JPH04104026U - 座席スライド装置 - Google Patents
座席スライド装置Info
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- JPH04104026U JPH04104026U JP1365891U JP1365891U JPH04104026U JP H04104026 U JPH04104026 U JP H04104026U JP 1365891 U JP1365891 U JP 1365891U JP 1365891 U JP1365891 U JP 1365891U JP H04104026 U JPH04104026 U JP H04104026U
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- seat
- operating lever
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 座席スライド装置へ座席を取り付け易くす
る。 【構成】 操作レバー5に貫通孔5aを設けておき、こ
の貫通孔5aに規制ピン13を後から嵌着できるように
しておく。そして、上レール3に座席を取り付ける時に
は操作レバー5に規制ピン13を取り付けないでおく。
この状態では、操作レバー5を大きく回動させることが
でき、係止板7をしてロックプレート8のストッパ部8
b,8cを乗り越えさせることができる。したがって、
上レール3を前方あるいは後方に充分に引き出すことが
でき、座席の取り付け作業が楽になる。座席を取り付け
た後で、係止板7を再び支持アーム6の第1切欠部6c
に収容し、上記貫通孔5aに規制ピン13を嵌着し、操
作レバー5の回動角度幅を規制すると、係止板7は上記
ストッパ部8b,8cを乗り越えられなくなる。
る。 【構成】 操作レバー5に貫通孔5aを設けておき、こ
の貫通孔5aに規制ピン13を後から嵌着できるように
しておく。そして、上レール3に座席を取り付ける時に
は操作レバー5に規制ピン13を取り付けないでおく。
この状態では、操作レバー5を大きく回動させることが
でき、係止板7をしてロックプレート8のストッパ部8
b,8cを乗り越えさせることができる。したがって、
上レール3を前方あるいは後方に充分に引き出すことが
でき、座席の取り付け作業が楽になる。座席を取り付け
た後で、係止板7を再び支持アーム6の第1切欠部6c
に収容し、上記貫通孔5aに規制ピン13を嵌着し、操
作レバー5の回動角度幅を規制すると、係止板7は上記
ストッパ部8b,8cを乗り越えられなくなる。
Description
【0001】
この考案は、座席を前後移動可能に支持する座席スライド装置に関するもので
ある。
【0002】
図3に示すように、自動車の運転席等の座席Sは、自動車のボディ等に固定さ
れた座席スライド装置によって前後方向にスライド自在に支持されている。
図4は従来の座席スライド装置1′を示すものであり、座席スライド装置1′
は、固定系の下レール2と、座席Sを支持し下レール2の上を座席Sの前後方向
へスライドする上レール3と、上レール3をロックせしめるロック機構4とを備
えており、下レール2と上レール3は互いに離反不能になっている。
【0003】
上記ロック機構4においては、操作レバー5が、上レール3に固定された支持
アーム6に回動自在に支持されており、この操作レバー5に固定された係止部材
7を、下レール2に固定されたロックプレート8の係止爪8aに係止することに
よって、上レール3をロックするようにしている。そして、操作レバー5を図4
において矢印A方向に回転することによって、係止部材7をロックプレート8の
係止爪8aから離脱させ、ロックを解除するようになっている。
【0004】
上記操作レバー5を矢印A方向に回転すると、係止部材7の上端部7aが、支
持アーム6に設けられた切欠部6c′の端面に突き当たって、操作レバー5がそ
れ以上回転するのを阻むようになっている。これによって、係止部材7が、上記
ロックプレート8の前端及び後端に設けられたストッパ部8b,8cを飛び越え
ないようにしている。ストッパ部8b,8cは係止部材7の移動可能な範囲を規
制しており、ひいては上レール3の移動可能な範囲を制限している。
【0005】
上記座席スライド装置1′への座席Sの取り付けは図5(A)に示すように行っ
ている。即ち、上レール3を前方へ充分に引き出し、ボルト9を上レール3の下
側からその挿通孔3aに差し込み、座席SのフレームS1に固定されたナット1
0に螺合し、締結する。次に、上レール3を後方へ充分に引き出し、上述同様に
ボルト・ナットにより後方側を締結する。尚、図5(A)において、符号11,1
1は上レール3をスライド可能ならしめるローラである。
【0006】
上述取り付け方法は、座席Sのスライド可能距離が長い場合に用いられる方法
であり、図5(B)に示すようにスライド可能距離が短い場合にはこの方法を採用
することができなかった。なぜならば、上レール3を前方へ充分に移動できない
ため、上レール3の下側からボルト9を差し込もうとしても、下レール2に固定
されたブラケット12が邪魔になって差し込めないからである。
【0007】
そのため、このような場合、従来は、ロックプレート8だけが取り付けられて
いない半完成品の座席スライド装置1′に、座席Sを取り付けるようにしていた
。つまり、このようにしておけば、ボルト9螺合時にブラケット12が邪魔にな
らない位置まで上レール3を引き出すことができるからである。そして、座席ス
ライド装置1′に座席Sを取り付けた後に、ロックプレート8を下レール2にボ
ルト・ナットにより固定していた。
【0008】
しかしながら、この組み付け方法を採用した場合には、下レール2の内側に予
めナットを溶接しておかなければならない等、面倒な作業が増えるという欠点が
あった。又、このように面倒な作業が必要になると、生産性の低下及びコストア
ップにもつながり不利であった。
この考案は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、座席の取り付け作業が容易にでき、生産性の向上及びコストダウ
ンを図ることができる座席スライド装置を提供しようとするところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は上述目的を達成するためになされたもので、その要旨は、(イ)下レ
ールと、(ロ)座席を支持し、上記下レールの上を座席の前後方向にスライドする
上レールと、(ハ)上記上レールに固定された支持アームと、(ニ)軸線を座席の前
後方向に延ばして、上記支持アームに回動自在に取り付けられた操作レバーと、
(ホ)上記下レールに固定され、座席の前後方向に沿って並ぶ多数の係止部と、こ
れら係止部よりも前方及び後方に設けられたストッパ部とを有するロックプレー
トと、(ヘ)上記操作レバーに固定され、上記ロックプレートの係止部に係止して
下レールに対する上レールの前後移動を阻止する係止部材、とを具備する座席ス
ライド装置において、上記操作レバーの外周面における上記支持アーム近傍には
操作レバーの径方向に延びる孔が設けられ、この孔には操作レバーの回転角度幅
を規制する規制部材がその先部を操作レバーの外周面から突出させて固定されて
おり、支持アームには、上記規制部材の先部と係止し合う係止部が設けられてい
ることを特徴とする座席スライド装置にある。
【0010】
上レールに座席を取り付ける時には、座席スライド装置の操作レバーに規制部
材を取り付けないでおく。このようにすることによって、操作レバーの回転角度
幅を非常に大きくすることができ、係止部材がロックプレートのストッパ部を乗
り越えることができるようになる。したがって、上レールへ座席を取り付ける際
には、取り付け作業がやり易い位置まで、上レールを引き出すことができる。
【0011】
上レールに座席を取り付けた後に、操作レバーの取付孔に規制部材を固定する
。この規制部材は支持アームの係止部に係止して、操作レバーの回転角度幅を規
制する。したがって、規制部材を固定した後においては、係止部材がロックプレ
ートのストッパ部を乗り越えることはない。
【0012】
以下、この考案の一実施例を、図3を援用し、図1及び図2の図面に基づいて
説明する。
図2は自動車の運転席に装備される座席スライド装置1の斜視図である。座席
スライド装置1は、互いに離反不能に組み付けられた下レール2及び上レール3
と、上レール3をロックせしめるロック機構4とを備えている。
【0013】
下レール2はブラケット12を介して自動車のボディ(図示せず)に固定される
ようになっている。上レール3は、下レール2との間に配置されたローラ11〔
図1(B)参照〕によって、下レール2の上を座席Sの前後方向へスライド自在に
されている。座席Sはこの上レール3に固定される。
【0014】
ロック機構4は、下レール2と上レール3との間に設けられており、操作レバ
ー5と、支持アーム6と、係止板(係止部材)7と、ロックプレート8と、規制ピ
ン(規制部材)13を主要構成としている。
【0015】
支持アーム6の一端部は上レール3の天井部に溶接固定されており、他端部を
座席Sの幅方向へ延出させている。支持アーム6の上記他端部には、図1(A)に
示すように、断面リング状をなす第1巻き込み部6aと、第2巻き込み部6bと
、巻き込み部6a,6bの間に位置する第1切欠部6cと、第1巻き込み部6a
よりも座席S前方側に位置する第2切欠部(係止部)6dが形成されている。
【0016】
操作レバー5は、その軸線を座席Sの前後方向に沿わせ、途中を上記支持アー
ム6の巻き込み部6a,6bによって回動自在に支持されている。この操作レバ
ー5はスプリング14によって図2の矢印B方向に付勢されている。
【0017】
上記操作レバー5の途中には、係止板7が溶接固定されるとともに、規制ピン
13が嵌着されている。係止板7は支持アーム6における第1切欠部6cに収容
されている。係止板7の先端は操作レバー5よりも下方に延びており、そこには
二つの係合孔7b,7cが設けられている。一方、操作レバー5において、支持
アーム6の第1巻き込み部6aよりも座席S前方側には、径方向に延びる貫通孔
5aが設けられており、この貫通孔5aに規制ピン13が嵌め込み固定されてい
る。規制ピン13の先部13aは操作レバー5の外周面5bよりも上方に突出し
ている。
【0018】
上記規制ピン13は二つの機能を有している。
第1の機能は、係止板7と協働して支持アーム6の第1巻き込み部6aを挟む
ことにより、操作レバー5の軸線方向への移動を不能にして、軸線方向のガタを
無くすという機能である。
第2の機能は、操作レバー5を図2において矢印A方向に回動させた時に、規
制ピン13の先部13aが支持アーム6の第2切欠部6dに突き当たり〔図1(
b)において二点鎖線で示す〕、操作レバー5の回動角度幅を規制するという機
能である。操作レバー5の回動角度幅を規制することによって、係止板7が後述
するロックプレート8のストッパ部8b,8cを乗り越えないようにするのであ
る。
【0019】
尚、上記支持アーム6の第1切欠部6cは、従来の切欠部6c′よりも奥行き
深く形成されていて、操作レバー5を回転した時に、規制ピン13が第2切欠部
6dに突き当たっても、係止板7の基端7aと第1切欠部6cとの間には隙間が
できるようになっている。具体的に言えば、第1切欠部6cの奥行きは、規制ピ
ン13を取り付ける前であれば、係止板7がほぼ水平姿勢になるまで操作レバー
5を回動できる程度になっている。
【0020】
一方、下レール2には、上記係止板7と係合し合うロックプレート8が固定さ
れている。ロックプレート8の一端部は下レール2の底面に溶接されており、他
端部は支持アーム6の他端部が延出する方向と同方向に延びている。ロックプレ
ート8の上記他端部には、その最前部と最後部に位置するストッパ部8b,8c
と、ストッパ部8b,8cの間において座席の前後方向に沿って並ぶ多数の係止
爪(係止部)8aが設けられている。ストッパ部8b,8cは係止爪8aよりも十
分に長く突き出ている。
【0021】
上記多数ある係止爪8aのいずれかに、上記係止板7の係合孔7b,7cが係
合することによって、上レール3がロックされるようになっている。このロック
を解除する時には、操作レバー5を図2において矢印A方向に回転することによ
って、係止板7の係合孔7b,7cから係止爪8aを抜く。そうすれば、上レー
ル3を前後に移動させることができるようになり、座席Sを前後に動かせるよう
になる。
【0022】
ところで、上記座席スライド装置1に座席Sを取り付ける場合、通常は座席ス
ライド装置1を完全な完成品として組み立てておき、その座席スライド装置1の
上レール3に座席Sを、従来の技術で説明した図5態様の方法で固定する。
しかしながら、座席Sのスライド可能距離が短くて、上述方法では座席Sを取
り付けることができない場合もある。その場合でも、この座席スライド装置1に
よれば、次のように簡単に取り付けることができる。
【0023】
座席Sのスライド可能距離が短い場合には、座席スライド装置1の操作レバー
5に規制ピン13を取り付けないでおく。そうすると、操作レバー5の回動角度
を大きくすることができ、その結果、係止板7がロックプレート8のストッパ部
8b,8cを乗り越えることができるようになる。これによって、上レール3を
、本来の座席Sのスライド可能位置よりも前方へあるいは後方へ引き出すことが
できるようになり、したがって、座席Sの取り付け作業がし易い位置まで、上レ
ール3を引き出すことができるようになる。
【0024】
そして、上レール3に座席Sを取り付けた後に、係止板7を支持アーム6の第
1切欠部6cに再び収容し、そして、操作レバー5の貫通孔5aに規制ピン13
を嵌着すればよい。そうすれば、この後は、係止板7がロックプレート8のスト
ッパ部8b,8cを乗り越えられないようなる。
【0025】
この考案は上述実施例に制約されず種々の態様が採用可能である。
例えば、係止部材の係止部を突起で構成して、これと係合するロックプレート
の係止部を多数の孔で構成してもよい。
又、座席は自動車の運手席に限るものではなく、自動車用以外の座席であって
もよいことは勿論である。
【0026】
以上説明したように、この考案によれば、上レールのスライド可能距離が短い
場合にも、座席スライド装置への座席の取り付けが容易できるようになり、しか
も、座席取り付け後に必要な作業も非常に簡単になるという優れた効果が奏され
る。
【図1】この考案による座席スライド装置の要部を示す
ものであり、(A)は要部拡大斜視図、(B)は要部拡大断
面図であって図2のXーX断面図である。
ものであり、(A)は要部拡大斜視図、(B)は要部拡大断
面図であって図2のXーX断面図である。
【図2】この考案による座席スライド装置の全体斜視図
である。
である。
【図3】座席スライド装置と座席の斜視図である。
【図4】従来の座席スライド装置の全体斜視図である。
【図5】従来の座席スライド装置に座席を取り付ける時
の施工要領図であり、(A)は施工可能な様子を示したも
ので、(B)は施工不可能な様子を示したものである。
の施工要領図であり、(A)は施工可能な様子を示したも
ので、(B)は施工不可能な様子を示したものである。
1 座席スライド装置
2 下レール
3 上レール
4 ロック機構
5 操作レバー
5a 貫通孔
5b 外周面
6 支持アーム
6d 第2切欠部(係合部)
7 係止板(係止部材)
8 ロックプレート
8a 係止爪(係止部)
8b,8c ストッパ部
13 規制ピン(規制部材)
13a 先部
S 座席
Claims (1)
- 【請求項1】(イ)下レールと、 (ロ)座席を支持し、上記下レールの上を座席の前後方向
にスライドする上レールと、 (ハ)上記上レールに固定された支持アームと、 (ニ)軸線を座席の前後方向に延ばして、上記支持アーム
に回動自在に取り付けられた操作レバーと、 (ホ)上記下レールに固定され、座席の前後方向に沿って
並ぶ多数の係止部と、これら係止部よりも前方及び後方
に設けられたストッパ部とを有するロックプレートと、 (ヘ)上記操作レバーに固定され、上記ロックプレートの
係止部に係止して下レールに対する上レールの前後移動
を阻止する係止部材、とを具備する座席スライド装置に
おいて、 上記操作レバーの外周面における上記支持アーム近傍に
は操作レバーの径方向に延びる孔が設けられ、この孔に
は操作レバーの回転角度幅を規制する規制部材がその先
部を操作レバーの外周面から突出させて固定されてお
り、支持アームには、上記規制部材の先部と係止し合う
係止部が設けられていることを特徴とする座席スライド
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1365891U JPH078302Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 座席スライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1365891U JPH078302Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 座席スライド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04104026U true JPH04104026U (ja) | 1992-09-08 |
JPH078302Y2 JPH078302Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31748167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1365891U Expired - Lifetime JPH078302Y2 (ja) | 1991-02-18 | 1991-02-18 | 座席スライド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078302Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160083211A (ko) * | 2014-12-30 | 2016-07-12 | 현대다이모스(주) | 차량용 시트레일 록킹장치 |
US9604551B2 (en) | 2014-12-30 | 2017-03-28 | Hyundai Dymos Incorporated | Apparatus for locking seat-rail in vehicle and manufacturing method thereof |
-
1991
- 1991-02-18 JP JP1365891U patent/JPH078302Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160083211A (ko) * | 2014-12-30 | 2016-07-12 | 현대다이모스(주) | 차량용 시트레일 록킹장치 |
US9597981B2 (en) | 2014-12-30 | 2017-03-21 | Hyundai Dymos Incorporated | Apparatus for locking vehicles seat-rail |
US9604551B2 (en) | 2014-12-30 | 2017-03-28 | Hyundai Dymos Incorporated | Apparatus for locking seat-rail in vehicle and manufacturing method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078302Y2 (ja) | 1995-03-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |