JP2001104852A - グラビア塗工方法、グラビア塗工機およびこれらに用いられるグラビアロール - Google Patents

グラビア塗工方法、グラビア塗工機およびこれらに用いられるグラビアロール

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JP2001104852A
JP2001104852A JP28936799A JP28936799A JP2001104852A JP 2001104852 A JP2001104852 A JP 2001104852A JP 28936799 A JP28936799 A JP 28936799A JP 28936799 A JP28936799 A JP 28936799A JP 2001104852 A JP2001104852 A JP 2001104852A
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gravure
gravure roll
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coating
coating agent
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JP28936799A
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English (en)
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Takashi Iwasaki
隆司 岩崎
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Yasui Seiki Co Ltd
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Yasui Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製のグラビアロールに代えてセラミック
ス製のグラビアロールを用いることにより金属製のグラ
ビアロールに起因する前記問題点を全部解消し、更に薄
い基材に対しても、塗工剤を極めて良好に均一厚さでべ
た塗りすることのできるようにすること。 【解決手段】 走行している連続体状の基材11の下方
に、基材11の走行方向と軸方向を交直するようにして
配置され、かつ、直径が約20mm〜約50mmのセラミッ
クス材からなる外周面の全周にグラビアパターン17が
形成されたグラビアロール13を、前記基材11と相対
速度を有する周速度で回転させるとともに、このグラビ
アロール13の表面からドクタブレード25によって余
剰塗工剤を塗工を施す前に拭取って、定量の塗工剤を前
記基材11の上面が自由状態にある位置におけるその基
材11の下面に塗工して、前記基材11に塗工剤をべた
塗りすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグラビア塗工方法、
グラビア塗工機およびこれらに用いられるグラビアロー
ルに係り、特にセラミックス材製のグラビアロールを用
いて薄い基材に対しても、塗工剤を均一厚さでべた塗り
することのできるグラビア塗工方法、グラビア塗工機お
よびこれらに用いられるグラビアロールに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】本出願人
は実公平2−7663号公報および特公平5−5355
3号公報において、それまで良好な塗工が不可能とされ
ていた厚さが2μm〜9μm位いの薄い基材に対しても
縦皺が発生することなく常に良好な塗工を施すことがで
き、また、スムーザーを用いることなくグラビアロール
のみで塗工厚が均一なべた塗りを施すことができ、構成
も簡単で、コストも低廉であるマイクログラビア塗工シ
ステムを提案している。
【0003】このマイクログラビア塗工システムにおい
ては、金属製のグラビアロールを用いている。
【0004】この金属製グラビアロールのロール表面に
グラビアパターンを形成するために、従来は機械式転造
彫刻法を採用しているので次のような不都合があった。
【0005】即ち、転造用のグラビアパターンを有する
高価なマザーミールが必要であり、製造すべきグラビア
パターンが異なる毎にそれぞれ専用のマザーミールが必
要となり、しかも転造時にマザーミールをグラビアロー
ル用の円筒ロールに強く押し付けるために、グラビアロ
ールの仕上がり精度を維持するための調整が煩雑であっ
た。更に、金属製のグラビアロールはグラビアパターン
の軸方向両端部において塗工厚さが他の部分より厚くな
る傾向があった。また、ロールの取り付けや交換時に、
グラビアパターン部分を他の構成部分に軽く衝突させて
も、当該グラビアパターンが傷つき、塗工に用いること
ができなくなるという不都合があった。更に、従来のロ
ールにおいては最終仕上げのメッキ処理を施すまで、素
材不良若しくはメッキ不良を原因とするピンホールの有
無の検査ができず、メッキ後にピンホールが発見された
場合にはその修理に長時間と高いコストが必要であると
いう不都合があった。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、金属製のグラビアロールに代えてセラミックス
製のグラビアロールを用いることにより金属製のグラビ
アロールに起因する前記問題点を全部解消し、更に薄い
基材に対しても、塗工剤を極めて良好に均一厚さでべた
塗りすることのできるグラビア塗工方法、グラビア塗工
機およびこれらに用いられるグラビアロールを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明のグラビア塗工方法は、走行
している連続体状の基材の下方に、基材の走行方向と軸
方向を交直するようにして配置され、かつ、直径が約2
0mm〜約50mmのセラミックス材からなる外周面の全周
にグラビアパターンが形成されたグラビアロールを、前
記基材と相対速度を有する周速度で回転させるととも
に、このグラビアロールの表面からドクタブレードによ
って余剰塗工剤を塗工を施す前に拭取って、定量の塗工
剤を前記基材の上面が自由状態にある位置におけるその
基材の下面に塗工して、前記基材に塗工剤をべた塗りす
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の本発明のグラビア
塗工方法は、請求項1において、グラビアパターンが多
数の平行な傾斜溝によって形成されていることを特徴と
する。
【0009】また、請求項3に記載の本発明のグラビア
塗工方法は、請求項2において、グラビアパターンを形
成する多数の平行な傾斜溝が、それぞれの両端部におい
て端部に向けて次第に溝深さが浅くなるように形成され
ていることを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の本発明のグラビア
塗工機は、走行している連続体状の基材の上面が自由状
態にある位置におけるその基材の下面に塗工剤を塗工す
るグラビアロールであって、直径が約20mm〜約50mm
のセラミックス材からなる外周面の全周にグラビアパタ
ーンが形成されたグラビアロールと、このグラビアロー
ルの表面から余剰塗工剤を塗工を施す前に拭取って定量
の塗工剤を塗工部へ供給せしめるドクターブレードとを
有することを特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の本発明のグラビア
塗工機は、請求項4において、グラビアパターンが、多
数の平行な傾斜溝によって形成されていることを特徴と
する。
【0012】また、請求項6に記載の本発明のグラビア
塗工機は、請求項5において、グラビアパターンを形成
する多数の平行な傾斜溝が、それぞれの両端部において
端部に向けて次第に溝深さが浅くなるように形成されて
いることを特徴とする。
【0013】また、請求項7に記載の本発明のグラビア
ロールは、走行している連続体状の基材の上面が自由状
態にある位置におけるその基材の下面に塗工剤を塗工す
るグラビアロールであって、直径が約20mm〜約50mm
のセラミックス材からなる外周面の全周にグラビアパタ
ーンが形成されていることを特徴とする。
【0014】また、請求項8に記載の本発明のグラビア
ロールは、請求項7において、グラビアパターンが、多
数の平行な傾斜溝によって形成されていることを特徴と
する。
【0015】また、請求項9に記載の本発明のグラビア
ロールは、請求項8において、グラビアパターンを形成
する多数の平行な傾斜溝が、それぞれの両端部において
端部に向けて次第に溝深さが浅くなるように形成されて
いることを特徴とする。
【0016】本発明においては、請求項7に記載のグラ
ビアロールを搭載した請求項4に記載のグラビア塗工機
を用いて請求項1に記載の方法によって、走行している
連続体状の基材の上面が自由状態にある位置におけるそ
の基材の下面に塗工剤を塗工すると、塗工剤を極めて良
好に均一厚さでべた塗りすることができる。更に、グラ
ビアロールがセラミックス製であるために、グラビアパ
ターンをセラミックス製のロール表面にレーザ溶射法に
よって自由に刻設することができ、極めて精度のよいグ
ラビアロールを製造することができる。従って、本発明
のセラミックス製のグラビアロールは、前記の金属製グ
ラビアロールに比較して、耐久性に優れており、転造用
の高価なマザーミールが不用となり、製造すべきグラビ
アパターンが異なる毎のマザーミールも不要となり、し
かも転造時にマザーミールをグラビアロール用の円筒ロ
ールに強く押し付けるものではないために、グラビアロ
ールの仕上がり精度を容易に高く維持することができ、
しかもピンホールも発生することがない。
【0017】また、請求項2、5、8に記載のように、
グラビアパターンを多数の平行な傾斜溝とすることによ
り、塗工剤をより均一に塗工させることができ、極めて
均一な厚さのべた塗りを施すことができる。
【0018】また、請求項3、6、9に記載のように、
傾斜溝からなるグラビアパターンの両端部において端部
に向けて次第に溝深さが浅くなるように形成することに
より、当該両端部における塗工厚さが他の部分より厚く
なることを確実に防止することができ、塗工剤をより均
一に塗工させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図9について説明する。
【0020】図1および図2は本発明方法を適用するグ
ラビア塗工機の一例を示し、図3および図4はこれに用
いるグラビアロールの1例を示す。
【0021】先ず、図1および図2においては、連続体
状の基材11を図1の左から右へ水平に走行させてい
る。この基材11は原反ロール(図示せず)から繰り出
され、途中図1に示すように、展張ロール12,12に
よって展張され、最後に巻取りロール(図示せず)によ
って巻取られる。そして、2個の展張ロール12,12
の中間部分の基材11の下方に直径を約20mm〜約50
mmとするとともに外周面をセラミックス材としたグラビ
アロール13が軸方向を基材11の走行方向と直交させ
るようにして横架されている。このグラビアロール13
は、公知の適宜な昇降駆動機構(図示せず)によって上
下動させられる基台14上に立設された1対の支持部材
15,15に軸受16,16をもって回転自在に支持さ
れている。また、少なくとも一方の展張ロール12が移
動自在に支持されていて、両者間に展張される基材11
をグラビアロール13の上面に接離自在に形成されてい
る。このグラビアロール13には駆動モータからカップ
リング(共に図示せず)を介して回転力が伝達される。
本実施形態においては、グラビアロール13は基材11
の走行方向と接触部にて逆方向(図1の反時計方向)に
回転させられる。また、グラビアロール13のセラミッ
クス材からなる外周面には基材11の全幅より狭い幅の
グラビアパターン17が全周に亘ってに刻設されてい
る。このグラビアロール13の下方の基台14上にはオ
ーバーフロー受容器18が緊締ボルト19によって固定
されている。そして、このオーバーフロー受容器18上
にはグラビアロール13に塗工剤を供給する塗工剤供給
ノズル20が固着されている。この塗工剤供給ノズル2
0は図2に示すようにグラビアロール13のグラビアパ
ターン17と同一幅に形成されている。また、図1に示
すように、塗工剤供給ノズル20は2つ割れのノズルピ
ース20a,20bを下半部に薄肉挟在物21を介装し
て相互に緊締固着して一体的に形成されている。そし
て、その薄肉挟在物21の上部には外部から送給されて
来る塗工剤を一旦貯留する幅方向に長い断面円形の塗工
剤貯留部22が形成されている。そして、この塗工剤貯
留部22の上部には薄肉挟在物21を介在させないこと
により形成した細長い連通溝23が形成されている。そ
して、塗工剤供給ノズル20の上端部には、塗工剤貯留
部22から連通溝23を通して送給されて来る塗工剤を
貯留してグラビアロール13のグラビアパターン17へ
塗布させる上方に開いた細長いノズル部24が形成され
ている。このノズル部24の長さはグラビアロール13
のグラビアパターン17の幅と同一に形成されており、
塗工剤供給ノズル20の幅方向両端部にはそれぞれノズ
ル部24の両端部を閉塞する幅規制用閉塞部材28,2
8が固着されている。また、グラビアロール13のグラ
ビアパターン17がノズル部24内に貯留する塗工剤を
基材11の下面に塗工する直前に、そのグラビアパター
ン17に塗布されている余剰塗工剤を拭取るドクタブレ
ード25が設けられている。このドクタブレード25は
グラビアロール13と平行な枢軸26に回動自在に支承
されたホルダ27に取付けられている。そして、このド
クタブレード25はグラビアロール13のグラビアパタ
ーン17内に全幅に亘って適正量の塗工剤を充填させる
とともに、そのグラビアパターン17の両端から外側部
分の塗工剤をも拭取るように機能する。
【0022】図3はグラビアロール13の詳細を示して
いる。本実施の形態においては、グラビアロール13は
次にのようにして製作される。まず、剛性および靱性を
有する鋼鉄等の金属製ロール芯13aの外周面にセラミ
ック材粉末をプラズマ溶射させて所定厚さのセラミック
材層13bを形成する。次に、セラミック材層13bの
外周面を円筒研磨し、その後レーザ彫刻により、グラビ
アパターン17を彫刻する。このグラビアパターン17
としては、多数の平行な傾斜溝17aとされている。各
傾斜溝17aはそれぞれレーザ彫刻によって彫られる小
円穴をその傾斜方向に一部を重複させて連続彫刻するこ
とによって形成される。更に、各傾斜溝17aの軸方向
両端部の所定長Lは、図4に示すように、端部に向けて
次第に溝深さが浅くなるように形成されている。このよ
うにして各傾斜溝17aが彫刻された後に、必要に応じ
てバーチカル研磨を行うとよい。
【0023】次に、図1および図2に示したグラビア塗
工機並びに図3および図4に示したグラビアロール13
を用いて、本発明方法による塗工剤のべた塗りを工程に
従って説明する。
【0024】基材11を所定速度で図1の左から右方向
へ走行させる。同時に塗工剤供給ノズル20のノズル部
24内へ塗工剤貯留部22および連通溝23を通して塗
工剤を送給するとともにグラビアロール13を同図反時
計方向に回転させる。これによりノズル部24内の塗工
剤中にグラビアロール13のグラビアパターン17の下
部が浸漬され、グラビアパターン17内に塗工剤が充填
供給されグラビアパターン17の回転に応じてドクタブ
レード25方向へ進行して行く。この時のノズル部24
内への塗工剤の送給量は、グラビアパターン17への塗
工剤の供給量と同量もしくは若干多い量とするとよい。
そして、グラビアパターン17に塗布された塗工剤はド
クタブレード25において拭取られグラビアパターン1
7の全幅のみに適正量だけ充填供給される。このドクタ
ブレード25によって拭取られた余剰塗工剤は、再びグ
ラビアパターン17に供給されたり、塗工剤供給ノズル
20の表面を流下してオーバーフロー受容器18内に貯
留された後に再び塗工剤貯留部22内に戻されたりす
る。このようにしてグラビアロール13のグラビアパタ
ーン17内に適正量の塗工剤が供給されるようになった
ら、グラビアロール13を基台14と一緒に走行中の基
材11の下面に向けて上昇させるか、またはいずれか一
方の展張ロール12を下方に移動させてグラビアロール
13のグラビアパターン17を基材11の下面に接触さ
せてグラビアパターン17内の塗工剤を基材11の下面
に塗工する。この場合、基材11の走行方向とグラビア
パターン17の回転方向とが相互の接触部において逆方
向であるから、グラビアパターン17は基材11の下面
に対して滑りを生じていることとなる。これにより基材
11の下面に塗工されたグラビアパターン17のパター
ンが基材11の走行方向と逆方向に滑ることとなり基材
11の下面に塗工剤が均一に平滑されたべた塗り状態に
塗工される。この場合に、塗工厚は基材11とグラビア
ロール13との相対速度差を変えることにより調整す
る。これにより本発明方法によればスムージング装置を
省くことができる。また、基材11についてグラビアロ
ール13の反対側に加工用のゴムローラ等を設けないの
で、基材11が薄い場合でも縦皺が発生することなく極
めて良好に塗工剤を塗工することができる。また、グラ
ビアロール13が細いので、基材11の下面との接触面
積が、直径の大きい従来のグラビアロールに比べて極め
て小さくなり、基材11へ極めて良好に均一に塗工剤を
塗工することができるとともに、基材11への接触およ
び離れぎわが良くなり、塗布の開始および停止の位置を
正確に行なうことができる。更に、グラビアロール13
のコストも低廉となり、機械全体も小型になり、上下動
の駆動力も小さくて済む。
【0025】更に、本実施の形態においては、グラビア
ロール13の外周面がセラミックス材層13bからなる
セラミックス製であるために、グラビアパターン17を
セラミックス製のロール表面にレーザ溶射法によって自
由に刻設することができ、極めて精度のよいグラビアロ
ール13を製造することができる。従って、本実施の形
態のセラミックス製のグラビアロール13は、前記の金
属製グラビアロールに比較して、耐久性に優れており、
転造用の高価なマザーミールが不用となり、製造すべき
グラビアパターンが異なる毎のマザーミールも不要とな
り、しかも転造時にマザーミールをグラビアロール用の
円筒ロールに強く押し付けるものではないために、グラ
ビアロール13の仕上がり精度を容易に高く維持するこ
とができる。更に、グラビアパターン17を多数の平行
な傾斜溝17aとすることにより、塗工剤をより均一に
塗工させることができ、極めて均一な厚さのべた塗りを
施すことができる。更に、傾斜溝17aからなるグラビ
アパターン17の両端部において端部に向けて次第に溝
深さが浅くなるように形成することにより、当該両端部
における塗工厚さが他の部分より厚くなることを確実に
防止することができ、塗工剤をより均一に塗工させるこ
とができる。
【0026】更に、本実施の形態による良好な塗工作用
について図5から図9に基づいて説明する。
【0027】本実施の形態においては小径なグラビアロ
ール13を用いるとともに、ドクタブレード25によっ
て正確に計量されたグラビアパターン17内の塗工剤を
基材11への塗工部に供給し、その塗工部で基材11の
走行速度とグラビアロール13の周速度とを異ならせる
ようにして塗工を行なうようにしており、これにより本
実施の形態によれば従来では達し得なかった良好な塗工
剤の塗工が行なわれる。
【0028】即ち、図5に示すように、本実施の形態の
小径なグラビアロール13と従来の大径なグラビアロー
ル13aとを同一の巻付け角αをもって基材11に下面
から接触させると、基材11に対するグラビアロール1
3,13aの接触周方向長さは当然本実施の形態のグラ
ビアロール13の方が短かくなり、その結果基材11と
グラビアロール13,13aとの接触面積も本実施の形
態のグラビアロール13の方が小さくなる。この接触周
方向長さおよび接触面積の大小の相違並びに、ドクタブ
レード25によって正確に計量した塗工剤を塗工部へ供
給することにより、本実施の形態が従来例では達成し得
なかった極めて良好な塗工を以下のようにして施すこと
ができる。
【0029】先ず、グラビアロールの外周面に形成され
たグラビアパターン17内に貯留されて基材11との接
触部まで移送された塗工剤は、基材11と接することに
より基材11側に転写されるものであるが、そのグラビ
アロール13,13aと基材11との接触部を微視的に
観察すると、グラビアロール13,13aと基材11と
の間に走行速度差がある場合には、グラビアロール1
3,13aと基材11との間に薄い塗工剤層が前記巻付
け角+この巻付け角より基材11の走行方向の前後側に
若干広がっている基材11とグラビアロール13,13
aとの間の楔形断面の小空間29,29aからなる角度
の範囲に形成され、同塗工剤層部分より塗工剤が基材1
1に塗工される。
【0030】ところが、図6(a)に示すようにグラビ
アロール13aの直径が大きい場合には、例えば本実施
の形態のようにグラビアロール13aを基材11と逆方
向に回転させると、グラビアロール13aと基材11と
の間に生じる摩擦力が極めて大きくなる。この大きな摩
擦力の存在下で基材11を円滑に走行させるためには、
基材11に前記摩擦力より大きな展張力を付与して走行
させなければならない。基材11に大きな展張力が作用
すると、その展張力のグラビアロール13aの中心方向
に向う分力によって基材11はグラビアロール13aの
外周面に向けて押付けられ、両者間に形成される塗工剤
層(同図において塗工剤を斜線で示している(図7、図
8において同じ))を排除して、前記巻付け角αの中央
部分においてグラビアロール13aの外周面に直接接触
してしまい、両者間の摩擦力を更に増大させてしまう。
これに伴って基材11に付与すべき展張力Fを更に増大
させなければならない。このような大きな展張力Fが薄
い基材11に作用すると、図7(a)に示すようにその
基材11に展張方向すなわち長手方向に延びる複数の縦
皺30,30…が発生し、基材11とグラビアロール1
3aとの間隔が基材11の幅方向に不均一となり、基材
11とグラビアロール13aとの間の塗工剤層の基材1
1の幅方向における塗工剤量も不均一となり、結局基材
11への塗工剤の塗布量も不均一となって、塗工むらが
発生した。この塗工むらの形態としては、基材11の縦
皺30に沿って塗工量の多い部分と少ない部分とからな
る複数の縦縞31,31…が発生する。また、従来例に
おいてはグラビアロール13aと基材11との間の摩擦
力が大きいため、基材11を等速で走行させることが困
難であり、基材11の走行速度は早くなったり遅くなっ
たりを繰返す不等速走行となり、塗工量の多い部分と少
ない部分とが基材11の長手方向に繰返えされる横縞3
2状の塗工むらが発生する。更に、従来例においては、
グラビアロール13aの直径が大きいため、基材11の
走行方向前方側が基材11とグラビアロール13aとの
間に形成される楔形断面の小空間29aに貯留されてい
る塗工剤層から離れる際に、基材11に縦皺が生じるこ
とがあった。なぜなら、前記小空間29a部分におい
て、楔形の頂点から基材11の走行方向に向けて基材1
1とグラビアロール13aとの間隔の拡大率が小さく、
換言すれば、楔形が非常に鋭くなり、同小空間29a内
に貯留される塗工剤層のグラビアロール13aに対する
周方向長さが長くなるとともに、その塗工剤層の端部か
ら離れようとする基材11部分との間に作用する剥離力
が大きくなり、基材11に複数の縦皺が発生し、塗工む
らが生じていた。従来例においてはこれらの不具合部分
が複合的に作用し合って、塗工剤を均一に塗工すること
ができなかった。このようであるから塗工厚さを調整す
ることもできなかった。
【0031】また、従来のように小径なロールのみを用
いて塗工剤を基材に塗布して、前述した大径なロールの
問題点を克服するようにしても、ロールによって塗工部
まで搬送される塗工剤量を正確に所定量に計量するもの
ではないため、そのロールによる塗工工程のみでは塗工
厚を均一にすることは不可能であり、結局スムーザーを
設けなければならなかった。
【0032】一方、本実施の形態によれば、図5に示す
ようにグラビアロール13の直径を小さくしたので、前
述したようにグラビアロール13と基材11との接触面
積が小さくなり、グラビアロール13を基材11と逆方
向に回転させても、グラビアロール13と基材11との
間に生じる摩擦力は極めて小さく抑えられる。
【0033】従って、図6(b)に示すように基材11
を円滑に走行させるために必要な基材11に付与する展
張力fも小さく抑えられる。この展張力fが小さいこと
により、その展張力fのグラビアロール13の中心方向
に向う分力も小さく抑えられ、基材11の下面が直接グ
ラビアロール13の外周面に接触することが無くなり、
基材11とグラビアロール13との間に薄い塗工剤層が
確実に形成される。この薄い塗工剤層が形成されること
により、基材11とグラビアロール13との間の摩擦力
が一層小さく抑えられ、基材11に付与する展張力fも
小さく抑えられる。
【0034】よって、本実施の形態によれば、基材11
が厚さ数μmと極めて薄い場合であっても、従来のよう
な縦皺30が生じることが無い。
【0035】そして、基材11とグラビアロール13と
の間の摩擦力が小さいこと、および両者間に薄い塗工剤
層が形成されていることにより、基材11の走行に対す
る抵抗力は極めて小さいものであり、基材11を一定速
度で走行させることができる。
【0036】更に、基材11とグラビアロール13との
間に形成される小空間29の楔形の鋭さは、グラビアロ
ール13の直径が小さいため従来例に比べて鋭くなり、
その小空間29に貯留される塗工剤層のグラビアロール
13の周方向長さも短くなるとともに、塗工剤層の端部
から離れようとする基材11の部分との間に作用する剥
離力も小さく抑えられ、基材11に縦皺が発生すること
もない。
【0037】更に、本実施の形態においては、基材11
が一定速度で走行することにより、小空間29の塗工剤
層から一定量の塗工剤が基材11に転写されることとな
り、しかもその転写される塗工剤量と同量の塗工剤を、
ドクタブレード25によって正確に計量された定周速回
転中のグラビアロール13の各グラビアパターン17を
介して供給することにより、基材11の走行速度とグラ
ビアロール13の周速との比が所定値となった時に、塗
工剤の転写量と供給量とが同一となってバランスし、基
材11への塗工剤の塗工厚が一定の塗工が施される。図
9はその塗工厚と前記両速度比との関係を示している。
この小空間29における塗工剤の転写と供給とのバラン
スは、塗工剤の性質すなわち表面張力や粘度と、グラビ
アロール13の回転および基材11の走行によって塗工
剤へ付与されるそれぞれの運動力等がバランスすること
により得られる。
【0038】そして、本実施の形態においては、これら
の作用が相剰的に作用し合って基材11とグラビアロー
ル13との間に形成される塗工剤層を常に一定状態に保
持し、基材11に対して均一な塗工を施すことができ
る。
【0039】また、楔形断面の小空間29内に貯留され
ている塗工剤層から基材11へ塗工剤を転写するもので
あり、スムージングナイフ、スムージングローラ等のス
ムージング機構を用いることなく、グラビアロール13
の彫刻パターンを平滑化した塗工厚が均一なべた塗り状
の塗工を施すことができる。
【0040】更に、図8に示すように基材11とグラビ
アロール13との間に形成される塗工剤層はグラビアロ
ール13の軸方向と正確に平行に形成されているため、
基材11に対する塗工開始位置および塗工終了位置にお
ける塗工剤の塗布部分の端部を基材11の走行方向と正
確に直交するように形成することができ、塗工仕上がり
も極めて良質のものとすることができる。
【0041】しかも、図9に示すように基材11の走行
速度に対するグラビアロール13の周速度の相対速度を
変えることにより、基材11への塗工剤の塗工厚を調整
することができる。
【0042】なお、図1においてはグラビアロール13
を基材11と反対方向に回転させたが、ドクタブレード
25をグラビアロール13に対して反対側に設けるとと
もに、グラビアロール13を同図において時計方向に回
転させ、更に基材11とグラビアロール13とに相対速
度差を設けることにより、基材11の下面に塗工剤が平
滑化された塗工を施すように形成してもよい。この場
合、基材11の走行速度よりグラビアロール13の周速
度を大きくすると、特に2倍程度の速度にすると、塗工
剤の平滑化が極めて良好に行なわれる。
【0043】そして、塗工剤の粘度が高い場合にはグラ
ビアロール13を基材11と逆方向に回転させ、その粘
度が低い場合にはグラビアロール13を基材11と同方
向に回転させると、塗工剤の平滑化を良好に行なうこと
ができる。また、基材11とグラビアロール13との相
対速度をグラビアロール13の回転速度を変えて調整す
ることにより、例えば図9の特性図に示すように前記平
滑化の調整と併せて基材11への塗工剤の塗工厚を調整
することができる。
【0044】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、必要に応じて変更することができる。
例えば、前記実施の形態におけるグラビアパターンをロ
ールの軸方向に複数に分割して間欠的に設けてストライ
ブ彫刻としたり、ロールの周方向にも部分的に形成する
ようにしてもよい。また、前記実施の形態におけるグラ
ビアパターンは傾斜溝としたが、これを格子状や台形状
のパターンとしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明のグラビア塗工方法、グラビア塗
工機およびこれらに用いられるグラビアロールはこのよ
うに構成され作用するものであるから、金属製のグラビ
アロールに代えてセラミックス製のグラビアロールを用
いることにより金属製のグラビアロールに起因する前記
問題点を全部解消し、更に薄い基材に対しても、塗工剤
を極めて良好に均一厚さでべた塗りすることができる。
【0046】更に、本発明においては、請求項7に記載
のグラビアロールを搭載した請求項4に記載のグラビア
塗工機を用いて請求項1に記載の方法によって、走行し
ている連続体状の基材の上面が自由状態にある位置にお
けるその基材の下面に塗工剤を塗工すると、塗工剤を極
めて良好に均一厚さでべた塗りすることができる。更
に、グラビアロールがセラミックス製であるために、グ
ラビアパターンをセラミックス製のロール表面にレーザ
溶射法によって自由に刻設することができ、極めて精度
のよいグラビアロールを製造することができる。従っ
て、本発明のセラミックス製のグラビアロールは、前記
の金属製グラビアロールに比較して、耐久性に優れてお
り、転造用の高価なマザーミールが不用となり、製造す
べきグラビアパターンが異なる毎のマザーミールも不要
となり、しかも転造時にマザーミールをグラビアロール
用の円筒ロールに強く押し付けるものではないために、
グラビアロールの仕上がり精度を容易に高く維持するこ
とができる。
【0047】また、グラビアパターンを多数の平行な傾
斜溝とすることにより、塗工剤をより均一に塗工させる
ことができ、極めて均一な厚さのべた塗りを施すことが
できる。
【0048】また、傾斜溝からなるグラビアパターンの
両端部において端部に向けて次第に溝深さが浅くなるよ
うに形成することにより、当該両端部における塗工厚さ
が他の部分より厚くなることを確実に防止することがで
き、塗工剤をより均一に塗工させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグラビア塗工方法を実施するための
グラビア塗工機の一例を示す縦断面図
【図2】 図1のII−II線に沿った縮小断面図
【図3】 図1のIII 部の拡大半断面図
【図4】 図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】 本発明方法と従来例との要部の構成を比較す
る概略図
【図6】 (a)(b)はそれぞれ従来例と本発明とに
おける基材とグラビアロールとの間に形成される塗工剤
層を示す説明図
【図7】 (a)(b)はそれぞれ従来例における塗工
状態を示す概略斜視図
【図8】 本発明の図7と同様の図
【図9】 グラビアロールの周速度/基材の走行速度か
らなる相対速度と基材への塗工剤の塗工厚との関係を示
す特性図
【符号の説明】
11 基材 13 グラビアロール 13b セラミック材層 17 グラビアパターン 17a 傾斜溝 25 ドクターブレード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行している連続体状の基材の下方に、
    基材の走行方向と軸方向を交直するようにして配置さ
    れ、かつ、直径が約20mm〜約50mmセラミックス材か
    らなる外周面の全周にグラビアパターンが形成されたグ
    ラビアロールを、前記基材と相対速度を有する周速度で
    回転させるとともに、このグラビアロールの表面からド
    クタブレードによって余剰塗工剤を塗工を施す前に拭取
    って、定量の塗工剤を前記基材の上面が自由状態にある
    位置におけるその基材の下面に塗工して、前記基材に塗
    工剤をべた塗りすることを特徴とするグラビア塗工方
    法。
  2. 【請求項2】 前記グラビアパターンは、多数の平行な
    傾斜溝によって形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のグラビア塗工方法。
  3. 【請求項3】 グラビアパターンを形成する多数の平行
    な傾斜溝は、それぞれの両端部において端部に向けて次
    第に溝深さが浅くなるように形成されていることを特徴
    とする請求項2に記載のグラビア塗工方法。
  4. 【請求項4】 走行している連続体状の基材の上面が自
    由状態にある位置におけるその基材の下面に塗工剤を塗
    工するグラビアロールであって、直径が約20mm〜約5
    0mmのセラミックス材からなる外周面の全周にグラビア
    パターンが形成されたグラビアロールと、このグラビア
    ロールの表面から余剰塗工剤を塗工を施す前に拭取って
    定量の塗工剤を塗工部へ供給せしめるドクターブレード
    とを有することを特徴とするグラビア塗工機。
  5. 【請求項5】 前記グラビアパターンは、多数の平行な
    傾斜溝によって形成されていることを特徴とする請求項
    4に記載のグラビア塗工機。
  6. 【請求項6】 グラビアパターンを形成する多数の平行
    な傾斜溝は、それぞれの両端部において端部に向けて次
    第に溝深さが浅くなるように形成されていることを特徴
    とする請求項5に記載のグラビア塗工機。
  7. 【請求項7】 走行している連続体状の基材の上面が自
    由状態にある位置におけるその基材の下面に塗工剤を塗
    工するグラビアロールであって、直径が約20mm〜約5
    0mmのセラミックス材からなる外周面の全周にグラビア
    パターンが形成されていることを特徴とするグラビアロ
    ール。
  8. 【請求項8】 前記グラビアパターンは、多数の平行な
    傾斜溝によって形成されていることを特徴とする請求項
    7に記載のグラビアロール。
  9. 【請求項9】 グラビアパターンを形成する多数の平行
    な傾斜溝は、それぞれの両端部において端部に向けて次
    第に溝深さが浅くなるように形成されていることを特徴
    とする請求項8に記載のグラビアロール。
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