JPH039627Y2 - - Google Patents

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JPH039627Y2
JPH039627Y2 JP1983035107U JP3510783U JPH039627Y2 JP H039627 Y2 JPH039627 Y2 JP H039627Y2 JP 1983035107 U JP1983035107 U JP 1983035107U JP 3510783 U JP3510783 U JP 3510783U JP H039627 Y2 JPH039627 Y2 JP H039627Y2
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JP
Japan
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grain
scalper
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plate
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JP1983035107U
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JPS59141744U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、脱穀機における選別排塵装置に関す
るものである。
(ロ) 従来の技術 従来、扱室からの脱穀物を選別する手段として
は実公昭46−10027号公報に記載されるもののよ
うに、その脱穀物の乾燥の良し悪しによつて一方
の流穀板の下端を伸縮してこの一方の流穀板から
供給されるものの選別風路への落下位置を切換え
るようにするとともに、他方の流穀板から供給さ
れるものと選別風路中で別々に選別して選別性能
を高めようとする構成のものが公知であり、ま
た、実公昭38−13953号公報に記載されるように、
網状筒形のスカルパーで混合穀粒を選別し、その
選別されたものを多孔揺動盤と吸引風で選別しよ
うとするものは一般に知られているところであ
る。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は、扱室で脱穀されてクリンプ網を漏下
する脱穀物中の塵耗をスカルパーにいたる前に除
去して塵耗がスカルパーの目に詰まることを防止
するとともに、スカルバーにより穀粒と稈切れを
良好に分離させながら選別排塵を性能よく確実良
好に行なわせることができて、選別精度の良い脱
穀機として好適に実施できるものを提供するを目
的として考案されたものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本考案は、前記の目的を達成させるた
めに、 扱室外周のクリンプ網の後方に大きく間隔をあ
けて流穀板をそれぞれ斜設し、その間隔の下方側
に網状筒形のスカルパーを回転自在に軸架すると
ともに、該スカルパーの下方に1番コンベア樋を
横設し、前記一方の流穀板の下側で前記スカルパ
ーの斜め上方に横断流フアンを装設し他方の流穀
板と前記1番コンベア樋の間に吸気口を開設して
スカルパーを吸引風路中に位置させ、かつ、一方
の流穀板の下端とスカルパーの間に段差をもたせ
て該流穀板から流下するものを受継ぎスカルパー
に供給する案内板を斜設して、該案内板の上端と
流穀板の下端との間および案内板の下端とスカル
パーとの間にそれぞれ吸風路を形成する構成のも
のにしたのである。
(ホ) 作用 この構成によつて、扱室からクリンプ網を通過
する脱穀物は扱胴の回転により主として一方の流
穀板側に落下しこの流穀板の下端から落下する際
に流穀板の下端と案内板の上端との間に形成され
た吸風路で脱穀物中の塵耗が横断流フアンに吸引
されて選別され、ついで案内板に受継がれて流下
したものが案内板の下端とスカルパーの間に形成
されている吸風路によつて残りの塵耗が吸引排出
されるようになつて2段階選別が行なわれ、また
他方の流穀板側に落下する脱穀物はこの流穀板の
下端とスカルパーの間を吸気口から横断流フアン
側に吹流する吸引風により選別されてその脱穀物
中の塵耗が吸引排出されるのである。
このようにして扱室からの脱穀物はその中の塵
耗が除去され、その除去されたものがスカルパー
の周面に落下して選別される。そしてこの選別に
よつて穀粒はスカルパーの目から漏下し吸気口か
らスカルパーと1番コンベア樋の間を吹流する吸
引風により選別され1番コンベア樋に落入して取
出され、稈切れはスカルパーの目から漏下せず上
面に載せられて横断流フアン側に移行しこの横断
流フアンによつて吸引排出されるようになる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に示す実施例により具体的に説明す
る。
第1図は脱穀機の断面図を示し、前方側の上下
にフイードチエン10と挟扼杆11を架設した扱
室1内に扱胴12を矢印イ方向に回転自在に軸架
し、前記フイードチエン10と反対側の扱室1の
後部側にはクリンプ網2を張設し、該クリンプ網
2の後方に大きく間隔aをあけて流穀板3,8を
逆ハの字状になるようにそれぞれ斜設する。
前記流穀板3,8の間隔aの下方側に上部が接
近して面するように網状筒形のスカルパー4をロ
の方向に回転自在に軸架し、該スカルパー4の内
部には多数の羽根13を有する羽根胴14をスカ
ルパー4とは反対のハの方向に回転するよう軸架
し、スカルパー4の下方にはらせんコンベア16
を軸装した1番コンベア樋5を横設し、この1番
コンベア樋5の後部は樋板15により後述する横
断流フアン6の下側にまで延出してある。
そして前記一方の流穀板3の下側でスカルパー
4の斜め上方位置にフアンケース17を設け、こ
のフアンケース17内に前記の横断流フアン6を
ニの方向に回転するように内蔵し、フアンケース
17の後方に排塵口18を延設するとともに下方
には開口19を形成する。
また、前記他方の流穀板8と1番コンベア樋5
の間に吸気口20を開設して、この吸気口20か
ら横断流フアン6に向け吹流する吸引風路bを形
成し、この吸引風路b中に前記のスカルパー4を
位置させてある。
さらに、前記一方の流穀板3の下端とスカルパ
ー4の間には段差をもたせてこの流穀板3から流
下するものを受継ぎスカルパー4に供給する案内
板3aを斜設し、該案内板3aの上端と流穀板3
の下端との間に吸風路7を形成するとともに、案
内板3aの下端とスカルパー4との間に吸風路9
を形成してある。
したがつて、フイードチエン10と挟扼杆11
によつて扱室1内を横送される穀稈はイの方向に
回転する扱胴12により脱穀され、クリンプ網2
を通過する脱穀物は扱胴12の回転により主とし
て一方の流穀板3側に落下しホのように流下して
この流穀板3の下端から落下する際に流穀板3の
下端と案内板3aの上端との間に形成された吸風
路7で脱穀物中の塵耗がヘの如く横断流フアン6
に吸引されて選別排出され、ついで案内板3aに
受継がれて流下したものが案内板3aの下端とス
カルパー4の間に形成されている吸風路9によつ
て残りの塵耗がチのように吸引排出されて2段階
の選別が行なわれ、また他方の流穀板8側に落下
する脱穀物はこの流穀板8の下端とスカルパー4
の間をトのように吸気口20から横断流フアン6
側の吹流する吸引風により選別されてその脱穀物
中の塵耗が吸引排出され除去されるのである。
そして、その除去されたものが案内板3aの下
端と流穀板8の間からスカルパー4の周面に落下
して穀粒はスカルパー4の目から漏下し羽根胴1
4によつて下方に落下させられ吸気口20からス
カルパー4と1番コンベア樋5の間をリの如く吹
流する吸引風により選別され1番コンベア樋5に
落入して取出され、稈切れはスカルパー4の目か
ら漏下せず上面に載せられて横断流フアン6側に
移行しこの横断流フアン6によつて吸引排出され
るようになる。
(ト) 考案の効果 本考案は、以上詳述したように、扱室外周のク
リンプ網の後方に大きく間隔をあけて流穀板をそ
れぞれ斜設し、その間隔の下方側に網状筒形のス
カルパーを回転自在に軸架するとともに、該スカ
ルパーの下方に1番コンベア樋を横設し、前記一
方の流穀板の下側で前記スカルパーの斜め上方に
横断流フアンを装設し他方の流穀板と前記1番コ
ンベア樋の間に吸気口を開設してスカルパーを吸
引風路中に位置させ、かつ、一方の流穀板の下端
とスカルパーの間に段差をもたせて該流穀板から
流下するものを受継ぎスカルパーに供給する案内
板を斜設して、該案内板の上端と流穀板の下端と
の間および案内板の下端とスカルパーとの間にそ
れぞれ吸風路を形成する構成のものにしたのであ
るから、扱室からクリンプ網を通過して一方の流
穀板側に落下する脱穀物は、この流穀板の下端か
ら落下する際に流穀板の下端と案内板の上端との
間に形成された吸風路で脱穀物中の塵耗が横断流
フアンに吸引されて選別され、ついで案内板に受
継がれて流下したものが案内板の下端とスカルパ
ーの間に形成されている吸風路によつて残りの塵
耗が吸引排出るようになつて2段階選別が行なわ
れ、また他方の流穀板側に落下する脱穀物はこの
流穀板の下端とスカルパーの間を吸気口から横断
流フアン側に吹流する吸引風により選別されて、
その脱穀物中の塵耗が吸引排出されてからスカル
パーの周面に落下して選別されるので、脱穀物中
の塵耗がスカルパーにいたる前に除去できて塵耗
がスカルパーの目に詰まることがなく、スカルパ
ーにより穀粒と稈切れを良好に分離させながら選
別排塵を性能よく確実良好に行なわせることがで
きて、選別精度の良い脱穀機として好適に実施で
きるものを提供し得るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示したもので、第1図
はその脱穀機の縦断側面図、第2図は作用の説明
図である。 1……扱室、2……クリンプ網、a……間隔、
3,8……流穀板、4……スカルパー、5……1
番コンベア樋、6……横断流フアン、b……吸引
風路、3a……案内板、7,9……吸風路、20
……吸気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室1外周のクリンプ網2の後方に大きく間隔
    aをあけて流穀板3,8をそれぞれ斜設し、その
    間隔aの下方側に網状筒形のスカルパー4を回転
    自在に軸架するとともに、該スカルパー4の下方
    に1番コンベア樋5を横設し、前記一方の流穀板
    3の下側で前記スカルパー4の斜め上方に横断流
    フアン6を装設し他方の流穀板8と前記1番コン
    ベア樋5の間に吸気口20を開設してスカルパー
    4を吸引風路b中に位置させ、かつ、一方の流穀
    板3の下端とスカルパー4の間に段差をもたせて
    該流穀板3から流下するものを受継ぎスカルパー
    4に供給する案内板3aを斜設して、該案内板3
    aの上端と流穀板3の下端との間および案内板3
    aの下端とスカルパー4との間にそれぞれ吸風路
    7,9を形成したことを特徴とする脱穀機におけ
    る選別排塵装置。
JP3510783U 1983-03-10 1983-03-10 脱穀機における選別排塵装置 Granted JPS59141744U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3510783U JPS59141744U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 脱穀機における選別排塵装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3510783U JPS59141744U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 脱穀機における選別排塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59141744U JPS59141744U (ja) 1984-09-21
JPH039627Y2 true JPH039627Y2 (ja) 1991-03-11

Family

ID=30165816

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3510783U Granted JPS59141744U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 脱穀機における選別排塵装置

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JPS59141744U (ja) 1984-09-21

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