JPH04103605U - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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JPH04103605U
JPH04103605U JP1208391U JP1208391U JPH04103605U JP H04103605 U JPH04103605 U JP H04103605U JP 1208391 U JP1208391 U JP 1208391U JP 1208391 U JP1208391 U JP 1208391U JP H04103605 U JPH04103605 U JP H04103605U
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JP
Japan
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magnetic pole
coil bobbin
pole plate
coil
flange
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Application number
JP1208391U
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Inventor
茂 小林
一弘 平尾
Original Assignee
株式会社京浜精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】製造コストの安価な電磁装置を得る。 【構成】内部を通孔が貫通した筒状部の両端に外側方へ
延びる鍔部を設け、筒状部の外周にコイルを巻回すとと
もにコイルの一端に接続されたアース端子を備えたコイ
ルボビンと、コイルボビンを収納する有底筒状の磁性材
料よりなるハウジングと、コイルボビンの鍔部に対向し
て配置される磁性材料よりなる磁極板と、コイルボビン
に配置されたアース端子と磁極板とを電気的に接続する
アーススプリングと、よりなる電磁装置であって、コイ
ルボビンの鍔部の端面と該鍔部の端面に対向する磁極板
の端面とを固着手段にて直接的に固着するとともにアー
ス端子と磁極板との間にアーススプリングを締設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コイルボビンに巻回されたコイルに通電又は遮電することによって 磁力を生起、消滅させ、これによって可動鉄心を往復動させる電磁装置に関する もので電磁弁、比例制御弁等の駆動用アクチュエータとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁装置の一例として実願昭62−125349号が知られる。これに よると、ハウジングの段部上に磁極板が配置され、この磁極板とハウジングの底 部との間のハウジング内には、その外周にコイルが巻回されたコイルボビンが配 置され、コイルの一側と接続され、コイルボビンに配置されたアース端子と、磁 極板とがアーススプリングにて電気的に接続され、さらに磁極板は弁本体と機械 的に固着されたものである。このアーススプリングは電源のプラス極に接続され たリード線を介してコイルに流れる電流を磁極板、弁本体を介してアースさせる こと。及びハウジング内に配置されるコイルボビンが外部よりの振動を受けて無 用に振動することのないようハウジング内の一側へ弾性的に押圧して保持する為 に必要なものである。
【0003】 かかる電磁装置において、各構成部品の組みつけは次の如く行なわれる。すな わち、弁本体の取りつけフランジ上に磁極板を配置し、磁極板の一側の端面上に コイルが巻回されるとともにアース端子が配置されたコイルボビンを配置する。 このとき、磁極板の一側の端面とアース端子との間には通電性を有するコイル状 のアーススプリングが配置される。かかる状態において、磁極板の一側の端面上 にあるコイルボビンはアーススプリングのバネ力によって該端面に対接すること がなく間隙をもって浮いた状態にある。次いで、ハウジングの開口を、コイルボ ビン、磁極板、弁本体の取りつけフランジを介して弁本体側へ挿入する。このと き、ハウジングの底部がコイルボビンの上部鍔部を押圧して前記コイルボビンと 磁極板の一側の端面との間の間隙をなくすよう、アーススプリングのバネ力に拡 する押圧力をもってハウジングを挿入し、ハウジングの段部と磁極板の一側面と が完全に対接した状態で、弁本体の取りつけフランジの下部より突出するハウジ ングの開口端部を取りつけフランジに向かって内方にカシメる。
【0004】 従って、かかるハウジングの開口端部のカシメ作業時において、ハウジングは 必ず押圧されて、コイルボビンと磁極板の一側面との間に間隙のないことを確認 する必要がある。この間隙が存在する状態でカシメ作業が行なわれると、良好な カシメが行なわれないことになる。以上のことから、カシメ作業時において、ハ ウジングを押圧する押圧手段、押圧工程及びカシメ後におけるカシメ状態検査工 程が必要となるものであり、これによると作業性の向上が阻害されるとともに工 程の増加による製造コスト高を招来して好ましいものでない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、製造コストの低減を図ることのできる電磁装置を提供することを主 目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案によれば、内部を通孔が貫通した筒状部の両端に外側方へ延びる鍔部を 設け、筒状部の外周にコイルを巻回すとともにコイルの一端に接続されたアース 端子を備えたコイルボビンと、コイルボビンを収納する有底筒状の磁性材料より なるハウジングと、コイルボビンの鍔部に対向して配置される磁性材料よりなる 磁極板と、コイルボビンに配置されたアース端子と磁極板とを電気的に接続する アーススプリングと、よりなる電磁装置であって、コイルボビンの鍔部の端面と 該鍔部の端面に対向する磁極板の端面とを固着手段にて直接的に固着するととも にアース端子と磁極板との間にアーススプリングを締設したものである。
【0007】
【作用】
コイルボビンと磁極板とは、その間にアーススプリングを締設した状態で直接 的に固着されるので、ハウジングはアーススプリングのバネ力を受けることがな く、ハウジングの段部と磁極板の一側面とが確実に対接した状態に保持でき、か かる状態にてハウジングの弁本体に対するカシメ作業が行なわれる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案になる電磁装置の一実施例を図1、図2により説明する。図1は コイルボビンと磁極板を固着した状態を示す縦断面図であり、図2は電磁装置を 示す縦断面図である。説明中、上、下、左、右は図に基づくものでこれに限定さ れない。1は合成樹脂材料によって形成されたコイルボビンであって、内部を通 孔1Aが上下方向に貫通した筒状部1Bと、筒状部1Bの上端及び下端より、そ れぞれ外側方に向かって延びる上側の鍔部1C、下側の鍔部1Dとを有し、筒状 部1Bの外周にはコイル2が巻回される。そして、前記コイル2の一側はプラス 電極に接線されたリード線3に対して端子(図示せず)を介して接続され、コイ ル2の他側は、アース端子4に接続される。このアース端子4は平板リング状を なし、コイルボビン1の下側の鍔部1Dの段部1E上に一体的に配置される。こ れはコイルボビン1の射出成形時に行なわれる。又、コイルボビン1の下側の鍔 部1Dの下側の端面1Fには鍔部1D内に侵入する圧入孔1Gと端面1Fより突 出する圧入突部1Hが形成される。5は磁性材料によって形成され、中心部にコ イルボビン1の通孔1Aと略同径の通孔が穿設された平板状の磁極板であって、 磁極板5の上側の端面5Aよりコイルボビン1の圧入孔1G内へ圧入される圧入 突部5Bが突起して形成されるとともにコイルボビン1の圧入突部1Hが圧入さ れる圧入孔5Cが穿設される。5Dはリード線3を挿通させる為の挿通孔である 。
【0009】 かかる構成を成すコイルボビン1と磁極板5とは固着手段にて直接的に固着さ れる。これは、磁極板5の上側の端面5Aとコイルボビン1の下側の鍔部1Dの 下側の端面1Fとを対向させた状態にあって、圧入孔1G、5C内に圧入突部5 B、1Hを圧入する。これによると、磁極板5の上側の端面5Aとコイルボビン 1の下側の鍔部1Dの下側の端面1Fとが対接して固着される。かかる状態にお いて、アース端子4の端面4Aと磁極板5の上側の端面5Aとの間には通電性を 有するアーススプリング6としてのコイルスプリングが締設して配置される。又 リード線3は磁極板5の挿通孔5Dを介して外部へ取り出される。尚、前記にお いて固着手段にて直接的に固着されるとは、コイルボビン1の下側の鍔部1Dの 下側の端面1Fと、磁極板5の上側の端面5Aとが直接的に接触し、且つアース スプリング6のバネ力によっても両者の固着状態が解除されない状態をいうもの で、圧入孔、圧入突部による圧入固着手段に限定されることはない固着手段は適 宜選定し得る。
【0010】 次に電磁弁における電磁装置の組みつけについて述べる。弁本体7は、弁座7 Aにて流入路7Bと流出路7Cとに区分され、上方に取りつけフランジ7Dが形 成されるもので、この取りつけフランジ7D上にコイルボビン1が固着された磁 極板5が配置される。磁極板5より取り出されたリード線3は挿通孔7Eより外 部へ取り出される。かかる状態において、弁本体7の取りつけフランジ7D、磁 極板5、コイルボビン1の下側の鍔部1Dとが対接する面には間隙は形成されな い。これはアーススプリング6のバネ力によってコイルボビン1と磁極板5とが 離されないからである。8は磁性材料よりなり、上部に底部8Aを有し、段部8 Bより下方に向かって開口端部8Cが形成された筒状のハウジングであり、この ハウジング8の開口端部8Cをコイルボビン1の上側の鍔部1Cより弁本体の取 りつけフランジ7Dに向かって挿通させる。これによるとハウジング8の段部8 Bは磁極板5の上側の端面5A上に配置されるもので、かかる状態において弁本 体7の取りつけフランジ7Dの下方より突出するハウジング8の開口端部8Cを 内方に向かってカシメ、弁本体とハウジング8を固着する。従って、磁極板5は 弁本体7の取りつけフランジ7Dとハウジング8の段部8Bとの間に固定的に挟 持できたものである。尚、9は固定鉄心、10は固定鉄心9に対向するとともに 弁座7Aに対向する弁部10Aを備えた可動鉄心、11は固定鉄心9と可動鉄心 10との間に締設されたスプリングである。而してプラス電極に接続されたリー ド線3を介してコイル2の一側に電流が流れるとコイル2の他側よりアース端子 4、アーススプリング6、磁極板5、弁本体7、弁本体7が接続され地表と接す る機器あるいは装置を介してアースされる。以上の如く、磁極板5の上側の端面 5Aと、ハウジング8の段部8Bとはその組みつけ時において常に接触した状態 に配置されるので、磁極板5の上側の端面5Aにハウジング8の段部8Bをただ 単にかさねた後にハウジング8の開口端部8Cをカシメることによって、そのカ シメは確実に行なえるものである。尚、電磁装置として弁本体7は必ずしも必要 なものでなく、その際にはハウジング8の開口端部は磁極板5を直接的にカシメ る。
【0011】
【考案の効果】
本考案によると、内部を通孔が貫通した筒状部の両端に外側方へ延びる鍔部を 設け、筒状部の外周にコイルを巻回すとともにコイルの一端に接続されたアース 端子を備えたコイルボビンと、コイルボビンを収納する有底筒状の磁性材料より なるハウジングと、コイルボビンの鍔部に対向して配置される磁性材料よりなる 磁極板と、コイルボビンに配置されたアース端子と磁極板とを電気的に接続する アーススプリングと、よりなる電磁装置であって、コイルボビンの鍔部の端面と 該鍔部の端面に対向する磁極板の端面とを固着手段にて直接的に固着するととも にアース端子と磁極板との間にアーススプリングを締設したので、ハウジングの 段部に磁極板をカシメ固定する際にハウジングを押圧する必要がなく、又、単に ハウジングの開口端部をカシメればよいので、ハウジングの押圧手段、押圧工程 、カシメ後のカシメ状態の検査工程が不要となったもので作業性が向上し、製造 コストの低減を図ることができた。又、電磁装置が最終的に固着されて組みつけ られる前の磁極板とコイルボビンの固着状態においてコイルに対し通電テストが でき、又アーススプリングの組み忘れに対しても磁極板とコイルボビンの固着状 態にて確認することができたので仕損費の削減が可能と成ったものである。更に は、コイルボビンは磁極板に対し固着手段にて固定され、磁極板はハウジングに 対して固着されるので、コイルボビンの上下方向及び左右方向のガタは完全に抑 止されるのでコイルボビンが振動することに生ずる振動音、あるいは振動に伴な う摩耗を完全に抑止できたものである。又、請求項第2項によれば、従来の磁極 板、コイルボビンの変更を極めて簡単に行なうことによって固着手段を得られる ものでその実施が容易なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイルボビンと磁極板を固着した状態を示す縦
断面図である。
【図2】電磁装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 1A 通孔 1B 筒状部 1C 上側の鍔部 1D 下側の鍔部 1F 下側の鍔部1Dの下側の端面 4 アース端子 5 磁極板 5A 磁極板5の上側の端面 6 アーススプリング 8 ハウジング 8B 段部 8C 開口端部 1G、5C 固着手段としての圧入孔 1H、5B 固着手段としての圧入突部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を通孔が貫通した筒状部の両端に外
    側方へ延びる鍔部を設け、筒状部の外周にコイルを巻回
    すとともにコイルの一端に接続されたアース端子を備え
    たコイルボビンと、コイルボビンを収納する有底筒状の
    磁性材料よりなるハウジングと、コイルボビンの鍔部に
    対向して配置される磁性材料よりなる磁極板と、コイル
    ボビンに配置されたアース端子と磁極板とを電気的に接
    続するアーススプリングと、よりなる電磁装置であっ
    て、コイルボビンの鍔部の端面と該鍔部の端面に対向す
    る磁極板の端面とを固着手段にて直接的に固着するとと
    もにアース端子と磁極板との間にアーススプリングを締
    設してなる電磁装置。
  2. 【請求項2】 前記固着手段として磁極板、コイルボビ
    ンのいずれか一方の端面より突出する圧入突部と、磁極
    板、コイルボビンいずれか一方の端面に穿設された圧入
    孔とを圧入嵌合してなる請求項第1項記載の電磁装置。
JP1208391U 1991-02-12 1991-02-12 電磁装置 Pending JPH04103605U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053393A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 東京計器株式会社 電磁弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053393A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 東京計器株式会社 電磁弁
TWI697639B (zh) * 2015-09-08 2020-07-01 日商東京計器股份有限公司 電磁閥

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