JPH04109170U - プリンタにおけるインクリボンテープの走行装置 - Google Patents

プリンタにおけるインクリボンテープの走行装置

Info

Publication number
JPH04109170U
JPH04109170U JP1075791U JP1075791U JPH04109170U JP H04109170 U JPH04109170 U JP H04109170U JP 1075791 U JP1075791 U JP 1075791U JP 1075791 U JP1075791 U JP 1075791U JP H04109170 U JPH04109170 U JP H04109170U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
tape
printer
reel
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1075791U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2500080Y2 (ja
Inventor
隆志 増田
均 五十嵐
Original Assignee
マツクス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マツクス株式会社 filed Critical マツクス株式会社
Priority to JP1991010757U priority Critical patent/JP2500080Y2/ja
Publication of JPH04109170U publication Critical patent/JPH04109170U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500080Y2 publication Critical patent/JP2500080Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンテープに付加されるテンション
を安定させると共に、インクリボンカセットの生産性の
低下を防止する。 【構成】 プリンタの駆動軸と受動軸11にインクリボ
ンカセット2の巻取りリールと供給リール16とを係合
して該駆動軸を駆動することによりインクリボンテープ
6を供給リール16から巻取りリールへ走行させるプリ
ンタにおけるリボンテープの走行装置において、該プリ
ンタの受動軸11にクラッチ機構24を設ける。該クラ
ッチ機構24は受動軸11に対して摩擦力を作用させて
回転を鈍らせ、前記インクリボンテープ6にテンション
を付加する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリンタにおけるインクリボンテープの走行装置に関するもので あり、特に、インクリボンテープの撓みを防止するプリンタにおけるインクリボ ンテープの走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種プリンタにおけるインクリボンテープの走行装置は、インクリボン カセットの巻取りリールと供給リールとをプリンタの駆動軸と受動軸とに係合し てセットし、該駆動軸を駆動して供給リールより巻取りリールへインクリボンテ ープを走行させながら印字を行えるように構成してある。
【0003】 又、インクリボンカセットの供給リールの支持部にシリコングリスを塗布した り、或いは、スプリングワッシャを装着してインクリボンテープの走行の際に該 供給リールに摩擦力を発生させ、該インクリボンテープにテンションを付加して 撓みを防止している。そして、該インクリボンテープの捩じれ等を規制して円滑 なる走行を図っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のプリンタにおけるインクリボンテープの走行装置は、インクリ ボンカセット毎にシリコングリスを塗布したり、或いは、スプリングワッシャを 装着するので、該グリスの塗布量やワッシャの微妙な装着の相違により摩擦力が 異なる。従って、インクリボンテープに付加されるテンションが安定しないため 、インクリボンカセットによってはインクリボンテープが撓んで捩じれたり、又 、インクリボンテープが切断される虞がある。
【0005】 更に、インクリボンカセット毎にシリコングリスを塗布し、或いは、スプリン グワッシャを装着するため、これらの作業に多大な労力を要し、生産性を悪化さ せる原因となっている。特に、シリコングリスの塗布作業は極めて困難である。 そこで、インクリボンカセットの生産性を悪化させることなく安定したテンシ ョンをインクリボンテープに付加できるようにするために解決すべき技術的課題 が生じてくるのであり、本考案は該課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するために提案されたものであり、プリンタのイ ンクリボンカセット装着部に設けた駆動軸及び受動軸にインクリボンカセットの 巻取りリール及び供給リールを係合し、該駆動軸を駆動して該供給リールより巻 取りリールへインクリボンテープを走行できるようにしたプリンタにおけるイン クリボンテープの走行装置において、前記受動軸にクラッチ機構を設けて摩擦力 を付加するように構成したことを特徴とするプリンタにおけるインクリボンテー プの走行装置を提供せんとするものである。
【0007】
【作用】
この考案はプリンタの受動軸にクラッチ機構を設けて該受動軸に摩擦力が作用 するように構成してある。従って、駆動軸が駆動して供給リールより巻取りリー ルへインクリボンテープを巻き取りながら走行させれば、該インクリボンテープ へテンションが付加され、インクリボンテープの撓みが防止される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を添付図面の図1乃至図3に従って詳述する。尚、 考案の構成の理解を容易にするためにテーププリンタ全体を説明する。図1はテ ーププリンタ1を示したものである。該テーププリンタ1は上面右側にインクリ ボンカセット2並びにテープカートリッジ3を装着し、テーププリンタ1本体の サーマルヘッド4によってテープカートリッジ3内に収納したテープ5に印字す るものである。前記テープカートリッジ3に収納したテープ5は裏紙付きの粘着 テープであり、インクリボンカセット2のインクリボンテープ6と同様に種々の 色のものが用意されている。
【0009】 図1及び図2に示すように、テープカートリッジ3の装着部には第1及び第2 の駆動ローラ7,8、プラテンを兼ねる第1の駆動ローラ7へ圧接自在なサーマ ルヘッド4、第2の駆動ローラ8へ圧接自在なピンチローラ9が設けられ、イン リボンカセット2の装着部2aには駆動軸10及び受動軸11が配設されている 。
【0010】 それぞれ任意に選択したインクリボンカセット2とテープカートリッジ3をテ ーププリンタ1に装着すると、インクリボンテープ6並びにテープ5は第1及び 第2の駆動ローラ7,8とサーマルヘッド4並びにピンチローラ9との間隙にセ ットされる。そして、テーププリンタ1に設けられ、テープカートリッジ3の中 心孔を貫通して上方へ突出するロックつまみ12を矢印L方向へ回動すれば、テ ープカートリッジ3及びインクリボンカセット2が固定されると同時に、サーマ ルヘッド4とピンチローラ9とが夫々第1並びに第2の駆動ローラ7,8へ圧接 し、前記テープ5とインクリボンテープ6を挟圧する。
【0011】 テーププリンタ1のキーボード13から文字や記号等を入力すると、その内容 は表示部14に表示され、キーボード13中の印刷キー15の打鍵による印刷指 令に従って第1並びに第2の駆動ローラ7,8が回転し、テープ5とインクリボ ンテープ6とを密着させたまま同図中左方向へ走行させるとともに、サーマルヘ ッド4が前記入力内容に従ってインクリボンテープ6の感熱転写インクをテープ 5の表面に転写する。
【0012】 前記インクリボンテープ6は、テーププリンタ1の駆動軸10の回転により前 記テープ5の走行と連動してインクリボンカセット2内の受動軸11に嵌着した 供給リール16から駆動軸10に嵌着した巻取りリール17に巻取られる。印字 されたテープ5はテープカートリッジ3の左側へ排出され、テーププリンタ1に 設けた切断機構(図示せず)をカットキー18の打鍵によって作動させることに より切断される。
【0013】 図3は前記受動軸11部位の断面図であり、該受動軸11のヘッドに形成した 爪部19を、前記インクリボンカセット2の供給リール16の中央に形成されて いる係合孔20に挿入して嵌合している。該受動軸11はシャーシ21に立設し たセンターピン22に水平方向回転自在に支持されている。そして、図1及び図 2に示した駆動軸10を駆動して巻取りリール17を回転させると、インクリボ ンテープ6を介して該巻取りリール17の回転に供給リール16及び受動軸11 が連動するように構成してある。尚、図中符号23は受動軸11の上下動に対し て弾性力を付与するコイルスプリングである。
【0014】 又、該受動軸11の下部にはクラッチ機構24が装着されている。該クラッチ 機構24は上部に鍔部25を有する円筒部材26を受動軸11の下端部に嵌着し てあり、該円筒部材26の下端部に下側鍔部材27を嵌着している。該下側鍔部 材27の上方には押圧部材28が設けられている。該押圧部材28は円形の上面 を円筒部材26の鍔部25に対向させて周縁部を垂設してあり、該円筒部材26 の外周面にて上下動自在に形成されている。
【0015】 更に、該押圧部材28の下端部は前記下側鍔部材27の溝29にに係合され、 該押圧部材28が下側鍔部材27の回転に連動する。従って、受動軸11と円筒 部材26及び下側鍔部材27並びに押圧部材28は一体的に回転する。そして、 下側鍔部材27と押圧部材28の上部との間にコイルスプリング30を配設して 該押圧部材28を上方へ付勢している。
【0016】 一方、該押圧部材28と円筒部材26の鍔部25との間には円盤31が配設さ れ、該円盤31の中央孔32に前記円筒部材26を挿通している。更に、該円盤 31の上面と円筒部材26との間、及び、該円盤31の下面と押圧部材28の上 面との間にフェルト33を介在している。従って、押圧部材28はフェルト33 及び円盤31を円筒部材26の鍔部25に付勢してこれらを圧接している。更に 、該円盤31の周縁部に切欠部34が形成され、該切欠部34に前記シャーシ2 1に立設したストッパーピン35を係合して該円盤31回転を規制してある。
【0017】 而して、図1に示した装着部2aにインクリボンカセット2を装着して前記駆 動軸10を駆動すれば、インクリボンテープ6が走行を開始して供給リール16 が回転する。該回転に連動して受動軸11が回転する。このときは、クラッチ機 構24の円筒部材26及び押圧部材28が受動軸11と一体的に回転するが、円 盤31はストッパーピン35に規制されて回転することはない。依って、該円盤 31の上下両面と、円筒部材26の鍔部25下面及び押圧部材28の上面とにフ ェルト33を介して摩擦力が発生する。
【0018】 該摩擦力は受動軸11の回転を鈍らせるため、インクリボンテープ6が巻き取 られる引張力に対して反対に作用する。従って、供給リール16と巻取りリール 17との間のインクリボンテープ6にテンションを付加して撓みを防止する。 尚、クラッチ機構24の構成、形状は本実施例に限定すべきではなく種々のも のを用いることができる。更に、この考案がこの考案の精神を逸脱しないかぎり 種々の改変をなすことができ、本考案がこの改変されたものに及ぶことは当然で ある。
【0019】
【考案の効果】
この考案は上記一実施例に詳述したように、プリンタのインクリボンカセット 装着部に配設された受動軸にクラッチ機構を設けて該受動軸に摩擦力が作用する ように構成してある。該摩擦力はインクリボンテープの引張力に対して反対に作 用し、該インクリボンテープにテンションを付加する。
【0020】 従って、インクリボンカセット毎にグリスを塗布したり、或いは、スプリング ワッシャを装着することは必要なくなるため、煩雑な作業を排除して生産性を向 上することができる。更に、インクリボンカセット毎にインクリボンテープへ付 加されるテンションが異なることなく、常に安定したテンションをインクリボン テープに付加するので、円滑なるインクリボンテープの走行が可能となり、プリ ンタの印字性能が向上する等実用的価値のある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーププリンタの平面図。
【図2】テーププリンタのインクリボンテープ装着部の
拡大平面図。
【図3】インクリボンカセットを受動軸に装着した状態
を示す要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 テーププリンタ1 2 インクリボンカセット 2a 装着部 6 インクリボンテープ 10 駆動軸 11 受動軸 16 供給リール 17 巻取りリール 24 クラッチ機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ1のインクリボンカセット2の
    装着部2aに設けた駆動軸10及び受動軸11にインク
    リボンカセット2の巻取りリール17及び供給リール1
    6を係合し、該駆動軸10を駆動して該供給リール16
    より巻取りリール17へインクリボンテープ6を走行で
    きるようにしたプリンタにおけるインクリボンテープの
    走行装置において、前記受動軸11にクラッチ機構24
    を設けて該受動軸11の回転に対し摩擦力が作用するよ
    うに構成したことを特徴とするプリンタにおけるインク
    リボンテープの走行装置。
JP1991010757U 1991-03-02 1991-03-02 プリンタにおけるインクリボンテ―プの走行装置 Expired - Fee Related JP2500080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991010757U JP2500080Y2 (ja) 1991-03-02 1991-03-02 プリンタにおけるインクリボンテ―プの走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991010757U JP2500080Y2 (ja) 1991-03-02 1991-03-02 プリンタにおけるインクリボンテ―プの走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04109170U true JPH04109170U (ja) 1992-09-21
JP2500080Y2 JP2500080Y2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=31900469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991010757U Expired - Fee Related JP2500080Y2 (ja) 1991-03-02 1991-03-02 プリンタにおけるインクリボンテ―プの走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500080Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662183A (en) * 1979-10-26 1981-05-27 Canon Inc Printer

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662183A (en) * 1979-10-26 1981-05-27 Canon Inc Printer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2500080Y2 (ja) 1996-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63306067A (ja) 熱転写プリンタ−
JP2551062Y2 (ja) 転写フィルム用カセット
JPH07290803A (ja) リボンカセット
JP2592570B2 (ja) プリンターのインキフィルム引張力調節装置
JPH0425154B2 (ja)
JPH04109170U (ja) プリンタにおけるインクリボンテープの走行装置
JPH0696317B2 (ja) インクリボンカセツト
JPS59156786A (ja) インクリボンのバツクテンシヨン発生装置
JP2740343B2 (ja) インクリボンカセット
JPH0312539Y2 (ja)
JP2564763Y2 (ja) リール支持装置
JPH04135558U (ja) テープカートリツジ
JPS6131278A (ja) リボンカセツトのたるみ防止機構
JPH03166977A (ja) テーププリンタ及びそれに着脱可能なテープカセット
JP2531071Y2 (ja) インクリボンカセツト
JPH0650214Y2 (ja) インクリボン送り機構
JPH0425348Y2 (ja)
JPS6331979Y2 (ja)
JPH0712029Y2 (ja) インクリボン切替機構
JP3153675B2 (ja) 熱転写式記録装置
JP2571207Y2 (ja) 熱転写リボンカセット
JPS6350126Y2 (ja)
JPH01257085A (ja) 熱転写プリンタのインクリボンカセット
JPS6017712B2 (ja) サ−マルプリンタ
JPH0552795B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees