JP7255960B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、フランジ接合によって上下に締結される上部材と下部材とを有する吸気装置に関するものである。
内燃機関の吸気装置は複数の部材で構成されており、隣り合った部材が互いに接続されている。吸気装置を構成する部材の一つとして、過給された吸気を冷却するためのインタークーラがあり、このインタークーラには、吸気が流入する入り口通路と吸気が流出する出口通路とが接続されているが、特許文献1に開示されているように、インタークーラの下面に入り口接続部と出口接続部とを設けることが行われている。
特許文献1では、インタークーラの出口接続部がスロットルボデーに直付けされており、スロットルボデーに設けた下フランジに上向き筒部を形成して、この上向き筒部にOリングを嵌め込んでいる一方、インタークーラの出口接続部には、下フランジとボルトで締結される上フランジを形成して、上フランジと下フランジとでOリングを挟み付けている。
特開2001-303961号公報
さて、特許文献1では、スロットルボデーに設けた上向き筒部をインタークーラの出口接続部に嵌め入れており、この場合は、Oリングはスロットルボデーの上向き筒部に上から嵌め入れられているため、インタークーラの取り付けに際してOリングが脱落する不具合は生じない。
しかし、インタークーラをスロットルボデーに直付けする場合でも、インタークーラに下向き筒部を設けて、この下向き筒部をスロットルボデーの内部に挿入する場合があり得るが、この場合は、インタークーラの下向き筒部にOリングが装着されるため、インタークーラをスロットルボデーに組み付けるに際して、Oリングがスロットルボデーのフランジに当たるなどして、Oリングが脱落してしまうことが懸念される。
また、インタークーラは高い位置に配置されるため、インタークーラとスロットルボデーとがパイプ材(吸気ダクト)を介して接続される場合があり、この場合も、インタークーラに下向き筒部を設けて、この下向き筒部をパイプ材の内部に挿入することが有り得るが、この場合も、インタークーラの組み付けに際して、Oリングがパイプ材の上端に当たるなどして脱落してしまうことが懸念される。
本願発明はこのような状況を契機として成されたものであり、上部材の下向き筒部にOリング等のシールリングが装着されていても、組み付け工程において脱落することがない構造を提供しようとするものである。
本願発明は、
「フランジ接合される上部材と下部材とを備えており、
前記上部材に、前記下部材の内部に入り込む下向き筒部が形成され、前記下向き筒部に、シールリングが外側から嵌まっている一方、前記下部材には、前記シールリングが嵌入する拡径部を形成しており、
前記上部材と前記下部材とを締結すると前記シールリングが脱落不能に保持される
という基本構成において、請求項1では、
「前記上部材のフランジに、少なくとも前記シールリングの下面と略同じ高さまで下向き突出した保護突起を設けて、前記下部材のフランジには、前記保護突起が入り込む凹所を形成しており
かつ、前記保護突起には下端を傾斜部と成したリブが外側に向けて突設されて、前記凹所は、前記保護突起のリブが嵌入する大きさになっている
という構成を付加している。
この場合、上部材と下部材との接続態様としては、例えば、インタークーラとパイプとの接続や、インタークーラとスロットルボデーとの接続、エアクリーナとパイプとの接続、或いはパイプ同士の接続などがある。
本願は請求項2の発明も含んでおり、この発明は、上記基本構成において、
「前記上部材のフランジに、少なくとも前記シールリングの下面と略同じ高さまで下向き突出した一対の保護突起を設けて、前記下部材のフランジには、前記保護突起が入り込む一対の凹所を形成しており、
かつ、前記一対の保護突起と凹所とは、前記上下部材の軸心を挟んで非対称に配置されている」
という構成を付加している。
更に、本願発明は請求項3の構成も含んでおり、この発明は、請求項1と請求項2の両方の特徴を備えている。
本願発明では、保護突起がシールリングの下面と略同じ高さまで突出しているため、下向き筒部を下部材の内部に差し込むに際して上部材と下部材とが芯ずれしていても、下部材の上面に保護突起が当たることにより、シールリングが下部材の上面に当たることを防止できる。従って、Oリング等のシールリングが脱落することを防止できる。
また、下向き筒部にシールリングを嵌め込んでから運搬したり保管したりするにおいて、シールリングに物が当たることを保護突起によって阻止できるため、内燃機関への組み付け前の段階で上部材からシールリングが脱落することも防止できる。
保護突起と凹所とを利用して上部材と下部材とを位置決めすることも可能であり、この場合は、上部材のフランジと下部材のフランジとをボルト等で締結するにおいて、作業能率を向上させることができる。
そして、請求項1,3の発明のように、保護突起に傾斜部を備えたリブが形成されていると、リブによって位置決めが成されるため、上下フランジの位置合わせを更にスムースに行える。
部材をフランジ接合する場合、フランジを楕円形に形成して2か所で締結することが多いが、この場合、軸心を挟んで一対の保護突起と凹所とを形成しておくと、シールリングの保護機能と位置決め機能とを向上できて好適である。
特に請求項2,3の構成を採用すると、上部材を横移動させてから下降させて下部材に重ねるにおいて、上部材の高さが足りなくも、一方の保護突起が先に下部材のフランジに当たるように設定しておくことにより、シールリングが下方の部材のフランジに当たって脱落することを確実に防止できる。
実施形態の内燃機関を排気側面の方から見た正面図である。 インタークーラを下方から見た斜視図である。 図1の部分的なIII-III 視図である。 インタークーラとパイプとの接続状態を示す斜視図である。 要部の分離斜視図である。 図4のVI-VI 視断面図である。 (A)は図6のVII-VII視断面図、(B)は分離した状態での断面図である。
次に、本願発明を自動車用内燃機関に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、この方向は車体の向きを基準にしている。左右方向は車幅方向である。正面図は、車体の前面と相対向する方向から見た図である。
内燃機関では、クランク軸線の方向を前後方向と呼ぶことが一般化しているが、本実施形態の内燃機関は、クランク軸を車幅方向に長い姿勢と成した横置き姿勢でエンジンルームに配置されているため、以下で使用する方向は一般的に使用されている方向とは相違している(一般的な用語とは、前後左右が逆になっている。)。
(1).基本構造
まず、内燃機関の基本構造を、主として図1を参照して説明する。内燃機関の基本構造は従来と同様であり、図1に示すように、シリンダボアが形成されたシリンダブロック1と、その上面に固定されたシリンダヘッド2と、その上面に固定されたヘッドカバー3と、シリンダブロック1の下面に固定されたオイルパン4とを備えており、シリンダブロック1及びオイルパン4の一端面1a,4aに変速機5が固定されている。
シリンダブロック1及びシリンダヘッド2の他端面1b,2bには、タイミングチェーンを覆うフロントカバー6が固定されており、シリンダブロック1とシリンダヘッド2とヘッドカバー3とオイルパン4とフロントカバー6とによって機関本体が構成されている。
本実施形態の内燃機関は、排気側面を前向きにして配置されている。従って、シリンダヘッド2の排気出口には前向きに開口した排気出口(図示せず)が形成されているが、本実施形態では排気出口は1つのみ形成しており、この排気出口に、排気ターボ過給機7が接続されている。
排気ターボ過給機7の排気ガス排出口には、触媒を内蔵した触媒ケース8がエルボ管を介して接続されており、触媒ケース8の下端に排気管9が接続されている。触媒ケース8は、インシュレータ10によって手前側から覆われている。
排気ターボ過給機7の吸気入口とエアクリーナ11の出口とが、吸気第1ダクト12によって接続されている。エアクリーナ11は、ヘッドカバー3の上方部でかつ機関本体の他端に寄った部位に配置されており、そのダストサイド室に、大気吸い込みダクト11aが接続されている。
排気ターボ過給機7の吸気出口には吸気第2ダクト13の上流端が接続されており、吸気第2ダクト13の下流端は、インタークーラ14を構成する熱交換ユニット15に接続されている(図3も参照)。インタークーラ14は、機関本体の後部上方(変速機5の基部の上方)に配置されている。シリンダヘッド2の一端面2aには、複数の継手ポートを設けた冷却水分配部16が配置されている。
図2,3から容易に理解できるように、インタークーラ14は、前方と後ろ下方とに開口した通風ケーシング17を備えており、通風ケーシング17の出口部に既述の熱交換ユニット15が接合されている。熱交換ユニット15は、プレート式等の熱交換エレメントを多数設けたコア部15aと、コア部15aの前端に接続した上流側タンク15bと、コア部15aの後端に接続した下流側タンク15cとで構成されており、吸気第2ダクト13は上流側タンク15bに接続されている。
熱交換ユニット15を構成する下流側タンク15cの出口は下向きに開口しており、この下向き開口した出口に、吸気第3ダクト18の上端がフランジ接合によって接続されている。図3のとおり、熱交換ユニット15は、後ろに向けて高くなるように傾斜している。吸気第3ダクト18の上部には、エアクリーナと吸気第1ダクト12と連通したバイパス通路19が接続されている。
図2,3に示すように、吸気第3ダクト18の下端は、スロットルボデー20に設けた上向き筒部20aに接続されてバンド21によって固定されており、図3に簡単に示すように、スロットルボデー20は、吸気マニホールド22のサージタンク22a取付けられている。
(2).インタークーラと吸気第3ダクトとの接続構造
本実施形態では、請求項との関係では、インタークーラ14が上部材に該当して、吸気第3ダクト18が下部材に該当する。次に、これらの接続構造を、主として図4以下の図面を参照して説明する。
図3,4から理解できるように、インタークーラ14を構成する下流側タンク15cの後端部に、下向きに開口した吸気出口25を後ろ向きに突設しており、この吸気出口25の下面に上フランジ26を一体に形成している一方、吸気第3ダクト18の上端には、上フランジ26と重なり合う下フランジ27を一体に形成している。両フランジ26,27は、概ね左右両側に大きく張り出した菱形状になっており、左右の張り出し部26a,27aに、ボルト挿通穴28が開口している。
図7(A)に示すように、両フランジ26,27はボルト29及びナット30で締結されているが、下フランジ27に鬼目ナットをインサート成形又は圧入して、これにボルト29をねじ込んでもよい。なお、下流側タンク15c及び吸気第3ダクト18は、合成樹脂を材料にした射出成形品である。図5に示すように、吸気第3ダクト18の上部には、バイパス通路を構成する横向きポート31が形成されている。
例えば図5に明示するように、下流側タンク15cには、吸気第3ダクト18の上部に嵌入する下向き筒部32が形成されており、下向き筒部32に、シールリングの一例としてのOリング33が外側から嵌まっている。この場合、下向き筒部32の基部を大径部32aに形成することにより、下向き筒部32に上段部34を形成して、この上段部34にOリング33が当接している。また、下向き筒部32には、若干の高さの膨出部35を形成している。
更に、図5に明示するように、下流側タンク15cにおける上フランジ26の左右張り出し部26aのうちボルト挿通穴28と下向き筒部32との間の部位に、Oリング33の下面の高さよりも少し下方まで突出した保護突起36を形成している。保護突起36は、下方に向けて縮径したテーパ状に形成されており、一方の保護突起36に、位置決め用の前後一対のリブ37が一体に形成されている。リブ37の略下半部は、巾が下から上に向けて大きくなる(保護突起36の軸心からの距離が、下方に向けて小さくなる)傾斜部37aになっている。
他方、吸気第3ダクト18は、下向き筒部32のうち小径部が嵌入する内径になっているが、下フランジ27に、Oリング33と下向き筒部32の大径部32aとが嵌入する拡径部38を形成しており、下フランジ27における拡径部38の内周面と上フランジ26における下向き筒部32の外周との間に、Oリング33が弾性変形した状態で介在している。これにより、上下フランジ26,27の合わせ面がシールされる。
Oリング33を上段部34と拡径部38の底面とで上下から挟むことも可能であるが、この場合は、上段部34の高さ位置及び拡径部38の底面の位置の成形誤差により、Oリング33の弾性変形の程度が不均一になって、シール性にバラツキが発生するおそれがある。
これに対して、本実施形態のように下向き筒部32の外周と拡径部38の内周とでOリングを挟むと、上段部34の高さ位置や拡径部38の底面の高さ位置に成形誤差があっても、高いシール性を保持できる。従って、品質の安定性に優れている。
図7(B)に示すように、下向き筒部32の膨出部35は、吸気第3ダクト18の拡径部38よりも下方の部分まで進入している。このため、上下フランジ26,27は同心状に位置決めされている。この場合、膨出部35の外周面と吸気第3ダクト18の内周面との間に若干の隙間を空けることにより、Oリング33の自由な弾性変形を許容している。また、膨出部35の下半部は下窄まりになっている一方、拡径部38の開口縁は上広がりのテーパ面38aになっている。このため、拡径部38への下向き筒部32の差し込みがスムースに行われる。
下フランジ27のうち拡径部38とボルト挿通穴28との間の部位に、下流側タンク15cの保護突起36が嵌入し得るセンター凹所39と一対のサイド凹所40とを形成している。センター凹所39は、保護突起36のリブ37がほぼ隙間なく嵌入する前後巾になっている一方、サイド凹所40は、保護突起36のみが嵌入する前後幅になっている。
そして、図5(A)及び図6から理解できるように、車両前方を向いて左側に位置していてリブ37を備えている保護突起36は、2つのボルト挿通穴28を結ぶ中心線O1の上に位置していて、下フランジ27のセンター凹所39に嵌まるようになっている一方、車両前方を向いて右に位置した保護突起36は中心線O1よりも後ろに位置しており、後ろ側のサイド凹所40に嵌まっている。従って、上フランジ26では、保護突起36は非対称に配置されている。
内燃機関の組み立てに当たっては、スロットルボデー20が組み付けられた吸気マニホールド22をシリンダヘッド2に固定してから、スロットルボデー20にインタークーラ14の下流側タンク15cがボルト29及びナット30で締結されるが、この組み付け工程において、芯ずれした状態で上フランジ26を下フランジ27に重ねようとすると、Oリング33が下フランジ27の上面に当たって、Oリング33が脱落してしまうおそれがある。
しかし、本実施形態では、下向き筒部32を挟んだ両側に2本の保護突起36が存在するため、上下フランジ26,27が芯ずれしていても、保護突起36が下フランジ27に当たることにより、Oリング33が下フランジ27に当たることはない。従って、Oリング33の脱落を防止できる。
また、保護突起36がセンター凹所39に嵌まることにより、上フランジ26と下フランジ27とが大まかに位置決めされるため、下フランジ27への下向き筒部32の嵌め込みをスムースに行える。特に、保護突起36に傾斜部37aを備えたリブ37が形成されていると、前後方向の位置決めが成されるため、上下フランジ26,27の位置合わせを更にスムースに行える。
さて、インタークーラ14は吸気第2ダクト13の終端に固定されており、吸気第2ダクト13の始端は、排気ターボ過給機7におけるコンプレッサハウジングの吐出口に上方から嵌合しており、従って、吸気第2ダクト13は、図1に矢印Bで示すように,その始端を支点にして水平旋回させることが可能であり、吸気第2ダクト13の水平旋回に伴ってインタークーラ14も大きく水平旋回する。
そして、インタークーラ14を吸気第3ダクト18に接続するに当たっては、吸気第2ダクト13を排気ターボ過給機7に仮接続した状態で、吸気第2ダクト13及びインタークーラ14を図6に矢印43で示すように水平旋回させて、その水平旋回の終期において少し持ち上げてから、上フランジ26の下向き筒部32を下フランジ27に嵌め込み,それからボルト29及びナット30で締結する、という手順が採られる。
この場合、吸気第2ダクト13及びインタークーラ14を水平旋回させるに際して、上フランジ26の下向き筒部32に装着しているOリング33は露出しているため、その旋回終期にインタークーラ14を適正な高さに持ち上げていないと、Oリング33が下フランジ27の外周面に当たって、Oリング33が脱落してしまうことがある。
これに対して本実施形態では、インタークーラ14を適正に持ち上げずに旋回させてしまっても、一方の保護突起36が先に下フランジ27に当たることにより、Oリング33が下フランジ27に当たることを防止できる。これにより、Oリングの脱落を防止できる。特に、本実施形態のように、左右の保護突起36を非対称に配置して、左側の保護突起36を中心線O1の後ろにずらして設けると、図6に一点鎖線で示すように、上フランジ26が横移動する傾向を呈しても、一方の保護突起36を先に下フランジ27に確実に当てることができるため、Oリング33の脱落を確実に防止できる。この点、本実施形態の大きな利点である。
このことから理解できるように、インタークーラ14を水平旋回させてから吸気第3ダクト18に接続する場合は、少なくとも1本の保護突起36がOリング33よりも先に下フランジ27に当たるように、中心線O1に対して旋回方向前方にずらして配置したらよい。
なお、2本の保護突起36の両方にリブ37を形成してもよい。また、保護突起36の外径をメイン凹所39の巾寸法と略同じにしつつ、先窄まりのテーパ部を形成することにより、誘い込み機能と位置決め機能とを高めることも可能である。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、上下フランジは3本以上のボルトで締結することが可能である。従って、上下フランジは、平面視で三角形円形などの各種の形状を採用可能である。シールリングとしては、Oリングに代えて断面角形のものも使用可能である。保護突起は、軸心を挟んだ両側に複数本ずつ設けたり、軸心を挟んだ一方の側のみに設けたりすることも可能である。
本願発明は、吸気装置に具体化できる。従って、産業上利用できる。
2 シリンダヘッド
7 排気ターボ過給機
11 エアクリーナ
12 吸気第1ダクト
13 吸気第2ダクト
14 上部材の一例としてのインタークーラ
15 インタークーラを構成する熱交換ユニット
15a 熱交換ユニットのコア部
15b 熱交換ユニットの上流側タンク
15c 熱交換ユニットの下流側タンク
17 インタークーラを構成する通風ケーシング
18 下部材としての吸気第3ダクト
20 スロットルボデー
25 インタークーラの吸気出口
26 上フランジ
27 下フランジ
29 ボルト
32 下向き筒部
32a 大径部
33 シールリングの一例としてOリング
34 上段部
36 保護突起
37 リブ
37a 傾斜部
38 拡径部
39 センター凹所
40 サイド凹所

Claims (3)

  1. フランジ接合される上部材と下部材とを備えており、
    前記上部材に、前記下部材の内部に入り込む下向き筒部が形成され、前記下向き筒部に、シールリングが外側から嵌まっている一方、前記下部材には、前記シールリングが嵌入する拡径部を形成しており、
    前記上部材と前記下部材とを締結すると前記シールリングが脱落不能に保持される構成であって、
    前記上部材のフランジに、少なくとも前記シールリングの下面と略同じ高さまで下向き突出した保護突起を設けて、前記下部材のフランジには、前記保護突起が入り込む凹所を形成しており
    かつ、前記保護突起には下端を傾斜部と成したリブが外側に向けて突設されて、前記凹所は、前記保護突起のリブが嵌入する大きさになっている、
    内燃機関の吸気装置。
  2. フランジ接合される上部材と下部材とを備えており、
    前記上部材に、前記下部材の内部に入り込む下向き筒部が形成されて、前記下向き筒部に、シールリングが外側から嵌まっている一方、前記下部材には、前記シールリングが嵌入する拡径部を形成しており、
    前記上部材と前記下部材とを締結すると前記シールリングが脱落不能に保持される構成であって、
    前記上部材のフランジに、少なくとも前記シールリングの下面と略同じ高さまで下向き突出した一対の保護突起を設けて、前記下部材のフランジには、前記保護突起が入り込む一対の凹所を形成しており、
    かつ、前記一対の保護突起と凹所とは、前記上下部材の軸心を挟んで非対称に配置されている、
    内燃機関の吸気装置。
  3. フランジ接合される上部材と下部材とを備えており、
    前記上部材に、前記下部材の内部に入り込む下向き筒部が形成されて、前記下向き筒部に、シールリングが外側から嵌まっている一方、前記下部材には、前記シールリングが嵌入する拡径部を形成しており、
    前記上部材と前記下部材とを締結すると前記シールリングが脱落不能に保持される構成であって、
    前記上部材のフランジに、少なくとも前記シールリングの下面と略同じ高さまで下向き突出した一対の保護突起を設けて、前記下部材のフランジには、前記保護突起が入り込む一対の凹所を形成しており、
    かつ、前記保護突起には下端を傾斜部と成したリブが外側に向けて突設されて、前記凹所は、前記保護突起のリブが嵌入する大きさになっていると共に、前記一対の保護突起と凹所とは、前記上下部材の軸心を挟んで非対称に配置されている、
    内燃機関の吸気装置。
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