JP3402064B2 - オイルポンプ - Google Patents
オイルポンプInfo
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- JP3402064B2 JP3402064B2 JP13280196A JP13280196A JP3402064B2 JP 3402064 B2 JP3402064 B2 JP 3402064B2 JP 13280196 A JP13280196 A JP 13280196A JP 13280196 A JP13280196 A JP 13280196A JP 3402064 B2 JP3402064 B2 JP 3402064B2
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- oil
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- suction port
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオイルポンプに係
り、特にオイルポンプの駆動時に、高圧オイルをシール
溝内に供給し、オイルの粘性によって合わせ面における
吸込側からのエアの吸込を防止し、合わせ面のシールを
行い、エアの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音
の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を向上させ得る
オイルポンプに関する。
り、特にオイルポンプの駆動時に、高圧オイルをシール
溝内に供給し、オイルの粘性によって合わせ面における
吸込側からのエアの吸込を防止し、合わせ面のシールを
行い、エアの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音
の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を向上させ得る
オイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される内燃機関は、機関各部
の潤滑や冷却のためにオイルポンプによりオイルを循環
させている。オイルは、内燃機関の下部のオイルパンに
貯留され、機関各部に供給されて内燃機関各部の潤滑や
冷却を果たした後にオイルパンに戻されている。
の潤滑や冷却のためにオイルポンプによりオイルを循環
させている。オイルは、内燃機関の下部のオイルパンに
貯留され、機関各部に供給されて内燃機関各部の潤滑や
冷却を果たした後にオイルパンに戻されている。
【0003】また、従来のオイルポンプにおいては、ド
ライビングギヤとドリブンギヤとの噛合によってオイル
を圧送するギヤ式ポンプや、インナロータとアウタロー
タとを有するトロコイド式ポンプ等がある。
ライビングギヤとドリブンギヤとの噛合によってオイル
を圧送するギヤ式ポンプや、インナロータとアウタロー
タとを有するトロコイド式ポンプ等がある。
【0004】更に、前記オイルポンプとしては、実開昭
60−192295号公報に開示されるものがある。こ
の公報に開示される内接ギヤ形オイルポンプは、支持穴
を形成したポンプハウジングの一端に蓋部材を固着し、
この蓋部材とポンプハウジングとの間に支持穴に回転可
能に嵌合する内歯のドリブンギヤを収納し、この取り分
ギヤに噛合うドライブギヤを支持穴に対して偏心した軸
線りまわりに回転可能に軸承し、ポンプハウジングの支
持穴に円周上複数の軸受ポケットを凹設し、これら軸受
ポケットを蓋部材とポンプハウジングとの接合面に形成
した細溝を介して吐出ポートに連通している。
60−192295号公報に開示されるものがある。こ
の公報に開示される内接ギヤ形オイルポンプは、支持穴
を形成したポンプハウジングの一端に蓋部材を固着し、
この蓋部材とポンプハウジングとの間に支持穴に回転可
能に嵌合する内歯のドリブンギヤを収納し、この取り分
ギヤに噛合うドライブギヤを支持穴に対して偏心した軸
線りまわりに回転可能に軸承し、ポンプハウジングの支
持穴に円周上複数の軸受ポケットを凹設し、これら軸受
ポケットを蓋部材とポンプハウジングとの接合面に形成
した細溝を介して吐出ポートに連通している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のオイ
ルポンプにおいては、図6〜図8に夫々示す如く、オイ
ルポンプ116を、第1、第2オイルポンプケース12
4−1、124−2とからなるオイルポンプケース12
4と、このオイルポンプケース124に設けられた収容
部(図示せず)に回転可能に装着されたアウタロータ1
26と、アウタロータ126に噛合させ且つ駆動軸(図
示せず)により回転駆動されるインナロータ132とに
より構成している。
ルポンプにおいては、図6〜図8に夫々示す如く、オイ
ルポンプ116を、第1、第2オイルポンプケース12
4−1、124−2とからなるオイルポンプケース12
4と、このオイルポンプケース124に設けられた収容
部(図示せず)に回転可能に装着されたアウタロータ1
26と、アウタロータ126に噛合させ且つ駆動軸(図
示せず)により回転駆動されるインナロータ132とに
より構成している。
【0006】また、前記第1、第2オイルポンプケース
124−1、124−2の夫々の合わせ面144−1、
144−2が、図示しない内燃機関のシリンダブロック
(図示せず)やクランクロアケース(図示せず)、オイ
ルパン(図示せず)等の構造内に配設されている。
124−1、124−2の夫々の合わせ面144−1、
144−2が、図示しない内燃機関のシリンダブロック
(図示せず)やクランクロアケース(図示せず)、オイ
ルパン(図示せず)等の構造内に配設されている。
【0007】そして、前記第1、第2オイルポンプケー
ス124−1、124−2間のシールは、図6に示す如
き第1オイルポンプケース124−1の合わせ面144
−1と図7に示す如き第2オイルポンプケース124−
2の合わせ面144−2とを密着させることにより行
い、合わせ面144−1、144−2間には、ガスケッ
ト等のシール部材は使用していない。
ス124−1、124−2間のシールは、図6に示す如
き第1オイルポンプケース124−1の合わせ面144
−1と図7に示す如き第2オイルポンプケース124−
2の合わせ面144−2とを密着させることにより行
い、合わせ面144−1、144−2間には、ガスケッ
ト等のシール部材は使用していない。
【0008】この結果、オイルポンプ116の駆動時に
は、吸込ポート136側の圧力が負圧状態となり、図8
に黒太矢印で示す如く、前記第1、第2オイルポンプケ
ース124−1、124−2の夫々の合わせ面144−
1、144−2から少量のエアを吸い込み、このエアが
内燃機関内に供給される潤滑用オイル内に混入してエア
レーションとなり、エンジン潤滑性能の低下やHLA音
が発生する等の不具合を惹起する因子となるという不都
合がある。
は、吸込ポート136側の圧力が負圧状態となり、図8
に黒太矢印で示す如く、前記第1、第2オイルポンプケ
ース124−1、124−2の夫々の合わせ面144−
1、144−2から少量のエアを吸い込み、このエアが
内燃機関内に供給される潤滑用オイル内に混入してエア
レーションとなり、エンジン潤滑性能の低下やHLA音
が発生する等の不具合を惹起する因子となるという不都
合がある。
【0009】また、上記不都合を回避すべく、前記第
1、第2オイルポンプケースの夫々の合わせ面の加工精
度を向上させると、コストが大となり、経済的に不利で
あるという不都合がある。
1、第2オイルポンプケースの夫々の合わせ面の加工精
度を向上させると、コストが大となり、経済的に不利で
あるという不都合がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、第1、第2オイルポンプケ
ース内にアウタロータとインナロータとを収容するとと
もにアウタロータとインナロータとによって形成される
ポンプ室に連通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設
け、クランクシャフトの回転力によって駆動されるオイ
ルポンプにおいて、前記吐出ポート近傍に位置し且つポ
ンプ室の一部を形成するアウタロータの歯間のオイルポ
ンプケース内壁にオイル溜まり部を設け、前記第1、第
2オイルポンプケースの夫々の合わせ面の少なくとも一
方の合わせ面には一端が前記オイル溜まり部に連絡し且
つ他端が前記吸込ポートを包囲するシール溝を設けたこ
とを特徴とする。
述不都合を除去するために、第1、第2オイルポンプケ
ース内にアウタロータとインナロータとを収容するとと
もにアウタロータとインナロータとによって形成される
ポンプ室に連通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設
け、クランクシャフトの回転力によって駆動されるオイ
ルポンプにおいて、前記吐出ポート近傍に位置し且つポ
ンプ室の一部を形成するアウタロータの歯間のオイルポ
ンプケース内壁にオイル溜まり部を設け、前記第1、第
2オイルポンプケースの夫々の合わせ面の少なくとも一
方の合わせ面には一端が前記オイル溜まり部に連絡し且
つ他端が前記吸込ポートを包囲するシール溝を設けたこ
とを特徴とする。
【0011】また、第1、第2オイルポンプケース内に
アウタロータとインナロータとを収容するとともにアウ
タロータとインナロータとによって形成されるポンプ室
に連通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設け、クラ
ンクシャフトの回転力によって駆動されるオイルポンプ
において、前記吐出ポート近傍に位置し且つポンプ室の
一部を形成するアウタロータの歯間のオイルポンプケー
ス内壁にオイル溜まり部を設け、前記第1、第2オイル
ポンプケースの夫々の合わせ面の少なくとも一方の合わ
せ面に一端が前記オイル溜まり部に連絡し且つ他端が前
記吸込ポートに連絡するシール溝を設け、このシール溝
が吸込ポートに連絡する部位よりも上流側部位の前記合
わせ面には所定圧力にて開放しシール溝を連通すべく動
作する開閉弁を設けたことを特徴とする。
アウタロータとインナロータとを収容するとともにアウ
タロータとインナロータとによって形成されるポンプ室
に連通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設け、クラ
ンクシャフトの回転力によって駆動されるオイルポンプ
において、前記吐出ポート近傍に位置し且つポンプ室の
一部を形成するアウタロータの歯間のオイルポンプケー
ス内壁にオイル溜まり部を設け、前記第1、第2オイル
ポンプケースの夫々の合わせ面の少なくとも一方の合わ
せ面に一端が前記オイル溜まり部に連絡し且つ他端が前
記吸込ポートに連絡するシール溝を設け、このシール溝
が吸込ポートに連絡する部位よりも上流側部位の前記合
わせ面には所定圧力にて開放しシール溝を連通すべく動
作する開閉弁を設けたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】上述の如く発明したことにより、
オイルポンプの駆動時には、ポンプ室にて高圧となった
オイルが、オイル溜まり部を介して、シール溝内に供給
され、オイルの粘性によって合わせ面における吸込側か
らのエアの吸込を防止し、合わせ面のシールを行い、エ
アの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音の発生を
防止するとともに、潤滑性能を向上させている。
オイルポンプの駆動時には、ポンプ室にて高圧となった
オイルが、オイル溜まり部を介して、シール溝内に供給
され、オイルの粘性によって合わせ面における吸込側か
らのエアの吸込を防止し、合わせ面のシールを行い、エ
アの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音の発生を
防止するとともに、潤滑性能を向上させている。
【0013】また、オイルポンプの駆動時には、シール
溝内のオイルを所定圧力に維持し、オイルポンプの性能
の低下を減少し得るとともに、シール溝が所定圧力に達
すると、オイルが流動することとなり、シール溝内にエ
アが溜まる惧れがなく、しかも前記ポンプ室が吐出ポー
トに連通する際の、吐出ポートからの高圧なオイルの逆
流を吸込ポート側に逃がしている。
溝内のオイルを所定圧力に維持し、オイルポンプの性能
の低下を減少し得るとともに、シール溝が所定圧力に達
すると、オイルが流動することとなり、シール溝内にエ
アが溜まる惧れがなく、しかも前記ポンプ室が吐出ポー
トに連通する際の、吐出ポートからの高圧なオイルの逆
流を吸込ポート側に逃がしている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】図1及び図2はこの発明の第1実施例を示
すものである。図2において、2は内燃機関、4はシリ
ンダブロックである。前記内燃機関2は、シリンダブロ
ック4上側にシリンダヘッド6とシリンダヘッドカバー
8とが固設されている。
すものである。図2において、2は内燃機関、4はシリ
ンダブロックである。前記内燃機関2は、シリンダブロ
ック4上側にシリンダヘッド6とシリンダヘッドカバー
8とが固設されている。
【0016】また、前記シリンダブロック4の下面部位
には、クランクロアケース10の上面部位が取り付けら
れている。このクランクケース10の下側縁部位には、
オイルパン12が取り付けられている。
には、クランクロアケース10の上面部位が取り付けら
れている。このクランクケース10の下側縁部位には、
オイルパン12が取り付けられている。
【0017】前記シリンダブロック4の下面部位とクラ
ンクケース10の上面部位間には、クランクシャフト1
4が軸支されている。このクランクシャフト14は、内
燃機関2の一端面側(図2において左側)から他端面側
(図2において右側)に向かって配置されている。
ンクケース10の上面部位間には、クランクシャフト1
4が軸支されている。このクランクシャフト14は、内
燃機関2の一端面側(図2において左側)から他端面側
(図2において右側)に向かって配置されている。
【0018】更に、前記クランクシャフト14の一端部
位(図2において左側)には、図示しないオイルポンプ
駆動用スプロケットが取り付けられている。
位(図2において左側)には、図示しないオイルポンプ
駆動用スプロケットが取り付けられている。
【0019】更にまた、高圧の容量型であるトロコイド
式オイルポンプ16をオイルパン12内に配設するとと
もに、このオイルポンプ16のオイルポンプスプロケッ
ト18にオイルポンプチェーン20を捲回して設け、ク
ランクシャフト14の駆動力によりオイルポンプチェー
ン20を介してオイルポンプ16を駆動させた際に、オ
イルパン12内のオイルが撹拌されるのを防止すべくオ
イルポンプスプロケット18近傍には、このオイルポン
プスプロケット18の一部を包囲するオイルポンプスプ
ロケットカバー22を設ける。
式オイルポンプ16をオイルパン12内に配設するとと
もに、このオイルポンプ16のオイルポンプスプロケッ
ト18にオイルポンプチェーン20を捲回して設け、ク
ランクシャフト14の駆動力によりオイルポンプチェー
ン20を介してオイルポンプ16を駆動させた際に、オ
イルパン12内のオイルが撹拌されるのを防止すべくオ
イルポンプスプロケット18近傍には、このオイルポン
プスプロケット18の一部を包囲するオイルポンプスプ
ロケットカバー22を設ける。
【0020】前記オイルポンプ16のオイルポンプケー
ス24は、オイルポンプスプロケット18側に位置する
第1オイルポンプケース24−1と、この第1オイルポ
ンプケース24−1に装着されるロータカバーたる第2
オイルポンプケース24−2とからなる。
ス24は、オイルポンプスプロケット18側に位置する
第1オイルポンプケース24−1と、この第1オイルポ
ンプケース24−1に装着されるロータカバーたる第2
オイルポンプケース24−2とからなる。
【0021】そして、オイルポンプ16は、図1及び図
2に夫々示す如く、第1、第2オイルポンプケース24
−1、24−2とからなるオイルポンプケース24と、
このオイルポンプケース24に設けられた収容部24a
に回転可能に装着されたアウタロータ26と、アウタロ
ータ26のアウタ側歯部28にインナ側歯部30を噛合
させて駆動軸(図示せず)により回転駆動されるインナ
ロータ32とを有している。
2に夫々示す如く、第1、第2オイルポンプケース24
−1、24−2とからなるオイルポンプケース24と、
このオイルポンプケース24に設けられた収容部24a
に回転可能に装着されたアウタロータ26と、アウタロ
ータ26のアウタ側歯部28にインナ側歯部30を噛合
させて駆動軸(図示せず)により回転駆動されるインナ
ロータ32とを有している。
【0022】前記オイルポンプケース24には、アウタ
ロータ26のアウタ側歯部28とインナロータ32のイ
ンナ側歯部30とにより回転方向に拡縮しつつ移動して
形成されるポンプ室34に連通する吸込ポート36と吐
出ポート38とが夫々形成されている。
ロータ26のアウタ側歯部28とインナロータ32のイ
ンナ側歯部30とにより回転方向に拡縮しつつ移動して
形成されるポンプ室34に連通する吸込ポート36と吐
出ポート38とが夫々形成されている。
【0023】このとき、吐出ポート38近傍に位置し且
つポンプ室34の一部を形成するアウタロータ26の歯
間のオイルポンプケース内壁40にオイル溜まり部42
を設け、前記第1、第2オイルポンプケース24−1、
24−2の夫々の合わせ面44−1、44−2の少なく
とも一方の合わせ面には一端が前記オイル溜まり部42
に連絡し且つ他端が前記吸込ポート36を包囲するシー
ル溝46を設ける構成とする。
つポンプ室34の一部を形成するアウタロータ26の歯
間のオイルポンプケース内壁40にオイル溜まり部42
を設け、前記第1、第2オイルポンプケース24−1、
24−2の夫々の合わせ面44−1、44−2の少なく
とも一方の合わせ面には一端が前記オイル溜まり部42
に連絡し且つ他端が前記吸込ポート36を包囲するシー
ル溝46を設ける構成とする。
【0024】詳述すれば、前記オイル溜まり部42を、
図1に示す如く、密閉空間となる吐出ポート38近傍且
つアウタロータ26のアウタ側歯部28間に位置するオ
イルポンプケース内壁40に形成する。
図1に示す如く、密閉空間となる吐出ポート38近傍且
つアウタロータ26のアウタ側歯部28間に位置するオ
イルポンプケース内壁40に形成する。
【0025】また、前記シール溝46を、例えば第2オ
イルポンプケース24−2の合わせ面44−2に形成す
るとともに、シール溝46の一端を前記オイル溜まり部
42に連絡して設けるとともに、他端を前記吸込ポート
36を包囲すべく設けるものである。
イルポンプケース24−2の合わせ面44−2に形成す
るとともに、シール溝46の一端を前記オイル溜まり部
42に連絡して設けるとともに、他端を前記吸込ポート
36を包囲すべく設けるものである。
【0026】このとき、前記シール溝46の一端側は、
前記吐出ポート38に連通していない。
前記吐出ポート38に連通していない。
【0027】次に作用について説明する。
【0028】前記オイルポンプ16の駆動時には、密閉
空間部位のポンプ室34にて高圧となったオイルが、オ
イル溜まり部42を介して、シール溝46内に供給され
ることとなり、オイルの粘性によって合わせ面44−
1、44−2における吸込側からのエアの吸込を防止し
ている。
空間部位のポンプ室34にて高圧となったオイルが、オ
イル溜まり部42を介して、シール溝46内に供給され
ることとなり、オイルの粘性によって合わせ面44−
1、44−2における吸込側からのエアの吸込を防止し
ている。
【0029】これにより、前記シール溝46に供給され
るオイルの粘性によって合わせ面44−1、44−2に
おけるシールを行うことができ、エアの吸込時に生ずる
エアレーションやHLA音の発生を防止し得るととも
に、潤滑性能を向上し得るものである。
るオイルの粘性によって合わせ面44−1、44−2に
おけるシールを行うことができ、エアの吸込時に生ずる
エアレーションやHLA音の発生を防止し得るととも
に、潤滑性能を向上し得るものである。
【0030】また、前記合わせ面44−1、44−2の
加工精度を下げても、十分なシール効果を期待し得るこ
とにより、コストダウンを図ることができる。
加工精度を下げても、十分なシール効果を期待し得るこ
とにより、コストダウンを図ることができる。
【0031】更に、前記第1、第2オイルポンプケース
24−1、24−2の締付力を弱めても、十分なシール
効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し得る
ことにより、締付ボルトの本数を削減でき、コストを低
廉とすることができ、経済的に有利である。
24−1、24−2の締付力を弱めても、十分なシール
効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し得る
ことにより、締付ボルトの本数を削減でき、コストを低
廉とすることができ、経済的に有利である。
【0032】更にまた、前記シール溝46により、オイ
ルポンプ16の性能を向上させることができ、実用上有
利である。
ルポンプ16の性能を向上させることができ、実用上有
利である。
【0033】図3はこの発明の第2実施例を示すもので
ある。この第2実施例において、上述第1実施例と同一
機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
ある。この第2実施例において、上述第1実施例と同一
機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
【0034】この第2実施例の特徴とするところは、シ
ール溝52の他端を、吸込ポート36を包囲した後に吸
込ポート36に連絡させる構成とした点にある。
ール溝52の他端を、吸込ポート36を包囲した後に吸
込ポート36に連絡させる構成とした点にある。
【0035】すなわち、図3に示す如く、前記シール溝
52の一端を、オイル溜まり部42に連絡するととも
に、他端を吸込ポート36を包囲した後に吸込ポート3
6に連絡して設けるものである。
52の一端を、オイル溜まり部42に連絡するととも
に、他端を吸込ポート36を包囲した後に吸込ポート3
6に連絡して設けるものである。
【0036】さすれば、シール溝52内をオイル溜まり
部42側から吸込ポート36側へオイルが流動すること
となり、シール溝52内にエアが溜まる惧れがなく、実
用上有利である。
部42側から吸込ポート36側へオイルが流動すること
となり、シール溝52内にエアが溜まる惧れがなく、実
用上有利である。
【0037】また、前記シール溝52に供給されるオイ
ルの粘性によって合わせ面44−1、44−2における
シールを行うことができることにより、上述第1実施例
のものと同様に、エアの吸込時に生ずるエアレーション
やHLA音の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を向
上し得るものである。
ルの粘性によって合わせ面44−1、44−2における
シールを行うことができることにより、上述第1実施例
のものと同様に、エアの吸込時に生ずるエアレーション
やHLA音の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を向
上し得るものである。
【0038】更に、前記合わせ面44−1、44−2の
加工精度を下げても、十分なシール効果を期待し得るこ
とにより、上述第1実施例のものと同様に、コストダウ
ンを図ることができる。
加工精度を下げても、十分なシール効果を期待し得るこ
とにより、上述第1実施例のものと同様に、コストダウ
ンを図ることができる。
【0039】更にまた、前記第1、第2オイルポンプケ
ース24−1、24−2の締付力を弱めても、十分なシ
ール効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し
得ることにより、上述第1実施例のものと同様に、締付
ボルトの本数を削減でき、コストを低廉とすることがで
き、経済的に有利である。
ース24−1、24−2の締付力を弱めても、十分なシ
ール効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し
得ることにより、上述第1実施例のものと同様に、締付
ボルトの本数を削減でき、コストを低廉とすることがで
き、経済的に有利である。
【0040】また、前記シール溝52により、オイルポ
ンプ16の性能を向上させることができ、実用上有利で
ある。
ンプ16の性能を向上させることができ、実用上有利で
ある。
【0041】図4及び図5はこの発明の第3実施例を示
すものである。
すものである。
【0042】この第3実施例の特徴とするところは、前
記オイルポンプケース24、例えば第2オイルポンプケ
ース24−2の合わせ面44−2に、オイル溜まり部4
2に連絡するとともに、オイル溜まり部42側から吸込
ポート36側までを包囲した後に吸込ポート36に連絡
するシール溝82を設けるとともに、シール溝82途中
に開閉弁84を設けた点にある。
記オイルポンプケース24、例えば第2オイルポンプケ
ース24−2の合わせ面44−2に、オイル溜まり部4
2に連絡するとともに、オイル溜まり部42側から吸込
ポート36側までを包囲した後に吸込ポート36に連絡
するシール溝82を設けるとともに、シール溝82途中
に開閉弁84を設けた点にある。
【0043】すなわち、図4に示す如く、前記シール溝
82の一端を、オイル溜まり部42に連絡するととも
に、他端を吸込ポート36を包囲した後に吸込ポート3
6に連絡して設ける。
82の一端を、オイル溜まり部42に連絡するととも
に、他端を吸込ポート36を包囲した後に吸込ポート3
6に連絡して設ける。
【0044】また、前記開閉弁84を、シール溝82が
吸込ポート36に連絡する部位よりも上流側部位の前記
合わせ面44−2に設け、所定圧力にて開放してシール
溝82を連通すべく動作する構成とする。
吸込ポート36に連絡する部位よりも上流側部位の前記
合わせ面44−2に設け、所定圧力にて開放してシール
溝82を連通すべく動作する構成とする。
【0045】この開閉弁84の実際の構成としては、図
5に示す如く、L字形状に折曲するシール溝82の折曲
部位に配設されるチェックボール86と、このチェック
ボール86をシール溝82を閉塞する方向に付勢するス
プリング88とからなる。
5に示す如く、L字形状に折曲するシール溝82の折曲
部位に配設されるチェックボール86と、このチェック
ボール86をシール溝82を閉塞する方向に付勢するス
プリング88とからなる。
【0046】そして、シール溝82が所定圧力に達する
と、スプリング88の付勢力に抗してチェックボール8
6が押圧され、シール溝82が開放される。
と、スプリング88の付勢力に抗してチェックボール8
6が押圧され、シール溝82が開放される。
【0047】さすれば、シール溝82内のオイルを所定
圧力に維持できることにより、オイルポンプの性能の低
下を減少し得るとともに、シール溝82が所定圧力に達
すると、オイルが流動することとなり、シール溝82内
にエアが溜まる惧れがなく、実用上有利である。
圧力に維持できることにより、オイルポンプの性能の低
下を減少し得るとともに、シール溝82が所定圧力に達
すると、オイルが流動することとなり、シール溝82内
にエアが溜まる惧れがなく、実用上有利である。
【0048】また、前記ポンプ室34が吐出ポート38
に連通する際の、吐出ポート38からの高圧なオイルの
逆流を吸込ポート36側に逃がすことができ、使い勝手
を向上し得るものである。
に連通する際の、吐出ポート38からの高圧なオイルの
逆流を吸込ポート36側に逃がすことができ、使い勝手
を向上し得るものである。
【0049】更に、前記シール溝82に供給されるオイ
ルの粘性によって合わせ面44−1、44−2における
シールを行うことができることにより、上述第1〜第2
実施例のものと同様に、エアの吸込時に生ずるエアレー
ションやHLA音の発生を防止し得るとともに、潤滑性
能を向上し得るものである。
ルの粘性によって合わせ面44−1、44−2における
シールを行うことができることにより、上述第1〜第2
実施例のものと同様に、エアの吸込時に生ずるエアレー
ションやHLA音の発生を防止し得るとともに、潤滑性
能を向上し得るものである。
【0050】更にまた、前記合わせ面44−1、44−
2の加工精度を下げても、十分なシール効果を期待し得
ることにより、上述第1〜第2実施例のものと同様に、
コストダウンを図ることができる。
2の加工精度を下げても、十分なシール効果を期待し得
ることにより、上述第1〜第2実施例のものと同様に、
コストダウンを図ることができる。
【0051】また、前記第1、第2オイルポンプケース
24−1、24−2の締付力を弱めても、十分なシール
効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し得る
ことにより、上述第1〜第2実施例のものと同様に、締
付ボルトの本数を削減でき、コストを低廉とすることが
でき、経済的に有利である。
24−1、24−2の締付力を弱めても、十分なシール
効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し得る
ことにより、上述第1〜第2実施例のものと同様に、締
付ボルトの本数を削減でき、コストを低廉とすることが
でき、経済的に有利である。
【0052】なお、この発明は上述第1〜第3実施例に
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
限定されるものではなく、種々の応用改変が可能であ
る。
【0053】例えば、この発明の第1〜第3実施例にお
いては、シール溝を第2オイルポンプケースの合わせ面
に形成する構成としたが、シール溝を第1オイルポンプ
ケースの合わせ面、あるいは第1、第2オイルポンプケ
ースの夫々の合わせ面に形成することもできる。
いては、シール溝を第2オイルポンプケースの合わせ面
に形成する構成としたが、シール溝を第1オイルポンプ
ケースの合わせ面、あるいは第1、第2オイルポンプケ
ースの夫々の合わせ面に形成することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、第1、第2オイルポンプケース内にアウタロータと
インナロータとを収容するとともにアウタロータとイン
ナロータとによって形成されるポンプ室に連通する吸込
ポートと吐出ポートとを夫々設け、クランクシャフトの
回転力によって駆動されるオイルポンプにおいて、吐出
ポート近傍に位置し且つポンプ室の一部を形成するアウ
タロータの歯間のオイルポンプケース内壁にオイル溜ま
り部を設け、第1、第2オイルポンプケースの夫々の合
わせ面の少なくとも一方の合わせ面には一端がオイル溜
まり部に連絡し且つ他端が吸込ポートを包囲するシール
溝を設けたので、前記シール溝に供給されるオイルの粘
性によって合わせ面におけるシールを行うことができ、
エアの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音の発生
を防止し得るとともに、潤滑性能を向上し得る。また、
前記合わせ面の加工精度を下げても、十分なシール効果
を期待し得ることにより、コストダウンを図ることがで
きる。更に、前記第1、第2オイルポンプケースの締付
力を弱めても、十分なシール効果によってエアが吸い込
まれるのを確実に防止し得ることにより、締付ボルトの
本数を削減でき、コストを低廉とすることができ、経済
的に有利である。更にまた、前記シール溝により、オイ
ルポンプの性能を向上させることができ、実用上有利で
ある。
ば、第1、第2オイルポンプケース内にアウタロータと
インナロータとを収容するとともにアウタロータとイン
ナロータとによって形成されるポンプ室に連通する吸込
ポートと吐出ポートとを夫々設け、クランクシャフトの
回転力によって駆動されるオイルポンプにおいて、吐出
ポート近傍に位置し且つポンプ室の一部を形成するアウ
タロータの歯間のオイルポンプケース内壁にオイル溜ま
り部を設け、第1、第2オイルポンプケースの夫々の合
わせ面の少なくとも一方の合わせ面には一端がオイル溜
まり部に連絡し且つ他端が吸込ポートを包囲するシール
溝を設けたので、前記シール溝に供給されるオイルの粘
性によって合わせ面におけるシールを行うことができ、
エアの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音の発生
を防止し得るとともに、潤滑性能を向上し得る。また、
前記合わせ面の加工精度を下げても、十分なシール効果
を期待し得ることにより、コストダウンを図ることがで
きる。更に、前記第1、第2オイルポンプケースの締付
力を弱めても、十分なシール効果によってエアが吸い込
まれるのを確実に防止し得ることにより、締付ボルトの
本数を削減でき、コストを低廉とすることができ、経済
的に有利である。更にまた、前記シール溝により、オイ
ルポンプの性能を向上させることができ、実用上有利で
ある。
【0055】また、前記シール溝を、一端がオイル溜ま
り部に連絡するとともに、他端が吸込ポートを包囲した
後に吸込ポートに連絡する構成とすれば、シール溝内を
オイル溜まり部側から吸込ポート側へオイルが流動する
こととなり、シール溝内にエアが溜まる惧れがなく、実
用上有利である。また、前記シール溝に供給されるオイ
ルの粘性によって合わせ面におけるシールを行うことが
できることにより、エアの吸込時に生ずるエアレーショ
ンやHLA音の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を
向上し得る。更に、前記合わせ面の加工精度を下げて
も、十分なシール効果を期待し得ることにより、コスト
ダウンを図ることができる。更にまた、前記第1、第2
オイルポンプケースの締付力を弱めても、十分なシール
効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し得る
ことにより、締付ボルトの本数を削減でき、コストを低
廉とすることができ、経済的に有利である。また、前記
シール溝により、オイルポンプの性能を向上させること
ができ、実用上有利である。
り部に連絡するとともに、他端が吸込ポートを包囲した
後に吸込ポートに連絡する構成とすれば、シール溝内を
オイル溜まり部側から吸込ポート側へオイルが流動する
こととなり、シール溝内にエアが溜まる惧れがなく、実
用上有利である。また、前記シール溝に供給されるオイ
ルの粘性によって合わせ面におけるシールを行うことが
できることにより、エアの吸込時に生ずるエアレーショ
ンやHLA音の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を
向上し得る。更に、前記合わせ面の加工精度を下げて
も、十分なシール効果を期待し得ることにより、コスト
ダウンを図ることができる。更にまた、前記第1、第2
オイルポンプケースの締付力を弱めても、十分なシール
効果によってエアが吸い込まれるのを確実に防止し得る
ことにより、締付ボルトの本数を削減でき、コストを低
廉とすることができ、経済的に有利である。また、前記
シール溝により、オイルポンプの性能を向上させること
ができ、実用上有利である。
【0056】更に、第1、第2オイルポンプケース内に
アウタロータとインナロータとを収容するとともにアウ
タロータとインナロータとによって形成されるポンプ室
に連通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設け、クラ
ンクシャフトの回転力によって駆動されるオイルポンプ
において、吐出ポート近傍に位置し且つポンプ室の一部
を形成するアウタロータの歯間のオイルポンプケース内
壁にオイル溜まり部を設け、第1、第2オイルポンプケ
ースの夫々の合わせ面の少なくとも一方の合わせ面に一
端がオイル溜まり部に連絡し且つ他端が吸込ポートに連
絡するシール溝を設け、シール溝が吸込ポートに連絡す
る部位よりも上流側部位の合わせ面には、所定圧力にて
開放しシール溝を連通すべく動作する開閉弁を設けたの
で、シール溝内のオイルを所定圧力に維持できることに
より、オイルポンプの性能の低下を減少し得るととも
に、シール溝が所定圧力に達すると、オイルが流動する
こととなり、シール溝内にエアが溜まる惧れがなく、実
用上有利である。また、前記ポンプ室が吐出ポートに連
通する際の、吐出ポートからの高圧なオイルの逆流を吸
込ポート側に逃がすことができ、使い勝手を向上し得
る。更に、前記シール溝に供給されるオイルの粘性によ
って合わせ面におけるシールを行うことができることに
より、エアの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音
の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を向上し得る。
更にまた、前記合わせ面の加工精度を下げても、十分な
シール効果を期待し得ることにより、コストダウンを図
ることができる。また、前記第1、第2オイルポンプケ
ースの締付力を弱めても、十分なシール効果によってエ
アが吸い込まれるのを確実に防止し得ることにより、締
付ボルトの本数を削減でき、コストを低廉とすることが
でき、経済的に有利である。
アウタロータとインナロータとを収容するとともにアウ
タロータとインナロータとによって形成されるポンプ室
に連通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設け、クラ
ンクシャフトの回転力によって駆動されるオイルポンプ
において、吐出ポート近傍に位置し且つポンプ室の一部
を形成するアウタロータの歯間のオイルポンプケース内
壁にオイル溜まり部を設け、第1、第2オイルポンプケ
ースの夫々の合わせ面の少なくとも一方の合わせ面に一
端がオイル溜まり部に連絡し且つ他端が吸込ポートに連
絡するシール溝を設け、シール溝が吸込ポートに連絡す
る部位よりも上流側部位の合わせ面には、所定圧力にて
開放しシール溝を連通すべく動作する開閉弁を設けたの
で、シール溝内のオイルを所定圧力に維持できることに
より、オイルポンプの性能の低下を減少し得るととも
に、シール溝が所定圧力に達すると、オイルが流動する
こととなり、シール溝内にエアが溜まる惧れがなく、実
用上有利である。また、前記ポンプ室が吐出ポートに連
通する際の、吐出ポートからの高圧なオイルの逆流を吸
込ポート側に逃がすことができ、使い勝手を向上し得
る。更に、前記シール溝に供給されるオイルの粘性によ
って合わせ面におけるシールを行うことができることに
より、エアの吸込時に生ずるエアレーションやHLA音
の発生を防止し得るとともに、潤滑性能を向上し得る。
更にまた、前記合わせ面の加工精度を下げても、十分な
シール効果を期待し得ることにより、コストダウンを図
ることができる。また、前記第1、第2オイルポンプケ
ースの締付力を弱めても、十分なシール効果によってエ
アが吸い込まれるのを確実に防止し得ることにより、締
付ボルトの本数を削減でき、コストを低廉とすることが
でき、経済的に有利である。
【図1】この発明の第1実施例を示すオイルポンプの第
2オイルポンプケースの正面図である。
2オイルポンプケースの正面図である。
【図2】内燃機関のオイルポンプの取付状態を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図3】この発明の第2実施例を示すオイルポンプの第
2オイルポンプケースの正面図である。
2オイルポンプケースの正面図である。
【図4】この発明の第3実施例を示すオイルポンプの第
2オイルポンプケースの正面図である。
2オイルポンプケースの正面図である。
【図5】図4の矢視VII部分の開閉弁の概略拡大図で
ある。
ある。
【図6】この発明の従来の技術を示すオイルポンプの第
1オイルポンプケースの合わせ面の概略図である。
1オイルポンプケースの合わせ面の概略図である。
【図7】オイルポンプの第2オイルポンプケースの合わ
せ面の概略図である。
せ面の概略図である。
【図8】オイルポンプの第1オイルポンプケースの正面
図である。
図である。
2 内燃機関
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
8 シリンダヘッドカバー
10 クランクロアケース
12 オイルパン
14 クランクシャフト
16 オイルポンプ
24 オイルポンプケース
24−1 第1オイルポンプケース
24−2 第2オイルポンプケース
26 アウタロータ
32 インナロータ
34 ポンプ室
36 吸込ポート
38 吐出ポート
40 オイルポンプケース内壁
42 オイル溜まり部
44−1、44−2 合わせ面
46 シール溝
Claims (3)
- 【請求項1】 第1、第2オイルポンプケース内にアウ
タロータとインナロータとを収容するとともにアウタロ
ータとインナロータとによって形成されるポンプ室に連
通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設け、クランク
シャフトの回転力によって駆動されるオイルポンプにお
いて、前記吐出ポート近傍に位置し且つポンプ室の一部
を形成するアウタロータの歯間のオイルポンプケース内
壁にオイル溜まり部を設け、前記第1、第2オイルポン
プケースの夫々の合わせ面の少なくとも一方の合わせ面
には一端が前記オイル溜まり部に連絡し且つ他端が前記
吸込ポートを包囲するシール溝を設けたことを特徴とす
るオイルポンプ。 - 【請求項2】 前記シール溝は、一端がオイル溜まり部
に連絡するとともに、他端が吸込ポートを包囲した後に
吸込ポートに連絡するシール溝である特許請求の範囲の
請求項1に記載のオイルポンプ。 - 【請求項3】 第1、第2オイルポンプケース内にアウ
タロータとインナロータとを収容するとともにアウタロ
ータとインナロータとによって形成されるポンプ室に連
通する吸込ポートと吐出ポートとを夫々設け、クランク
シャフトの回転力によって駆動されるオイルポンプにお
いて、前記吐出ポート近傍に位置し且つポンプ室の一部
を形成するアウタロータの歯間のオイルポンプケース内
壁にオイル溜まり部を設け、前記第1、第2オイルポン
プケースの夫々の合わせ面の少なくとも一方の合わせ面
に一端が前記オイル溜まり部に連絡し且つ他端が前記吸
込ポートに連絡するシール溝を設け、このシール溝が吸
込ポートに連絡する部位よりも上流側部位の前記合わせ
面には所定圧力にて開放しシール溝を連通すべく動作す
る開閉弁を設けたことを特徴とするオイルポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13280196A JP3402064B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13280196A JP3402064B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | オイルポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09296717A JPH09296717A (ja) | 1997-11-18 |
JP3402064B2 true JP3402064B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=15089895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13280196A Expired - Fee Related JP3402064B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | オイルポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3402064B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4680794B2 (ja) * | 2006-02-20 | 2011-05-11 | 富士重工業株式会社 | オイルポンプ及びオイルポンプの潤滑構造 |
CN102997022B (zh) * | 2012-11-23 | 2015-06-10 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种机油泵的自润滑结构 |
-
1996
- 1996-04-30 JP JP13280196A patent/JP3402064B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09296717A (ja) | 1997-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |