JPH04107375U - 開閉体のロツク機構 - Google Patents
開閉体のロツク機構Info
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- JPH04107375U JPH04107375U JP1725791U JP1725791U JPH04107375U JP H04107375 U JPH04107375 U JP H04107375U JP 1725791 U JP1725791 U JP 1725791U JP 1725791 U JP1725791 U JP 1725791U JP H04107375 U JPH04107375 U JP H04107375U
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims abstract description 65
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Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プッシュオープン,プッシュロック式のロッ
ク機構を備えたテレビやオーディオ機器のキャビネット
などに簡単に付設することができ、扉の開閉操作を煩雑
化させることなく、しかも不必要時に扉が押されたよう
な場合には、確実に扉を仮ロックして、扉が自動的に開
いてしまうことを確実に防止することができるロック機
構を提供する。 【構成】 可撓性を有する軸部(10)の先端にロック
爪(12)が形成されたロック体(1)をキャビネット
本体(2)に取り付けると共に、先端に該ロック爪(1
2)と係合する係合爪(20)が形成された係合アーム
(19)を扉等の開閉体(4)に取付け、ロック爪(1
2)と係合爪(20)とを係合させることにより扉
(4)をロックすると共に、上記軸部(10)の先端側
に一体に延出する操作片(15)を押圧して軸部(1
0)を撓ませ、これによりロック爪(12)を移動させ
て該ロック爪(12)と係合爪(20)との係合状態を
解除するように構成したロック機構。
ク機構を備えたテレビやオーディオ機器のキャビネット
などに簡単に付設することができ、扉の開閉操作を煩雑
化させることなく、しかも不必要時に扉が押されたよう
な場合には、確実に扉を仮ロックして、扉が自動的に開
いてしまうことを確実に防止することができるロック機
構を提供する。 【構成】 可撓性を有する軸部(10)の先端にロック
爪(12)が形成されたロック体(1)をキャビネット
本体(2)に取り付けると共に、先端に該ロック爪(1
2)と係合する係合爪(20)が形成された係合アーム
(19)を扉等の開閉体(4)に取付け、ロック爪(1
2)と係合爪(20)とを係合させることにより扉
(4)をロックすると共に、上記軸部(10)の先端側
に一体に延出する操作片(15)を押圧して軸部(1
0)を撓ませ、これによりロック爪(12)を移動させ
て該ロック爪(12)と係合爪(20)との係合状態を
解除するように構成したロック機構。
Description
【0001】
本考案は、開閉扉又は引出し等の開閉体をその本体とロックするロック機構に
関し、特にテレビ、オーディオ機器等を収容又は設置するためのキャビネットの
扉をロックするのに好適に用いられる開閉体のロック機構に関する。
【0002】
従来より、テレビやオーディオ機器等を収容又は設置するためのキャビネット
には、ガラス扉が多用されており、このようなキャビネットのガラス扉には、一
般にマグネットを備えたプッシュロック,プッシュオープン式のラッチを用いた
ロック機構が採用されている。
【0003】
即ち、ガラス扉に金属板を取付け、この金属板をキャビネット本体に取り付け
られたラッチのマグネット定着体に磁力によって定着させ、この定着体を押し込
んでラッチ本体内に固定することにより扉を閉じ、一方扉を開くときは、扉を押
圧することによりラッチの定着体を再度押し込み、定着体のラッチ本体内でのロ
ック状態を解除する。これにより、定着体が扉と共にバネ等の弾発力によりラッ
チ本体から勢いよく突出し、このとき扉が慣性により定着体から離れ、自動的に
扉が開くもので、ワンタッチでガラス扉の開閉操作を行なうことができるもので
ある。
【0004】
しかしながら、このようなワンタッチオープン式のロック機構は、扉の開閉操
作が容易である反面、扉に触れただけで不必要に扉が開いてしまうという欠点を
有する。例えば、幼児が扉に触れただけでラッチの定着体が押し込まれ、扉が自
動的に開いてしまう場合があり、特にガラス扉を採用しているような場合には、
非常に危険である。
【0005】
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、このようなロック機構を備えたテ
レビやオーディオ機器のキャビネット等に簡単に付設することができ、その扉等
の開閉体の開閉操作を煩雑化させることなく、しかも確実に開閉体を仮ロックし
て、幼児のいたずら操作などによって開閉体がみだりに開いてしまうことを確実
に防止することができる扉或いは引出し等の開閉体のロック機構を提供すること
を目的とする。
【0006】
本考案は、上記目的を解決するため、開閉扉又は引出し等の開閉体(4)をそ
の本体(2)とロックするロック機構であって、上記本体(2)に固定する固定
部(6)と、該固定部(6)に一体に設けられ、先端側がこの固定部から外方に
延出する可撓性を有する弾撥軸部(10)と、この軸部(10)先端部に形成さ
れたロック爪(12)を有するロック部(11)と、該ロック部(11)先端部
から一体に延出する操作片(15)とからなるロック体(1)を、上記操作片(
15)が上記本体(2)から開閉体側に向けて突出するように固定部(6)を本
体(2)に固定することにより取付けると共に、先端部にこのロック体(1)の
ロック爪(12)と係合する係合爪(20)が形成された可撓性を有する係合ア
ーム(19)を上記開閉体(4)に取り付けてなり、この係合アーム(19)の
係合爪(12)と上記ロック体(1)のロック爪(12)とを互いに係合させる
ことにより開閉体(4)と本体(2)とをロックすると共に、本体(2)から突
出したロック体(1)の操作片(15)を上記軸部(10)の弾撥力に抗して左
右又は上下方向に押圧し、上記軸部(10)を撓ませることにより上記ロック爪
(20)を左右又は上下方向に移動させて、上記ロック爪(12)と係合爪(2
0)との係合状態を解除するように構成したことを特徴とする開閉体のロック機
構を提供する。
【0007】
本考案の開閉体(以下、単に扉という)のロック機構は、上記ロック体を本機
構を設けるキャビネット等の本体に取付けると共に、上記係合アームを扉に取付
け、ロック体のロック爪と係合アームの係合爪とを係合させて扉を閉じた状態に
ロックするものであり、この扉を開くときには、本体から外部に突出した操作片
を左右又は上下方向に押圧して、上記ロック爪と係合爪との係合状態を解除し、
一方開いた扉を閉じる場合には、扉を閉じることにより自動的に上記ロック爪と
係合爪とが係合して扉がロックされるものである。
【0008】
即ち、扉を開くときには、操作片を左右又は上下方向に押圧して軸部を撓ませ
ることにより、該軸部先端に設けられたロック部のロック爪が左右又は上下方向
にずれて係合爪との係合状態が解除され、扉を開くことが可能な状態となる。な
お、このとき扉を開いた後は上記操作片の押圧状態を解除することにより軸部が
その弾性力によって自動的に元の状態に戻るものである。一方、この扉を閉じる
際は扉に固定された係合アームの係合爪が本体に固定されたロック体のロック爪
に当接し、これを押圧することにより係合爪がロック爪により押圧されて係合ア
ームが撓み、係合爪がロック爪を通過した時点で該係合アームが弾性復帰して係
合爪とロック爪とが係合し、扉がロックされるものである。
【0009】
本考案のロック機構は、上記ロック体をキャビネット等の本体に取付けると共
に、上記係合アームを扉に取付けることにより簡単に設置することができ、上述
したプッシュロック,プッシュオープン式のラッチを備えたキャビネットなどに
も容易に付設することができる。しかもこの場合、扉の開閉操作を煩雑化させる
ことなく、かつ不必要時に扉が押されたような場合には、確実に扉を仮ロックし
て扉が自動的に開いてしまうことを確実に防止することができるものである。
【0010】
即ち、本考案のロック機構を上記プッシュロック,プッシュオープン式のラッ
チを備えたキャビネットに設置する場合、例えばロック体をキャビネット本体の
開口部にその操作片が本体と扉との隙間から外部に突出するように固定体を固定
することにより取り付けると共に、係合アームを上記扉の内面に取り付けること
より簡単に設置することができる。そして、扉を開くときには、まず扉をワンプ
ッシュしてラッチ本体と定着体とのロック状態を解除し、定着体及び扉が前面側
へ開くように付勢された状態とする。このとき、扉に取り付けられた係合アーム
の係合爪とキャビネット本体に取り付けられたロック体のロック爪とが係合して
いるので扉は前面側に開くように付勢されたままロックされた状態となる。次い
で、キャビネット本体と扉との隙間から外部に突出した操作片を左右又は上下方
向に押圧して上記係合爪とロック爪との係合状態を解除することにより上記付勢
力で扉が自動的に開くものである。また、この扉を閉じる場合は、扉を内側に回
動させてラッチの定着体に磁力によって扉を定着させ、更に扉を押圧することに
より定着体をラッチ本体内に埋入させてロックする。このとき同時に、本機構の
係合爪とロック爪とが係合する。従って、扉を開くときには扉をワンプッシュし
た後、操作片を左右又は上下方向に押圧するだけでよく、また扉を内側に回動さ
せ、ワンプッシュするだけで簡単に扉を閉じることができ、扉の開閉操作を煩雑
化することがない。しかも、扉が押圧されただけでは上記係合爪とロック爪との
係合状態が解除されることがないので、不必要時に扉が押されたような場合には
確実に扉を仮ロックして、扉が自動的に開いてしまうことを確実に防止すること
ができるものである。
【0011】
更に、本考案のロック機構を構成するロック体は、固定部に可撓性を有する軸
部を一体に設け、この軸部の先端部にロック爪を有するロック部及び操作片を順
次一体に形成した構成としたことにより一点部品としたものであり、このためロ
ック体の製造工程を大幅に簡略化することができ、有効なコストダウンが達成さ
れたものである。
【0012】
即ち、このように先端部を左右又は上下方向に押圧することによりロック爪が
左右に移動すると共に、この押圧力を解除することにより元の状態に自動的に復
帰するロック体を構成する場合、固定部にロック爪を有するロックアームを回動
可能に取付け、このロックアームを左右又は上下方向に押圧した後押圧力を解除
した場合、自動的に元の状態に戻るようにバネ等を用いて付勢することが考えら
れるが、このようなロック体は固定部、ロックアーム及びバネ等の付勢手段の最
低でも3点の部品が必要であり、このため各部品の製造工程及びこれらの組立工
程が必要になり、非常に煩雑な作業を要することとなる。これに対し、上記一点
部品とされたロック体は、これを金型等を用いて成形するだけでよく、構成部品
の製造工程及び組立て工程を省略することができるものである。
【0013】
以下、本考案の一実施例につき図1〜図5を参照して具体的に説明する。図1
及び図2は、本考案の一実施例にかかるロック機構を示すもので、このロック機
構は、テレビやオーディオ機器を設置又は収容するキャビネット本体2の上壁3
内面開口部近傍に取り付けられたロック体1と、キャビネット本体2の開口部を
閉塞する扉4の内面上端部に取り付けられた係合アーム体5とからなるものであ
る。
【0014】
ここで、上記ロック体1は、図3〜図5に示した構成とされている。即ち、図
中6は四角板状の固定部で、この固定部6には中央部から一端縁部にかけて切欠
き部7が形成されていると共に、下面には幅方向に沿って三角板状の第一補強リ
ブ8が一体に突設されており、更にこの第一補強リブ8の中央部から固定部の他
端縁部にかけて三角板状の第二補強リブ9が突設されている。
【0015】
10は、上記固定部6の第一補強リブ8の中央部(第二補強リブ9との連結部
)に一体に突設された可撓性を有する細長板状の軸部であり、その基端側は上記
切欠き部7内に該切欠き部7の両内側面と離間して配置されていると共に、先端
側は切欠き部7から延出し、固定部6の一端縁部から外方に突出している。この
軸部10の先端には、四角枠状のロック部11が一体に形成されており、このロ
ック部11の先端側下面には漸次基端側に後退するように一体に突設された四角
ブロック状のロック爪12が設けられている。そして、このロック爪12の前面
(図では左側面)及び後面(図では右側面)は共に漸次基端側に後退するテーパ
ー面になっており、それぞれ係合アーム押圧面13、係合面14を形成している
。更に、このロック部11の先端には、長板状の操作片15がロック部11の上
面から延出するごとく一体に突設されており、この操作片15を左右方向に押圧
することにより、軸部10が撓んでロック部11を左右方向に移動させることが
でき、またこの押圧力を解除すると、軸部10が弾性復帰して元の状態に自動的
に戻るようになっている。
【0016】
なお、図中16,16はビス止め孔であり、このビス止め孔16,16を通し
てビス打ちするか又は両面粘着テープを用いて固定部6をキャビネット2の上壁
3に固定することにより、ロック体1が該キャビネット2にその操作片15の先
端部が扉4と上壁3との隙間から突出した状態に取り付けられている。また、図
中17は軸部10とロック爪部11との連結部に形成された三角板状の補強リブ
である。
【0017】
次に、上記係合アーム体5は、図1、図2に示されているように、四角板状の
固定板18の一面中央部に弓なりに湾曲した長板状の係合アーム19が斜め上方
に向けて一体に突設されたもので、この係合アーム19先端部上面側には係合爪
20が形成されている。なお、上記係合アーム19は可撓性を有する材質で形成
されており、先端部(係合爪20部分)が押圧されると押圧力に対応して撓むと
共に、押圧力が解除されると弾性復帰して自動的に元の状態に戻るものであり、
またこの係合アーム体5は、その固定板18の他面側を両面粘着テープを用いて
扉4の内面に貼着固定することにより該扉4に取り付けられているものである。
【0018】
なお、特に図示していないが、上記キャビネットの本体2にはプッシュオープ
ン,プッシュロック式のラッチが取り付けられていると共に、扉4にはこのラッ
チの定着体に設けられたマグネットに定着する金属板が配設されており、扉を閉
じた状態にあっては、定着体がラッチ本体内に埋入した状態でロックされている
と共に、この定着体に金属板が磁力により定着した状態になり、またこの状態で
扉を押圧すると、定着体とラッチ本体とのロックが外れて定着体が扉と共に勢い
よくラッチ本体から突出すようになっている。
【0019】
このロック機構は、図1に示したように、キャビネット本体2の上壁3に取り
付けたロック体1のロック爪12と扉4に取り付けた係合アーム体5の係合爪2
0とを係合させることにより、扉4を閉じた状態でロックするものである。
【0020】
この状態から扉4を開く場合は、まず扉4を押圧してキャビネット本体2に取
り付けられたラッチの定着体とラッチ本体とのロック状態を解除する。これによ
り、定着体が扉と共に前方に進出するように付勢された状態になるが、この場合
扉4はロック爪12と係合爪20との係合によりロックされているので、閉じた
まま前方(図中矢印A方向)へ進出するように付勢された状態を維持する。
【0021】
次に、この状態で図2に示したように、上壁3と扉4上端縁との隙間から外部
に突出した操作片15を左右方向(図中矢印B方向)に押圧する。これにより、
ロック体1の軸部10が左右方向に撓んでロック爪12が左右方向に移動し、ロ
ック爪12と係合爪20との係合状態が解除され、上記ラッチの定着体による付
勢力によって扉4が前方に回動すると共に、上記金属板と定着体との磁力による
定着状態が解除されて自動的に扉4が開く。そして、扉4が開いた後に操作片1
5への押圧力を解除することによりロック体1の軸部10が弾性復帰して、ロッ
ク爪12は元の位置に自動的に戻る(図2参照)。
【0022】
そして、扉4を閉じるときには、扉4を内側に回動させて係合アーム19の先
端部をロック爪12の係合アーム押圧面13に当接させると共に、上記金属板を
ラッチの定着体に当接させて定着させ、更に扉4を内側に回動させるように押圧
してロック爪12と係合爪20とを係合させると共に、上記定着体をラッチ本体
内に埋入させた状態でロックさせるものである。このとき、ロック爪12の押圧
面13に当接した係合アーム19の先端は、内方へ押圧されることによって上記
押圧面13により下方に押圧され、係合アーム19が下方に撓み、係合爪20が
ロック爪12の下端面を通過し、係合面14側に至ると該係合アームが弾性復帰
して確実にロック爪と係合爪とが係合するものである。
【0023】
従って、本実施例のロック機構によれば、扉を開くときには扉をワンプッシュ
した後、操作片を左右方向に押圧するだけでよく、また扉を内側に回動させ、ワ
ンプッシュするだけで簡単に扉を閉じることができ、開閉操作が実に簡単なもの
である。しかも、扉が押圧されただけでは上記係合爪とロック爪との係合状態が
解除されることがないので、不必要時に扉が押されたような場合には確実に扉を
仮ロックして、扉が自動的に開いてしまうことを確実に防止することができるも
のである。
【0024】
また、このロック機構は、ロック体1をキャビネット本体2の内側開口部近傍
にその操作片15が扉4との隙間から外部に突出するように取り付けると共に、
係合アーム体5を扉に取り付けることにより、簡単に構成することができ、更に
本ロック機構を構成するロック体1は、固定部6、軸部10、ロック部11及び
操作片15が一体に形成された一品部品とされているので、金型等を用いて成形
するだけでよく、構成部品の製造工程及び組立て工程を必要とせず、低コストに
製造することができるものである。
【0025】
なお、本実施例は、ワンタッチオープン,ワンタッチロック式のラッチを備え
たキャビネットに本考案のロック機構を仮ロック機構として付設したものである
が、考案のロック機構はこれに限定されず、例えばキャビネット2に扉4を前方
に回動させるバネ等による付勢手段を設け、操作片15を押圧してロック爪12
と係合爪20との係合状態を解除することにより、該付勢手段によって自動的に
扉4が開くようにすることもでき、更に特に扉4を回動させる付勢手段を設けず
、ロック爪12と係合爪20との係合状態を解除して手動により扉4を開くよう
にしてもよい。また、上記実施例ではロック体をキャビネットの上壁に取付け、
操作片を左右方向に押圧するようにしたが、ロック体をキャビネットの側壁に取
付け、操作片を上下方向に押圧操作するように構成することもできる。更に、本
考案のロック機構は、上記実施例のように回動式の扉をロックするためだけに限
られず、例えば引出しなどの開閉体のロック機構としても適応することができ、
また本考案のロック機構を構成するロック体の各構成部分の形状や係合アームの
構成なども上記実施例に制限されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない限
り種々変更して差し支えない。
【0026】
以上説明したように、本考案のロック機構は、プッシュオープン,プッシュロ
ック式のロック機構を備えたテレビやオーディオ機器のキャビネットなどに簡単
に付設することができ、開閉体の開閉操作を煩雑化させることなく、しかも確実
に開閉体を仮ロックして、幼児のいたずら操作などにより開閉体がみだりに開い
てしまうことを確実に防止することができる。
【図1】本考案のロック機構を示す部分断面側面図であ
る。
る。
【図2】同ロック機構を示す透視平面図である。
【図3】同ロック機構を構成するロック体を示す平面図
である。
である。
【図4】同ロック体を示す下面図である。
【図5】同ロック体を示す図3のV−V線に沿った断面
図である。
図である。
1 ロック体
2 キャビネット本体
4 扉
6 固定部
10 軸部
11 ロック部
12 ロック爪
15 操作片
19 係合アーム
20 係合爪
Claims (1)
- 【請求項1】 開閉扉又は引出し等の開閉体(4)をそ
の本体(2)とロックするロック機構であって、上記本
体(2)に固定する固定部(6)と、該固定部(6)に
一体に設けられ、先端側がこの固定部から外方に延出す
る可撓性を有する弾撥軸部(10)と、この軸部(1
0)先端部に形成されたロック爪(12)を有するロッ
ク部(11)と、該ロック部(11)先端部から一体に
延出する操作片(15)とからなるロック体(1)を、
上記操作片(15)が上記本体(2)から開閉体側に向
けて突出するように固定部(6)を本体(2)に固定す
ることにより取付けると共に、先端部にこのロック体
(1)のロック爪(12)と係合する係合爪(20)が
形成された可撓性を有する係合アーム(19)を上記開
閉体(4)に取り付けてなり、この係合アーム(19)
の係合爪(12)と上記ロック体(1)のロック爪(1
2)とを互いに係合させることにより開閉体(4)と本
体(2)とをロックすると共に、本体(2)から突出し
たロック体(1)の操作片(15)を上記軸部(10)
の弾撥力に抗して左右又は上下方向に押圧し、上記軸部
(10)を撓ませることにより上記ロック爪(20)を
左右又は上下方向に移動させて、上記ロック爪(12)
と係合爪(20)との係合状態を解除するように構成し
たことを特徴とする開閉体のロック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1725791U JP2526090Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 開閉体のロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1725791U JP2526090Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 開閉体のロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107375U true JPH04107375U (ja) | 1992-09-16 |
JP2526090Y2 JP2526090Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=31904045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1725791U Expired - Lifetime JP2526090Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 開閉体のロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526090Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348619A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Nitomuzu:Kk | 扉開き防止装置 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1725791U patent/JP2526090Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348619A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Nitomuzu:Kk | 扉開き防止装置 |
JP4663416B2 (ja) * | 2005-06-17 | 2011-04-06 | 株式会社ニトムズ | 扉開き防止装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2526090Y2 (ja) | 1997-02-12 |
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