JPH0794539B2 - 全芳香族ポリエステルの製造法 - Google Patents

全芳香族ポリエステルの製造法

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JPH0794539B2 JP5708588A JP5708588A JPH0794539B2 JP H0794539 B2 JPH0794539 B2 JP H0794539B2 JP 5708588 A JP5708588 A JP 5708588A JP 5708588 A JP5708588 A JP 5708588A JP H0794539 B2 JPH0794539 B2 JP H0794539B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は全芳香族ポリエステルの製造法に関するもので
ある。詳しくは耐熱性及び成形性の優れた新規な全芳香
族ポリエステルの製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
芳香族ヒドロキシ化合物を含有するポリエステルを製造
する方法としては溶融重合法、溶液重合法、界面重合法
等があるが、製造コスト、プロセスの簡便さ等から一般
に溶融重合法が用いられている。
芳香族ヒドロキシ化合物を含有するポリエステルの溶融
重合法としては (i) あらかじめOH基をアシル化した化合物を用いる
方法 (ii) 原料としてはヒドロキシ化合物を用い、反応系
中でアシル化剤を添加する方法 (iii) あらかじめCOOH基がアリールエステル化され
たCOOAr基(Ar:アリール基を表わす)であるアリールカ
ルボキシレート化物を用いる方法 に大別される。
ここで安定で主鎖中に酸無水物結合の少ないポリエステ
ルを製造するという点では(i)及び(iii)の方法は
すぐれるが、これらは原料化合物の値段が高い、及び重
合速度が遅いという短所を有する。
一方(ii)の方法は一般に原料化合物の値段が安く、重
合速度も一般に(i)や(iii)に比べて速いという長
所を有する。ところが(ii)の方法で製造されたポリマ
ーは主鎖中に酸無水物結合が生成しやすく、用途によっ
ては使用できない場合があった。
〔発明の目的〕
以上のような点を鑑み、発明者らは鋭意検討した結果、
主鎖中に酸無水物結合の少ない全芳香族ポリエステルを
製造する方法を見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、原料として下記一般式(I)(I
I)(III)及び(IV)で表わされる化合物 HO−R1−COOH ……(I) HOOC−R2−COOH ……(II) HO−R3−OH ……(III) AcO−R4−OAc ……(IV) のうち一般式(III)で表わされる化合物と、一般式
(I)及び/又は(II)で表わされる化合物、及び必要
により一般式(IV)で表わされる化合物を使用して、ア
シル化剤により、アシル化を行う溶融重合法により、ポ
リエステルを製造するにあたり、原料モノマー化合物全
体のCOOH基全当量数を(D)、原料モノマー化合物全体
のOH基全当量数を(E)、および原料モノマー化合物全
体のOAc基全当量数を(F)とした時、下記式 {(E)+(F)}>(D) を満たすように原料モノマーを仕込むことを特徴とする
全芳香族ポリエステルの製造法に存する。
〔発明の構成〕
本発明をさらに詳細に説明する。
芳香族ヒドロキシ化合物を含有するポリエステルを製造
する場合、溶融重合法で前記(ii)の原料としてヒドロ
キシ化合物を用い、反応系中でアシル化剤を加える方法
は前述のように原料化合物の値段は安く、重合速度は速
いが、ポリマーの主鎖中に酸無水物結合が生成し、その
結合は加水分解を受けやすいという問題があった。これ
はアシル化剤の一部が芳香族カルボン酸のカルボン酸と
反応して末端酸無水物結合が生成し、これが芳香族カル
ボン酸のカルボン酸末端と反応して縮合し、主鎖中に酸
無水物結合が生成したと推定される。
そこで本発明では一旦生成した主鎖中の酸無水物結合を
末端ヒドロキシ化合物の濃度を増大させてエステル交換
により酸無水物をエステルに交換していく方法を用いる
ことにより実質上主鎖中に酸無水物結合を消滅させ耐熱
安定性、耐加水分解安定性、耐溶剤安定性にすぐれる全
芳香族ポリエステルの製造が可能となったものである。
本発明の原料として用いる化合物は 次式(I)で表わされるヒドロキシカルボン酸 HO−R1−COOH (I) 次式(II)で表わされるジカルボン酸 HOOC−R2−COOH (II) 次式(III)で表わされるジヒドロキシ化合物 HO−R3−OH (III) 次式(IV)で表わされるジアシルオキシ化合物 AcO−R4−OAc (IV) のうち一般式(III)で表わされる化合物と、一般式
(I)及び/又は(II)で表わされる化合物、及び必要
により一般式(IV)で表わされる化合物を用いる。これ
らのうち前記の関係式を満たせば4つの化合物全部を用
いる必要はないが、実質的に(III)の化合物は必須と
なる。
(I)の化合物の具体例としては例えば、p−ヒドロキ
シ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、シュリンガー
酸、バニリン酸、4−ヒドロキシ−4′−カルボキシジ
フェニルエーテル、4−ヒドロキシ−4′−カルボキシ
ビフェニル、2,6−ジクロロ−p−ヒドロキシ安息香
酸、2−クロロ−p−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ジフ
ルオロ−p−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6
−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、1−
ヒドロキシ−4−ナフトエ酸、p−アセトキシ安息香酸
等が挙げられ、これ等は混合して使用してもよい。この
うちp−ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香
酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸が特に好ましい。
(II)の化合物の具体例としては例えば、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタリン−2,6−ジカルボン酸、
ナフタリン−1,5−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4′−
ジカルボン酸、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル
酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸、ジフ
ェニルチオエーテル−4,4′−ジカルボン酸、3,3′−ジ
フェニルカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4′−ジ
カルボン酸、ジフェニルケトン−4,4′−ジカルボン
酸、2,2−ジフェニルプロパン−4,4′−ジカルボン酸、
テレフタル酸ジフェニルのような芳香族ジカルボン酸が
挙げられるが必ずしもこれらに限定されるものではな
い。またこれらは2種以上を混合して使用してもよい。
これらのうちテレフタル酸、イソフタル酸、3,3′−ジ
フェニルジカルボン酸が特に好ましい。
(III)の化合物の具体例としては例えば、ハイドロキ
ノン、レゾルシン、メチルハイドロキノン、t−ブチル
ハイドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノ
ン、2,6−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2,4,5−トリ
メチルレゾルシン、1,2,5−トリメチルハイドロキノ
ン、1,4−ジヒドロキシナフタレン、1,5−ジヒドロキシ
ナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2−
(3−ヒドロキシフェニル)−2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、
(4−ヒドロキシフェニル)−4−ヒドロキシベンゾエ
ート、3,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,4′
−ジヒドロキシベンゾフェノン等が挙げられるが、必ず
しもこれらに限定されるものではない、またこれらは2
種以上の混合物として使用してもよい。
このうちハイドロキノン、レゾルシノール、t−ブチル
ハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが特に好ましい。
(IV)のジアシルオキシ化合物は(III)の化合物がジ
アシル化されたものである。
(IV)の化合物としては後述するように反応系外に留去
又は昇華してきたものを何らかの方法で回収し、その回
収したものを用いてもよい。
これらの原料を用いるにあたっては、原料モノマー化合
物(II)のCOOH基の全当量数を(A)、原料モノマー化
合物(III)のOH基の全当量数を(B)、および原料モ
ノマー化合物(IV)のOAc基の全当量数を(C)とした
時 {(B)+(C)}>(A) であるように仕込むことが本発明の特徴である。
一般に芳香族ポリエステルを溶融法で製造する場合重合
度を向上させるという観点から、仕込みモノマー化合物
全体のCOOH基の全当量数を(D)、OH基の全当量数を
(E)、OAc基の全当量数を(F)とすると、 {(E)+(F)}(D) すなわち {(B)+(C)}(A) で行うことが通常採用されている。
ところで反応系中にアシル化剤を加える場合、前述のよ
うに主鎖中に酸無水物が生成し、ポリマーの安定性が悪
化する場合があるという意味で好ましくない。
そこで本発明者らは {(B)+(C)}>(A) になるように仕込むことによって驚くべきことに主鎖中
の酸無水結合は実質上消滅し、しかも重合度は充分高く
なることを見出した。
(A)と(B)+(C)の比としては {(B)+(C)}/(A)>1.1であることが好まし
く、特に好ましくは、 {(B)+(C)}/(A)1.12 である。昇華性物質等を使用する場合においては2.0
{(B)+(C)}/(A)1.12が好ましく、特に 1.5{(B)+(C)}/(A)1.15が好ましい。
また原料モノマーとして化合物(I)を考慮すれば次の
ように規定できる。すなわち原料モノマー化合物全体の
COOH基全当量数を(D)、原料モノマー化合物全体のOH
基全当量数を(E)、および原料モノマー化合物全体の
OAc基全当量数を(F)としたとき、 {(E)+(F)}>(D) であるように仕込む。好ましくは {(E)+(F)}/(D)>1.1 であり、さらに好ましくは 2.0{(E)+(F)}/(D)1.12 である。特に 1.5{(E)+(F)}/(D)1.15 が好ましい。
本発明ではアシル化剤により系中でアシル化を行なう。
アシル化は200℃以下で行う。好ましくは20℃以上180℃
以下、さらに好ましくは50℃以上160℃以下で行う。
200℃をこえる温度で行うと、この時点で末端酸無水物
が増大し、好ましくない。一方20℃未満でアシル化を行
うことは末端酸無水物が少ないという点では好ましいが
重合速度が遅くなるという点で好ましくない。
アシル化はN2シール、N2フロー下で行うのがよいが、加
圧下で行ってもよい。
反応は10分以上10時間以内、好ましくは20分以上3時間
の範囲で行われる。
仕込みアシル化剤の使用当量数(モル数)を(G)とす
ると、 1.0(G)/(E)2.0 となることが好ましい。より好ましくは 1.0(G)/(E)1.5である。
またアシル化剤としては、無水酢酸、無水プロピオン
酸、無水酪酸、無水安息香酸等が使用されるが、アシル
化剤として一般に使用可能なものはいずれでもよい。
それらの中で反応性およびコストの面から無水酢酸が代
表的なものであり、好ましい。
次に重合は220℃〜350℃、好ましくは240℃〜330℃、さ
らに好ましくは275℃〜330℃で実施されるがこの場合初
期に徐々に減圧にすることが好ましく、760mmHgから1mm
Hgまで徐々に減圧にする場合に要する時間は30分以上、
好ましくは60分以上の時間で実施され、特に10mmHgより
低圧においては特にゆっくりと減圧していくことが重要
である。最終的にこの0.1〜0.7mmHgで行うのが好まし
い。
この場合、時間とともに反応が進行し、反応が進行する
につれて、反応物の末端に存在していたAcO−R4−O〜
化合物からAcO−R4−OAcがはずれたり未反応のAcO−R4
−OAcが反応系外に追い出されていきながら重縮合が進
行し、重合度が向上していくのが本発明の大きな特徴で
ある。
すなわち、一旦生成した主鎖中の酸無水物結合を末端ヒ
ドロキシ化合物の濃度が高いことでエステル交換により
酸無水物をエステルに交換しポリマー主鎖中から酸無水
物結合が消滅していくのである。さらにこの場合、反応
物末端は仕込みの割合から明らかなようにAcO(アシル
オキシ)基末端濃度の方が−COOH(カルボン酸)末端濃
度よりも高い。
そのため、AcOR4OAcがはずれていく速度は高くなってい
る。このような反応がおこるためにはAcO−R4−OAcは系
外に出ていく必要があり、そのためAcO−R4−OAcは0.1m
mHg、重合温度ですでに気化するか昇華する必要があ
る。つまりAcO−R4−OAcの化合物の沸点又は昇華点は0.
1mmHgで重合温度以下、特に0.1mmHgで220℃以下である
ことが望ましい。
ここで系外に出たAcO−R4−OAcは重合終了後再度利用す
ることが可能である。再利用ができるためこの製造法の
利点は大きい。
このようにして製造された全芳香族ポリエステルは主鎖
中にIRを用いて測定する限りにおいて1792cm-1に酸無水
物結合に基づく吸収は認められない。そのため耐加水分
解性、耐薬品性、熱安定性等にすぐれるという大きな特
徴を有するポリエステルである。
又、このように仕込みのOH基とOAc基の和が仕込みのCOO
H基よりも多いことから生成したポリエステルは末端COO
H基よりも末端アシルオキシ基の数の方が多いため、耐
熱水性、耐加水分解性にすぐれる(特に末端COOH基量は
50μeq/g以下となる)という二重の利点を有している。
また、得られたポリマーの固有粘度(測定可能な場合)
は0.3dl/g以上であることが好ましい。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によつて更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
なお、実施例中の溶融粘度の測定には、キャピラリーレ
オメーター(インテスコ社製)を用い、温度320℃、剪
断速度()100sec-1、シリンダーノズルの長さ/直径
=30を使用した。ηinhはフェノールとテトラクロロエ
タン=1:1(重量比)の混合液中0.5g/dlの濃度において
30℃で測定した値である。IRはニコレ製20DXB FT−IRを
用いて測定した。
実施例1 撹拌翼、窒素導入口、減圧口を備えたガラス重合管に p−ヒドロキシ安息香酸 0.24モル t−ブチルハイドロキノン 0.31モル テレフタル酸 0.16モル イソフタル酸 0.08モル 無水 酢酸 1.0 モル を仕込み150℃のオイルバスにつけ、1時間、150℃で反
応させた。その後275℃まで4時間かけて昇温した。そ
れから275℃で減圧をはじめ1時間45分かけて0.2mmHgと
しその後0.45mmHgで2時間30分反応させた。このポリマ
ーのηinh=1.12dl/gであった。
IRのチャートを図−1に示す。
図−1より明らかなように1792cm-1には酸無水物による
ピークは認められなかった。
又末端基はNMR及び滴定により測定した結果、アシルオ
キシ末端の方がCOOH末端より多かった。
比較例1 実施例1においてt−ブチルハイドロキノンのモル数を
0.24モルにし、無水酢酸を0.84モルにした以外は実施例
1と同一にした。その結果ηinh=0.69dl/gであり、図
−2のIRチャートより明らかなように1792cm-1に酸無水
物によるピークが認められた。
実施例2 テレフタル酸 0.15モル イソフタル酸 0.15モル ビスフェノールA 0.35モル 無水酢酸 0.84モル を仕込んで140℃で2時間反応させた。その後1時間か
けて300℃まで昇温した。その後300℃を保ちながら触媒
としてZn(OAc)・2H2Oを0.065g添加しそこから減圧
を行い1時間かけて0.5mmHgとしさらに0.5mmHgで2時間
反応させた。得られたポリマーのηinh=0.63dl/gであ
った。
このポリマーのIRチャートを図−3に示す。
この図−3から明らかなように1792cm-1には酸無水物に
よるピークは認められなかった。
又末端基はアシルオキシ末端の方がCOOH末端より多かっ
た。
比較例2 テレフタル酸 0.15モル(24.92g) イソフタル酸 0.15モル ビスフェノールA 0.30モル(68.48g) 無水酢酸 0.72モル(73.45g) を仕込んで140℃で2時間反応させた。その後1時間か
けて300℃までに昇温した。触媒としてZn(OAc)・2H
2Oを0.065g添加した。そこから減圧を行い1時間かけて
0.5mmHgとし、0.5mmHgで1時間反応させた。このポリマ
ーのηinh=0.54dl/gであった。
このポリマーのIRチャートを図−4に示す。
図−4から明らかなように1790cm-1に酸無水物によるピ
ークが認められた。
実施例3 を仕込み150℃のオイルバスにつけ1時間150℃で反応さ
せた。その後300℃まで2時間かけて昇温した。それか
ら300℃で減圧をはじめ2時間かけて0.3mmHgとしその後
2時間反応させた。このポリマーのηinh=2.5dl/gであ
った。
このポリマーのIRチャートを図−5に示す。
図−5より明らなように1792cm-1に酸無水物によるピー
クは認められなかった。
比較例3 を0.24モルにした以外は実施例3と全く同一に行なっ
た。このポリマーのηinh=2.4dl/gであった。
このポリマーのIRチャートを図−6に示す。
図−6より明らかなように1792cm-1に酸無水物によるピ
ークが認められた。
実施例4 P−ヒドロキシ安息香酸 0.40モル ハイドロキノン 0.10モル レゾルシノール 0.10モル テレフタル酸 0.09モル イソフタル酸 0.08モル 無水酢酸 0.92モル を仕込んだ以外は実施例1と同様に行った。生成したポ
リマーのIRチャートにおいて1792cm-1に酸無水物による
ピークは認められなかった。
実施例5〜14、比較例4〜5 仕込み化合物の種類および組成比を表−1のようにかえ
た以外は実施例2を同様に行った。無水酢酸の量(G)
は原料モノマーの−OH基総当量数を(E)とした時、当
量比で(G)/(E)=1.2となるように加えた。それ
ぞれ得られたポリマーのηinhまたは溶融粘度と、IRチ
ャートからみた酸無水物結合の有無を表−1に併記し
た。
〔発明の効果〕 以上のように本発明方法によると生成物中に酸無水物結
合がなく、また末端カルボン酸基も少ないため耐加水分
解性、耐薬品性、熱安定性、耐熱水性と多くの点で優れ
た全芳香族ポリエステルが得られる。
【図面の簡単な説明】
図−1〜6は下記実施例及び比較例で得られたポリマー
のIRチャートを各々示す。 図−1……実施例1 図−2……比較例1 図−3……実施例2 図−4……比較例2 図−5……実施例3 図−6……比較例3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小浜 理恵 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 野沢 清一 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成工業株式会社総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料として下記一般式(I)(II)(II
    I)及び(IV)で表わされる化合物 HO−R1−COOH ・・・・・(I) HOOC−R2−COOH ・・・・・(II) HO−R3−OH ・・・・・(III) AcO−R4−OAc ・・・・・(IV) のうち一般式(III)で表わされる化合物と、一般式
    (I)及び/又は(II)で表わされる化合物、及び必要
    により一般式(IV)で表わされる化合物を使用して、ア
    シル化剤によりアシル化を行なう溶融重合法によりポリ
    エステルを製造するにあたり、原料モノマー化合物全体
    の−COOH基全当量数を(D)、原料モノマー化合物全体
    の−OH基全当量数を(E)、および原料モノマー化合物
    全体の−OAc基全当量数を(F)とした時、下記式 {(E)+(F)}>(D) を満たすように原料モノマーを仕込むことを特徴とする
    全芳香族ポリエステルの製造法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の製造法にお
    いて、原料モノマー化合物全体の−OH基全当量数を
    (E)、アシル化剤の使用当量数を(G)とした時、下
    記式 1.0≦(G)/(E)≦2.0 を満たすことを特徴とする全芳香族ポリエステルの製造
    法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の製造法におい
    て、一般式(III)で表わされる化合物と一般式(II)
    で表わされる化合物及び必要により一般式(I)及び/
    又は(IV)で表わされる化合物を使用し、原料モノマー
    化合物(II)の−COOH基全当量数を(A)、原料モノマ
    ー化合物(III)の−OH基全当量数を(B)、および原
    料モノマー化合物(IV)の−OAc基全当量数を(C)と
    した時、下記式 {(B)+(C)}>(A) を満たすように原料モノマーを仕込むことを特徴とする
    全芳香族ポリエステルの製造法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載の製造法におい
    て、下記式 {(B)+(C)}/(A)>1.1 を満たすように原料モノマーを仕込むことを特徴とする
    全芳香族ポリエステルの製造法。
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