JPH039835Y2 - - Google Patents

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JPH039835Y2
JPH039835Y2 JP1987095105U JP9510587U JPH039835Y2 JP H039835 Y2 JPH039835 Y2 JP H039835Y2 JP 1987095105 U JP1987095105 U JP 1987095105U JP 9510587 U JP9510587 U JP 9510587U JP H039835 Y2 JPH039835 Y2 JP H039835Y2
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water
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は下水処理場等において有機性廃水の処
理に用いられる曝気槽の改良に関するものであ
る。 (従来の技術) 有機性廃水の処理には、廃水を曝気槽に入れ活
性汚泥を加えたうえで散気装置によつて空気を吹
込み、槽内に旋回流を生じさせて撹拌を行わせる
とともに空気中の酸素によつて活性汚泥中の好気
性微生物の活性度を高め、有機物の生物処理を行
わせる活性汚泥法が最も多く採用されている。こ
のために従来から曝気槽の内部には水深が4〜5
mの位置に散気装置が設置されているが、散気装
置から上昇する気泡の浮力を利用して槽内に旋回
流を生じさせるため、散気装置は槽内の片側だけ
に設けられているのが常である。従つて散気装置
から発生する気泡は槽内の片側部分だけで廃水と
接触することとなり、この部分では廃水中の溶存
酸素濃度が大きくなつて生物処理が効果的に行わ
れるが、反対側の部分では酸素が不足し生物処理
が十分には行われないという問題を生じていた。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記したような従来の問題点を解決し
て、槽内の広い領域にわたつて均一に気泡と廃水
とを接触させることによつて廃水中の溶存酸素濃
度を増加させることができる曝気槽を目的として
完成されたものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は槽体内の片側に散気装置を設置すると
ともに、この散気装置のやや上方位置には槽内か
ら吸引した水を槽中央に向つて噴射することによ
り散気装置から浮上する気泡をほぼ水面全体に拡
散させる水噴射口を設けたことを特徴とするもの
である。 (実施例) 次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明すると、1は例えば深さ5m、幅5m、長さ
が数十m程度の曝気槽の槽体、2はその内部の片
側の水深が例えば4.5m程度の位置に設置された
散気装置である。散気装置2は例えばセラミツク
多孔板から構成され、図示を略した空気パイプを
介して圧縮空気を供給され、粒径が3mm程度の気
泡を槽体1内の廃水中に噴出するものである。従
来の曝気槽においては散気装置2から噴出された
気泡は垂直上向きに浮上しつつ廃水中に酸素を溶
解させるのであるが、本考案においては図示のよ
うに散気装置2のやや上方位置に水噴射口3が設
けてあり、槽内上部の吸水口4から吸引された水
がポンプ5の吐出圧によつて槽中央に向つてほぼ
水平に噴射されるため、気泡はこの水流に押し流
されつつ浮上することとなる。この水噴射口3か
ら噴出される水流の流速は、散気装置2から浮上
する気泡がほぼ水面全体に広がるような流速とす
ればよいが、実施例のようなサイズの曝気槽にお
いては20〜45cm/秒程度が適当で、これはこの深
さにおける気泡の浮上速度と一致する速度であ
る。なお水噴射口3は上下方向にわずかに傾斜さ
せてもよく、また吸水口4の設置位置は上下の水
を撹拌するためにも図示のように散気装置2の反
対側の水面付近とすることが好ましいが、必ずし
もこれに限定されるものではない。 (作用) このように構成されたものは、槽体1内に廃水
を満たしたうえで散気装置2から圧縮空気を多数
の気泡として水中に噴出させ、その浮力によつて
槽内に図示のような旋回流を発生させて槽内の廃
水の撹拌を行わせると同時に酸素の供給を行い、
これにより活性汚泥による生物処理を進行させる
ものであることは従来の曝気槽と同様である。し
かし本考案においては散気装置2のやや上方位置
に水噴射口3が設けられており、槽内から吸引さ
れた水が散気装置2の上面の気泡を槽中央に向つ
て押し流がすため、気泡は図示のように浮上速度
と横方向への流れ速度とを持つて斜上方に広がり
ながら浮上し、水面のほぼ全域にわたり拡散する
こととなる。この結果、本考案においては散気装
置2から生じた気泡は単に垂直に浮上する従来の
場合に比較してはるかに広い領域において槽内の
廃水と接触することとなり、槽内の溶存酸素濃度
を広い領域にわたり増加させることが可能とな
る。また本考案においては、散気装置2から生ず
る気泡は水噴射口3から噴射される水流によつて
剪断され、より細かい気泡となる。この結果、気
泡と廃水との接触表面積は増加し、酸素の溶解が
より効果的に行われることとなる。 上記のような本考案の効果を確認するため、水
噴射口3からの噴射流速を15cm/秒、30cm/秒、
45cm/秒と変化させるとともに、各場合について
水噴射を停止させた場合との酸素移動効率の対比
を行つた。その結果は次表のとおりである。
【表】 (考案の効果) 本考案は上記の説明及び実験データからも明ら
かなように、従来と同様に槽内に安定して旋回流
を生じさせることができるとともに、散気装置か
ら浮上する気泡をその上方位置に設けた水噴射口
から噴射される水流によつて横方向に押し流すこ
とによつて水面全体に拡散させ、この水流による
気泡の剪断効果とも相まつて槽内の廃水の溶存酸
素濃度を広い領域にわたつて増加させることがで
きるものである。従つて本考案によれば有機性廃
水の活性汚泥法による生物処理を従来の曝気槽よ
りも更に効率的に行うことが可能となる。よつて
本考案は従来の問題点を一掃したものとして、産
業の発展に寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す断面図である。 1……槽体、2……散気装置、3……水噴射
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽体1内の片側に散気装置2を設置するととも
    に、この散気装置2のやや上方位置には槽内から
    吸引した水を槽中央に向つて噴射することにより
    散気装置2から浮上する気泡をほぼ水面全体に拡
    散させる水噴射口3を設けたことを特徴とする曝
    気槽。
JP1987095105U 1987-06-19 1987-06-19 Expired JPH039835Y2 (ja)

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JP1987095105U JPH039835Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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JP1987095105U JPH039835Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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JPS641799U JPS641799U (ja) 1989-01-06
JPH039835Y2 true JPH039835Y2 (ja) 1991-03-12

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JPH0417279Y2 (ja) * 1987-10-15 1992-04-17

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JPS641799U (ja) 1989-01-06

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