JPH04108602A - 塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法 - Google Patents

塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法

Info

Publication number
JPH04108602A
JPH04108602A JP22761890A JP22761890A JPH04108602A JP H04108602 A JPH04108602 A JP H04108602A JP 22761890 A JP22761890 A JP 22761890A JP 22761890 A JP22761890 A JP 22761890A JP H04108602 A JPH04108602 A JP H04108602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous solution
hypochlorite
magnesium
added
minutes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22761890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3444876B2 (ja
Inventor
Shuichi Kusaba
草場 修一
Kazuo Sato
一男 佐藤
Nobuyuki Takahashi
信行 高橋
Norihiko Hoshino
星野 紀彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Priority to JP22761890A priority Critical patent/JP3444876B2/ja
Publication of JPH04108602A publication Critical patent/JPH04108602A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3444876B2 publication Critical patent/JP3444876B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り粟上勿担艮光國 本発明は漂白剤、殺菌剤、防カビ剤、防腐剤、脱臭剤、
鮮度保持剤等に利用できる塩基性次亜塩素酸マグネシウ
ムの製造方法に関するものである。
従来Ω且街 次亜塩素酸塩の一種である塩基性次亜塩素酸マグネシウ
ムの製造方法に関しては、例えば、工業化学雑誌、四、
 917(1953)の緒論の部分に、それまでに報告
された製造方法がまとめて記載されている。これによる
と、酸化マグネシウムと塩素を反応させる方法、硫酸マ
グネシウムと次亜塩素酸カルシウムを反応させる方法、
塩化マグネシウム水溶液を電気分解する方法等が、記載
されている。
また、次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウムとの水
性混合液に塩化マグネシウム水溶液を加える方法につい
ても報告されている〔例えば、生産研究、B工94−9
6 (1956)、スイス特許第75045号(Che
m、Abst、、 II  3396(1917))、
米国特許第3、582.265号〕。同様に、次亜塩素
酸カルシウムや次亜塩素酸ナトリウムと塩化マグネシウ
ムを反応させる方法も知られている(Chew、^bs
t、、Ji72’07 (1935)、特公昭57−5
5642号〕。
゛ しよ゛と る  占 後に詳説する本発明と同じように、次亜塩素酸根を有す
る無機化合物から塩基性次亜塩素酸マグ不ソウムを製造
する方法↓こは、例えば、前記従来の技術に記載したよ
うな文献が知られており、各方法には以下のような問題
点がある。
生産研究、 8.94−96(1956)には、次亜塩
素酸ナトリウムのアルカリ性液に塩化マグネシウム水溶
液を加える方法により塩基性次亜塩素酸マグネシウムを
製造できること、及び原料の使用量を変えて製造した3
種類の塩基性次亜塩素酸マグネシウムの排量とそれらの
有効塩素含有率が記載されている。しかしながら、これ
らの排量と有効塩素含有率、及び原料として使用した次
亜塩素酸ナトリウム中の有効塩素の量から計算で求めら
れる下記の有効塩素固定率は、それぞれ5.8%、10
.2%、27.1%と低く、満足すべき製造方法とは言
えない。
なお、上記した有効塩素固定率は、下記式により定義さ
れ、出発物質(原料)から生成物への有効塩素の移行割
合を百分率で示したものである。
なお、式中有効塩素含有率(重量%)はヨウ素滴定法に
より求めた。
有効塩素固定率(重量%) 得られた塩基性次亜塩素酸マグ2.7・ラムの排量(g
)×得られた塩基性次亜塩素酸マグネシウムの有効塩素
含有率(重量%)÷反応に用いた次亜塩素酸根含有水中
の有効塩素量(g)スイス特許75045号明細書[C
hem、 AbsL、、 IL3396(1917) 
)にも、次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性液に塩化マ
グネシウム溶液を加える方法により塩基性次亜塩素酸マ
グ2ソウムを製造できることが記載されているが、上記
スイス特許明細書の例2に記載されている塩基性次亜塩
素酸マグネシウムの排量とその有効塩素含有率、及び原
料として使用した次亜塩素酸ナトリウム中の有効塩素量
から計算で求められる有効塩素固定率は34.2%と低
く、これも満足すべき製造方法とは言えない。
米国特許第3.582,265号明細書には、塩化マグ
ネシウム水溶液に次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリ
ウムを含んだ水溶液を加えることにより高純度の二塩基
性次亜塩素酸マグネシウムが得られると、その例Iに記
載されているが、有効塩素固定率は35.8%にとどま
っている。その上、反応に長時間を要するため工業的製
造方法としてこれも満足すべきものではない。
Chem、 Abst、、 29 7207(1935
)には、次亜塩素酸カルシウム水溶液に塩化マグネシウ
ム水溶液を加えて10時間後に塩基性次亜塩素酸マグネ
シウムを得る方法が記載されているが、下記式による反
応が主反応と推定されるため有効塩素固定率は理論値で
40%に過ぎない。
一一→Mg(OCl) (OH)・Mg (OH) z
・H,0士、  CaC1z + TC1z 特公昭57−55642号公報の実施例4には、次亜塩
素酸ナトリウムの5水和物と無水塩化マグネシウムとか
ら二塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法が記載さ
れており、有効塩素固定率は45%である。なお、下記
式による反応が主反応と推定されるため有効塩素固定率
は理論値で50%である。
4NaCIO+ 3MgCh + 2HzOMg(CI
O) z ・2Mg(OH) z +4NaCI +2
C12このように従来の製造方法では、原料として用い
た次亜塩素酸根中の有効塩素を塩基性次亜塩素酸マグネ
シウムの有効塩素に移行する割合、すなわち有効塩素固
定率が低かったり、反応に長時間を要した。
ロ 占 ”るための 本発明者等は、塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方
法について、鋭意研究を重ねた結果、短時間の反応で、
有効塩素固定率の高い方法を見いだし、本発明を完成す
るに到った。
すなわち本発明は、 (1)次亜塩素酸根を有する無機化合物とマグネシウム
塩との水性混合液にアルカリ金属水酸化物を加えること
により生成する塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方
法、 (2)次亜塩素酸I!1モル当りマグネシウム塩1.4
〜2.3モル及びアルカリ金属酸化物2,0〜3.5モ
ルを使用する上記塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造
方法、である。
以下に本発明にかかる塩基性次亜塩素酸マグ2シウムの
製造方法を詳細に説明する。
本発明で使用する原料は次亜塩素酸根を有する無機化合
物、マグネシウム塩及びアルカリ金属水酸化物である。
次亜塩素酸根を有する無機化合物として、次亜塩素酸ま
たは次亜塩素酸塩あるいはこれらの混合物や複塩を使用
する。このうち次亜塩素酸塩としては、例えば、次亜塩
素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カル
シウムなどがあり、その1種類または2種類以上あるい
は各々の水和物や複塩を1種類または2種類以上組み合
わせて使用できる。また、アルカリ金属水酸化物水溶液
や水酸化カルシウム水溶液に塩素を加えて調製すること
もできる。
マグ矛シウム塩としては、例えば、塩化マグネシウム、
硫酸マグネシウム、硝酸マグ矛ノウムなどかあり、その
1種類または2種類以上あるいは各々の水和物や複塩を
1種類または2種類以上組み合わせて使用できる。また
、水酸化マグネシウムと塩酸、硫酸及び/または硝酸を
反応せて調製したものを使用することも可能である。ま
た、アルカリ金属水酸化物としては、水酸化ナトリウム
や水酸化カリウムを1種類または2種類組み合わせて使
用できる。
上記した原料の使用割合については、マグネシウム塩を
次亜塩素酸+1!1モル当り1.4モル〜2.3モル、
好ましくは1.7モル〜2.2モル、またアルカリ金属
水酸化物を次亜塩素酸根1モル当り2.0モル〜3.5
モル、好ましくは2.2モル〜3.3モルになるように
使用する。
反応に使用する水の量は、次亜塩素酸根を基準にしてそ
の1g当り7g〜200g、好ましくは15g〜150
gを使用する。このうち、次亜塩素酸根を有する無機化
合物とマグネシウム塩との水性混合液において、次亜塩
素酸m1g当り7g〜75gの水を使用するのが望まし
い。また、アルカリ金属水酸化物は固体のまま加えるこ
とも水溶液として上記水性混合液に加えることも可能で
ある。水溶液として加える時は、次亜塩素酸根1g当り
75gまで、好ましくは60gまで、より好ましくは3
0gまでの水を使用するのが望ましい。
次に、塩基性次亜塩素酸マグネシウムを製造する反応条
件や操作方法を説明する。
次亜塩素酸根を有する無機化合物の水性液にまずマグネ
シウム塩を固形物または水溶液として添加する。あるい
は、マグネシウム塩の水溶液に上記無機化合物を固形物
または水性液として添加してもよい。添加操作は上記し
た水性液あるいは水溶液を撹拌しながら行なってもよく
、得られる水性混合液を45°C以下、好ましくはO′
C〜35°Cで撹拌する。この時の水性混合液は、次亜
塩素酸根を有する無機化合物及びマグネシウム塩の種類
にもよるが、通常pHが6.0〜9.0を示し、上記原
料の使用量や濃度を調整することによって好ましくは6
.5〜8,5、より好ましくは7.0〜8.0にpHを
調整するのが望ましい。次いで、水性混合液を撹拌しな
がら、pHが11を越えないようにアルカリ金属水酸化
物を好ましくは水溶液の状態で加える。添加後のpHは
、アルカリ金属水酸化物の使用量にもより変化するが、
8.5〜l015の範囲を示す量のアルカリ金属水酸化
物を徐々に加えるのが好ましい。
アルカリ金属水酸化物の添加後も撹拌を継続するのが好
ましく、反応混合物から白色の塩基性次亜塩素酸マグネ
シウムが十分に析出したところで、この析出物を濾取し
、得られる粗生成物を水で洗浄し、乾燥する。
上記のようにして製造される塩基性次亜塩素酸マグネシ
ウムはそのままで、前記r生産研究」に記載の漂白剤、
殺菌剤、防カビ剤、防腐剤、脱臭剤、鮮度保持剤等の用
途のほか、例えば、石膏、セメント、紙、塗料、熱可塑
性高分子に添加することも可能であり、広範な目的に使
用可能である。
以下に、実施例1〜12および比較例1〜5を示しなが
ら、本発明を具体的に説明する。
各実施例の理解を容易にするために、使用しな原料の種
類、次亜塩素酸根を有する無機化合物の濃度、次亜塩素
酸根に対するマグネシウム塩及びアルカリ金属水酸化物
のモル比等を下記の表1に示す。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液の調製 水酸化ナトリウム48.1.5重置%含有の水酸化ナト
リウム水溶液328.9kgを25℃で撹拌下に水10
6.6−で希釈しながら、気体の塩素138.12kg
を吸収させた。次いで、析出物を濾別し、得られた濾液
481.3 kgを水518.7kgで希釈し、次亜塩
素酸ナトリウム水溶液1000kgを得た。
この水溶液は次亜塩素酸ナトリウムを13.92重量%
、水酸化ナトリウムを0.25重量%含有しており、比
重が1.145であった。
上記次亜塩素酸ナトリウム水溶液を実施例1で使用した
。同様に上記方法に準じた実施操作により、実施例2〜
10と12及び比較例1と2で使用する次亜塩素酸ナト
リウム水溶液を調製した。
実施例1 前記した次亜塩素酸ナトリウム水溶液Loojli!を
1!のビーカーに入れ、恒温槽で22℃の水溶液とした
。この水溶液へ水溶液11!、に塩化マグネシウム6水
和物500gを含む塩化マグネシウム水溶液173 m
llを10秒間で加え、5分間撹拌した。(この時のp
H7,96) 次いで、この混合水溶液に、水溶液1pに水酸化ナトリ
ウム325gを含む水酸化ナトリウム水溶液78dを1
20分間で加えたところ、添加後のpHは9゜75を示
した。得られる白色のスラリーをさらに30分間撹拌し
た。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム30.8gを得た。このものの有効塩素含
有率は43.16%であり、したがって、有効塩素固定
率は87.6%であった。
実施例2 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウム1
3.82重量%含有、比重1.142)7B−を12の
ビーカーに入れ、恒温槽で22°Cの水溶液とした。
この水溶液へ水溶液II!に塩化マグネシウム6水和物
500gを含む塩化マグネシウム水溶液118dを10
秒間で加えて5分間撹拌した。
次いで、この混合水溶液に、水溶i1Rに水酸化ナトリ
ウム324gを含む水酸化ナトリウム水溶液54耐を9
0分間で加えたところ、添加後のpHは10.0を示し
た。得られる白色のスラリーをさらに30分間撹拌した
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム21.6gを得た。このものの有効塩素含
有量は44.42%であり、したがって、有効塩素固定
率は81.8%であった。
実施例3 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウム1
3.96重景%含存、比重1.138) 100ffi
l!を1!のビーカーに入れ、恒温槽で22°Cの水溶
液とした。
この水溶液へ水溶液1ffiに塩化マグネシウム6水和
物500gを含む塩化マグネシウム水溶液173dを1
0秒間で加えて5分間撹拌した。
次いで、この混合水溶液に、水溶液12に水酸化ナトリ
ウム325gを含む水酸化ナトリウム水溶液81m!を
90分間で加えたところ、添加後のpHは10.03を
示した。得られる白色のスラリーをさらに30分間撹拌
した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム31゜95gを得た。このものの有効塩素
含有量は40.8%であり、したがって、有効塩素固定
率は86.1%であった。
実施例4 次亜塩素酸す) IJウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウ
ム14.69重量%含有、比重1.147)100〆を
12のビーカーに入れ、恒温槽で18°Cの水溶液とし
た。
この水溶液へ水溶液1j2に塩化マグネシウム6水和物
705gを含む塩化マグネシウム水溶液114−を10
秒間で加えて5分間撹拌した。
次いで、この混合水溶液に、水溶液11に水酸化ナトリ
ウム325gを含む水酸化ナトリウム水溶液70戚を9
0分間で加えたところ、添加後のpHは10.02を示
した。得られる白色のスラリーをさらに30分間撹拌し
た。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム28.6gを得た。このものの有効塩素含
有量は45.28%であり、したがって、有効塩素固定
率は79.2%であった。
実施例5 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウム1
3.80重量%含有、比重1.142) 100mを1
!のビーカーに入れ、恒温槽で22°Cの水溶液とした
この水溶液へ塩化マグネシウム6水和物85.88gを
1分間で加えて4分間撹拌した。(この時のp)I7.
00) 次いで、この混合水溶液に、水溶液11に水酸化ナトリ
ウム326gを含む水酸化ナトリウム水溶液78dを7
5分間で加えたところ、添加後のpHは9.72を示し
た。得られる白色のスラリーをさらに80分間撹拌した
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム30.0 gを得た。このものの有効塩素
含有量は41.31%であり、したがって、有効塩素固
定率は82.6%であった。
実施例6 次亜塩素酸すl−IJウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウ
ム13.80重量%含有、比重1.142)100 m
Rを1!のビーカーに入れ、恒温槽で22°Cの水溶液
とした。
この水溶液へ水溶液1!に塩化マグネシウム6水和物6
00gを含む塩化マグネシウム水溶液107戚を10秒
間で加えて5分間撹拌した。(この時のpH7,77)
次いで、この混合水溶液に、水溶液11に水酸化ナトリ
ウム326gを含む水酸化ナトリウム水溶液52dを9
0分間で加えたところ、添加後のpHは8.86を示し
た。得られる白色のスラリーをさらに60分間撹拌した
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム22.4gを得た。このものの有効塩素含
有量は46.55%であり、したがって、有効塩素固定
率は69.5%であった。
実施例7 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウム3
2.41重量%含有、比重1.351)50dを1p!
のビーカーに入れ、恒温槽で22°Cの水/8fiとし
た。
この水溶液へ水溶液1!に塩化マグネシウム6水和物7
00gを含む塩化マグネシウム水?8液】70戚を10
秒間で加えて2分間撹拌した。(この時のρ)16.3
5)次いで、この混合水溶液に、水溶液11に水酸化ナ
トリウム327gを含む水酸化ナトリウム水溶液113
111!を90分間で加えたところ、添加後のpHは9
.90を示した。得られる白色のスラリーをさらに30
分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム42.3 gを得た。このものの有効塩素
含有量は33.54%であり、したがって、有効塩素固
定率は68.0%であった。
実施例8 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトJウム3
2.95重量%含有、比重1.361)50−を1ρの
ビーカーに入れ、恒温槽で23°Cの水溶液としたにの
水/8液へ水溶11ffに塩化マグネシウム6水和物6
00gを含む塩化マグ不ンウム水熔1178mRを10
秒間で加えて5分間撹拌′−た。(この時のpH6,9
0)次いで、この混合水溶液に、水溶液1fに水酸化ナ
トリウム200 gを含む水酸化ナトリウム水溶液31
2−を90分間で加えたところ、添加後のpHは10.
0を示した。得られる白色のスラリーをさらに30分間
撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム37.6gを得た。このものの有効塩素含
有量は44.78%であり、したがって、有効塩素固定
率は78.8%であった。
実施例9 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウム1
3.80重量%含有、比重1.142)+00戚を1p
のビーカーに入れ、恒温槽で22°Cの水溶液とした。
この水溶液へ水溶液1ffiに硝酸マグネシウム6水和
物600gを含む硝酸マグネシウム水溶液180mfl
を10秒間で加えて5分間撹拌した。(この時のpi(
7,92)次いで、この混合水溶液に、水溶液1iV、
に水酸化ナトリウム326gを含む水酸化ナトリウム水
溶液77.5dを90分間で加えたところ、添加後のp
Hは10.00を示した。得られる白色のスラリーをさ
らに30分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム30.5gを得た。このものの有効塩素含
有量は42.74%であり、したがって、有効塩素固定
率は86.8%であった。
実施例10 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(次亜塩素酸ナトリウム1
3.80重量%含有、比重1.140) 100IR1
をIfのビーカーに入れ、恒温槽で22℃の水溶液とし
た。
この水溶液へ水溶液1Nに硫酸マグネソウム7水和物3
00 gを含む硫酸マグスシウム水?8液346 mi
を10秒間で加えて5分間撹拌した。(この時のpH9
,07)次いで、この混合水溶液に、水溶液11に水酸
化ナトリウム100 gを含む水酸化ナトリウム水溶W
1.220 mlを90分間で加えたところ、添加後の
pHは10.01を示した。得られる白色のスラリーを
さらに30分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム26.8gを得た。このものの有効塩素含
有量は39.52%であり、したがって、有効塩素固定
率は70.7%であった。
実施例11 1fのビーカーに水88dを入れて22℃の恒温槽に浸
し、攪拌しながら有効塩素含有率66重量%の次亜塩素
酸カルシウム20.を加えた。この水溶液へ水溶液ll
に塩化マグネシウム6水和物600 gを含む塩化マグ
オシラム水溶液95tuRを10秒間で加えて5分間撹
拌した。(この時のpH7,31)次いで、この混合水
?′@液に、水溶液1Nに水酸化ナトリウム327gを
含む水酸化ナトリウム水溶液50−を90分間で加えた
ところ、添加後のp)lは10.06を示した。得られ
る白色のスラリーをさらに30分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗住成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム21.5gを得た。このものの有効塩素含
有量は41.14%であり、したがって、有効塩素固定
率は67%であった。
実施例12 0.80mo 1 / 1の次亜塩素酸ナトリウム水溶
液100dを1!のビーカーに入れ、恒温槽で22°C
の水溶液とした。この水溶液へ水溶液11に塩化マグネ
シウム6水和物200gを含む塩化マグネシウム水溶液
163−を5秒間で加えて5分間撹拌した。
(この時のpH8,81)次いで、この混合水溶液に1
w+ol/ILのナトリウム水溶液240mを90分て
加え、さらに40分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム10.85 gを得た。このものの有効塩
素含有率は38.71%であり、したがって、有1効塩
素固定率は74.0%であった。
前記した生産研究、B工94−96 (1956)に記
載の製造方法に比べて、本発明にかかる製造方法の方が
優れていることを以下の比較例1.2と上記実施例12
とにより証明する。
なお、比較例1.2及び実施例12で使用した各水溶液
はr生産研究jの第5表中段と同じ濃度のものを用い、
比較例1はこの第5表に記載されている中段の仕込量に
拠った。その理由は以下による。
沈澱物の主成分を三塩基性次亜塩素酸マグネシウムとし
、有効塩素含有率で純度補正をして、上記[第5表Jの
上段、中段、下段各々の収率を水酸化ナトリウムの仕込
量を基準にして求めると111%、82%、472%に
なっている。したがって、化学量論的に追試可能な中段
を選んだ。
ちなみに、「生産研究」の第5表を表2として下記に抜
粋して示す。
比較例I 0.80mo l i’ nの次亜塩素酸ナトリウム水
溶液100−をII!、のビーカーに入れ、恒温槽で2
2°Cの水溶液とした。この水溶液へIIIIo1/2
の水酸化ナトリウム水溶e、30ai!を5秒間で加え
て5分間撹拌した。(この時のpH1,3,02)  
次いで、この次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性液に、
水溶液II2に塩化マグネシウム6水和物200 gを
含む塩化マグネシウム水溶液10M’を120分間で加
えたところ、添加後のpHは8.60を示し、得られる
白色のスラリーをさらに30分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム1.37gを得た。このものの有効塩素含
有率は38.11%であり、したがって、有効塩素固定
率は9.2%であった。
比較例1では次亜塩素酸ナトリウム1モル当りの水酸化
ナトリウムと塩化マグネシウム各々の使用モル数が0.
375モルと1.23モルであり、三塩基性次亜塩素酸
マグ名シウムを生成させるのに各々必要な当量3モルと
2モルに比べてはるかに少ない。これが原因で有効塩素
固定率が悪いとも考えられる。
そこで、比較例1で用いた各々の水溶液を三塩基性次亜
塩素酸マグネシウムを生成させるのに必要な当量となる
ように用いた比較例2を実施した。
比較例2 0、80IIIo l / 42の次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液100dを11のビーカーに入れ、恒温槽で2
2°Cの水溶液とした。この水溶液へ1mol/12の
水酸化ナトリウム水溶液240!Iflを5秒間で加え
て5分間撹拌した。(この時のp!(13,23)  
次いで、この次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性液に、
水i液ll:塩化マグネシウム6水和物200gを含む
塩化マグネシウム水溶液163dを90分間で加えたと
ころ、添加後のpt+は9.48を示し、白色スラリー
をさらに40分間撹拌した。
その後、白色の析出物を吸引濾取し、得られた粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム8.1gを得た。このものの有効塩素含有
率は14.85%であり、したがって、有効塩素固定率
は21.2%であった。
さらに、前記したスイス特許75045号明細書CCh
em、 Abst、、ユ[3396(1917) )に
記載の製造方法に比べても本発明にががる製造方法が優
れていることを証明するため、比較例3〜5を示す。
次の比較例3はスイス特許75045号明細書の例2の
仕込量で反応を行なった。
比較例3 水酸化ナトリウム52.8g  (1,32モル)を水
に溶かし11とし、塩素26.8 g (0,378モ
ル)を加えて、次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性液を
調製した。
この次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性液を撹拌し、そ
こへ塩化マグネシウム47 g (0,494モル)を
水にとかし200dにしたものを90分間で加えた。
この時のpHは12.81を示し、さらに30分間撹拌
した。
次いで、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
マグネシウム28gを得た。このものの有効塩素含有率
は3.30%であり、したがって、有効塩素固定率は3
,4%であった。
このように、上記比較例3の有効塩素固定率が極めて低
かったので、次の比較例4は塩化マグネシウム添加後の
反応混合物の撹拌時間を16時間にした。
比較例4 次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性液に塩化マグネシウ
ム水溶液を加えた前記比較例3の反応混合物を、さらに
16時間撹拌した。
次いで、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
ナトリウム29.06 gを得た。このものの有効塩素
含有率は4.24%であり、したがって、有効塩素固定
率は4.6%であった。
このように、反応混合物を長時間撹拌しても有効塩素固
定率に改善はみられなかった。
次の比較例5は、次亜塩素酸ナトリウム1モル当りの塩
化マグネシウム量をスイス特許75045 号明細書の
例2に記載の1.31モルから、三塩基性次亜塩素酸ナ
トリウムを生成させるのに必要な2モルに仕込量を増や
した。
比較例5 水酸化ナトリウム52.8gを水に溶かし1乏にしたも
のを21のビーカーに入れ、氷水で冷却し撹拌下、塩素
26.8 gを加えて、次亜塩素酸ナトリウムのアルカ
リ性液を調製した。この次亜塩素酸ナトリウムのアルカ
リ性液を22°Cの恒温槽に浸し撹拌下、塩化マグネシ
ウム71.73 g (0,753モル)を水にとかし
200I11にしたものを90分間で加えた。
この時のpHは9.67を示し、さらに40分間撹拌し
た。
次いで、白色の析出物を吸引濾取して得られる粗生成物
を水で洗浄し、吸引濾取後、乾燥して塩基性次亜塩素酸
ナトリウム45.8gを得た。このものの有効塩素含有
率は23.14%であり、したがっプ 有効塩素固定率は39.5%であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次亜塩素酸根を有する無機化合物とマグネシウム
    塩との水性混合液にアルカリ金属水酸化物を加えること
    を特徴とする塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法
  2. (2)前記次亜塩素酸根1モル当りマグネシウム塩1.
    4〜2.3モル及びアルカリ金属水酸化物2.0〜3.
    5モルを使用する請求項(1)記載の塩基性次亜塩素酸
    マグネシウムの製造方法。
JP22761890A 1990-08-29 1990-08-29 塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法 Expired - Fee Related JP3444876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22761890A JP3444876B2 (ja) 1990-08-29 1990-08-29 塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22761890A JP3444876B2 (ja) 1990-08-29 1990-08-29 塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04108602A true JPH04108602A (ja) 1992-04-09
JP3444876B2 JP3444876B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=16863755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22761890A Expired - Fee Related JP3444876B2 (ja) 1990-08-29 1990-08-29 塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3444876B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018230354A1 (ja) * 2017-06-16 2020-03-19 東亞合成株式会社 セルロースナノファイバーの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104430510B (zh) * 2014-11-26 2017-11-24 燕山大学 一种稳定的具有缓蚀阻垢作用的含氯消毒剂

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018230354A1 (ja) * 2017-06-16 2020-03-19 東亞合成株式会社 セルロースナノファイバーの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3444876B2 (ja) 2003-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2320635A (en) Manufacture of high test bleach
JP5424562B2 (ja) 水酸化セシウム溶液の製造法
JPH11505284A (ja) 次亜塩素酸塩漂白組成物の製造法
US20060051284A1 (en) Process for the preparation of concentrated solutions of stabilized hypobromites
CA2271366C (en) Method for producing potassium oxonate
JPS59130243A (ja) m−及びp−フエニレンジアミンの製法
EP0046048A1 (en) Process for manufacture of calcium hypochlorite
JPH04108602A (ja) 塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法
JP3822666B2 (ja) 三塩基性次亜塩素酸マグネシウムの製造方法
JP2991987B2 (ja) 塩基性塩化アルミニウム及びその製造方法
JPH04305589A (ja) 新規四核マンガン錯体
JPH0848518A (ja) アルミニウム含有率の少ないカルシウム塩の製造方法
US6570022B2 (en) Preparation of bis-(1(2)H-tetrazol-5-yl)-amine monohydrate
JP3503116B2 (ja) 高濃度フリーヒドロキシルアミン水溶液の製造法
JPS598603A (ja) 低食塩次亜塩素酸ナトリウム水溶液の製造方法
US3094525A (en) Dichlorocyanurate complex
CN111689881B (zh) 一种阿佐塞米中间体的合成方法
JPH0812328A (ja) 水酸化第二銅の製造法
JP2003516293A (ja) アルカリ金属またはアルカリ土類金属の鉄酸塩の固形合成方法及びこの方法で得られる鉄酸塩
US4090023A (en) Production of alkali metal salts of dichloroisocyanuric acid
JPH11505286A (ja) 次亜塩素酸塩漂白組成物の製法
JPH05147948A (ja) 硫酸マンガンの製造方法
RU2189355C2 (ru) Способ получения оксихлорсульфата алюминия
JPS61286219A (ja) ポリ塩化アルミニウムの製造方法
WO1997016411A1 (fr) Procedes de production de 4,6-bisphenyl(substitue)azoresorcinols

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees