JP2000246739A - 樹脂成形型のアンダーカット処理機構 - Google Patents
樹脂成形型のアンダーカット処理機構Info
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- JP2000246739A JP2000246739A JP11051693A JP5169399A JP2000246739A JP 2000246739 A JP2000246739 A JP 2000246739A JP 11051693 A JP11051693 A JP 11051693A JP 5169399 A JP5169399 A JP 5169399A JP 2000246739 A JP2000246739 A JP 2000246739A
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- rod
- mold
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を低減し、製造及び組み付けを容易
に行うことができ小型化を図ることができる樹脂成形型
のアンダーカット処理機構を提供する。 【解決手段】 可動型13にコア収容凹部13cを設
け、傾斜コア21を収容する。この傾斜コア21の底部
に設けた案内溝21dに対し、押出ロッド22の先端部
に形成したスライド素子22aを横方向の相対移動可能
に係合する。前記傾斜コア21に対し可動型13に設け
た傾斜孔13fに傾斜案内ロッド27を挿入し、該ロッ
ド27の先端部を傾斜コア21に連結ピン28により連
結する。前記固定型16と可動型13の離型時に押出ロ
ッド22により傾斜コア21がコア収容凹部13cから
離脱すると、傾斜コア21は傾斜案内ロッド27により
支持され、傾斜コア21が押出ロッド22の先端部に設
けたスライド素子22aから離脱することはない。
に行うことができ小型化を図ることができる樹脂成形型
のアンダーカット処理機構を提供する。 【解決手段】 可動型13にコア収容凹部13cを設
け、傾斜コア21を収容する。この傾斜コア21の底部
に設けた案内溝21dに対し、押出ロッド22の先端部
に形成したスライド素子22aを横方向の相対移動可能
に係合する。前記傾斜コア21に対し可動型13に設け
た傾斜孔13fに傾斜案内ロッド27を挿入し、該ロッ
ド27の先端部を傾斜コア21に連結ピン28により連
結する。前記固定型16と可動型13の離型時に押出ロ
ッド22により傾斜コア21がコア収容凹部13cから
離脱すると、傾斜コア21は傾斜案内ロッド27により
支持され、傾斜コア21が押出ロッド22の先端部に設
けたスライド素子22aから離脱することはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形型のアン
ダーカット処理機構に関するものである。
ダーカット処理機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂成形型におけるアンダーカッ
ト処理装置として、次のようなものが提案されている。
この処理装置は可動型と固定型を接離可能に対応させ、
可動型側に形成したコア収容凹部に対し傾斜コアが収容
されている。エジェクタープレートに連結された押出ロ
ッドは可動型の案内孔に貫通され、そのロッドの先端部
は前記傾斜コアに横方向の相対移動可能に係合されてい
る。すなわち、前記押出ロッドの先端部にはT字状のス
ライド素子が形成され、該スライド素子が傾斜コアに形
成した横断面T字状の案内溝内に押出ロッドの押し出し
方向と直交する方向の摺動可能に嵌入されている。そし
て、押出ロッドが押し出し方向に移動されると、傾斜コ
アがコア収容凹部の傾斜面に沿って摺動案内する案内溝
と案内突条によって斜めに移動され、傾斜コアのアンダ
ーカット成形部が樹脂成形品のアンダーカット部から抜
け出すようになっている。
ト処理装置として、次のようなものが提案されている。
この処理装置は可動型と固定型を接離可能に対応させ、
可動型側に形成したコア収容凹部に対し傾斜コアが収容
されている。エジェクタープレートに連結された押出ロ
ッドは可動型の案内孔に貫通され、そのロッドの先端部
は前記傾斜コアに横方向の相対移動可能に係合されてい
る。すなわち、前記押出ロッドの先端部にはT字状のス
ライド素子が形成され、該スライド素子が傾斜コアに形
成した横断面T字状の案内溝内に押出ロッドの押し出し
方向と直交する方向の摺動可能に嵌入されている。そし
て、押出ロッドが押し出し方向に移動されると、傾斜コ
アがコア収容凹部の傾斜面に沿って摺動案内する案内溝
と案内突条によって斜めに移動され、傾斜コアのアンダ
ーカット成形部が樹脂成形品のアンダーカット部から抜
け出すようになっている。
【0003】上記従来のアンダーカット処理装置におい
ては、傾斜コアが可動型のコア収容凹部から上方に突出
された状態で、傾斜コアが該凹部から抜け出ないように
設定する必要がある。このため傾斜コアを所定ストロー
クの例えば100mm突出させるためには100mm+
30〜40mmの深さのコア収容凹部(ポケット)が必
要となる。加えて前記案内突条を摺動案内する案内溝も
これに伴い深くなるため、コア収容凹部の加工時間も長
くなり可動型が大型化するとともに、アンダーカット処
理装置の製造が面倒になるという問題があった。
ては、傾斜コアが可動型のコア収容凹部から上方に突出
された状態で、傾斜コアが該凹部から抜け出ないように
設定する必要がある。このため傾斜コアを所定ストロー
クの例えば100mm突出させるためには100mm+
30〜40mmの深さのコア収容凹部(ポケット)が必
要となる。加えて前記案内突条を摺動案内する案内溝も
これに伴い深くなるため、コア収容凹部の加工時間も長
くなり可動型が大型化するとともに、アンダーカット処
理装置の製造が面倒になるという問題があった。
【0004】上記従来のアンダーカット処理装置に存す
る問題点を解消するため、従来、実公平5−13685
号公報に示すように、可動型に斜めの孔を設け、この孔
に傾斜コアに連結された傾斜押し出しピンを連結し、傾
斜押し出しピンの基端部をエジェクタプレートに対しス
ライドブロックを主体とするスライド支持機構を介して
連結するようにしたものも提案されている。
る問題点を解消するため、従来、実公平5−13685
号公報に示すように、可動型に斜めの孔を設け、この孔
に傾斜コアに連結された傾斜押し出しピンを連結し、傾
斜押し出しピンの基端部をエジェクタプレートに対しス
ライドブロックを主体とするスライド支持機構を介して
連結するようにしたものも提案されている。
【0005】上記従来のアンダーカット処理装置におい
ては、傾斜コアを収容するコア収容凹部の深さを必要最
小限にすることができるとともに、傾斜コアを斜め上方
に案内する案内溝と突条を省略することができる。しか
し、傾斜押し出しピン6の下端部をエジェクタプレート
に複雑なスライド支持機構を介して連係しなければなら
ないので、部品点数が多くなり製造及び組み付け作業が
面倒になるという問題があった。又、エジェクタプレー
トに対しスライド支持機構が設けられるので、エジェク
タプレートと可動型との間の空間に余裕がなく、成形装
置全体の小型化を図る上で障害になるという問題があ
る。さらに、スライド支持機構があるために傾斜コアの
付近に成形品を取り出すための押出ピンを装着できない
という問題もあった。
ては、傾斜コアを収容するコア収容凹部の深さを必要最
小限にすることができるとともに、傾斜コアを斜め上方
に案内する案内溝と突条を省略することができる。しか
し、傾斜押し出しピン6の下端部をエジェクタプレート
に複雑なスライド支持機構を介して連係しなければなら
ないので、部品点数が多くなり製造及び組み付け作業が
面倒になるという問題があった。又、エジェクタプレー
トに対しスライド支持機構が設けられるので、エジェク
タプレートと可動型との間の空間に余裕がなく、成形装
置全体の小型化を図る上で障害になるという問題があ
る。さらに、スライド支持機構があるために傾斜コアの
付近に成形品を取り出すための押出ピンを装着できない
という問題もあった。
【0006】さらに、従来のアンダーカット処理装置と
して特開平10−024424号公報に示すものも提案
されている。この装置においては、可動型本体及び可動
型ガイドに入子を固定し、可動型本体の側面には押上げ
ブロックを離型方向への摺動可能に摺接し、該押上げブ
ロックとエジェクタプレートとを前記入子を貫通した押
上げロッドにより連結している。又、押上げブロックに
対しアンダーカット用のスライドコアを横方向のスライ
ド可能に摺接し、入子に対し斜め上方に貫通固定したピ
ン部材を前記スライドコアに形成した横断面が長孔状の
貫通孔に横方向の相対移動可能に緩く挿通している。
して特開平10−024424号公報に示すものも提案
されている。この装置においては、可動型本体及び可動
型ガイドに入子を固定し、可動型本体の側面には押上げ
ブロックを離型方向への摺動可能に摺接し、該押上げブ
ロックとエジェクタプレートとを前記入子を貫通した押
上げロッドにより連結している。又、押上げブロックに
対しアンダーカット用のスライドコアを横方向のスライ
ド可能に摺接し、入子に対し斜め上方に貫通固定したピ
ン部材を前記スライドコアに形成した横断面が長孔状の
貫通孔に横方向の相対移動可能に緩く挿通している。
【0007】そして、前記押上げブロックに連結された
押上げロッドをエジェクタープレートとともに押し上げ
方向に移動すると、スライドコアが押上げブロックの摺
動面に沿って側方へ移動され、樹脂成形品のアンダーカ
ット部を側方に変位させるようになっている。又、押上
げブロックとスライドコアとの間には連結機構が設けら
れ、アンダーカット処理動作の後にスライドコアが所定
の位置に復帰されるようになっている。
押上げロッドをエジェクタープレートとともに押し上げ
方向に移動すると、スライドコアが押上げブロックの摺
動面に沿って側方へ移動され、樹脂成形品のアンダーカ
ット部を側方に変位させるようになっている。又、押上
げブロックとスライドコアとの間には連結機構が設けら
れ、アンダーカット処理動作の後にスライドコアが所定
の位置に復帰されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平10
−024424号公報に示されたアンダーカット処理装
置では、押上げブロックとスライドコアとが連結機構に
より連結されており、押上げロッドにより押上げブロッ
クが押し上げ方向に移動されると、スライドコアが側方
に変位する構成をとっているので、部品点数が多くなり
小型化を図ることができないという問題があった。又、
断面が略コ字状で端部にアンダーカット部(折り曲げ
部)を有する成形品でないと適用できないという問題も
あった。
−024424号公報に示されたアンダーカット処理装
置では、押上げブロックとスライドコアとが連結機構に
より連結されており、押上げロッドにより押上げブロッ
クが押し上げ方向に移動されると、スライドコアが側方
に変位する構成をとっているので、部品点数が多くなり
小型化を図ることができないという問題があった。又、
断面が略コ字状で端部にアンダーカット部(折り曲げ
部)を有する成形品でないと適用できないという問題も
あった。
【0009】本発明はこのような従来の技術に存在する
問題点に着目してなされたものであって、その目的は、
エジェクタープレートにスライド支持機構を設けること
なく傾斜コアを収容するコア収容凹部の加工を容易に行
うことができるとともに、コア収容凹部の深さを浅くし
て傾斜コアの小型化を図ることができる樹脂成形型のア
ンダーカット処理機構を提供することにある。
問題点に着目してなされたものであって、その目的は、
エジェクタープレートにスライド支持機構を設けること
なく傾斜コアを収容するコア収容凹部の加工を容易に行
うことができるとともに、コア収容凹部の深さを浅くし
て傾斜コアの小型化を図ることができる樹脂成形型のア
ンダーカット処理機構を提供することにある。
【0010】本発明の別の目的は上記の目的に加えて規
格の異なる樹脂成形品を成形する複数の傾斜コアに対し
共通の押出ロッドと、傾斜案内ロッドを用いることがで
きる樹脂成形型のアンダーカット処理機構を提供するこ
とにある。
格の異なる樹脂成形品を成形する複数の傾斜コアに対し
共通の押出ロッドと、傾斜案内ロッドを用いることがで
きる樹脂成形型のアンダーカット処理機構を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、可動型と固定型を対
向して配置し、両型の接合面に樹脂成形品を形成するキ
ャビティを形成し、可動型にキャビティの一部を形成す
るアンダーカット用の傾斜コアを収容するコア収容凹部
を設け、前記可動型を貫通して設けた挿通孔に対しエジ
ェクタープレートにより往復動作される押出ロッドを挿
通し、該押出ロッドの先端部を前記傾斜コアに対し横方
向の相対移動可能に係合し、前記可動型に斜めに形成し
た傾斜案内孔に傾斜案内ロッドを往復動可能に挿入し、
該傾斜案内ロッドの先端部を前記傾斜コアに連結してい
る。
めに、請求項1に記載の発明では、可動型と固定型を対
向して配置し、両型の接合面に樹脂成形品を形成するキ
ャビティを形成し、可動型にキャビティの一部を形成す
るアンダーカット用の傾斜コアを収容するコア収容凹部
を設け、前記可動型を貫通して設けた挿通孔に対しエジ
ェクタープレートにより往復動作される押出ロッドを挿
通し、該押出ロッドの先端部を前記傾斜コアに対し横方
向の相対移動可能に係合し、前記可動型に斜めに形成し
た傾斜案内孔に傾斜案内ロッドを往復動可能に挿入し、
該傾斜案内ロッドの先端部を前記傾斜コアに連結してい
る。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記傾斜コアは成形用コアと、該成形用コアに対
し着脱可能に連結される連結用コアとにより構成され、
該連結用コアに前記押出ロッドの先端部が横方向の相対
移動可能に係合され、傾斜案内ロッドの先端部が前記連
結用コアに連結されていて、規格の異なる複数の成形用
コアのいずれか一つと前記連結用コアは共通の連結機構
により連結されるものである。
いて、前記傾斜コアは成形用コアと、該成形用コアに対
し着脱可能に連結される連結用コアとにより構成され、
該連結用コアに前記押出ロッドの先端部が横方向の相対
移動可能に係合され、傾斜案内ロッドの先端部が前記連
結用コアに連結されていて、規格の異なる複数の成形用
コアのいずれか一つと前記連結用コアは共通の連結機構
により連結されるものである。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2において、前記押出ロッドの先端部と傾斜案内ロッド
の先端部は、互いに重合するように構成されている。請
求項4に記載の発明では、請求項2において、前記成形
用コアと連結用コアとは凹凸の関係で位置決め係合され
て連結機構としての締め付けボルト又はノックピンによ
り締め付け固定されている。
2において、前記押出ロッドの先端部と傾斜案内ロッド
の先端部は、互いに重合するように構成されている。請
求項4に記載の発明では、請求項2において、前記成形
用コアと連結用コアとは凹凸の関係で位置決め係合され
て連結機構としての締め付けボルト又はノックピンによ
り締め付け固定されている。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項3にお
いて、前記傾斜案内ロッドには押出ロッドを挿入するた
めの溝が縦方向に形成され、前記傾斜コア又は連結用コ
アと傾斜案内ロッドには押出ロッドの先端部に形成した
スライド素子を案内する案内溝が形成されている。
いて、前記傾斜案内ロッドには押出ロッドを挿入するた
めの溝が縦方向に形成され、前記傾斜コア又は連結用コ
アと傾斜案内ロッドには押出ロッドの先端部に形成した
スライド素子を案内する案内溝が形成されている。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
のいずれかにおいて、前記押出ロッドの先端部を傾斜コ
ア又は連結用コアに対し横方向への相対移動可能に係合
する機構は、傾斜コア又は連結用コアに形成した案内溝
と、押出ロッドの先端部に形成され、かつ前記案内溝に
案内される案内突部とにより構成されている。
のいずれかにおいて、前記押出ロッドの先端部を傾斜コ
ア又は連結用コアに対し横方向への相対移動可能に係合
する機構は、傾斜コア又は連結用コアに形成した案内溝
と、押出ロッドの先端部に形成され、かつ前記案内溝に
案内される案内突部とにより構成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した樹脂
成形金型の第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明す
る。
成形金型の第1実施形態を図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0017】この実施形態の樹脂成形金型は第1ホルダ
11の片面に連結されたスペーサ12に支持された可動
型13と、第2ホルダ14に対し支持ロッド15を介し
て支持された固定型16とを備えている。前記第2ホル
ダ14の支持ロッド15は前記固定型16の挿通孔16
aを貫通するとともに、前記可動型13に形成された案
内孔13aに挿入され、可動型13及び固定型16が離
型される過程において、可動型13を直線方向に案内す
る。
11の片面に連結されたスペーサ12に支持された可動
型13と、第2ホルダ14に対し支持ロッド15を介し
て支持された固定型16とを備えている。前記第2ホル
ダ14の支持ロッド15は前記固定型16の挿通孔16
aを貫通するとともに、前記可動型13に形成された案
内孔13aに挿入され、可動型13及び固定型16が離
型される過程において、可動型13を直線方向に案内す
る。
【0018】可動型13にはキャビティ17を形成する
凹部13bが形成され、固定型16には同じくキャビテ
ィ17を形成する凹部16bが形成されている。固定型
16にはキャビティ17内に形成される樹脂成形品18
を射出成形するための溶融樹脂を注入するノズル19が
設けられている。可動型13には前記成形用凹部13b
と対応してコア収容凹部13cが形成され、該凹部13
c内に傾斜コア21が収容されている。この傾斜コア2
1はその表面に前記キャビティ17の一部を形成する成
形面21aを有し、樹脂成形品18のアンダーカット部
18aを成形するアンダーカット成形部21bを備えて
いる。又、この傾斜コア21には前記コア収容凹部13
cの一側に形成した傾斜面13dに沿った傾斜移動方向
に対し同角度以上の傾斜面21cが形成されている。こ
の傾斜角度は同じでもよい。
凹部13bが形成され、固定型16には同じくキャビテ
ィ17を形成する凹部16bが形成されている。固定型
16にはキャビティ17内に形成される樹脂成形品18
を射出成形するための溶融樹脂を注入するノズル19が
設けられている。可動型13には前記成形用凹部13b
と対応してコア収容凹部13cが形成され、該凹部13
c内に傾斜コア21が収容されている。この傾斜コア2
1はその表面に前記キャビティ17の一部を形成する成
形面21aを有し、樹脂成形品18のアンダーカット部
18aを成形するアンダーカット成形部21bを備えて
いる。又、この傾斜コア21には前記コア収容凹部13
cの一側に形成した傾斜面13dに沿った傾斜移動方向
に対し同角度以上の傾斜面21cが形成されている。こ
の傾斜角度は同じでもよい。
【0019】前記可動型13には前記コア収容凹部13
cの底部と第1ホルダ11側の側面とを貫通する案内孔
13eが形成され、該案内孔13eに押出ロッド22が
前記支持ロッド15と平行する方向の往復動可能に挿通
されている。この押出ロッド22の基端部はエジェクタ
ープレート23に対しボルト24により連結されてい
る。前記押出ロッド22の先端部には図3に示すように
T字状のスライド素子22aが一体的に形成されてい
る。前記傾斜コア21の底部には前記スライド素子22
aを押出ロッド22の押し出し方向とほぼ直交する水平
方向に相対移動可能に摺動案内する横断面ほぼT字状の
案内溝21dが形成されている。
cの底部と第1ホルダ11側の側面とを貫通する案内孔
13eが形成され、該案内孔13eに押出ロッド22が
前記支持ロッド15と平行する方向の往復動可能に挿通
されている。この押出ロッド22の基端部はエジェクタ
ープレート23に対しボルト24により連結されてい
る。前記押出ロッド22の先端部には図3に示すように
T字状のスライド素子22aが一体的に形成されてい
る。前記傾斜コア21の底部には前記スライド素子22
aを押出ロッド22の押し出し方向とほぼ直交する水平
方向に相対移動可能に摺動案内する横断面ほぼT字状の
案内溝21dが形成されている。
【0020】前記可動型13には傾斜挿入孔13fが形
成され、該孔13fには円筒状の案内筒26が収容さ
れ、該案内筒26の内周面、つまり傾斜案内孔には傾斜
案内ロッド27が挿通されている。この傾斜案内ロッド
27の先端部は傾斜コア21に形成した挿入孔21eに
挿入され、コア21に形成した孔21fとロッド27に
形成した孔27aに挿入した連結ピン28により連結さ
れている。
成され、該孔13fには円筒状の案内筒26が収容さ
れ、該案内筒26の内周面、つまり傾斜案内孔には傾斜
案内ロッド27が挿通されている。この傾斜案内ロッド
27の先端部は傾斜コア21に形成した挿入孔21eに
挿入され、コア21に形成した孔21fとロッド27に
形成した孔27aに挿入した連結ピン28により連結さ
れている。
【0021】次に、前記のように構成した樹脂成形型の
動作を説明する。図1に示すように、前記可動型13及
び固定型16が閉じられた状態においてノズル19から
溶融樹脂をキャビティ17内に注入すると、所定の形状
の樹脂成形品18が成形される。この樹脂成形品18に
は傾斜コア21に設けたアンダーカット成形部21bに
よりアンダーカット部18aが形成される。
動作を説明する。図1に示すように、前記可動型13及
び固定型16が閉じられた状態においてノズル19から
溶融樹脂をキャビティ17内に注入すると、所定の形状
の樹脂成形品18が成形される。この樹脂成形品18に
は傾斜コア21に設けたアンダーカット成形部21bに
よりアンダーカット部18aが形成される。
【0022】次に、可動型13と固定型16を図示しな
い駆動機構により離型すると、図2に示すように、エジ
ェクタープレート23及び押出ロッド22により傾斜コ
ア21が凹部13cから押し出される。この過程で傾斜
コア21に固定された傾斜案内ピン27は案内筒26に
案内されつつスライド素子22aと案内溝21dの働き
により傾斜コア21は押し出し方向とほぼ直交する横方
向に案内移動される。傾斜コア21が凹部13cから押
し出された後は、該傾斜コア21は押出ロッド22と傾
斜案内ロッド27により支持される。このため傾斜コア
21は図2に示すように可動型13のコア収容凹部13
cから離脱した状態においても押出ロッド22から離脱
することはない。このようにして傾斜コア21のアンダ
ーカット成形部21bは、樹脂成形品18のアンダーカ
ット部18aから抜け出るので、樹脂成形品18の取り
出しが行われる。
い駆動機構により離型すると、図2に示すように、エジ
ェクタープレート23及び押出ロッド22により傾斜コ
ア21が凹部13cから押し出される。この過程で傾斜
コア21に固定された傾斜案内ピン27は案内筒26に
案内されつつスライド素子22aと案内溝21dの働き
により傾斜コア21は押し出し方向とほぼ直交する横方
向に案内移動される。傾斜コア21が凹部13cから押
し出された後は、該傾斜コア21は押出ロッド22と傾
斜案内ロッド27により支持される。このため傾斜コア
21は図2に示すように可動型13のコア収容凹部13
cから離脱した状態においても押出ロッド22から離脱
することはない。このようにして傾斜コア21のアンダ
ーカット成形部21bは、樹脂成形品18のアンダーカ
ット部18aから抜け出るので、樹脂成形品18の取り
出しが行われる。
【0023】次に、前記のように構成した樹脂成形金型
の効果を構成とともに列記する。 (1)前記実施形態では可動型13に貫通した押出ロッ
ド22のスライド素子22aを傾斜コア21の案内溝2
1dに横方向の相対移動可能に係合するとともに、可動
型13に設けた案内筒26に傾斜案内ロッド27を挿入
し、傾斜コア21に傾斜案内ロッド27の先端部を挿入
して連結ピン28により連結した。このため、傾斜コア
21がコア収容凹部13cから押し出された状態におい
て、傾斜コア21が押出ロッド22から離脱するのを傾
斜案内ロッド27により防止することができる。又、部
品点数を低減しコア収容凹部13cの深さ寸法を大きく
する必要がないので、製造及び組み付けを容易に行い、
コストを低減することができる。
の効果を構成とともに列記する。 (1)前記実施形態では可動型13に貫通した押出ロッ
ド22のスライド素子22aを傾斜コア21の案内溝2
1dに横方向の相対移動可能に係合するとともに、可動
型13に設けた案内筒26に傾斜案内ロッド27を挿入
し、傾斜コア21に傾斜案内ロッド27の先端部を挿入
して連結ピン28により連結した。このため、傾斜コア
21がコア収容凹部13cから押し出された状態におい
て、傾斜コア21が押出ロッド22から離脱するのを傾
斜案内ロッド27により防止することができる。又、部
品点数を低減しコア収容凹部13cの深さ寸法を大きく
する必要がないので、製造及び組み付けを容易に行い、
コストを低減することができる。
【0024】(2)前記実施形態ではエジェクタープレ
ート23と押出ロッド22を連結したので、傾斜案内ロ
ッド27とエジェクタープレート23との間に従来の技
術で述べたスライド支持機構を設ける必要はなく、この
ためエジェクタープレート23と可動型13との間にお
ける空間を必要最小限に設定して、金型の小型化を図る
ことができる。
ート23と押出ロッド22を連結したので、傾斜案内ロ
ッド27とエジェクタープレート23との間に従来の技
術で述べたスライド支持機構を設ける必要はなく、この
ためエジェクタープレート23と可動型13との間にお
ける空間を必要最小限に設定して、金型の小型化を図る
ことができる。
【0025】(3)前記実施形態では押出ロッド22の
上端にスライド素子22aを設け、傾斜コア21の下部
に設けた案内溝21dに係合するようにしたので、押出
ロッド22の先端部を傾斜コア21に対し横方向へ相対
移動可能に係合する機構を簡素化して、部品点数を低減
し製造及び組み付けを容易に行うことができる。
上端にスライド素子22aを設け、傾斜コア21の下部
に設けた案内溝21dに係合するようにしたので、押出
ロッド22の先端部を傾斜コア21に対し横方向へ相対
移動可能に係合する機構を簡素化して、部品点数を低減
し製造及び組み付けを容易に行うことができる。
【0026】次に、この発明の第2実施形態を図4〜図
8に基づいて説明する。この第2実施形態においては、
成形用コア21の底部に連結用コア31を取り外し可能
に係合している。図5に示すように成形用コア21の下
面にはアリ溝21gが形成され、連結用コア31の上面
にはアリ31aが形成されている。そして、アリ溝21
gにアリ31aを係合した状態で成形用コア21及び連
結用コア31に形成した挿入孔21h、31bにノック
ピン32を挿入することにより連結用コア31と成形用
コア21を固定している。
8に基づいて説明する。この第2実施形態においては、
成形用コア21の底部に連結用コア31を取り外し可能
に係合している。図5に示すように成形用コア21の下
面にはアリ溝21gが形成され、連結用コア31の上面
にはアリ31aが形成されている。そして、アリ溝21
gにアリ31aを係合した状態で成形用コア21及び連
結用コア31に形成した挿入孔21h、31bにノック
ピン32を挿入することにより連結用コア31と成形用
コア21を固定している。
【0027】前記連結用コア31の底部には傾斜案内ロ
ッド27の先端部が嵌入される孔31cが形成されてい
る。連結用コア31と傾斜案内ロッド27には孔31
d、27aが形成され、孔31d、27aに連結ピン2
8を挿入することにより連結用コア31と傾斜案内ロッ
ド27が固定されている。前記傾斜案内ロッド27には
離型後すなわち作動完了状態において板状の押出ロッド
22が摺動可能に重合されるように所定の間隔をもった
溝27bが形成されている。図4、5に示すように、傾
斜案内ロッド27の基端部には溝27bのない連結部2
7cが形成されている。前記溝27b内に板状の押出ロ
ッド22が横方向のスライド可能に挿入され、該押出ロ
ッド22の先端部に一体形成した横円柱状のスライド素
子22bは、前記傾斜案内ロッド27の先端部、連結用
コア31に形成した横円筒状の案内溝27d,31eに
横方向の相対移動可能に嵌入されている。なお、図4、
8に示す符号34は樹脂成形品18の押出ピンである。
ッド27の先端部が嵌入される孔31cが形成されてい
る。連結用コア31と傾斜案内ロッド27には孔31
d、27aが形成され、孔31d、27aに連結ピン2
8を挿入することにより連結用コア31と傾斜案内ロッ
ド27が固定されている。前記傾斜案内ロッド27には
離型後すなわち作動完了状態において板状の押出ロッド
22が摺動可能に重合されるように所定の間隔をもった
溝27bが形成されている。図4、5に示すように、傾
斜案内ロッド27の基端部には溝27bのない連結部2
7cが形成されている。前記溝27b内に板状の押出ロ
ッド22が横方向のスライド可能に挿入され、該押出ロ
ッド22の先端部に一体形成した横円柱状のスライド素
子22bは、前記傾斜案内ロッド27の先端部、連結用
コア31に形成した横円筒状の案内溝27d,31eに
横方向の相対移動可能に嵌入されている。なお、図4、
8に示す符号34は樹脂成形品18の押出ピンである。
【0028】図4は樹脂成形品が成形された直後の非離
型状態を示す。この状態において、離型が行われると、
図8に示すように成形用コア21Aと連結用コア31が
凹部13cから押し出される。この過程において、連結
用コア31は成形用コア21A及び傾斜案内ロッド27
とともに押出ロッド22のスライド素子22bに案内さ
れて左方向に移動される。
型状態を示す。この状態において、離型が行われると、
図8に示すように成形用コア21Aと連結用コア31が
凹部13cから押し出される。この過程において、連結
用コア31は成形用コア21A及び傾斜案内ロッド27
とともに押出ロッド22のスライド素子22bに案内さ
れて左方向に移動される。
【0029】この第2実施形態においては、次のような
効果がある。・前記第2実施形態では傾斜案内ロッド2
7に形成した溝27b内に押出ロッド22を摺動可能に
挟入したので、押出ロッド22と傾斜案内ロッド27と
をほぼ同一位相に重合するように配置することができ
る。このため、押出ロッド22と傾斜案内ロッド27の
占有スペースを少なくすることができる。
効果がある。・前記第2実施形態では傾斜案内ロッド2
7に形成した溝27b内に押出ロッド22を摺動可能に
挟入したので、押出ロッド22と傾斜案内ロッド27と
をほぼ同一位相に重合するように配置することができ
る。このため、押出ロッド22と傾斜案内ロッド27の
占有スペースを少なくすることができる。
【0030】・前記第2実施形態では成形用コア21に
対し連結用コア31を脱着可能に連結したので、連結用
コア31を共通の金具とし、多種多様な成形品によって
異なる成形用コア21の下面に設けたアリ溝21gを共
通とすることにより、多種類の成形用コア21に対し共
通の連結用コア31で対処することができる。
対し連結用コア31を脱着可能に連結したので、連結用
コア31を共通の金具とし、多種多様な成形品によって
異なる成形用コア21の下面に設けたアリ溝21gを共
通とすることにより、多種類の成形用コア21に対し共
通の連結用コア31で対処することができる。
【0031】なお、前記実施形態は次のように変更して
具体化することもできる。図9に示すように、連結用コ
ア31と成形用コア21をボルト35により連結し、横
断面がT字状の案内溝31eに対し、T字状のスライド
素子22aを係合し、図示しないが傾斜案内ロッド27
を連結用コア31に連結することもできる。この実施形
態では連結用コア31と成形用コア21を位置決めする
ノックピン(図示略)を用いる。
具体化することもできる。図9に示すように、連結用コ
ア31と成形用コア21をボルト35により連結し、横
断面がT字状の案内溝31eに対し、T字状のスライド
素子22aを係合し、図示しないが傾斜案内ロッド27
を連結用コア31に連結することもできる。この実施形
態では連結用コア31と成形用コア21を位置決めする
ノックピン(図示略)を用いる。
【0032】・前記実施形態では可動型と固定型を横方
向に配置した樹脂成形金型としたが、これを上下方向に
配置した構成のものに具体化することもできる。・図4
〜図8に示す実施形態において、傾斜案内ロッド27の
連結部27cを省略したり、傾斜案内ロッド27を二分
割して組み合わせたりしてもよい。
向に配置した樹脂成形金型としたが、これを上下方向に
配置した構成のものに具体化することもできる。・図4
〜図8に示す実施形態において、傾斜案内ロッド27の
連結部27cを省略したり、傾斜案内ロッド27を二分
割して組み合わせたりしてもよい。
【0033】・前記実施形態において、押出ロッド22
及び傾斜案内ロッド27を四角柱状にしたり、多角柱状
にしたりしてもよい。前記実施形態から把握できる請求
項以外の技術思想について、以下に説明する。
及び傾斜案内ロッド27を四角柱状にしたり、多角柱状
にしたりしてもよい。前記実施形態から把握できる請求
項以外の技術思想について、以下に説明する。
【0034】(1)請求項5において、前記傾斜案内ロ
ッドは円柱状に形成され、該ロッドには扁平状の押出ロ
ッドを挿入するための溝が縦方向に形成され、前記傾斜
コア又は連結用コアと傾斜案内ロッドには押出ロッドの
先端部に形成した横円柱状のスライド素子を案内する横
円筒状の案内溝が形成されている樹脂成形型のアンダー
カット処理機構。
ッドは円柱状に形成され、該ロッドには扁平状の押出ロ
ッドを挿入するための溝が縦方向に形成され、前記傾斜
コア又は連結用コアと傾斜案内ロッドには押出ロッドの
先端部に形成した横円柱状のスライド素子を案内する横
円筒状の案内溝が形成されている樹脂成形型のアンダー
カット処理機構。
【0035】上記の樹脂成形型のアンダーカット処理機
構は、部品点数を少なくして製造及び組み付けを容易に
行うことができる。
構は、部品点数を少なくして製造及び組み付けを容易に
行うことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜5のいずれ
かに記載の発明によれば、エジェクタープレートにスラ
イド支持機構を設けることなく、傾斜コアを収容するコ
ア収容凹部の加工を容易に行うことができるとともに、
コア収容凹部の深さを浅くして傾斜コアの小型化を図る
ことができる。
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜5のいずれ
かに記載の発明によれば、エジェクタープレートにスラ
イド支持機構を設けることなく、傾斜コアを収容するコ
ア収容凹部の加工を容易に行うことができるとともに、
コア収容凹部の深さを浅くして傾斜コアの小型化を図る
ことができる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、規格の異なる成形用コアに対し
共通の押出ロッドと、傾斜案内ロッドを用いることがで
きる。
に記載の効果に加えて、規格の異なる成形用コアに対し
共通の押出ロッドと、傾斜案内ロッドを用いることがで
きる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、前記押出
ロッドの先端部と傾斜案内ロッドの先端部は、互いに重
合するように構成されているので、両ロッドの占有スペ
ースを小さくして小型化を図ることができる。
ロッドの先端部と傾斜案内ロッドの先端部は、互いに重
合するように構成されているので、両ロッドの占有スペ
ースを小さくして小型化を図ることができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、成形用コア
と連結用コアとは連結機構としての締め付けボルトによ
り締め付け固定されているので、構造を簡素化でき、製
造及び組み付けを容易に行うことができる。
と連結用コアとは連結機構としての締め付けボルトによ
り締め付け固定されているので、構造を簡素化でき、製
造及び組み付けを容易に行うことができる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、傾斜案内ロ
ッドと押出ロッドの重合構造を簡素化して、部品点数を
低減することができる。請求項6記載の発明によれば、
押出ロッドの先端部を傾斜コア又は連結用コアに対し横
方向への相対移動可能に係合する機構の構成を簡素化し
て、部品点数を低減することができる。
ッドと押出ロッドの重合構造を簡素化して、部品点数を
低減することができる。請求項6記載の発明によれば、
押出ロッドの先端部を傾斜コア又は連結用コアに対し横
方向への相対移動可能に係合する機構の構成を簡素化し
て、部品点数を低減することができる。
【図1】 この発明の第1実施形態を示す樹脂成形金型
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】 樹脂成形金型の離型状態を示す縦断面図。
【図3】 傾斜コア、押出ロッド及び傾斜案内ロッドの
分解斜視図。
分解斜視図。
【図4】 この発明の第2実施形態を示す樹脂成形金型
の要部縦断面図。
の要部縦断面図。
【図5】 成形用コア、連結用コア、押出ロッド及び傾
斜案内ロッドの分解斜視図。
斜案内ロッドの分解斜視図。
【図6】 図4のA−A線断面図。
【図7】 図4のB−B線断面図。
【図8】 第2実施形態の樹脂成形金型の離型状態を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図9】 この発明の別の実施形態を示す要部の断面
図。
図。
13…可動型、16…固定型、17…キャビティ、18
…樹脂成形品、18a…アンダーカット部、21…傾斜
コア、21b…アンダーカット成形部、21c…傾斜
面、21d…案内溝、21A…成形用コア、22…押出
ロッド、22a…スライド素子、22b…スライド素
子、23…エジェクタープレート、27…傾斜案内ロッ
ド、31…連結用コア。
…樹脂成形品、18a…アンダーカット部、21…傾斜
コア、21b…アンダーカット成形部、21c…傾斜
面、21d…案内溝、21A…成形用コア、22…押出
ロッド、22a…スライド素子、22b…スライド素
子、23…エジェクタープレート、27…傾斜案内ロッ
ド、31…連結用コア。
Claims (6)
- 【請求項1】 可動型と固定型を対向して配置し、両型
の接合面に樹脂成形品を形成するキャビティを形成し、
可動型にキャビティの一部を形成するアンダーカット用
の傾斜コアを収容するコア収容凹部を設け、前記可動型
を貫通して設けた挿通孔に対しエジェクタープレートに
より往復動作される押出ロッドを挿通し、該押出ロッド
の先端部を前記傾斜コアに対し横方向の相対移動可能に
係合し、前記可動型に斜めに形成した傾斜案内孔に傾斜
案内ロッドを往復動可能に挿入し、該傾斜案内ロッドの
先端部を前記傾斜コアに連結したことを特徴とする樹脂
成形型のアンダーカット処理機構。 - 【請求項2】 請求項1において、前記傾斜コアは成形
用コアと、該成形用コアに対し着脱可能に連結される連
結用コアとにより構成され、該連結用コアに前記押出ロ
ッドの先端部が横方向の相対移動可能に係合され、傾斜
案内ロッドの先端部が前記連結用コアに連結されてい
て、規格の異なる複数の成形用コアのいずれか一つと前
記連結用コアは共通の連結機構により連結されるもので
ある樹脂成形型のアンダーカット処理機構。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記押出ロッ
ドの先端部と傾斜案内ロッドの先端部は、互いに重合す
るように構成されている樹脂成形型のアンダーカット処
理機構。 - 【請求項4】 請求項2において、前記成形用コアと連
結用コアとは凹凸の関係で位置決め係合されて連結機構
としての締め付けボルト又はノックピンにより締め付け
固定されている樹脂成形型のアンダーカット処理機構。 - 【請求項5】 請求項3において、前記傾斜案内ロッド
には押出ロッドを挿入するための溝が縦方向に形成さ
れ、前記傾斜コア又は連結用コアと傾斜案内ロッドには
押出ロッドの先端部に形成したスライド素子を案内する
案内溝が形成されている樹脂成形型のアンダーカット処
理機構。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記
押出ロッドの先端部を傾斜コア又は連結用コアに対し横
方向への相対移動可能に係合する機構は、傾斜コア又は
連結用コアに形成した案内溝と、押出ロッドの先端部に
形成され、かつ前記案内溝に案内される案内突部とによ
り構成されている樹脂成形型のアンダーカット処理機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051693A JP2000246739A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 樹脂成形型のアンダーカット処理機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051693A JP2000246739A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 樹脂成形型のアンダーカット処理機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000246739A true JP2000246739A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12893994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11051693A Pending JP2000246739A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 樹脂成形型のアンダーカット処理機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000246739A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104526970A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-22 | 常熟市古里镇淼泉浩军金属模具厂 | 一种模具导柱 |
EP3235618A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-25 | Technocrats Corporation | Undercut processing mechanism, molding die and molded product |
CN115157580A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-10-11 | 歌尔科技有限公司 | 脱模机构及注塑模具 |
DE102023115262B3 (de) | 2023-06-12 | 2024-10-10 | MERKLE PORTUGAL, Unipessoal, Lda. | Vorrichtung und schrägauswerfer |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051693A patent/JP2000246739A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104526970A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-22 | 常熟市古里镇淼泉浩军金属模具厂 | 一种模具导柱 |
EP3235618A1 (en) * | 2016-04-19 | 2017-10-25 | Technocrats Corporation | Undercut processing mechanism, molding die and molded product |
US11059203B2 (en) | 2016-04-19 | 2021-07-13 | Technocrats Corporation | Undercut processing mechanism, molding die and molded product |
CN115157580A (zh) * | 2022-07-26 | 2022-10-11 | 歌尔科技有限公司 | 脱模机构及注塑模具 |
CN115157580B (zh) * | 2022-07-26 | 2024-02-09 | 歌尔科技有限公司 | 脱模机构及注塑模具 |
DE102023115262B3 (de) | 2023-06-12 | 2024-10-10 | MERKLE PORTUGAL, Unipessoal, Lda. | Vorrichtung und schrägauswerfer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040303 |