JPH04109235U - ブツシユ - Google Patents

ブツシユ

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JPH04109235U
JPH04109235U JP1289091U JP1289091U JPH04109235U JP H04109235 U JPH04109235 U JP H04109235U JP 1289091 U JP1289091 U JP 1289091U JP 1289091 U JP1289091 U JP 1289091U JP H04109235 U JPH04109235 U JP H04109235U
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JP
Japan
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elastic body
inner cylinder
outer cylinder
stopper
cylinder
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Pending
Application number
JP1289091U
Other languages
English (en)
Inventor
聡 梅村
Original Assignee
東海ゴム工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧入ブッシユにおいて弾性体3の耐久性を向上
すること。 【構成】内筒1と外筒2と弾性体3とからなる圧入ブッ
シユにおいて、外筒2の周壁に周方向にそってほぼ均等
ピッチで合計奇数個のストッパ部6を設け、ストッパ部
6同士が内筒1の軸芯P1を介して直接対面しない構造
とし、横断面方向における弾性体3の自由長を確保す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はブッシユに関する。このブッシユは例えば自動車の懸架装置に用いら れるブッシユに適用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ブッシユ、例えば自動車の懸架装置に用いられるブッシユとして、 内筒と、内筒の外周側に配置された外筒と、内筒と外筒との間に介在するゴム材 料からなる弾性体とで構成されたものが知られている。弾性体は軸方向に滑らな い様に内筒の外周部、外筒の内周部に加硫または接着剤により接着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところでブッシユでは、使用する場所などにより周方向のばね特性を硬めにし たいことがある。ここで周方向のばね特性を硬めにするにあたり、図5に示す様 に、内筒100、外筒200及び弾性体300からなるブッシユにおいて、半径 方向で内筒100に向けて突出するストッパ部201を外筒200の周壁に周方 向にそってほぼ均等ピッチで設けることも考えられる。この場合には、ストッパ 部201により周方向のばね特性を硬めにできる。しかし、ストッパ部201は 偶数個設けられており、ストッパ部201同士は内筒100の軸芯Pを介して互 いに対面する。そのため、弾性体300の横断方向においてストッパ部201と 内筒100の外周部との間隔をL0とすると、横断方向における弾性体300の 自由長(L0とLOの和)の短縮を招き、これにより弾性体300の耐久性が低 下する不具合がある。 3本考案は上記した実情に鑑みなされたものであり、その目的は、周方向のばね 特性を硬めにでき、しかも奇数個のストッパ部を周方向でほぼ均等ピッチで設け ることにより、弾性体の横断方向における自由長を確保し、弾性体の耐久性を向 上させるのに有利なブッシユを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のブッシユは、内筒と、内筒の外周側に配置された外筒と、内筒と外筒 との間に介在するゴム材料からなる弾性体とで構成され、外筒及び内筒のいずれ か一方は、周方向にそってほぼ均等ピッチで配置され半径方向で他方に向けて突 出する奇数個のストッパ部をもつことを特徴とするものである。
【0005】 本考案では、内筒、外筒の径、厚み、材質等は適宜選択できる。内筒、外筒は 同軸的配置とすることができるが、場合によっては非同軸的配置でもよい。内筒 の外周部と弾性体とは接着されていてもよいし、場合によっては非接着でもよい 。また、外筒の内周部と弾性体とは接着されていてもよいし、場合によっては非 接着でもよい。接着は接着剤、加硫接着のいずれでもよい。非接着の場合には、 通常、弾性体を外筒内に圧入して弾性体の抜けを抑止する。弾性体は、その耐久 性向上のため、半径方向に予備圧縮されていることが好ましい。
【0006】 本考案では、外筒及び内筒のいずれか一方は奇数個のストッパ部をもつ。スト ッパ部は、周方向にそってほぼ均等ピッチで配置され、かつ半径方向で他方に向 けて突出する。
【0007】
【作用】
本考案のブッシユにおいて、周方向に外力が作用し内筒と外筒とが周方向に相 対変位するときには、ストッパ部と弾性体とが係合し、これにより周方向のばね 特性を硬めにできる。またストッパ部が周方向においてほぼ均等ピッチで奇数個 配置されているので、横断面においてストッパ部同士は直接対面しなくなる。
【0008】
【実施例】
(第1実施例) 本考案の第1実施例を図1、図2に基づき説明する。図1は完成品の縦断面図 を示し、図2は図1のW−W線断面図を示す。 このブッシユは、図1、図2に示す様に内筒1と外筒2と弾性体3とで構成さ れている。
【0009】 内筒1は鋼製であり、軸芯P1を備えた中央孔10をもつ。外筒2は鋼製であ り、軸端に径外方向に延設されたフランジ部20をもつ。外筒2は内筒1の外側 に同軸的に配置されている。 弾性体3はゴム材料から形成され、内筒1の外周部に加硫接着された状態で外 筒2に圧入されている。従って本実施例では弾性体3と内筒1の外周面とは接着 、弾性体3と外筒1の内周面とは非接着である。ここで弾性体3は、外筒2の周 壁全体を絞ることにより、半径方向で予備圧縮されている。弾性体3は径外方向 に延設されたフランジ状の延設部30をもつ。この延設部30は外筒2のフラン ジ部20に沿う。
【0010】 さて、図1及び図2に示す様に外筒2はストッパ部6をもつ。ストッパ部6は 、外筒2の周壁が軸長方向のほぼ中央部において内筒1に向けて突出する様に形 成されている。このストッパ部6の軸方向の長さは図1においてEで示されてい る。本実施例のブッシユを製造するにあたり、多数個の割り型を放射方向に配置 したスウェ−ジング装置を用い、ストッパ部6が形成されていないブッシユを各 割り型の放射方向の中央域に配置し、そして、割り型を放射方向で求心方向に移 動させ、各割り型の先端部で外筒2の周壁全体を強圧して絞り、この絞り加工の 際にストッパ部6に対応する部分の絞り量を大きくして凹ませ、以て奇数個つま り5個のストッパ部6が周方向でほぼ均等ピッチで外筒2の周壁に形成されてい る。
【0011】 したがって横断面でみると、図2に示す様にストッパ部6、非ストッパ部7は 周方向において交互に形成されている。ここで横断面において、図2に示す様に 内筒1とストッパ部6との間の寸法はL3で示され、内筒1と非ストッパ部7と の間の寸法はL4(L4>L3)で示される。よって横断面方向における弾性体 3の自由長はL4とL3の和となる。
【0012】 このブッシユにおいて、外力が作用して軸直角方向である矢印A1方向にそっ て外筒2が相対変位したときには、弾性体3は圧縮・引っ張り変形する。また周 方向である矢印B1方向にそって外筒2が相対変位したときには、弾性体3はせ ん断変形し、このときストッパ部6と弾性体3とが係合してストッパ部6は周方 向におけるストッパ機能を果たす。更にまた、軸方向である矢印C1方向にそっ て外筒2が相対変位したときには、弾性体3はせん断変形するが、ストッパ部6 は軸方向におけるストッパ機能を果たす。
【0013】 以上説明した様に本実施例では、外筒2は周方向にそってほぼ均等ピッチで配 置された奇数個のストッパ部6をもつので、図2から理解できる様に、ストッパ 部6の中央部6cは内筒100の軸芯P1を介して非ストッパ部7に対面してい る。即ち本実施例では、ストッパ部6同士は内筒100の軸芯P1を介して互い に対面しない構造となる。よって横断面方向において弾性体3の自由長はL3と L4の和となる。ここで前述した様にL4>L3のため,図5に示す様にストッ パ部201同士が対面し合う場合とは異なり、弾性体3の自由長を確保でき、弾 性体3の耐久性の向上に有利である。 (適用例) 第1実施例のブッシユは、例えば、自動車の懸架装置のA型コントロールアー ムの車体結合部に装備できる。この場合には、ブッシユの軸線が車体前後方向に 沿い、かつブッシユの軸直角方向が車幅方向になる様に配置する。これにより操 縦安定性を維持しつつハーシュネスを抑え得る。 (第2実施例) 本考案の第2実施例を図3に基づき説明する。第2実施例は第1実施例と基本 的には同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を果たす部位には同じ符号を付 する。ただし、ストッパ部6の幅寸法L5は第1実施例に比較して小さくされて いる。
【0014】 第2実施例でも、第1実施例と基本的に同じ作用効果が得られ、図3から理解 できる様にストッパ部6は内筒100の軸芯P1を介して非ストッパ部7に対面 する。よって第1実施例と同様に横断面方向における弾性体3の自由長を確保で き、弾性体3の耐久性の向上に有利である。 (第3実施例) 本考案の第3実施例を図4に基づき説明する。第3実施例は第2実施例と基本 的には同じ構成であり、基本的に同じ作用を果たす部位には同じ符号を付する。 ただし、ストッパ部6と弾性体3との間には隙間3dが形成されている。従って 外筒2が周方向つまり矢印B1方向に相対変位するとき、隙間3dを区画する壁 面3iにストッパ部6が当たるまではばね特性は軟らかいが、壁面3iにストッ パ部6が当たってからは、ストッパ部6がストッパ機能を果たすので、周方向に おけるばね特性を立ち上げる。
【0015】
【考案の効果】
本考案のブッシユによれば、外筒及び内筒のいずれか一方には、周方向にそっ てほぼ均等ピッチで配置された奇数個のストッパ部が形成されているので、スト ッパ部同士は内筒の軸芯を介して直接対面しない構造となる。そのため横断面方 向における弾性体の自由長を確保でき、弾性体の耐久性の向上に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のブッシユの縦断面図である。
【図2】図1のW−W線断面図である。
【図3】第2実施例のブッシユの横断面図である。
【図4】第3実施例のブッシユの横断面図である。
【図5】考えられる構造のブッシユの横断面図である。
【符号の説明】
図中、1は内筒、2は外筒、3は弾性体、6はストッパ
部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内筒と、該内筒の外周側に配置された外筒
    と、該内筒と該外筒との間に介在するゴム材料からなる
    弾性体とで構成され、該外筒及び該内筒のいずれか一方
    は、周方向にそってほぼ均等ピッチで配置され半径方向
    で他方に向けて突出する奇数個のストッパ部をもつこと
    を特徴とするブッシユ。
JP1289091U 1991-03-08 1991-03-08 ブツシユ Pending JPH04109235U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1289091U JPH04109235U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ブツシユ

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JP1289091U JPH04109235U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ブツシユ

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Family

ID=31901184

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JP1289091U Pending JPH04109235U (ja) 1991-03-08 1991-03-08 ブツシユ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006090720A1 (ja) * 2005-02-24 2006-08-31 Bridgestone Corporation 防振装置
WO2007097070A1 (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 防振ブッシュの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6376930A (ja) * 1986-09-17 1988-04-07 Mazda Motor Corp 自動車のエンジンマウント装置
JPS6415540A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Bridgestone Corp Cylindrical rubber vibration isolator

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