JP3049901B2 - 圧延ロールの位置合せ潤滑装置 - Google Patents

圧延ロールの位置合せ潤滑装置

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JP3049901B2
JP3049901B2 JP3352406A JP35240691A JP3049901B2 JP 3049901 B2 JP3049901 B2 JP 3049901B2 JP 3352406 A JP3352406 A JP 3352406A JP 35240691 A JP35240691 A JP 35240691A JP 3049901 B2 JP3049901 B2 JP 3049901B2
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茂樹 成島
博 松本
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧延ロールの位置合
せ潤滑装置に関し、圧延機から取り外された圧延ロール
をロール研削等のメンテナンスを行った後、再び圧延機
に組込むために圧延ロールのスピンドルとの連結部の回
転位置を合せることおよび連結部に潤滑油を塗布するこ
とを自動化するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】圧延機の圧延ロールは運転操業にともな
い表面に傷ができたり、摩耗などが生じるため定期的、
あるいは傷などの程度によって適宜交換する必要があ
る。
【0003】この圧延ロールの交換にともなう圧延ライ
ンの停止時間の節約と省力化のためにロール組替装置が
用いられ、予め用意してある圧延ロールをロール組替装
置に搭載しておき、傷や摩耗が生じた圧延ロールを引き
出した後、新たな圧延ロールを装着するようにしてい
る。
【0004】このロール組替えをスムーズに行うため、
圧延機内の圧延ロールのスピンドルとの連結部が常に一
定の位置、たとえばウオブラー部が垂直となる位置に停
止させ、新たな圧延ロールのスピンドルとの連結部も同
一位置にセットするとともに、グリースなどの潤滑油を
塗布するようにしている。
【0005】一方、圧延機から引き出された圧延ロール
は、次のロール交換に備えてロールショップでロール研
磨などのメンテナンスを行なったのち、ロールラックな
どに保管するようにしており、メンテナンス終了後、ロ
ールラックへの保管前に圧延ロールのスピンドルとの連
結部の位置合せと潤滑油の塗布を行う。
【0006】従来、圧延ロールのウオブラー部の位置合
せはウオブラー部に嵌合することができる専用のスパナ
を用いて人力により回転して行い、潤滑油は位置合せの
後、ブラシなどを用いて塗布するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の圧延
ロールの連結部の人力による位置合せでは、圧延ロール
の回転のために相当な力が必要であり、潤滑油の塗布も
人力で行っており、汚いなど大変な作業であるという問
題があった。
【0008】また、このような人力による作業が介在す
ると、ロールショップの自動化ができないという問題も
ある。
【0009】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、圧延機から取り外してある圧延ロ
ールのスピンドルとの連結部の位置合せと潤滑油の塗布
を自動化することができる圧延ロールの位置合せ潤滑装
置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の圧延ロールの位置合せ潤
滑装置は、圧延機から取り外された圧延ロールの軸回転
位置合せを行いかつスピンドルとの連結部に潤滑油の塗
布を行う装置において、圧延ロールの外周に押し当てら
れるローラを備え圧延ロールを回転駆動するロール回転
機構と、前記ロール回転機構で回転される圧延ロールの
スピンドルとの連結部に潤滑油を塗布する潤滑油塗布機
構と、前記圧延ロールの軸の回転位置を検出するロール
回転位置検出機構とからなることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】この圧延ロールの位置合せ潤滑装置によれば、
圧延ロールの外周にロール回転機構のゴムなどで形成さ
れて駆動されるローラを押し当てて圧延ロールを回転す
るようにし、回転位置を圧延ロールに取付けた突起部と
これを検出する近接スイッチなどのロール回転位置検出
機構で検出して所定位置で停止して位置合せを行う。
【0012】ロール回転機構で回転される圧延ロールの
スピンドルとの連結部にロール状のブラシなどで構成し
た潤滑油塗布機構を押し当てるようにして潤滑油を塗布
する。
【0013】これにより、人力によらず、自動的に圧延
ロールのスピンドルとの連結部をスピンドルの位置に対
応する状態にできるとともに、潤滑油も塗布できるの
で、ロールショップの自動化が可能となり、ロール交換
をスムーズに行なうことができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1〜4はこの発明の圧延ロールの位置
合せ潤滑装置の一実施例にかかり、図1は平面図、図2
は正面図、図3は図2中のA−A矢視図、図4は図2中
のB−B矢視図である。この圧延ロールの位置合せ潤滑
装置10はロールショップやロールラックの近傍などに
設けられ、ロール研削後の圧延ロール1のスピンドルと
の連結部であるウオブラー部2の回転位置をスピンドル
側の孔と一致するように自動的に合せることおよび連結
部であるウオブラー部2に潤滑油を自動的に塗布するた
めの装置である。
【0015】この圧延ロールの位置合せ潤滑装置10で
の作業対象となる圧延ロール1は、圧延機へのロール組
替えに対応して上下1組の圧延ロール1,1aがチョッ
ク3,3a部分で支えられて重ねた状態とされ、これら
上下1組の圧延ロール1,1aの側方に圧延ロールの位
置合せ潤滑装置10の支持フレーム11が設けられる。
【0016】この支持フレーム11には、圧延ロール
1,1aを回転するためのロール回転機構12が設けら
れる。このロール回転機構12は支持フレーム11にブ
ラケット13を介して圧延ロール1,1aと平行に設け
られた2本の支持軸14,15を備えている。それぞれ
の支持軸14,15には、コ字状のローラ支持アーム1
6,17が回動可能に支持されており、ローラ支持アー
ム16,17の先端部にゴムなどで形成されたローラ1
8,19が取付けてある。これらローラ18,19に
は、スピンドル20,21を介してギヤードモータ2
2,23が連結され、ローラ18,19を回転駆動する
ようになっている。
【0017】そして、これらゴムのローラ18,19を
圧延ロール1,1aに押し付けて圧延ロール1,1aを
回転するため、ローラ支持アーム16,17と支持フレ
ーム11との間に流体圧シリンダ24,25が設けら
れ、ローラ支持アーム16,17を回動させてローラ1
8,19を圧延ロール1の外周に押付けることができる
ともに、圧延ロール1,1aから離れた位置に退避され
ることができるようにしてある。
【0018】このロール回転機構10で回転される圧延
ロール1のスピンドルとの連結部となるウオブラー部2
を待機状態のスピンドルと同一位置であることを検出す
るため、ロール位置検出機構31が設けられる。
【0019】このロール位置検出機構31では、たとえ
ばウオブラー部2の平行な平面が垂直となる状態の圧延
ロール1,1aのロール端部の側方に位置検出用突起3
2,33が取付けられ、この位置検出用突起32,33
を検出する近接センサ34,35がローラ支持アーム1
6,17にブラケット36,37を介して取付けてあ
る。そして、これら近接センサ34,35の検出信号が
制御装置38に入力されるとともに、制御信号がロール
回転機構12のギヤードモータ22,23に出力される
ようになっている。
【0020】したがって、近接センサ34,35で圧延
ロール1,1aの位置検出用突起32,33が検出され
る位置でギヤードモータ22,23を停止することでウ
オブラー部2を垂直に停止することができる。
【0021】こうして、ウオブラー部2の位置が待機状
態のスピンドル側の連結部の孔と一致するように位置合
せされたウオブラー部2にスピンドルとの嵌合をスムー
ズにするためグリースなどの潤滑油を塗布する必要があ
り、潤滑油塗布機構41が設けられる。
【0022】この潤滑油塗布機構41はローラブラシ4
2,43をウオブラー部2に押し当てることで潤滑油を
塗布するものであり、ロール回転機構12の支持軸1
4,15にブラシローラ支持アーム44,45が揺動可
能に取付けられ、その先端部にそれぞれローラブラシ4
2,43が取付けられている。これらローラブラシ4
2,43の軸とゴムローラ18,19とが中間軸46,
47で連結されてゴムローラ18,19とともに回転駆
動されるようになっている。また、それぞれのローラブ
ラシ42,43の上部には、潤滑油供給ノズル48,4
9が設けられ、図示しない潤滑油供給装置から送られる
潤滑油を潤滑油供給ノズル48,49から吹き付けるよ
うにしてある。さらに、それぞれのローラブラシ42,
43の下側には、潤滑油を受けるオイルパン50,51
が取付けてある。
【0023】したがって、ローラ回転機構12の流体圧
シリンダ24,25でローラ支持アーム16,17を揺
動させてゴムのローラ18,19を圧延ロール1,1a
の外周に押し付けるようにすると、中間軸46,47で
連結されているブラシローラ支持アーム44,45が揺
動されてローラブラシ42,43が圧延ロール1,1a
の連結部であるウオブラー部2に押し付けられる。
【0024】この状態で潤滑油供給ノズル48,49か
ら潤滑油をローラブラシ42,43に吹き付けるように
してゴムのローラ18,19とともに回転駆動すると、
ウオブラー部2に潤滑油が塗布される。
【0025】こうして潤滑油が塗布された後、既に説明
したように、圧延ロール1,1aの回転位置を合せるよ
うにする。
【0026】このようにして圧延ロールの位置合せ潤滑
装置10により、圧延ロール1,1aのスピンドルとの
連結部の回転位置を所定に位置合せすることができると
ともに、連結部に潤滑油を塗布することもできる。
【0027】これにより、人力によらず、自動的に圧延
ロールのスピンドルとの連結部をスピンドルの位置に対
応する状態にできるとともに、潤滑油も塗布できるの
で、ロールショップの自動化が可能となり、ロール交換
をスムーズに行なうことができる。
【0028】なお、この圧延ロールの位置合せ潤滑装置
の具体的な機構は上記実施例に限定するものでなく、他
の機構で構成するようにしても良い。
【0029】また、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
構成要素に種々の変更を加えることができることは言う
までもない。
【0030】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明の圧延ロールの位置合せ潤滑装置によ
れば、ローラを押し当てて圧延ロールを回転するロール
回転機構を設けるとともに、回転位置をロール回転位置
検出機構で検出するようにしたので、圧延ロールのスピ
ンドルとの連結部を所定位置で停止して位置合せを行う
ことができる。
【0031】また、潤滑油塗布機構を設けるようにした
ので、ロール回転機構で回転される圧延ロールのスピン
ドルとの連結部に潤滑油塗布機構を押し当てるようにし
て潤滑油を塗布することができる。
【0032】これにより、人力によらず、自動的に圧延
ロールのスピンドルとの連結部をスピンドルの位置に対
応する状態に位置合せできるとともに、自動的に潤滑油
も塗布できるので、ロールショップの自動化が可能とな
り、ロール交換をスムーズに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の圧延ロールの位置合せ潤滑装置の一
実施例にかかる平面図である。
【図2】この発明の圧延ロールの位置合せ潤滑装置の一
実施例にかかる正面図である。
【図3】この発明の圧延ロールの位置合せ潤滑装置の一
実施例にかかる図2中のA−A矢視図である。
【図4】この発明の圧延ロールの位置合せ潤滑装置の一
実施例にかかる図2中のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1,1a 圧延ロール 2 ウオブラー部(連結部) 3,3a チョック 10 圧延ロールの位置合せ潤滑装置 11 支持フレーム 12 ロール回転機構 14,15 支持軸 16,17 ローラ支持アーム 18,19 ローラ 20,21 スピンドル 22,23 ギヤードモータ 24,25 流体圧シリンダ 31 回転位置検出機構 32,33 位置検出用突起 34,35 近接センサ 38 制御装置 41 潤滑油塗布機構 42,43 ローラブラシ 44,45 ブラシローラ支持アーム 46,47 中間軸 48,49 潤滑油供給ノズル 50,51 オイルパン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−339506(JP,A) 特開 平4−52013(JP,A) 特開 昭47−26336(JP,A) 実開 昭58−179905(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延機から取り外された圧延ロールの軸
    回転位置合せを行いかつよびスピンドルとの連結部に潤
    滑油の塗布を行う装置において、圧延ロールの外周に押
    し当てられるローラを備え圧延ロールを回転駆動するロ
    ール回転機構と、前記ロール回転機構で回転される圧延
    ロールのスピンドルとの連結部に潤滑油を塗布する潤滑
    油塗布機構と、前記圧延ロールの軸の回転位置を検出す
    るロール回転位置検出機構とからなることを特徴とする
    圧延ロールの位置合せ潤滑装置。
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CN106944480B (zh) * 2017-04-11 2018-11-13 中国重型机械研究院股份公司 一种旋转和窜动机构一体化的刷辊
CN108746211A (zh) * 2018-05-24 2018-11-06 中国重型机械研究院股份公司 一种轧辊边部加热机构

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