JPH0614408Y2 - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JPH0614408Y2
JPH0614408Y2 JP5616687U JP5616687U JPH0614408Y2 JP H0614408 Y2 JPH0614408 Y2 JP H0614408Y2 JP 5616687 U JP5616687 U JP 5616687U JP 5616687 U JP5616687 U JP 5616687U JP H0614408 Y2 JPH0614408 Y2 JP H0614408Y2
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JP
Japan
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iron core
yoke
vertical side
core member
side portion
Prior art date
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JP5616687U
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JPS63162510U (ja
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直人 園田
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の分野) 本考案は、電磁継電器等に用いる電磁石装置に関する。
(従来技術とその問題点) 電磁継電器に用いられる電磁石装置5としては、たとえ
ば第5図に示すように、鉄板材をU字形に屈曲してヨー
ク9を形成し、コイル7を外嵌する鉄心部9bと可動鉄
片を支持する縦辺部9aとを一体構造としたものや、第
6図に示すように、鉄板材をL字形に屈曲してなるヨー
ク9に、大径頭部8aを備えた円柱状の鉄心8を植立カ
シメ付けたものがある。
しかしながら、第5図に示す構造のものは加工及び組み
立てが容易である利点はあるが、鉄心部9bの横幅が、
コイル巻回スペースを確保するために、縦辺部9aの横
幅より小さくならざるを得ず、吸着面(鉄心部9bの上
端部面)の面積が小さくなり、磁気効率が低くなる欠点
があった。
また、第6図の構造のものは、別体構成の鉄心8の頭部
8aを大径にして吸着面積を大きく設定することができ
るが、この大径頭部8aの一側とヨーク9の縦辺部9aと
の距離dが小さくなるために、磁束の一部がヨーク9側
に漏れ、頭部8aを大径とした割りには吸着力が大きく
ならないものであった。
もちろん、大径頭部8aを縦辺部9aと反対方向にのみ張
出す形に構成して、ヨーク9の縦辺部9aとの距離dを
大きくすることも可能であるが、鉄心8の加工が困難で
実用上には不適であった。
また、鉄心8をヨーク9にカシメ付けて植設しているた
めに、衝撃により鉄心8が傾斜するおそれがあるととも
に、カシメ部分での磁気抵抗が大きく、磁気損失が生じ
やすい問題もあった。
(考案の目的) 本考案は、このような実情に着目してなされたものであ
って、加工及び組み立てが比較的容易で、大きい吸着力
を発揮する電磁石装置を提供することを目的とする。
(考案の構成と効果) 上記目的を達成するために、本考案においては、電磁石
装置を、 縦辺部と鉄心部とをU字形に一体形成したヨークと、 縦辺部と上辺部とを逆L字形に一体形成した鉄心部材と
を具備し、 前記ヨークの基部と鉄心部材の上辺部とにそれぞれ透孔
を形成し、ヨークの鉄心部に鉄心部材の縦辺部を重ね合
わせた状態で、鉄心部材の縦辺部の下端およびヨークの
鉄心部の上端をそれぞれ透孔に嵌入して、ヨークと鉄心
部材とを一体的に連結するとともに、 前記鉄心部材の上辺部の端部は、前記ヨークの縦辺部と
は反対側に向けられた構成とした。
上記構成によると、鉄心頭部の吸着面は逆L字形の鉄心
部材の上辺部の面積として充分大きいものとなる。しか
も、この上辺部はヨークの縦辺部から遠ざかる側に向か
うため,鉄心頭部の側方からヨーク側への磁束の漏れは
ない。また、別体構成の鉄心部材はヨークと一体の鉄心
部に重合して連結されるので、鉄心全体としての起立姿
勢は正しく確保される。
したがって、本考案の電磁石装置は、大面積の吸着面と
なる鉄心頭部を形成するものでありながら、第6図に示
す構成に見られた磁束の漏れ、鉄心の傾斜、磁気損失の
増大、等の不都合をもたらすことなく、比較的容易に加
工、組み立てができる。
(実施例の説明) 第1図に本考案に係る電磁石装置の断面が、また、第2
図に、この電磁石装置を用いた電磁継電器の側面がそれ
ぞれ示される。
この電磁継電器は、樹脂ベース1に、常閉及び常開型の
接点機構2、これを開閉作動させるアーマチュアとして
の可動鉄片3及び樹脂カード4、並びに可動鉄片3駆動
用の電磁石装置5を配設して構成されている。
電磁石装置5は、樹脂スプール6に巻回したコイル7、
スプール6を外嵌支持する鉄心8及び鉄心8の下端に連
設されて磁気回路を構成するヨーク9とからなり、この
ヨーク9の上端に逆L字形に構成された前記可動鉄片3
が回動自在に係止され、コイル7への通電励磁によって
鉄心8の上端吸着面で可動鉄片3が吸着回動されるよう
になっている。
前記ヨーク9は、第3図に示すように、鉄板材をU字形
に屈曲して、前記縦辺部9aと小幅の鉄心部9bを一体形
成したものとして構成されている。そして、第4図に示
すように、前記鉄心部9bと略同幅の鉄板材の上端を側
方に屈曲して逆L字形に構成した鉄心部材10の縦辺部
10aが、ヨーク9の鉄心部9bに側方より重合連結され
て前記鉄心8が構成されている。
鉄心部材10の固定は、鉄心部材10の下端が鉄心部9
bの基部に形成された透孔11に嵌入されてカシメ付け
られるとともに、鉄心部材10の上辺部10bに形成し
た透孔12に鉄心部9bの上端が嵌入されてカシメ付け
られて行なわれている。
上記のようにして、鉄心8の吸着面を構成する頭部は、
鉄心部材10の上辺部10bとヨーク9の鉄心部9bの上
端部とにより大きく構成され、しかも、前記上辺部10
bはヨーク9の縦辺部9a存在側と反対の方向に向けら
れ、縦辺部9aと鉄心頭部との距離dが大きく保たれるの
で磁束のもれがなく、鉄心部材10の縦辺部10aがヨ
ーク9の鉄心部9bに側方より重合連結されて鉄心8が
形成されているので、鉄心8が安定しているとともに、
ヨーク9と鉄心部材10との接合面が大きくなって磁気
損失も小さくできるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本考案に係る電磁石装置に係
り、第1図は、その装置の縦断側面図、第2図は、この
電磁石装置を用いた電磁継電器の側面図、第3図は、ヨ
ーク及び鉄心構成部の分解斜視図、第4図は、その組付
状態の斜視図である。 第5図は従来例の要部斜視図、第6図は他の従来例の要
部縦断側面図である。 9…ヨーク、 9a…縦辺部、 9b…鉄心部、 10…鉄心部材、 10a…縦辺部、 10b…上辺部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦辺部と鉄心部とをU字形に一体形成した
    ヨークと、 縦辺部と上辺部とを逆L字形に一体形成した鉄心部材と
    を具備し、 前記ヨークの基部と鉄心部材の上辺部とにそれぞれ透孔
    を形成し、 前記ヨークの鉄心部に前記鉄心部材の縦辺部を重ね合わ
    せた状態で、鉄心部材の縦辺部の下端およびヨークの鉄
    心部の上端をそれぞれ透孔に嵌入して、ヨークと鉄心部
    材とを一体的に連結するとともに、 前記鉄心部材の上辺部の端部は、前記ヨークの縦辺部と
    は反対側に向けられていることを特徴とする電磁石装
    置。
JP5616687U 1987-04-14 1987-04-14 電磁石装置 Expired - Lifetime JPH0614408Y2 (ja)

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JP5616687U JPH0614408Y2 (ja) 1987-04-14 1987-04-14 電磁石装置

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JPS63162510U JPS63162510U (ja) 1988-10-24
JPH0614408Y2 true JPH0614408Y2 (ja) 1994-04-13

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EP3570302B8 (en) * 2018-05-18 2021-08-04 Tyco Electronics Austria GmbH Yoke assembly for a magnetic switching device, such as a relay, magnetic assembly, and magnetic switching device

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JPS63162510U (ja) 1988-10-24

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