JPH0395103A - 3―イソチアゾロン組成物の製造法 - Google Patents

3―イソチアゾロン組成物の製造法

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JPH0395103A
JPH0395103A JP1232595A JP23259589A JPH0395103A JP H0395103 A JPH0395103 A JP H0395103A JP 1232595 A JP1232595 A JP 1232595A JP 23259589 A JP23259589 A JP 23259589A JP H0395103 A JPH0395103 A JP H0395103A
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喜雄 五十嵐
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哲也 鈴木
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知久 幸宏
Toshimasa Tsunoda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はニトロソアミン或分およびその先駆物質を低域
した3−インチアゾロン類の製造方伏に関する。
(従来技術) 3−イソチアゾロン類は、カビ類,細菌類.藻類等に対
して戊長押制および殺生物性を有する活性物質であるこ
とが知られており、以下の一般式(1) (1) (式中RおよびR′は個別に水素、ノ\ロゲンまたは炭
素原子数1〜4個のアルキル栽であり、Yは炭素原子数
5または6個のシクロアルキル基、炭素原子数8個以下
のアラルキル基、または炭素原子数6個のアリル基もし
くは置換アリル基である)で表わすることかできる。特
にYが低級アルキル基であり、R,R’ の少なくとも
一方がハロゲンである場合、3−イソチアゾロンは水溶
性が高く、水系での殺菌剤として極めて有効である。し
かしながら水溶岐や極性溶媒中では安定性が低下し、分
解によって効果が低下することが知られている。
このため、安定性を高める目的で、カルシウム,銅,マ
ンガン,マグネシウム,ニッケル,亜鉛.コバルト等の
硝酸塩をイソチアゾロン冶l夜に添加することが特公昭
54−23968号に開示されている。
一方、3−イソチアゾロンの安定化を目的として、これ
らの硝酸塩を添加した場さ、以下の反応式 n (2) のように3−イソチアゾロン合成の中間体として用いる
(2〉に示されるジスルフィドアミド中に不純物として
含まれるニトロソアミン先駆物質である、N−メチル−
3−(N’−メチルアミノ)プロビオンアミドが、ニト
ロソ化条件にさらされることによりN−メチル−3− 
(N’ −メチルーNニトロソ)アミノブロピオンアミ
ドに転化し、3−イソチアゾロン組成物中に混入するこ
とが、特公昭59−31772号に開示されている。ニ
トロソアミン類は一般に発ガン性の疑いがあることが知
られており、人間、動物等に態影響を及ぼすことを避け
るために可能な眠り除去することが望ましい。
特開昭59−31772号においては、3−イソチアゾ
ロン組成物中のニトロソアミン成分を低減させるために
、式(2)に示される中間体のジスルフィドアミドを合
成したのち、(a)再結晶法によるニトロソアミン先駆
物質の除去、(b)イオン交換樹脂によるニトロソアミ
ン先駆物質の除去、あるいは(C)メルカブタン反応経
路を用いたイソチアゾロンの合成、(d)求核性スキャ
ベンジャーの使用によるニトロソアミン先駆物質の除去
等の方法によっている。しかしながら(a)の再結晶法
を用いる場合、熱P過や再々結晶を行っているために作
業がはん雑な上、再結晶収率で66.6%、再々結晶後
の収率にいたっては49.0%と極めて低く、経済性に
問題がある。(b)のイオン交換法を用いる場合には、
中間体(2)を20vt%メタノール溶液にする必要が
あり、処理量が増加し、かつ乾燥樹脂10gに対し、中
間体(2)は、63gしか処理できず、工業的な処理法
としては問題がある。(C)のメルカブタン反応経路を
用いた場合、原料に悪臭があり、取り扱いに問題があり
、かつ、クロル化閉環反応において必要塩素量が多くな
るために製造コストが増加するという問題がある。また
、(d)の求核性スキャベンジャーを用いる場合、(C
)と同様にメルカブタンを用いるために、悪臭の問題が
依然としてあるし、求核付加した物質の不純物としての
屁大の問題がある。さらに(b) ,(c) ,(d)
の方法を用いて中間体のジスルフィドアミドの精製ある
いは製造を行っても、ニトロソアミン先駆物質が依然と
して残存している。すなわち、ニトロソアミン先駆物質
を低減することは可能であるが、完全除去することは極
めて困難であることが容易に推察できる。
(発明が解決しようとする課題) 前述したように従来技術においては、粗ジスルフィドア
ミドを精製するか反応経路を変えることによりニトロソ
アミン先駆物質を低減を行っているが、いずれの方法も
、工業化するには種々の問題があった。本発明はニトロ
ソアミン或分を低減した3−イソチアゾロン組成物を経
済的に工業規模で製造することを課題とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明者は鋭意研究を進め
た結果、クロル化閉環反応後の粗3−イソチアゾロン塩
酸塩を有機溶媒に分散し、加熱した場合、3−イソチア
ゾロン塩酸塩が、容易に塩酸を脱離して遊離の3−イソ
チアゾロンとなり、溶媒に溶解するのに対し、ニトロソ
アミン前駆物質である、N−メチル−3−(N’ −メ
チルアミノ)プロピオンアミド塩酸塩は塩酸の脱離が生
じ難く、溶媒不溶の塩酸塩としてその大部分が結晶とし
て残存することを見いだした。混合物を固戚分離するこ
とによって、ニトロソアミン先駆物質の塩酸塩であるN
−メチル−3−(N’ −メチルアミノ)プロビオンア
ミド塩酸塩の大部分はケーキとして除去され、有機溶媒
に溶解した3−イソチアゾロンは戸液として得られる。
Pi&から、溶媒を留去し、特願平1−14827号に
開示されている非プロトン性安定化用溶媒を用いれば、
ニトロソアミン先駆物質を低減した3−イソチアゾロン
組成物か得られる。この組成物は、ニトロソアミン先駆
物質が低減されているために、さらに硝酸塩による希釈
を要するような利用分野で、硝醜塩水溶液による希釈を
行ってもニトロソアミン或分の生或量を低域できる。r
’t&を濃縮し、公知の方法に従って硝酸塩処理を行え
ば、ニトロソアミン成分を低減した3−イソチアゾロン
組成物が得られる。
これまで、クロル化閉環反応後の3−イソチアゾロン塩
酸塩からの塩酸の除去は特公昭45−38330号に示
されているように、a〉ビリジン,トリエチルアミンの
ような第3有機塩基を加える方注、b)水で処理する方
法、さらに特開昭59−31772号に示されているよ
うに、C)酸化マグネシウムのような弱い無機塩基で処
理する方法が知られていた。先駆物質であるN−メチル
−3−(N’ −メチルアミノ)プロピオンアミド塩酸
塩を含む粗3−イソチアゾロン塩酸塩を、a)あるいは
C〉の方伏で中和した場合、先駆物質の塩酸塩も同時に
遊離化するために、後工程において、分離が困難となる
し、b〉の方法で処理した場合、特公昭45−3833
0号に示されているように、最も有効であり水溶性を有
する5−クロロー2−メチルイソチアゾロンは、十分な
遊離化が不可能である。
本発明者は、有機溶媒中で、粗3−イソチアゾロン塩酸
塩を加熱すると3−イソチアゾロンが容易に塩酸脱離す
ることを見い出した。同様の処理をニトロソアミン先駆
物質の塩酸塩で行うと、塩酸の脱離はきわめて少ない。
これは3−イソチアゾロンのN原子が環状イミドのため
、塩基性が小さいのに対し、先駆物質のN原子は2級ア
ミンのため塩基性が大きいためである。
本発明をさらに具体的に説明する。
クロル化閉環反応終了後得られた粗3−イソチアゾロン
塩酸塩を塩化メチレン,クロロホルム,四塩化炭素等の
有機塩素系溶媒、あるいは、酢酸エチル,酢酸プロビル
,酢酸ブチル等のエステル系溶媒、あるいはベンゼン,
トルエン,キシレン等の芳香族系炭化水素溶媒に分散さ
せる。
これらの溶媒の使用量は粗3−イソチアゾロン塩酸塩に
対して5倍量〜30倍量(重量)が好ましい。これより
少ないと、スラリーの撹拌が十分ではなく塩酸が脱離し
にくく、これより多いと、ニトロソアミン先駆物質の塩
酸塩の有機溶媒への溶解量が増加し、好ましくないから
である。次いで分散後の粗3−イソチアゾロン塩酸塩の
スラリーを常圧あるいは減圧下で加熱還流する。還流温
度は、40〜80℃が好ましい。40℃より低い温度で
は、塩酸の脱離が起こりに<<、SO℃以上では、先駆
物質であるN−メチル−3−(N’−メチル)アミノプ
口ピオンアミドの塩酸塩からの塩酸の脱離が生じ易くな
り、かつ3−イソチアゾロンの分解が加速し、収率が低
下するために好ましくない。
常圧において、好ましい温度範囲に沸点を有する溶媒は
、そのまま常圧下に還流を行えばよい。
常圧で80℃以上の沸点を有する溶媒を用いる場合は、
減圧状態で還流温度を80℃以下に調節する。
さらに、比較的塩酸ガスの溶解度の大きい溶媒を用いる
場合は、チッ素等の不活性ガスを吹き込みながら還流す
ることで塩酸の脱離を速めることも可能である。
加熱還流を続けていくと塩酸の脱離が進行し、3−イソ
チアゾロン塩酸塩は遊離し、徐々に有機溶媒に溶解する
ため、スラリー量は減少していく。
塩酸脱離の進行は、塩酸ガスの発生量と、有機溶媒中の
3−イソチアゾロン含量を高速肢体クロマトグラフィー
(HPLC)等で追跡していき、ガスの発生が無くなり
、溶媒中の3−イソチアゾロン含量の増加の認められな
くなったところを終了とする。発生した塩酸は水、ある
いは希アルカリ等で除去できる。
加熱処理終了後は混合物を冷却する。冷却温度は室温以
下が好ましい。温度が高いと先駆物質の塩酸塩の溶解度
が増加するために好ましくない。
冷却した混合物は、P過.遠心分離,デカンテーション
等の固液分離を行い、枦液すなわち、3一イソチアゾロ
ン溶液を得る。
クロル化閉環反応を、特公昭45−3833f3号に示
されている有機溶媒を用いて行い、塩酸塩を分離するこ
となしに、反応終了後そのまま本発明の方法を用いて3
−イソチアゾロン塩酸塩の遊離化を行うことも可能であ
る。
遊離化を終了したのち、有機溶媒を留去し、安定化用非
プロトン性溶媒を用いて溶解,希釈すればニトロソアミ
ン先駆物質を低減した3−イソチアゾロン組成物が得ら
れるし、公知の方法で硝酸塩処理を行えば、3−イソチ
アゾロン組成物が得られる。
本発明者は、3−イソチアゾロン中のニトロソアミン或
分の低減をめざして、さらに検討を重ねた結果、硝酸塩
処理を行う際に、系に発生するガス状の酸化窒素化合物
(NOX)を除去することにより、ニトロソ化条件が緩
和され、3−イソチアゾロン組成物中のニトロソアミン
或分が、低減できることを見いだした。ガス状のNOx
の除去は、硝酸塩処理中にチッ素ガスのような不活性ガ
スを液中に吹き込むか、あるいは硝酸塩処理を弱い減圧
下でおこなうことにより可能である。
(発明の効果) 本発明の製造法で得られた3−イソチアゾロン類及びそ
の組戊物は、ニトロソアミン先駆物質と二トロソアミン
成分の含有量が大幅に低減されている。本発明の産業上
の利用価値は極めて大きいものである。
(実 施 例) 以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。
された方法と同様に行った。) 撹拌器,温度計,ガス分配管をとりつけたiooo一フ
ラスコにジメチル−3.3′−ジチオジプロビオネート
(433.2 ’j、l.82モル)、トルエン(21
4g)およびメタノール(22g)を入れた。
装置の窒素でパージして、混合物をlo℃に冷却した。
10〜20℃で撹拌しながらモノメチルアミン(138
.59、4.47モル)をガス分配管によって2時間を
要し添加した。モノメチルアミン添加終了後、混合物の
内温を20℃に調節し、20時間撹拌して反応を完了さ
せた。淡黄色スラリーを約100trrmHgで威圧蒸
留して未反応のモノメチルアミンおよび溶媒を留去した
。乾燥粗N,N’ −ジメチル−3.3′ −ジチオプ
ロピオンアミド中間体(425.19、99.9%収率
)は、ニトロソアミン先駆物質であるN−メチル−3−
 (N’−メチル)アミノプロビオンアミドをll40
0ppI1含有していた。
5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリンー3−オ
ン塩酸塩と2−メチル−4−イソチアゾリンー3−オン
塩酸塩の混合物の合成。
段階1で得られた粗N,N’ −ジメチル−3,3′−
ジチオジプロビオンアミド(1509、o、54モル)
のスラリーをトルエンで希釈し、塩素化して5−クロロ
−2−メチル−4−イソチアゾリンー3−オン塩酸塩と
2−メチル−4−イソチアゾリンー3−オン塩酸塩およ
び母液を含有するスラリーを生成した。
段階3:2F過および乾燥 段階2の塩素化スラリーをP過し、ケーキを減圧乾燥し
て5−クロ口−2−メチル−4−イソチアゾリンー塩酸
塩と2−メチル−4−イソチアゾリンー塩酸塩の混合物
132 gを乾燥粉末として得た。この乾燥粉末には、
遊離体換算で5−クロロー2−メチル−4−イソチアゾ
リンー3−オンが88.2ffi量%、2−メチル−4
−イソチアゾリンー3−オンが9.5重量%含まれてお
り、ニトロソアミン先駆物質であるN−メチル−3− 
(N’ −メチル)アミノプ口ピオンアミドが遊離体換
算で8080ppm含まれていた。
段階4:中和,配合および加熱処理(安定化)段階3で
得られた乾燥体の5−クロロー2−メチル−4−イソチ
アゾリンー3−オン塩酸塩と2−メチル−4−イソチア
ゾリンー3−オン塩酸塩の混合物30gを水に溶解し、
酸化マグネシウムスラリーを徐々に添加してPH 4 
. 5に中和した。これに塩酸を加えてPH2.9に調
製し、水溶液85.7gを得た。この水溶液中には、5
−クロロー2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン
が213.5fffm%、2−メチルーイソチアゾリン
−3−オンが5.6重量%含まれていた。
これに硝酸マグネシウム・6水和物52.7gおよび水
55.8gを添加し、溶解した。この混合物を撹拌器,
温度計を取り付けた500d3ツロ丸底フラスコに移し
、95℃で4時間加熱した。室温に冷却した後、自然P
過して、生成物173 9を得た。分析の結果、生成物
は5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−
オンを10.1重ユ%、2ーメチル−4−イソチアゾリ
ン−3−オンを2.0重瓜%、ニトロソアミン戊分であ
るN−メチル−3− (N’ −メチル−N′−ニトロ
ソ)アミノブロビオンアミドを495ppm含有してい
た。
尖施例1 硝酸塩加熱処理の際の窒素吹込みの効果 試験例1の段階3で得られた5−クロロー2〜メチル−
3−イソチアゾリンー3−オン塩酸塩と2−メチル−3
−イソチアゾリンー3−オン塩酸塩の混合物209を水
に溶解し、酸化マグネシウムスラリーを添加してpH4
.5に中和した。これに塩酸を加えてPHを7.9に調
製し、水溶液49.3gを得た。この水溶液中には、5
−クロローメチル−4−イソチアゾリン−3−オンが2
6.7重量%、2−メチル−4−イソチアゾリンー3−
オンが5.6重量%含まれていた。
この水溶液に硝酸マグネシウム・6水和物409、水4
2.8gを加えて溶解し、液中に窒素ガスを導入しなが
ら95℃で4時間加熱処理した。室温に冷却後、自然枦
過し、生成物132gを得た。分析の結果、生成物は5
−クロロ−2−メチルーイソチアゾリン−3−オンを(
0.0重量%、2−メチル−4−イソチアゾリンー3−
オンを2.0重m%、ニトロソアミン成分であるN−メ
チル−3− (N’メチル−N′−ニトロソ)アミノプ
ロビオンアミドを230ppm含有していた。この結果
から、硝酸塩添加後の加熱処理の際に窒素吹込みにより
、ニトロソアミン成分の生成を低減できることがわかる
よびニトロソアミン先駆物質であるN−メチル3−(N
’−メチル)アミノプロピオンアミド(MMAP)a度
を求めた。表1に結果を示した。
この結果、本発明の効果が認められた。
試験例1の段階3で得られた5−クロロ−2−メチル−
4−イソチアゾリン−3−オン塩酸塩と2−メチル−4
−イソチアゾリンー3−オン塩酸塩の混合物(ニトロソ
アミン先駆物質であるN−メチル−3−(N’−メチル
)アミノプロピオンアミドを8080ppm含有する)
を各種有機溶媒に分散後、常圧で加熱還流した。加熱終
了後の反応液を減圧下に留去し、得られた濃縮残部を分
析して5−クロロー2−メチルイソチアゾリン回収率お
実施例7〜16  ニトロソアミン先駆物質を低減し理 丈施例2〜6で得られた濃縮残部を用い、試験例1の段
階4に示した方法で中和,配合,加熱処理を行った。得
られた組成物を分析して5−クロロ−2−メチル−4−
イソチアゾリンー3−オン濃度とニトロソアミン或分で
あるN−メチル−3−(N′ −メチルーN′−ニトロ
ソ)アミノプロピオンアミド(MMNP)濃度を求めた
。表2に結果を示した。加熱処理の際に実施例1と同ト
lに窒素吹込みを行ったものをあわせて示した。
この結果、本発明の効果が認められた。
実施例17〜21  ニトロソアミン先駆物質を低減し
実施例6で得られた濃縮残部を非プロトン性安定化溶媒
に溶解希釈した後、不溶物を減圧枦過により除去してニ
トロソアミン先駆物質を低減し、安定化された溶液を調
製した。表3に結果を示した。この結果、安定化用溶媒
を含む3−イソチアゾロン組成物中のニトロソアミン先
駆物質は大きく低減されることがわかった。
実施例22  イソチアゾロン塩酸塩の有機溶媒中に物
の製造 試験例1の段階3で得られたニトロソアミン先駆物質で
あるMMAP塩酸塩(遊離の〜IMAPとして8080
ppm )を含む5−クロロ−2−メチルー4−イソチ
アゾロンー3−オン塩酸塩と2−メチル−4−イソチア
ゾロンー3−オン塩酸塩の混合物25.0gを、還流冷
却器,温度計,拉件機を取り付けたlo00d 3ツロ
フラスコに仕込み、酢酸エチル3759を加えて撹拌、
分散した。窒素ガスを吹き込みながら、加熱還流を78
℃、常圧下で4.5時間{1゜った。室瓜まで冷却した
後、不溶桔晶169を減圧枦過で除去し、P液を威圧l
農縮して、黄褐色のオイル20.19を得た。このオイ
ルは5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリンー3
−オンを13.H、2−メチル−4−イソチアゾリンー
3ーオンを2.1 g、N−メチル−3− (N’ −
メチル)アミノブロピオンアミド(MMAP)を111
0pp■含Hしていた。このオイル20gを試験例1の
段階4と同様に処理すると、5−クロロー2−メチル−
4−イソチアプリン−3−オンを8.5重量%、2−メ
チル−3−イソチアゾリンー3−オンを1.7fTfR
%含有する3−イソチアゾロン組成物103.5 9を
得た。この組成物中にはニトロソアミン成分であるN−
メチル−3− (N’ −メチル−N′−ニトロソ)プ
ロビオンアミド(MMNP)が82I)I)II Lか
含有されておらず、本発明の効果が認められた。
試験例の段階1で得られた3−インチアゾロン中間体で
あるN,N’−ジメチル−3.3′−ジチオジブ口ビオ
ンアミド28gの乾燥体をトルエンで希釈して塩素と同
時にlooOtd 3ツロ反応フラスコに供給して塩素
化した。塩素化スラリーをそのまま還流温度が60℃に
なるように減圧状態にし、徐々に加温した。発生する塩
酸ガスは、吸収用トラップで吸収した。還流を4時間続
けると、スラリーの大部分はトルエンに溶解した。室温
に冷却後不溶物1.5gを枦別し、枦液を濃縮すると黄
色オイル194gを得た。このオイルは5−クロロー2
−メチル−4−イソチアゾリンー3−オンを13.Og
、2−メチル−4−イソチアゾリンーを3.09含有し
ていた。またニトロソアミン先駆物質であるMMPAの
濃度は807ppmであった。このオイルを水に249
溶解したところpHは3.86であった。
酸化マグネシウムによる中和を行わずにそのまま塩酸で
p}12 . 9にし、硝酸マグネシウム処理による安
定化を行ない、5−クロロー2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オン9.7重量%、2−メチル−4−イソ
チアゾリンー3−オン2.4重量%を含有する3−イソ
チアゾロン組戊物102.0 gを得た。この組成物中
には、ニトロソアミン成分が5.7ppaLか含有され
ておらず、本発明の効果が認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)粗3−イソチアゾロン塩酸塩を有機溶媒中で加熱し
    た後、固形分を除去することを特徴とする、ニトロソア
    ミンおよびその先駆物質を低減した、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RおよびR′は個別に水素、ハロゲンおよび炭
    素原子数1〜4個のアルキル基からなる群より選択され
    た基であり、Yは炭素原子数1〜8個のアルキル基、炭
    素原子数5もしくは6個のシクロアラルキル基、炭素原
    子数8個以下のアラルキル基および炭素原子数6個のア
    リル基もしくは置換アリル基からなる群より選択された
    基である)で表される生物学的に活性な3−イソチアゾ
    ロンの少なくとも1種の生物的有効量を含有する組成物
    の製造法。 2)前記固形分を除去した後の液を硝酸塩処理すること
    を特徴とする請求項1記載の製造法。 3)前記硝酸塩処理を減圧下もしくは不活性ガス存在下
    に行うことを特徴とする請求項2記載の製造法。 4)前記有機溶媒として、前記粗3−イソチアゾロン塩
    酸塩を得るために用いた溶媒を用い、前記粗3−イソチ
    アゾロン塩酸塩を分離することなく、そのまま加熱する
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の製造
    法。 5)粗3−イソチアゾロン塩酸塩を減圧下もしくは不活
    性ガス存在下に硝酸塩処理することを特徴とする、ニト
    ロソアミンおよびその先駆物質を低減した、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、RおよびR′は個別に水素、ハロゲンおよび炭
    素原子数1〜4個のアルキル基からなる群より選択され
    た基であり、Yは炭素原子数1〜8個のアルキル基、炭
    素原子数5もしくは6個のシクロアラルキル基、炭素原
    子数8個以下のアラルキル基および炭素原子数6個のア
    リル基もしくは置換アリル基からなる群より選択された
    基である)で表される生物学的に活性な3−イソチアゾ
    ロンの少なくとも1種の生物的有効量を含有する組成物
    の製造法。
JP1232595A 1989-09-07 1989-09-07 3―イソチアゾロン組成物の製造法 Expired - Fee Related JP2897777B2 (ja)

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