JPH0397727A - ポリエステルの製造法 - Google Patents

ポリエステルの製造法

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JPH0397727A
JPH0397727A JP23498489A JP23498489A JPH0397727A JP H0397727 A JPH0397727 A JP H0397727A JP 23498489 A JP23498489 A JP 23498489A JP 23498489 A JP23498489 A JP 23498489A JP H0397727 A JPH0397727 A JP H0397727A
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JP
Japan
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hydrocarbon group
group
iii
divalent
carbon atoms
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JP23498489A
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Osamu Kidai
修 木代
Takayuki Kanai
孝之 金井
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明はポリエステルの製造方法に関するものである。
詳しくは、重合速度が高く、昇華物や蒸発物をほとんど
発生させることがないため、生産性に優れかつ低コスト
で製造できるため、戒形材料、フィルム、繊維として製
品化出来るポリエステルの製造方法に関するものである
[従来の技術] 芳香族オキシ化合物を含有するポリエステルを製造する
方法としては溶融重合法、溶液重合法、界面重合法等が
あるが、製造コスト、プロセスの簡便さ等から一般に溶
融重合法が用いられている。
該溶融重合法は、通常次の3つの方法に大別される。
(イ) あらかじめOH基をアシル化した化合物を用い
る方法。
(口) 原料としてはヒドロキジ化合物を用い、反応系
中でアシル化剤を添加する方法9アシル化剤としては通
常無水酢酸が用いられる。
(ハ) あらかじめCOOH基がアリールエステル化さ
れたC O O A r基(Ar:アリール基を表わす
)であるアリールカルポキシレート化合物を用いる方法
[本発明が解決しようとする問題点] 上記(イ)(口)(ハ)いずれの方法を用いても所望の
ポリエステルが一般には得られる.また、一S的にはオ
キシ化合物(例えば(1),(II))とカルボキシル
化合物(例えば(■))の使用量を等量にすることによ
って重合度を高めたり、昇華物等を減少させることが可
能となる。
例えば、(1)および/又は(II)と(III)のみ
から成る場合は、 [I1 + [■] −[II1] を満たすように仕込めばよい。
しかしながら、(IV)が共存する場合、驚くべきこと
に、 [I] +[I1] = CI[[] であれば重合速度が低いだけでなく、高重合度のものが
得られなかったり、昇華物・や蒸発物が多く発生し、重
合槽をよごしたり、配管を閉塞させたりするトラブルを
生した。
[問題点を解決するための手段] 以上のような点に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果
、(f)および/又は(17)、(IIF)並びに(I
V)が共存する系においては、[I] + [II] 
> [III]となるように原料を仕込む方法により、
重合速度が高く、高重合度体が得られ、かつ昇華物や蒸
発物等の発生が少なくなることを見出し、本発明に到達
した。
すなわち、本発明は、 (1)原料として一般式(1)で示されるジオールおよ
び/又は一般式(II)で示されるジアセテート、一般
式(I)で示されるジカルボン酸および一般式(IV)
で示される構造単位を有するオリゴエステルおよび/又
はポリエステルを用いて、必要に応じ系中で無水酢酸に
よりアセチル化を行った後、溶融重合法によりポリエス
テルを製造するにあたり、 原料モノマー化合物(I)のモル数を[I]、原料モノ
マー化合物(It)のモル数を[I1]、原料モノマー
化合物(I[[)のモル数を[I[I]、としたとき、 [I]  +  [I11  >  [IIIコを満た
すように原料を仕込むことを特徴とするポリエステルの
製造法。
HO−R’ −○H        ・・・・・・(I
)(ここに、(1),(II)、(I[I)式中のR’
RtおよびR3は2価の芳香族炭化水素基、Rll−X
−R”基、(但しRl1およびR”は2価の芳香族炭化
水素基であり、Xは酸素原子、硫黄原子、スルホニル基
、カルポニル基、炭化水素基、エステル基または直接結
合を示す。)を示し(但し、芳香族環の水素原子はハロ
ゲン原子、炭化水素基、アルコキシ基又はフエノキシ基
等で置換されてレ)てもよい。)、(TV)式中のR4
は炭素数6〜20の2価の芳香族炭化水素基、炭素数4
〜20の2価の脂環式炭化水素基または/および炭素数
1〜40の2価の脂肪族炭化水素基(但し、芳香族炭化
水素基の芳香族環の水素原子はハロゲン原子、炭素数1
〜4のアルキルまたはアルコキシ基で置換されてもよい
.)を示し、R5は炭素数2〜40の2価の脂肪族炭化
水素基、炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基、芳
香環を形戒する炭素数が6〜20である2価の芳香族炭
化水素基(但し芳香族炭化水素基の芳香環の水素原子は
ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル基またはアルコ
キシ基で置換されてもよい)、または分子量80〜80
00のポリアルキレンオキシド2価ラジカルを示す。) である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
一般式(I)で表わされるジオール(以下単に(1)と
称する。)の具体例としては、ハイドロキノン、レゾル
シン、メチルハイドロキノン、tープチルハイドロキノ
ン、2.5−ジーt−プチルハイドロキノン、1,3,
4,−}リメチルレゾルシン、クロロハイドロキノン、
ニトロハイドロキノン、ジメチルアξノハイドロキノン
、1.4−ジヒドロキシナフトール、I,5−ジヒドロ
キシナフトール、1.6−ジヒドロキシナフトール、2
.6−ジヒドロキシナフトール、2,7−ジヒドロキシ
ナフトール、2.2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)
ブロバン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3.5−ジ
メチルフエニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−3.5−ジクロロフェニル)一プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)一プロ
パン、22−ビ,2.(4−ヒドロキシ−3−クロロフ
エニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)一
メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフエ
ニル)一メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジク
ロロフエニル)一メタン、ビス(4−ヒドロキシ−3.
5−ジブロモフエニル)一メタン、1.1−ビス(4−
ヒドロキシフエニル)シクロヘキサン、4,4′−ジヒ
ドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフエニル)
一ケトン、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)一ヶトン、ビス(4−ヒドロキシ−35−ジク
ロロフェニル)一ヶトン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシ−3−クロロフ
エニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、ビス(4−ヒドロキシ−3.5−ジクロロフ
ェニル)エーテル等が挙げられるが、必ずしもこれらに
限定されるものではない。またこれらは混合物として使
用してもよい。
これらの中には酸化されやすいものが多く、これらを用
いる場合は酸素や空気を反応系から除去しておくことが
好ましい。
これらの中では2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフエニル)エーテル
、及びビス(4−ヒドロキシフエニル)スルホンが好ま
しく、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパンが好ましい。
一般式(ff)で表わされるジアセテートの具体例とし
ては上述の一般式(I)で表わされるジオールの化合物
のジアセテート体を挙げることができる。
これらの中では2,2−ビス(4−アセトキシフエニル
)プロパン、ビス(4−アセトキシフェニル)エーテル
、及びビス(4−アセトキシフェニル)スルホンが好ま
しく、特に2.2−ビス(4−アセトキシフェニル)ブ
ロバンが好ましい。
−i式(I[)で表わされるジカルボン酸(以下単に(
I)と称する。)の具体例としては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ナフタリン−2.6ージカルボン酸、ナフ
タリン−1.5−ジカルボン酸、ジフェニル−4.4′
−ジカルポン酸、ジフヱニル−3.3′−ジカルボン酸
、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル酸、ジフェニ
ルエーテル−4.4′−ジカルボン酸、ジフェニルチオ
エーテル−4.4′−ジカルボン酸、ジフェニルスルホ
ン−4.4′−ジカルボン酸、ジフェニルケトン−4,
4′−ジカルボン酸、2,2−ジフェニルブロバンー4
.4′−ジカルボン酸のような芳香族ジカルボン酸等が
挙げられるが必ずしもこれらに限定されるものではない
。またこれらは2種以上を混合して使用してもよい。こ
れらの中ではテレフタル酸、イソフクル酸が好ましく、
特にテレフタル酸が好ましい。
一般式(IV)で表わされる構或単位を有するポリエス
テルまたはオリゴエステル(以下単に(IV)と称する
。)を製造するためには一般式(A)で表わされるカル
ボン酸、 HOOCR’COOH        ・・・(A)(
式中、R4は一般式(rV)におけると同義)およびそ
のエステルが使用されるが、カルボン酸の例を示すとテ
レフタル酸、メトキシテレフタル酸、エトキシテレフタ
ル酸、フルオロテレフタル酸、クロロテレフタル酸、メ
チルテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、メトキシ
イソフタル酸、ジフェニルメタン−4.4′〜ジカルポ
ン酸、ジフェニルメタン−3,3′−ジカルボン酸、ジ
フェニルエーテル−4.4′−ジカルポン酸、ジフエニ
ル−4,4′−ジカルボン酸、ナフタリン2,6−ジカ
ルボン酸、ナフタリン1.5ジカルボン酸、ナフタリン
1,4ジカルポン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼラ
イン酸、スベリン酸、ドデカンジカルボン酸、3−メチ
ルアゼライン酸、グリタール酸、コハク酸、シクロヘキ
サン−1.4ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,3ジ
カルボン酸、シクロベンタン−1.3ジカルボン酸など
が挙げられる。これらは混合して使用してもよく一般式
(A)で表わされるものはいずれも使用可能であるが、
特に好ましいものはテレフタル酸である。
本発明で用いる式(rV)で示されるポリエステルまた
はオリゴエステルとしては、一般式(IV)で表わされ
るものはいずれも使用可能であるが、その入手のしやす
さからポリエチレンテレフタレート、ポリプチレンテレ
フタレートおよびそれらのオリゴマーが好ましく、特に
ポリエチレンテレフタレートおよびそのオリゴマ−(オ
リゴエチレンテレフタレート)が好ましい。
本発明の特徴である原料仕込み比について説明する。
本発明においては、(I)および/又は(II)で表わ
されるオキシ化合物の合計モル数([I]+[n])と
(II[)で表わされるカルボン酸化合物のモル数[I
[[]との関係を、 N] + [I] > [III] となるように仕込む。
この関係を満たした時、重合速度が大きく、かつ高重合
体のものが得られ、しかも昇華物、蒸発物のほとんどな
い製造法が与えらえる。
[I] + [I]の上限としては([Iコ+[■])
/[■]≦1.3が好ましい。
特に、1.03≦( [I] +[n] )/ [II
I]≦1.15が好ましい。
更には、1.05≦([I]+[I[])/[III]
≦1.10が好ましい。
( [I1 + [II] )≦[I[[]の時は重合
速度は低下し、重合度は上昇せず、昇華物、蒸発物が多
量に発生し、好ましくない。
何故このように( [I] + [I] ) > [I
II]にするのがよいかと考察するに、(IV)が存在
する場合、N)、(II)、(III)が(IV)と反
応する間にエステル交換等により、(■)のランダム化
が進むが、その際(IV)の一部であるHO−R’一〇
H    CH3CO−RS−OHII O は液として系外に留去してしまい、そのため、[I] 
 +  [[ コ = [■]では末端基のバランスが
くずれ、重合速度の低下や昇華物の発生が生ずる。これ
に対し、適当な比率で [I] + [n] > [III] となっていると、末端基がバランスし、そのため重合速
度が大きく昇華物の発生が少なくなるのであろうと考え
られる。
一方、(III)と(IV)の比率は、どのような比率
であってもよいが、(IV)の繰返し単位あたりの質量
を1モルとした場合のモル数を[IV]で表わすと、好
ましくは、0.1≦[I[] / [IV]≦10、さ
らに好ましくは、0.2≦[I] / [rV]≦5で
ある。
原料の仕込み及び初期工程は、 (a)= (■)および/又は(II)と(I[I)と
(rV)を仕込むと同時に必要に応じてアセチル化剤を
仕込む。
この場合1 7 0 ’C以下で行うのが好ましい。
(b):  (I)および/又は(ff)と(III)
を仕込むと同時に必要に応じてアセチル化剤を仕込み、
あらかじめ反応させて共重合オリゴマーを作った後に(
TV)を加えて反応させる。
(c)  : (If)と(IV)をあらかじめ反応さ
せて共重合オリゴマーを作り、その後(1)及び/又は
(■)、並びに必要に応してアセチル化剤を加えてアセ
チル化を行う。
等の方法が考えられるが、この中で(a)の方法が生産
性の面、昇華物等の減少の点等で好ましい。
原料のオキシ化合物として(I)のみ、あるいは(r)
および(U)を用いるときは、アセチル化剤を使用する
方が好ましい。アセチル化剤を使用しない場合は非常に
多くの昇華物が発生したり、重合が進行しなかったりし
て好まし《ない。
(II)のみを用いるときはアセチル化剤は使用しても
使用しなくてもよい。使用する場合は少量にしておくこ
とが好ましい。多量に使用した場合は酸無水物結合等が
生威し、好ましくない。
アセチル化剤である無水酢酸の使用モル数を[Anhl
とすると、 0.8≦[Anh]/ (2X [I] )≦1.5が
好ましい。より好ましくは、 0. 9≦[Anh]/ (2X [I])≦1.5で
ある。無水酢酸の使用モル数[Anh]が[Anh]/
 (2X [I] )<0.8の場合は重合速度が低下
したり、昇華物が発生したりするので好ましくない。
[Anh コ /  (2X  [I]  )  >1
.5の場合は生或ボリマーが酸無水物結合等を生威し、
好ましくない。
アセチル化を行う場合は50〜180″C、好ましくは
80℃〜160゜Cで行われる。
180゜Cを越えると充分にアセチル化される前に無水
酢酸が留去したりして昇華物の発生を増大させたり、加
圧になったり、無水酢酸や酢酸による副反応がおこり、
生成ボリマー中に酸無水物結合が生或する原因になった
りするので好ましくない。
一方、低温(20″C未満)でアセチル化を行うことは
重合速度が遅くなったり昇華物の発生という点で好まし
くない。アセチル化はN2シール、N2フローで行うの
がよいが、加圧下で行ってもよい。反応は10分〜10
時間、好ましくは20分〜3時間の範囲で行われる。
アセチル化後は重合温度まで昇温するが、その際系は常
圧でも、加圧でも、減圧下でもよい。減圧にする場合は
昇華等が起こらないよう注意する必要がある。
次に重合は200℃〜350℃、好ましくは220″C
〜330゜Cで実施されるが、この場合初期に徐々に減
圧にすることが好ましく、760mHgから1 mm 
H gまで徐々に減圧にする場合に要する時間は30分
以上、好ましくは60分以上の時間で実施され、特にI
Qm+nHg/分から1mmHg/分の減圧を徐々に行
なうことが重要である。
アシル化および重合は、無触媒でも可能であるが必要に
応じ触媒の存在下で実施される。使用される触媒として
は、エステル交換触媒、重縮合触媒、アシル化触媒、脱
カルボン酸触媒が使用され、具体的には、チタン化合物
、亜鉛化合物、スズ化合物、アンチモン化合物、ゲルマ
ニウム化合物、マグネシウム化合物、マンガン化合物、
コバルト化合物、カルシウム化合物、カリウム化合物等
を挙げることができる。これらは混合して使用してもか
まわない。その使用量はボリマーに対して5〜IO,O
OOppm好ましくは20〜2000ppn+である● 本発明で得たポリエステルは多くの利点を有している。
すなわち射出成形、ブロー戒形が容易に出来、その戒形
物は引張り強度、曲げ強度、引張り弾性率、曲げ弾性率
などの機械的性質、耐熱性、熱分解開始温度、電気的性
質、寸法安定性に優れ、吸湿、吸水率が低い。
また底形品以外にフィルムおよび繊維、ボリマーブレン
ドとしても有望である。
[実施例] 以下に本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
なお、実施例中のηinhは、フェノールとテトラクロ
口エタン=1 : 1(重量比)の混合液中0.5g/
dAの濃度において30゜Cで測定した値である。
実施例l 撹拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたガラス重合管に、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン61
.6g(0.27モル)、テレフタル酸41.5g(0
.25モル)、ポリエチレンテレフタレート38、4g
(0.20モル)、無水酢酸66.1g(0.65モル
)を仕込み、150゜Cのオイルバスに漬けて1時間1
50℃で反応させた。その後300″Cまで2.5時間
かけて昇温した。それから300゜Cで減圧をはじめ、
1時間かけて10m+aHgとし、さらに45分かけて
6. 5 tm H gになったところで重合を終了し
た。このボリマーのηinh=0.46であり、昇華物
(蒸発物)は0.30重量%であった。
比較例1 2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンを5
7.0g(0.25モル)とした以外は実施例1と全く
同様に行った。
300゜Cで減圧を開始してから1時間で101II[
lHgとし、さらに1.5時間かけて0. 3 mm 
H gとし、その後0. 3 mm H gで1.5時
間重合を行い、計4時間の重合を行った。生戒ポリマー
のηinh=0.46であった。又、昇華物(蒸発物)
は2.52%と非常に多かった。
実施例2 撹拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたガラス重合管に、
2.2−ビス(4−アセトキシフエニル)プロパン84
.34g(0.27モル)、テレフタル酸41.5g(
0.25モル)、ポリエチレンテレフタレート38.4
0g(0.20モル)を仕込み、3時間かけて300゜
Cまで昇温した。
その後1時間かけて10mmHgとし、さらに1. 5
時間かけて0. 3 mm H gとし、その後0. 
3 mm Hgで30分間重合を行なった。計3時間の
重合時間であり、得られたボリマーのηinh=0.4
5であった。また、昇華物(蒸発物)は0.56%と少
なかった。
比較例2 2.2−ビス(4−アセトキシフェニル)プロパンを7
8.09g(0.25モル)にした以外は実施例2と全
く同様に行った。3時間の重合時間で得られたポリマー
のηinh=0.36であった。また、昇華物(蒸発物
)は2.36%であった。
実施例3 撹拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたガラス重合管に、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プロパン5 
4.5 g (0.2 3 9モル)、ビス(4〜アセ
トキシフエニル)スルホン8.7g(0.026モル)
、テレフタル酸41.5g(0.25モル)、ポリエチ
レンテレフタレートのオリゴマー(ηinh一O.1 
1) 28.8g (0.1 5モル)、無水酢酸58
.55g(0.574モル)を仕込み、150゜Cのオ
イルバスに漬けて1時間、l 5 0 ’Cで反応させ
た。その後、280゜Cまで2.5時間かけて昇温した
それから280゜Cで減圧をはじめ、1時間かけて10
mIDI{gとし、その後1.5時間かけて0. 3 
waHgとし、その時点で反応を停止した。
得られたポリマーのηinh=0.40であり、昇華物
(蒸発物)は0.72重量%であった。
[発明の効果] 本発明の製造法は、重合速度が高く、高重合体が得られ
、しかも昇華物や蒸発物等の発生が少ないという利点を
有する。更に、本発明の製造法により得られたポリエス
テルは、射出戒形やブロー戒形が容易にできるだでなく
、その戒形物は引張り強度、曲げ強度、引張り弾性率、
曲げ弾性率などの機械的性質、耐熱性、熱分解開始温度
、電気的性質、寸法安定性に優れ、吸湿、吸水率が低い
また、戒形品以外にフィルムおよび繊維、ボリマーブレ
ンドとしても有望である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料として一般式( I )で示されるジオールお
    よび/又は一般式(II)で示されるジアセテート、一般
    式(III)で示されるジカルボン酸および一般式(IV)
    で示される構造単位を有するオリゴエステルおよび/又
    はポリエステルを用いて、必要に応じ系中で無水酢酸に
    よりアセチル化を行った後、溶融重合法によりポリエス
    テルを製造するにあたり、 原料モノマー化合物( I )のモル数を[ I ]、原料モ
    ノマー化合物(II)のモル数を[II]、原料モノマー化
    合物(III)のモル数を[III]、としたとき、 [ I ]+[II]>[III] を満たすように原料を仕込むことを特徴とするポリエス
    テルの製造法。 HO−R^1−OH・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(III
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(IV) (ここに、( I )、(II)、(III)式中のR^1、R
    ^2およびR^3は2価の芳香族炭化水素基、R^1^
    1−X−R^1^2基、(但しR^1^1およびR^1
    ^2は2価の芳香族炭化水素基であり、Xは酸素原子、
    硫黄原子、スルホニル基、カルボニル基、炭化水素基、
    エステル基または直接結合を示す。)を示し(但し、芳
    香族環の水素原子はハロゲン原子、炭化水素基、アルコ
    キシ基又はフェノキシ基等で置換されていてもよい。)
    、(IV)式中のR^4は炭素数6〜20の2価の芳香族
    炭化水素基、炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基
    または/および炭素数1〜40の2価の脂肪族炭化水素
    基(但し、芳香族炭化水素基の芳香族環の水素原子はハ
    ロゲン原子、炭素数1〜4のアルキルまたはアルコキシ
    基で置換されてもよい。)を示し、R^5は炭素数2〜
    40の2価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜20の2価
    の脂環式炭化水素基、芳香環を形成する炭素数が6〜2
    0である2価の芳香族炭化水素基(但し芳香族炭化水素
    基の芳香環の水素原子はハロゲン原子、炭素数1〜4の
    アルキル基またはアルコキシ基で置換されてもよい)、
    または分子量80〜8000のポリアルキレンオキシド
    2価ラジカルを示す。)
  2. (2)1.03≦([ I ]+[II])/[III]≦1.
    15を満たすように原料を仕込むことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のポリエステルの製造法。
JP23498489A 1989-09-11 1989-09-11 ポリエステルの製造法 Pending JPH0397727A (ja)

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