JP2003223829A - ドームスイッチ - Google Patents

ドームスイッチ

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JP2003223829A
JP2003223829A JP2002298152A JP2002298152A JP2003223829A JP 2003223829 A JP2003223829 A JP 2003223829A JP 2002298152 A JP2002298152 A JP 2002298152A JP 2002298152 A JP2002298152 A JP 2002298152A JP 2003223829 A JP2003223829 A JP 2003223829A
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JP
Japan
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fingertip
guide portion
sheet
dome switch
fingertip guide
Prior art date
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JP2002298152A
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English (en)
Inventor
Minoru Kubota
実 久保田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチの操作性と意匠性が向上するドーム
スイッチを提供する。 【解決手段】 外面側に突出するとともに内面側に反転
可能であり且つ内面に電極を設けたドーム状の突出部1
5を有する表シート12と、前記内面側に反転させた突
出部15の電極が接触する接点を有するFPC14と、
を備えてドームスイッチ11を構成する。そして、この
ような構成において、オペレータの指先18を突出部1
5の押下位置に案内する凸形状の指先案内部16を突出
部15の近傍に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドーム状の突出部
を有する表シートと、突出部の反転に伴って変位する可
動側の接点と、その可動側の接点に対向して接触し合う
固定側の接点を有する回路体とを備えたドームスイッチ
の製造方法に関する。
【0002 】
【従来の技術】図13及び図14において、引用符号1
は従来のドームスイッチを示している。そのドームスイ
ッチ1は、表シート2とスペーサシート3と回路体4と
を備えて構成されている(例えば特許文献1参照)。表
シート2には、複数の突出部5が形成されている。その
突出部5は、表シート2の外面側に突出するとともに内
面側に反転可能なドーム形状に形成されている。また、
突出部5の内面には、回路体4に対する図示しない電極
が設けられている。一方、表シート2の外面には、スイ
ッチ種別を表現する平坦な意匠部6が印刷により形成さ
れている。
【0003 】スペーサシート3は、表シート2の変形
を防止するために設けられている。また、スペーサシー
ト3は、その表裏面に接着剤の層を有しており、表シー
ト2と回路体4とを固定することができるように形成さ
れている。スペーサシート3には、突出部5の配置に合
わせて複数の図示しない貫通孔が形成されている。その
貫通孔は、反転させた突出部5の上記電極を回路体4に
接触させるために形成されている。
【0004 】回路体4は、例えば所望のパターンで配
索される回路を複数有するようなFPCであって、その
回路体4のスペーサシート3側には、上記電極に対する
図示しない接点が複数設けられている。
【0005 】上記構成において、従来のドームスイッ
チ1は、回路体4の上にスペーサシート3を、また、ス
ペーサシート3の上に表シート2を重ねるようにして製
造されており、突出部5を押下しスイッチ操作がなされ
ると、その突出部5が回路体4に向けて反転し、上記電
極が上記接点に接触して導通が得られるようになってい
る。尚、突出部5の押下は、通常、意匠部6を見なが
ら、言い換えると目視によりスイッチ操作がなされるよ
うになっている。
【0006 】
【特許文献1】特開2002−170454号公報
(第3頁、第1図)
【0007 】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ドームスイッチ1にあっては、突出部5を除いて平面的
な形状に形成されていることから、突出部5及び意匠部
6を見ながらでないとスイッチ操作がし難いという問題
点を有している。すなわち、図15に示されるように、
意匠部6が平坦に形成されていることから、その意匠部
6を触りながらでは突出部5の正確な押下位置の把握が
困難である。また、オペレータの指先7の感覚だけでは
スイッチ種別の特定に限界がある。特に、狭いスペース
に数多くの突出部5が設定された場合などでは目視に頼
らざるを得ない。
【0008 】その他、突出部5は通常どの位置で押下
しても容易に反転するものではないことから、オペレー
タの操作に対してコツを要求するようなスイッチである
という問題点を有している。
【0009 】また、意匠部6を有するもののその意匠
部6は平坦であることから、意匠性に乏しいという問題
点を有している。
【0010 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、スイッチの操作性と意匠性が向上するドーム
スイッチを提供することを課題とする。
【0011 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のドームスイッチは、外
面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム状の
突出部を有する表シートと、前記突出部の反転に伴って
変位する可動側の接点と、該可動側の接点に対向して接
触し合う固定側の接点を有する回路体と、を備えたドー
ムスイッチであって、前記突出部の押下位置に指先を案
内することが可能な凸形状の指先案内部を前記突出部の
近傍に形成したことを特徴としている。
【0012 】請求項2記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記表
シートの一部を前記外面側に突出させることにより前記
指先案内部を形成したことを特徴としている。
【0013 】請求項3記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項2に記載のドームスイッチにおいて、前記指
先案内部の形成により生じた中空部分にポッティングを
施して前記指先案内部を固くしたことを特徴としてい
る。
【0014 】請求項4記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項2に記載のドームスイッチにおいて、前記指
先案内部の形成により生じた中空部分に前記表シートと
前記回路体との間に介在するスペーサシートの凸部を挿
入して前記指先案内部を固くしたことを特徴としてい
る。
【0015 】請求項5記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項2に記載のドームスイッチにおいて、前記指
先案内部の形成により生じた中空部分にスペーサを挿入
して前記指先案内部を固くしたことを特徴としている。
【0016 】請求項6記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記表
シートの前記外面に立体的なガイド部材を後付けするこ
とにより前記指先案内部を形成したことを特徴としてい
る。
【0017 】請求項7記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1ないし請求項6いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、スイッチ種別の特定のために前記指先案
内部の形状に変化をつけたことを特徴としている。
【0018 】請求項8記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1ないし請求項7いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、前記指先案内部の突出高さを前記突出部
の突出高さよりも高くなるように形成したことを特徴と
している。
【0019 】請求項1に記載された本発明によれば、
表シートの突出部の近傍にオペレータの指先を突出部の
押下位置に案内する凸形状の指先案内部が形成される。
【0020 】請求項2に記載された本発明によれば、
表シートの一部をその外面側に突出させて指先案内部が
形成される。指先案内部は突出した形状であることか
ら、当然に意匠性が向上する。尚、指先案内部が形成さ
れると、その指先案内部の内側には中空部分が生じ、指
先案内部の突出高さが高ければ高いほど且つ表シートが
薄いほど、オペレータの指先が触れたときの感触がソフ
トになる。また、これとは逆に突出高さが低く表シート
が厚いと感触がハードになる。
【0021 】請求項3に記載された本発明によれば、
指先案内部の形成により生じた中空部分にポッティング
が施される。これにより、指先案内部が固くなり、オペ
レータの指先が触れたときの感触がハードになる。ま
た、指先案内部の変形が起こり難くなり、オペレータの
指先が確実に突出部の押下位置に案内される。
【0022 】請求項4に記載された本発明によれば、
指先案内部の形成により生じた中空部分にスペーサシー
トの凸部が挿入される。これにより、指先案内部が固く
なり、オペレータの指先が触れたときの感触がハードに
なる。また、指先案内部の変形が起こり難くなり、オペ
レータの指先が確実に突出部の押下位置に案内される。
【0023 】請求項5に記載された本発明によれば、
指先案内部の形成により生じた中空部分にスペーサが挿
入される。これにより、指先案内部が固くなり、オペレ
ータの指先が触れたときの感触がハードになる。また、
指先案内部の変形が起こり難くなり、オペレータの指先
が確実に突出部の押下位置に案内される。
【0024 】請求項6に記載された本発明によれば、
表シートの外面に立体的なガイド部材を後付けして指先
案内部が形成される。このように、指先案内部が表シー
トに対して別体に形成されることから、指先案内部はそ
のバリエーション変更が容易になる。一方、指先案内部
は突出した形状であることから、当然に意匠性が向上す
る。また、表シートに対して別体に形成されることか
ら、意匠変更が容易になる。
【0025 】請求項7に記載された本発明によれば、
スイッチ種別の特定ための形状の変化を有して指先案内
部が形成される。これにより、スイッチの操作性及び意
匠性がより一層向上する。
【0026 】請求項8に記載された本発明によれば、
突出部の突出高さよりも高く指先案内部が形成される。
これにより、突出部の押下位置への案内がより一層確実
になる。
【0027 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のドームスイッチの
一実施の形態を示す斜視図である。また、図2は分解斜
視図、図3は平面図、図4は断面図である。
【0028 】図1ないし図4において、引用符号11
はドームスイッチ(ポリドームスイッチ)を示してい
る。そのドームスイッチ11は、表シート12とスペー
サシート13と回路体としてのFPC14と図示しない
粘着シートとを備えるとともに、後述する電極17及び
接点25を備えて構成されている。また、ドームスイッ
チ11は、スイッチの操作性向上と意匠性向上とを図っ
たものになっている。さらに、ドームスイッチ11は、
フレキシブル性を有するとともに、薄型/軽量であっ
て、例えば曲面などのユーザーのニーズに応じた部位に
自由に設置することができるものになっている。
【0029 】先ず、上記構成部材について詳細に説明
し、次いで、ドームスイッチ11の製造方法(組み付
け)及び作用を説明する。
【0030 】上記表シート12は、合成樹脂製(例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)製)のフレキ
シブル性を有するシート部材であって、その外面には、
複数の突出部15と、指先案内部16とがそれぞれ一体
に突出形成されている。
【0031 】突出部15は、熱プレス(表シート12
の内面側から外面側に圧力をかける)を施すことにより
形成されている。また、突出部15は、表シート12の
外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形
状に形成されている。突出部15の内面頂部には、上記
FPC14に対する電極17(特許請求の範囲に記載し
た可動側の接点に相当)が形成されている。その電極1
7は、カーボン等で形成されている(カーボンの場合に
は印刷される)。
【0032 】指先案内部16は、突出部15と同様に
熱プレスを施すことにより、若しくは真空成形により形
成されている。また、指先案内部16は、表シート12
の一部をその外面側に突出させて凸形状となるように形
成されている。さらに、指先案内部16は、突出部15
の近傍に形成されている。さらにまた、指先案内部16
は、スイッチ種別を表現する意匠部として機能するよう
に形成されている。
【0033 】指先案内部16は、突出部15の押下位
置にオペレータの指先18を案内するための部分であっ
て、例えば指先18の形に合わせた平面視U字状の凹部
19を複数有している。指先案内部16は、本形態にお
いて、各突出部15に跨るように平面視略櫛状に形成さ
れている。また、確実にオペレータの指先18を上記押
下位置に案内するために、突出部15の突出高さよりも
高く形成されている。尚、指先案内部16を形成するこ
とにより、その指先案内部16の内側には、中空部分2
0が形成されている。
【0034 】上記スペーサシート13は、合成樹脂製
(例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製)の
フレキシブル性を有するシート部材であって、表シート
12の変形を防止するための部材として機能するように
なっている(厚みを調節して突出部15のストローク寸
法を確保するための部材として機能させることも可能で
ある)。また、スペーサシート13は、表裏面に図示し
ない接着剤の層を有しており、表シート12とFPC1
4とを各々上記表裏面に固定することができるように形
成されている。このようなスペーサシート13には、複
数の貫通孔21と複数の図示しない空気逃がし部と凸部
22とが形成されている。
【0035 】貫通孔21は、対応する突出部15の位
置に合わせて例えば打ち抜き等の加工方法によって形成
されている。また、貫通孔21は、対応する突出部15
の直径よりも大きな直径を有して形成されている(突出
部15の直径と同じであってもよいものとする)。この
ような貫通孔21には、反転させた突出部15が挿通さ
れるようになっている。
【0036 】図示しない空気逃がし部は、例えばスリ
ット状であって、各貫通孔21の間に例えば打ち抜き等
の加工方法によって形成されている。また、空気逃がし
部は、対応する貫通孔21に連通するように形成されて
いる。空気逃がし部は、突出部15を反転させた際に押
し出される空気を適宜逃がすようになっている。
【0037 】凸部22は、熱プレスを施すことによ
り、若しくは真空成形により形成されている。また、凸
部22は、スペーサシート13の一部をその外面側(表
シート12側)に突出させて凸形状となるように形成さ
れている。さらに、凸部22は、指先案内部16の位置
に合わせて形成されている。
【0038 】凸部22は、指先案内部16を固くする
部分であって、指先案内部16の中空部分20に挿入さ
れるようになっている。また、凸部22は、中空部分2
0に挿入されて指先案内部16の変形を防止するように
なっている(オペレータの指先18が確実に突出部15
の押下位置に案内される)。凸部22は、本形態におい
て、平面視、指先案内部16よりも一回り小さい略櫛状
に形成されている。
【0039 】上記FPC14(FPC:フレキシブル
・プリント・サーキット)は、回路体本体23と図示し
ない外部接続手段とを備えて構成されている。回路体本
体23は、所望のパターンに配索された回路24を複数
有しており、その回路体本体23のスペーサシート13
側には、複数の接点25(特許請求の範囲に記載した固
定側の接点に相当)が形成されている。また、回路体本
体23には、スペーサシート13の上記図示しない空気
逃がし部に連通する空気逃がし穴(不図示)が貫通形成
されている。接点25には、突出部15に設けられた電
極17が接触して導通が得られるようになっている。
【0040 】図示しない外部接続手段は、外部との電
気的な接続に用いられる部分であって、例えば回路体本
体23から引き出されるように連成された結線回路部
と、その結線回路部の先端部分に設けられた複数のエッ
ジコネクタ端子(又はコネクタ)とを備えて構成されて
いる。結線回路部は、適宜長さを有しており、回路体本
体23から引き出された回路24が配索されている。
尚、結線回路部を削除した形態であってもよいものとす
る(外部との接続ができればよい。被取り付け部材に応
じて適宜変更すればよい)。
【0041 】上記図示しない粘着シートは、FPC1
4を接着固定することができるように形成されており、
FPC14に対する回路体取り付け面を一方に有してい
る。また、図示しない粘着シートは、各種の被取り付け
部材(不図示)に対する接着固定面を他方に有してい
る。
【0042 】図示しない粘着シートには、FPC14
の図示しない空気逃がし穴に連通する、これと同様の空
気逃がし穴が形成されている。その空気逃がし穴は、上
記被取り付け部材に仮に空間部があった場合に、そこへ
空気を逃がすことができるように形成されている。一
方、図示しない粘着シートの上記接着固定面には、離型
紙が設けられている。その離型紙は、最終使用時まで上
記接着固定面を保護するとともに、ドームスイッチ11
の持ち運びを可能にするように設けられている。
【0043 】上記構成において、ドームスイッチ11
は例えば次のような工程を経て製造されている。すなわ
ち、表シート12を製造する工程と、スペーサシート1
3を製造する工程と、FPC14を製造する工程と、図
示しない粘着シートを製造する工程と、これらの工程を
経て製造された表シート12、スペーサシート13、F
PC14、及び図示しない粘着シートを重ねてASSY
状態にする工程と、を含んで製造されている。
【0044 】表シート12を製造する工程は、突出部
15を形成する工程と、指先案内部16を形成する工程
とを含んでいる。表シート12は、これらの工程を経て
製造されている。尚、製造性及び生産性向上のために二
つの工程を同時に行ってもよいものとする。突出部15
及び指先案内部16の形成については上述した通りであ
る。ここではその説明を省略するものとする。
【0045 】スペーサシート13を製造する工程は、
貫通孔21を形成する工程と、図示しない空気逃がし部
を形成する工程と、凸部22を形成する工程と、を含ん
でいる。スペーサシート13は、これらの工程を経て製
造されている。尚、貫通孔21、図示しない空気逃がし
部、及び凸部22の形成については上述した通りであ
る。ここではその説明を省略するものとする。
【0046 】FPC14を製造する工程は、回路体本
体23を形成する工程と、図示しない外部接続手段を形
成する工程とを含んでいる。FPC14は、これらの工
程を経て製造されている。尚、FPC14を製造する工
程は既知の工程と同じであるものとし、ここではその説
明を省略するものとする。また、図示しない粘着シート
を製造する工程も既知の工程と同じであるものとし、こ
こではその説明を省略するものとする。
【0047 】ASSY状態にする工程は、表シート1
2をスペーサシート13の表面に接着固定する工程と、
FPC14をスペーサシート13の裏面に接着固定する
工程と、これらをFPC14側から図示しない粘着シー
トの回路体取り付け面に接着固定する工程とを含んでい
る。ドームスイッチ11は、これらの工程を経て製造さ
れている。尚、表シート12をスペーサシート13の表
面に接着固定する工程において、指先案内部16の中空
部分20に凸部22が挿入されることから、その工程に
は、指先案内部16を固くする工程が含まれているもの
とする(指先案内部16の変形が防止され、スイッチの
操作性が向上する)。
【0048 】次に、ドームスイッチ11の作用を説明
する。スイッチ操作前となる突出部15に荷重が掛かっ
ていない状態では、突出部15自体の保形性によって、
その形状が保持された状態にある。そして、オペレータ
の指先18が指先案内部16の対応する凹部19に挿し
込まれ、その指先18が突出部15の押下位置に案内さ
れると、スイッチ操作可能な状態になり、その後、スイ
ッチ操作がなされて突出部15が押下されると、突出部
15は押下による荷重に抗しながら、ある荷重を境にし
て座屈し反転する(この時、クリック感が生じる)。突
出部15が座屈、反転すると上記荷重が減少し、突出部
15の押下がスムーズに進行する。反転した突出部15
はスペーサシート13の貫通孔21に挿通され、突出部
15に設けられた電極17は貫通孔21を介してFPC
14の接点25に接触する。
【0049 】これにより、回路24が導通状態とな
り、ドームスイッチ11はONされる。一方、上記荷重
が解除されると、突出部15はもとの状態に復帰する。
そして、これに伴って導通状態が解除され、ドームスイ
ッチ11はOFFされる。
【0050 】以上、図1ないし図4までを参照しなが
ら説明してきたように、突出部15の近傍に指先案内部
16を形成したことから、その指先案内部16によっ
て、オペレータの指先18を突出部15の押下位置に案
内することができる。また、指先案内部16によって、
スイッチ種別を立体的に表現することができる。従っ
て、スイッチの操作性と意匠性とを向上させることがで
きる。
【0051 】尚、本形態のドームスイッチ11は、指
先案内部16を有することから、目視しなくともスイッ
チ操作を容易且つ確実に行うことができる。
【0052 】続いて、図5を参照しながら指先案内部
16を固くする工程の他の例を説明する。図5は上記ス
ペーサシート13の変形例を示すスペーサシート28の
斜視図である。尚、上述と基本的に同一の部分には同一
の符号を付して詳細な説明を省略するものとする。
【0053 】図5において、スペーサシート28は、
スペーサシート本体29とスペーサ30とを有して構成
されている。そのスペーサシート本体29は、合成樹脂
製(例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製)
のフレキシブル性を有するシート部材であって、表シー
ト12の変形を防止するための部材として機能するよう
になっている。また、スペーサシート本体29は、複数
の貫通孔21と複数の図示しない空気逃がし部とを有す
るとともに、表裏面に図示しない接着剤の層を有してお
り、表シート12(図4参照)とFPC14(図4参
照)とを各々上記表裏面に固定することができるように
形成されている。
【0054 】スペーサ30は、スペーサシート本体2
9に対して別体であって、指先案内部16(図4参照)
の位置に合わせて接着剤等で後付けされるようになって
いる。また、スペーサ30は、指先案内部16を固くす
る部分であって、指先案内部16の中空部分20(図4
参照)に挿入されるようになっている。さらに、スペー
サ30は、中空部分20に挿入されて指先案内部16の
変形を防止するようになっている(オペレータの指先1
8が確実に突出部15の押下位置に案内される)。スペ
ーサ30は、本形態において、平面視、指先案内部16
よりも一回り小さい略櫛状に形成されている。
【0055 】尚、このようなスペーサシート28を備
えた場合、そのスペーサシート28を製造する工程は、
貫通孔21を形成する工程と、図示しない空気逃がし部
を形成する工程と、スペーサ30をスペーサシート本体
29の所定位置に固定する工程とを含んでいるものとす
る。また、ASSY状態にする工程は、表シート12を
スペーサシート28の表面に接着固定する工程(指先案
内部16の中空部分20にスペーサ30が挿入されるこ
とから、指先案内部16を固くする工程が含まれる)
と、FPC14をスペーサシート28の裏面に接着固定
する工程と、これらをFPC14側から図示しない粘着
シートの回路体取り付け面に接着固定する工程とを含ん
でいるものとする。
【0056 】続いてさらに、図6を参照しながら指先
案内部16を固くする工程の他の例を説明する。図6は
指先案内部16を固くするための他の例を示す断面図で
ある。尚、上述と基本的に同一の部分には同一の符号を
付して詳細な説明を省略するものとする。
【0057 】図6において、引用符号32で示される
ドームスイッチは、表シート12とスペーサシート33
とFPC14と上記図示しない粘着シートとを備えて構
成されている。表シート12の指先案内部16の中空部
分20には、ポッティングが施されており、適宜材質の
樹脂34が樹脂埋めされている(ポッティングにより指
先案内部16が固くなる。これにより、オペレータの指
先18が確実に突出部15の押下位置に案内される)。
スペーサシート33は、上記スペーサシート本体29
(図5参照)と同じに形成されている。
【0058 】尚、このような構成の場合、表シート1
2を製造する工程は、突出部15を形成する工程と、指
先案内部16を形成する工程と、ポッティングにより指
先案内部16を固くする工程とを含んでいるものとす
る。また、スペーサシート33を製造する工程は、貫通
孔21を形成する工程と、図示しない空気逃がし部を形
成する工程とを含んでいるものとする。さらに、ASS
Y状態にする工程は、表シート12をスペーサシート3
3の表面に接着固定する工程と、FPC14をスペーサ
シート33の裏面に接着固定する工程と、これらをFP
C14側から図示しない粘着シートの回路体取り付け面
に接着固定する工程とを含んでいるものとする。
【0059 】続いてさらに、図7ないし図9を参照し
ながら、既存のドームスイッチにも適用することができ
る、ドームスイッチの他の一実施の形態を説明する。図
7は本発明によるドームスイッチの他の一実施の形態を
示す斜視図、図8は分解斜視図、図9は断面図である。
尚、上述と基本的に同一の部分には同一の符号を付して
詳細な説明を省略するものとする。
【0060 】図7ないし図9において、引用符号36
はドームスイッチを示している。そのドームスイッチ3
6は、表シート37とスペーサシート33とFPC14
と上記図示しない粘着シートとを備えて構成されてい
る。また、ドームスイッチ36は、スイッチの操作性向
上と意匠性向上とを図ったものになっており、表シート
37に対して後付けされる指先案内部38を更に備えて
構成されている。
【0061 】上記表シート37は、合成樹脂製(例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)製)のフレキ
シブル性を有するシート部材であって、その外面には、
複数の突出部15が一体に突出形成されている。
【0062 】上記指先案内部38は、立体的なガイド
部材であって、突出部15の近傍に接着固定されるよう
になっている(本形態での固定位置は上記指先案内部1
6の配置と同じになる)。また、指先案内部38は、ス
イッチ種別を表現する意匠部として機能するように形成
されている。このような指先案内部38は、上記指先案
内部16(図1参照)と同様、突出部15の押下位置に
オペレータの指先18を案内するものであって、例えば
指先18の形に合わせた平面視U字状の凹部19が複数
形成されている。指先案内部38は、本形態において、
各突出部15に跨るように平面視略櫛状に形成されてい
る。また、確実にオペレータの指先18を上記押下位置
に案内するために、突出部15の突出高さよりも高く形
成されている。
【0063 】上記構成において、ドームスイッチ36
は例えば次のような工程を経て製造されている。すなわ
ち、表シート37を製造する工程と、スペーサシート3
3を製造する工程と、FPC14を製造する工程と、図
示しない粘着シートを製造する工程と、指先案内部38
を表シート37に固定する工程と、これらの工程を経て
製造された表シート37、スペーサシート33、FPC
14、及び図示しない粘着シートを重ねてASSY状態
にする工程と、を含んで製造されている。尚、表シート
37を製造する工程は、突出部15を形成する工程を含
んでいるものとする。
【0064 】指先案内部38を表シート37に固定す
る工程は、指先案内部38を突出部15の近傍に接着固
定する工程であり、スペーサシート33を製造する工程
と、FPC14を製造する工程と、図示しない粘着シー
トを製造する工程は上述した通りである。
【0065 】ASSY状態にする工程は、指先案内部
38を突出部15の近傍に接着固定した表シート37を
スペーサシート33の表面に接着固定する工程と、FP
C14をスペーサシート33の裏面に接着固定する工程
と、これらをFPC14側から図示しない粘着シートの
回路体取り付け面に接着固定する工程とを含んでいる
(指先案内部38の固定を一番最後にすることも可能で
ある)。ドームスイッチ36は、これらの工程を経て製
造されている。
【0066 】そして、以上のように製造されたドーム
スイッチ36に対して、オペレータの指先18が指先案
内部38の対応する凹部19に挿し込まれ、その指先1
8が突出部15の押下位置に案内されると、スイッチ操
作可能な状態になって、その後は上述のドームスイッチ
11と同じように作用する。
【0067 】以上、図7ないし図9までを参照しなが
ら説明してきたように、突出部15の近傍に指先案内部
38を形成したことから、その指先案内部38によっ
て、オペレータの指先18を突出部15の押下位置に案
内することができる。また、指先案内部38によって、
スイッチ種別を立体的に表現することができる。従っ
て、スイッチの操作性と意匠性とを向上させることがで
きる。
【0068 】尚、本形態のドームスイッチ36は、指
先案内部38を有することから、目視しなくともスイッ
チ操作を容易且つ確実に行うことができる。
【0069 】続いてさらに、図10及び図11を参照
しながら指先案内部16(及び38)の変形例を説明す
る。図10は指先案内部の変形例を示す斜視図、図11
は更に他の変形例を示す斜視図である。尚、上述と基本
的に同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明を省
略するものとする。
【0070 】図10において、引用符号16′で示さ
れる指先案内部は、その中央の凹部19′の間隔Aが他
の凹部19、19の間隔Bよりも広くなるように形成さ
れている。このように、指先案内部16′に形状の変化
をもたせれば、スイッチ種別を特定することが容易にな
り、スイッチの操作性及び意匠性をより一層向上させる
ことができる。また、図11に示されるように、一部の
突出部15を囲み部40で囲むような指先案内部16″
を形成することも効果的である(図示のように囲む場
合、特に誤操作が防止される)。
【0071 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。また、
上述のドームスイッチは、自動車、家電、オーディオ機
器、携帯電話機等の様々な分野に適用可能なことは勿論
である。尚、回路体は、FPC14に限られるものでは
ないものとする。また、ドームスイッチは、図12の他
の構成例のような構成を有してもよいものとする。
【0072 】図9において、引用符号141で示され
るドームスイッチは、表シート142と、スペーサシー
ト143と、メンブレンシート144と、第二スペーサ
シート(スペーサシート)145と、FPC146と、
複数の接着層147と、粘着シート148とを備えると
ともに、可動側の接点149及び固定側の接点150を
備えて構成されている。
【0073 】上記表シート142は、例えばポリエチ
レンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタ
レート(PEN)からなる合成樹脂製のフレキシブル性
を有するシート部材であって、熱プレスを施すことによ
り形成された一又は複数の突出部151と、上述と同じ
指先案内部16とを有している。突出部151は、表シ
ート142の外面(表面)側に突出するとともに内面
(裏面)側に反転可能なドーム形状に形成されている。
また、指先案内部16は、突出部151の近傍に形成さ
れている。
【0074 】上記スペーサシート143は、例えばポ
リエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレン
ナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のフレキシ
ブル性を有するシート部材であって、表シート142の
変形防止と、突出部151の反転の際の空気抜きと、突
出部151のストローク寸法確保とを実現するために設
けられている。スペーサシート143の表裏面には、既
知の上記接着層147がそれぞれ設けられており、表シ
ート142とメンブレンシート144とを各々上記表裏
面に固定することができるようになっている。
【0075 】このようなスペーサシート143は、突
出部151の位置に対応して形成される貫通孔152
と、図示しない空気逃がし部と、上述と同じ凸部22
(図2参照)とを有している。貫通孔152は、突出部
151の直径よりも大きな直径を有するように形成され
ている(突出部151の直径と同じであってもよいもの
とする)。貫通孔152には、反転した突出部151が
挿通されるようになっている。
【0076 】上記メンブレンシート144は、例えば
ポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレ
ンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のフレキ
シブル性を有する薄肉のシート部材であって、その裏面
の所定位置には、FPC146に対する可動側の接点1
49が設けられている。
【0077 】上記第二スペーサシート145は、例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチ
レンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のフレ
キシブル性を有するシート部材であって、メンブレンシ
ート144の変形防止及びメンブレンシート144のス
トローク寸法確保を実現するために設けられている。第
二スペーサシート145の表裏面には、接着層147が
それぞれ設けられており、メンブレンシート144とF
PC146とを各々上記表裏面に固定することができる
ようになっている。このような第二スペーサシート14
5は、可動側の接点149の位置に対応して形成される
貫通孔153を有している。
【0078 】上記FPC146は、回路体であって、
所望のパターンに配索される図示しないスイッチ回路を
有する回路体本体154と、外部との電気的な接続に用
いられる図示しない外部接続手段とを備えて構成されて
いる。回路体本体154の第二スペーサシート145側
には、可動側の接点149が接触する固定側の接点15
0が設けられている(その他、LEDのような発光素子
を設けてもよいものとする。発光素子を設けた場合に
は、例えばスペーサシート143、メンブレンシート1
44、及び第二スペーサシート145に跨るような発光
素子用の収容部を形成するとともに、光透過性の機能を
持たせるものとする)。図示しない外部接続手段は、回
路体本体154から引き出される結線回路部と、その結
線回路部の先端部分に設けられる例えばエッジコネクタ
端子とを備えて構成されている。
【0079 】上記粘着シート148は、上述の図示し
ない粘着シートと同じものであって、接着固定面を有し
ており被取り付け部材としてのベースプレート155に
接着固定することができるように形成されている。
【0080 】上記構成において、ドームスイッチ14
1は次のように組み立てられる(ASSY状態にする工
程。尚、各構成部材を製造する工程については上述と同
様であるので省略するものとする)。先ず、表シート1
42をスペーサシート143の表面に接着固定する。次
いで、メンブレンシート144を第二スペーサシート1
45の表面に接着固定するとともに、FPC146を第
二スペーサシート145の裏面に接着固定する。続い
て、スペーサシート143の裏面にメンブレンシート1
44、第二スペーサシート145、及びFPC146で
構成されるスイッチ部分を接着固定し、これらをFPC
146側から粘着シート148の回路体取り付け面に接
着固定することにより組み立てられる。そして、このよ
うに組み立てられたフレキシブル性を有するドームスイ
ッチ141は、ベースプレート155に取り付けられ次
のように作用する(作用図面は省略する)。
【0081 】スイッチ操作前となる突出部151に荷
重が掛かっていない状態では、突出部151自体の保形
性によって、その形状が保持された状態にある。そし
て、スイッチ操作(盲目操作を含む)がなされ、スイッ
チ操作をする者の指156により突出部151が矢線方
向に押圧されると(下方向に荷重を掛ける押圧操作。こ
の時、指156の指先は指先案内部16により案内され
る)、突出部151が指156の押圧による荷重に抗し
ながら、ある荷重を境にして座屈し反転する(この時、
クリック感が生じる)。
【0082 】突出部151が座屈、反転すると下方向
の荷重が減少し、突出部151の押圧がスムーズに進行
する。反転した突出部151は更に押し込まれてスペー
サシート143の貫通孔152に挿通され、メンブレン
シート144を押圧する。メンブレンシート144が押
圧されると撓みが生じ、そのメンブレンシート144に
設けられた可動側の接点149が第二スペーサシート1
45の貫通孔153を介してFPC146の固定側の接
点150に接触する。
【0083 】これにより、FPC146の図示しない
スイッチ回路が導通状態となり、ドームスイッチ141
はONされる。一方、指156が離され下方向の荷重が
解除されると、メンブレンシート144及び突出部15
1はもとの状態に復帰する。そして、これに伴って導通
状態が解除され、ドームスイッチ141はOFFされ
る。
【0084 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、表シートの突出部の近傍に指先案
内部を形成したことから、その指先案内部によって、オ
ペレータの指先を突出部の押下位置に案内することがで
きる。また、指先案内部によって、スイッチ種別を立体
的に表現することができる。従って、スイッチの操作性
と意匠性とを向上させることができるという効果を奏す
る。
【0085 】請求項2に記載された本発明によれば、
表シートの一部をその外面側に突出させてスイッチの操
作性と意匠性とを向上させる指先案内部を形成すること
ができる。
【0086 】請求項3に記載された本発明によれば、
ポッティングを施して指先案内部を固くすることができ
る。そして、これにより指先案内部の変形を起こり難く
し、オペレータの指先を確実に突出部の押下位置に案内
することができる。従って、スイッチの操作性を更に向
上させることができる。
【0087 】請求項4に記載された本発明によれば、
スペーサシートの凸部を挿入して指先案内部を固くする
ことができる。そして、これにより指先案内部の変形を
起こり難くし、オペレータの指先を確実に突出部の押下
位置に案内することができる。従って、スイッチの操作
性を更に向上させることができる。
【0088 】請求項5に記載された本発明によれば、
スペーサを挿入して指先案内部を固くすることができ
る。そして、これにより指先案内部の変形を起こり難く
し、オペレータの指先を確実に突出部の押下位置に案内
することができる。従って、スイッチの操作性を更に向
上させることができる。
【0089 】請求項6に記載された本発明によれば、
表シートの外面に立体的なガイド部材を後付けしてスイ
ッチの操作性と意匠性とを向上させる指先案内部を形成
することができる。尚、指先案内部は表シートに対して
別体に形成されることから、バリエーション変更や意匠
変更を容易にすることもできる。また、指先案内部は既
存のドームスイッチにも適用することができる。
【0090 】請求項7に記載された本発明によれば、
形状に変化をもたせてスイッチ種別の特定を容易にする
ことができる。従って、スイッチの操作性及び意匠性を
より一層向上させることができる。
【0091 】請求項8に記載された本発明によれば、
突出部の突出高さよりも高く形成して突出部の押下位置
への案内を確実に行えるようにすることができる。従っ
て、スイッチの操作性をより一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドームスイッチの一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】図1のドームスイッチの分解斜視図である。
【図3】図1のドームスイッチの平面図である。
【図4】図1のドームスイッチの断面図(円内は拡大断
面図)である。
【図5】スペーサシートの変形例を示す斜視図である。
【図6】指先案内部を固くするための他の例を示す断面
図である。
【図7】本発明によるドームスイッチの他の一実施の形
態を示す斜視図である。
【図8】図7のドームスイッチの分解斜視図である。
【図9】図7のドームスイッチの断面図である。
【図10】指先案内部の変形例を示す斜視図である。
【図11】指先案内部の更に他の変形例を示す斜視図で
ある。
【図12】ドームスイッチの他の構成例を示す断面図で
ある。
【図13】従来例のドームスイッチの斜視図である。
【図14】図13のドームスイッチの側面図である。
【図15】従来例のドームスイッチの操作例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
11 ドームスイッチ 12 表シート 13 スペーサシート 14 FPC(回路体) 15 突出部 16、16′、16″ 指先案内部 17 電極(可動側の接点) 18 指先 19、19′ 凹部 20 中空部分 21 貫通孔 22 凸部 23 回路体本体 24 回路 25 接点(固定側の接点) 28 スペーサシート 29 スペーサシート本体 30 スペーサ 32 ドームスイッチ 33 スペーサシート 34 樹脂 36 ドームスイッチ 37 表シート 38 指先案内部 40 囲み部 141 ドームスイッチ 142 表シート 143 スペーサシート 144 メンブレンシート 145 第二スペーサシート(スペーサシート) 146 FPC(回路体) 147 接着層 148 粘着シート 149 可動側の接点 150 固定側の接点 151 突出部 152、153 貫通孔 154 回路体本体 155 ベースプレート 156 指
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 DD02 5G006 AA02 AB25 AC01 AC07 AZ01 BA01 BA02 BA09 BB03 CD06 DB03 FB04 FB22 FB25 FB32 FB39 FD03 FD04 LG01 5G023 AA12 CA08 CA41

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面側に突出するとともに内面側に反転
    可能なドーム状の突出部を有する表シートと、前記突出
    部の反転に伴って変位する可動側の接点と、該可動側の
    接点に対向して接触し合う固定側の接点を有する回路体
    と、を備えたドームスイッチであって、 前記突出部の押下位置に指先を案内することが可能な凸
    形状の指先案内部を前記突出部の近傍に形成したことを
    特徴とするドームスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記表シートの一部を前記外面側に突出させることによ
    り前記指先案内部を形成したことを特徴とするドームス
    イッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記指先案内部の形成により生じた中空部分にポッティ
    ングを施して前記指先案内部を固くしたことを特徴とす
    るドームスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記指先案内部の形成により生じた中空部分に前記表シ
    ートと前記回路体との間に介在するスペーサシートの凸
    部を挿入して前記指先案内部を固くしたことを特徴とす
    るドームスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記指先案内部の形成により生じた中空部分にスペーサ
    を挿入して前記指先案内部を固くしたことを特徴とする
    ドームスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記表シートの前記外面に立体的なガイド部材を後付け
    することにより前記指先案内部を形成したことを特徴と
    するドームスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 スイッチ種別の特定のために前記指先案内部の形状に変
    化をつけたことを特徴とするドームスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 前記指先案内部の突出高さを前記突出部の突出高さより
    も高くなるように形成したことを特徴とするドームスイ
    ッチ。
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Cited By (5)

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