JP3620034B2 - 内燃機関用吸気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという)用吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、製造コストの低減化および軽量化等の要求からスロットルボディを樹脂で成形する吸気装置が知られている。
米国特許番号第5341773号明細書に開示されている吸気装置では、スロットルボディおよびインテークマニホールドを樹脂で成形し、インテークマニホールドにスロットルボディのスリーブを嵌入している。そして、インテークマニホールドに形成したキー溝にスロットルボディに形成した突起を嵌合し、キー溝と突起との嵌合部にピンを通すことによりインテークマニホールドからのスロットルボィの抜けを防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、米国特許番号第5341773号明細書に開示されている吸気装置では、キー溝と突起との嵌合部に通したピンはインテークマニホールドからのスロットルボィの抜けを防止しているだけであり、スロットルボディとインテークマニホールドとを軸方向に押しつけ合う力が働かない。したがって、キー溝と突起との嵌合部に隙間があるとエンジン振動等によりスロットルボディとインテークマニホールドとががたつくので、キー溝と突起との嵌合部が摩耗し破損する恐れがある。さらに、がたつきにより増大された振動によりスロットル弁の軸受け等が摩耗しスロットル弁が回動不能になったりする。
【0004】
また、スロットルボディとインテークマニホールドとのシールをスロットルボディの外周壁に嵌め込んだOリングにより行っているので、加工誤差等によりOリングの周方向の圧縮率がばらつくことがある。すると、吸気流れにより生じる負圧により圧縮率の低いシール箇所から吸気通路内に空気が流入することがあるので、スロットル弁の開度に応じて吸気流量を高精度に制御できないという問題がある。一方、Oリングの圧縮率を周方向に一定にするためには、スロットルボディとインテークマニホールドとの嵌入箇所を高精度に加工する必要あるので、加工工数が増加し、製造コストが上昇するという問題がある。
【0005】
また、樹脂成形したスロットルボディおよびインテークマニホールドが熱膨張および収縮して変形すると、この変形量にOリングが追随できないという問題がある。
また、インテークマニホールドにスロットルボディのスリーブが嵌入した二重管構造になっているが、この二重管構造の詳細が開示されていないので、インテークマニホールドとスロットルボディとの段差の程度によっては内壁を伝わってインテークマニホールド側からスロットルボディ内に水が侵入する恐れがある。スロットルボディ内に水が侵入すると、低温時においてスロットル弁とスロットルボディ内壁とが凍りつきスロットル弁が回動不能になる、所謂アイシングが生じる恐れがある。
【0006】
本発明の目的は、スロットルボディスロットルボディと接続管との接続箇所に加工誤差があってもスロットルボディと接続管との間を簡単な構造で良好にシールする加工の容易なエンジン用吸気装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、スロットルボディ内への水の侵入を防止し、スロットル弁のアイシングを防止するエンジン用吸気装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のエンジン用吸気装置によると、スロットルボディを樹脂で成形しているので、製造コストが低減するとともに吸気装置が軽量化される。さらに、摩耗し易い樹脂でスロットルボディを成形してもスロットルボディと接続管との接続箇所ががたつかないので、スロットルボディの摩耗を防止することができる。
また、両吸気口のうち少なくとも一方と接続管との間をリップシールでシールしているので、吸気流れにより吸気通路が負圧になるとスロットルボディと接続管との接続箇所においてリップシールが広がるので、スロットルボディと接続管との接続箇所に加工誤差があったり、スロットルボディと接続管との接続箇所が熱膨張または収縮してもスロットルボディと接続管との間を良好にシールする。したがって、スロットルボディと接続管との接続箇所から吸気通路に外部の空気が流入しないので、スロットル弁の開度に応じて吸気流量を高精度に制御できる。特にスロットルボデイを樹脂成形している場合、加工誤差、ならびに熱膨張または収縮による変形量が大きくなるので、これら加工誤差、ならびに熱膨張または収縮による変形量にリップシールが追随してスロットルボディと接続管との間を良好にシールすることができる。
【0009】
さらに、スロットルボディおよび接続管を高精度に加工する必要がないので、加工が容易になり加工工数がが低減する。
また、両吸気口のうち少なくとも一方が接続管内に嵌入しており、接続管に嵌入している吸気口の外周壁と接続管の内周壁との間に円筒状の間隙が形成されているので、吸気装置の搭載状態によっては接続管側からスロットルボディに流れてくる水が前述した間隙に溜まり、スロットルボディ内に侵入しない。したがって、スロットル弁がアイシングを起こすことを防止できるので、スロットル弁の円滑な回動を維持することができる。
【0010】
また、両吸気口のうち少なくとも一方が嵌入している接続管とスロットルボディとが軸方向に押しつけられて接続されているので、スロットルボディと接続管との接続箇所のがたつきを防止できる。したがって、スロットルボディと接続管との接続箇所の摩耗を防止することができるので、接続箇所の破損を防止することができる。特に、樹脂でスロットルボディを成形しているので、摩耗しやすいスロットルボディの破損を防止することができる。
【0011】
さらに、スロットルボディががたつくことによるスロットル弁の軸受け等の摩耗を防止するので、スロットル弁が円滑に回動する。
本発明の請求項2記載のエンジン用吸気装置によると、接続管に嵌入している吸気口が開口側に向けて縮径しているので、スロットルボディと接続管との間に形成される間隙の容量が増大する。したがって、接続管からスロットルボディに侵入しようとする水をスロットルボディと接続管との間に形成される間隙により多く溜めることができるので、スロットルボディ内への水の侵入を防止し、スロットル弁がスロットルボディに凍りつき回動不能になることを防止する。
【0012】
本発明の請求項3記載のエンジン用吸気装置によると、スロットルボディの吸気出口および吸気入口のうち少なくとも一方と接続する接続管とスロットルボディとをクランプを用いて軸方向に挟持するので、接続管とスロットルボディとの接続箇所のがたつきを防止することができる。したがって、スロットルボディと接続管との接続箇所の摩耗を防止し、接続箇所の破損を防止することができる。さらに、スロットルボディががたつくことによるスロットル弁の軸受け等の摩耗を防止するので、スロットル弁が円滑に回動できる。
【0013】
本発明の請求項4記載のエンジン用吸気装置によると、クランプに挟持される接続管またはスロットルボディのいずれかにクランプの一端が揺動可能に支持されているので、スロットルボディと接続管との組付け時または取外し時にクランプを紛失することを防止できる。
【0014】
本発明の請求項5記載のエンジン用吸気装置によると、クランプが脱着可能であるので、クランプの組付けが容易であり、簡単な構造でスロットルボディと接続管とを軸方向に挟持できる。したがって、組付け工数が低減するとともに製造コストが減少する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例について説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例によるエンジン用吸気装置を図1に示す。
吸気装置1は、スロットルボディ10、スロットル弁20、接続管としてのインテークマニホールド30、およびスロットルボディ10とインテークマニホールド30とを軸方向に挟持するクランプ40を有する。スロットルボディ10およびインテークマニホールド30は樹脂で成形されている。
【0018】
スロットルボディ10は、筒部11と筒部11の外周に径方向外側に延びて形成された環状のフランジ12とを有する。このフランジ12には後述するクランプ40の係止部としての凹部14が形成されており、しかもこのフランジ12は接続管としてのインテークマニホールド30との当接部も兼ねている。よって、スロットルボディ10の固定のための応力はフランジ12に加わり筒部11への応力が緩和されている。スロットル弁20は、スロットルボディ10に回動可能に支持されたスロットル軸21に取り付けられており、開度に応じて吸気通路100を流れる吸気流量を制御する。
【0019】
筒部11の一方の吸気口である吸気出口11aはインテークマニホールド30内に嵌入しており、吸気出口11aとインテークマニホールド30とが二重管構造になっている。スロットルボディ10のフランジ12がインテークマニホールド30の開口側端面に当接することによりインテークマニホールド30へのスロットルボディ10の嵌入量が規定される。フランジ12に形成した位置決め部としての凹部13にインテークマニホールド30の開口側端面に形成した位置決め部としての凸部31が嵌合することによりスロットルボディ10とインテークマニホールド30との周方向の位置決めがなされる。スロットルボディ10とインテークマニホールド30との周方向の位置決めを行う凹部と凸部との嵌合関係は、スロットルボディ10に凸部、インテークマニホールド30に凹部を形成してもよい。
【0020】
吸気出口11aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間に円筒状の間隙50が形成されており、この間隙50に配設されたリップシール35が吸気出口11aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間をシールしている。吸気流れにより吸気通路100が負圧になるとリップシール35が広がり、吸気出口11aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間をシールする。
【0021】
また、インテークマニホールド30側から水110がスロットルボディ10側に侵入しようとしても水110が間隙50に溜められるので、スロットルボディ10内に水110が侵入することを防止できる。
両端部に係止部を有し、一端に操作用つまみ部を延長形成した板ばね製のクランプ40はインテークマニホールド30の外周壁の径方向において180°反対側に二個取り付けられている。複数のクランプ40はスロットル軸21の両端側を避け、スロットル軸21を挟んでその両側に位置するように配置されている。クランプ40の一端は、インテークマニホールド30に取り付けられたクランプ40の係止部かつ揺動支持部としてのピン41に揺動可能に支持されている。クランプ40の他端は、吸気出口11aがインテークマニホールド30に嵌入した状態でフランジ12の反インテークマニホールド30側に形成された凹部14に嵌合可能である。クランプ40の他端が凹部14に嵌合することによりスロットルボディ10とインテークマニホールド30とはクランプ40により軸方向に挟持され、互いに押しつけ合う。ここで、クランプ40がスロットルボディ10とインテークマニホールド30とを挟持する力と、クランプ40を取り付ける数とは、エンジン振動等によりスロットルボディ10とインテークマニホールド30とががたつかない範囲で設定すればよい。
【0022】
以上説明した第1実施例の吸気装置1では、スロットルボディ10とインテークマニホールド30とをクランプ40を用いて軸方向に挟持しているので、スロットルボディ10とインテークマニホールド30との間に互いに軸方向に押しつけ合う力が働く。したがって、スロットルボディ10とインテークマニホールド30との接続箇所のがたつきを防止できるので、スロットルボディ10とインテークマニホールド30との接続箇所の摩耗を防止し、接続箇所の破損を防止できる。
【0023】
さらに、スロットルボディ10およびインテークマニホールド30を樹脂で成形しているので、製造コストが低減するとともに、吸気装置1が軽量化する。さらに、摩耗し易い樹脂でスロットルボディ10およびインテークマニホールド30を成形しても、スロットルボディ10とインテークマニホールド30との接続箇所ががたつかないので、スロットルボディ10およびインテークマニホールド30の摩耗を防止することができる。
【0024】
また、スロットルボディ10ががたつくことによるスロットル軸21の軸受けの摩耗を防止するので、スロットル弁20が円滑に回動する。
また、スロットルボディ10の吸気出口11aとインテークマニホールド30との間をリップシール35でシールしているので、吸気通路100を流れる吸気流れにより生じる負圧によってスロットルボディ10とインテークマニホールド30との接続箇所においてリップシール35が広がるので、スロットルボディ10とインテークマニホールド30との接続箇所において加工誤差があってもスロットルボディ10とインテークマニホールド30との間を良好にシールする。したがって、吸気流れにより吸気通路100に負圧が生じてもスロットルボディ10とインテークマニホールド30との接続箇所から吸気通路100に外部の空気が流入しないので、スロットル弁20の開度に応じて吸気流量を高精度に制御できる。
【0025】
特に、樹脂成形したスロットルボデイ10およびインテークマニホールド30の加工誤差、ならびに熱膨張または収縮による変形量は大きいので、これら加工誤差、ならびに熱膨張または収縮による変形量にリップシール35が追随してスロットルボディ10とインテークマニホールド30との間を良好にシールすることができる。
さらに、スロットルボディ10およびインテークマニホールド30を高精度に加工する必要がないので、加工が容易になり加工工数が低減する。
【0026】
また、吸気出口11aがインテークマニホールド30内に嵌入しており、吸気出口11aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間に円筒状の間隙50が形成されているので、インテークマニホールド30側からスロットルボディに流れてくる水100が間隙50に溜まり、スロットルボディ10内に侵入しない。したがって、スロットル弁20がアイシングを起こすことを防止できる。したがって、スロットル弁20の円滑な回動を維持し、吸気流量を適切に制御することができる。
【0027】
第1実施例では、インテークマニホールド30側でクランプ40を揺動可能に支持したが、スロットルボディ10側でクランプ40を揺動可能に支持することも可能である。
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図2に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
【0028】
第2実施例では、スロットルボディ60の一方の吸気口である吸気出口60aがインテークマニホールド30に嵌入しているだけでなく、他方の吸気口である吸気入口60bが接続管としてのエアダクト62に嵌入し、それぞれ二重管構造を構成している。スロットルボディ60およびエアダクト62は樹脂製である。エアダクト62への吸気入口60bの嵌入量はフランジ61がエアダクト62に当接することにより規定されている。
【0029】
吸気出口60aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間に間隙50が形成されているとともに、吸気入口60bの外周壁とエアダクト62の内周壁との間に間隙51が形成されている。そして、間隙50および間隙51にリップシール35が配設されており、吸気出口60aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間、ならびに吸気入口60bの外周壁とエアダクト62の内周壁との間をシールしている。吸気通路100を通過する吸気流れにより吸気通路100が負圧になると各リップシール35が広がるので、吸気出口60aとインテークマニホールド30との接続箇所、ならびに吸気入口60bとエアダクト62との接続箇所に加工誤差があっても各接続箇所を良好にシールすることができる。
【0030】
(第3実施例)
本発明の第3実施例を図3に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
樹脂製のスロットルボディ65の吸気出口65aはインテークマニホールド30に嵌入し二重管構造を構成している。フランジ12を貫通する貫通孔66は、インテークマニホールド30の凸部31が嵌合するとともに、クランプ40が嵌合する。
【0031】
第3実施例では、インテークマニホールド30の凸部31およびクランプ40が嵌合する凹部を共通の貫通孔66で形成したことにより加工工数が低減する。
(第4実施例)
本発明の第4実施例を図4に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
【0032】
インテークマニホールド30に嵌入する樹脂製のスロットルボディ70の吸気出口70aは、リップシール35よりも下流側において開口側に向けて縮径するように形成されているので、吸気出口を同一径にする場合に比べ、吸気出口70aの外周壁とインテークマニホールド30の内周壁との間に形成される間隙52の容量が大きくなる。したがって、間隙52に溜められる水の量がより多くなるので、インテークマニホールド30からスロットルボディ70内に水が侵入することを防止できる。
【0033】
吸気出口70aを縮径する代わりに、リップシール35よりも下流側においてインテークマニホールド30の内径を拡径してもよい。
(第5実施例)
本発明の第5実施例を図5に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
【0034】
スロットルボディ10の吸気出口11aは接続管としての樹脂製のインテークマニホールド80内に嵌入し二重管構造を構成している。スロットルボディ10とインテークマニホールド80との周方向の位置決めは、インテークマニホールド80に形成した凸部81が凹部13に嵌合することにより規定される。
クランプ85は、インテークマニホールド80の反スロットルボディ10側に形成した凹部82およびスロットルボディ10の反インテークマニホールド80側に形成した凹部14に嵌合することによりスロットルボディ10とインテークマニホールド80とを軸方向に挟持している。凹部14および凹部82との嵌合を解除、あるいは凹部14および凹部82と嵌合することにより、クランプ85は容易に脱着可能である。
【0035】
(第6実施例)
本発明の第6実施例を図6に示す。第5実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
スロットルボディ10の吸気出口11aは接続管としての樹脂製のインテークマニホールド90内に嵌入し二重管構造を構成している。スロットルボディ10とインテークマニホールド90との周方向の位置決めは、インテークマニホールド90に形成した凸部91が凹部13に嵌合することにより規定される。
【0036】
スロットルボディ10と対向するインテークマニホールド90の端面に環状の凹溝92が形成され、この凹溝92にOリング93が嵌合している。Oリング92はスロットルボディ10とインテークマニホールド90との間をシールしている。
以上説明した本発明の実施の形態を示す複数の上記実施例によると、スロットルボディと接続管としてのインテークマニホールドまたはエアダクトとをクランプで軸方向に挟持することにより、樹脂で成形したスロットルボディ、インテークマニホールドおよびエアダクトの接続箇所にがたつきが発生しないので、接続箇所における摩耗を防止できる、さらに、スロットルボディががたつくことによるスロットル弁20の軸受け等の摩耗を防止できるので、スロットル弁20の回動を円滑に保持できる。
【0037】
また、インテークマニホールドまたはエアダクトとスロットルボディとの接続構造のうち少なくともインテークマニホールドとスロットルボディとの接続構造を円筒状の間隙を形成する二重管構造にしている。したがって、この間隙にスロットルボディに侵入しようとする水が溜められるので、スロットルボディ内に水が侵入せず、低温時にスロットル弁がスロットルボディと凍りつくことを防止できる。
【0038】
上記複数の実施例では、スロットルボディ、インテークマニホールドおよびエアダクトを樹脂で成形したが、金属で成形することも可能である。
なお、以上に述べた実施例では、スロットルボディとインテークマニホールドとをクランプで固定するものを説明したが、他方の吸気口としての吸気入口と接続管としての図2に図示されるようなダクト62とをクランプで固定する構成を採用してもよい。また、両吸気口にクランプ式固定構造を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるエンジン用吸気装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例によるエンジン用吸気装置を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施例によるエンジン用吸気装置を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施例によるエンジン用吸気装置を示す断面図である。
【図5】本発明の第5実施例によるエンジン用吸気装置を示す断面図である。
【図6】本発明の第6実施例によるエンジン用吸気装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吸気装置
10 スロットルボディ
11a 吸気出口(吸気口)
11b 吸気入口(吸気口)
20 スロットル弁
30 インテークマニホールド(接続管)
40 クランプ
60 スロットルボディ
60a 吸気出口(吸気口)
60b 吸気入口(吸気口)
62 エアダクト(接続管)
65 スロットルボディ
65a 吸気出口(吸気口)
70 スロットルボディ
70a 吸気出口(吸気口)
80、90 インテークマニホールド(接続管)
85 クランプ
100 吸気通路
Claims (5)
- 樹脂製のスロットルボディと、
前記スロットルボディに回動自在に支持され、吸気流量を調整するスロットル弁と、
前記スロットルボディの吸気出口および吸気入口にそれぞれ接続し、前記スロットルボディとともに吸気通路を形成する接続管と、
前記両吸気口のうち少なくとも一方と接続する前記接続管と前記スロットルボデイとの間をシールするリップシールと、
前記両吸気口のうち少なくとも一方は前記接続管内に嵌入しており、前記接続管の内周壁との間に円筒状の間隙を形成しており、前記両吸気口のうち少なくとも一方が嵌入している前記接続管と前記スロットルボディとは軸方向に押しつけられて接続されていることを特徴とする内燃機関用吸気装置。 - 前記接続管に嵌入している吸気口は開口側に向けて縮径していることを特徴とする請求項1記載の内燃機関用吸気装置。
- 前記両吸気口のうち少なくとも一方と接続する前記接続管と前記スロットルボディとを軸方向に挟持するクランプを備えることを特徴とする請求項1または2内燃機関用吸気装置。
- 前記クランプに挟持される前記接続管または前記スロットルボディのいずれかに前記クランプの一端が揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項3記載の内燃機関用吸気装置。
- 前記クランプは脱着可能であることを特徴とする請求項3記載の内燃機関用吸気装置。
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JPH10259768A (ja) | 1998-09-29 |
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