には、環状の第1溶着面を有するフランジ状の第1張出部を一体形成し、
分岐管及び連通管のうちの他方の外周には、前記第1溶着面に対応する環状の第2溶着面を有するフランジ状の第2張出部を一体形成し、
前記第1溶着面と第2溶着面とを互いに溶着させることにより前記分岐管と前記連通管とが互いに接合したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の吸気音制御装置。
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