JP3051672B2 - 具入り長手状米飯の製造方法 - Google Patents

具入り長手状米飯の製造方法

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JP3051672B2 JP8035274A JP3527496A JP3051672B2 JP 3051672 B2 JP3051672 B2 JP 3051672B2 JP 8035274 A JP8035274 A JP 8035274A JP 3527496 A JP3527496 A JP 3527496A JP 3051672 B2 JP3051672 B2 JP 3051672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、具入り長手状米
飯の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二つ割りのパンの間に、チキンカ
ツやエビフライやトンカツ等の具を挾んだものとして、
いわゆるホットドッグ類似のものが食されている。
【0003】一般にパンの間に種々の具を挾んだ食品と
しては従前よりサンドイッチがあり、パンの形態を変化
させ、具も種々変化に富んだものを使用することによ
り、ハンバーガーやホットドッグやホットドッグ類似の
食品が開発されてきた。
【0004】これ等は、携帯に便利であり、かつ具を考
慮することにより栄養価も充分にとりうる利点がある。
【0005】しかし、いずれもパンを使用するという共
通点があるために、洋食、特にパンを好む人々には適す
る食品であるが、和食を好む人には敬遠される原因とな
っていた。
【0006】そこで、本出願人は、所要の具を長手状に
配し、その外周に薄手の米飯層を被覆してなる具入り長
手状米飯を開発し、特願平7−264313号として特
許出願した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる新しい
形態の具入り長手状米飯を量販店で大量に販売するため
には、大量に機械的手段で製造する技術が確立しない限
り普及しにくい。
【0008】そこで、この発明は、自動的に機械で具入
り長手状米飯を製造できる方法を提供せんとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、緊張、弛緩
自在の飯置ベルト上に、薄く展開した板状飯を載置し、
次いで飯置ベルトを弛緩することにより下方へ緩んだ緩
みベルト内面で板状飯を丸め込み状としながら、緩みベ
ルトの首部をベルト下方に配置した前後絞り片で絞り、
次いで飯置ベルトを緊張させて緩みベルト内にある板状
飯を略円柱状に絞め形成し、次いで、緩みベルト首部を
絞った絞り片を開放すると同時に飯置ベルトを緊張させ
て緩みベルトを略水平状に復元させてなる具入り長手状
米飯の製造装置において、円柱形状に巻いた長手状米飯
の端部を略円錐状とするための端形成機構を具備するこ
とを特徴とする具入り長手状米飯の製造装置を提供せん
とするものである。また、端形成機構は、緩みベルト内
面で丸め込み状とした板状飯を前後絞り片で絞って略円
柱状に絞め形成すると同時に端部を略円錐状とすべく構
成したこと、特に、前後絞り片に、円錐半割状の作動片
と受け片を設けたこと、又は、前後絞り片の左右端に端
傾斜板を設けたことにも特徴を有する。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を遂行するための装置につ
いて図面にもとづき詳説しながら、本発明方法の実施例
を説明する 図2において1は、飯ホッパーであり、炊飯した米飯を
収納すると共に、その下端の排出口2近傍に配設した繰
出し装置3により収納した米飯を下方のベルトコンベヤ
4上に繰出すものである。
【0011】飯ホッパー1の排出口2下方には、ベルト
コンベヤ4が配置されており、該コンベヤ4の進行方向
前部の上方には、排出口2から排出された米飯を板状に
薄く展開するための飯展開ローラ5が配設されている。
【0012】更には、その前方には展開されて板状とな
った米飯を一定の寸法に裁断して板状飯Aとするための
カッター6が配設されており、該カッター6は、カム機
構7により昇降自在に構成されている。
【0013】更には、カッター6の前方には具供給装置
8が配設されており、各種の具Bを予め収納した具ホッ
パーから所望の具を展開米飯上に載置するように構成し
ている。
【0014】具ホッパーは、具Bの種類に応じて複数個
配設されており、例えば細切りキャベツを収納したホッ
パー9-1 、トンカツを収納したホッパー9-2 、マスター
ドを収納したホッパー9-3 等が設けられている。
【0015】なお、必要に応じて、具Bは手動で板状飯
A上に載置してもよい。
【0016】ベルトコンベア4の前方には、展開状態で
具Bを載置した板状飯A(図8)を具入り長手状米飯C
(図1)とするための巻成形装置Mが配設されている。
【0017】巻成形装置Mは、前後に回転自在に配設し
た前後ローラ10,11 と、該ローラ10,11 間にガイドロー
ラ10',11' を介して略水平状に架設した飯置ベルト12
と、該ベルト12の下方前後にあって、該ベルト12が弛緩
した状態で形成される緩みベルト13の首部を前後から絞
るための前後絞り片14,15 と、該絞り片14,15 を近接離
反自在に作動させるためのアーム16,17 と、ベルトコン
ベヤ4の先方に配設した受皿18とよりなる。
【0018】更には、巻成形装置Mの巻成形作動部両端
には、円柱形状に巻いた長手状米飯Cの両端を略円錐状
とするための端成形機構Dが配設されている(図11〜
図14参照)。端成形機構Dは、図11に示すように前
後絞り片14,15 を支持するアーム16,17 に連設されてお
り、前絞り片14とアーム16先端の連設部分のコーナー部
に円錐半割状の受け片30を付設している。
【0019】円錐半割状の受け片30は、図10に示すよ
うに、端方向に向って狭窄状の円錐形を長手方向に沿っ
て真二つに分割した形状とし、中央に向って分割開口部
を開口している。
【0020】また、後絞り片15とアーム17先端との連設
部分のコーナー部には、円錐半割状の作動片31を付設
し、作動片31の分割開口部と受け片30の分割開口部と対
向させている。
【0021】受け片30と作動片31とは、アーム16,17 を
近接させて前後絞り片14,15 で緩みベルト13の首部を前
後から絞る作動を行う際(図5参照)に、各片30,31 が
近接して緩みベルト13の左右端部を略円錐状に成形する
機能を果すものである。
【0022】また、端成形機構Dの他の実施例は、図1
4に示すように、前絞り片14の内側面に左右端に端傾斜
板32,32 を突設すると共に、後絞り片15の内側面に右端
に端傾斜板32,32 と対向するように端傾斜板33,33 を突
設しており、各端傾斜板32,33 は、対峙した場合に左右
両端に向って狭窄状となるように内面を傾斜させてい
る。
【0023】従って、図6に示すように、板状板Aを円
柱形状に成形した後に、前後絞り片14,15 を絞り状態の
まま飯置ベルト12の前部方向に移動させると、板状飯A
はローリングされるが、ローリング時に、端傾斜板32,3
3 の傾斜面により成形されて円柱形状の端部は略円錐状
となる。
【0024】なお、19は、アーム16,17 を作動させるた
めのエアシリンダーを示す。
【0025】ここで、図3〜図7に従い巻成形装置Mの
作動を説明すると、ベルトコンベア4から、具Bを上面
に載せた一定寸法の板状飯Aが飯置ベルト12上に搬送さ
れてくると、前後ローラ10,11 が飯置ベルト12の弛緩方
向に回動して板状飯Aの載置された飯置ベルト12部分を
弛緩させ、この弛緩したベルト部分を緩みベルト13とす
る(図3)。
【0026】そうすると、具Bを載せた板状飯Aは、緩
みベルト13の内側にベルトの緩みに合った状態で円柱形
状となり、当然内部にキャベツやトンカツやマスタード
を収容している。
【0027】この状態で、飯置ベルト12の下方に配設さ
れた前後絞り片14,15 が互いに接近して緩みベルト13の
首部を絞り、飯置ベルト12を緊張させる(図4,図
5)。
【0028】緊張手段は、前後ローラ10,11 を互いに逆
方向に回動させることにより、飯置ベルト12を緊張させ
て必然的に緩みベルト13中の板状飯Aを円柱形状に成形
するものである。
【0029】板状飯Aを円柱形状に成形した後は、前後
絞り片14,15 を絞り状態のまま飯置ベルト12の前部方向
に移動させると、板状飯Aは更にローリングされ、円柱
形状の具入り長手状米飯Cが確実に成形される(図
6)。
【0030】次いで、前後絞り片14,15 を互いに離反し
て解放し、飯置ベルト12を再度緊張させれば、緩みベル
ト13は解消し、略水平状態の飯置きベルト12となり、該
ベルト12の先方の受皿18に具入り長手状米飯Cが搬送さ
れる(図7)。
【0031】このようにして円柱形状の具入り長手状米
飯Cが成形されるものであるが、次工程の包装に際して
両端を円錐状にしておく必要がある。
【0032】従って、図5、或は図6の工程において端
成形機構Dを介して円柱形状の端部を略円錐状に成形す
るものである。
【0033】以上のように成形された具入り長手状米飯
Cは、市場流通商品とすべく包装される。
【0034】包装形態は、図9に示すように、合成樹脂
製の包装フィルム20上に具入り長手状米飯Cの周面に沿
って巻回し、該フィルムの端縁を合わせて熱シール21
し、更には、具入り長手状米飯Cの両端面の略円錐形状
に合わせて包装フィルム20の端部を熱シール22して包装
フィルム20で具入り長手状米飯Cを密封した状態とし、
商品流通過程に供する。
【0035】なお、具入り長手状米飯Cを食する場合
は、包装フィルムのまま加熱し、或は加熱しないで、包
装フィルムの端部を破って該フィルムの袋より一部該長
手状米飯Cを露出させて食するものである。
【0036】
【効果】この発明によれば、米飯を使用した具入り長手
状米飯を製造するに際し、展開した板状飯上に具を適宜
載置し、次いで巻成形装置により緩みベルトで板状飯を
巻き、具を内部に巻き込んだ円柱形状の米飯とすること
ができるので、機械的に、かつ自動的に具入り長手状米
飯の製造が行え、量産を可能とすると共に、衛生的に製
造できる効果を有する。しかも、包装工程において、端
部の略円錐形状に合わせて包装フィルムの端部を熱シー
ルして包装フィルムで具入り長手状米飯を密封すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製造する具入り長手状米飯の
説明図。
【図2】本発明方法を実施するための装置全体の概略説
明図。
【図3】巻成形装置の作動を示す説明図。
【図4】巻成形装置の次の作動を示す説明図。
【図5】巻成形装置の次の作動を示す説明図。
【図6】巻成形装置の次の作動を示す説明図。
【図7】巻成形装置の次の作動を示す説明図。
【図8】板状飯に具を載置した状態の説明図。
【図9】本発明方法により製造した具入り長手状米飯の
包装過程を示す説明図。
【図10】端成形機構における受け片と作動片との説明
図。
【図11】巻成形装置における端成形機構を有する部分
の断面説明図。
【図12】図11のI−I線の断面図。
【図13】同平面図。
【図14】端成形機構の他の実施例の要部を示す斜視
図。
【符号の説明】
A 板状飯 B 具 C 具入り長手状米飯 D 端成形機構 M 成形装置 1 飯ホッパー 2 排出口 3 繰出し装置 4 ベルトコンベヤ 5 飯展開ローラ 6 カッター 7 カム機構 8 具供給装置 9-1 具ホッパー 9-2 具ホッパー 9-3 具ホッパー 10 前ローラ 11 後ローラ 12 飯置ベルト 13 緩みベルト 14 前絞り片 15 後絞り片 16 アーム 17 アーム 18 受皿 19 エアシリンダー 20 包装フィルム 21 熱シール 22 熱シール 30 受片 31 作動片 32 端傾斜板 33 端傾斜板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/10 A23L 1/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊張、弛緩自在の飯置ベルト上に、薄く
    展開した板状飯を載置し、次いで飯置ベルトを弛緩する
    ことにより下方へ緩んだ緩みベルト内面で板状飯を丸め
    込み状としながら、緩みベルトの首部をベルト下方に配
    置した前後絞り片で絞り、次いで飯置ベルトを緊張させ
    て緩みベルト内にある板状飯を略円柱状に絞め形成し、
    次いで、緩みベルト首部を絞った絞り片を開放すると同
    時に飯置ベルトを緊張させて緩みベルトを略水平状に復
    元させてなる具入り長手状米飯の製造装置において、 円柱形状に巻いた長手状米飯の端部を略円錐状とするた
    めの端形成機構を具備することを特徴とする具入り長手
    状米飯の製造装置。
  2. 【請求項2】 端形成機構は、緩みベルト内面で丸め込
    み状とした板状飯を前後絞り片で絞って略円柱状に絞め
    形成すると同時に端部を略円錐状とすべく構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の具入り長手状米飯の製造装
    置。
  3. 【請求項3】 端形成機構は、前後絞り片に、円錐半割
    状の作動片と受け片を設けてなることを特徴とする請求
    項1記載の具入り長手状米飯の製造装置。
  4. 【請求項4】 端形成機構は、前後絞り片の左右端に端
    傾斜板を設けてなることを特徴とする請求項1記載の具
    入り長手状米飯の製造装置。
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