JP2003303530A - ドームスイッチ - Google Patents

ドームスイッチ

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JP2003303530A
JP2003303530A JP2002108385A JP2002108385A JP2003303530A JP 2003303530 A JP2003303530 A JP 2003303530A JP 2002108385 A JP2002108385 A JP 2002108385A JP 2002108385 A JP2002108385 A JP 2002108385A JP 2003303530 A JP2003303530 A JP 2003303530A
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pole contact
contact
elastic member
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dome switch
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JP2002108385A
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English (en)
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Keizo Nishitani
啓三 西谷
Yasuyoshi Serizawa
泰義 芹澤
Minoru Kubota
実 久保田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ操作が確実になされたか否かが分か
り易くなるとともに、接点の信頼性が向上するドームス
イッチを提供する。また、手触り感が向上するドームス
イッチを提供する。 【解決手段】 表シート22の外面側に突出するととも
に内面側に反転可能なドーム状の突出部29と、指31
による突出部29の押圧操作によって接触し合う可動側
の上極接点30及び固定側の下極接点35と、を有する
ポリドームスイッチ21であって、上極接点30の上方
に押圧操作の際に弾性変形する弾性部材23を配設す
る。また、弾性部材23の上にプレート24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、表シートの外面側
に突出するとともに内面側に反転可能なドーム状の突出
部と、指による突出部の押圧操作によって接触し合う可
動側の上極接点及び固定側の下極接点と、を有するドー
ムスイッチに関する。
【0002 】
【従来の技術】図8及び図9において、ドームスイッチ
1は、表シート2とスペーサシート3と回路体4とを備
えて構成されており、被取り付け部材としてのベースプ
レート5に貼り付け固定されている。表シート2には、
ドーム状の突出部6が突出形成されており、その突出部
6の内側頂部には、上極接点7が設けられている。スペ
ーサシート3には、突出部6に対応する位置に貫通孔8
が形成されており、反転した突出部6がその貫通孔8に
挿し込まれるようになっている。回路体4には、図示し
ないスイッチ回路が適宜パターンで配索されており、そ
のスイッチ回路上且つ上記上極接点7に対応する位置に
は、下極接点9が設けられている。
【0003 】ドームスイッチ1は、操作する者の指1
0のスイッチ操作によって突出部6が矢線の如く下方に
押圧され、反転した突出部6の上極接点7が回路体4の
下極接点9に接触すると、図示しないスイッチ回路の導
通が得られるようになっている。一方、操作する者の指
10が突出部6から離れると、それまで反転していた突
出部6がもとの状態に戻り、図示しないスイッチ回路の
導通が解除されるようになっている。
【0004 】尚、引用符号11は表シート2とスペー
サシート3とを固定するための接着層を示している。ま
た、引用符号12はスペーサシート3と回路体4とを固
定するための接着層を示している。さらに、引用符号1
3はドームスイッチ1をベースプレート5に貼り付け固
定するための接着層を示している。ドームスイッチ1
は、硬質のベースプレート5の平坦な面上に貼り付け固
定されている。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ドームスイッチ1にあっては、次のような幾つかの問題
点を有している。
【0006 】その一つ目の問題点としては、ドームス
イッチ1全体の薄型化が近年において進み、その結果、
突出部6を反転させて上極接点7を下極接点9に接触さ
せるまでのストローク量が小さくなって、スイッチ操作
が確実になされたか否かが非常に分かり難くなっている
という問題点が挙げられる。この問題点は、突出部6を
反転させた時の指10に伝わる感覚、すなわちストロー
ク感が小さいことに起因していると考えられる。
【0007 】また、二つ目の問題点としては、突出部
6を反転させた時に、上極接点7が突出部6の反転形状
に合わせて湾曲することから、下極接点9との接触が点
接触になり易く、その接触状態がスイッチ操作の度に続
くと接点の信頼性がいずれは維持できなくなるという問
題点が挙げられる。この問題点は、突出部6を反転させ
た時の指10の押し込みが足りなく、上極接点7と下極
接点9との接触が面接触になってないことに起因してい
ると考えられる。
【0008 】さらに、三つ目の問題点としては、突出
部6の手触り感の向上が図られてないという問題点が挙
げられる。すなわち、スイッチ操作の際に、突出部6の
手触り感がよい方がスイッチ操作し易く、また、スイッ
チ操作が確実になされたか否かも分かり易いと考えられ
る。
【0009 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、スイッチ操作が確実になされたか否かが分か
り易くなるとともに、接点の信頼性が向上するドームス
イッチを提供することを課題とする。また、手触り感が
向上するドームスイッチを提供することを課題とする。
【0010 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のドームスイッチは、表
シートの外面側に突出するとともに内面側に反転可能な
ドーム状の突出部と、指による前記突出部の押圧操作に
よって接触し合う可動側の上極接点及び固定側の下極接
点と、を有するドームスイッチであって、前記上極接点
の上方又は前記下極接点の下方に、前記押圧操作の際に
弾性変形する弾性部材を配設したことを特徴としてい
る。
【0011 】請求項2記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記上
極接点を前記突出部における前記内面に配設するととも
に、前記弾性部材を前記突出部における前記外面に配設
したことを特徴としている。
【0012 】請求項3記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記突
出部と前記下極接点との間に湾曲可能なシート部材を備
え、該シート部材の下面に前記上極接点を配設するとと
もに、前記弾性部材を前記突出部における前記外面に配
設したことを特徴としている。
【0013 】請求項4記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項2又は請求項3に記載のドームスイッチにお
いて、前記弾性部材の上に押圧操作面を有するプレート
を配設したことを特徴としている。
【0014 】請求項5記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項4に記載のドームスイッチにおいて、前記突
出部を光透過性のものにし、且つ前記弾性部材に光透過
用の貫通孔を形成した上で、前記弾性部材の上に光透過
性且つ押圧操作面を有するプレートを配設したことを特
徴としている。
【0015 】請求項6記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項4又は請求項5に記載のドームスイッチにお
いて、前記押圧操作面を滑面又は粗面のいずれかに加工
したことを特徴としている。
【0016 】請求項7記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項4ないし請求項6いずれか記載のドームスイ
ッチにおいて、前記プレートの周縁に前記突出部側に伸
びる鍔部を形成したことを特徴としている。
【0017 】請求項8記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記突
出部と前記下極接点との間に湾曲可能なシート部材を備
え、該シート部材の下面に前記上極接点を配設するとと
もに、前記弾性部材を前記シート部材の上面に配設した
ことを特徴としている。
【0018 】請求項9記載の本発明のドームスイッチ
は、請求項1に記載のドームスイッチにおいて、前記上
極接点を前記突出部における前記内面に配設するととも
に、前記下極接点を湾曲可能な回路体の上面に配設し、
該回路体の下面には前記弾性部材を配設したことを特徴
としている。
【0019 】請求項10記載の本発明のドームスイッ
チは、請求項9に記載のドームスイッチにおいて、前記
弾性部材を前記回路体の下面全面にわたって配設したこ
とを特徴としている。
【0020 】上記課題を解決するためなされた請求項
11記載の本発明のドームスイッチは、表シートの外面
側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム状の突
出部と、指による前記突出部の押圧操作によって接触し
合う可動側の上極接点及び固定側の下極接点と、を有す
るドームスイッチであって、前記上極接点を前記突出部
における前記内面に配設するとともに、前記下極接点を
湾曲可能な回路体の上面に配設し、該回路体の下面に配
設されたベースプレートには、前記上極接点と前記下極
接点とが接触した状態でこれら前記上極接点と前記下極
接点の押圧方向の変位を許容する凹部を形成したことを
特徴としている。
【0021 】請求項12記載の本発明のドームスイッ
チは、請求項11に記載のドームスイッチにおいて、前
記凹部を前記指の形に合わせた曲面を有する形状に形成
したことを特徴としている。
【0022 】請求項1に記載された本発明によれば、
先ず、弾性部材が上極接点の上方に配設された場合、ス
イッチ操作(突出部の押圧操作)により弾性部材が押し
込まれて弾性変形すると、その弾性部材の弾性変形した
感覚が指に伝わる。スイッチ操作する者は、指に伝わっ
た弾性部材の弾性変形の感覚により、その弾性部材がな
い場合の時よりも、突出部を反転させて上極接点を下極
接点に接触させるまでに得られるストローク感が大きい
と感じられる。一方、弾性部材を弾性変形させる際に押
し込みが生じ、上極接点と下極接点との接触が点接触で
はなく面接触になり易くなる。次に、弾性部材が下極接
点の下方に配設された場合、スイッチ操作により上極接
点が下極接点に接触すると、反転した突出部からの力が
伝わり、弾性部材が弾性変形して上極接点と下極接点と
が接触した状態でこれらが下方に変位する。スイッチ操
作する者には、弾性部材が弾性変形して上極接点と下極
接点とが下方に変位した感覚が指に伝わり、弾性部材が
ない場合の時よりも、ストローク感が大きいと感じられ
る。一方、弾性部材の弾性変形によって上極接点と下極
接点とが接触した状態で下方に変位する際には、下極接
点の形状が上極接点の形状に追従し、上極接点と下極接
点との接触が点接触ではなく面接触になる。
【0023 】請求項2に記載された本発明によれば、
弾性部材が上極接点の上方に配設された場合のドームス
イッチであって、突出部における外面に配設された弾性
部材がスイッチ操作により押し込まれて弾性変形する
と、その弾性部材の弾性変形した感覚が指に伝わる。そ
して、突出部が反転して上極接点と下極接点とが接触す
る。スイッチ操作する者は、指に伝わった弾性部材の弾
性変形の感覚により、その弾性部材がない場合の時より
も、ストローク感が大きいと感じられる。一方、弾性部
材を弾性変形させる際に押し込みが生じ、上極接点と下
極接点との接触が点接触ではなく面接触になり易くな
る。
【0024 】請求項3に記載された本発明によれば、
弾性部材が上極接点の上方に配設された場合のドームス
イッチであって、突出部における外面に配設された弾性
部材がスイッチ操作により押し込まれて弾性変形する
と、その弾性部材の弾性変形した感覚が指に伝わる。そ
して、突出部が反転してその突出部がシート部材を湾曲
させると、上極接点と下極接点とが接触する。スイッチ
操作する者は、指に伝わった弾性部材の弾性変形の感覚
により、その弾性部材がない場合の時よりも、ストロー
ク感が大きいと感じられる。一方、弾性部材を弾性変形
させる際に押し込みが生じ、上極接点と下極接点との接
触が点接触ではなく面接触になり易くなる。
【0025 】請求項4に記載された本発明によれば、
スイッチ操作をする者の指がプレートの押圧操作面に当
てられてスイッチ操作が行われる。弾性部材は、プレー
トを介して押し込まれ、そして弾性変形する。スイッチ
操作をする者の指は、突出部や弾性部材に触れることは
なく、押圧操作面の手触り感によってドームスイッチの
操作性が左右される。言い換えれば、押圧操作面の加工
状態によって手触り感が向上し、スイッチ操作がし易く
なる。また、スイッチ操作が確実になされたか否かがよ
り一層分かり易くなる。
【0026 】請求項5に記載された本発明によれば、
上記請求項4の内容に加え、ドームスイッチ内部におい
て導光された光が突出部及び貫通孔を透過してプレート
にまで導かれる。そして、プレートを透過した光は、夜
間などの暗所において、例えば、ドームスイッチの存在
を明確にする。
【0027 】請求項6に記載された本発明によれば、
押圧操作面が滑面又は粗面のいずれかに加工される。押
圧操作面がこのように加工されることにより、手触り感
の向上が図られる。
【0028 】請求項7に記載された本発明によれば、
プレートの周縁に形成された鍔部によって弾性部材が覆
われる。弾性部材が覆われることにより、ドームスイッ
チの見栄えが向上する。尚、鍔部は突出部を反転させる
際に影響を来さない範囲で突出部側に伸びるものとす
る。
【0029 】請求項8に記載された本発明によれば、
弾性部材が上極接点の上方に配設された場合のドームス
イッチであって、スイッチ操作によりシート部材の上面
に配設された弾性部材が、反転した突出部によって押し
込まれ弾性変形すると、その弾性部材の弾性変形した感
覚が指に伝わる。そして、弾性部材が弾性変形しその弾
性変形に伴ってシート部材が湾曲すると、上極接点と下
極接点とが接触する。スイッチ操作する者は、指に伝わ
った弾性部材の弾性変形の感覚により、その弾性部材が
ない場合の時よりも、ストローク感が大きいと感じられ
る。一方、弾性部材を弾性変形させる際に押し込みが生
じ、上極接点と下極接点との接触が点接触ではなく面接
触になり易くなる。
【0030 】請求項9に記載された本発明によれば、
弾性部材が下極接点の下方に配設された場合のドームス
イッチであって、スイッチ操作により突出部が反転して
上極接点が下極接点に接触すると、反転した突出部から
の力が伝わり、回路体が湾曲するとともに弾性部材が弾
性変形する。そして、これにより上極接点と下極接点と
が接触した状態でこれらが下方に変位する。スイッチ操
作する者には、弾性部材が弾性変形して上極接点と下極
接点とが下方に変位した感覚が指に伝わり、弾性部材が
ない場合の時よりも、ストローク感が大きいと感じられ
る。一方、弾性部材の弾性変形によって上極接点と下極
接点とが接触した状態で下方に変位する際には、下極接
点の形状が上極接点の形状に追従し、上極接点と下極接
点との接触が点接触ではなく面接触になる。
【0031 】請求項10に記載された本発明によれ
ば、弾性部材が回路体の下面全面にわたって配設され
る。弾性部材のためにドームスイッチの構造が複雑化す
ることはない。また、形状が安定する。
【0032 】請求項11に記載された本発明によれ
ば、スイッチ操作により突出部が反転して上極接点が下
極接点に接触すると、ベースプレートの凹部の存在によ
って、回路体が湾曲するとともに、上極接点と下極接点
とが接触した状態でこれらが下方に変位する。スイッチ
操作する者には、回路体が湾曲して上極接点と下極接点
とが下方に変位した感覚が指に伝わり、ベースプレート
に凹部がない場合の時よりも、ストローク感が大きいと
感じられる。一方、ベースプレートの凹部の存在によっ
て、上極接点と下極接点とが接触した状態で下方に変位
する際には、下極接点の形状が上極接点の形状に追従
し、上極接点と下極接点との接触が点接触ではなく面接
触になる。
【0033 】請求項12に記載された本発明によれ
ば、凹部がスイッチ操作する者の指の形に合わせた曲面
を有する形状に形成される。下極接点の形状が上極接点
の形状により近く追従する。
【0034 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のドームスイッチの
一実施の形態(第一実施形態)を示す断面図である。
【0035 】図1において、引用符号21で示される
本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載し
たドームスイッチに相当)は、表シート22と、弾性部
材23と、プレート24と、スペーサシート25と、F
PC26と、ベースプレート27と、複数の接着層28
とを備えて構成されており、確実なスイッチ操作と接点
の信頼性及び手触り感の向上とが図れるように形成され
ている。以下、上記構成部材について詳細に説明する。
【0036 】上記表シート22は、例えばポリエチレ
ンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタレ
ート(PEN)からなる合成樹脂製のシート部材であっ
て、熱プレスを施すことにより突出部29が形成されて
いる(突出部29は一又は複数のいずれの数であっても
よいものとする)。その突出部29は、表シート22の
外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形
状に形成されており、突出部29における上記内面に
は、上記FPC26に対する可動側の上極接点30が設
けられている。上極接点30は、カーボン等からなり上
記内面の頂部に例えば印刷によって設けられている。
【0037 】表シート22は、上記材質であることか
ら元々透明であって、本形態においては、その内面に例
えば白色で「ON」、「OFF」、「UP」、「DOW
N」等の文字が印刷されている(突出部29の近傍に印
刷されている)。また、同じく内面には、例えば黒色で
背景色も印刷されている(カーボンからなる上極接点3
0はこれらの印刷の後で設けられる)。
【0038 】上記弾性部材23は、エラストマーやラ
バー等からなる部材であって、荷重が掛かると突出部2
9よりも先に弾性変形するように形成されている。ま
た、弾性部材23は、所望の厚み及び大きさに形成され
ており、突出部29における外面頂部を中心にして、そ
の外面頂部に接着固定されるようになっている。
【0039 】上記プレート24は、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)又はポリカ
ーボネート(PC)等からなるプラスチックシートであ
って、弾性部材23の上に接着固定されるようになって
いる。このようなプレート24は、その下面が弾性部材
23に対する接着固定面として、また、上面がスイッチ
操作をする者の指31に対する押圧操作面32として形
成されている。押圧操作面32は、滑面又は粗面のいず
れかの面状態になるように加工されている(加工は手触
り感を重視して選定する)。
【0040 】上記スペーサシート25は、例えばポリ
エチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナ
フタレート(PEN)からなる合成樹脂製のシート部材
であって、表シート22の変形防止と、突出部29の反
転の際の空気抜きと、突出部29のストローク寸法確保
とを実現するために設けられている。スペーサシート2
5の表裏面には、既知の上記接着層28がそれぞれ設け
られており、表シート22とFPC26とを各々上記表
裏面に固定することができるようになっている。
【0041 】スペーサシート25は、突出部29の位
置に対応して形成された貫通孔33と、図示しない空気
逃がし部とを有しており、貫通孔33には、反転させた
突出部29が挿通されるようになっている。貫通孔33
は、突出部29の直径よりも大きな直径を有するように
形成されている(突出部29の直径と同じであってもよ
いものとする)。
【0042 】上記FPC26(FPC:フレキシブル
・プリント・サーキット)は、回路体であって、所望の
パターンに配索された図示しないスイッチ回路を有する
回路体本体34と、外部との電気的な接続に用いられる
図示しない外部接続手段とを備えて構成されている。回
路体本体34のスペーサシート25側には、上記上極接
点30が接触する固定側の下極接点35が設けられてい
る。
【0043 】図示しない外部接続手段は、回路体本体
34から引き出された結線回路部と、その結線回路部の
先端部分に設けられた例えばエッジコネクタ端子とを備
えて構成されている。尚、FPC26に替えて既知のプ
リント基板(PCB)を用いてもよいものとする。
【0044 】上記ベースプレート27は、例えば合成
樹脂製の硬質の板部材であって、その上面には、接着層
28を介在させてFPC26が固定されるようになって
いる。本形態においては、ベースプレート27をポリド
ームスイッチ21の構成に含ませているが、これを構成
から外した場合には、ポリドームスイッチ21に対する
被取り付け部材がベースプレート27に相当するものと
する。
【0045 】上記構成において、ポリドームスイッチ
21は次のように組み立てられる。先ず、弾性部材23
及びプレート24を予め突出部29に接着固定した表シ
ート22をスペーサシート25の表面に接着固定すると
ともに、FPC26をスペーサシート25の裏面に接着
固定し、これらをFPC26側からベースプレート27
に接着固定することにより組み立てられる。又は、表シ
ート22をスペーサシート25の表面に接着固定すると
ともに、FPC26をスペーサシート25の裏面に接着
固定し、これらをFPC26側からベースプレート27
に接着固定した後に、弾性部材23及びプレート24を
突出部29に接着固定することにより組み立てられる。
【0046 】そして、このように組み立てられたポリ
ドームスイッチ21は、次のように作用する(作用図面
は省略する)。
【0047 】スイッチ操作前となる突出部29に荷重
が掛かっていない状態では、突出部29自体の保形性に
よって、その形状が保持された状態にある。そして、ス
イッチ操作がなされ、プレート24がスイッチ操作をす
る者の指31により矢線方向に押圧されると(下方向に
荷重を掛ける押圧操作)、先ず弾性部材23が圧縮方向
に弾性変形する。次いで突出部29が指31の押圧によ
る荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反転す
る(この時、クリック感が生じる)。突出部29が座
屈、反転すると下方向の荷重が減少し、突出部29の押
圧がスムーズに進行する。反転した突出部29は更に押
し込まれてスペーサシート25の貫通孔33に挿通さ
れ、突出部29に設けられた上極接点30が貫通孔33
を介してFPC26の下極接点35に接触する。
【0048 】これにより、FPC26の図示しないス
イッチ回路が導通状態となり、ポリドームスイッチ21
はONされる。一方、指31が離され下方向の荷重が解
除されると、突出部29はもとの状態に復帰する。そし
て、これに伴って導通状態が解除され、ポリドームスイ
ッチ21はOFFされる。
【0049 】以上説明したように、弾性部材23を上
極接点30の上方に配設したポリドームスイッチ21
は、その弾性部材23がスイッチ操作により押し込まれ
て弾性変形すると、弾性部材23の弾性変形した感覚が
スイッチ操作をする者の指31に伝わる。そして、スイ
ッチ操作する者は、指31に伝わった弾性部材23の弾
性変形の感覚により、その弾性部材23がない場合(例
えば、従来例のドームスイッチ1)の時よりも、ストロ
ーク感が大きいと感じられる。従って、従来よりもスイ
ッチ操作が確実になされたか否かを分かり易くすること
ができる。
【0050 】また、ポリドームスイッチ21は、弾性
部材23を弾性変形させる際に押し込みが生じ、上極接
点30と下極接点35との接触が従来例において問題視
された点接触ではなく面接触になり易くなる。従って、
従来よりも接点の信頼性を向上させることができる
【0051 】さらに、ポリドームスイッチ21は、ス
イッチ操作をする者の指31が突出部29ではなくプレ
ート24の押圧操作面32に当てられてスイッチ操作が
行われる。すなわち、スイッチ操作をする者は、押圧操
作面32の手触り感を確かめながらスイッチ操作をする
ことができるようになる。従って、従来よりも手触り感
を向上させることができるとともに、スイッチ操作が確
実になされたか否かを分かり易くすることができる。
【0052 】次に、図2を参照しながら上述のポリド
ームスイッチ21の変形例を説明する。図2は図1のポ
リドームスイッチの変形例を示す断面図である。
【0053 】図2において、引用符号41で示される
本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載し
たドームスイッチに相当)は、表シート42と、弾性部
材43と、プレート44と、スペーサシート45、45
と、シート部材46と、FPC47と、光源(例えばL
ED)48と、ベースプレート49と、複数の接着層5
0とを備えて構成されており、上述同様、確実なスイッ
チ操作と接点の信頼性及び手触り感の向上とが図れるよ
うに形成されている。以下、上記構成部材について詳細
に説明する。
【0054 】上記表シート42は、例えばポリエチレ
ンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタレ
ート(PEN)からなる合成樹脂製のシート部材であっ
て、熱プレスを施すことにより突出部51が形成されて
いる(突出部51は一又は複数のいずれの数であっても
よいものとする)。その突出部51は、表シート42の
外面側に突出するとともに内面側に反転可能なドーム形
状に形成されている。
【0055 】表シート42は、上記材質であることか
ら元々透明であって、本形態においては、突出部51の
みが光透過性を有する状態に形成されている(背景色が
印刷されてない状態)。また、表シート42の内面(突
出部51を除く)には、上記光源48からの光52を反
射することができるような加工が施されている。
【0056 】上記弾性部材43は、エラストマーやラ
バー等からなる部材であって、荷重が掛かると突出部5
1よりも先に弾性変形するように形成されている。ま
た、弾性部材43は、所望の厚み及び大きさに形成され
ており、その中央には光透過用の貫通孔53が適宜大き
さに形成されている。このような弾性部材43は、突出
部51における外面頂部を中心にして、その外面頂部に
接着固定されるようになっている。
【0057 】上記プレート44は、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)又はポリカ
ーボネート(PC)等からなる光透過性を有するプラス
チックシートであって、弾性部材43の上に接着固定さ
れるようになっている。このようなプレート44は、そ
の下面が弾性部材43に対する接着固定面として、ま
た、上面がスイッチ操作をする者の指31に対する押圧
操作面54として形成されている。押圧操作面54は、
滑面又は粗面のいずれかの面状態になるように加工され
ている(加工は手触り感を重視して選定する)。尚、プ
レート44の下面には、上記光源48からの光52によ
り照らされる文字が印刷されている。
【0058 】上記スペーサシート45、45は、例え
ばポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチ
レンナフタレート(PEN)からなる合成樹脂製のシー
ト部材であって、上方のスペーサシート45は、表シー
ト42及びシート部材46の変形防止と、突出部51の
反転の際の空気抜きと、突出部51のストローク寸法確
保とを実現するために設けられている。また、下方のス
ペーサシート45は、シート部材46の変形防止と、後
述する上極接点55及び下極接点56間のスペース確保
とを実現するために設けられている。
【0059 】スペーサシート45、45の各表裏面に
は、既知の上記接着層50がそれぞれ設けられており、
表シート42とシート部材46とFPC47とを各々固
定することができるようになっている。また、スペーサ
シート45、45には、上述同様の貫通孔57、57
と、図示しない空気逃がし部と、上記光源48に対する
収容部58、58とが形成されている。収容部58、5
8は、上記表裏面方向に貫通形成されている。尚、少な
くとも上方のスペーサシート45は、上記光源48から
の光52を導光させることができるように形成されてい
る(いわゆる導光板として機能させる)。
【0060 】上記シート部材46は、例えば合成樹脂
製の湾曲可能なシートであって、その下面には、FPC
47の下極接点56に対向するように上極接点55が設
けられている。その上極接点55は、下方のスペーサシ
ート45の貫通孔57に収容されるように設けられてい
る。シート部材46には、スペーサシート45、45の
収容部58、58に対応する位置に、上記光源48が挿
通される貫通孔59が形成されている。本形態におい
て、シート部材46の上面は、上記光源48からの光5
2を反射することができるような加工が施されている。
【0061 】上記FPC47(FPC:フレキシブル
・プリント・サーキット)は、回路体であって、所望の
パターンに配索された図示しないスイッチ回路を有する
回路体本体60と、外部との電気的な接続に用いられる
図示しない外部接続手段とを備えて構成されている。回
路体本体60のスペーサシート45側には、上記上極接
点55が接触する固定側の下極接点56が設けられてい
る。その下極接点56は、下方のスペーサシート45の
貫通孔57に収容されるようになっている。また、回路
体本体60のスペーサシート45側には、上記光源48
が設けられている。その光源48は、収容部58、58
及び貫通孔59により形成された空間内に収容されるよ
うになっている。
【0062 】図示しない外部接続手段は、回路体本体
60から引き出された結線回路部と、その結線回路部の
先端部分に設けられた例えばエッジコネクタ端子とを備
えて構成されている。尚、FPC47に替えて既知のプ
リント基板(PCB)を用いてもよいものとする。
【0063 】上記ベースプレート49は、例えば合成
樹脂製の硬質の板部材であって、その上面には、接着層
50を介在させてFPC47が固定されるようになって
いる。本形態においては、ベースプレート49をポリド
ームスイッチ41の構成に含ませているが、これを構成
から外した場合には、ポリドームスイッチ41に対する
被取り付け部材がベースプレート49に相当するものと
する。
【0064 】上記構成において、ポリドームスイッチ
41は次のように組み立てられる。先ず、弾性部材43
及びプレート44を予め突出部51に接着固定した表シ
ート42を上方のスペーサシート45の表面に接着固定
するとともに、シート部材46を上方のスペーサシート
45の裏面に接着固定する。次いで、これらをシート部
材46側から下方のスペーサシート45の表面に接着固
定するとともに、FPC47を下方のスペーサシート4
5の裏面に接着固定する。そして、これらをFPC47
側からベースプレート49に接着固定することにより組
み立てられる。
【0065 】又は、表シート42を上方のスペーサシ
ート45の表面に接着固定するとともに、シート部材4
6を上方のスペーサシート45の裏面に接着固定する。
次いで、これらをシート部材46側から下方のスペーサ
シート45の表面に接着固定するとともに、FPC47
を下方のスペーサシート45の裏面に接着固定する。そ
して、これらをFPC47側からベースプレート49に
接着固定した後に、弾性部材43及びプレート44を突
出部51に接着固定することにより組み立てられる。
【0066 】このように組み立てられたポリドームス
イッチ41は、次のように作用する(作用図面は省略す
る)。
【0067 】スイッチ操作前となる突出部51に荷重
が掛かっていない状態では、突出部51自体の保形性に
よって、その形状が保持された状態にある。そして、ス
イッチ操作がなされ、プレート44がスイッチ操作をす
る者の指31により矢線方向に押圧されると(下方向に
荷重を掛ける押圧操作)、先ず弾性部材43が圧縮方向
に弾性変形する。次いで突出部51が指31の押圧によ
る荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反転す
る(この時、クリック感が生じる)。突出部51が座
屈、反転すると下方向の荷重が減少し、突出部51の押
圧がスムーズに進行する。反転した突出部51は更に押
し込まれて上方のスペーサシート45の貫通孔57に挿
通され、シート部材46の上面を押圧する。シート部材
46の上面が押圧されると、シート部材46は下方に湾
曲し、その下面に設けられた上極接点55がFPC47
の下極接点56に接触する。
【0068 】これにより、FPC47の図示しないス
イッチ回路が導通状態となり、ポリドームスイッチ41
はONされる。一方、指31が離され下方向の荷重が解
除されると、シート部材46及び突出部51はもとの状
態に復帰する。そして、これに伴って導通状態が解除さ
れ、ポリドームスイッチ41はOFFされる。
【0069 】以上説明したように、弾性部材43を上
極接点55の上方に配設したポリドームスイッチ41
は、その弾性部材43がスイッチ操作により押し込まれ
て弾性変形すると、弾性部材43の弾性変形した感覚が
スイッチ操作をする者の指31に伝わる。そして、スイ
ッチ操作する者は、指31に伝わった弾性部材43の弾
性変形の感覚により、その弾性部材43がない場合の時
よりも、ストローク感が大きいと感じられる。従って、
従来よりもスイッチ操作が確実になされたか否かを分か
り易くすることができる。
【0070 】また、ポリドームスイッチ41は、弾性
部材43を弾性変形させる際に押し込みが生じ、上極接
点55と下極接点56との接触が従来例において問題視
された点接触ではなく面接触になり易くなる。従って、
従来よりも接点の信頼性を向上させることができる
【0071 】さらに、ポリドームスイッチ41は、ス
イッチ操作をする者の指31が突出部51ではなくプレ
ート44の押圧操作面54に当てられてスイッチ操作が
行われる。すなわち、スイッチ操作をする者は、押圧操
作面54の手触り感を確かめながらスイッチ操作をする
ことができるようになる。従って、従来よりも手触り感
を向上させることができるとともに、スイッチ操作が確
実になされたか否かを分かり易くすることができる。
【0072 】続いて、図3を参照しながら上述のプレ
ート24及び44の変形例を説明する。図3(a)は図
1のポリドームスイッチ21に対応した断面図、(b)
は図2のポリドームスイッチ41に対応した断面図であ
る。尚、上述のドームスイッチ21及び41と同一構成
となる部材には同一の符号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0073 】図3において、プレート24′、44′
は、上述のプレート24、44と同じ材質で形成されて
おり、その周縁には、突出部29、51側に伸びて弾性
部材23、43を覆う鍔部24′a、44′aが一体に
形成されている。このような鍔部24′a、44′aを
形成することにより、ポリドームスイッチ21′、4
1′の見栄えを向上させることができる。
【0074 】続いて、図4を参照しながら本発明によ
るドームスイッチの一実施の形態(第二実施形態)を説
明する。図4は第二実施形態を示す断面図である。尚、
上述のポリドームスイッチ21と同一構成となる部材に
は同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0075 】図4において、引用符号71で示される
本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載し
たドームスイッチに相当)は、表シート22と、弾性部
材72と、スペーサシート25と、FPC26と、ベー
スプレート27と、複数の接着層28とを備えて構成さ
れており、主に、確実なスイッチ操作と接点の信頼性の
向上とが図れるように形成されている。
【0076 】上記弾性部材72は、エラストマーやラ
バー等からなる部材であって、荷重が掛かると突出部2
9よりも先に弾性変形するように形成されている。ま
た、弾性部材72は、所望の厚み及び大きさに形成され
ており、突出部29における外面頂部を中心にして、そ
の外面頂部に接着固定されるようになっている。
【0077 】上記構成において、ポリドームスイッチ
71は次のように組み立てられる。先ず、弾性部材72
を予め突出部29に接着固定した表シート22をスペー
サシート25の表面に接着固定するとともに、FPC2
6をスペーサシート25の裏面に接着固定し、これらを
FPC26側からベースプレート27に接着固定するこ
とにより組み立てられる。又は、表シート22をスペー
サシート25の表面に接着固定するとともに、FPC2
6をスペーサシート25の裏面に接着固定し、これらを
FPC26側からベースプレート27に接着固定した後
に、弾性部材72を突出部29に接着固定することによ
り組み立てられる。
【0078 】そして、このように組み立てられたポリ
ドームスイッチ71は、次のように作用する(作用図面
は省略する)。
【0079 】スイッチ操作前となる突出部29に荷重
が掛かっていない状態では、突出部29自体の保形性に
よって、その形状が保持された状態にある。そして、ス
イッチ操作がなされ、弾性部材72がスイッチ操作をす
る者の指31により矢線方向に押圧されると(下方向に
荷重を掛ける押圧操作)、先ず弾性部材72が圧縮方向
に弾性変形する。次いで突出部29が指31の押圧によ
る荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反転す
る(この時、クリック感が生じる)。突出部29が座
屈、反転すると下方向の荷重が減少し、突出部29の押
圧がスムーズに進行する。反転した突出部29は更に押
し込まれてスペーサシート25の貫通孔33に挿通さ
れ、突出部29に設けられた上極接点30が貫通孔33
を介してFPC26の下極接点35に接触する。
【0080 】これにより、FPC26の図示しないス
イッチ回路が導通状態となり、ポリドームスイッチ71
はONされる。一方、指31が離され下方向の荷重が解
除されると、突出部29はもとの状態に復帰する。そし
て、これに伴って導通状態が解除され、ポリドームスイ
ッチ71はOFFされる。
【0081 】以上説明したように、弾性部材72を上
極接点30の上方に配設したポリドームスイッチ71
は、その弾性部材72がスイッチ操作により押し込まれ
て弾性変形すると、弾性部材72の弾性変形した感覚が
スイッチ操作をする者の指31に伝わる。そして、スイ
ッチ操作する者は、指31に伝わった弾性部材72の弾
性変形の感覚により、その弾性部材72がない場合(例
えば、従来例のドームスイッチ1)の時よりも、ストロ
ーク感が大きいと感じられる。従って、従来よりもスイ
ッチ操作が確実になされたか否かを分かり易くすること
ができる。
【0082 】また、ポリドームスイッチ71は、弾性
部材72を弾性変形させる際に押し込みが生じ、上極接
点30と下極接点35との接触が従来例において問題視
された点接触ではなく面接触になり易くなる。従って、
従来よりも接点の信頼性を向上させることができる
【0083 】続いて、図5を参照しながら本発明によ
るドームスイッチの一実施の形態(第三実施形態)を説
明する。図5は第三実施形態を示す断面図である。尚、
上述のポリドームスイッチ41と同一構成となる部材に
は同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0084 】図5において、引用符号81で示される
本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載し
たドームスイッチに相当)は、表シート42と、弾性部
材82と、スペーサシート45、45と、シート部材4
6と、FPC47と、ベースプレート49と、複数の接
着層50とを備えて構成されており、主に、確実なスイ
ッチ操作と接点の信頼性の向上とが図れるように形成さ
れている。尚、光透過性に関する構造は省略されている
(光透過性に関する構造を有しなくてもよい)。
【0085 】上記弾性部材82は、エラストマーやラ
バー等からなる部材であって、荷重が掛かると弾性変形
するように形成されている。また、弾性部材82は、所
望の厚み及び大きさに形成されている。このような弾性
部材82は、シート部材46の上面、且つ上極接点55
の反対側の位置に接着固定されるようになっている。
【0086 】上記構成において、ポリドームスイッチ
81は次のように組み立てられる。先ず、表シート42
を上方のスペーサシート45の表面に接着固定するとと
もに、弾性部材82を予め上面に接着固定したシート部
材46を上方のスペーサシート45の裏面に接着固定す
る。次いで、これらをシート部材46側から下方のスペ
ーサシート45の表面に接着固定するとともに、FPC
47を下方のスペーサシート45の裏面に接着固定す
る。そして、これらをFPC47側からベースプレート
49に接着固定することにより組み立てられる。
【0087 】このように組み立てられたポリドームス
イッチ81は、次のように作用する(作用図面は省略す
る)。
【0088 】スイッチ操作前となる突出部51に荷重
が掛かっていない状態では、突出部51自体の保形性に
よって、その形状が保持された状態にある。そして、ス
イッチ操作がなされ、突出部51がスイッチ操作をする
者の指31により矢線方向に押圧されると(下方向に荷
重を掛ける押圧操作)、その突出部51が指31の押圧
による荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反
転する(この時、クリック感が生じる)。突出部51が
座屈、反転すると下方向の荷重が減少し、突出部51の
押圧がスムーズに進行する。反転した突出部51は上方
のスペーサシート45の貫通孔57に挿通され、シート
部材46の上面に設けられた弾性部材82を押し込むよ
うに押圧する。これにより、弾性部材82が圧縮方向に
弾性変形し、シート部材46が下方に湾曲する。そし
て、シート部材46の湾曲に伴って、その下面に設けら
れた上極接点55がFPC47の下極接点56に接触す
る。
【0089 】これにより、FPC47の図示しないス
イッチ回路が導通状態となり、ポリドームスイッチ81
はONされる。一方、指31が離され下方向の荷重が解
除されると、シート部材46及び突出部51はもとの状
態に復帰する。そして、これに伴って導通状態が解除さ
れ、ポリドームスイッチ81はOFFされる。
【0090 】以上説明したように、弾性部材82を上
極接点55の上方に配設したポリドームスイッチ81
は、その弾性部材82がスイッチ操作により押し込まれ
て弾性変形すると、弾性部材82の弾性変形した感覚が
スイッチ操作をする者の指31に伝わる。そして、スイ
ッチ操作する者は、指31に伝わった弾性部材82の弾
性変形の感覚により、その弾性部材82がない場合の時
よりも、ストローク感が大きいと感じられる。従って、
従来よりもスイッチ操作が確実になされたか否かを分か
り易くすることができる。
【0091 】また、ポリドームスイッチ81は、弾性
部材82を弾性変形させる際に押し込みが生じ、上極接
点55と下極接点56との接触が従来例において問題視
された点接触ではなく面接触になり易くなる。従って、
従来よりも接点の信頼性を向上させることができる
【0092 】尚、弾性部材82をシート部材46の上
面ではなく、突出部51の外面に設けた場合も同様の効
果を奏するのは言うまでもない。
【0093 】続いて、図6を参照しながら本発明によ
るドームスイッチの一実施の形態(第四実施形態)を説
明する。図6は第四実施形態を示す断面図である。尚、
上述のポリドームスイッチ21と同一構成となる部材に
は同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0094 】図6において、引用符号91で示される
本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載し
たドームスイッチに相当)は、表シート22と、スペー
サシート25と、FPC26と、弾性部材92と、ベー
スプレート27と、複数の接着層28とを備えて構成さ
れており、主に、確実なスイッチ操作と接点の信頼性の
向上とが図れるように形成されている。尚、FPC26
は湾曲可能に形成されている。
【0095 】上記弾性部材92は、エラストマーやラ
バー等からなる部材であって、荷重が掛かると弾性変形
するように形成されている。また、弾性部材92は、所
望の厚み及び大きさに形成されている。このような弾性
部材92は、FPC26のベースプレート27側の面
(下面)に接着固定されるようになっている。尚、弾性
部材92はFPC26の上記面(下面)全面にわたって
配設されることが好ましいものとする。
【0096 】上記構成において、ポリドームスイッチ
91は次のように組み立てられる。先ず、表シート22
をスペーサシート25の表面に接着固定するとともに、
FPC26をスペーサシート25の裏面に接着固定す
る。次いで、弾性部材92をFPC26の下面に接着固
定し、これらを弾性部材92側からベースプレート27
に接着固定することにより組み立てられる。
【0097 】そして、このように組み立てられたポリ
ドームスイッチ91は、次のように作用する(作用図面
は省略する)。
【0098 】スイッチ操作前となる突出部29に荷重
が掛かっていない状態では、突出部29自体の保形性に
よって、その形状が保持された状態にある。そして、ス
イッチ操作がなされ、突出部29がスイッチ操作をする
者の指31により矢線方向に押圧されると(下方向に荷
重を掛ける押圧操作)、その突出部29が指31の押圧
による荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反
転する(この時、クリック感が生じる)。突出部29が
座屈、反転すると下方向の荷重が減少し、突出部29の
押圧がスムーズに進行する。反転した突出部29はスペ
ーサシート25の貫通孔33に挿通され、突出部29に
設けられた上極接点30が貫通孔33を介してFPC2
6の下極接点35に接触する。上極接点30が下極接点
35に接触すると、反転した突出部29からの力が伝わ
り、FPC26が押し込まれて湾曲するとともに弾性部
材92が弾性変形する。上極接点30と下極接点35は
接触した状態で下方に変位する。
【0099 】これにより、FPC26の図示しないス
イッチ回路が導通状態となり、ポリドームスイッチ91
はONされる。一方、指31が離され下方向の荷重が解
除されると、突出部29はもとの状態に復帰する。そし
て、これに伴って導通状態が解除され、ポリドームスイ
ッチ91はOFFされる。
【0100 】以上説明したように、弾性部材92を下
極接点35の下方に配設したポリドームスイッチ91
は、その弾性部材92がスイッチ操作により押し込まれ
て弾性変形すると、弾性部材92の弾性変形した感覚が
スイッチ操作をする者の指31に伝わる。そして、スイ
ッチ操作する者は、指31に伝わった弾性部材92の弾
性変形の感覚により、その弾性部材92がない場合(例
えば、従来例のドームスイッチ1)の時よりも、ストロ
ーク感が大きいと感じられる。従って、従来よりもスイ
ッチ操作が確実になされたか否かを分かり易くすること
ができる。
【0101 】また、ポリドームスイッチ91は、弾性
部材72を弾性変形させる際に押し込みが生じ、下極接
点35の形状が上極接点30の形状に追従して、上極接
点30と下極接点35との接触が点接触ではなく面接触
になる。従って、従来よりも接点の信頼性を向上させる
ことができる。
【0102 】続いて、図7を参照しながら本発明によ
るドームスイッチの一実施の形態(第五実施形態)を説
明する。図7は第五実施形態を示す断面図である。尚、
上述のポリドームスイッチ21と同一構成となる部材に
は同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0103 】図7において、引用符号101で示され
る本発明のポリドームスイッチ(特許請求の範囲に記載
したドームスイッチに相当)は、表シート22と、スペ
ーサシート25と、FPC26と、ベースプレート10
2と、複数の接着層28とを備えて構成されており、主
に、確実なスイッチ操作と接点の信頼性の向上とが図れ
るように形成されている。尚、FPC26は湾曲可能に
形成されている。
【0104 】上記ベースプレート102は、例えば合
成樹脂製の硬質の板部材であって、その上面には、凹部
103が形成されている。凹部103は、スイッチ操作
をする者の指31の(指先の)曲面Rに応じた曲面R′
を有するように形成されており(R≒R′)、後述する
が、上極接点30と下極接点35の押圧方向の変位を許
容することができるようになっている。ベースプレート
102の上面には、接着層28を介在させてFPC26
が固定されるようになっている。
【0105 】上記構成において、ポリドームスイッチ
101は次のように組み立てられる。先ず、表シート2
2をスペーサシート25の表面に接着固定するととも
に、FPC26をスペーサシート25の裏面に接着固定
し、次に、これらをFPC26側からベースプレート1
02に接着固定することにより組み立てられる。
【0106 】そして、このように組み立てられたポリ
ドームスイッチ101は、次のように作用する(作用図
面は省略する)。
【0107 】スイッチ操作前となる突出部29に荷重
が掛かっていない状態では、突出部29自体の保形性に
よって、その形状が保持された状態にある。そして、ス
イッチ操作がなされ、突出部29がスイッチ操作をする
者の指31により矢線方向に押圧されると(下方向に荷
重を掛ける押圧操作)、その突出部29が指31の押圧
による荷重に抗しながら、ある荷重を境にして座屈し反
転する(この時、クリック感が生じる)。突出部29が
座屈、反転すると下方向の荷重が減少し、突出部29の
押圧がスムーズに進行する。反転した突出部29はスペ
ーサシート25の貫通孔33に挿通され、突出部29に
設けられた上極接点30が貫通孔33を介してFPC2
6の下極接点35に接触する。上極接点30が下極接点
35に接触すると、反転した突出部29からの力が伝わ
り、FPC26が押し込まれて湾曲する。上極接点30
と下極接点35は接触した状態で凹部103の曲面R′
の部分に当接するまで下方に変位する。
【0108 】これにより、FPC26の図示しないス
イッチ回路が導通状態となり、ポリドームスイッチ10
1はONされる。一方、指31が離され下方向の荷重が
解除されると、突出部29はもとの状態に復帰する。そ
して、これに伴って導通状態が解除され、ポリドームス
イッチ101はOFFされる。
【0109 】以上説明したように、ベースプレート1
02の凹部103の存在によって、上極接点30と下極
接点35とが接触した状態でこれらが下方に変位する
と、スイッチ操作する者には、FPC26が湾曲して上
極接点30と下極接点35とが下方に変位した感覚が指
に伝わり、ベースプレート102に凹部103がない場
合の時よりも、ストローク感が大きいと感じられる。従
って、従来よりもスイッチ操作が確実になされたか否か
を分かり易くすることができる。
【0110 】また、ベースプレート102の凹部10
3の存在によって、上極接点30と下極接点35とが接
触した状態で下方に変位する際に、下極接点35の形状
が上極接点30の形状に追従し、上極接点30と下極接
点35との接触が点接触ではなく面接触になる。従っ
て、従来よりも接点の信頼性を向上させることができ
る。
【0111 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0112 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、弾性部材を上極接点の上方又は下
極接点の下方に配設することによって、スイッチ操作の
際のストローク感を従来よりも大きいと感じさせること
ができる。また、指の押し込みを大きくさせて上極接点
と下極接点との接触を面接触にすることができる。従っ
て、スイッチ操作が確実になされたか否かを分かり易く
することができるという効果と、接点の信頼性を向上さ
せることができるという効果を奏する。
【0113 】請求項2に記載された本発明によれば、
上極接点を突出部における内面に配設するとともに、弾
性部材を突出部における外面に配設することによって、
すなわち、弾性部材を上極接点の上方に配設することに
よって、スイッチ操作の際のストローク感を従来よりも
大きいと感じさせることができる。また、指の押し込み
を大きくさせて上極接点と下極接点との接触を面接触に
することができる。従って、スイッチ操作が確実になさ
れたか否かを分かり易くすることができるという効果
と、接点の信頼性を向上させることができるという効果
を奏する。
【0114 】請求項3に記載された本発明によれば、
突出部と下極接点との間に湾曲可能なシート部材を備
え、そのシート部材の下面に上極接点を配設するととも
に、弾性部材を突出部における外面に配設することによ
って、すなわち、弾性部材を上極接点の上方に配設する
ことによって、スイッチ操作の際のストローク感を従来
よりも大きいと感じさせることができる。また、指の押
し込みを大きくさせて上極接点と下極接点との接触を面
接触にすることができる。従って、スイッチ操作が確実
になされたか否かを分かり易くすることができるという
効果と、接点の信頼性を向上させることができるという
効果を奏する。
【0115 】請求項4に記載された本発明によれば、
押圧操作面を有するプレートによって手触り感を向上さ
せることができるという効果を奏する。また、スイッチ
操作が確実になされたか否かをより一層分かり易くする
ことができるという効果を奏する。
【0116 】請求項5に記載された本発明によれば、
発光するタイプのドームスイッチにも適用することがで
きるという効果を奏する。
【0117 】請求項6に記載された本発明によれば、
押圧操作面を滑面又は粗面のいずれかに加工して手触り
感の向上を図ることができるという効果を奏する。
【0118 】請求項7に記載された本発明によれば、
プレートの鍔部によって弾性部材を覆い、ドームスイッ
チの見栄えを向上させることができるという効果を奏す
る。
【0119 】請求項8に記載された本発明によれば、
突出部と下極接点との間に湾曲可能なシート部材を備
え、そのシート部材の下面に上極接点を配設するととも
に、弾性部材をシート部材の上面に配設することによっ
て、すなわち、弾性部材を上極接点の上方に配設するこ
とによって、スイッチ操作の際のストローク感を従来よ
りも大きいと感じさせることができる。また、指の押し
込みを大きくさせて上極接点と下極接点との接触を面接
触にすることができる。従って、スイッチ操作が確実に
なされたか否かを分かり易くすることができるという効
果と、接点の信頼性を向上させることができるという効
果を奏する。
【0120 】請求項9に記載された本発明によれば、
上極接点を突出部における内面に配設するとともに、下
極接点を湾曲可能な回路体の上面に配設し、その回路体
の下面には弾性部材を配設することによって、すなわ
ち、弾性部材を下極接点の下方に配設することによっ
て、スイッチ操作の際のストローク感を従来よりも大き
いと感じさせることができる。また、指の押し込みを大
きくさせて上極接点と下極接点との接触を面接触にする
ことができる。従って、スイッチ操作が確実になされた
か否かを分かり易くすることができるという効果と、接
点の信頼性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【0121 】請求項10に記載された本発明によれ
ば、弾性部材を下極接点の下方に配設しても構造が簡素
化されたドームスイッチにすることができるという効果
を奏する。また、形状を安定させることができるという
効果を奏する。
【0122 】請求項11に記載された本発明によれ
ば、ベースプレートの凹部の存在によって、スイッチ操
作の際のストローク感を従来よりも大きいと感じさせる
ことができる。また、指の押し込みを大きくさせて上極
接点と下極接点との接触を面接触にすることができる。
従って、スイッチ操作が確実になされたか否かを分かり
易くすることができるという効果と、接点の信頼性を向
上させることができるという効果を奏する。
【0123 】請求項12に記載された本発明によれ
ば、凹部をスイッチ操作する者の指の形に合わせた曲面
を有する形状に形成することにより、接点の信頼性をよ
り一層向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドームスイッチの一実施の形態
(第一実施形態)を示す断面図である。
【図2】図1のドームスイッチの変形例を示す断面図で
ある。
【図3】プレートの変形例を示す断面図であり、(a)
は図1のドームスイッチに対応した断面図、(b)は図
2のドームスイッチに対応した断面図である。
【図4】本発明によるドームスイッチの一実施の形態
(第二実施形態)を示す断面図である。
【図5】本発明によるドームスイッチの一実施の形態
(第三実施形態)を示す断面図である。
【図6】本発明によるドームスイッチの一実施の形態
(第四実施形態)を示す断面図である。
【図7】本発明によるドームスイッチの一実施の形態
(第五実施形態)を示す断面図である。
【図8】従来例のドームスイッチを示す断面図である。
【図9】図9のドームスイッチのスイッチ操作時におけ
る状態を示す断面図である。
【符号の説明】
21、21′ ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 22 表シート 23 弾性部材 24、24′ プレート 24′a 鍔部 25 スペーサシート 26 FPC 27 ベースプレート 28 接着層 29 突出部 30 上極接点 31 指 32 押圧操作面 33 貫通孔 34 回路体本体 35 下極接点 41、41′ ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 42 表シート 43 弾性部材 44、44′ プレート 44′a 鍔部 45 スペーサシート 46 シート部材 47 FPC 48 光源 49 ベースプレート 50 接着層 51 突出部 52 光 53 貫通孔 54 押圧操作面 55 上極接点 56 下極接点 57 貫通孔 58 収容部 59 貫通孔 60 回路体本体 71 ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 72 弾性部材 81 ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 82 弾性部材 91 ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 92 弾性部材 101 ポリドームスイッチ(ドームスイッチ) 102 ベースプレート 103 凹部
フロントページの続き (72)発明者 久保田 実 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Fターム(参考) 5G006 AA01 AA02 AB25 AC01 AZ01 AZ02 CD03 CD04 FB04 FB14 FB39 FD02 LG02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表シートの外面側に突出するとともに内
    面側に反転可能なドーム状の突出部と、指による前記突
    出部の押圧操作によって接触し合う可動側の上極接点及
    び固定側の下極接点と、を有するドームスイッチであっ
    て、 前記上極接点の上方又は前記下極接点の下方に、前記押
    圧操作の際に弾性変形する弾性部材を配設したことを特
    徴とするドームスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記上極接点を前記突出部における前記内面に配設する
    とともに、前記弾性部材を前記突出部における前記外面
    に配設したことを特徴とするドームスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記突出部と前記下極接点との間に湾曲可能なシート部
    材を備え、該シート部材の下面に前記上極接点を配設す
    るとともに、前記弾性部材を前記突出部における前記外
    面に配設したことを特徴とするドームスイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載のドームス
    イッチにおいて、 前記弾性部材の上に押圧操作面を有するプレートを配設
    したことを特徴とするドームスイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記突出部を光透過性のものにし、且つ前記弾性部材に
    光透過用の貫通孔を形成した上で、前記弾性部材の上に
    光透過性且つ押圧操作面を有するプレートを配設したこ
    とを特徴とするドームスイッチ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載のドームス
    イッチにおいて、 前記押圧操作面を滑面又は粗面のいずれかに加工したこ
    とを特徴とするドームスイッチ。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6いずれか記載の
    ドームスイッチにおいて、 前記プレートの周縁に前記突出部側に伸びる鍔部を形成
    したことを特徴とするドームスイッチ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記突出部と前記下極接点との間に湾曲可能なシート部
    材を備え、該シート部材の下面に前記上極接点を配設す
    るとともに、前記弾性部材を前記シート部材の上面に配
    設したことを特徴とするドームスイッチ。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のドームスイッチにおい
    て、 前記上極接点を前記突出部における前記内面に配設する
    とともに、前記下極接点を湾曲可能な回路体の上面に配
    設し、該回路体の下面には前記弾性部材を配設したこと
    を特徴とするドームスイッチ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のドームスイッチにお
    いて、 前記弾性部材を前記回路体の下面全面にわたって配設し
    たことを特徴とするドームスイッチ。
  11. 【請求項11】 表シートの外面側に突出するとともに
    内面側に反転可能なドーム状の突出部と、指による前記
    突出部の押圧操作によって接触し合う可動側の上極接点
    及び固定側の下極接点と、を有するドームスイッチであ
    って、 前記上極接点を前記突出部における前記内面に配設する
    とともに、前記下極接点を湾曲可能な回路体の上面に配
    設し、該回路体の下面に配設されたベースプレートに
    は、前記上極接点と前記下極接点とが接触した状態でこ
    れら前記上極接点と前記下極接点の押圧方向の変位を許
    容する凹部を形成したことを特徴とするドームスイッ
    チ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のドームスイッチに
    おいて、 前記凹部を前記指の形に合わせた曲面を有する形状に形
    成したことを特徴とするドームスイッチ。
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