JPH04105249U - 板金製ヘリカルサブギヤ - Google Patents
板金製ヘリカルサブギヤInfo
- Publication number
- JPH04105249U JPH04105249U JP1249791U JP1249791U JPH04105249U JP H04105249 U JPH04105249 U JP H04105249U JP 1249791 U JP1249791 U JP 1249791U JP 1249791 U JP1249791 U JP 1249791U JP H04105249 U JPH04105249 U JP H04105249U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- helical
- sub
- sheet metal
- teeth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims abstract description 33
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 33
- 241000405098 Champsodontidae Species 0.000 claims abstract description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 6
- 238000004080 punching Methods 0.000 abstract description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 241000257465 Echinoidea Species 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、ヘリカルギヤの側面に取り付けら
れる騒音低減用の板金製ヘリカルサブギヤに関し、ヘリ
カルギヤ用のサブギヤは片歯面しか機能しないことに着
目して、その片歯面すなわち捩れ面をもつ歯面を折り曲
げにより形成して、ヘリカルギヤ用のサブギヤを打抜き
折曲げ加工による板金製とすることによって、簡単且つ
安価で、しかも、騒音低減機能を充分に達成しうるよう
にすることを目的とする。 【構成】 ヘリカルギヤ用のサブギヤ3を、その歯辺の
延長部を折り曲げてヘリカルギヤ1の捩れ角と同じ角度
をもつ折曲歯面5を有する板金製ヘリカルサブギヤとし
て構成する。
れる騒音低減用の板金製ヘリカルサブギヤに関し、ヘリ
カルギヤ用のサブギヤは片歯面しか機能しないことに着
目して、その片歯面すなわち捩れ面をもつ歯面を折り曲
げにより形成して、ヘリカルギヤ用のサブギヤを打抜き
折曲げ加工による板金製とすることによって、簡単且つ
安価で、しかも、騒音低減機能を充分に達成しうるよう
にすることを目的とする。 【構成】 ヘリカルギヤ用のサブギヤ3を、その歯辺の
延長部を折り曲げてヘリカルギヤ1の捩れ角と同じ角度
をもつ折曲歯面5を有する板金製ヘリカルサブギヤとし
て構成する。
Description
【0001】
本考案は、ヘリカルギヤの側面に取り付けられる騒音低減用の板金製ヘリカル
サブギヤに関する。
【0002】
従来より、車両におけるエンジンあるいはトランスミッションなどの歯車機構
では、ヘリカルギヤ同士の噛み合い時のバックラッシュによって発生する騒音を
低減させるために、一方のヘリカルギヤの側面に、このヘリカルギヤと同径のサ
ブギヤを取り付けることが行なわれている
【0003】
つまり、このサブギヤは、歯車機構の回転時にギヤ間のバックラッシュの存在
によって歯と歯が当たるときに発生する音を、まずサブギヤの歯が相手側の歯と
の当たりを受けるようにさせることによって、発生音を小さくしている。
【0004】
ところで、ギヤがスパーギヤ(平歯車)の場合には、サブギヤを板金打ち抜き
によって制作することが可能であるが、ギヤがヘリカルギヤの場合には、歯が捩
れた歯面をしているため、サブギヤの歯面にも捩れをもたせる必要があり、この
ため板金製による板の厚さだけではこの捩れ面を作ることができない。
【0005】
従って、ヘリカルギヤ用のサブギヤは、ある程度の厚みを有する薄型の円形金
属材の周囲にホブ切り等の切削を施して捩れ状の歯面を刻設するという面倒な手
段により製作されているものである。
【0006】
しかしながら、上記のような加工手段によって製作されるヘリカルギヤ用のサ
ブギヤでは、材料および加工手段が高価でしかも煩雑となるので、製作コストが
非常に高くつくという欠点がある。
【0007】
また、コスト低減のため、ヘリカルギヤに横転位して歯厚を減少した平歯のサ
ブギヤを取り付けることも考えられるが、これでは歯当たりが悪く強度上不利で
ある。
【0008】
本考案は、このような課題に鑑み創案されたもので、ヘリカルギヤ用のサブギ
ヤは片歯面しか機能しないことに着目して、その片歯面すなわち捩れ面をもつ歯
面を折り曲げにより形成して、ヘリカルギヤ用のサブギヤを打抜き折曲げ加工に
よる板金製とすることによって、簡単且つ安価で、しかも、騒音低減機能を充分
に達成しうるようにした、板金製ヘリカルサブギヤを提供することを目的とする
。
【0009】
このため、本考案の板金製ヘリカルサブギヤは、バックラッシュを防止するた
め、ヘリカルギヤの側面に取り付けられ該ヘリカルギヤとほぼ同径のサブギヤに
おいて、該サブギヤが、その歯辺の延長部を折り曲げて該ヘリカルギヤの捩れ角
と同じ角度をもつ切曲歯面を有する板金製ヘリカルサブギヤとして構成されたこ
とを特徴としている。
【0010】
上述の本考案の板金製ヘリカルサブギヤでは、ヘリカルギヤ用のサブギヤが板
金加工にて形成されるので、製作が簡単である。しかも、この板金製ヘリカルサ
ブギヤの折曲歯面はヘリカルギヤの捩れ角と同じ角度に形成されており、ヘリカ
ルギヤの側面に在って相手側ヘリカルギヤの歯面との当たりを受けとめる役目を
する。
【0011】
以下、図面により、本考案の実施例について説明すると、図1〜図5は本考案
の一実施例としての板金製ヘリカルサブギヤを示すもので、図1は本ヘリカルサ
ブギヤをヘリカルギヤに当接した状態の斜視図、図2は図1をII矢視方向より
見たヘリカルサブギヤとヘリカルギヤの部分平面図、図3は相手側ヘリカルギヤ
との関係を示す部分平面図(図2,3でヘリカルギヤの捩れ角をもつはす歯は曲
線にて現れるものであるが、作図の都合上直線にて図示している)、図4は図2
をIV矢視方向よりみたヘリカルサブギヤの部分正面図、図5は図1のV−V矢
視線による断面図であり、各図中、同じ符号はほぼ同様の部分を示している。
【0012】
さて、各図において、1はヘリカルギアで、このヘリカルギア1の外周面には
、捩れ角を持ったはす歯2が形成されている。
【0013】
3はヘリカルギヤ用のサブギヤで、このサブギヤ3は、ヘリカルギヤ1の側面
に当接され、ヘリカルギヤ1と同径の板金製サブギヤとして構成されており、こ
の板金製サブギヤ3は、金属板を打ち抜いて、ヘリカルギヤ1の側端面と同径に
形成されるとともに、各歯4の一側辺には、延長部が設けられていて、この延長
部を折り曲げ起立させてヘリカルギヤ1のはす歯2の捩れ角と同じ捩れ角度を持
つ折曲歯面5が形成されているものである。従って、このサブギヤ3は板金製ヘ
リカルサブギヤとして構成されることになる。
【0014】
なお、図1,図5中、7はギヤのシャフト穴である。
【0015】
このような板金製ヘリカルサブギヤ3をヘリカルギヤ1の側面に歯と歯が一致
するように当接し取り付けることにより、このヘリカルサブギヤ3の折曲歯面5
はヘリカルギヤ1のはす歯2の捩れ面の延長上に位置される。そして、ヘリカル
ギヤ1のはす歯2と相手側ヘリカルギヤのはす歯6とが噛み合うとき、図3のよ
うに、まず、ヘリカルサブギヤ3の折曲歯面5が鎖線にて示した相手側ヘリカル
ギヤのはす歯6の溝壁面と当たるようになっている。
【0016】
また、この板金製ヘリカルサブギヤ3は、図示しないバネ等により付勢される
ことにより、ヘリカルギヤ1の側面に圧接されヘリカルギヤ1と一体的に回転す
るとともに、やや回転前進方向にも付勢されるようになっている。
【0017】
ところで、ヘリカルギヤは常に1枚以上の歯が噛み合っているため、歯のかみ
合いの進行は歯の一方の端から噛み合いが始まり歯の他の端へ移行して抜けるよ
うに行なわれる。しかも、相対するヘリカルギヤ同士の歯と歯の間には、クリア
ランス(歯の底と相手側の歯の山との間の隙間)およびバックラッシュ(歯の溝
壁面と相手の歯の溝壁面との間の隙間)が設けられて歯の切損がないように構成
されている。
【0018】
従って、ヘリカルギヤ同士の歯の噛み合いが行なわれるときには、このバック
ラッシュによる隙間のために歯と歯の当たる音が発生し、これが歯車機構の騒音
となるもので、このため、サブギヤを設けることによって、歯と歯が当たる前に
、まずサブギヤの歯が相手側ヘリカルギヤの歯と当たってこれを受けとめ、音の
発生を緩和させる役目をさせている。
【0019】
続いて、本考案にかかる板金製ヘリカルサブギヤ3の作用について説明すると
、ヘリカルギヤ機構の歯と歯の噛み合いが行なわれるとき、歯の一方の端から噛
み合いが始まっていくと、まず板金製ヘリカルサブギヤ3の折曲歯面5が相手側
ヘリカルギヤの歯6と当たる。このとき、サブギヤ自体が回転進行方向へ付勢さ
れており、しかも折曲歯面5がある程度の弾性を保有しているため、この折曲歯
面5が相手側ヘリカルギヤの歯6との当たりを受けとめ衝突を緩和する。これに
よってヘリカルギヤ同士の歯2と歯6との当たり音の発生を軽減して、ヘリカル
ギヤ機構の騒音が低減されるものである。
【0020】
また、上記のように板金製ヘリカルサブギヤの捩れ歯面を折り曲げ加工による
折曲歯面5として形成したことによって、この折曲歯面5の折曲幅に相当するだ
けの厚みを持たせた場合と同じ機能を持つヘリカルサブギヤを板金加工によって
製作できるものである。
【0021】
従って、ある程度の厚みを必要とするヘリカルサブギヤを打ち抜き折り曲げに
よる簡単な加工手段にて安価に提供できるので、ヘリカルギヤ機構を有するエン
ジンやトランスミッションなどのコストダウンに大いに役立つとともに、騒音防
止の目的をも充分達成し得るものである。
【0022】
以上詳述したように、本考案の板金製ヘリカルサブギヤによれば、バックラッ
シュを防止するため、ヘリカルギヤの側面に取り付けられヘリカルギヤとほぼ同
径のサブギヤにおいて、このサブギヤが、その歯辺の延長部を折り曲げてヘリカ
ルギヤの捩れ角と同じ角度をもつ折曲歯面を有する板金製ヘリカルサブギヤとし
て構成されているので、ある程度の厚みを必要とするヘリカルサブギヤの歯面を
折曲歯面をもって形成することができ、これによりサブギヤ全体を板金加工によ
り製作することができ、製品のコストダウンに大いに貢献し得る効果がある。
【図1】本考案の一実施例による板金製ヘリカルサブギ
ヤとヘリカルギヤとの組付状態を示す斜視図である。
ヤとヘリカルギヤとの組付状態を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例による部分平面図(図1のI
I矢視方向の部分平面図)である。
I矢視方向の部分平面図)である。
【図3】本考案の一実施例による板金製ヘルカルサブギ
ヤおよびヘリカルギヤと相手側ヘリカルギヤとの噛み合
い状態を示す部分平面図である。
ヤおよびヘリカルギヤと相手側ヘリカルギヤとの噛み合
い状態を示す部分平面図である。
【図4】本考案の一実施例による部分正面図(図2のI
V矢視方向の部分正面図)である。
V矢視方向の部分正面図)である。
【図5】本考案の一実施例による部分断面図(図1のV
−V矢視線による部分断面図)である。
−V矢視線による部分断面図)である。
1 ヘリカルギア
2 はす歯
3 板金製ヘリカルサブギヤ
4 ヘリカルサブギアの歯
5 折曲歯面
6 相手側ヘリカルギアのはす歯
Claims (1)
- 【請求項1】バックラッシュを防止するため、ヘリカル
ギヤの側面に取り付けられ該ヘリカルギヤとほぼ同径の
サブギヤにおいて、該サブギヤが、その歯辺の延長部を
折り曲げて該ヘリカルギヤの捩れ角と同じ角度をもつ折
曲歯面を有する板金製ヘリカルサブギヤとして構成され
たことを特徴とする、板金製ヘリカルサブギヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1249791U JPH04105249U (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 板金製ヘリカルサブギヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1249791U JPH04105249U (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 板金製ヘリカルサブギヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04105249U true JPH04105249U (ja) | 1992-09-10 |
Family
ID=31901138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1249791U Withdrawn JPH04105249U (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 板金製ヘリカルサブギヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04105249U (ja) |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP1249791U patent/JPH04105249U/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4989869B2 (ja) | ブラケットの角度調整装置 | |
CN100441911C (zh) | 斜齿皮带传动装置 | |
JP2008240793A (ja) | 樹脂製歯車 | |
JPH0454350A (ja) | 低騒音チェーン及びチェーン伝動装置 | |
JPH0579087U (ja) | 低騒音サイレントチェ−ン | |
US4437356A (en) | Gear | |
JP2008019881A (ja) | チェーン伝動装置 | |
WO2001001020A8 (en) | Helical and spur gear drive with double crowned pinion tooth surfaces and conjugated gear tooth surfaces | |
CN111043277B (zh) | 可消除空回间隙的齿轮传动装置 | |
JP2017009115A (ja) | 平歯車 | |
JPH04105249U (ja) | 板金製ヘリカルサブギヤ | |
JPH08285048A (ja) | はすば/やまば歯車における3次元歯面修整構造 | |
JP2011255214A (ja) | ブラケットの角度調整装置 | |
JPH0786379B2 (ja) | 内接式遊星歯車減速機 | |
JP4766887B2 (ja) | 歯車及び歯車装置 | |
JPS6042220Y2 (ja) | 自動2輪車におけるキツク始動装置 | |
JP4979218B2 (ja) | 歯車及び歯車装置 | |
JP3127757B2 (ja) | 歯車並びに歯切り工具 | |
JP2928053B2 (ja) | 歯車機構 | |
JPH03129157A (ja) | 歯車及びその歯車の製造方法 | |
JPS6238046Y2 (ja) | ||
JP4137858B2 (ja) | ノンバックラッシュ機構 | |
JP4534522B2 (ja) | シザースギヤ | |
JP2602591Y2 (ja) | サブギアの取付構造 | |
JPS5820945Y2 (ja) | タイマ−における伝動機構要素 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |