JPS6257636A - 高粘度液反応装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 開示技術は、高粘度の液体相互や高粘度の液体と低粘度
の液体、或いは、高粘度の液体と固体の微粉末等を攪拌
混合して化学反応により特殊製品や新物質を製造する際
等に使用して化学反応装置の構造技術に関する発明であ
る。

〈要旨の概要〉 而して、この発明は反応槽内部に設けた回転反応槽が外
部の駆動源に連結ざれた駆動軸の先端に固定ざれている
化学反応装置に関する発明であり、特に、咳駆動軸が反
応槽の底部よりシール裡に挿通されている構造の化学反
応装置に係る発明である。

く従来技術〉 周知の如く、２種以上の液体相互、或いは、液体と固体
の微粉末を液体と共に攪拌混合しつつ化学反応を進行さ
せて食品や薬品等の特殊な製品や新物質を製造すること
は化学工業では重要な技術的事項としてしばしば行われ
てはいる。

この種の製造の際に、使用ざれる反応装置は原料の被処
理物がいずれも低粘度の液体の場合は、装置内に設けた
所謂スタラータイプの攪拌羽根を反応槽の上方より駆動
するタイプのものが一般的であった。

特に、被処理物の少なくとも１つが高粘度の液体の場合
は、従来は攪拌羽根にリボンスクリュー等を用いてこれ
を反応装置の上方より駆動するようにしている。

例えば、第４図に示す態様は、高粘度液処理用の従来の
反応装置の一例を示すものであるが、５１は反応槽でそ
の胴部５２にはジャケット５３が設けられると共に熱媒
体の出入口５４を有し、上方に設けられた鏡板５５に貫
通する駆動軸５６が設けられている。

而して、駆動軸５６の下端に固着された十字形の上部取
付枠５７とその下部の上方取付枠５７と同形等大の図示
しない下部取付枠との間は、駆動軸５６と平行を成す取
付枠５８．５８・・・をもって連結され、取付枠５８・
・・には胴部５２の内面に沿って螺旋状に屈曲する２条
のリボンスクリュー５９が取り付けられ、又、各取付枠
５８の外周面要所には、外端縁が胴部５２の内面に近接
するスクレーパ６０．６０・・・が＠着されている。

尚、６１は原料挿入口であって鏡板５５に設けられてい
る。

而して、この種反応装置は原料挿入口６１にす２種以上
の原料の被処理物を挿入して上方の図示しないモータに
より駆動軸５６を回転させると、リボンスクリュー５９
が回転して原料を攪拌混合し、所定の化学反応を進行さ
せ、必要に応じ、ジャケット５３に、例えば、高圧水蒸
気等の熱媒体を通して加熱し、反応を促進させ、或いは
、冷水を通して反応熱による反応物６２の温度の異状上
昇を防止するようにする。

その際、スクレーバ６０が胴部５２の内面に粘着した一
部の反応物６２＠剥離して反応物６２を反応槽５１内で
均一に攪拌すると共にジャケット５３との熱伝導を良好
にするようにされている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、かかる反応装置は駆動軸５６が反応物６
２の流動液より上方に突き出して延在しているために反
応物６２が高粘度の場合、当該第４図に示す様に反応物
６２の一部が回転する駆動軸５６にまつわりついて巻き
上げられる。

而して、この巻き上げ反応物６３は駆動軸５６の回転を
停止せぬ限り解消しないという難点があり、しかも、他
の一般部位の反応物６２と混合せず、したがって、反応
がＵＮ！し、特に、ジャケット５３に熱媒体を通して反
応物６２を加熱する場合には、巻き上げ反応物６３が所
定温度に達せず、反応が不十分となり、これに対し、ジ
ャケット５３に冷水を通して反応物６２を冷却する場合
には、巻き上げ物６３が冷却されずに加熱された亥まで
副反応を起こし、いづれの場合も収率が低下して効率が
悪くなる欠点がある。

この発明の目的は上述従来技術に基づく機械的混合攪拌
を行う反応の問題点を解決すべき技術的課題とし、稼動
効率を上げ、製品精度を向上し、保守点検整備もし易い
ようにして各種製造産業における化学機械製造技術利用
分野に益する優れた反応装置を提供せんとするものでお
る。

く問題点を解決するための手段・作用〉上述目的に沿い
先述特許請求の範（ｌＩＩを要旨とするこの発明の構成
は、前述問題点を解決するために、混合攪拌機構を反応
槽の下方より駆動されて回転させるようにし、駆動軸に
対する巻き上げ物の発生を防止するようにし、反応槽内
での反応物の反応が均一に促進されるようにした技術的
手段。

を講じたものである。

〈実施例−構成〉 次に、この発明の１実施例を第１〜３図に基づいて説明
すれば以下の通りである。

第１．２図に示す実施例において、１は反応槽でおり、
その胴部２の外周部にはジャケット３が上部に熱媒出入
口４を有して設けられており、又、上端には鏡板５が被
処理物の原料送入口６を有して設けられている。

而して、反応槽１の中心下部に上下方向に設けられた駆
動軸７は、反応槽１の下部に設けられた鏡板８を下方か
らシール裡に貫通されると共にその下端が反応槽１の下
方に設置した駆動用のモータ９に連結されている。

１０は下部取付枠であり、攪拌槽１内上方に設けられて
回転軸１１を外周に固設しその軸方向に沿う取付枠１０
にリボンスクリュー１２を取り付けると共に外方にスク
レーバ１３．１３・・・を有し、下端には上部取付枠１
０と同形等大の下部取（＝Ｊ枠１４が設けられ、その中
央に駆動軸７の上端が固着され、上部取付枠１０の中央
は胴部２の向上部に固設された十字形の枢支枠１５にピ
ン１６をもって回転自在に枢支されている。

而して、下方鏡板８の駆動軸７の貫通部には所定の液密
シール部１７が設けられ、その側部には反応生成物の排
出口１８が設けられている。

尚、下方の取付枠１４の下面に垂下して板羽根１９が下
段されており、又、反応！ｆ！１の下側には台脚２０か
設けられている。

〈実施例−作用〉 上述構成において、図示しない原料を送入口６から反応
槽１内に送入してモータ９により駆動軸７を介してリボ
ンスクリュー１２と板羽根１９により攪拌混合しその際
駆動軸７、回軸１１、リボンスクリュー１２が反応物の
液面２１よりかなり下方にあるので、従来の反応装置の
ような巻き上げ物が回転軸１１に発生することはない。

又、第３図に示す実施例においては、上記下方鏡板８に
代えて下向截頭円錐形の下部ｊＪｉｉ３１が装着され、
下部ＷＡ３１にはジャケット３２と熱媒体の出入口３３
が設けられている。

而して、下部胴３１内には上記板羽根１９に代えて下部
ＷＡ３１の内面に沿って螺旋状に屈曲するリボンスクリ
ュー３４が下方取付板１４と同様の下方取付枠３５の下
面に取付板３６と取付枠３７をもって取り付けられ、取
付板３６の中央に駆動軸３８の上端が取り付けられてい
る。

かかる構成により、反応装置の下部の攪拌が良好となり
、実験によれば、攪拌効果が従来のものより約２０〜３
０％向上した。

尚、この発明の実施態様は上述各実施例に限らるもので
ないことは勿論であり、他の種々の態様が採用可能であ
り、例えば、反応物を加熱、或いは、冷却する必要がな
い場合、ジャケットを省略した反応装置にも効果的に適
用することが可能であり、使用する攪拌用羽根は、リボ
ンスクリュー掻き取り板に限るものではなく、勿論、低
粘度の液体相互の化学反応にも効果的に使用することが
出来る。

〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、反応装置の駆動軸が反応槽の
下側から１延して設けられているので、その上端が反応
物の液面より下位におるので、従来の反応機のように巻
き上げ部を発生することなく、したがって、混合が完全
に行われて収率が向上する優れた効果が奏される。

そして、ジャケット等を設けている反応装置では被処理
物の反応槽内での均一熱反応が保証され、この点からも
収率良く良好な製品が１９られるという効果が秦される
。

又、反応効率が良いため装置の損耗も少なく耐久性が向
上するという効果も奏される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の１実施例を示すもので第１図は中央
縦断面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面図、第３図は別
の実施例の要部中央縦断正面図、第４図は従来技術に基
づく反応装置の上部中央縦断面正面図である。 １・・・攪拌槽、　１０．１１．１２．１３．１４・・
・攪拌装置、８・・・鏡板、　　７・・・駆動軸、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）反応槽に設けた攪拌翼が回転軸に連結されている
   反応装置において、反応槽内に設けた攪拌翼に反応槽の
   底部中央を下方より挿通する駆動軸の上端を固定してな
   ることを特徴とする高粘度液反応装置。
2. （２）上記反応槽の下部を下向栽頭円推形としてリボン
   スクリュー攪拌翼をもって攪拌するようにしたことを特
   徴とする上記特許請求の範囲第１項記載の高粘度反応装
   置。
3. （３）上記攪拌翼に反応槽に対するスクリューが設けら
   れていることを特徴とする上記特許請求の範囲第１項記
   載の高粘度液反応装置。