JPH04100722A - 車両用流体圧供給装置 - Google Patents

車両用流体圧供給装置

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JPH04100722A
JPH04100722A JP2217949A JP21794990A JPH04100722A JP H04100722 A JPH04100722 A JP H04100722A JP 2217949 A JP2217949 A JP 2217949A JP 21794990 A JP21794990 A JP 21794990A JP H04100722 A JPH04100722 A JP H04100722A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両に搭載された流体圧機器に流体圧を供
給する装置に関し、特に、エンジンを駆動源とした吐出
量可変のポンプ部を有する車両用流体圧供給装置の改良
に係る。
〔従来の技術〕
従来の車両用流体圧供給装置としては、例えば、本出願
人が先に提案した特開昭63−251313号公報に開
示されたものがある。
この従来装置の一態様は、能動型サスペンション用の油
圧供給装置であって、エンジン等の回転駆動源に連結さ
れた吐出量可変の油圧ポンプと、この油圧ポンプの1回
転当たりの圧油の吐出量を、車体に発生する上下加速度
が所定値を越えたときには停車時よりも増加させる吐出
量制御手段とを備えている。そして、このように吐出量
が制御される油圧を、例えば圧力制御弁等の制御弁を介
してハネ上及びハネ下問に介装された油圧シリンダに供
給する構成としている。
即ち、この従来の技術にあっては、停車時等のように油
圧シリンダの必要流量が少ないときにはポンプの負荷が
小さくなるので、停車時の消費馬力が走行時よりも減少
し、燃費が向上するという利点がある。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、エンジンを駆動源とした車両用流体圧供
給装置にあっては、エンジンの高回転時にポンプの吐出
量を増大させる制御を実行した場合、エンジンの駆動力
をポンプに伝達するヘルド等に滑りを誘発し、その駆動
力伝達部分に摩耗や損傷が生しる恐れがある。
本発明は、このような従来の技術における未解決の課題
に着目してなされたものであり、上記のようなベルト等
の滑りを防止することができる車両用流体圧供給装置を
従供することを目的としている。
[課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、請求項(1)記載の発明は
、エンジンを駆動源とした吐出量可変のポンプ部を有す
る車両用流体圧供給装置において、前記エンジンの回転
数を検出する回転数検出手段と、前記エンジンの回転数
が所定値以上であるときに前記ポンプ部の吐出量を所定
値以下に規制する吐出量規制手段と、を備えた。
また、上記目的を達成するために、請求項(2)記載の
発明は、上記請求項(1)記載の発明において、ポンプ
部は、第1のポンプと、この第1のポンプの吐出側及び
流体圧機器間に介在する第1の供給路と、この第1の供
給路に設けられ且つ前記第1のポンプ側への流体の逆流
を阻止する第1のチエ・ンク弁と、この第1のチェック
弁よりも上流側の前記第1の供給路から分岐された第1
の戻り路と、前記第1のポンプよりも吐出量が少ない第
2のポンプと、この第2のポンプの吐出側及び前記流体
圧機器間に介在する第2の供給路と、この第2の供給路
に設けられ且つ前記第2のポンプ側への逆流を阻止する
第2のチェック弁と、この第2のチェック弁よりも上流
側の前記第2の供給路から分岐された第2の戻り路と、
前記第1及び第2の戻り路の何れか一方をタンクに通じ
る第3の戻り路に連通させる第1の切換弁と、前記第3
の戻り路を連通状態若しくは遮断状態とする第2の切換
弁と、を備えるとともに、吐出量規制手段は、エンジン
の回転数が所定値以上であるときに前記第2の切換弁が
前記第3の戻り路を遮断状態とすることを禁止する。
〔作用] 請求項(1)記載の発明にあっては、回転数検出手段が
エンジンの回転数を検出し、吐出量規制手段が、そのエ
ンジンの回転数が所定値以上であるときにポンプ部の吐
出量を所定値以下に規制するので、それら所定回転数及
び所定量を適宜選定すれば、エンジンの高回転時には、
ポンプ部の吐出量は過大にはならない。
また、請求項(2)記載の発明にあっては、第1のポン
プが吐出した流体は、第1の供給路を介して流体圧機器
に供給され、第2のポンプが吐出した流体は、第2の供
給路を介して流体圧機器に供給される。
そして、第1の供給路から分岐された第1の戻り路と、
第2の供給路から分岐された第2の戻り路とは、それぞ
れ第1のチェック弁又は第2のチェック弁より上流側か
ら分岐されているので、第1の戻り路には、第1のポン
プの出力のみが供給され、第2の戻り路には、第2のポ
ンプの出力のみが供給される。
ここで、第1の切換弁が第1の戻り路を第3の戻り路に
連通させるとともに、第2の切換弁が第3の戻り路を連
通状態とすると、第1のポンプの出力は第1及び第3の
戻り路を介してタンクに戻され、第2のポンプの出力は
第2の供給路を介して流体圧機器に供給されるから、ポ
ンプ部の吐出量は小の状態となる(モード1)。
また、第1の切換弁が第2の戻り路を第3の戻り路に連
通させるとともに、第2の切換弁が第3の戻り路を連通
状態とすると、第1のポンプの出力は第1の供給路を介
して流体圧機器に供給され、第2のポンプの出力は第2
及び第3の戻り路を介してタンクに戻されるから、ポン
プ部の吐出量は中の状態となる(モード2)。
さらに、第2の切換弁が第3の戻り路を遮断状態とする
と、第1及び第2の戻り路とタンクとの間は非連通状態
となるので、第1のポンプの出力は第1の供給路を介し
て流体圧機器に供給され、第2のポンプの出力は第2の
供給路を介して流体圧機器に供給されるから、ポンプ部
の吐出量は大の状態となる(モード3)。
そして、エンジンの回転巣が所定値以上であるときには
、吐出量規制手段が第2の切換弁が第3の戻り路を遮断
状態とすることを禁止するので、ポンプ部の負荷が最大
となるモード3にはならない。
(実施例〕 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、車体に生じる横加速度や前後加速度等に
応じて、車体及び車輪間に介装された油圧シリンダの作
動圧を適宜制御することにより、車体のローリング変位
やピッチング変位等を能動的に抑制することができる能
動型サスペンションに油圧を供給する車両用の油圧供給
装置に本発明を適用したものである。
第1図において、2は車体、4は任意の車輪6は流体圧
機器としての能動型サスペンション8は車両用流体圧供
給装置としての油圧供給装置をそれぞれ示す。なお、同
図では図示しないが4輪に対して同一のサスペンション
構成をとっている。
能動型サスペンション8は、′油圧シリンダ10、圧力
制御弁12、姿勢制御回路I8及び加速度センサ19を
含んで構成される。
油圧シリンダ10は、そのシリンダチューブ10aが車
体2側に、ピストンロッド10bが車輪4側にそれぞれ
取り付けられ、シリンダチューフ10a内にはピストン
10cにより圧力室りが隔設されている。この圧力室り
は、配管11を介して圧力制御弁12の出力ポート12
oに連通している。
圧力制御弁12は、具体的には第2図に示すように、弁
本体を内蔵する円筒状の弁ハウジング13と、これに一
体的に設けられた比例ソレノイドI4とを有している。
弁ハウジング13の中央部に穿設された挿通孔13Aに
は、メインスプール15とポペット16が摺動可能に挿
入され、メインスプール15の両端のパイロット室F1
.フィードバック室FLにはオフセントスプリング17
A、17Bが挿入されている。なお、13Aaは固定絞
りである。弁ハウジング13は、そのメインスプール1
5のランド15a、15b及び圧力室15cに対抗する
位置に、挿通孔13Aに連通した状態で供給ボート12
S、戻リポー1−12r、出力ボート12゜をそれぞれ
有している。またポペット16とフィードバック室F。
との間には、所定径の弁座13Baを有する隔壁13B
によって圧力室Cが形成されている。
供給ポート12sはパイコント通路13sを介して圧力
室Cに連通し、圧力室Cは弁座13Baドレン通路13
tを介して戻りポート12rに連通している。また、出
力ポート12oはフィードバック通路15fを介してフ
ィードバック室FLに連通している。
一方、比例ソレノイド14は、軸方向に移動可能なプラ
ンジャ14Aと、このプランジャ14Aを駆動する励磁
コイル14Bとを有する。この励磁コイル14Bが指令
値Iによって励磁されると、プランジャ14Aが移動し
て前記ポペット16を付勢し、この付勢具合によって前
記弁座13Baを流通する作動油の流量、つまり圧力室
C(即ちパイロット室FU)の圧力を調整できるように
なっている。
このため、比例ソレノイF 14による押圧力がポペッ
ト16に加えられている状態で、画室FL。
Fuの圧力が釣り合うと、スプール15は、出力ポート
120と供給ポート12s及び戻りボート12rとの間
を遮断する図示のスプール位置をとる。そこで、指令値
Iの大小によりパイロット室F、の圧力が調整され、こ
のパイロット圧に応じて両室FL、F、Jの圧力が釣り
合うまで、スプール15が微動して調圧動作が行われ、
出力ポート12oからの出力圧PCを第3図に示すよう
に指令値Iに比例して制御できる。同図中、P2は油圧
供給装置8からの最大ライン圧である。
前記加速度センサ19は、車体2に発生する横方向1前
後方向、上下方向の加速度を検知して、それらの状態量
に応した電気信号Gを姿勢制御回路18に出力するよう
になっている。姿勢制御回路18は、検出信号Gに所定
のゲインを乗算する等の演算を行い、車体のロール、ピ
ンチを抑制したり、上下振動を減衰させるため指令値■
を演算して圧力制御弁12に供給する。
なお、第1図中、22は車体2の静荷重を支持するコイ
ルスプリング、また、24及び26はハネ下共振域の振
動を減衰させる絞り及びアキュムレータである。
一方、前記油圧供給装置8は、作動油を溜めるタンク3
0と、このタンク30に吸引側を配管32により接続し
た油圧ポンプ34とを有する。油圧ポンプ34は、エン
ジン36の出力軸36Aに連結された吐出量可変形のポ
ンプシステムであって、具体的には複数のシリンダを有
するプランジャ型のポンプで成る。そして、各シリンダ
の中の1つおきの一方の組により1回転当たりの吐出量
が比較的大きい第1のポンプとしての第1の油圧ポンプ
34Aが構成され、他方の組により1回転当たりの吐出
量が小さい第2のポンプとしての第2の油圧ポンプ34
Bが構成されている。
ここで、第1.第2の油圧ポンプ34A、34Bの回転
数に対する吐出流量特性は、第4図に示すようになって
いる。つまり、消費流量が多い姿勢制御時や走行時には
第1の油圧ポンプ34A及び34Bの両方の吐出量で賄
い、消費流量が少ない停車時や走行時には第2の油圧ポ
ンプ34Bの吐出量で賄い、それらの中間の消費流量が
適している時には第1の油圧ポンプ34Aの吐出量で賄
うようになっている。
第1の油圧ポンプ34Aの吐出口には第1の供給路とし
ての第1の供給側管路38aが接続され、この管路38
aが第1のチェック弁としてのチェンク弁39A、チェ
ック弁39Bを介して前記圧力制御弁工2の供給ポー)
12sに至る。また制御弁12の戻りポート12rには
ドレン側管路40が接続され、この管路40がオペレー
トチェック弁41を介してタンク30に至る。オペレー
トチェック弁41は、チェック弁39Bの下流側ライン
圧をパイロット圧PPとするパイロット操作形逆止弁で
構成され、本実施例では、パイロット圧PP >PH(
PNは作動中立圧:第3図参照)のときにチェック解除
状態(弁が開)として管路40を連通させ、P、≦PN
のときにチェック状態(弁が閉)として管路40を遮断
する。
また、第2の油圧ポンプ34Bの吐出口には第2の供給
路としての第2の供給側管路38bが接続され、この管
路38bが第2のチェック弁としてのチェック弁39C
介して第1の供給側管路38aのチェック弁39Aの下
流側に接続されている。
さらに、油圧供給装置8は、第1図に示すように、第1
の切換弁としての3ポ一ト2位置のスプリングオフセッ
ト型の電磁方向切換弁42と、第2の切換弁としての2
ボ一ト2位置のスプリングオフセット型の電磁方向切換
弁43とを備えている。
電磁方向切換弁42の入力側には、第1の供給側管路3
8aのチェック弁39Aよりも上流側から分岐した第1
の戻り路44と、第2の供給側管路38bのチェック弁
39Cよりも上流側から分岐された第2の戻り路46と
が接続されるとともに、その出力側には、タンク30に
通じる第3の戻り路48が接続されていて、そのバルブ
スプールの位置によって、それら第1の戻り路44及び
第2の戻り路4”6の何れか一方を、第3の戻り路48
に連通させる。
一方、電磁方向切換弁43は、第3の戻り路48の途中
に介装されていて、そのバルブスプールの位置によって
、第3の戻り路48を連通状態若しくは遮断状態とする
これら電磁方向方向切換弁42及び43のそれぞれは、
それらのソレノイドに吐出量制御回路50から供給され
る切換信号cs、、cs2のオン。
オフに応じて2段に切り換えられるようになっている。
即ち、切換信号C8lが「オフ」のときは、電磁方向切
換弁42のバルブスプールはスプリングの付勢力によっ
て第1図の状態をとるから、第2の戻り路46が第3の
戻り路48に連通し、切換信号C81が「オン」のとき
は、電磁方向切換弁42のバルブスプールはソレノイド
の付勢力によって第1図とは違った状態をとるから、第
1の戻り路44が第3の戻り路48に連通ずる。
また、切換信号C32が「オフ」のときは、電磁方向切
換弁43のバルブスプールはスプリングの付勢力によっ
て第1図の状態をとるから、第3の戻り路48は連通状
態となり、切換信号C32が「オン」のときは、電磁方
向切換弁43のバルブスプールはソレノイドの付勢力に
よって第1図とは違った状態をとるから、第3の戻り路
48は遮断状態となる。
ここで、油圧ポンプ34.チェック弁39A。
39C及び電磁方向切換弁42.43が、ポンプ部51
の要部を構成する。
また、比較的大容量の蓄圧用アキュムレータ52が、第
1の供給側管路38aのチェック弁39Bの下流側に接
続され、ライン圧を所定値に設定するリリーフ弁53が
、第1の供給側管路38a(チェック弁39A、39B
間の位置)とドレン側管路40との間に接続されている
さらに、本油圧供給装置8は、回転数検出手段としての
ポンプ回転数センサ56及びストロークセンサ58FL
、  58FRを備えている。ポンプ回転数センサ56
は、油圧ポンプ340回転数に応じた電気信号Nを検出
するもので、具体的には、例えば変速機の出力側のエン
ジン回転数を磁気的光学的に検出するパルス検出器で成
るエンジン回転数センサを兼用しており、その検出信号
Nを吐出量制御回路50に出力する。ストロークセンサ
58FL、  58FRは、車体2及び車輪(前人、前
右側の車輪)4.4にそれぞれ介装されたポテンショメ
ータで構成され、その検出信号xL、x*を吐出量制御
回路50に出力する。
一方、前記吐出量制御回路50は、第5図に示す如く、
入力するストローク信号X L +  X Rをフィル
タリングするバンドパスフィルタ66.68と、このハ
゛ンドパスフィルタ66.68の出力信号X L + 
 X 11に後述する積分演算を施す積分器70.72
と、パイロット流量設定器74とを有し、さらに、各積
分器70.72及びパイロット流量設定器74の出力信
号QL、Q、l及びQoを相互に加算する加算器76と
、この加算器76の加算信号(基準推定消費流量に対応
した信号)QA。
ポンプ回転数信号Nを受けてポンプ稼働モードを設定す
るモード設定回路78と、この設定回路78の出力信号
SL、を受けて電磁方向切換弁42に切換信号C81を
出力する駆動回路80Aと、設定回路78の出力信号S
L2を受けて電磁方向切換弁43に切換信号C32を出
力する駆動回路80Bと、を有している。
各バンドパスフィルタ66.68の低域側カットオフ周
波数ftは車高調整時のストローク変化分を遮断できる
値(例えば0.5Hz)に、高域側カットオフ周波数f
、はバネ下共振周波数側のストローク変化分を遮断でき
る値(例えば6ル)に設定しである。また、各積分器7
0.72は、Q=−Sl火ldt          
・・・(1)の式(信号Xに対する添え字り、Rは省略
)に基づき演算してストローク変化分の積分値、即ち積
分時間T(例えば2秒)間のトータルのストローク量「
1/T−5l * 1dtJに対応したシリンダへの出
入り流量を求める。Kは油圧シリンダ10の受圧面積に
基づくゲインである。
ここで、車体2及び車輪4間の実際のストローク変動に
着目してみると、殆どの場合、伸び側縮み側が対象的に
現れる振動となる。しかし、実際に油圧ポンプ34から
の吐出流量が必要になるのは、ストロークが伸び側に変
化し、作動油が油圧シリンダ10に流入するときのみで
あり、ストロークが縮み側に変化し、作動油が排出され
るときは作動油の供給の必要はない。ところが、ストロ
ークが縮み側に変化する分に対する流量は、丁度、後輪
側の油圧シリンダ10に対する作動油の流入分であると
しても差し支えないので、前輪2輪に対する前記(1)
式の演算値は結局、4輪のトータルのストローク変化に
対する消費流量を簡便的に表している。
また、パイロット流量設定器74は、4輪分の圧力制御
弁12の内部リーク量に相当する値Q0を出力する。こ
のため、加算器76の加算結果QAはシステム全体の推
定消費流量となる。
そして、駆動回路80Aは、出力信号SL、が論理値r
lJであるときには、切換信号O3+を「オンJとし、
出力信号SL、が論理値「0」であるときには、切換信
号C3Iを「オフ」とし、また、駆動回路80Bは、出
力信号SL2が論理値「1」であるときには、切換信号
C52を[オンjとし、出力信号SL2が論理値「0」
であるときには、切換信号C82を「オフ」とする。
さらに、前記吐出量制御回路50は、第5図に示す如く
、ストローク信号xL、xRを受けて該信号X L +
  X Rの平均値” L +  ” Rをそれぞれ求
めるローパスフィルタ82.84と、これらフィルタ8
2.84に依る平均値”L+”Rに対して[xL−又t
J+  rX、  5[R」の演算をそれぞれ行う加算
器86.88と、それら加算値「XLXL」、「XR−
ヌ、」の絶対値をそれぞれ演算して、その信号を前記モ
ード設定回路78に出力する絶対値回路90.92をも
有している。上記アナログ型ローパスフィルタ82.8
4のカットオフ周波数は、路面からの振動入力によるハ
ネ上、ハネ下問のストローク周波数領域(例えば1〜1
0七前後)以下の値(例えば0.1Hz)に設定されて
おり、入力信号xL、x、を平滑化する。
前記モード設定回路78は、例えばマイクロコンピュー
タを搭載して構成され、予め前述した第4図の吐出流量
特性に対応したモードマツプを記憶しているとともに、
後述する第6図乃至第8図の演算処理をΔt (<T)
時間毎に行う。
これらの内、第6図の処理は、前記積分周期に同期した
時間T毎に推定モード(後述するフラグMP、の値)を
設定する。第7図の処理は、第6図のサブルーチン処理
であって、第6図の処理で設定された推定モードに基づ
き、一定の制約条件に従って、論理値「1」若しくは論
理値「0」の出力信号SLI及びSLzを出力する。
第8図の処理は、Δを時間毎にストローク量が大きい状
態を監視する機能等を担っている。
次に、本実施例の動作を説明する。
最初に、モート′設定回路78の動作を説明する。
このモード設定回路7日は、一定時間△t(例えば、2
0m5ec)毎に、第6図及び第8図のタイマ割り込み
処理をそれぞれ行う(なお、演算処理の過程で使用され
るフラグa、e、カウンタb、c。
dは、処理開始時にメインプログラムで零に設定される
。)。
第6図の処理では、そのステップ■で割り込み処理毎に
カウンタCをインクリメントし、ステップ■で所定時間
T(−Δt−A)に対応した整数Aになったか否かを判
断する。
このステップ■の判断でカウンタCのカウント値が整数
Aに達しでいないときは、ステップ■に移行し、フラグ
a、=1か否かの判定を行い、その判定がrNOJの場
合には、ステップ■に移行してフラグa、=1か否かの
判定を行う。
ここで、フラグa1及びa2は、後述する第8図の処理
において設定されるフラグであって、油圧シリンダ10
のストローク量が所定値E2を越える程大きい場合(大
ストローク状態)及びその後の所定時間内にはa、 −
o、az =1に設定され、そのストローク量が所定値
E2よりは小さいが所定値El(<E2)よりも大きい
場合(中ストローク状態)及びその後の所定時間内には
a。
=1.az =oに設定され、そして、ストロークが所
定値E、以下の場合(小ストローク状態)にはa+ =
Q、az =oに設定される。
従って、ステップ■及びステップ■の判定が両方とも「
NO」の場合は、小ストローク状態であると判断できる
から、現行モードを維持したままメインプログラムに戻
る。
一方、ステップ■の判定がrYES、のときは、ステッ
プ■に移行し、カウンタCをクリアした後、ステップ■
に移行する。
ステップ■では、加算器76の加算結果である基準推定
消費流量信号QAを入力し、その値を記憶する。次いで
、ステップ■に移行し、ポンプ回転数センサ56の検出
信号Nを入力し、その値を記憶してステップ■に移行す
る。
このステップ■では、第4図に対応したマツプを参照し
て、基準推定消費流量QAとポンプ回転数Nとにより一
義的に決まる座標が属する最小吐出流量の基準モードを
設定する。即ち、モード1ならば基準モート値M0を1
に、モード2ならば基準モード値M。を2に、モード3
ならば基準モード値M。を3にそれぞれ設定する。
次いで、ステップ■に移行してフラグa1=1か否かを
判定し、その判定が「NO」の場合にはステップ[相]
に移行してフラグa2=1か否かの判定を行う。つまり
、ステップ■及びステップ[相]の判定によって、大ス
トローク状態であるか、中ストローク状態であるから、
小ストローク状態であるかが判断される。
そして、ステップ■及びステップ[相]の判定が両方と
もrNo、の場合(小ストローク状態)には、ステップ
■に移行し、推定モードを、上記ステップ■で設定した
基準モードに設定する。即ち、推定モード値M、を基準
モード値M0と等しい値に設定する。
また、上記ステップ■の判定がrYES、の場合(中ス
トローク状B)には、ステップ@に移行し、推定モード
を、基準モードから1アツプしたモードに設定する。
つまり、基準モード値M。がlであれば、推定モート値
M、を2に、基準モード値M0が2若しくは3である場
合には、推定モード値M1を3にそれぞれ設定する。
なお、上記ステップ■の判定がrYES、の場合にも、
ステップ@の処理を実行するので、推定モードは、基準
モードから1アツプしたモードに設定される。
さらに、ステップ■の判定がrNo、で且つステップ[
相]の判定がrYES、の場合(大ストローク状態)に
は、ステップ■に移行し、推定モードを、基準モードか
ら2アツプしたモードに設定する。なお、この実施例で
は、モードを1.2及び3の三段階に分けているので、
このステップ■では、推定モード値M、は、必ず3にな
る。
なお、上記ステップ■の判定がrYESJの場合にも、
ステップ■の処理を実行するので、推定モートは3とな
る。
そして、ステップ■、ステップ@及びステップ■の処理
において推定モートが設定されたら、ステップ0に移行
して、第7図に示すサブルーチン処理を実行する。
第7図の処理では、先ず、ステップ■で、第6図の処理
で設定された推定モード値M、が3であるか否か、即ち
、ポンプ部51の吐出量(油圧ポンプ34の負荷)が最
大となるモード3が望まれているか否かを判定する。
このステップ■の判定がrYEs、の場合には、ステッ
プ■に移行し、第6図のステップ■で読み込んだ検出信
号Nと、油圧ポンプ34が高速回転時であると判断でき
る所定回転数NAとを比較し、油圧ポンプ34が高速回
転をしているか否か、即ち、エンジン36が高速回転を
しているか否かを判定する。
つまり、ステップ■及びステップ■の判定が両方ともr
YESJの場合は、エンジン36が高速回転をしている
最中にモード3が望まれている場合であるから、駆動源
としてのエンジン36の駆動力を油圧ポンプ34に伝達
するヘルド等に滑りが発生する恐れが大きいと判断でき
る。
そこで、ステップ■の判定がrYEs、の場合には、ス
テップ■に移行し、現行の処理におけるモードを決める
出力モード値M2を強制的に2に設定する。つまり、電
磁方向切換弁43が第3の戻り路48を遮断状態とする
ことを禁止する。
一方、ステップ■若しくはステップ■の何れかで「NO
」と判定された場合には、上記ベルト等に滑りは発生し
難いと判断できるから、推定モードがそのまま出力され
るように、ステップ■に移行し、出力モード値M2を推
定モード値M1と同じ値に設定する。
そして、ステップ■若しくはステップ■からステップ■
Gこ移行して、出力モード値M2に応した出力信号SL
、及びSL、を駆動回路80A及び80Bに出力する。
即ち、出力モード値M2が1ならば、出力信号SL、を
論理値「1」で且つ出力信号SL2を論理値「0」とし
、出力モード値M2が2ならば、出力信号SL、及びS
L2を共に論理値「0」とし、そして、出力モード値M
2が3ならば、出力信号SL、論理値「0」で且つ出力
信号SL、を論理値「1」とする。
すると、駆動回路80A及び80Bは、それら出力信号
SL、及びSL2に応して、電磁方向切換弁42及び4
3のソレノイドに切換信号C31及びCS2を出力する
その結果、モード1の場合には、第9図(a)に示すよ
うに、切換信号C5Iが「オン」で且つ切換信号C32
が「オフ」となるから、電磁方向切換弁42は第1の戻
り路44を第3の戻り路48に連通させ、電磁方向切換
弁43は第3の戻り路48を連通状態とするので、能動
型サスペンション6側には、比較的吐出量の少ない第2
の油圧ポンプ34Bの出力のみが供給される。
また、モード2の場合には、第9図(b)に示すように
、切換信号C81及びC82がFオフ」となるから、電
磁方向切換弁42は第2の戻り路46を第3の戻り路4
8に連通させ、電磁方向切換弁43は第3の戻り路48
を連通状態とするので、能動型サスペンション6側には
、比較的吐出量の大きい第1の油圧ポンプ34Aの出力
のみが供給される。
さらに、モード3の場合には、第9図(C)に示すよう
に、切換信号C81が「オフ」で且つ切換信号C82が
「オン」となるから、電磁方向切換弁42は第2の戻り
路46を第3の戻り路48に連通させるが、電磁方向切
換弁43が第3の戻り路48を遮断状態とするので、能
動型サスペンション6側には、第1の油圧ポンプ34A
及び第2の油圧ポンプ34Bの両方の出力が供給される
そして、ステップ■の処理を終えたら、このサブルーチ
ン処理を終了する。
一方、第8図に示す処理では、そのステップ■及びステ
ップ■で、絶対値回路90及び92の出力信号1x−X
、I l及び1x−5[L lを人力し、差値D+を及
びDLとして記憶する。
次いで、ステップ■及びステップ■で、それら差値DR
及びDLの何れか一方でも大ストローク状態を判定でき
る所定(iu E 2以上であるか否かを判定し、ステ
ップ■及びステップ■の判定が共にrNO,の場合は、
大ストローク状態でないと判断する。
そして、ステップ■、ステップ■の処理を実行して、差
値り、及びDLの何れか一方でも中ストローク状態を判
定できる所定値E、以上であるか否かを判定する。
これらステップ■及びステップ■の判定が共に「NO」
の場合は、中ストローク状態でもない、即ち、前左輪、
前右輪4,4共に小ストローク状態であると判断できる
から、ステップ■に移行して、変数f、(今回の処理に
おけるストローク状態が、モードアンプが必要な大スト
ローク状態若しくは中ストローク状態であるか、或いは
モードアップが不要な小ストローク状態であるかを表す
変数)を0とし、ステップ■に移行する。
ステップ■では、フラグa1及びa2の少なくとも一方
が1で、且つ、カウンタdカ月以上であるか否かを判定
する。ここで、カウンタdは、大ストローク状態若しく
は中ストローク状態の回数を計数するカウンタである。
このステップ■で「NO」の場合には、ステップ■に移
行して、フラグ”l+  z、e及びカランタb、dを
クリアした後、ステップ[相]に移行して、変数fi−
1(前回の処理におけるストローク状態が、モードアッ
プが必要な大ストローク状態若しくは中ストローク状態
であるか、或いはモードアンプが不要な小ストローク状
態であるかを表す変数)を、変数f、と等しい値に設定
し、第8図の処理を終了する。
しかし、タイマ割り込み処理を繰り返している中で、ス
テップ■及びステップ■の何れか一方でrYESJと判
定されたとすると、大ストローク状態であると判断し、
ステップ■に移行して変数f、を1に設定した後、ステ
ップ@に移行して、変数f、−9がOであるか否かを判
定する。
つまり、ステップ@では、小ストローク状態から大スト
ローク状態に移る時点が監視され、この判定がrNOJ
の場合はステップ@乃至ステップ■の処理は不要である
から、ステップ[相]に移行した後、この処理を終了す
る一方、ステップ@の判定がrYESJの場合は、ステ
ップ■に移行し、カウンタdをインクリメントして大ス
トローク状態に移行した回数を計数する。
そして、ステップQに移行して、大ストローク状態を示
すために、フラグa1−0とし、フラグa2−1とした
後、ステップ[相]を経てこの処理を終了する。
なお、ステップ■及びステップ■の判定が共に「NO」
であり、且つ、ステップ■、ステップ■の判定の何れか
一方がrYEsJの場合は、中ストローク状態であると
判断し、ステップ■乃至ステップ■の処理を実行する。
なお、ステップ■乃至ステップ■の処理は、上記ステッ
プ■乃至ステップ0の処理と略同じ内容であり、異なる
のは、ステップ■において、中ストローク状態を表すた
めに、フラグa1=1とし、フラグa2=0とするとこ
ろである。
このように、差値DR及びDLと所定値EE2とを比較
してストローク状態を判断し、その判断結果に応してフ
ラグa1及びa2が適宜設定されるため、第6回に示す
処理では、それらフラグa1及びa2を参照すれば、現
在のストローク状態を知ることができる。
さらに、上記ステップ■でrYESJと判定された場合
には、ステップ[相]に移行し、カウンタdが2以上で
あるか否かを判定する。
この判定は、振動が収束方向にあるか否かを識別するも
ので、大ストローク状態若しくは中ストローク状態が依
然として継続しているときには、ステップ■若しくはス
テップ@においてカウンタdの計数値が増加し、ストロ
ーク量の絶対値が所定値E3未満であって収束傾向にあ
る場合には、計数値が1のままである。
そこで、ステップ■でrNOJの場合にはステップ[相
]に移行し、カウンタC−0,即ち、T時間が経過した
か否かを判定する。このステップ[相]の判定がrNO
Jの場合は、大ストローク状態及び中ストローク状態を
脱出したが、未だ所定時間Tが経過していない状態であ
るから、ステップ[相]を経てこの処理を終了する。
しかし、ステップ0でrYEs」となる場合は、ステッ
プ■に移行してカウンタbをインクリメントし、ステッ
プ■でカウンタbが2になったか否かを判定する。この
ステップ@による判定は、大ストローク状態及び中スト
ローク状態を脱出した後、少なくとも、1周期(T時間
)分の間は、モードアップした状態を保持するためであ
る。
そこで、ステップCで「NO」の場合は、かかる保持時
間T、 十T (0≦TF<T:T、は大ストローク及
び中ストロークから抜けるタイミングにより変動する)
が未だ経過していないとしてステップ[相]を経た後、
この処理を終了する。
一方、上記ステップ■においてrYEsJと判定された
場合は、前回の保持時間T、+T中に再び大ストローク
若しくは中ストロークが訪れ、しかもその大ストローク
及び中ストローク状態から抜けた状態であるとして、ス
テップOに移行し、フラグe=1 (カウンタb=oに
対応)か否かを判定する。この判定がrNO,の場合は
、未だカウンタbのクリアを行っていないものとしてス
テップ[相]に移行して、カウンタbをクリアして保持
時間の計測を御破算にするとともに、フラグeを立てて
このカウンタクリアを示した後、上記ステップ[相]に
移行する。
また、ステップ0の判定がrYEsJの場合は、既にカ
ウンタクリアを行ったとして、ステップ[相]を実行せ
ずにステップ@に移行する。
このため、任意の大ストローク若しくは中ストローク発
生により設定された保持時間中に、再び大ストローク若
しくは中ストロークが到来したときは、大ストローク若
しくは中ストロークが継続しているとして、フラグa1
及びa2の状態を維持する。また、そのような大ストロ
ーク若しくは中ストロークの到来がないときは、保持時
間の経過後にフラグa、及びa2が降ろされる。
なお、上記保持時間の長さは振動周波数及び消費馬力に
応して自由に設定できるものである。
ここで、本実施例では、第7図に示すステップ■乃至ス
テップ■の処理が、吐出量規制手段に対応する。
次に、全体動作を説明する。
いま、凹凸の無い良路を定速直進走行しており、オペレ
ートチェック弁4工が「開」であって、供給路及びリタ
ーン路が共に連通し、油圧ポンプ34の駆動によってリ
リーフ弁53で定まるライン圧が能動型サスペンション
6に供給されているとする。
この状態では、路面側からの振動人力、車体2及び車輪
4間のストローク変動、及び車体2に対する外力も殆ど
発生しない。このため、ストロークセンサ58FL、 
 58FRの検出信号xL、x、が殆ど変動せず、バン
ドパスフィルタ66.68の抽出成分は零に近い値にな
り、加算器76の加算値QA−Qoであって基準推定消
費流量は小さい。
このとき、ストローク状態はIXLXLIζO且つIX
Rx*lL−,0であり、l Xt  XL<E、且つ
l XRXi  l <Elであるから第8図の処理に
よりフラグal−o、a2 =oが設定される。一方、
モード設定回路78は、前述した第6図ステ、ブ■乃至
ステップ■の処理によって、その時点のポンプ回転数N
と基準推定消費流NQAに応じた座標点を一定時間T毎
に読み取り、基準モードを1に設定する。
このとき、フラグa1及びa2は共に0であるから、推
定モートは、基準モードと同し1に設定される。これに
よって、切換信号C81がオンで切換信号C82がオフ
となり、電磁方向切換弁42及び43は第9図(a)の
状態をとるから、ポンプ部51はモードlで稼働する。
即ち、第1の油圧ポンプ34Aが無負荷運転となり、第
2の油圧ポンプ34Bの小さい吐出流量によりライン圧
が賄われる。
つまり、走行状態であっても良路を定速直進走行する場
合のように、シリンダ10の消費流量が少ないと推定し
たときは、ポンプ部51の吐出量を低下させて、消費馬
力を少なくし、燃費の改善を図る。
さらに、上記走行状態から例えば低周波のうねりが継続
するうねり路に進入したことにより、ハネ上共振域(I
 Hz前後)相当の比較的低い周波数の上下振動が入力
し、前輪4.4の少なくとも一方にストローク振動があ
ったとする。
このようなストローク変動が生じても、IXLxL l
<E、且つIXRXRI<Elであれば、第8図の処理
でフラグa1及びa2はOに維持されるため、モート川
が継続され、増大気味の消費流量に対してはアキュムレ
ータ52からの作動油供給で賄われる。
しかし、1xL−5[L 1≧El、IXRXI≧E1
の少なくとも一方が成立すると、第8図の処理によって
フラグa1及びa2の何れが一方が1となる。このため
、第6図の処理では、基準モードに対して1アップ若し
くは2アツプしたモードが推定モードとして強制的に設
定される。
これにより、推定モードが2となった場合には、電磁方
向切換弁42及び43は第9図(b)の状態となるから
、今度は、第2の油圧ポンプ34Bが無負荷運転となり
、第1の油圧ポンプ34Aの大きな流量が負荷側に出力
されるし、推定モートが3となった場合には、電磁方向
切換弁42及び43は第9図(C)の状態となるから、
第1の油圧ポンプ34A及び第2の油圧ポンプ34Bの
両方の出力が能動型サスペンション6側に供給される。
即ち、本実施例では、上下方向の振動入力が開始した直
後の適宜なタイミングでモードアップ。
即ち増量が指令される。このタイミングは、従来の上下
加速度に基づくタイミングよりも格段に応答性が良いた
め、増量遅れを解消している。
そして、時間経過して、l XL −XL  l <E
l且つl XR−XRl <E、に戻ると、モードアッ
プの保持時間の間にストローク量がその縮み側に触れ、
再び闇値「 E+Jを越えたとすると、第8図ステップ
■乃至ステップ@の処理によって保持期間が更新され、
再び保持時間の計測が開始され、この計測中は最初にア
ップされた推定モードがそのまま維持される。この増量
制御は、大ストローク状態若しくは中ストローク状態が
続く限り、同様に繰り返される。
一方、能動型サスペンション6では、上述のモードアッ
プ制御に並行して振動入力に対する姿勢制御が実行され
る。つまり、うねり路への進入初期には、油圧シリンダ
10のシリンダ室りの圧力が上昇又は減少し、この圧力
変動に応じて圧力制御弁12のスプール15が前述の如
く軸方向に微動し、これにより圧力制御弁12を介して
シリンダ10及び油圧供給装置8との間で作動油を流通
させて振動を吸収する。
しかし、うねり路走行が更に進み、上述したスプール移
動によっても振動を吸収できなくなると、車体側も上下
動しようとする。このような状態になると、車体に取り
付けた加速度センサ19が上下方向の加速度に対応した
信号Gを検出して姿勢制御回路18に出力する。そこで
、姿勢制御回路18は、検出信号Gに基づき上下振動を
減衰させる指令値Iを演算し、各輪の圧力制御弁12に
出力する。このため、油圧シリンダ10では、上下方向
の絶対速度に比例した力が発生し、上下振動が的確に減
衰して上下動が抑制される。
このような振動制御状態では、前記直進状態に比べて消
費流量が格段に大きくなるが、本実施例では、中ストロ
ーク開始時にモード2に切り換え、大ストローク開始時
にモード3に切り換え増量しているので、消費流量に見
合う充分な流量が事前に供給される。そこで、上下加速
度信号に伴う増量遅れが無くなり、且つ、定時モード設
定の合間に大ストローク状態に移行することがあっても
増量が間に合わなくなるということも無い。したがって
、応答性の良い増量になり、サスペンション機能を損な
うことが無く、うねり路等での良好な乗り心地を確保で
きる。
さらに、上述したうねり路から良路へ抜は出し、これに
より、ストローク振動が収束に向かったとする。この場
合も、所定の保持時間が経過するまではモード2若しく
はモード3が保持されるため、大ストローク状態及び中
ストローク状態脱出直後の比較的大きいストローク振動
であっても、大流量が供給され、ライン圧が保持される
とともに、アキュムレータ52にも迅速に蓄圧される。
そして、保持時間が経過すると、第8Vの処理ではフラ
グa1及びa2が共にOとなるから、第6図の処理で、
推定モートが基準モードに設定される。
つまり、ストローク振動が小さい状態では、小吐出流量
のモート1に戻され、燃費向上が推進される。
一方、前記うねり路の走行後、例えば凹凸の無い良路で
の旋回走行を行ったり、ヤ減速、象、加速を行って車体
がロールやピッチが牛しる状態に移行したとする。この
場合には、姿勢制御回路18が加速度センサ19からの
検出信号Gに基づいて指令値Iを出力し、油圧シリンダ
10の作動圧を制御する。これによって、作動圧は、ロ
ール剛性やピンチ剛性を高め、車体を殆どフラットに保
持する。このときの前輪側のストローク信号XL+XI
Iは殆ど変動しないから、前述のようにモード1が設定
されている。つまり、良路でのロール。
ピンチ制御では、上下方向の制振に比べて、消費流量が
比較的少ないから、モード1による吐出量とアキュムレ
ータ52からの作動油供給で対処できる。
これに対して、低周波の凹凸が続く悪路などでの旋回走
行、急減速、象、加速に対しては、ストローク検出信号
xL、xRが凹凸に対応して変動するので、路面状況に
よってはモード2若しくはモード3が設定される。かか
る走行中における姿勢制御の消費流量は大きいが、これ
に見合う流量が供給され、確実な姿勢制御となる。
さらに、走行を終えて停車すると、推定流量が少ないの
でモード1が設定され、消費馬力が下げられる。また、
イグニッションスイッチをオフにすると、エンジン36
の回転が停止するので、油圧ポンプ34の吐出量も直ち
に零になる。このとき、圧力制御弁12を介して作動油
がドレン側にリークし、バイロント圧P、がPHに等し
くなった時点で、オペレートチェンク弁41が「閉」と
なって、作動圧を所定値PNに封し込める。したがって
、圧力値P、に応したフラットな車体姿勢となる。
このように本実施例では、上下加速度信号に代えて、路
面状況をより的確に反映するストローク信号を用い、所
定時間T毎に消費流量を正確に推定し、この推定値を満
足する最小流量のポンプ稼働モードを設定し、これに基
づきポンプ34を駆動しているので、必要且つ充分な流
量を安定して供給でき且つ消費馬力のロスも少ない。ま
た、とくに、消費流量の大きい上下方向の振動制御に際
しては、直ちに増量するので、加速度に基づくときの増
量時の応答遅れが無くなるとともに、所定時間Tを比較
的長く設定した場合でも、大ストローク時の増量が間に
合わないということも無くなり、迅速な増量に対処でき
るという利点がある。
さらに、ストロークセンサは前輪に対する2個で済むの
で、構成が比較的簡単になる。さらに、大ストローク状
態を判断する閾値Eを適宜に設定することにより、ノイ
ズなどによる誤作動を防止できる。
さらに、本実施例にあっては、油圧ポンプ340回転数
Nが所定回転数NAを越えているときには、電磁方向切
換弁43が第3の戻り路48を遮断状態とすること、即
ち、モード3への切り換えを禁止しているので、エンジ
ン36の高速回転時に油圧ポンプ34の負荷が過大にな
ることがなく、エンジン36の駆動力を油圧ポンプ34
に伝達するベルト等の滑りが防止され、その駆動力伝達
部位の摩耗や損傷の恐れが小さくなる。
なお、上記実施例では、本発明に係る車両用流体圧供給
装置を、能動型サスペンション6に作動油を供給する油
圧供給装置8に適用した場合について説明したが、本発
明の適用対象はこれに限定されるものではない。
また、上記実施例では、流体圧として油圧を用いた場合
について説明したが、その他の流体圧であってもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、請求項(1)及び(2)記載の発
明によれば、エンジンの高回転時にポンプ部の吐出量が
過大になることがないので、エンジンの駆動力をポンプ
に伝達するヘルド等の滑りを防止でき、その駆動力伝達
部位の摩耗や損傷の恐れが小さくなるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1回は本発明の一実施例を示す概略構成回、第2図は
圧力制御弁の一例を示す断面図、第3回は圧力制御弁の
出力特性を示すグラフ、第4図はポンプ部の吐出量特性
を示すグラフ、第5図は吐出量制御回路を示すブo ツ
ク図、第6図乃至第8図はモード設定回路で実行される
処理の概要を示すフローチャート、第9図(a)はモー
ト”lにおける電磁方向切換弁の状態を示す図、第9図
(b)はモード2における電磁方向切換弁の状態を示す
図、第9図(C)はモード3における電磁方向切換弁の
状態を示す図である。 6・・・能動型サスペンション(流体圧機器)、8・・
・油圧供給装置(車両用流体圧供給装置)、30・・・
タンク、34A・・・第1の油圧ポンプ(第1のポンプ
)、34B・・・第2の油圧ポンプ(第2のポンプ)、
36・・・エンジン、38a・・・第1の供給側管路(
第1の供給路)、38b・・・第2の供給側管路(第2
の供給路)、39A・・・チェック弁(第1のチェック
弁)、39C・・・チェック弁(第2のチェック弁)、
42・・・電磁方向切換弁(第1の切換弁)、43・・
・電磁方向切換弁(第2の切換弁)、44・・・第1の
戻り路、46・・・第2の戻り路、48・・・第3の戻
り路、50・・・吐出量制御回路、51・・・ポンプ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンを駆動源とした吐出量可変のポンプ部を
    有する車両用流体圧供給装置において、 前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、前
    記エンジンの回転数が所定値以上であるときに前記ポン
    プ部の吐出量を所定値以下に規制する吐出量規制手段と
    、を備えたことを特徴とする車両用流体圧供給装置。
  2. (2)ポンプ部は、第1のポンプと、この第1のポンプ
    の吐出側及び流体圧機器間に介在する第1の供給路と、
    この第1の供給路に設けられ且つ前記第1のポンプ側へ
    の流体の逆流を阻止する第1のチェック弁と、この第1
    のチェック弁よりも上流側の前記第1の供給路から分岐
    された第1の戻り路と、前記第1のポンプよりも吐出量
    が少ない第2のポンプと、この第2のポンプの吐出側及
    び前記流体圧機器間に介在する第2の供給路と、この第
    2の供給路に設けられ且つ前記第2のポンプ側への逆流
    を阻止する第2のチェック弁と、この第2のチェック弁
    よりも上流側の前記第2の供給路から分岐された第2の
    戻り路と、前記第1及び第2の戻り路の何れか一方をタ
    ンクに通じる第3の戻り路に連通させる第1の切換弁と
    、前記第3の戻り路を連通状態若しくは遮断状態とする
    第2の切換弁と、を備えるとともに、吐出量規制手段は
    、エンジンの回転数が所定値以上であるときに前記第2
    の切換弁が前記第3の戻り路を遮断状態とすることを禁
    止する請求項(1)記載の車両用流体圧供給装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62201133U (ja) * 1986-06-13 1987-12-22
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