JPS6238046Y2 - - Google Patents

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JPS6238046Y2
JPS6238046Y2 JP13907282U JP13907282U JPS6238046Y2 JP S6238046 Y2 JPS6238046 Y2 JP S6238046Y2 JP 13907282 U JP13907282 U JP 13907282U JP 13907282 U JP13907282 U JP 13907282U JP S6238046 Y2 JPS6238046 Y2 JP S6238046Y2
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JP
Japan
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gear
sub
groove
gears
tooth
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JP13907282U
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JPS5942355U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はサブギヤを、歯車の外周に設ける溝部
内に取付けることを基本として、歯車装置の巾寸
度の増加を抑制しつつ歯車のバツクラツシユを除
去するようにした歯車装置に関する。
例えば第11図に例示するように平行な軸a,
b間で噛合う歯車c,dの、一方の歯車cの端部
に、該歯車cとは歯数が異なる板バネ状のサブギ
ヤeを、スペーサfを用いて弾性的に圧接即ち弾
接させ取付けることにより、他方の歯車dとの噛
合いにおいて、歯車cとサブギヤeとの間に相対
回転移動を生じさせ、その間で生じる摩擦力によ
り、歯車c,d間のバツクラツシユによる歯車の
遊びに伴なう歯の衝合を防止し騒音を低下するも
のが実開昭55−109161号公報により提案されてい
る。さらに実開昭49−123479号公報では、第12
図に示すように、一方の歯車cと同一歯数であつ
て、かつ歯厚をわずかに大とするとともに、他方
の歯車dとの噛合いにより半径方向に相対移動し
うるよう内孔gに遊びを有するサブギヤeを、歯
車cの端面に弾接する歯車装置を提案している。
しかしながらいずれのものも、サブギヤeが歯車
bの端面に取付けられ又その取付けには、前記ス
ペーサf、止め輪、ワツシヤ等が必要となり、軸
長手方向の寸度を増加させるという欠点がある。
さらに第13〜14図に示すように、内燃機関の
ギヤトレーンにおいて、アイドルギヤjの周囲
に、カム軸駆動用の歯車k、インジエクシヨンポ
ンプ駆動用の歯車1、クランク軸に取付く歯車m
等の複数個の歯車k,l,mを配する場合、各歯
車の歯幅が略同じであれば、サブギヤeの相対回
転移動のためには、該サブギヤeを歯車k,l,
mに取付けなければならず、又サブギヤeは、各
歯車k,l,mへの取付けの便宜上、シリンダブ
ロツクwの外方に向く端面に夫々取付けられる結
果、アイドルギヤjにはその歯巾の同一位置でサ
ブギヤeが夫々噛合することとなり、該噛合部分
nに強いあたりを生じさせ摩耗を増大させる。又
歯車k,l,mは通常はすば歯車が採用される反
面、サブギヤeは板金の打ち抜き体を使用するこ
とが多く、平歯車状をなすため、そのコーナ部で
噛合し、アイドルギヤjに偏摩耗を助長させると
いう欠点がある。
本考案はかかる問題点を解決しうる歯車装置の
提供を目的とし、以下その一実施例を図面に基づ
き説明する。
第1〜3図において、歯車装置1は、平行軸間
で噛合う一方の歯車2の外周2aに溝部4を設
け、該溝部4にサブギヤ5を弾接させ取付けてい
る。一方の歯車2と、該歯車2が噛合う他方の歯
車3は、例えばともにはすば歯車からなり、又歯
車2,3は、クランク軸とカム軸、又はクランク
軸とバランスシヤフト等、例えばエンジンにおい
て平行に配される平行軸7,9間を伝動する。
一方の歯車2は、その中心穴10と直交する平
面で2分割した歯車片11,12からなり、かつ
歯車片11にはその外周2aに、その歯底2bを
こえる深さの切欠き4aを、歯車片12と向き合
う側に形成することによつて、歯車片12と合わ
せることにより、前記溝部4を形成できる。なお
歯車2には、キー溝13に嵌合する半月キー14
を用いて平行軸17に回り止めすることにより歯
車片11,12の歯筋は一致でき、又該平行軸7
に設ける段付部15との間でナツト金具16を用
いて歯車片11,12を適宜挾圧することによつ
て、歯車2は固定される。なお一点鎖線で示すよ
うにノツクピン17を用いて歯筋の位置合わせを
させてもよい。
サブギヤ5はバネ鋼板を打抜いた平板状のリン
グ体をなし、その内孔19を前記溝部4の底面4
bに回転自在に装着しうる。又サブギヤ5は、歯
車2と同一モジユールかつ例えば歯数を一枚多く
形成し、ともに転位により、外周5a、歯底5b
を歯車2とほぼ同一に設定しており、従つて1つ
の位置で歯車2とサブギヤ5との歯先を位置合わ
せしたとき、その反対側位置では、例えば歯車2
の歯溝にサブギヤ5の歯先が位置し、従つて歯車
3との噛合い時には、サブギヤ5は歯車2の一回
転の間、1ピツチ分の相対回転移動をなしうる。
さらにサブギヤ5にはその歯底5b下部において
側方に張出す折曲げ部23aを設け、その自由状
態での全巾寸度(W1)を、溝部4の巾寸度
(W2)よりも大に形成することにより、サブギヤ
5を溝部4に取付けるとき、折曲げ部23aが、
巾狭に弾性的に変形するバネ手段23を構成し、
従つてサブギヤ5は溝部4内で弾接することによ
つて、歯車2との間で摩擦力を生じうる。
然して歯車装置1において、歯車2,3の噛合
いに際して、前記のごとくサブギヤ5に相対回転
移動を生じさせるため、バツクラツシユによる遊
びを減じるとともに、噛合衝撃を緩和し、騒音を
低下する。又一方の歯車2の外周2aに設ける溝
部4内にサブギヤ5を取付けているため、従来
の、第11図に示した歯車装置とは異なり、歯車
の端部に、止め輪、カラーf等のサブギヤe取付
用の部品を付加することがなく、歯巾寸度の増加
を抑制しうる。又前記実施例のごとくサブギヤ5
自体にバネ手段23を設けるときにはさらに寸度
の減少に役立つとともに、前記溝部4は歯車2の
歯巾方向の自在の位置に形成でき、従つて第13
〜14図に例示した歯車k,l,mにおいて、
夫々溝部4の位置を歯巾方向に夫々違えることに
よつてアイドルjとの噛合い部分nを変化させ、
偏摩耗を防止する等も可能となる。
なおサブギヤ5は、第4図に例示するように、
波バネ状に湾曲させ、或いは、第5図に示すごと
く、皿バネ状に形成し、さらには、又第6〜7図
に示すごとく、歯先5c位置に切欠き溝2dを設
け、その間の突片5eを互い違いに外方に折曲げ
ることにより、サブギヤ5自体に、前記バネ手段
23を形成することもできる。
又、第8〜9図に示すように、歯車2には、そ
の外周2aに直接溝部4を形成することもでき、
かかる場合、サブギヤ5はその軸方向から取付け
うるよう、例えば歯底5bの一部に割溝29を形
成し、口開きさせ挿着可能とする。なお割溝29
の、向き合う端部の一方に嵌合溝31を、他方に
は、先端凸な膨出部30を設けて互いに嵌着する
嵌合部32を形成するのがよく、又該割溝29は
歯車3との噛合いにおいて圧縮力が作用する側の
端部に形成するのもよい。又そのときサブギヤ5
に切欠き部33,34を設けて口開き代を増し取
付けを容易とする。さらに第10図に示すよう
に、歯車2を歯車片11,12に2分割するとき
には、互いにインロー嵌合させることにより芯出
しを良好とするとともに、ノツクボルト35を用
いて固定し位置合わせすることによつて歯車2の
歯筋の整一に役立たせることも可能であり、又サ
ブギヤ5を、溝部4に挿入する別個の、例えば皿
バネ23bからなるバネ手段23を用いてサブギ
ヤ5を弾接するようにもなしうる。
叙上のごとく本考案の歯車装置は、歯車の外周
に溝部を設けてサブギヤを挿入するものであるた
め、歯車の端面にはサブギヤの固定のための、止
め輪、ワツシヤ等の部材が不用となり、巾方向の
スペースを減じうる結果、歯車装置の小型化に役
立つ一方、一つの歯車に複数個の歯車を取付ける
場合にも溝部の位置を自在に変化することによつ
てその偏摩耗を防止しうるなど優れた効果を奏し
うる。なお本考案の歯車装置において、サブギヤ
の歯車諸元は、歯数をかえることによつて、相対
回転移動を生じさせるものの他、前記した実開昭
49−123479号公報が開示する、第12図に示すよ
うな、歯厚を増大することによつて半径方向への
相対移動を可能とするものなど、噛合いに際して
相対移動を生じさせるものでありさえすれば種々
な機構のものが採用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はサブギヤを例示する正面図、第3図はその断
面図、第4〜5図はサブギヤの他の例を示す側面
図、第6図はサブギヤの他の例を示す部分正面
図、第7図はその断面図、第8図は歯車の他の例
を示す断面図、第9図はサブギヤのさらに他の例
を示す正面図、第10図は他の実施例を示す断面
図、第11〜12図は従来の歯車装置を例示する
断面図、第13図は歯車列を例示する正面図、第
14図は第13図に示す歯車列での従来装置にお
ける歯車の噛合いを例示する断面図である。 1……一方の歯車、2a……外周、2b……歯
底、4……溝部、5……サブギヤ、23……バネ
手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行軸間で噛合う一方の歯車にその歯底をこえ
    る深さの溝部を外周周囲に凹設するとともに、他
    方の歯車との噛合いによつて前記一方の歯車と相
    対移動しうる平板状のリング体からなるサブギヤ
    を、前記溝部内にバネ手段によつて弾接させ取付
    けてなる歯車装置。
JP13907282U 1982-09-13 1982-09-13 歯車装置 Granted JPS5942355U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13907282U JPS5942355U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 歯車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13907282U JPS5942355U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 歯車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5942355U JPS5942355U (ja) 1984-03-19
JPS6238046Y2 true JPS6238046Y2 (ja) 1987-09-29

Family

ID=30311830

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JP13907282U Granted JPS5942355U (ja) 1982-09-13 1982-09-13 歯車装置

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JPS5942355U (ja) 1984-03-19

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