JPH04106675U - ロールコータ - Google Patents

ロールコータ

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JPH04106675U
JPH04106675U JP1721591U JP1721591U JPH04106675U JP H04106675 U JPH04106675 U JP H04106675U JP 1721591 U JP1721591 U JP 1721591U JP 1721591 U JP1721591 U JP 1721591U JP H04106675 U JPH04106675 U JP H04106675U
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
coater
strip
coating
paint
Prior art date
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Pending
Application number
JP1721591U
Other languages
English (en)
Inventor
進次郎 村上
雅史 宮口
朝晴 木畑
守 藤井
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川崎製鉄株式会社 filed Critical 川崎製鉄株式会社
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Abstract

(57)【要約】 [目的] アプリケータロールにストリップエッジによ
る摩耗キズが生ずることを防止できるとともに、ストリ
ップに転写される塗膜の厚さの均一性が確保でき、しか
も構造が簡単なロールコータを提供することを目的とす
る。 [構成] アプリケータロール(塗装ロール)3および
コータパン6等を含む塗装ロールユニット19を、ロール
の軸方向に揺動させるクランク機構12を設けた。塗装ロ
ールユニット19全体を揺動させるので、コータパン6か
らアプリケータロール3へ転写移送中の塗膜が途中で側
方へのずれにより乱されることがなく、その厚さの均一
性が確保されるとともに、構造も簡易化される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属ストリップ等のウェブ材料に、塗装ロールによって塗料を塗布 するロールコータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は一般的なリバースロールコータを示したもので、21はピックアップロー ル、22はトランスファーロール、23はアプリケータロール (塗装ロール)でそれ ぞれモータによって回転する。また24はバックアップロール、25は金属ストリッ プである。 塗料20はコータパン26からピックアップロール21に付着して移送され、このピ ックアップロール21とトランスファーロール22との間で塗装に必要な量に絞られ た後、トランスファーロール22からアプリケータロール23に移載され、さらに金 属ストリップ25に移載されることによって塗装工程が成り立っている。
【0003】 しかるに、この工程においては金属ストリップ25とアプリケータロール23とが 接触するため、ストリップ25のエッジ部によってアプリケータロール23に図5に 示したような溝状の摩耗キズ26aを生じる場合がある。特に連続して長時間、同 一幅のストリップ25を塗装すると、摩耗キズ26aの深さは著しく深まる。この深 いキズ26aには図5のように塗料20が平滑な面よりも多く載り、これがストリッ プ25に転写されるため、ストリップ25に筋状の模様が連続して付き商品価値が著 しく低下してしまうという問題があった。
【0004】 一方、金属ストリップの連続処理ラインにおいて、上記のようなストリップエ ッジによるロールの局部摩耗を避けるために、処理中あるいは休止中にロールを 間欠的に軸方向に揺動させるという方法および装置が知られている(例えば特開 昭62−114865号公報、実開昭60−176813号公報) 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記方法を図4に示した従来のロールコータに適用して、アプ リケータロール23を軸方向に揺動させる構造とした場合、次のような難点がある 。 アプリケータロール23とバックアップロール24との平行状態は勿論、アプリ ケータロール23とトランスファーロール22との平行状態も高精度で維持しなけれ ばならないため、機構的に難しく構造が複雑になる。 コータパン26から各ローラ21, 22, 23を介してストリップ25に転写されてく る塗膜が、トランスファーロール22とアプリケータロール23との間およびアプリ ケータロール23とストリップ25との間の2ケ所で乱されるため、ストリップ25に 転写される塗膜の厚さの均一性が低下する。
【0006】 そこで本発明は、アプリケータロールにストリップエッジによる摩耗キズが生 ずることを防止できるとともに、ストリップに転写される塗膜の厚さの均一性が 確保でき、しかも構造が簡単なロールコータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、塗装ロールによって塗料をストリップに 塗布するロールコータにおいて、上記塗装ロールおよびコータパンを含む塗装ロ ールユニットをロールの軸方向に揺動させる揺動機構を設けたことを特徴とする 。
【0008】
【作用】
揺動機構を作動させることにより塗装ロールユニット、即ち塗装ロールおよび コータパン等がロールの軸方向に一体的に揺動し、これにより塗装ロールとスト リップのエッジとの接触位置が絶えず変化するため、塗装ロールの表面にストリ ップエッジによる深い摩耗キズが生ずることが防止される。 また塗装ロールのみを揺動させるのではなく、塗装ロールユニット全体を揺動 させるので、コータパンから塗装ロールへ転写移送中の塗膜が途中で側方へのず れにより乱されることがなく、その厚さの均一性が確保されるとともに、構造も 簡易化される。
【0009】
【実施例】
図1〜図3において、1はピックアップロール、2はトランスファーロール、 3はアプリケータロール(塗装ロール)で、それぞれモータ1a、2a、3aによって 回転する。また、4はバックアップロール、5は金属ストリップ、6はコータパ ンである。各ロール1、2、3の回転軸は軸受1b、2b、3bによって支持されてお り、該各軸受1b、2b、3bはそれぞれ軸受台7、8、9上に固定されている。そし て、各軸受台7、8、9はそれぞれシリンダ16、17、18によってバックアップロ ール4方向に進退可能となっている。 アプリケータロール3の軸受台9はコータベース10上に取り付けられており、 またこのコータベース10はスライドベース11上に、ガイド11a に沿って各ロール 1、2、3の軸方向にスライド可能に取り付けられている。 12は上記コータベース10を揺動させるためのクランク機構で、一端がコータベ ース10に枢着されたリンク13と、偏心位置に該リンク13の他端が枢着された回転 板14と、この回転板14を回転させるモータ15とから成る。 また、各ロール1、2、3の回転軸と各モータ1a、2a、3aとはユニバーサルジ ョイント1c、2c、3cによって連結されている。これらのユニバーサルジョイント 1c、2c、3cはスプラインによって軸方向に伸縮自在に構成されている。
【0010】 本ロールコータは以上のように構成されているので、上記クランク機構12を作 動させることにより塗装ロールユニット19、即ちコータベース10、その上部に取 り付けられている各軸受台7、8、9、各ロール1、2、3およびコータパン6 等をロール1、2、3の軸方向に一体的に揺動させることができる。これにより アプリケータロール3とストリップ5のエッジとの接触位置が絶えず変化するた め、アプリケータロール3の表面にストリップエッジによる深い摩耗キズが生ず ることが防止される。 なお、塗装ロールユニット19の揺動は、塗装中に1mm/sec程度の速度で連続的 に往復動させてもよく、あるいはまたストリップの接続部等で、塗装停止時にバ ッチ的に移動させてもよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、塗装ロールにストリップエッジによる深い摩耗キズが生ずる ことが防止されるため、塗装面に筋状の模様が形成されることが防止され、常に 高品質の塗装面を得ることができるとともに、塗装ロールの寿命も延びる。 また塗装ロールのみを揺動させるのではなく、塗装ロールユニット全体を揺動 させるので、コータパンから塗装ロールへ転写移送中の塗膜が途中で側方へのず れにより乱されることがなく、その厚さの均一性が確保されるとともに、構造も 簡易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】同、概略平面図である。
【図3】同、図1のA−A線断面図である。
【図4】従来のリバースロールコータを示す正面図であ
る。
【図5】同、塗装ロールの摩耗キズを示す部分拡大平面
図である。
【符号の説明】
3 アプリケータロール(塗装ロール) 5 金属ストリップ 6 コータパン 12 クランク機構 (揺動機構) 19 塗装ロールユニット 20 塗料
フロントページの続き (72)考案者 木畑 朝晴 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し)川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)考案者 藤井 守 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し)川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ロールによって塗料をストリップに
    塗布するロールコータにおいて、上記塗装ロールおよび
    コータパンを含む塗装ロールユニットをロールの軸方向
    に揺動させる揺動機構を設けたことを特徴とするロール
    コータ。
JP1721591U 1991-02-28 1991-02-28 ロールコータ Pending JPH04106675U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1721591U JPH04106675U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ロールコータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1721591U JPH04106675U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ロールコータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04106675U true JPH04106675U (ja) 1992-09-14

Family

ID=31904005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1721591U Pending JPH04106675U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ロールコータ

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JP (1) JPH04106675U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075915A (ja) * 2008-08-26 2010-04-08 Jfe Steel Corp ロール式コーター装置および塗装金属帯の製造方法
JP2015139728A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 株式会社リコー 塗布装置及び画像形成システム
JP2015231696A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 株式会社リコー 塗布装置、塗布装置の制御方法、及び画像形成システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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