JPH0410794Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本案は、餃子（中国式食品にして、細い肉と野
菜をメリケン粉皮に包んで湯で煮て食べる）を自
動的に作る機械に応用して、作り上げた餃子とメ
リケン粉皮屑を別々に集中するものに関するもの
である。

［従来の技術］ 従来の餃子製造機の基本作業原理はメリケン粉
皮を同じ幅のベルト状に作つて円筒に巻き付けて
から正方形のメリケン粉皮に切り分けて１個の円
い孔を完全に切り離さずに圧し付けておく。

それから内容物（細い肉と野菜を混ぜた物）を
円形のメリケン粉皮の上に詰め込んで、型具で自
動的にひつくり返して正方形のメリケン粉皮を丁
度半分に重なり合せて、餃子を１個乃至３個同時
に成形させた後、周囲の余つたメリケン粉皮屑を
同時に切り除くが、餃子とメリケン粉皮屑は人工
的に分けなければならない。

［考案が解決しようとする課題］ 本願は、従来の技術の有するこのような問題点
に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のような事のできるものを提供しようと
するものである。

餃子とメリケン粉皮屑を人手によらず、機械的
に、効率よく分離しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案のものは下
記のようになるものである。

すなわち本願のものは、餃子製造機の作業中、
メリケン粉皮を数本のベルト状に切り分ける時、
完全に切り分けないで或る部分相互に連結させて
おき、餃子が成形された後で、餃子とメリケン粉
皮屑をコンベアベルトの終端に輸送して来た時、
終端に設置してある歯車軸に付けてある歯車の歯
は上向きに回つているので、それでコンベアベル
トの上に載つているメリケン粉皮屑の孔を引つ掛
けて、出口の方に輸送するが、餃子は下の方に落
下して別のコンベアベルトで輸送させるようにし
たものである。

［作用］ 効果と共に説明する。

［考案の実施例］ 本案の餃子の製造作業の過程は第１図、第２図
が示す如く、メリケン粉皮は軸支え架台１の上に
置いてから、ガイドローラ２Ａ，２Ｂに案内され
て、引きローラ３と棒状の切り分け刀４の間に落
ち込んで、数本の未だ完全に切り離していないベ
ルト状になり、回転している型具５に設けてある
釘６に引つぱられて型具５の表面にのつた状態に
なり、それから圧し錘７が降下してメリケン粉皮
を押しくぼませるよう構成されている。

その次に、内容物供給口８から内容物がそのく
ぼみの中に適量に落ちる。

同時に刀９が降りてメリケン粉皮を切り離す。

型具５が続いて前進すると、型具５は制限ロー
ラ１０に阻止され２個の型具が折り重ね合せて、
メリケン粉皮と内容物は型具５に設けてある噛み
合せ面に圧し合わされて、第３図が示す様に餃子
１６と孔を開けたメリケン粉皮屑１５となる。

型具５は又自動的に開けられて餃子１６とメリ
ケン粉皮屑１５をコンベアベルトの上に落して矢
印の方向に輸送し、終端に来ると時計の針の方向
に回転している歯車１２の歯はメリケン粉皮屑１
５の孔の中に引つ掛かり、メリケン粉皮屑１５は
歯車の回転により出口１４の方に輸送されるが、
餃子１６は歯車に付着しない為に別のコンベアベ
ルト１３の上に落ちて別の処に輸送される。

本案の特徴は第４図が示す如く、同じ１枚のメ
リケン粉皮で同時に多数の餃子を製造する時、そ
のメリケン粉皮を先に数本のベルト状に切り分け
て、製造過程中にメリケン粉皮が相互に引き合つ
て変形することを防止する点にある。

それで若し本案を利用してメリケン粉皮を５本
のベルト状に切り分ける時、切り分け刀４の回転
圧力によりメリケン粉皮を完全に切り離さず、切
り分け刀４は同間隔で上に突出した縁４１を付設
し、この縁４１には欠け口４２を付けてその目的
を達する。

この為、切り分け刀４と引きローラ３が接触回
転したらメリケン粉皮は部分的に切り分けられる
だけで、或る部分は未だ相互に引つ付いているこ
とになる。

餃子１６が成型されると、第３図が示す様にメ
リケン粉皮屑１５と別々に分離されてコンベアベ
ルト１１に輸送されて前進する。

餃子１６と歯車１２との間には付着面が存在し
ないので歯車１２相互の間とコンベアベルト１１
の間からコンベアベルト１３の上に落下して行
く。

又メリケン粉皮屑１５は餃子１６と分離された
後でも相互に切り離れていないので数個の孔を形
成した連続した１枚の形になつているので、第１
図が示す如く歯車１２とコンベアベルト１１の接
近した場所に来ると、歯車１２の上向きの回転に
よりどの孔かが歯車１２の歯に引つ掛るので、そ
の１枚のメリケン粉皮屑全体は第５図が示す如く
歯車１２の上に載りかかつて出口１４に輸送され
て行く。

それで餃子１６とメリケン粉皮屑１５の自動的
分離の目的を達成することができる。

［考案の効果］ 本案の餃子製造機のメリケン粉皮屑の集中装置
は自動的に製造された製品の餃子とその材料屑が
格別に集中させられるので、人工的作業員を必要
としないから作業が便利でコストを切り下げられ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の１部を切り欠いた外観図、第２
図は本案の１部を切り欠いた側面図、第３図は本
案の要部の斜視図、第４図は本案の中の切り分け
刀がメリケン粉皮を切る作動説明斜視図、第５図
は本案の中の餃子をメリケン粉皮屑から分離輸送
する状態の作動説明斜視図である。 １……支え架台、２Ａ，２Ｂ……ガイドロー
ラ、３……引きローラ、４……切り分け刀、４１
……縁、４２……欠け口、６……釘、７……圧し
錘、８……内容物供給口、９……刀、１０……制
限ローラ、１１……コンベアベルト、１２……歯
車、１３……コンベアベルト、１４……出口、１
５……メリケン粉皮屑、１６……餃子。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 餃子がメリケン粉皮に包まれた後、メリケン
   粉皮屑と一緒にコンベアベルトの上に落下して
   輸送され、ベルトの終端に付設した１組の歯車
   軸には数個の歯車を組付け、歯車軸が回転する
   と歯車の歯が上向きに回るため、ベルトの上に
   あるメリケン粉皮屑がベルトの終端に来ると、
   歯車の歯がメリケン粉皮屑の孔に引つ掛かり歯
   車の上に係止させて出口の方に輸送するよう構
   成したことを特徴とする餃子製造機のメリケン
   粉皮屑の集中装置。 ２ 上記メリケン粉皮を数本のベルト状に切り分
   ける時、メリケン粉皮を完全に切り分けずに或
   る部分相互に連結されている様にした請求項１
   記載の餃子製造機のメリケン粉皮屑の集中装
   置。