JPH0410902Y2 - - Google Patents

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JPH0410902Y2
JPH0410902Y2 JP13786986U JP13786986U JPH0410902Y2 JP H0410902 Y2 JPH0410902 Y2 JP H0410902Y2 JP 13786986 U JP13786986 U JP 13786986U JP 13786986 U JP13786986 U JP 13786986U JP H0410902 Y2 JPH0410902 Y2 JP H0410902Y2
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liquid
horizontal reactor
circulation device
reactor
stirring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、一般に高粘度液の製造に用いられる
反応装置として、または、2種類以上の高粘度液
並びに高粘度液と添加液等との反応および混合に
好適な反応装置に関するものである。
〔考案の背景〕
一般に、高粘度液の製造においては、縦形反応
機あるいは横形反応機が用いられるが、第7図に
示すような一般的な縦形反応機では、以下の問題
により高粘度液の処理に無理が生じていた。第7
図に示すごとく、縦形反応機1においては、高粘
度液の攪拌処理を行なうために、攪拌翼2はリボ
ン翼又はアンカー翼を使用している。このため、
(1)缶内物質が高粘度(例えば1万ポアズ以上)に
なると、缶内物質が攪拌翼2に付着して共回りを
起こし、缶内での上、下方向への循環が十分行な
われないため、攪拌効果が低下して缶内物質組成
が均一にならない。(2)缶内物質の循環が不十分に
なると、気液界面における表面更新効果が低下し
て、脱揮操作が必要な反応においては、脱揮効果
が十分得られない等の問題がある。以上の縦形反
応機1の諸問題に対して第8図,第9図に示す横
形反応機3においては、縦形反応機1で処理不可
能な高粘度液についても処理可能であり、特に攪
拌効果(ここでは缶内の上、下方向への環膜)お
よび表面更新効果に優れている。しかしながら、
横形反応機3においては、軸方向の長さが上下方
向の長さに比較して大きいため、攪拌軸方向への
攪拌効果が十分得られないという問題がある。こ
のようなことから、高粘度液の混合に優れた横形
反応機の特徴を生かし、缶内全体を均一に攪拌で
きる反応装置が望まれる。なお、この種の装置と
して関連するものには、例えば特公昭50−21514
号等がある。
〔考案の目的〕 本考案の目的は、横形反応機並びに循環系統に
より、高粘度液の回分操作が可能なる反応装置を
提供することにある。また、循環系統による製品
歩留りの向上を図り、しかも、混練機としての使
用も可能な巾広い用途の反応装置を提供すること
にある。
〔考案の概要〕
本考案は、横形反応機の下部に、内部に送液装
置を備えた缶内液循環装置を設け、該缶内液循環
装置の両端は、横形反応機の両端に連結し、缶内
液循環装置の中央部は三方切替弁を介して横形反
応機の中央部と連結することにより、缶内液を缶
内液循環装置により軸方向に循環させて回分操作
による反応を行なわせるようにしたものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第5図によ
り説明する。第1図〜第5図において、4は内部
に攪拌軸5および攪拌翼6を設け、外周と加熱ジ
ヤケツト14を設けた横形反応機、攪拌軸5とは
回転方向の攪拌効果を優れた円板、または、その
他特殊な形状の攪拌翼6が複数個取付けられてお
り、駆動装置15により図示矢印7の回転方向に
駆動される。9は横形反応機4の下部に設けられ
た缶内液循環装置で、内部に駆動装置15′で駆
動されるスクリユー等の送液装置8を設け、両端
は横形反応機4の両端口4a,4bと連結され、
中央部は三方切替弁10および導管11を介し
て、横形反応機4の中央部と連結されている。1
6は横形反応機4内上部とコンデンサーおよび真
空排気装置(図示せず)とを連結した導管であ
る。
上述した構成において、缶内液は攪拌翼6によ
り矢印7の回転方向に攪拌されながら出口4a,
4bより缶内液循環装置9内に抜出され、送液装
置8により缶内液は送液装置8の中央部に移送さ
れ、三方切替弁10,導管11を経て横形反応機
4の中央部に循環される。この場合の缶内液の流
れは、第3図に矢印12で示す如く循環される。
この循環作用により、缶内液は攪拌軸5の両(左
右)方向に二分された循環されるため、軸方向に
対しても効果的に攪拌される。また、缶内液は缶
内液循環装置9によつて循環させられることによ
り、缶内液循環装置9内並びに導管11内におい
ても攪拌、混合効果が得られ、かつ、缶内液は横
形反応機4の中央部で二分されて循環されるた
め、少ない循環回数で均一な混合が得られ、製品
の品質をより一層均一化することができる。ま
た、本考案での缶内液循環装置9は、加熱ジヤケ
ツト14により、加熱され、かつ、スクリユー等
の送液装置8によつて強制的に加熱、攪拌される
ので、高い伝熱効果が得られ、加熱攪拌を必要と
するプロセスに最適である。上述した缶内液の循
環を繰返して所定の回分操作を行ない、回分操作
終了時の製品の取出しは、三方切替弁10を導管
11′側に切替えることにより、缶内液循環装置
9を抜出し装置として製品を系外に取出すことが
できる。なお、横形反応機4内で発生した揮発物
は導管16より排出される。
第4図,第5図は缶内液循環装置9の両端部に
添加物の供給ライン13を接続したもので、回分
操作時の缶内液中に添加物を供給する場合、供給
ライン13より缶内液循環装置9内両端部に供給
された添加物は、缶内液循環装置9内を中央部に
移送されながら缶内液と予備混合された後、横形
反応機4内に供給されるため、添加物の混合効果
を高めることができる。更に、缶内液循環装置9
の両端部に原料供給ライン(図示せず)を接続す
ることにより、横形反応機4内より製品を取出し
た後、横形反応機4内および缶内液循環装置9内
と滞留している製品を原料により洗浄することが
でき、製品の歩留りを向上させることができる。
つぎに本考案の反応装置による回分操作での自
動運転の一実施例を第6図により説明する。第6
図において、第1図〜第5図と同一部材は同一符
号で示し、説明は省略する。原料送液バルブ22
を開き、缶内液循環装置9を駆動して、原料液を
供給ライン13より缶内液循環装置9の両端部に
供給し、更に缶内液循環装置9、三方切替弁1
0、導管11を介して横形反応機4内に供給し、
攪拌翼6および真空排気装置(図示せず)を駆動
して缶内液の攪拌、循環を行なわせる。横形反応
機4内への原料液の供給は、レベル計18で検知
され、一定量張込まれると原料送液バルブ22が
閉じられる。この状態で反応が進行し、缶内液の
粘度が所定値に達すると、粘度計19で終点粘度
を検知した後、三方切替弁10が導管11′側に
切替えられて製品が取出される。製品取出中は、
液粘度が一定に保持されるよう真空調節弁21が
制御される。製品取出の終点は、レベル計18に
より液面低下を検知し、液面が所定値以下になる
と、三方切替弁10が導管11側に切替えられる
と共に、原料送液バルブ22が開かれて、つぎの
回分操作による反応が行なわれる。
上述の実施例では、原料液の供給について説明
したが、原料液と共に添加物を供給する場合、ま
たは、原料液と添加液を別々に供給して反応を行
なわせる場合においても、上述と同様に実施する
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、攪拌翼による回転方向の攪拌
効果と缶内液循環装置による軸方向の攪拌効果に
より、高粘度液の回分操作による反応を行なう場
合、缶内全体を均一に攪拌することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による反応装置の一実施例を示
す正面図、第2図は同じく側面図、第3図は回方
操作による反応装置内の缶内液の流れを示した略
図、第4図は本考案による反応装置の他の実施例
を示す正面図、第5図は同じく側面図、第6図は
本考案の反応装置による回分操作での自動運転の
一実施例を示す系統図、第7図は従来の縦形反応
機の正面図、第8図および第9図は従来の横形反
応機の正面図および側面図である。 1……縦形反応機、2,6……攪拌翼、3,4
……横形反応機、4a,4b……出口、5……攪
拌軸、7,12……矢印、8……送液装置、9…
…缶内液循環装置、10……三方切替弁、11,
11′……導管、13……供給ライン、14……
加熱ジヤケツト、15,15′……駆動装置、1
6……導管、17……リレーボツクス、18……
レベル計、19……粘度計、20……圧力計、2
1……真空調節弁、22……原料送液バルブ、2
3……添加液送液バルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 攪拌軸に複数個の攪拌翼を取付け、加熱手段
    を有する横形反応機の下部に、内部に送液装置
    を備えた缶内液循環装置を設け、該缶内液循環
    装置の両端部を横形反応機の両端部に連結し、
    缶内循環装置の中央部を三方切替弁を介して横
    形反応機の中央部と連結したことを特徴とする
    反応装置。 2 送液装置をスクリユーで構成した実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の反応装置。
JP13786986U 1986-09-10 1986-09-10 Expired JPH0410902Y2 (ja)

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JP13786986U JPH0410902Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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JP13786986U JPH0410902Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10

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Publication Number Publication Date
JPS6343638U JPS6343638U (ja) 1988-03-23
JPH0410902Y2 true JPH0410902Y2 (ja) 1992-03-18

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