JPH04106217U - カツプ状簡易容器 - Google Patents

カツプ状簡易容器

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JPH04106217U
JPH04106217U JP1510291U JP1510291U JPH04106217U JP H04106217 U JPH04106217 U JP H04106217U JP 1510291 U JP1510291 U JP 1510291U JP 1510291 U JP1510291 U JP 1510291U JP H04106217 U JPH04106217 U JP H04106217U
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JP
Japan
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cup
container
paper
unevenness
shaped
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Pending
Application number
JP1510291U
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English (en)
Inventor
修 中条
Original Assignee
東罐興業株式会社
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Publication date
Application filed by 東罐興業株式会社 filed Critical 東罐興業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 熱いものを注入しても熱が外表面に伝わるこ
とがなく、取扱いが容易なカップ状簡易容器を提供する
ことを目的とする。 [構成] 胴の部分11に凹凸を形成するとともに、そ
の外側にフラットな外装紙24を巻装するようにしたも
のであって、外装紙24と胴の部分11との間に形成さ
れる隙間に存在する空気層によって断熱性を付与するよ
うにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカップ状簡易容器に係り、とくに紙を主材料としてカップ状に構成さ れる簡易容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動販売機等によって液体飲料を供給するために、カップ状簡易容器が広く用 いられている。従来のカップ状簡易容器は、図8に示すように扇型の原紙を巻込 んで胴1を形成するようにし、しかも上部開口2の周縁部を外側に巻込んでカー ル部3を形成するようにしたものである。
【0003】 清涼飲料等のような冷たい飲料の場合には、このような容器内に清涼飲料を注 入して飲むことができる。ところが例えばコーヒのような熱い飲料を飲むには不 適当なものである。これは胴1の部分が1枚の紙から構成されているために、熱 くて持ち難いからである。そこで熱い飲料を飲むために、例えばハンドル4を胴 1の部分に取付けるようにし、このハンドル4の開口5の部分に指を入れて簡易 容器を持つようにしている。
【0004】 簡易容器に対して断熱性を付与するための別の方法は、紙を用いることなく、 例えば発泡スチロール樹脂によって図9に示すように成形し、発泡スチロールカ ップとしたものである。このようなカップ6はそれ自身が比較的大きな肉厚を有 するとともに、断熱性を有するために、手で持っても熱くならず、熱い飲料を飲 むのに適したものとなる。
【0005】 図10および図11に示す容器は、紙製の簡易容器の外側に波型紙筒7を装着 するようしたものである。波型紙筒7は図12に示すように円周方向にジグザグ に屈曲した波型になっており、その外側を手で持つことができるために熱くなら ない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図8に示すように紙製のカップ状簡易容器にハンドル4を取付けたものは、操 作性が悪く、ハンドル4が持ち難い欠点がある。また図9に示すような発泡スチ ロール製のカップ6は焼却時に高温を発するとともに、黒い煤が出て環境上問題 がある。また図11および図12に示すように波型紙筒7を外周側に装着したも のは、簡易容器のコストが高くなるばかりでなく、このような容器を何段にも重 ねたときに容器間にデッドスペースが発生するために、スタックハイトが高くな り、自動販売機のストッカ内に多数の容器を重ねて収納できなくなる欠点がある 。
【0007】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、操作性に優れ、し かもコスト的にも有利でスタックハイトもあまり高くならないようにした断熱性 のカップ状簡易容器を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、紙を主材料としてカップ状に構成されるカップ状簡易容器において 、胴の部分に凹凸を形成するとともに、外表面にフラットな外装紙を巻装するよ うにしたものである。
【0009】
【作用】
従って胴の部分の凹凸によって胴の部分と外装紙との間に隙間が形成されるよ うになり、この隙間に存在する空気によって容器に断熱性を付与できるようにな る。従ってコーヒ飲料のような熱い飲料を入れた状態で外側の部分を手で持って 飲むことができるようになる。
【0010】
【実施例】
図1〜図4は本考案の第1の実施例に係るカップ状簡易容器を示すものであっ て、この簡易容器は内側の部分が図2に示すように、扇型の原紙を巻いて形成さ れた胴部11から構成されている。胴部11の下端側は内側へ折返されて折返し 部12を形成しており、この折返し部12が底板13の外周側に形成されている 周壁部14を挟着するようにしている。またこの容器の胴部11の上端側の開口 15の外周部は外側へ巻込まれ、これによってカール部16を形成している。
【0011】 このように胴部11によって外周部が構成されるとともに、底板13によって 底部が閉塞されている容器は図3に示すような中型19に装着される。この中型 19はその外周面に段状部20を備えている。またこの中型に対応して外型21 にはその表面に段状部22が設けられている。中型19とともに内側の容器は回 転され、しかも外型21が押付けられるために、図4に示すように胴部11の外 周面には円周方向に何段にも階段状凹凸23が形成されるようになる。
【0012】 このようにして胴部11に階段状凹凸23を形成したならば、その外側に外装 紙24を図4に示すように巻付ける。図1は外装紙24を巻付けて外表面をフラ ットな状態にしたカップ状簡易容器を示している。この図から明らかなように、 胴部11と外装紙24との間には階段状凹凸23によって隙間25が形成される ようになる。
【0013】 このように本実施例に係るカップ状簡易容器は、図2に示すように予め形成さ れた簡易容器を外周面に段差20が形成されている中型19に挿入し、外側から 外型21を押圧して内側のカップに階段状凹凸23を製作するようにしたもので ある。そしてこの後に外装紙24を巻付けるか、あるいはまたすでに貼合わせて 筒状になっている外装紙紙を装着して接着するようにしたものである。
【0014】 図1に示すような構造によれば、上述の如く階段状凹凸23を有する胴部11 と外装紙24との間に隙間25が形成される。そしてこの隙間25内に存在する 空気によって容器に断熱性を付与することができる。すなわちこの容器内に注入 された熱い飲料の温度が容器の外側に伝わり難くなる。従って熱くなって持ちに 難くなることがなくなり、飲み易い簡易容器となる。またこのような胴の部分の 断熱性によって、この容器内に注入された内容物の温度変化を少なくすることが 可能になる。
【0015】 つぎに第2の実施例を図5〜図7によって説明する。この実施例においては、 内側の容器の胴の部分に複数段にリング状凹凸27を形成するようにしている。 リング状凹凸27は断面の部分が半円状に構成されており、外周側に突出するよ うになっている。そしてこのような凹凸27を有する内側の容器を外装紙を巻い て成る筒体と図7に示すように組合わせるようにしている。
【0016】 このような構造は、中型19と外型21の表面に形成されている凹凸の形状を 変更することによって容易に達成されるものであって、このように胴部11にリ ング状凹凸27を形成した後に、図7に示すように外装紙24を巻いた筒体と組 合わせることによって、図5に示すようなカップ状簡易容器が得られるようにな る。このような容器は、胴部11と外装紙24との間に隙間25が形成されるた めに、この隙間24内に存在する空気によって容器に断熱性を付与することが可 能になり、上記実施例と同様の作用効果を奏することが可能になる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案は、胴の部分に凹凸を形成するとともに、外表面にフラッ トな外装紙を巻装するようにしたものである。従って胴の部分の凹凸によって外 装紙と胴との間に隙間が形成されるようになり、この隙間に存在する空気によっ て容器の胴の部分に断熱性を付与することが可能になる。従って熱い飲料を注入 しても熱が外側に伝わり難くなり、これによって持ち難くなることが防止される とともに、注入された内容物の温度変化が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のカップ状簡易容器の縦断面図で
ある。
【図2】内側容器の縦断面図である。
【図3】内側容器に階段状凹凸を形成する動作を示す縦
断面図である。
【図4】外装紙24を巻付ける動作を示す縦断面図であ
る。
【図5】第2の実施例のカップ状簡易容器の縦断面図で
ある。
【図6】外装紙を巻付けて成る筒体の外観斜視図であ
る。
【図7】内側容器と外側筒体とを組合わせる動作を示す
縦断面図である。
【図8】従来のハンドル付きのカップ状簡易容器の外観
斜視図である。
【図9】発泡スチロール製のカップ状簡易容器の外観斜
視図である。
【図10】波型紙筒を外側に巻いたカップ状簡易容器の
外観斜視図である。
【図11】同横断面図である。
【符号の説明】
11 胴部 13 底板 15 上部開口 16 カール部 19 中型 20 段状部 21 外型 22 段状部 23 階段状凹凸 24 外装紙 25 隙間 27 リング状凹凸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を主材料としてカップ状に構成される
    カップ状簡易容器において、胴の部分に凹凸を形成する
    とともに、外表面にフラットな外装紙を巻装するように
    したことを特徴とするカップ状簡易容器。
JP1510291U 1991-02-22 1991-02-22 カツプ状簡易容器 Pending JPH04106217U (ja)

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JP1510291U JPH04106217U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 カツプ状簡易容器

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JP1510291U JPH04106217U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 カツプ状簡易容器

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JPH04106217U true JPH04106217U (ja) 1992-09-14

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ID=31902413

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JP1510291U Pending JPH04106217U (ja) 1991-02-22 1991-02-22 カツプ状簡易容器

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