JPH04108291U - 感知器ベース - Google Patents

感知器ベース

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JPH04108291U
JPH04108291U JP1024091U JP1024091U JPH04108291U JP H04108291 U JPH04108291 U JP H04108291U JP 1024091 U JP1024091 U JP 1024091U JP 1024091 U JP1024091 U JP 1024091U JP H04108291 U JPH04108291 U JP H04108291U
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JP
Japan
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base body
mounting screw
base
clip
clamp
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Pending
Application number
JP1024091U
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English (en)
Inventor
秀雄 山下
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工に手間のかからない省施工化を図る。 【構成】 下端周縁部に鍔10aを有する筒状のベース
本体10と、ベース本体天板10bを挿通する取り付け
ねじ12と、取り付けねじ12に螺合する挟金具11と
を備え、ベース本体筒状部10gより僅かに大きい埋込
穴A1を形成した天井板Aに下面からベース本体筒状部
を挿入して取り付けねじを回転することで鍔と挟金具と
で埋込穴周縁を挟持して取り付ける感知器ベース1であ
って、ベース本体天板に挟金具が取り付けねじと供回り
することを防止する回動規制10d,10e,10fを
立設すると共に、取り付けねじに取り付けねじを緩めて
行ったとき挟金具の下端がベース本体天板より上に達し
た位置で挟金具11が供回りする供回り手段12aを設
けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、埋込穴を形成した天井板への、感知器ベースの取り付けに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
火災感知器は天井直付け型のものが多かったが、近年顧客からの美観に対する 要望から天井埋め込み型の火災感知器が主流に成ってきている。天井埋め込み型 の火災感知器は、センサーを備えるヘッド部と、天井板に埋め込み取り付けして ヘッド部が嵌着されるベース部と、ベース部を天井板に埋め込み取り付けする際 の外観的に見苦しいベース下部の鍔部の孔開け加工部やねじ止め部等を目隠しす るためのプレートとを備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、天井板に設けた埋込穴に挿着する天井埋め込み型の火災感知器のベー ス部は、埋込穴に取り付け金具を挿設し、その後該取り付け金具にベース部を固 着するような、ベース部と取り付け金具とが別々になったもの、または、ベース 部と取り付け金具とは一体と成っているものの埋込穴に挿着するに際し取り付け 金具に設けられた挟金具を倒す等、取り付けねじを締め付ける以外の作業を必要 とし、いずれも施工に手間がかかると言う問題点が有った。
【0004】 本考案は上記の問題点を改善するために成されたもので、その目的とするとこ ろは、ベース部と取り付け金具とを一体化すると共に天井板に設けた埋込穴に挿 入し、取り付けねじを回転するのみで取り付けできる施工に手間のかからない省 施工化の図れる感知器ベースを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の問題点を解決するため、下端周縁部に鍔を有する筒状のベー ス本体と、ベース本体天板を挿通する取り付けねじと、該取り付けねじに螺合す る挟金具とを備え、ベース本体筒状部より僅かに大きい埋込穴を形成した天井板 に下面からベース本体筒状部を挿入して前記取り付けねじを回転することで鍔と 挟金具とで埋込穴周縁を挟持して取り付ける感知器ベースであって、前記ベース 本体天板に挟金具が取り付けねじと供回りすることを防止する回動規制を立設す ると共に、前記取り付けねじに該取り付けねじを緩めて行ったとき前記挟金具の 下端がベース本体天板より上に達した位置で挟金具が供回りする供回り手段を設 けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記のように構成したことにより、回動規制に挟金具を当接させながら取り付 けねじを緩め、供回り手段と回動規制とで挟金具全体が平面視でベース本体筒状 部の内側に位置する状態にした感知器ベースを、ベース本体筒状部より僅かに大 きい埋込穴にベース本体筒状部を挿入し鍔を天井板に当接し、その後、取り付け ねじを締め付け方向に回転する。すると挟金具は取り付けねじと供回りし回動規 制と当接すると共に挟金具の下端は平面視でベース本体筒状部から突出する。更 に取り付けねじを締め付けると、挟金具は回動規制により回転せず取り付けねじ のみが回転するので挟金具は回動規制に沿って下降し、最終的には挟金具の下端 は天井板に当接して挟金具と鍔とで埋込穴周縁を挟持し感知器ベースは天井板に 取り付けできる。
【0007】 また、天井板に取り付けした感知器ベースを取り外すには、取り付けねじを回 転して緩める。すると挟金具は上昇していき、挟金具が供回り手段まで達すると 挟金具は取り付けねじと供回りし回動規制に当接すると共に挟金具全体が平面視 でベース本体筒状部の内側に位置する。この状態で感知器ベースを下方に取り外 すことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る感知器ベースの一実施例を図1〜図4に基づいて詳細に説 明する。
【0009】 図1は本考案に係る感知器ベース1を天井板Aに取り付けした状態を示す一部 断面側面図であり、図2は感知器ベース1の斜視図であり、図3は感知器ベース 1の要部分解斜視図であり、図4は感知器ベース1の要部斜視図である。
【0010】 図1〜図4に示すように、感知器ベース1のベース本体10は円筒状の下端周 縁に鍔10aを備えるプラスチック製のものであって、ベース本体天板10bの 周縁近傍には1対の貫通孔10c,10cを設けると共に、回動規制に相当する リブ10d及びリブ10e並びにリブ10fが平面視略F字状に貫通孔10cを 囲むように開口側を外側にして各々立設されている。
【0011】 図3及び図4に示すように、リブ10d及びリブ10eは等しい高さに立設し ているが、リブ10fはリブ10d及びリブ10eより僅かに低く立設している 。また、リブ10fの立設高さはベース本体筒状部10gの高さと略等しく成っ ている。
【0012】 挟金具11は、ベース本体筒状部10gの高さと略等しい略Z字状の金具でリ ブ10dとリブ10fとの間に緩挿できる程度の幅を有し、挟金具11の略Z字 状の上辺先端近傍にはねじ孔11aが設けられると共に、挟金具11の略Z字状 の上辺先端はねじ孔11aを中心として略半円状に加工してある。
【0013】 挟金具11の略Z字状の上辺の屈曲部11bは、平面視でねじ孔11aと貫通 孔10cとを一致させ挟金具11をリブ10dとリブ10fとの間に位置させた とき、ベース本体筒状部10gの僅か外側に位置していて略直角に下方に屈曲し ている。更に挟金具11は屈曲部11bから略ベース本体筒状部10gの高さ分 下がった位置に略直角の屈曲部11cを有し、屈曲部11cから略Z字状の下辺 が外方向に屈曲している。また、略Z字状の下辺の先端には天井板Aに食い込む 小さな爪11d,11dを形成している。
【0014】 そして、図3に示すように、リブ10dと略同じ長さの取り付けねじ12によ って前述したベース本体10に前述した挟金具11を組付ける。すなわち、取り 付けねじ12をベース本体1の内側から貫通孔10cに挿通し、貫通孔10cに 挿通した取り付けねじ12の先端を挟金具11のねじ孔11aに螺合し、更に、 ねじ孔11aに螺合した取り付けねじ12の先端に供回り手段に相当する潰し加 工を施す。この潰し加工は取り付けねじ12を緩め過ぎても挟金具11が脱落し ないようにすると共に、挟金具11が取り付けねじの回転に伴って供回りするよ うにするためのものである。
【0015】 なお、通常、感知器ベース1の出荷時には、挟金具11の略Z字状の上辺をリ ブ10f上に位置させて(平面視で挟金具11をリブ10eと平行にして)取り 付けねじ12を回転して締め付け、挟金具11でリブ10fの上面を僅かに押圧 するようにしてある。この状態は、平面視で挟金具11全体がベース本体筒状部 10gの内側に位置するので感知器ベース1は最もコンパクトに成り、梱包に最 適であると共に後述するように天井板Aに感知器ベース1を取り付けるにも最適 である。
【0016】 図2は以上のようにしてベース本体10に挟金具11を取り付けねじ12で組 付けた、完成した状態の感知器ベース1を示す斜視図である。
【0017】 この様にして完成した感知器ベース1を天井板Aに取り付けるには次のように 行う。まず天井板Aにベース本体筒状部10gの外径より僅かに大きい埋込穴A 1を設ける。そして、前述したように平面視で挟金具11をリブ10eと平行に して挟金具11でリブ10fの上面を僅かに押圧するようにして出荷された感知 器ベース1は、挟金具11全体が平面視でベース本体筒状部10gの内側にある ので、感知器ベース1は鍔10aが天井板Aに当接するまで埋込穴A1に挿入で きる。
【0018】 その後、取り付けねじ12を緩める方向(図4の矢印Xの方向)に回転すると 、挟金具11はリブ10eに当接するので回転せず取り付けねじ12のみが回転 する。そして、挟金具11は上昇していくが、取り付けねじ12の先端が潰し加 工してあるのでそれ以上取り付けねじ12を緩められなくなる。ここで、取り付 けねじ12を締め付ける方向(図4の矢印Yの方向)に回転すると、挟金具11 は取り付けねじ12と略90°(図4の矢印Wの方向)供回りしてリブ10dと 当接すると共に、挟金具11の略Z字状の下辺が平面視でベース本体筒状部10 gの内側から突出する。
【0019】 更に取り付けねじ12を締め付ける方向(図4の矢印Yの方向)に回転すると 、挟金具11は回転せず取り付けねじ12のみが回転するので、挟金具11はリ ブ10dとリブ10fとの間を下降し、最終的には略Z字状の挟金具11の下辺 は天井板Aに当接すると共に挟金具11の爪11dが天井板に食い込み、挟金具 11とベース本体10の鍔10aとで埋込穴A1の周縁を挟持する。このように して感知器ベース1は天井板Aに取り付けできる。
【0020】 また、天井板Aに取り付けした感知器ベース1を取り外すには、取り付けねじ 12を緩める方向(図4の矢印Xの方向)に回転する。すると、挟金具11はリ ブ10fに当接して回転せず取り付けねじ12のみが回転するので、挟金具11 はリブ10dとリブ10fとの間を上昇する。そして、挟金具11の上辺がリブ 10fの高さ以上の位置に達する(このとき、挟金具11の下辺及び爪11dも ベース本体天板10bより上の位置に達している)と、挟金具11は取り付けね じ12の回転とともに90°供回りして挟金具11はリブ10eに当接する。こ のとき爪11dはベース本体天板10bと接触しないのでベース本体天板10b に引っ掛かることはなく、しかも挟金具11が捩じれ気味にならないのでスムー ズに取り付けねじ12を回転すことができる。
【0021】 更に取り付けねじ12を緩めるともはや取り付けねじ12は回転できなくなり (供回り手段に相当する取り付けねじ12の先端潰し加工による)、感知器ベー スが抜脱できる状態に成ったことが分かり、もはや取り付けねじ12を緩めると こができなくなった状態で感知器ベース1を天井板Aの埋込穴A1から引き抜く と、感知器ベース1を取り外すことができる。
【0022】 なお、本考案の感知器ベースは実施例に限定されるものではなく、ベース本体 は角筒状であっても良く、挟金具は略Z字状ではなく略へ字状でも良く、平面視 略F字状のリブは略コ字状でも良いことは言うまでもない。また、極論すれば、 天井板Aから取り外すために取り付けねじ12を緩めて行ったとき、挟金具11 の下部のみがベース本体筒状部10gで回転規制され挟金具11が捩じれ気味に なって、取り付けねじ12を緩めるための回転力が固くなっても良いのであれば 、リブ10d,10e,10f中リブ10dのみでもよいことは言うまでもない 。
【0023】
【考案の効果】
本考案の感知器ベースは、上記のように構成したものであるから、ベース本体 筒状部より僅かに大きい埋込穴を形成した天井板に、作業者が感知器ベースを施 工する場合には、取り付けねじをいっぱいに緩めた感知器ベースを単に挿入した 後、取り付けねじを回転して締め付けるのみで天井板への感知器ベースの施工が 完了できると共に取り付けねじを回転して緩めるのみで取り外しのできる、施工 に手間がかからず省施工化の図れる感知器ベースを提供できると言う効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る感知器ベースの一実施例を埋込穴
に取り付けた状態を示す一部断面側面図である。
【図2】本考案に係る感知器ベースの一実施例を示す斜
視図である。
【図3】本考案に係る感知器ベースの一実施例の要部を
示す分解斜視図である。
【図4】本考案に係る感知器ベースの一実施例の要部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 感知器ベース 10 ベース本体 10a 鍔 10b ベース本体天板 10d 回動規制 10e 回動規制 10f 回動規制 10g ベース本体筒状部 11 挟金具 12 取り付けねじ 12a 供回り手段 A 天井板 A1 埋込穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端周縁部に鍔を有する筒状のベース本
    体と、ベース本体天板を挿通する取り付けねじと、該取
    り付けねじに螺合する挟金具とを備え、ベース本体筒状
    部より僅かに大きい埋込穴を形成した天井板に下面から
    ベース本体筒状部を挿入して前記取り付けねじを回転す
    ることで鍔と挟金具とで埋込穴周縁を挟持して取り付け
    る感知器ベースであって、前記ベース本体天板に挟金具
    が取り付けねじと供回りすることを防止する回動規制を
    立設すると共に、前記取り付けねじに該取り付けねじを
    緩めて行ったとき前記挟金具の下端がベース本体天板よ
    り上に達した位置で挟金具が供回りする供回り手段を設
    けたことを特徴とする感知器ベース。
JP1024091U 1991-02-28 1991-02-28 感知器ベース Pending JPH04108291U (ja)

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JP1024091U JPH04108291U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 感知器ベース

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1024091U JPH04108291U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 感知器ベース

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JPH04108291U true JPH04108291U (ja) 1992-09-18

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ID=31900267

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1024091U Pending JPH04108291U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 感知器ベース

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