JPH0396039A - 搬送波再生回路 - Google Patents

搬送波再生回路

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JPH0396039A
JPH0396039A JP1232029A JP23202989A JPH0396039A JP H0396039 A JPH0396039 A JP H0396039A JP 1232029 A JP1232029 A JP 1232029A JP 23202989 A JP23202989 A JP 23202989A JP H0396039 A JPH0396039 A JP H0396039A
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JP
Japan
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carrier wave
phase
signal
pull
output
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JP1232029A
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Takanori Iwamatsu
隆則 岩松
Yoshitami Aono
青野 芳民
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [目 次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第10.11図) 発明が解決しようとする課題(第12図)課題を解決す
るための手段(第1図) 作 用(第1図) 実施例 (a)第1実施例の説明(第2〜6図)(b)第2実施
例の説明(第7.8図)(c)第3実施例の説明(第9
図) 発明の効果 [概 要] 多値直交振幅変調方式の搬送波再生回路に関し、引き込
み前における引き込み可能周波数範囲を更に広くして引
き込み前の再生搬送波の回転が速い場合でも引き込みを
可能にすることを目的とし,復調信号を出力する復調手
段、基準位相平面上の基準信号点に対する位相の回転方
向を示す情報に基づいて再生搬送波の位相を修正する位
相同期手段、基準位相平面上の隅部における基準信号点
の異なった2時点での位置関係から再生搬送波の回転方
向を示す情報を得る搬送波引き込み前制御手段、基準位
相平面上の全ての基準信号点に対する再生搬送波の回転
方向を示す情報を得る搬送波引き込み後制御手段、引き
込み判定手段、再生搬送波が引き込み前の状態であると
判定されると,搬送波引き込み前制御手段からの出力を
位相同期手段へ入力させ再生搬送波が引き込み後の状態
であると判定されると搬送波引き込み後制御手段からの
出力を位相同期手段へ入力させる選択手段をそなえるよ
うに構成する。
[産業上の利用分野コ 本発明は、多値直交振幅変調方式(以下、直交振幅変調
のことをQAMという)の搬送波再生回路に関する。
ディジタル無線通信方式においては、周波数帯域の有効
利用を図るために、64値QAMや256値QAMとい
った多値QAMが実用に供されている。
多値QAMのように信号点の数が多くなると、信号点の
間隔が狭くなり、従って、搬送波再生回路におけるPL
Lの引き込み可能周波数範囲が狭くなる。
[従来の技術] 第10図は従来のコスタス型搬送波再生回路の一例を示
すブロック図である。
この第10図において、例えば64値QAM入力信号を
中間周波信号(IF  IN)にしたものをハイブリッ
ド(H)91で二つに分岐し、乗算器92および93で
互いに90’位相の異なる搬送波を乗算し、A/D変換
器94および95を通すことにより、■チャネルおよび
Qチャネルの復調信号が得られる。この再生搬送波の周
波数および位相を送信局発信号のそれと一致させるため
に、■チャネルの最上位ビットI1とQチャネルの誤差
ビットQ4との排他的論理和をFORゲート96によっ
て取り、その出力をループフィルタ97によって積分し
て電圧制御発振器(XVCO)98に与える.電圧制御
発振器98は入力電圧に応じて出力周波数を変化させ、
その周波数の搬送波がハイブリット99によって互いに
90°位相の異なる搬送波に分岐されてそれぞれ乗算器
92および93に与えられ,ハイブリット91の出力と
掛け合わされる。このPLL構戒により、再生搬送波は
送信局発信号と周波数および位相が一致させられ、引き
込みが達或される。
得られた復調信号は、第11図に示す基準位相平面上の
座標が表される。即ち、第11図において、基準位相平
面101上の復調信号点は互いに直交する工軸上の8値
およびQ軸上の8値で表現される。■軸上の8値は、I
1からI3の3ビットの情報ビットにより表され、それ
より下位のビット14,I5,・・・が誤差ビットとな
る。一般に、情報ビットの第lビット(Ir,Ql)を
極性ビット、誤差ビットの第tビットを誤差信号と呼ぶ
図において、Ii (i=1.2,3,・・・)の右側
をr1」、左側をrQJとする.Q軸上の8値は、Ql
からQ3の情報ビットにより表され、それより下位のビ
ットQ4,Q5,・・・が誤差ビットとなる。図におい
て、Qi (i==1.2,3,・・・)の上側を「1
」5下側を「O」とする。図においては誤差ビットはQ
4のみが示されている。基準位相平面101上の64個
の点は、復調信号が正しく受信されたときの信号点であ
り,以下これを基準信号点と称する。例えば第1象限に
図示した■1=1,I2=L ra=o,Q1=1,Q
2=0,Q3=1で表される点P!は基準信号点である
再生搬送波による復調信号の信号点と基準位相平面上の
基準信号点との誤差は、従来、片方のチャンネルの極性
信号と他方のチャンネルの誤差信号との排他的論理和、
例えばI1とQ4との排他的論理和をとることにより得
られていた。例えば,第11図に斜線で示すように、第
1および第4象限では、Q4がOのとき再生搬送波によ
る信号点が基準信号点に対して右に回転しており,第2
および第3象限では、Q4が1のとき再生搬送波による
信号点が基準信号点に対して右に回転していることがわ
かる。この排他的論理和をPI、Lループにフィードバ
ックすることにより、搬送波の引き込みが行なわれる。
同様の考え方でI4とQ1との排他的論理和により制御
信号を作る方法や、T1とQ4およびI4とQ1の排他
的論理和を組み合わせる方法等が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 上述の従来技術によれば,基準位相平面に対する再生搬
送波の回転をすべての信号点について排他的論理和を取
ることにより検出しているが,64値QAMや256値
QAMのように位相平面上の信号点の数が多くなると、
第11図に示した空白部と斜線部との区別が困難になり
、従って引き込み可能周波数の範囲が狭くなって、再生
搬送波の引き込みに長時間を要するか,最悪の場合は引
き込み不可能になるという問題点がある。
そこで、第12図に示すごとく、再生搬送波の引き込み
前においては、基準位相平面上の外側部分の信号点(第
12図のハッチ部分,点々を打った部分)について再生
搬送波の回転を検出することも考えられるが、かかる手
段では、引き込み前の再生搬送波の回転が速い場合は、
やはり引き込めないという問題点がある。
本発明は,このような問題点を解決しようとするもので
、引き込み前における引き込み可能周波数範囲を更に広
くして、引き込み前の再生搬送波の回転が速い場合でも
、引き込みを可能にした、搬送波再生回路を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段コ 第1図は本発明の原理ブロック図である。
この第1図において、1は復調手段で、この復調手段1
は、入力信号から、多値直交振幅信号を互いに90’位
相の異なる再生搬送波により復調して、復調信号を出力
するものである。
2は位相同期手段で、この位相同期手段2は、復調手段
lの出力に得られる復調信号の、再生搬送波を基準とす
る基準位相平面上の基準信号点に対する位相の回転方向
を示す情報に基づいて再生搬送波の位相を修正し、復調
手段1に与えるものである。
3は搬送波引き込み前制御手段で、この敵送波引き込み
前制御手段3は、復調信号に基づいて、基準位相平面上
の隅部における基準信号点の異なった2時点での位置関
係から再生搬送波の回転方向を示す情報を得て、これを
位相同期手段2へ出力するものである。
また、搬送波引き込み前制御手段3に、基準位相平面上
の隅部における基準信号点の異なった2時点での位置関
係と2時点間の時間差から再生搬送波の周波数差を得る
搬送波周波数差演算手段をそなえてもよい。このように
、搬送波引き込み前制御手段3に、搬送波周波数差演算
手段をそなえた場合、位相同期手段2は、再生搬送波の
周波数差の情報を使用して、再生搬送波の位相を修正す
るように構成される。
4は搬送波引き込み後制御手段で,この搬送波引き込み
後制御手段4は、復調信号に基づいて、基準位相平面上
の全ての基準信号点に対する再生搬送波の回転方向を示
す情報を得て、これを位相同期手段2へ出力するもので
ある。
5は引き込み判定手段で、この引き込み判定手段5は、
復調信号から再生搬送波が引き込み前であるのか引き込
み後であるのかを判定するものである。
6は選択手段で、この選択手段6は、引き込み判定手段
5での判定結果に基づき、再生搬送波が引き込み前の状
態であると判定されると、搬送波引き込み前制御手段3
からの出力を位相同期手段2へ入力させ,再生搬送波が
引き込み後の状態であると判定されると、搬送波引き込
み後制御手段4からの出力を位相同期手段2へ入力させ
るものである。
[作 用] 上述の本発明の搬送波再生回路では、再生搬送波が引き
込み前の状態であると判定されると、搬送波引き込み前
制御手段3からの出力を位相同期手段2へ入力させ、再
生搬送波が引き込み後の状態であると判定されると、搬
送波引き込み後制御手段4からの出力を位相同期手段2
へ入力させる。
そして、特に、搬送波引き込み前においては、基準位相
平面上の隅部における基準信号点の異なった2時点での
位置関係から再生搬送波の回転方向を示す情報を得て、
これを位相同期手段2へ出力する。更に基準位相平面上
の隅部における基準信号点の異なった2時点での位置関
係のほか、2時点間の時間差から再生搬送波の周波数差
の情報を得てもよく、この場合は,これも位相同期手段
2へ出力する。
なお、搬送波引き込み後においては、基準位相平面上の
全ての基準信号点に対する再生搬送波の回転方向を示す
情報を得て,これを位相同期手段2へ出力する。
〔実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
(a)第l実施例の説明 第2図は本発明の第1実施例を示すブロック図で、この
第2図に示す搬送波再生回路は,復調手段l,位相同期
手段2,引き込み前制御手段3,引き込み後制御手段4
,引き込み判定手段5,セレクタ(選択手段)6を有し
ている. ここで,復調手段1は、例えば64値QAM入力信号を
中間周波信号にしたものから、QAM信号を互いに90
゜位相の異なる再生搬送波により復調して.I,Q両チ
ャネルの復調信号を出力するもので,ハイブリッド11
j乗算器12,13,A/D変換器14.15を有して
いる。
なお、ハイブリッドl1は、中間周波信号(IFIN)
を90″位相の異なる2つの信号にするもので,乗算器
12.13はハイブリッド11からの信号と位相同期手
段2からの再生搬送波(この再生搬送波は乗算器12へ
供給されるものと乗算器13へ供給されるものとでは、
位相が相互に90″異なっている)とを掛け合わせるも
のである。また、A/D変換器14,15は、それぞれ
乗算器12.13からの信号をディジタル信号に変換す
るものである。
位相同期手段2は,復調手段1の出力に得られる復調信
号の,再生搬送波を基準とする基準位相平面上の基準信
号点に対する位相の回転方向を示す情報に基づいて再生
搬送波の位相を修正し、復調手段1に与えるもので、ル
ープフィルタ21,電圧制御発振器22,ハイブリッド
23をそなえている。
ループフィルタ21は,引き込み前制御手段3または引
き込み後制御手段4からの出力を積分するもので、電圧
制御発振器(XVCO)21は、ループフィルタ21か
らの信号を受けてこれに応じて出力周波数を変化させる
もので,この電7圧制御発振器21の出力が再生搬送波
となる。ハイブリッド22は、の電圧制御発振器21の
出力(再生搬送波)を位相の90’異なった信号にして
,それぞれが前述のごとく復調手段1の乗算器12,l
3へ供給されるようになっている。
搬送波引き込み前制御手段3は、I,Q両復調信号に基
づいて、基準位相平面S上の隅部Cにおける数点の基準
信号点(第5,6図参照)の異なった2時点Lz+ t
zでの位置関係から再生搬送波の回転方向を示す情報を
得て、これを位相同期手段2へ出力するものである。
すなわち、この搬送波引き込み前制御手段3では,まず
、第5図に示すように、基準位相平WiS上の四隅部C
における数点の基準信号点が入る円形の溝Aを考える。
そして、搬送波引き込み前の非同期の時を考えると、上
記四隅部Cにおける信号点はこの溝Aの中を回転するが
、この場合、四隅部Cの信号点の原点からの角度は信号
の座標より容易に求まる。また、各信号点は原点から見
てほぼ近い位置にあるので,各信号点の角度はほぼ同じ
とみなしてもよい。従って、第6図に示すごとく,ある
時間t0における四隅部Cの信号点の角度をOtよとし
、その後の時間t2における四隅部Cの信号点の角度を
θt2とすると、搬送波が非同期であれば、その回転方
向は(θt、一〇tz)の極性で求めることができるの
である。
このため、搬送波引き込み前制御手段3は、第3図に示
すごとく、信号点位置計算回路31,2つのフリップフ
ロップ32,33,vA算回路34をそなえている。
ここで,信号点位置計算回路3lは、ROM等で構成さ
れ、四隅部Cでの信号点の代表角度0と、iRAの中の
データかどうかを示す情報Mとを出刃するものである。
まず、0は、■軸の座標をX,Q軸の座標をyとして、
tan−’ (y / x )で求メルことができ、M
は、( x2 +y2 ) 1/ 2≧aならH(ハイ
レベル)、(x2+y2) 1/2 (党ならL(ロー
レベル)となるように設定されている,なお,Qは溝A
の半径である。
そして、信号点位置計算回路31からの出力θはフリッ
プフロップ32を経て次段Qノフリップフロップ33へ
送られるようになっており、信号点位置計算回路31か
らの出力Mはフリップフロツプ32.33の動作制御端
子、(イネーブル端子)へ入力されるようになっている
フリップフロップ32.33は2つで2段のシフトレジ
スタを構或しており、信号点位置計算回路31からの出
力MがHでデータθをラッチし、MがLでデータθのラ
ッチは行なわないようになっている。
、減算回路34は、ブリップフロップ32.33の出力
差をとるもので,この減算回路34の出力が再生搬送波
の回転方向の情報を有する。
すなわち、まず、ある時点tエでの信号点角度θtよが
フリップフロップ32でラッチされ、次の時点t2で、
時点t1での信号点角度θtエがフリップフロップ33
でラッチされるとともに、時点?2での信号点角度θt
2がフリップフロップ32でラッチされる。そして、減
算回路34では、フリップフロップ32の出力(時点t
2での信号点角度01,)とフリップフロツプ33の出
力(時点t■での信号点角度θtエ)との差が演算され
て出力されるのである。そして、この差情報から回転方
向の情報が得られるのである。
さらに,第2図に示す搬送波引き込み後制御手段4は、
復調信号に基づいて、基準位相平面上の全ての基準信号
点に対する再生搬送波の回転方向を示す情報を得て、こ
れを位相同期手段2へ出方するもので、■チャネルの最
上位ビット■1とQチャネルの誤差ビットQ4との排他
的論理和をとる排他的論理和ゲート(EORゲート)4
1をそなえている。
引き込み判定手段5は,復調信号から再生搬送波が一引
き込み前であるのか引き込み後であるのがを判定するも
のである。ところで、再生搬送波が基準位相平面に引き
込まれていないときは,情報ビットI1からI3または
Q1がらQ3の下位2ビットI4,I5またはQ4,Q
5が共に0か共に上のときと考えられる。そこで、第4
図に示すごと<.I4,I5の排他的論理和をFORゲ
ート51で求め、これをフィルタ53で積分し,その積
分値をコンパレータ55により、基準値refと比較す
る。同様に、Q4,Q5の排他的論理和をFORゲート
52で求め、これをフィルタ54で積分し、その積分値
をコンパレータ56により、基準値refと比較する。
コンパレータ55,56の出力はFORゲート57を介
して第2図のセレクタ6に与えられる。
セレクタ6は、引き込み判定手段5での判定結果に基づ
き,再生搬送波が引き込み前の状態であると判定される
と、搬送波引き込み前制御手段3からの出力を位相同期
手段2へ入力させ、再生搬送波が引き込み後の状態であ
ると判定されると、搬送波引き込み後制御手段4からの
出力を位相同期手段2へ入力させるものである。
上述の構戊により、64値QAM入力信号を中間周波信
号(IF  IN)にしたものをハイブリッド(1−I
)11で二つに分岐し,乗算器12および13で互いに
90゜位相の異なる搬送波を乗算し、A/D変換器14
およびl5を通すことにより,■チャネルおよびQチャ
ネルの復調信号が得られる。
ところで、引き込み判定手段5によって再生搬送波が引
き込み前の状態であると判定されると、搬送波引き込み
前制御手段3からの出力を位相同期手段2へ入力させる
。即ち、2つで2段のシフトレジスタを構成するフリッ
プフロツプ32,33は、信号点位置計算回路31から
の出力MがHでデータθをラッチし、MがLでデータθ
のラッチは行なわないようになっているが、まず,ある
時点Lユでの信号点角度θtエがフリップフロップ32
でラッチされ、次の時点t2で、時点tエでの信号点角
度Ot1がフリップフロップ33でラッチされるととも
に、時点L2での信号点角度θt2がフリップフロップ
32でラッチされる。そして、減算回路34では、フリ
ップフロップ32の出力(時点t2での信号点角度θt
z)とフリップフロ?プ33の出力(時点t.での信号
点角度θtエ)との差が演算されて出力されるのである
。そして、この差情報から回転方向の情報が得られるの
である。
さらに,この出力をループフィルタ2lへ入力するので
ある。そして、ループフィルタ21では、入力情報を積
分して電圧制御発振器22に与える。
この電圧制御発振器22は入力電圧に応じて出力周波数
を変化させ、その周波数の搬送波がハイブリット23に
よって互いに90’位相の異なる搬送波に分岐されてそ
れぞれ乗算器12および13に与えられ,ハイブリット
l1の出力と掛け合わされる。このPLL構或により、
再生搬送波は送信局発信号と周波数および位相が一致す
るように逆方向に回転し、引き込み動作を行なう。
このとき.m送波引き込み前制御手段3は,I,Q両復
調信号に基づいて、基準位相平面S上の隅部Cにおける
数点の基準信号点(第5,6図参照)の具なった2時点
t■l t,での位置関係から再生搬送波の回転方向を
示す情報を得て,これを位相同期手段2へ出力している
ので,引き込み時の制御方向を正確に出力することがで
き、これにより、引き込み前における引き込み可能周波
数範囲を更に広くして、引き込み前の再生搬送波の回転
が速い場合でも,引き込みを可能にしており、更にはフ
ェージング時など符号間干渉が大きいときでも、同期状
態から離れない。
上記のような引き込み動作を行なうことにより、引き込
み判定手段5によって再生搬送波が引き込み後の状態で
あると判定されると、セレクタ6を切り替えて,搬送波
引き込み後制御手段4からの出力を位相同期手段2へ入
力させる。すなわち、再生搬送波の周波数および位相を
送信局発信号のそれと一致させるために、■チャネルの
最上位ビットIlとQチャネルの誤差ビットQ4との排
他的論理和をFORゲート4lによって取り、その出力
をループフィルタ21へ入力するのである。
そして、このループフィルタ21では、上記のEORゲ
ート41の出力を積分して電圧制御発振器22に与える
.この電圧制御発振器22は入力電圧に応じて出力周波
数を変化させ、その周波数の搬送波がハイブリット23
によって互いに90@位相の異なる搬送波に分岐されて
それぞれ乗算器12および13に与えられ、ハイブリッ
ト11の出力と掛け合わされる。このPLL構或により
、再生搬送波は送信局発信号と周波数および位相が一致
させられ、引き込みが達戊されるのである。
なお,搬送波引き込み後においては、基準位相平面上の
全ての基準信号点に対する再生搬送波の回転方向を示す
情報を得て、これを位相同期手段2へ出力しており,こ
れは従来の手段と同様である. (b)第2実施例の説明 次に第2実施例について説明する。
さて、前述の第1実施例では,溝Aの中に信号が入るた
びにθtitθt2を求め、(Ot1−θtz)を求め
て、回転方向を算出していたが,この第2実施例では、
θt0を固定することにより、θt2から回転方向の極
性を求めるようにしたものである。
すなわち、第8図に符号S1で示す部分に01i?四隅
部の信号が入り、次にOt2で四隅部の信号が、十側に
入ると、回転方向の極性を+とじ、側に入ると、回転方
向の極性を一とするのである。
このため,搬送波引き込み前制御手段3は、第7図に示
すごとく,信号点位置計算回路35,2つのフリップフ
ロップ36,37,アンドゲート38をそなえている. ここで,信号点位置計算回路35は、ROM等で構成さ
れ,四隅部Cでの信号点が代表角度θt■,θt2と5
溝Aの中のデータかどうかを示す情報Mとを出力するも
のである。まず、θt1は第9図のエリアS1に四隅部
の信号が入ると、「1」,他では,rQJとなり、θt
2は第9図の十側のエリアに四隅部の信号が入ると、「
1」,他では、rQJとなるものであり、更に,Mは、
( X2 4 y2 ) 1/2≧aならl{(ハイレ
ベル)( x2 +y2 ) 1 /2 ( RならL
(ロ一レベル)となるように、即ち、信号が溝Aに入る
と「l」、他では『0』となるように設定されている。
そして,信号点位置計算回路35からの出力θt1はフ
リップフロップ36へ送られるようになっており、信号
点位置計算回路35からの出力θt2はフリップフロッ
プ37へ送られるようになっていて、更には信号点位置
計算回路37からの出力Mはフリップフロップ36の動
作制御端子(イネーブル端子〉と,アンドゲート38の
一人力端へ入力されるようになっている。
フリッププロップ36は信号点位置計算回路35からの
出力MがHでデータθtエ(1又はO)をラッチし、M
がLでデータθt8のラッチは行なわないようになって
いて,その出力はアンドゲート38の他入力端へ入力さ
れるようになっている。
フリップフロップ37はアンドゲート38からの出力が
Hでデータθt2(1又はO)をラッチし、アンドゲー
ト38からの出力がLでデータθt1のラッチは行なわ
ないようになっていて、その出力(回転方向の極性情報
)がセレクタ6を介してループフィルタ21へ入力され
るようになっている。
なお、この搬送波引き込み前制御手段3以外の構成は.
第2図に示した第1実施例と同じである.?のように,
この第2実施例では、θt■を固定することにより,θ
t2から回転方向の極性を求めるようにした,即ち,第
8図に符号S1で示す部分にOtエで四隅部の信号が入
り、次にθt2で四隅部の信号が,十側に入ると,回転
方向の極性を+とし、一側に入ると、回転方向の極性を
一とするので,前述の第1実施例に比べ、回転方向情報
を簡単に見分けることができ、引き込み動作を更に迅速
に行なうことができる。
(c)第3実施例の説明 次に第3実施例について説明する。
この第3実施例は、キャリア引き込み前の非同期時にお
いて,そのときの送受キャリア周波数の差情報Δfに基
づいて引き込み動作を補助するものである。
搬送波引き込み前制御手段3が,基準位相平面上の隅部
における基準信号点の異なった2時点での位置関係と,
これらの2時点間の時間差から再生搬送波の周波数差を
得る手段をそなえ、更には位相同期手段2が、上記再生
搬送波の周波数差の情報とを使用して、再生搬送波の位
相を修正するように構戊されているのである。
ココテ、Δfは(atx−gtz)/{(tt−tz)
2z)で求められる。従って、このΔfには,位相の回
転方向の情報も含まれていることになる。
ところで、かかるΔfで制御するための例として,第9
図に示すようなディジタルループフィルタ構戊が考えら
れる。この第9図に示す例では,ディジタル出力のΔf
をタイミングパルス時間の間、平均化回路301で平均
化し,更にほこの平均化されたΔfから減算回路302
の出力より新しい周波数fを求め、これをフリップフロ
ップ303でラッチして,この出力をD/A変換器30
4でD/A変換して、電圧制御発振器22を動作させて
いる。なお、タイミングパルスはループの時定数に相当
し、ループの応答より十分長いものとする。
このようにすれば,基準位相平面上の隅部Cにおける基
準信号点の異なった2時点での位置関係のほか、2時点
間の時間差(t!−tA)から再生搬送波の周波数差Δ
fの情報を得て、再生搬送波の周波数差Δfの大きさに
応じて回転速度を調整することが行なわれるので、引き
込み動作に際してオーバシュートを招くことなく,速や
かに引き込み動作を実現することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように,請求項1記載の本発明の搬送波再
生回路によれば,搬送波引き込み前において.I,Q両
復調信号に基づいて、基準位相平面上の隅部における数
点の基準信号点の異なった2時点での位置関係から再生
搬送波の回転方向を示す情報を得て、これを位相同期手
段へ出力しているので、引き込み時の制御方向を正確に
出力することができ,これにより,引き込み前における
引き込み可能周波数範囲を更に広くして、引き込み前の
再生搬送波の回転が速い場合でも、引き込みが可能にな
るほか、更にはフェージング時など符号間干渉が大きい
ときでも、同期状態から離れないという利点がある。
さらに,請求項2記載の本発明の搬送波再生回路では、
基準位相平面上の隅部における基準信号点の異なった2
時点間の時間差から再生搬送波の周波数差の情報を得て
,再生搬送波の周波数差の大きさに応じて回転速度を調
整することが行なわれるので、引き込み動作に際してオ
ーバシュートを招くことなく、速やかに引き込み動作を
実現できる利点がある。
ための図, 第9図は本発明の第3実施例の要部ブロック図、第10
図は従来の搬送波再生回路例を示すブロック図, 第11図は基準位相平面における情報ビッ1・および誤
差ビットの説明図, 第l2図は本発明の案出過程で考えられた基準位相平面
の説明図である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図, 第2図は本発明の第1実施例を示すブロック図,第3図
は搬送波引き込み前制御回路のブロック図, 第4図は引き込み判定回路のブロック図、第5,6図は
本発明の第1実施例の作用を説明するための図、 第7図は本発明の第2実施例を示す搬送波引き込み前制
御回路のブロック図、 第8図は本発明の第2実施例の作用を説明する図におい
て、 1は復調手段, 2は位相同期手段、 3は搬送波引き込み前制御手段、 4は搬送波引き込み後制御手段、 5は引き込み判定手段, 6はセレクタ(il!択手段)、 11はハイブリッド、 12.13は乗算器、 14.15はA/D変換器、 2lはループフィルタ、 22は電圧制御発振器, 23はハイブリッド、 31は信号点位置計算回路, 32.33はフリップフロツプ、 34は減算回路, 35は信号点位置計算回路, 36.37はフリップフロップ、 38はアンドゲート, 41,51,52はEORゲート、 53.54はフィルタ、 55.56はコンパレータ、 57はEORゲート、 91はハイブリッド、 92.93は乗算器、 94.95はA/D変換器、 96はFORゲート、 97はループフィルタ、 98は電圧制御発振器、 99はハイブリッド、 301は平均化回路、 302は減算回路、 303はフリップフロップ、 304はD/A変換器である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力信号から、多値直交振幅信号を互いに90゜
    位相の異なる再生搬送波により復調して、復調信号を出
    力する復調手段(1)と、 該復調手段(1)の出力に得られる復調信号の、該再生
    搬送波を基準とする基準位相平面上の基準信号点に対す
    る位相の回転方向を示す情報に基づいて該再生搬送波の
    位相を修正し、該復調手段(1)に与える位相同期手段
    (2)と、 該復調信号に基づいて、該基準位相平面上の隅部におけ
    る基準信号点の異なった2時点での位置関係から該再生
    搬送波の回転方向を示す情報を得て、これを該位相同期
    手段(2)へ出力する搬送波引き込み前制御手段(3)
    と、 該復調信号に基づいて、該基準位相平面上の全ての基準
    信号点に対する該再生搬送波の回転方向を示す情報を得
    て、これを該位相同期手段(2)へ出力する搬送波引き
    込み後制御手段(4)と、該復調信号から該再生搬送波
    が引き込み前であるのか引き込み後であるのかを判定す
    る引き込み判定手段(5)と、 該引き込み判定手段(5)での判定結果に基づき、該再
    生搬送波が引き込み前の状態であると判定されると、該
    搬送波引き込み前制御手段(3)からの出力を該位相同
    期手段(2)へ入力させ、該再生搬送波が引き込み後の
    状態であると判定されると、該搬送波引き込み後制御手
    段(4)からの出力を該位相同期手段(2)へ入力させ
    る選択手段(6)とをそなえて構成されたことを 特徴とする、搬送波再生回路。
  2. (2)該搬送波引き込み前制御手段(3)が、該基準位
    相平面上の隅部における基準信号点の異なった2時点で
    の位置関係と該2時点間の時間差から該再生搬送波の周
    波数差を得る手段をそなえ、該位相同期手段(2)が、
    該再生搬送波の周波数差の情報を使用して、該再生搬送
    波の位相を修正するように構成されたことを特徴とする
    、請求項1記載の搬送波再生回路。
JP1232029A 1989-09-07 1989-09-07 搬送波再生回路 Pending JPH0396039A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019220942A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 日本無線株式会社 搬送波再生回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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