JPH0399042A - N―置換アミノフェノール類の製造方法 - Google Patents

N―置換アミノフェノール類の製造方法

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JPH0399042A
JPH0399042A JP23787089A JP23787089A JPH0399042A JP H0399042 A JPH0399042 A JP H0399042A JP 23787089 A JP23787089 A JP 23787089A JP 23787089 A JP23787089 A JP 23787089A JP H0399042 A JPH0399042 A JP H0399042A
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正浩 近藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は染料、医薬、農薬またはこれらの中間体として
利用されるN−[換アミノフェノール類の製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来、N一置換アミノフェノール類の製造方法としては
、二価フェノール類とアミン類とを一価のフェノール類
の存在下に反応させる方法(特公昭62−5416号公
報)などが提案されている。
特公昭62 − 5416号公報の方法は優れた方法で
はあるが、目的とするN一置換アミノフェノール類の選
択率が低い場合があり、一価フェノール類の分離回収に
コストがかかるなどの問題点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するため、
N一置換アミノフェノール類を高い選択率で収率よく、
しかも低コストで製造する方法を提案することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は二価フェノール類とアミン類とを反応させてN
一置換アミノフェノール類を製造する方法において、生
或すろ水を反応系外へ除去しながら反応させることを特
徴とするN一置換アミノフェノール類の製造方法である
本発明で用いる2価フェノール類としては、下記一般式
〔■〕で表わされるものを使用することができる。
(式中、R1は水素原子または置換基を示す。)前記一
般式(1)のR1で示される置換基としては、例えばハ
ロゲン原子、アルキル基、ニトロ基、アルコキシ基など
をあげることができる。
前記一般式[1)で表わされる二価フェノール類として
具体的には、例えばレゾルシン,ヒドロキノン、カテコ
ール等の置換基を有しない二価フェノール類:2−メチ
ルヒドロキノン、4−メチルレゾルシン、5−メチルレ
ゾルシン、5−エチルレゾルシン、5−イソプロビルレ
ゾルシン、5−n−プチルレゾルシン、5−See−プ
チルレゾルシン、5−tert−プチルレゾルシン、3
−メチルカテコール、4−メチル力テコール、4−エチ
ル力テコール、4−イソプロビル力テコール、4−n−
ブチノレ力テコール、4−sec−プチルカテコール,
  4−tert−プチルカテコール等の置換基を有す
る二価フェノール類などをあげることができる。これら
の二価フェノール類の中では、置換基を有しない二価フ
ェノール類を使用することが好ましく、とくにレゾルシ
ンに本発明の方法を適用することが好ましい。
本発明において用いるアミン類としては下記一般式(1
)で表わされる第一アミンまたは第ニアミンがあげられ
る。
H (式中、R2、R3は水素原子または炭素数1〜10の
アルキル基を示し、R2.R3が共に水素原子であるこ
とはない。) 前記一般式〔■〕で表わされる第一アミンとしてはメチ
ルアミン、エチルアミン、n−プロビルアミン、イソプ
ロビルアミン、n−ブチルアミン、sec−プチルアミ
ン、tert−プチルアミン、アミルアミン、ヘキシル
アミン、ヘプチルアミン,オクチルアミン、ノニルアミ
ン、デシルアミン、シクロヘキシルアミンなどを例示す
ることができる。また第ニアミンとしてはジメチルアミ
ン、ジエチルアミン, ジーn−プロビルアミン、ジイ
ソプロピルアミン、ジーn−プチルアミン、ジーsec
−ブチルアミン、ジーtert−プチルアミン、ジアミ
ルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオ
クチルアミン、ジシクロへキルアミンなどを例示するこ
とができる。
これらの中ではn−プチルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ジメチルアミンが好ましい。
アミン類の使用量は二価フェノール類1モルに対して0
.5〜2モル、好ましくは0.8〜1.5モルの割合で
使用するのが好ましい。
本発明では、二価フェノール類として前記一般式(1)
で表わされるもの,アミン類として前記一般式〔■〕で
表わされるものを使用した場合、下記反応式〔■〕に示
すアミノ化反応により、N一置換アミノフェノール類が
製造される。
(式中、R1〜R3は前記と同じものを示す。)上記反
応式〔■〕で示されるように、二価フェノール類とアミ
ン類とを反応させてN−置換アミノフェノール類を製造
すると、水が生或するが,本発明ではこの生成する水を
反応系外へ除去しながら反応を行う。生成する水を反応
系外へ除去しながら反応を行うことにより、N,N’一
置換フェニレンジアミン類などの副生物の生或を抑制し
、二価フェノール類の転化率を高めるとともに、目的と
するN−置換アミノフェノール類の選択率を高めること
ができる。
反応は液相反応として行い、反応温度が通常140〜2
60℃,好ましくは160〜220℃、反応圧力が通常
常圧〜20kg/cm”G、好ましくは常圧〜10kg
/crn” G、反応時間が通常1〜10時間、好まし
くは1〜5時間の範囲で行うのが好ましい。
反応は二価フェノール類とアミン類とを混合して行うこ
ともできるし、二価フェノール類にアミン類をフィード
しながら行うこともできる。
また反応は無触媒で行うこともできるし,リン酸、リン
酸水素二ナトリウム等のリン酸塩、トリアルキルフオス
フェートなどの触媒を用いて行ってもよい。触媒を用い
る場合、触媒の使用量は二価フェノール類1モルに対し
て通常0.1〜0.01モルの割合で使用するのが好ま
しい。
さらに反応は無溶媒で行うこともできるし、溶媒を用い
て行うこともできる。溶媒としては、例えばフェノール
等の一価フェノール類などをあげることができる。アミ
ン類として第ニアミンを用いた場合は、一価フェノール
類を溶媒として用いる方がより好ましい結果が得られる
反応を行うための反応器は特に限定されず、槽型、管型
、塔型など任意の反応器が選択でき、反応様式も回分法
、半回分法、連続法など任意の様式が選択できる。
生或した水を反応系外へ除去するには、反応中に蒸発し
た水蒸気を含む蒸気を反応系外に除去するなどの方法に
より簡単に行うことができる。この時蒸気中には水とと
もにアミン類等が含まれている場合があるが、このよう
なアミン類等は反応系内に戻すのが好ましい。特にアミ
ン類として水と共沸するシクロヘキシルアミンなどを用
いた場合は、水とともに除去されたアミン類を反応系内
に戻すことの効果は大きく、収率を高くすることができ
る。留出物から水を分離するには、トルエンなどの有機
溶媒を用いてアミン類を有機溶媒層に溶解させるなどの
方法により行うことができる。
以上のような方法により、反応液中の濃度が10〜80
重量%の濃度でN一置換アミノフェノール類が製造でき
る。
反応終了後は反応混合物を蒸留、晶折などの常法に従っ
て処理することにより、目的とするN一置換アミノフェ
ノール類が得られる。
このようにして得られたN一置換アミノフェノール類は
感熱、感圧紙用染料、キサンテン系染料、蛍光染料、医
薬、農薬およびこれらの中間体として利用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、二価フェノール類とアミン類とを反応
させてN−置換アミノフェノール類を製造する方法にお
いて、生成する水を反応系外へ除去しながら反応させる
ようにしたので、N一置換アミノフェノール類を高い選
択率で収率よく、しかも低コストで製造できる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1 トルエンを張り込んだ水抜き装置、温度計および撹拌翼
を備え付けた300mQの三ツ口フラスコにレゾルシン
(以下、RSと略記する)110.1g(1.0モル)
、シクロヘキシルアミン103.3g (1.04モル
)および85%リン酸5.5gを仕込み、200℃の油
浴に浸して還流下に5時間反応させた。反応中、生或水
12.1gを水抜き装置により反応系外へ分離除去した
反応終了後反応液をガスクロマトグラフィーで分析した
結果、N−シクロヘキシル1−アミノフェノール生成量
は129.1g(RS基準の収率67.5モル%),未
反応RS量は28.9g(RSの転化率73.7モル%
)、選択率は91.6モル%であった。
実施例2 実施例1において、シクロヘキシルアミンの代りにプチ
ルアミン76.0g(1.04モル)を用いた以外は実
施例1と同様に反応を行ったところ、RSの転化率は7
2.1モル%、N−ブチルーm−アミノフェノールの収
率(RS基準)は64.9モル%、選択率は90.0モ
ル%であった。
実施例3 実施例1において、シクロヘキシルアミンの代りにジメ
チルアミン46.8g(1.04モル)を用い、溶媒と
してフェノール440gを加えた以外は実施例上と同様
に反応を行ったところ. RSの転化率は68.3モル
%、N, N−ジメチル−m−アミノフェノールの収率
(RS基準)は61.2モル%、選択率は89.6モル
%であった。
実施例4 水抜き装置、温度計、滴下ロートおよび撹拌翼を備え付
けた300n+Qの四ツロフラスコに、RS110.1
g(1.0モル)およびシクロヘキシルアミン62.5
g(0.63モル)を仕込み、200℃の油浴に浸して
還流下に1時間反応させた。その後、滴下ロートよりシ
ク口ヘキシルアミン40.8g(0.41モル)を1時
間かけて滴下し、さらに3時間反応させた。反応中,生
或水11.7gを水抜き装置により反応系外へ分離除去
した。
反応終了後反応液をガスクロマトグラフィーで分析した
結果、N−シクロへキシルーm−アミノフェノール生戊
量は115.3g(RS基準の収率60.3モル%)、
未反応RS量は31.8g(RSの転化率71.1モル
%)、選択率は84.8モル%であった。
比較例{ 実施例1において、生成水を分離除去せずに実施例1と
同様に反応を行ったところ、RSの転化率は73.1モ
ル%、N−シクロへキシルーm−アミノフェノールの収
率(RS基準)は62.8モル%、選択率は85.9モ
ル%であった。
比較例2 実施例2において、生或水を分離除去せずに実施例2と
同様に反応を行ったところ、RSの転化率は70.8モ
ル%、N−ブチルーm−アミノフェノールの収率(RS
基l)は59.9モル%、選択率は84.6モル%であ
った。
比較例3 実施例3において生成水を分離除去せずに実施例3と同
様に反応を行ったところ、RSの転化率は64.2モル
%,N,N−ジメチル−m−アミノブエノールの収率(
RS基準)は5l.4モル%、選択率は80.1モル%
であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二価フェノール類とアミン類とを反応させてN−
    置換アミノフェノール類を製造する方法において、生成
    する水を反応系外へ除去しながら反応させることを特徴
    とするN−置換アミノフェノール類の製造方法。
  2. (2)二価フェノール類がレゾルシンである請求項(1
    )記載の製造方法。
JP23787089A 1989-09-13 1989-09-13 N―置換アミノフェノール類の製造方法 Expired - Fee Related JP2705239B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03240758A (ja) * 1990-02-19 1991-10-28 Mitsui Toatsu Chem Inc 3―n―シクロヘキシルアミノフェノールの単離法
US5442121A (en) * 1993-03-19 1995-08-15 Mitsui Petrochemical Industries Ltd. Process for producing N,N-disubstituted aminophenol

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03240758A (ja) * 1990-02-19 1991-10-28 Mitsui Toatsu Chem Inc 3―n―シクロヘキシルアミノフェノールの単離法
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