JPH04107423U - オイルポンプ - Google Patents
オイルポンプInfo
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- JPH04107423U JPH04107423U JP1012591U JP1012591U JPH04107423U JP H04107423 U JPH04107423 U JP H04107423U JP 1012591 U JP1012591 U JP 1012591U JP 1012591 U JP1012591 U JP 1012591U JP H04107423 U JPH04107423 U JP H04107423U
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- JP
- Japan
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- chamber
- oil
- lubricating oil
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- pump
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- 239000003921 oil Substances 0.000 claims abstract description 33
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 230000004083 survival effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 オイルポンプの高速回転領域において発生す
る虞のあるキャビテーション防止のために閉じ込め部直
前のボリューム室に吐出室側から潤滑油の補給を可能と
する。 【構成】 吐出室9から吸入室8への潤滑油の戻し通路
の吸入室側に、閉じ込め部14直前のボリューム室15
に向けて開口する開口部を設ける。
る虞のあるキャビテーション防止のために閉じ込め部直
前のボリューム室に吐出室側から潤滑油の補給を可能と
する。 【構成】 吐出室9から吸入室8への潤滑油の戻し通路
の吸入室側に、閉じ込め部14直前のボリューム室15
に向けて開口する開口部を設ける。
Description
【0001】
本考案は、オイルポンプに関し、特に、車両用エンジン等にあってクランクシ
ャフト等によって駆動され、エンジン各部の潤滑系に潤滑油を供給するオイルポ
ンプに関する。
【0002】
従来のこのようなオイルポンプとしては、例えば実開昭63−40595号公
報に開示されているようなものが知られている。
【0003】
このものは、ポンプハウジングに設けられたポンプ室に互いに一部の歯が噛合
して回転するインナロータとアウタロータとが収容される内接型オイルポンプで
あって、歯先間に形成されるボリューム室に吸入室側から導かれた潤滑油(以下
でオイルという)を閉じ込めつつ加圧して吐出室側に送出するように構成されて
いる。
【0004】
しかしながら、上記従来のオイプポンプでは、歯先間に形成されるボリューム
室に吸入室側からオイルが導かれ、そのあとボリューム室の拡大に伴いオイルを
引入れて、その最大ボリューム時に閉じ込め部にオイルを閉じ込めるが、閉じ込
め部の直前においてボリューム室はポンプハウジングとカバーとによって両側か
ら閉成され始められる。そのために、ボリューム室への流入面積が制約されてし
まう。この結果、オイルの流入量とボリュームの拡大との不釣合から、特にエン
ジンの高速回転領域ではボリューム室内で負圧が増大し、キャビテーションを発
生するという問題があった。
【0005】
本考案の目的は、このような問題に着目し、その解決を図るべく、特に高速回
転領域において、キャビテーションの発生を防止し耐久性の向上を可能とするオ
イルポンプを提供することにある。
【0006】
かかる目的を達成するために、本考案は、内接噛合するロータ同士の歯先間に
形成されるボリューム室に、吸入室から導かれた潤滑油をその閉じ込め部で閉じ
込めた後、吐出室に送出すると共に、送出された潤滑油の一部を前記吐出室から
前記吸入室に戻し可能な潤滑油戻し通路を具えたオイルポンプにおいて、前記潤
滑油戻し通路の前記吸入室側に、前記閉じ込め部直前の前記ボリューム室に向け
て開口する開口部を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
本考案によれば、閉じ込め部直前の位置でボリューム室に向けて開口された潤
滑油戻し通路により吐出室側のオイルの一部がボリューム室に戻されるので、例
えば高速回転領域等で閉じ込め部に閉じ込められるオイルが不足し負圧となった
ときに、吐出室側から高圧の吐出オイルが閉じ込め部直前のボリューム室に補充
され、キャビテーションの発生が防止される。
【0008】
以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を具体的に説明する。
【0009】
図1および図2は本考案の一実施例を示す。これらの図において、1は不図示
のエンジンケーシングに取付けられ、ポンプ機構を収納するポンプハウジング、
2はポンプカバー、3はハウジング1とカバー2との間に形成されたポンプ室、
4はアウタロータ、5はインナロータ、6はインナロータ5の軸孔7に嵌着され
、インナロータ5を駆動する駆動軸である。
【0010】
8はオイルの吸入室、8Aはその吸入口、9は吐出室、9Aはその吐出口であ
り、本例では図1に示すように吐出室9から分岐された分岐通路10にばね11
を具えたリリーフ弁12が設けられている。また、13は吐出室9側から吸入室
8側にオイルを戻すための戻し通路であり、吐出室9側の油圧が所定値より高く
なると、ばね11のばね力に打勝ってリリーフ弁12を弁室12A内で後退させ
分岐通路10と上記戻し通路13との間を開路させる。12Bは分岐通路10と
戻し通路13との間に設けたリリーフ孔である。
【0011】
更にまた、本実施例では、図2に示すように、戻し通路13の吸入室8側の開
口部13Aをポンプカバー2側に設けた戻し通路13Bを経て閉じ込め部14直
前に開口させている。そして、この開口部13Aから閉じ込め部14直前の位置
に導かれてくるボリューム室15に向けてオイルが戻されるようにする。なお、
図1および図2において、16はインナロータ5とアウタロータ4との歯が互い
に噛合することにより吸入室8側と吐出室9側とが完全に遮断されるかみ合い部
である。
【0012】
ついで、このように構成したオイルポンプにおける動作について説明する。
【0013】
図1において、インナロータ5が駆動軸6によって矢印方向に回転させられる
と、インナロータ5と噛合するアウタロータ4が同方向に回転させられることに
よりそれに連れて歯先間で形成されるボリューム室15の容量が吸入室8の側で
次第に拡大される。そして、ボリューム室15に導かれたオイルはポンプハウジ
ング1とカバー2とによってその両面が閉塞された閉じ込め部14を経て吐出室
9側に吐出される。
【0014】
また、高回転領域において、吐出室9側に吐出されたオイルの油圧が所定値以
上に高められると、リリーフ弁12が開弁されて吐出室9のオイルが一部戻し通
路13を経て吸入室8側に戻されるが、このとき、戻し通路13の吸入室側開口
部13Aが図1および図2に示されるように閉じ込め部14直前のボリューム室
15に向けて開口されているために、ボリューム室15に十分なオイルを補給す
ることができる。よって、閉じ込められる直前のボリューム室15に発生する負
圧の増大を抑制し、キャビテーションを未然に防止することができる。
【0015】
以上説明してきたように、本考案によれば、吐出室側に送出された潤滑油の一
部を吐出圧に応じて吸入室側に戻し可能な潤滑油の戻し通路を具えたオイルポン
プにおいて、戻し通路の吸入室側を閉じ込め部直前の位置でボリューム室に向け
て開口させるようにしたので、特に高回転領域等において閉じ込め部直前のボリ
ューム室に発生する負圧の上昇を吐出室側からのオイルの戻しによって抑制する
ことができ、キャビテーションの発生を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
1 ポンプハウジング
2 ポンプカバー
3 ポンプ室
4 アウタロータ
5 インナロータ
6 駆動軸
8 吸入室
9 吐出室
10 分岐路
12 リリーフ弁
12B リリーフ孔
13,13B 戻し通路
13A 開口部
14 閉じ込め部
15 ボリューム室
16 かみ合い部
Claims (1)
- 【請求項1】 内接噛合するロータ同士の歯先間に形成
されるボリューム室に、吸入室から導かれた潤滑油をそ
の閉じ込め部で閉じ込めた後、吐出室に送出すると共
に、送出された潤滑油の一部を前記吐出室から前記吸入
室に戻し可能な潤滑油戻し通路を具えたオイルポンプに
おいて、前記潤滑油戻し通路の前記吸入室側に、前記閉
じ込め部直前の前記ボリューム室に向けて開口する開口
部を設けたことを特徴とするオイルポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012591U JP2531256Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1012591U JP2531256Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | オイルポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107423U true JPH04107423U (ja) | 1992-09-17 |
JP2531256Y2 JP2531256Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31900182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1012591U Expired - Lifetime JP2531256Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | オイルポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531256Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011038403A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Honda Motor Co Ltd | オイルポンプのリリーフ弁 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1012591U patent/JP2531256Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011038403A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Honda Motor Co Ltd | オイルポンプのリリーフ弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2531256Y2 (ja) | 1997-04-02 |
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