JPS6245052Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6245052Y2
JPS6245052Y2 JP12120982U JP12120982U JPS6245052Y2 JP S6245052 Y2 JPS6245052 Y2 JP S6245052Y2 JP 12120982 U JP12120982 U JP 12120982U JP 12120982 U JP12120982 U JP 12120982U JP S6245052 Y2 JPS6245052 Y2 JP S6245052Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
exhaust
engine
water reservoir
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12120982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5924926U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12120982U priority Critical patent/JPS5924926U/ja
Publication of JPS5924926U publication Critical patent/JPS5924926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6245052Y2 publication Critical patent/JPS6245052Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小形船舶用エンジンの如く、エンジン
ルーム内に据付けられる形式のエンジンの排気消
音装置に関するものである。
従来この種のエンジンにおいて、エンジンの上
向き排気管をエンジンルーム天井の貫通孔より上
方へ突出させ、排気管を囲むように天井上面に1
重の排気管カバーを固定し、排気管の上端開口よ
り上方へ排出される排気ガスを作動流体とするエ
ジエクターを形成した熱気排出装置は既に提案さ
れている(例えば実開昭52−128292)。ところが
その場合は排気管の上端開口から雨水が侵入し、
消音器やエンジンの耐久性を損なう問題が起こり
やすい。又排気管カバーが1重であるため振動、
騒音の遮蔽効果が低いという問題があつた。
本考案は排気管カバーに、排気管に接続される
中央の多孔消音筒と、その上端開口を覆う防水蓋
を設け、多孔消音筒を2重の内外筒で囲み、多孔
消音筒と内筒の間に排気通路を、又内外筒間にエ
ンジンルーム内の熱気を排出する空気通路を形成
することにより、上記従来の問題を解決しようと
するもので、次に図面により説明する。
第1図の1は例えば小型船舶のエンジンルーム
で、その内部に推進用エンジンが据え付けてあ
り、エンジンの上向き排気管2はエンジンルーム
1の天井4に設けた貫通孔3内に環状の間隙を隔
てて配置され、排気管2の上端部は天井4よりや
や上方へ突出している。
排気管カバー5は中央にパンチングメタルから
なる多孔消音筒6を備え、又その周囲に環状断面
の排気通路7を隔てた内筒8と、内筒8の外側に
環状断面の空気通路9を隔てた外筒10(排気管
カバー本体)を備えている。多孔消音筒6は下端
部に溶着した筒状のスリーブ20が、排気管2の
上端に固定された石綿シール11の外周面にしつ
くりと嵌合しており、上端開口12は間隙13を
隔てて下開き椀状の防水蓋14により覆われてい
る。防水蓋14は下端縁が環状のパンチングメタ
ルからなるスペーサ15を介して多孔消音筒6の
上端部にスポツト溶接その他の手段により固着さ
れている。多孔消音筒6内には、高さの中間部分
よりやや下端寄りの位置に、中央に孔16を有す
る円板状の邪魔板17が周囲の筒状フランジ18
の部分で固定されている。邪魔板17よりやや上
方の消音筒6と内筒8の間には環状の邪魔板19
が同様に固着されている。
消音筒6の下端のスリーブ20と内筒8の間に
は上開きU型断面の環状板からなる第1水溜21
が固着されている。内筒8の上端部は環状の間隙
22を隔てて防水蓋14の外周面に対向してお
り、この間隙22は排気通路7の上端開口を形成
している。
外筒10の下端外周面には階段状断面の環状の
ホルダー24(取付台)がシーム溶接その他の手
段により固着されており、ホルダー24と内筒8
の間には複数個の帯状のステー25が放射状に固
着され、又ステー25の下側においてホルダー2
4には環状の第2水溜26の外周部が固着され、
第2水溜26の内周に設けた上向き筒状フランジ
27とスリーブ20の間に貫通孔3に連通した空
気入口28が形成されている。外筒10の上端縁
には縁飾り29が嵌合して複数個の部分30にお
いてスポツト溶接され、縁飾り29の上端内周縁
から複数個の帯状ステー30が半径方向内方へ突
出し、各ステー30の先端は内筒8の上端外周面
に固着され、空気通路9の上端開口31が複数個
に区画されている。空気通路9の上端開口31部
分は上方に向うにつれて縮径するようにテーパ状
になつており、開口31は排気通路7の上端開口
22よりやや高く、かつ排気通路開口22の周囲
に覆つている。33,34は排水管で、水溜2
1,26間と水溜26、外部間を連通している。
運転中にエンジンから排出される高温の排気ガ
スは上向き排気管2から鎖線矢印Aで示すように
多孔消音筒6内に放出され、邪魔板17の作用に
より排気通路7に入り、更に上昇して邪魔板19
の作用により再び多孔消音筒6内に入り、防水蓋
14の作用により多孔消音筒6及びスペーサ15
を経て排気通路7に入り、引続き防水蓋14の外
周の間隙22を通過して上方へ排出される。そし
て多孔消音筒6内と排気通路7内を細孔23を経
て往復する間に消音作用を受け、音圧レベルが低
下した状態で上端開口22(間隙)から上方へ流
出し、その時の排気ガスを作動流体とするエジエ
クター効果により、空気通路9の上端開口31に
負圧を及ぼす。この負圧と、空気通路9内の対流
により、エンジンルーム1内の熱気は矢印A′の
如く貫通孔3、空気入口28、第2水溜26上部
空間、空気通路9を経て上端開口31から上方へ
吸出され、その後、排気通路上端開口22から流
出する排気ガスと混合し、排気ガス温度を下げ、
又開口22から上方へ流出する排気ガスに対し遮
音壁の作用を行なう。雨天時、雨水は防水蓋14
に当たり、実線矢印Bの如く排気通路7、空気通
路9内を流下し、第1、第2の水溜21,26に
捕獲され、排水管33,34等からなる排水路を
経て天井4の上方において排気管カバー5の外部
に排水される。
以上説明したように本考案は、エンジンルーム
1の天井4の貫通孔3に臨むエンジンの上向き排
気管2と、この排気管2に接続するように天井上
面に固定される排気管カバー5からなり、排気管
カバー5には、排気管2の上端部にシール11を
介して嵌合する多孔消音筒6と、多孔消音筒6の
上端開口12を覆う防水蓋14と、多孔消音筒6
を囲む2重の内外筒8,10と、多孔消音筒6・
内筒8間の排気通路7の下端を塞ぐ第1の水溜2
1と、内外筒8,10間の空気通路9の下端を塞
ぐ第2の水溜26の上部を貫通孔3に連通する空
気入口28と、両水溜21,26を外部に連通す
る排水路(排水路33,34等)を設けたので、
雨水が排気管2やエンジンの燃焼室等へ侵入する
ことを確実に防止することができ、エンジンの耐
久性が向上する。又排気管カバー5は内外筒8,
10からなる2重構造であり、排気管カバー5の
本体となる外筒10が天井4の上面にビス等によ
り固着されるようになつているため、排気管カバ
ー5は下端の支持された片持構造ではあるが、排
気ガスから受ける振動騒音を確実に遮蔽すること
ができ、しかも内外筒8,10間の環状断面の空
気通路9がエンジンルーム1内の熱気を排出する
対流通路の作用と、排気ガスの振動騒音を遮蔽す
る遮音空気層の役割を果たすため、消音効果が顕
著になる。
なお排気管2の上端が孔3より低い場合はスリ
ーブ20を下方へ延長する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による消音装置の一部を縦断し
て示す斜視図である。 1……エンジンルーム、2……上向き排気管、
3……貫通孔、4……天井、5……排気管カバ
ー、6……多孔消音筒、7……排気通路、8……
内筒、9……空気通路、10……外筒、11……
シール、12……上端開口、14……防水蓋、2
1……第1の水溜、26……第2の水溜、28…
…空気入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルーム天井の貫通孔に臨むエンジンの
    上向き排気管と、この排気管に接続するように天
    井上面に固定される排気管カバーから成り、排気
    管カバーには、排気管の上端部にシールを介して
    嵌合する多孔消音筒と、多孔消音筒の上端開口を
    覆う防水蓋と、多孔消音筒を囲む2重の内外筒
    と、多孔消音筒・内筒間の排気通路の下端を塞ぐ
    第1の水溜と、内外筒間の空気通路の下端を塞ぐ
    第2の水溜と、第2水溜の上部を貫通孔に連通す
    る空気入口と、両水溜を外部に連通する排水路を
    設けたことを特徴とするエンジンの排気消音装
    置。
JP12120982U 1982-08-09 1982-08-09 エンジンの排気消音装置 Granted JPS5924926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12120982U JPS5924926U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 エンジンの排気消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12120982U JPS5924926U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 エンジンの排気消音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5924926U JPS5924926U (ja) 1984-02-16
JPS6245052Y2 true JPS6245052Y2 (ja) 1987-12-01

Family

ID=30277506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12120982U Granted JPS5924926U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 エンジンの排気消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5924926U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5924926U (ja) 1984-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5808245A (en) Vertical mount catalytic converter muffler
JPH0143642Y2 (ja)
JP2581164Y2 (ja) 触媒を設けたマフラー
JPS6245052Y2 (ja)
JP2603880Y2 (ja) 排気管構造
JPS6036737Y2 (ja) マフラ−内の凝縮水排出装置
JPH0331887B2 (ja)
JPS6316831Y2 (ja)
JPS636416Y2 (ja)
JPH04109413U (ja) 縦型消音器
JPH0128257Y2 (ja)
JPH0238008Y2 (ja)
JPS6311296Y2 (ja)
Thomas Muffler Selection and Design for Internal Combustion Engines
JPS5849423Y2 (ja) 舶用内燃機関の吸気導入装置
JPS588888Y2 (ja) 垂直排気管用マフラ−
JPS601214Y2 (ja) 直立型消音器の遮熱構造
JP4558592B2 (ja) 内燃機関
JPH0118804Y2 (ja)
JPS6316820Y2 (ja)
JPH0430331Y2 (ja)
JPS5918099Y2 (ja) 小形横型内燃機関
JPS5856370Y2 (ja) 横型2気筒頭上弁エンジンの吸気装置
KR960008180Y1 (ko) 엔진용 배기소음기의 구조
JPS5851404Y2 (ja) 内燃機関の吸気消音器