JPH0410007Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410007Y2
JPH0410007Y2 JP1987113023U JP11302387U JPH0410007Y2 JP H0410007 Y2 JPH0410007 Y2 JP H0410007Y2 JP 1987113023 U JP1987113023 U JP 1987113023U JP 11302387 U JP11302387 U JP 11302387U JP H0410007 Y2 JPH0410007 Y2 JP H0410007Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
press
slide
tile
pressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987113023U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6417710U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987113023U priority Critical patent/JPH0410007Y2/ja
Publication of JPS6417710U publication Critical patent/JPS6417710U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0410007Y2 publication Critical patent/JPH0410007Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はタイル等のプレス成形を行なうための
金型に係り、詳しくはプレス方向と交叉する方向
に凹陥する凹部付の成形体をプレス成形するため
のプレス金型に関するものである。
[従来の技術] タイルを乾式施工する場合等においては、タイ
ルに種々の係止片部を突設したりビス孔を穿設す
ることが行なわれている。例えば、第6図に示す
タイル10は上辺部(頭部)にビス孔12が穿設
され、また下半部は前面側へせり出し該下半部裏
面に足14が突設されている。このタイル10は
第7図に示す如く、壁面16に、タイル10の頭
部裏側10aと、足14の裏側14aを接触させ
た状態で、ビス孔12にビス18を差し、ネジ込
んでタイル10を壁面16に固定することにより
その施工を行なう。
このタイル10の成形は、真空押出成形機か
ら、第8図に示す疑似T字形の断面を有するよう
に押し出し、次いで所定の長さに切断して1次成
形体20を得る。しかる後、第9図に示す、おの
おのt1及びt2のプレス代をもつた上型22と下型
24の間に、上記1次成形体20を投入し、プレ
スすることにより、第1図に示す所要のタイル1
0を得る。(ただし、第6図の貫通孔12は、プ
レス後に穿つものであり、プレス時点では、形成
されない。) このようなタイル10であれば、上型22と下
型24とのプレス方向(上型と下型との接近方
向)と交叉する方向に凹陥する凹部がないから、
主としてプレス成形のみで比較的容易に成形する
ことができる。
一方、これとは別に第4図に示す如く、外観形
状は、第6図と同じであるが、タイル26の足1
4に、その足14の長さ方向と平行に連続的な溝
28を形成してなるタイル26がある。このタイ
ル26は、第5図に示す如く、壁面16に予め取
付けられている断面T字形のフツク29に、前記
タイル26の溝28を嵌め込んで固定させ、ビス
等を用いることなく施工される。
[考案が解決しようとする問題点] このようなタイル26の溝28を形成するに
は、プレスにより得られた第6図に示すタイル成
形体10を用いて、それに2次加工により、当該
溝28を形成する必要がある。この溝28を形成
するには、成形体10とりわけ足14付近の損壊
を生じさせないようにかつ十分な寸法精度となる
ように加工せねばならず、ビス孔を穿つ加工作業
に比べると格段に煩瑣な2次加工作業を行なわな
ければならない。そのため、上記の如きタイルは
加工手間、成形体の取扱い、運搬等に多大な労力
を要しており、従つて生産量が限られ、量産化で
きないという問題があつた。
このような問題は第4図に示したタイル26以
外にも、プレス方向と交叉する方向に凹陥する凹
部を有する部材に一般的に共通するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案のプレス金型は、プレス方向と交叉する
方向に凹陥する凹部付の成形体をプレス成形する
ためのプレス金型である。このプレス金型は、前
記凹部形成用の押圧片が成形空間への突出及び成
形空間からの退避可能に設けられていることを特
徴とするものである。
[作用] かかる本考案のプレス金型によれば、プレス成
形時にプレス方向と交叉する方向に凹陥する凹部
を形成することができる。即ち、例えば上型と下
型との間に原料(又は1次成形体)を介在させ、
次いで上型と下型とでこれをプレスすると共に押
圧片を成形空間に突出させる。これにより上記凹
部を有する成形体がプレス成形される。
なお、成形体を脱型するために型開きを行なう
ときに押圧片を後退させ、成形体を該押圧片に引
掛けることなく型から取り出すことができる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係るプレス金型の構
成を示す縦断面図、第2図は同要部の平断面図
(一部を第1図に−線に沿つて断面としてあ
る。)、第3図は金型の内部構成を説明する組立斜
視図である。
このプレス金型30は上型32と下型34とを
備え、前記第4図に示した溝28付きのタイル2
6を成形するためのものである。
この上型32は、第9図の上型22と大略同じ
であるが、一端にスライドカム36を有してい
る。また、下型34は、第9図の下型24と大略
同じであるが、上型32のスライドカム36と同
じ側の一端に押圧片(以下、スライド板という)
38を保持したスライドユニツト40及びガイド
41を有している。
スライドユニツト40は、第3図に示す構造に
なつており、スライド板38と、それを保持する
2本のアーム42,44、スライドブツシユ4
6,48を介してアーム42,44が連結されて
いるスライドブロツク50,52を備え、スライ
ドブロツク50,52間は、従動子としてのスラ
イドピン54を介して連結されている。前記スラ
イドカム36にはスライドピン54が摺動するス
ライド溝56が形成されている。このスライド溝
56は下方ほどスライド板38から離れる方向に
傾斜している。
下型34にはアーム42,44が挿入される開
口58,60が設けられ、該開口58,60内に
はコイルばね62,64が挿入されスライドブロ
ツク46,48を開口58,60から抜け出る方
向に付勢している。
前記ガイド41はカム36の上下動を案内する
ように設けられている。
次に一連のプレス成形動作について説明する。
押し出し成形後の1次成形体20(第8図)を上
型32と下型34の間に投入し、プレスが開始さ
れると、上型32が下降を始める。その時、スラ
イドユニツト40のスライドピン54は、スライ
ドカム36のスライド溝56の縁部に嵌め込まれ
た位置(第1図に示す位置関係)に予めセツトさ
れているため、上型32の下降と共にスライドピ
ン54はスライド溝56に沿つて動き、従つて、
上型32の動きと直角方向、すなわち、第1図に
おいては、水平右側に動く。そして、スライドユ
ニツト40として一体化しているスライド板38
も、アーム42,44を介して、水平右側(成形
空間への突出方向)に動く。その移動量は、第4
図のタイル26の溝28の深さdと等しく、スラ
イドカム36のスライド溝56におけるスライド
ピン54の初期位置の中心軸A1と、最終端位置
の中心軸A2とのギヤツプlによつて決定される。
一方、プレス完了後、上型32が上昇し、原位
置に戻るに従い、スライドユニツト40も原位置
に戻される。このスライドユニツト40の戻りに
際してはばね62,64が該戻り方向にスライド
ユニツト40を付勢しているので、戻り作動が円
滑かつ確実に行なわれる。
以上の動作により、第4図に示す巾W(スライ
ド板14の肉厚tに等しい)、深さdの溝28を
もつた、所要のタイル26の成形体を得ることが
できる。
なお、上記実施例ではカム機構により押圧片と
してのスライド板38を進退させているが、本考
案においてはプレス及び型開きの各作動に対応し
て押圧片を進退させることができる限り他の機構
をも採用できる。そのようなものとしては、例え
ばプレス作動と同期して作動される油圧シリンダ
機構等が挙げられる。
上記実施例では下型に押圧片を設けているが上
型に設けても良く、上型と下型の双方に設けるこ
とも可能である。また、押圧片の進退方向はプレ
ス方向と直角方向に限らない。さらに、押圧片と
しても板状以外の棒状片、鋸歯状片など各種形状
のものを採用できる。
本考案は第4図に示したタイル以外の各種の成
形体のプレス成形に採用できる。
[効果] 以上の通り、本考案のプレス金型によればプレ
ス方向と交叉する方向に凹陥する凹部を有する成
形体を容易かつ確実にしかも成形体のプレス成形
動作と同時にプレス成形することができ、このよ
うな成形体を量産できる。この凹部は、また、極
めて高い寸法精度で形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るプレス金型の構
成を示す縦断面図、第2図は同要部の部分断面
図、第3図はスライドユニツトの組立斜視図、第
4図はタイル26の斜視図、第5図はタイル26
の施工説明図、第6図はタイル10の斜視図、第
7図はタイル10の施工説明図、第8図は1次成
形体20の斜視図、第9図は従来のプレス金型の
断面図である。 30……プレス金型、32……上型、34……
下型、36……スライドカム、38……スライド
板(押圧片)、42,44……アーム、54……
スライドピン(従動子)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プレス方向と交叉する方向に凹陥する凹部付
    の成形体をプレス成形するためのプレス金型で
    あつて、前記凹部形成用の押圧片が成形空間へ
    の突出及び成形空間からの退避可能に設けられ
    ていることを特徴とするプレス金型。 (2) 前記金型は上型及び下型を備え、該上型と下
    型の一方に前記押圧片が設けられると共に他方
    には該押圧片の進退移動用のカムが設けられ、
    かつ該カムと係合する従動子が該押圧片に設け
    られている実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のプレス金型。
JP1987113023U 1987-07-23 1987-07-23 Expired JPH0410007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987113023U JPH0410007Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987113023U JPH0410007Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6417710U JPS6417710U (ja) 1989-01-30
JPH0410007Y2 true JPH0410007Y2 (ja) 1992-03-12

Family

ID=31352495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987113023U Expired JPH0410007Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0410007Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140064B2 (ja) * 1978-04-18 1986-09-06 Kawasaki Steel Co
JPS6241573B2 (ja) * 1979-03-14 1987-09-03 Sheru Intern Risaachi Maachatsupii Nv

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140064U (ja) * 1984-08-17 1986-03-13 賢明 永野 テレホンカ−ド
JPS6241573U (ja) * 1985-08-31 1987-03-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140064B2 (ja) * 1978-04-18 1986-09-06 Kawasaki Steel Co
JPS6241573B2 (ja) * 1979-03-14 1987-09-03 Sheru Intern Risaachi Maachatsupii Nv

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6417710U (ja) 1989-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0410007Y2 (ja)
CN211807585U (zh) 一种锁芯连接件模具
JP2671356B2 (ja) 成形装置
JP4005195B2 (ja) 射出成形金型におけるスライド機構
JP3005296U (ja) インサート成形金型
CN213648462U (zh) 一种汽车内饰滑板成型模具
JPH0514830Y2 (ja)
CN220331728U (zh) 脱模组件及具有该脱模组件的后模
CN218700549U (zh) 一种模具结构
JPH0436247Y2 (ja)
CN220497520U (zh) 汽车a柱加强板成型模具
CN216632115U (zh) 一种用于特殊形状工件的折弯机专用模具
JP2000246739A (ja) 樹脂成形型のアンダーカット処理機構
CN218926166U (zh) 一种航空发动机生产用陶芯精铸模具
CN216708168U (zh) 一种顶针快速出料的注塑模具
CN213353193U (zh) 一种便于下料的生产用成品模具
JPS5940196Y2 (ja) 射出成形用金型におけるアンダ−カット処理構造
JPH065132Y2 (ja) 成形用金型
JPH0514827Y2 (ja)
JP4446627B2 (ja) 打抜装置
JPS6222249Y2 (ja)
CN116922693A (zh) 一种汽车内饰板成型模具
JP2536448Y2 (ja) モールド成形用金型
JPH0611154Y2 (ja) 樹脂成形用金型構造
JP2543012B2 (ja) 溝付き矩形部品の製造方法