JPH04105017U - ワーク反転装置 - Google Patents

ワーク反転装置

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JPH04105017U
JPH04105017U JP1525491U JP1525491U JPH04105017U JP H04105017 U JPH04105017 U JP H04105017U JP 1525491 U JP1525491 U JP 1525491U JP 1525491 U JP1525491 U JP 1525491U JP H04105017 U JPH04105017 U JP H04105017U
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pallet
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work
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育夫 東
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マツダ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】積層状のワークを反転するのに適したワーク反
転装置であって、反転時に立て向きとなるワークの下側
端部を確実に受け止めてワークがずれるのを防止し得る
ようなワーク反転装置を提供する。 【構成】水平軸心回りに回転駆動可能な回転ドラム40
を設け、回転ドラム40内の下部と上部に、夫々上下1
対のパレットP間に挟んだワークWを回転ドラム40に
搬出入する為の第1搬送装置50と第2搬送装置60と
を設け、第1搬送装置50上に搬入されたワークW及び
パレットPを上下両側から挟持して回転ドラム40の中
心に対応する所定高さレベルに高さ調整する挟持装置7
0を設け、反転時に立向きに向くワークWの下側端部を
受け止める為の複数のストッパ部材91であって、ワー
クWを受け止める位置を夫々独立に調節自在のストッパ
部材91を有するストッパ機構80を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワーク反転装置に関し、特に反転される積層状のワークの端部を確 実に所定位置に受け止めてずれるのを防止し得るようなワーク反転装置に関する 。
【0002】
【従来技術】
通常、例えば自動車の車体の左右対称のパネル状部材などのように左右1対の 部品をコイル材から製作するときにコイル材の表面処理状態が同一でない場合に は、プレス加工に先行して、ブランキングプレスによりコイル材から切断したワ ーク素材のうち例えば右側部品用ワーク素材はそのままプレス機械に供給し、ま た左側部品用ワーク素材はワーク反転装置後プレス機械に供給する。 前記ワーク反転装置としては、例えば実開昭58−20226号公報には、ワ ークを1枚ずつ反転させてプレス機械に供給するワーク反転装置が記載されてい る。但し、その他に、上下1対のパレット間に多数のパネル部材を積層したワー クを挟んだ状態で一括反転させるワーク反転装置が実用化に供されている。
【0003】 一般に、前記後者のワーク反転装置は、水平軸心回りに回転駆動可能な回転ド ラムと、ワーク及びパレットを回転ドラムに水平に搬出入する為に回転ドラムの 下部と上部に夫々設けられた第1及び第2搬送装置と、第1搬送装置上に搬入さ れたワーク及びパレットを第1搬送装置に対して上方から押圧して挟持する挟持 装置と、回転ドラム内に設けられたストッパ機構であってワーク反転時に立向き に向くワークの下側の端部を所定位置に受け止める1つの矩形板状のストッパ部 材を有するストッパ機構などで構成され、上下のパレット間に挟持されて回転ド ラム内に搬入されたワークは、挟持装置により挟持され、またワーク反転時に立 向きに向くワークの下側の端部がストッパ部材で受け止められた状態で反転され るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記後者のワーク反転装置においては、上下のパレット間に挟まれるワークの 積層高さが一定以下の場合には、ワークの端部はストッパ部材で確実に受け止め られるが、通常、ワークの積層高さは種々異なり、ワークの積層高さが高くなっ てストッパ部材で受け止められないワークは、反転時に自重によりパレットに対 して所定位置からずれることがあり、ワークの一部を損傷したり或いは後工程に おいて種々の支障を来すという問題がある。 一方、ワークの積層高さが大きくなったときにも確実にワークを受け止め得る ように、ストッパ機構をワークの積層方向に2組以上設けたものも実用化されて いるが、ストッパ機構の構成が複雑化し製作コストが高くなる。 更に、ワークを第1搬送装置に対して挟持装置で押圧して挟持するので、第1 搬送装置の強度を高くする必要があり、第1搬送装置が大型化するという問題が ある。また、通常ワークの重心位置が回転ドラムの重心位置よりもかなり低くな るので、ワーク反転装置の回転駆動装置が大型化するという問題がある。 更に、ストッパ部材が1つの一体部材で構成されていてワークを受け止める位 置が一定になっているため、ワークの端部が直線状でなく曲線状又は折線状に形 成されている場合には、ワークの端部の極く一部部分しか受け止めることが出来 ないのでワークの位置ずれが起こりやすいという問題がある。
【0005】 本考案の目的は、ワークの積層高さが種々変動しても反転時にワークの位置ず れを確実に防止し得るようなワーク反転装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るワーク反転装置は、ワークを反転させるワーク反転装置におい て、左右方向向きの水平軸心回りに回動駆動可能な回転ドラムを設け、回転ドラ ム内の下部と上部に、夫々、上下1対のパレット間に挟んだワークを前方より水 平に搬入する為の第1搬送装置と反転後のワーク及びパレットを前方又は後方へ 水平に搬出する為の第2搬送装置とを上下に相離隔させて平行に設け、第1搬送 装置上に搬入されたワーク及びパレットを上下両側から挟持して回転ドラムの回 転軸心に対応する所定高さレベルに高さ調整する挟持装置を設け、回転ドラム内 に、ワーク反転時に立向きに向くワークの下側の端部を受け止める為のストッパ 部材であって第2搬送装置で搬送されるワーク及びパレットの搬送空間から退避 した退避位置へ切換自在のストッパ部材を有するストッパ機構を設けたものであ る。
【0006】 請求項2に係るワーク反転装置は、請求項1のワーク反転装置において、スト ッパ機構には、ワークを受け止める位置を夫々独立に調節自在の複数のストッパ 部材が左右方向に適当間隔おきに設けられたものである。
【0007】
【作用】
請求項1に係るワーク反転装置においては、上下1対のパレット間に挟まれた ワークは第1搬送装置により回転ドラム内に搬入され、その後挟持装置により上 下両側から挟持されて回転ドラムの回転軸心に対応する所定高さレベルに高さ調 整される。次に、ストッパ機構のストッパ部材により反転時に立向きになるワー クの下側の端部が受け止められ、その状態で回転ドラムが回転駆動されワークが 反転される。このとき、ワークはストッパ部材により確実に受け止められるので 、パレットに対する所定位置からずれることはない。その後、ストッパ部材は退 避位置に切換えられ、反転されたワーク及びパレットは第2搬送装置で回転ドラ ムから搬出される。 このように、ワークを回転ドラムの回転軸心に対応する所定高さレベルに高さ 調整することで、ワークの端部とストッパ部材とのずれを防ぐので、ワークの端 部を確実に受け止めることができる。 ストッパ部材を複数段に亙って設ける必要はないので、ストッパ機構の構成を 簡単化することが出来る。 加えて、ワーク及びパレットを第1搬送装置に対して押圧せずに、挟持装置に より上下両側から挟持するので、第1搬送装置を小型化することが出来、また、 ワーク及びパレットを挟持装置により回転ドラムの回転軸心に対応する所定高さ レベルに調整するので、反転装置を回転駆動する為の駆動手段を小型化すること が出来る。
【0008】 請求項2に係るワーク反転装置においては、基本的に請求項1と同様の作用が 得られる。加えて、ストッパ機構には、ワークを受け止める位置を夫々独立に調 節自在の複数のストッパ部材を左右方向に適当間隔おきに設けたので、反転時に 立向きになるワークの下側の端部の形状が曲線状又は折線状の場合でも、ストッ パ部材によりワークの形状に応じて確実に受け止めることが出来る。
【0009】
【考案の効果】
請求項1に係るワーク反転装置によれば、前記作用の項で説明したように、ワ ーク及びパレットを上下両側から挟持し回転ドラムの回転軸心に対応する所定の 高さレベルに高さ調整する挟持装置を設け、反転時に立向きになるワークの下側 の端部を確実にストッパ部材で受け止めるように構成したので、反転時にワーク がパレットに対する所定位置からずれるのを確実に防止できること、ストッパ機 構の構成を簡単化できること、第1搬送装置を小型化できること、回転駆動の為 の駆動手段を小型化できること、などの効果が得られる。
【0010】 請求項2に係るワーク反転装置によれば、基本的に第1請求項のワーク反転装 置と同様の効果が得られるのに加えて、反転時に立向きになるワークの下側の端 部の形状が曲線状又は折線状の場合でも、ストッパ部材によりワークの形状に応 じて確実に受け止めることが出来、ワーク反転装置の汎用性を高めることが出来 る。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基いて説明する。 本実施例は、自動車の車体部品を製造するプレス工場に設けられたワーク反転 装置に本考案を適用したものである。 図1〜図3に示すように、工場フロアFの前側部分にはパレット移載ステーシ ョンST1が設けられ、工場フロアFの後側部分にはワーク反転ステーションS T2が設けられ、パレット移載ステーションST1には、搬送装置10及びセン タリング装置20とパレット移載装置30が設けられ、ワーク反転ステーション ST2にはワーク反転装置Hが設けられている。尚、図1において符号Cは各装 置10・20・30・Hの作動を制御する制御装置である。
【0012】 ブランキングライン(図示略)のブランキングプレスによりコイル材から切断 されパレットP上に位置決めして積層されたワークWは、フォークリフトにより パレット移載ステーションST1に搬送され、図3に実線で示すように、パレッ トPとともに搬送装置10の前部に移載される。次に、パレットPとワークWは 搬送装置10により後方の所定位置(図3に2点鎖線で示す)の前方近くまで搬 送され、そこでセンタリング装置20により搬送装置10に対して左右方向にセ ンタリングされ、その後、ワークW及びパレットPは搬送装置10により後方の 所定位置まで搬送される。次に、パレット移載装置30によりワークWを載置し たパレットPと同じ形状のパレットPがワークW上に移載され、その後、上下の パレットPに挟まれたワークWはワーク反転ステシーョンST2に搬送され、ワ ーク反転スナーションST2においてワーク反転装置Hにより反転される。次に 、反転されたワークW及び上下のパレットPは搬送装置10によりパレット移載 ステーションST1の前記所定位置まで搬送され、そこでワークW上のパレット Pはパレット移載装置30によりワークWから取り外され、次に、ワークW及び 下側のパレットPは搬送装置10により前方に搬送され、その後、フォークリフ トによりプレスライン(図示略)に搬送されるようになっている。尚、パレット Pは左右方向に長い大パレットと左右方向に短い小パレットとが設けられ、ワー クWの大きさに応じて使い分けられるが、大パレットと小パレットの前後の幅は 同幅である。
【0013】 搬送装置10について説明すると、図4・図5に示すように、フロアFに設け られたベースフレーム1には、所定間隔おきに4条のチェーンコンベア11が前 後方向向きに設けられ、ベースフレーム1の後端には電動モータ12が設けられ 、各チェ−ンコンベア11は電動モータ12で回転駆動される駆動軸13を介し て同期駆動される。また、ベースフレーム1の後部の左右1対の油圧シリンダ1 4の各ロッドには夫々係止部材15が設けられ、これら1対の係止部材15は、 同期駆動される油圧シリンダ15によりチェ−ンコンベア11の搬送面から上方 に突出した係止位置とチェ−ンコンベア11の搬送面より下方に退避した退避位 置とに位置切換可能になっている。
【0014】 センタリング装置20について説明すると、図4・図5に示すように、チェ− ンコンベア11の後部下側には、方形枠状の昇降フレーム21が油圧シリンダ2 2で支持されて設けられ、昇降フレーム21の前端と後端には夫々ブラケット2 3を介して遊転ローラ24が前後方向向きの支軸回りに回転自在に設けられてい る。一方、昇降フレーム21の中央部には、左右1対の押動部材25がガイド2 6を介して左右方向に移動自在に設けられ、左右の押動部材25は、油圧シリン ダ(図示略)と前後1対のラック27と前後のラック27に噛合したピニオン2 8からなる同期駆動機構により左右対称に同期駆動可能になっている。また、4 本の油圧シリンダ22により、遊転ローラ24と左右の押動部材25は、それら の上端部がチェ−ンコンベア11の搬送面から上方に突出した突出位置とチェ− ンコンベア11の搬送面より下方に退避した退避位置とに位置切換可能になって いる。尚、左右の押動部材25は昇降フレーム21の前後方向の中心線(これは 搬送装置10の前後方向の中心線に一致する)に対して左右対称に設けられてい る。また、図4において符号29は、搬送装置10に搬入されたパレットPが大 パレットか小パレットかを識別する為の近接スイッチである。
【0015】 パレット移載装置30について説明すると、工場フロアFに立設された左右の 柱部材2の上端には前後1対の走行レール31が左右方向向きに設けられ、走行 レール31には、電動モータ32により回転駆動される右側の前後1対の走行輪 33と左側の前後1対の走行輪33を介して可動フレーム34が左右方向に移動 自在に配設され、可動フレーム34の右部と左部には夫々油圧シリンダ35が設 けられ、各油圧シリンダ35のロッド35aには、夫々パレットPを把持するた めのクランプ36を有する昇降フレーム37が設けられ、各昇降フレーム37は 、油圧シリンダ35によりワークW上にパレットPを移載する下降位置と上方に 退避した上昇位置とに位置切換可能になっている。但し、右側の昇降フレーム3 7は大パレット移載用に、左側の昇降フレーム37は小パレット移載用に設定さ れている。尚、符号38はガイドロッドである。
【0016】 フォークリフトによりワークWが下側のパレットPとともに搬送装置10のチ ェ−ンコンベア11上に移載されると、ワークW及びパレットPはチェーンコン ベア11により後方に搬送され、パレットPがセンタリング装置20の上方の所 定位置まで搬送されると搬送が停止される。その後、遊転ローラ24及び左右の 押動部材25が退避位置から突出位置に切換えられ、パレットPはチェ−ンコン ベア11の搬送面から浮上し遊転ローラ24で支持される。このとき、近接スイ ッチ29によりパレットPが大パレットか小パレットか検出される。尚、パレッ トPが遊転ローラ24で支持された状態では、左右の押動部材25はパレットP に形成された左右方向に所定の長さを有する係合凹部に係合している。 次に、センタリング装置20の同期駆動機構の油圧シリンダが駆動され、前後 のラック27を介して左右の押動部材25が同期して内側に駆動されることによ り、パレットPは係合凹部を介して搬送装置10に対して左右方向にセンタリン グされる。その後、遊転ローラ24及び押動部材25は退避位置に切換えられ、 パレットPはチェ−ンコンベア11上に載せられる。次に、左右の係止部材15 が退避位置から係止位置に切換えられるとともに、パレットPは係止部材15に 当接する所定位置まで後方に僅かに搬送されて停止する。
【0017】 次に、パレット移載装置30が駆動され、近接スイッチ29からの検出信号に 基いて、チェ−ンコンベア11上のパレットPと同じパレットPを把持した昇降 フレーム37がワークWの上方の所定位置に位置するように可動フレーム37が 移動し、その後、ワークWの上方に位置した昇降フレーム37は油圧シリンダ3 5により下降位置に駆動され、パレットPがワークWに当接すると、クランプ3 6によるパレットPの把持が解除されてパレットPがワークW上に移載される。 パレットPの移載後、昇降フレーム37は上昇位置に切換えられる。
【0018】 次に、ワーク反転装置Hについて説明する。 図6〜図8に示すように、ワーク反転装置Hは、左右方向向きの水平軸心回り に回転駆動可能な回転ドラム40と、回転ドラム40内の下部に水平に設けられ た第1搬送装置50であってパレットPとワークWを搬入する為の第1搬送装置 50と、回転ドラム40内の上部に水平に設けられた第2搬送装置60であって 反転後のワークWとパレットPを前方へ水平に搬出する為の第2搬送装置60と 、第1搬送装置50上に搬入されたワークW及びパレットPを上下両側から挟持 して回転ドラム40の中心に対応する所定高さレベルに調整する挟持装置70と 、反転時に立向きに向くワークWの下側の端部を受け止める為のストッパ部材9 1を有するストッパ機構80などで構成されている。
【0019】 回転ドラム40について説明すると、回転ドラム40は、側面視円形の左右1 対の回転側板部材41と左右の回転側板部材41の夫々の下部及び上部同士を連 結するビーム42A〜42Eなどで構成され、左右の回転側板部材41の内端周 縁部で基台3に設けられた前後1対の支持ガイド輪43に回転自在に支持されて いる。また、左右の回転側板部材41の外端周縁部には夫々ラック44が形成さ れ、各ラック44の後部下端側には夫々ラック44に噛合する1対のピニオン4 5が設けられ、基台3の右端後部には減速機付きの電動モータ46が設けられ、 電動モータ46で駆動軸47を回転駆動してピニオン45を駆動させることによ り回転ドラム40を水平軸心回りに回転駆動するようになっている。尚、回転ド ラム40内に搬入されたワークWを反転させるときには、回転ドラム40を初期 位置(図8参照)から反転位置(図10参照)まで時計方向回りに180°回転 させ、反転されたワークWを回転ドラム40から搬出した後、回転ドラム40を 反時計方向回りに180°回転させて初期位置戻すようになっている。
【0020】 第1搬送装置50は、回転ドラム40の下部の3本のビーム42Bに固着の上 板55に所定間隔おきに前後方向向きに設けられた4条のチェ−ンコンベア51 を備え、各チェ−ンコンベア51は回転ドラム40の直径の約2/3の長さに製 作され、ビーム42Bに固着の下板56には電動モータ52が設けられ、各チェ −ンコンベア51は、電動モータ52で回転駆動される駆動軸53を介して同期 駆動されるようになっている。尚、回転ドラム40が初期位置に位置するときに は、チェ−ンコンベア51の搬送面の高さレベルは搬送装置10のチェ−ンコン ベア11の搬送面の高さレベルと同レベルになっている。
【0021】 第2搬送装置60は、回転ドラム40の上部の4本のビーム42Cに所定間隔 おきに前後方向向きに設けられた4条のチェ−ンコンベア61を備え、各チェ− ンコンベア61は回転ドラム40の直径に略等しい長さに製作され、ビーム42 Cには電動モータ62が設けられ、各チェ−ンコンベア61は、電動モータ62 で回転駆動される駆動軸63を介して同期駆動されるようになっている。尚、回 転ドラム40が反転位置に位置したときには、チェ−ンコンベア61の搬送面の 高さレベルは搬送装置10のチェ−ンコンベア11の搬送面の高さレベルと同レ ベルになっている。
【0022】 挟持装置70について説明すると、図6〜図9に示すように、ビーム42Bに 固着の上板55には前後1対の油圧シリンダ71が所定間隔おきに5組設けられ 、各組の前後の油圧シリンダ71のロッド71aには夫々押圧ブロック72が固 着され、5組の油圧シリンダ71が同期して駆動されると、各押圧ブロック72 は、チェ−ンコンベア51の搬送面から上方に突出した挟持位置とチェ−ンコン ベア51の搬送面より下方に下降した退避位置とに位置切換可能になっており、 油圧シリンダ71の上昇ストロークは、パレットP上のワークWの積層高さに応 じてワークWの積層高さの中心が回転ドラム40の水平軸心の高さ位置に略等し くなるように設定される。但し、油圧シリンダ71は実際には図示より長く形成 されている。
【0023】 一方、回転ドラム40の上部のビーム42Eには所定間隔おきに3つの油圧シ リンダ73が設けられ、各油圧シリンダ73のロッド73aには夫々押圧ブロッ ク74が固着され、各油圧シリンダ73の前側と後側には夫々ガイドロッド75 がビーム42Dに設けられ、各ガイドロッド75は押圧ブロック74に連結され ている。各油圧シリンダ73が同期して駆動されると、各押圧ブロック74は、 チェ−ンコンベア61の搬送面から下方に突出した挟持位置とチェ−ンコンベア 61の搬送面から上方に上昇した退避位置とに位置切換可能になっており、油圧 シリンダ73の下降ストロークは、押圧ブロック72により回転ドラム40の水 平軸心の高さ位置に位置したワークWの上端に当接するように設定される。
【0024】 次に、ストッパ機構80について説明すると、図7〜図10に示すように、左 右の回転側板部材41の後部内端には夫々ガイド部材81が立向きに設けられ、 左右のガイド部材81には夫々スライド部材82が上下動自在に設けられ、左右 のスライド部材82に夫々左右の端部が固着されて後端開放の昇降フレーム83 が設けられ、回転ドラム40のビーム42Aの後端の左端部と右端部には、油圧 シリンダ84がトランニオン支持されて立向きに設けられ、各油圧シリンダ84 のロッド84aは連結部材85を介して昇降フレーム83の前壁部83aに連結 され、図9に示すように、左右の油圧シリンダ84を所定ストローク同期駆動す ることにより、昇降フレーム83は第1搬送装置50のチェ−ンコンベア51の 搬送面より上方に突出した上昇位置(初期位置の回転ドラム40の中段部に相当 する位置である)とチェ−ンコンベア51の搬送面より下方に下降した退避位置 とに位置切換可能になっている。
【0025】 昇降フレーム83の前壁部83aには、左右方向に所定間隔おきに油圧シリン ダ85とガイドロッド86とが5組設けられ、各油圧シリンダ85のロッド85 aには押具87が設けられ、各押具87の前端部には近接スイッチ88を有する 補助ストッパ部材89が鉛直方向のピン89aを介して揺動自在に連結され、ガ イドロッド86の前端部は補助ストッパ部材89に鉛直方向軸回りに揺動自在に 連結され、各補助ストッパ部材89の前側にはヒンジ90を介してストッパ部材 91が設けられ、ストッパ部材91は補助ストッパ部材89の下端の軸部材92 に外装された圧縮バネ部材93により前方へ付勢され、昇降フレーム83が上昇 位置に切換えられたときに各油圧シリンダ85を同期駆動することにより、スト ッパ部材91と補助ストッパ部材89は前方に進出した進出位置と後方に退入し た退入位置とに位置切換可能になっている。但し、油圧シリンダ85により前方 に駆動されたストッパ部材91が、押圧ブロック72により回転ドラム40の水 平軸心高さ位置に位置したワークWの右端部(反転時に立向きになる部分)に当 接し、バネ部材93のバネ力に抗して後方に揺動して近接スイッチ88をONさ せると、油圧シリンダ85の駆動が停止されるようになっており、従って、各ス トッパ部材91の進出位置(即ちワークWを受け止める位置)は、各ストッパ部 材91に対応するワークWの端部の位置に応じて調節自在になっており、ワーク Wの後端面が前後方向と直交状でないときにはストッパ部材91と補助ストッパ 部材89とはストッパ部材91がワークWの後端面に密着するように傾くことに なる。また、ワークWは各近接スイッチ88が全てONした後に反転される。尚 、昇降フレーム83が上昇位置に位置しているときには、ストッパ部材91の上 下方向の中心の高さレベルは回転ドラム40の水平軸心の高さレベルに略等しく なっており、また、ストッパ部材91の高さは、パレットP上のワークWの最大 積層高さよりも高く形成されている。
【0026】 以上のように構成されたワ−ク反転装置Hの作用について説明する。 前記のように、パレット移載ステーションST1において、上下のパレットP 間に所定の位置関係で挟まれたワークWは、搬送装置10により第1搬送装置5 0のチェ−ンコンベア51上に搬送され、引き続きチェ−ンコンベア51により 後方に搬送され、挟持装置70に対応する所定位置まで搬送されるとチェ−ンコ ンベア51は停止する。また、これと並行して、左右の油圧シリンダ84が駆動 され昇降フレーム83が退避位置から上昇位置に切換えられる。 次に、挟持装置70の油圧シリンダ71が上昇駆動されて押圧ブロック72が 挟持位置に切換えられると、上下1対のパレットPとワークWは押圧ブロック7 2に支持されてチェ−ンコンベア51の搬送面から浮上するとともに、ワークW の積層高さの中心が回転ドラム40の略水平軸心レベルに位置するように設定さ れる。このとき油圧シリンダ71はオペレーターにより操作されるが、ワークW の積層高さまたはその中間位置を検出する検出手段を設けてその検出信号に基づ いて油圧シリンダ71のストロークを制御するようにしてもよい。。その後、挟 持装置70の各油圧シリンダ73が駆動されて押圧ブロック74が挟持位置に切 換えることにより、ワークWは上下のパレットPを介して挟持装置70により上 下両側から挟持される。
【0027】 次に、ストッパ機構80の各油圧シリンダ85が駆動され、各ストッパ部材9 1は対応するワークWの後端部に当接する進出位置まで移動する。各ストッパ部 材91の高さは、ワークWの最大積層高さよりも高く形成され且つワークWの積 層高さの中心とストッパ部材91の高さ方向の中心とは略一致しているので、ワ ークWの後端部は5個のストッパ部材91で完全に受け止められる。 次に、電動モータ46が駆動され、回転ドラム40が初期位置から反転位置側 に回転駆動される。反転時に立向きになるワークWの下側の端部は5組のストッ パ部材91により完全に受け止められるので、パレットPに対して相対的にずれ ることはない。
【0028】 図10に示すように、回転ドラム40が反転位置まで回転すると電動モータ4 6の駆動が停止される。その後、挟持装置70の油圧シリンダ71・73が駆動 されて押圧ブロック72・74が退避位置に切換えられ、ワークW及び上下のパ レットPは第2搬送装置60のチェ−ンコンベア61上に載せられ、それと並行 して油圧シリンダ85が駆動されてストッパ部材91が退入位置に切換えられ、 油圧シリンダ84が駆動されて昇降フレーム83が下降位置に切換えられる。 次に、第2搬送装置60の電動モータ62が駆動され、反転されたワークW及 び上下のパレットPはチェーンコンベア61により前方に搬送されてチェーンコ ンベア11に移載され、引き続きチェ−ンコンベア11により前方の所定位置ま で搬送され、これと並行して、回転ドラム40は反転位置から初期位置に戻され る。その後、前記と逆に、パレット移載装置30によりワークW上のパレットP がワークWから取り外され、次に、チャーンコンベア11によりワークW及びパ レットPは前方の所定位置まで搬送され、その後、フォークリフトによりワーク W及びパレットPはプレスラインに搬送される。
【0029】 このように、押圧ブロック72を挟持位置と退避位置とに位置切換可能に設け 、ワークWの積層高さの中心を回転ドラム40の水平軸心の高さ位置と略同レベ ルに設定し、ワークWの積層高さが種々異なる場合にも、反転時に立向きになる ワークWの下側の端部をストッパ部材91により完全に受け止めるようにしたの で、ワークWが自重によりパレットPに対する所定位置からずれるのを確実に防 止することが出来、ストッパ部材91を上下方向に1段設けるだけでワークWの 位置ずれを防止できるので、ストッパ機構80の構成を簡単化出来、製作コスト を低減することが出来る。 また、ワークW及びパレットPを第1搬送装置50のチェーンコンベア51に 対して押圧して挟持することなく、上下の押圧ブロック72・74で挟持するの で、第1搬送装置50を小型化出来且つその構造を簡単化出来る。加えて、ワー クW及びパレットPを回転ドラム40の水平軸心に略等しい高さレベルに高さ調 整してから反転させるので、ワークWの重心が回転中心に略一致して負荷トルク が小さくなるので、反転装置Hの電動モータ46を小型化することが出来る。更 に、第1搬送装置50のチェーンコンベア51を短く形成したので、ストッパ機 構80を回転ドラム40内のデッドスペースを有効利用して設けることが出来る 。加えて、複数のストッパ部材91の夫々の進出位置は調節自在なので、反転時 に立向きになるワークWの下側の端部が曲面状または折面状であっても確実にワ ークWを受け止めることが出来、ワーク反転装置Hの汎用性を高めることが出来 る。
【0030】 尚、前記実施例では、反転するワークとしてはパネルを積層したワークを例に して説明したが、一体品のワークの反転に供することが出来ることは勿論であり 、前記実施例における反転ドラム40の第1及び第2搬送装置50・60、挟持 装置70、ストッパ機構80などは1例を示すものにすぎず、これらに種々の変 更を加えて実施する場合もあることはいうまでもない。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】パレット移載装置と搬送装置とワーク反転装置
の平面図である。
【図2】パレット移載装置と搬送装置とワーク反転装置
の正面図である。
【図3】パレット移載装置と搬送装置とワーク反転装置
の側面図である。
【図4】搬送装置及びセンタリング装置の平面図であ
る。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】ワーク反転装置の平面図である。
【図7】ワーク反転装置の正面図である。
【図8】図7の8−8線断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】回転ドラムの反転位置を示す図8相当図であ
る。
【符号の説明】
W ワーク H ワーク反転装置 P パレット 40 回転ドラム 50 第1搬送装置 60 第2搬送装置 70 挟持装置 80 ストッパ機構 91 ストッパ部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを反転させるワーク反転装置にお
    いて、左右方向向きの水平軸心回りに回動駆動可能な回
    転ドラムを設け、回転ドラム内の下部と上部に、夫々、
    上下1対のパレット間に挟んだワークを前方より水平に
    搬入する為の第1搬送装置と反転後のワーク及びパレッ
    トを前方又は後方へ水平に搬出する為の第2搬送装置と
    を上下に相離隔させて平行に設け、第1搬送装置上に搬
    入されたワーク及びパレットを上下両側から挟持して回
    転ドラムの回転軸心に対応する所定高さレベルに高さ調
    整する挟持装置を設け、回転ドラム内に、ワーク反転時
    に立向きに向くワークの下側の端部を受け止める為のス
    トッパ部材であって第2搬送装置で搬送されるワーク及
    びパレットの搬送空間から退避した退避位置へ切換自在
    のストッパ部材を有するストッパ機構を設けたことを特
    徴とするワーク反転装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ機構には、ワークを受け止
    める位置を夫々独立に調節自在の複数のストッパ部材が
    左右方向に適当間隔おきに設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載のワーク反転装置。
JP1525491U 1991-02-21 1991-02-21 ワーク反転装置 Pending JPH04105017U (ja)

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