JPH04106820U - 押釦スイツチ - Google Patents

押釦スイツチ

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JPH04106820U
JPH04106820U JP1716791U JP1716791U JPH04106820U JP H04106820 U JPH04106820 U JP H04106820U JP 1716791 U JP1716791 U JP 1716791U JP 1716791 U JP1716791 U JP 1716791U JP H04106820 U JPH04106820 U JP H04106820U
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JP
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sliding member
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JP1716791U
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Inventor
俊美 千葉
善三 戸塚
靖 長友
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沖電気工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチの全高さ寸法が低く、軽量でかつ操
作感触の優れた押釦構造を提供する。 【構成】 メンブレン接点シートの接点部を押下しその
接点部を開閉操作するための押釦キーを、接点部に対応
させて配置した筒状のケース部を一体に有する固定ハウ
ジングと、ケース部内に摺動自在に挿入したキーレバー
部を一体に有するキートップと、キーレバー部を摺動自
在に保持しているとともにケース部に外周面が摺動自在
に保持されている摺動部材と、キートップに復帰位置側
への付勢力を付与しているバネ部材とで構成している。
さらに、この構造ではキーレバー部が摺動部材に対して
一定ストローク範囲内で独立して摺動できるとともに、
摺動部材がケース部に対して一定ストローク範囲内で独
立して摺動できるようにし、キートップのストロークが
大きく得られるようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば電子機器のキーボード等、各種データを入力する装置として 用いられる押釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の押釦スイッチの要部概略構造を示す断面図である。 図6において、この押釦スイッチ41は、大きくはメンブレン接点シート42 と、押釦キー43と、補強板44とで構成されている。 さらに詳述すると、メンブレン接点シート42は、ポリエステル材等を使用し て可撓性を有する薄板状に各々形成されている上部接点シート45,スペーサ4 6,下部接点シート47を順次積層して一体化されている。また、このメンブレ ン接点シート42は、押釦キー43が取り付けられる部分に対応して複数の接点 部48が形成されている。加えて、接点部48の部分におけるスペーサ45の一 部には窓孔49が設けられている。さらに、この窓孔49と対応している上部接 点シート45の部分における下面と下部接点シート47の部分における上面には 、それぞれ導電インクを塗布してなる接点50,51が設けられている。なお、 これら接点50,51は、上部接点シート49の下面に形成された印刷配線(不 図示)と下部接点シート47の上面に形成された印刷配線(不図示)にそれぞれ 電気的に接続されている。また、接点部48の外側における部分には、上下に貫 通した穴52が形成されている。そして、このメンブレン接点シート42におい て、通常は接点50と接点51との間はスペーサ45により離され(オフ)てお り、接点50を上部接点シート45の上側より押下すると上部接点シート45が 下部接点シート47側に撓み変形する。すると、接点50が接点51に圧接され 、導通(オン)が得られる状態になっている。 補強板44は、メンブレン接点シート42が載せられるもので、メンブレン接 点シート42を密着させ易く板状に樹脂材で形成されている。また、メンブレン 接点シート42の各接点部48における穴52と対応している位置には、上下に 貫通した穴53が形成されている。 押釦キー43は、樹脂製のハウジング54と、同じく樹脂製のキートップ55 と、復帰用のバネ部材56と、接点押下用のバネ部材57とで構成されている。 このうち、ハウジング54は、下面が開口された空洞状の下部ハウジング部54 aと、この下部ハウジング部54aの上面54Aより上方へ突出されている上部 ハウジング部54bとでなり、また上部ハウジング部54bの中心には下部ハウ ジング部54a内へ通じる貫通穴58が設けられている。さらに、下部ハウジン グ部54aの下面54B側には、メンブレン接点シート42の穴52と対応して ねじ穴59が設けられている。次に、キートップ55は、上部ハウジング部54 bの貫通穴58内に摺動自在に配設されるキーレバー部55aと、このキーレバ ー部55aの上端に一体に形成されたキートップ部55bとを有している。加え て、キートップ55とハウジング54との間には、キートップ55の抜け止めを 行うための図示せぬ係止爪(不図示)が設けられている。そして、この押釦キー 43を組み立てる場合は、ハウジング54にキートップ55を取り付ける前に、 まず上部ハウジング部54bの外周に復帰用のバネ部材56を装着し、次いでキ ーレバー部55aを貫通穴58内にバネ部材56を圧縮させながら挿入する。ま た、この挿入が所定量なされて図示せぬ係止爪が下部ハウジング54a内まで挿 入されると、上記係止爪が下部ハウジング54a内に係止されて抜け止めされる 。その後、下部ハウジング部54a内に突出しているキーレバー部55aの下端 に接点押下用のバネ部材57を取り付けると押釦キー43の組立が完了する。 次に、さらに押釦キー43とメンブレン接点シート42と補強板44とをそれ ぞれ結合させて押釦スイッチ41を組み立てる場合は、まず補強板44上にメン ブレン接点シート42を載せる。また、この後から接点部48に対応して押釦キ ー43を配置する。さらに、この状態で、ビス60を補強板44の下側より穴5 3,52を通してねじ穴59に螺合させて締め付ける。すると、メンブレン接点 シート42と補強板44との固定と同時に、押釦キー43もメンブレン接点シー ト42上に固定される。
【0003】 図7は、図6に示す押釦スイッチ41の動作説明図である。そこで、図7と共 に押釦スイッチ41の動作を次に説明する。 まず、キートップ55に押下力が付加されていないとき、このキートップ55 は図7(a)に示すように、復帰用のバネ部材56の付勢力で上方に押し上げら れた状態になっている。また、接点押下用のバネ部材57はキートップ55と共 に上方に変位され、メンブレン接点シート42の上部接点シート45より離れて いる。これにより、接点50と接点51との間も離れて、ここでの接点部48は オフの状態におかれている。 次に、キートップ55が復帰用のバネ部材56の付勢力に抗して押下され、接 点押下用のバネ部材56が上部接点シート45上に当接されると、この圧力で上 部接点シート45が下部接点シート47側へ撓み変形し、図7(b)に示すよう に接点50が接点51に圧接されてオン状態になる。さらにキートップ55が押 下されると、図7(c)に示すようにキートップ部55bの下面が上部ハウジン グ54の上面54Aに当接され、それ以上の押下が規制される。また、この状態 からキートップ55の押下力が取り除かれると、復帰用のコイルスプリング57 の付勢力等によって、キートップ部55bが押し戻され、図7(b)の状態を経 て図7(a)の状態まで復帰し、接点50と接点51との間が離れ、再びオフ状 態になる。
【0004】 したがって、この押釦スイッチ41の構造では、キートップ55の摺動案内は 、キーレバー部55aと貫通穴58との摺接で行われることになるので、キーレ バー部55aをガイドする貫通穴58内の内周面とキーレバー部55aとが摺接 している部分D0(図6参照)の寸法がある一定以上必要とされる。そして、こ の摺接している部分D0の寸法が十分に得られない場合は、キートップ55の押 下時にキーレバー部55aと貫通穴58との間に引っかかり等が生じてスムース に摺動されず、接点部48の動作不良を起こし信頼性を低下させることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構造の押釦スイッチ41において、全高さ寸法を小さ くしたい場合は、キートップ55のストローク量を短くするか、キーレバー部5 5aあるいはハウジング54の高さ寸法を短くし、キーレバー部55aをガイド する貫通穴58内の内周面とキーレバー部55aとが摺接している部分D0の寸 法を、例えば図8に示すように短くする必要がある。しかし、この種における押 釦スイッチ41のストローク量は一般に3〜5ミリメートルが適当とされている ので、ストローク量を短くするにも限界がある。また、上述したようにキーレバ ー部55aをガイドする部分D0の寸法にも限界があるのを考慮すると、キート ップ55に十分なストローク量が得られると同時に押下感触に優れ、かつ全高さ 寸法の小さい押釦スイッチを実現するのは難しく、構造上も既に限界があると考 えられていた。
【0006】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は全高さ寸法を小 さくし、かつキートップの十分なストローク量が得られるとともに押下感触を向 上させることができる押釦スイッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る押釦スイッチは、メンブレン接点シー トの接点部を押下しその接点部を開閉操作するための押釦キーを、前記接点部に 対応して配置される筒状のケース部を一体に有する固定ハウジングと、前記ケー ス部内に摺動自在に挿入されたキーレバー部を一体に有するキートップと、前記 キーレバー部を摺動自在に保持しているとともに前記ケース部に外周面が摺動自 在に保持されている摺動部材と、前記キートップに復帰位置側への付勢力を付与 しているバネ部材とで構成するとともに、前記キーレバー部が前記摺動部材に対 して一定ストローク範囲内で独立して摺動でき、かつ前記摺動部材が前記ケース 部に対して一定ストローク範囲内で独立して摺動できるようにしたものである。
【0008】
【作用】
この構成によれば、キートップを押下すると、キーレバー部が摺動部材に対し て一定ストローク量独立して摺動するとともに、キーレバー部と一体に摺動部材 がケース部に対して一定ストローク量独立して摺動する。これにより、キートッ プ全体のストローク量の増加が図れる。 また、キーレバー部とケース部との間の摺接している部分の長さ寸法は、キー レバー部と摺動部材との接触面の長さ寸法に摺動部材とケース部との接触面の長 さ寸法を加えた寸法になるので、ケース部がキーレバー部を摺動自在に保持して いる実効長さ寸法が増加することになる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1は、本考案に係る押釦スイッチの一実施例を示す概略縦断側面図である。 図1において、この押釦スイッチ1は、大きくは押釦キー2と、メンブレン接 点シート3と、補強板4と、コイルスプリングでなる復帰用のバネ部材5、およ び同じくコイルスプリングでなる接点押下用のバネ部材6などで構成されている 。
【0010】 さらに詳述すると、押釦キー2は、ハウジング7と、このハウジング7上に配 設されるキートップ8および摺動部材13とを備えている。 このうち、ハウジング7は樹脂材で形成されており、平板状の基板部9と、こ の基板部9の上面より上方に向かって突出された筒状のケース部10とを一体に 有している。また、ケース部10の中心には上下に貫通したガイド穴11が設け られており、このガイド穴11の上面開口側の一部が抜け止め用に天壁12によ って閉じられている。 摺動部材13は、図3に単品として示すように、左右一対の摺動部材半体13 A,13Bで形成されている。この各半体13A,13Bは樹脂製で、また左右 対称形に形成されている。さらに、各摺動部材13の下端側には外側に突出され た係止爪13aが設けられているとともに、上端側には内側に突出された係止壁 13bが設けられている。加えて、各半体13A,13Bの内周面側で、係止壁 13bの下側にはレール溝13cが形成されている。 キートップ8は樹脂材で形成されており、キートップ部14と、このキートッ プ部14の下面側より下方に向かって突出されたキーレバー部15とを一体に有 している。また、キーレバー部15の下端側には係止爪が一体に形成されている 。この係止爪16は、摺動部材13の上記レール溝13c内に摺動可能に嵌合さ れるとともに、摺動部材13の上端側まで摺動されたときに係止壁13bと係合 されて摺動規制される状態に設けられている。加えて、キーレバー部15には下 面が開口された凹部30が形成されており、この凹部30内に接点押下用のバネ 部材6が取り付けられている。なお、この接点押下用のバネ部材6は、一端が凹 部30内の軸部31に嵌合係止され、他端がキーレバー部15の下面より突出さ れた状態になっている。さらに、キートップ部14の下面14a側は、全体が凹 部状に形成されている。 そして、押釦キー2を組み立てる場合は、まずハウジング7のケース部10を 囲むようにして復帰用のバネ部材5を基板部9上に載置する。次いで、キートッ プ8をケース部10上に配置するとともに、復帰用のバネ部材5を圧縮させてケ ース部10の天壁12にキートップ部14の下面14aが当接するまで、キーレ バー部15をケース部10内に挿入させる。次いで、ケース部10内において、 ケース部10とキーレバー部15との間の隙間より一対の摺動部材13をそれぞ れ挿入配置し、その後復帰用のバネ部材5の付勢力でキートップ8を上方に戻す 。すると、図1に示すように摺動部材13がケース部10とキーレバー部15と の間に配置され、天壁12と係止爪13cとが当接係合されるとともに、係止壁 13bと係止爪16とが当接係合された状態、すなわち復帰位置まで摺動部材1 3およびキートップ8がそれぞれ上方に変位されて摺動可能に保持される。また 、この後からは接点押下用のバネ部材6が取り付けられる。
【0011】 次に、メンブレン接点シート3は、上部接点シート17と、スペーサ18と、 下部接点シート19とを順次積層して薄板状に形成されている。これら上部接点 シート17,スペーサ18,下部接点シート19は各々ポリエステル等で作られ ており、それぞれが可撓性を有した状態になっている。また、ハウジング5上の 複数のケース部8と対応する部分には各々接点部21が設けられている。さらに 、接点部21におけるスペーサ18の一部には窓孔22が設けられているととも に、この窓孔22に対応する上部接点シート17の下面と下部接点シート19の 上面に導電インクをそれぞれ塗布してなる接点23,24が設けられている。な お、接点23は上部接点シート17の下面に形成された印刷配線(不図示)と電 気的に接続され、接点24は下部接点シート19の上面に形成された印刷配線( 不図示)と電気的に接続されている。そして、このメンブレン接点シート3にお いて、接点23と接点24との間はスペーサ18によって通常は離され(オフ) ており、接点23を上部接点シート17の上側より押下すると、上部接点シート 17が下部接点シート19側に撓み変形されて接点23が接点24に圧接され、 この接触により導通(オン)が得られる状態になっている。また、このメンブレ ン接点シート3上には、接点部21の中心に接点押下用のバネ部材6を対応させ て押釦キー2が取り付けられ、さらに図示せぬ手段によってハウジング7とメン ブレン接点シート3との間が固定されて押釦スイッチ1として組み立てられる。
【0012】 図2は、押釦スイッチ1の各接点部21における動作説明図である。そこで、 図1と共にこの押釦スイッチ1の動作を次に説明する。 まず、キートップ8に押下力が付与されていないときは、図1および図2(a )に示すように、キートップ8は復帰用のバネ部材5の付勢力で摺動部材13と 共に押し上げられている。そして、天壁12と係止爪13cとが当接係合される とともに係止壁13bと係止爪16とが当接係合された状態になっている。また 、接点押下用のバネ部材6がメンブレン接点シート3より離れている。これによ り、接点23と接点24との間も離れていて、ここでの接点部21はオフの状態 におかれている。 次に、キートップ8に押下力が付与されると、復帰用のバネ部材5の付勢力に 抗してキートップ8が下方に移動される。このとき、キートップ8のキーレバー 部14と摺動部材13との間、および摺動部材13とケース部10との間はそれ ぞれ互いに摺動可能になっているので、このキーレバー部14と摺動部材13と の間、および摺動部材13とケース部10との間がそれぞれ互いに独立して摺動 しながら、キートップ8と摺動部材13とが下方に移動を開始する。そして、接 点押下用のバネ部材6が上部接点シート17上に当接されると、この圧力で上部 接点シート17が下部接点シート19側へ撓み変形される。すると、図2(b) に示すように接点23が接点24に圧接されてオン状態になる。さらにキートッ プ8が押下されると、図2(c)に示すようにキートップ部14の下面14Aが 摺動部材13を押し上げながらケース部10の天壁12に当接され、一定ストロ ークとしてのそれ以上の押下が規制される。一方、この状態からキートップ8の 押下力が取り除かれると、復帰用のバネ部材5の付勢力等によってキートップ8 が押し戻される。また、このキートップ8が押し戻されるときは、キーレバー部 14と摺動部材13との間、および摺動部材13とケース部10との間がそれぞ れ互いに独立して摺動しながらキートップ8と摺動部材13とが上方に移動を開 始する。そして、図2(b)の状態を経て図2(a)の状態まで一定ストローク 移動して復帰し、接点24との間が離れて再びオフ状態になる。
【0013】 したがって、この実施例による押釦スイッチ1によれば、キートップ8の摺動 を案内する部分は、実効的には摺動部材13とキーレバー部14とが摺接してい る部分D1と、摺動部材13とケース部10とが摺接している部分D2とになる ので、キートップ8の摺動を案内する部分は(D1+D2)に略等しいD3と大 きくなる。これにより、キートップ8を押下するときにおけるキートップ8の傾 きなどがなくなり、スムースな摺動が得られて確実に操作することができ信頼性 が向上する。また、キートップ8の摺動を案内する部分D3の大きさが十分過ぎ る場合は、これを減らして押釦スイッチ1の全高さ寸法を小さくすることもでき るので、低背形の押釦スイッチ1にすることも可能になる。さらに、キーレバー 部14と摺動部材13との間、および摺動部材13とケース部10との間をそれ ぞれ互いに摺動可能にしているので、キートップ8の実効的なストローク量が増 加し、これにより押下感触を向上させることができる。
【0014】 次に、図4は、本考案に係る押釦スイッチの一変形例を示す概略縦断面図であ る。図4において、図1と同一符号を付したものは図1と同一のものを示してい る。そして、この変形例では図1に示した押釦スイッチ1の復帰用のバネ部材5 に代えて、ケース部10の天壁12とキートップ部14の下面14aとの間に、 復帰用のバネ部材26としてタクタイルゴムを設け、オペレータにクリック感を 得ることができるようにしたものであり、その他の動作等は図1に示した押釦ス イッチ1の構造の場合と同じである。
【0015】 図5は、本考案に係る押釦スイッチの他の変形例を示す概略縦断面図である。 図5において、図1と同一符号を付したものは図1と同一のものを示している。 そして、この変形例では、キートップ8の押下に連動して接点部21を押圧する 接点押下用のバネ部材6として、接点部21を押圧する第1のバネ部6aと、こ の第1のバネ部6aの下側より連続して形成された第2のバネ部6bとを一体に 設けてなるものを使用し、部品点数を減らしたものである。そして、この押釦ス イッチの構造では、キートップ8が押下されると、第1のバネ部6aと連続され ている第2のバネ部6bの中心側が下側へ圧縮されて第1のバネ部6aと共に移 動し、第1のバネ部6aの下端で接点部21を押圧するようになっている。また 、キートップ8に対する押下力が取り除かれると、第2のバネ部6bの戻し力が 第1のバネ部6aを介してキートップ8側に伝えられて復帰位置まで戻すことが できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る押釦スイッチによれば、キートップを押下 するとまず最初にキーレバー部が摺動部材に対して一定ストローク量独立して摺 動するとともに、キーレバー部と一体に摺動部材がケース部に対して一定ストロ ーク量独立して摺動することになるので、キートップ全体のストローク量の増加 が図れる。これにより、押下感触の向上が図れるとともに、低背形の構造も可能 になる。 また、キーレバー部とケース部との間の摺接している部分の長さは、キーレバ ー部と摺動部材との接触面の長さに摺動部材とケース部との接触面の長さを加え た長さになるので、ケース部がキーレバー部を摺動自在に保持している実効長さ が増加することになり、キーレバー部の姿勢がより正確に保持される。これによ り、確実な操作が得られて信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る押釦スイッチの一実施例を示す概
略縦断側面図である。
【図2】図1に示した同上押釦スイッチの動作説明図で
ある。
【図3】図1に示した同上押釦スイッチの摺動部材単品
の斜視図である。
【図4】本考案に係る押釦スイッチの一変形例を示す概
略縦断側面図である。
【図5】本考案に係る押釦スイッチの他の変形例を示す
概略縦断側面図である。
【図6】従来の押釦スイッチの一例を示す概略縦断側面
図である。
【図7】図6に示した同上押釦スイッチの動作説明図で
ある。
【図8】従来の押釦スイッチで全高さ寸法を小さくする
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ 2 押釦キー 3 メンブレン接点シート 4,26 復帰用のバネ部材 7 ハウジング 8 キートップ 10 ケース部 13 摺動部材 15 キーレバー部 21 接点部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メンブレン接点シートと、前記メンブレ
    ン接点シートの接点部を押下しその接点部を開閉操作す
    る押釦キーとを備えた押釦スイッチにおいて、前記押釦
    キーを、前記接点部に対応して配置される筒状のケース
    部を一体に有する固定ハウジングと、前記ケース部内に
    摺動自在に挿入されたキーレバー部を一体に有するキー
    トップと、前記キーレバー部を摺動自在に保持している
    とともに前記ケース部に外周面が摺動自在に保持されて
    いる摺動部材と、前記キートップに復帰位置側への付勢
    力を付与しているバネ部材とで構成するとともに、前記
    キーレバー部が前記摺動部材に対して一定ストローク範
    囲内で独立して摺動でき、かつ前記摺動部材が前記ケー
    ス部に対して一定ストローク範囲内で独立して摺動でき
    るようにしたことを特徴とする押釦スイッチ。
JP1716791U 1991-02-27 1991-02-27 押釦スイツチ Pending JPH04106820U (ja)

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