JPH0393802A - 親水性樹脂粒子の製造法 - Google Patents

親水性樹脂粒子の製造法

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JPH0393802A
JPH0393802A JP23246889A JP23246889A JPH0393802A JP H0393802 A JPH0393802 A JP H0393802A JP 23246889 A JP23246889 A JP 23246889A JP 23246889 A JP23246889 A JP 23246889A JP H0393802 A JPH0393802 A JP H0393802A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、.親水性樹脂粒子の製造法及び粒子に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、親水性樹脂粒子を得る1つの方法である逆相乳化
重合あるいは逆相懸濁重合では、ソルビタンモノステア
レートなどの活性剤やエチルセルロースなどの高分子保
護コロイドなどの乳化剤、分散剤を必要としていた。
[発明が解決しようとする課題コ しかしながら、上記重合技術では、分散剤、乳化剤を用
いーでいるため重合後の後処理工程が複雑であり、また
得られる粒子表面が分散剤、乳化剤で覆われているため
用途が限定されていた。
[課題を解決するための手段コ そこで、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、本発
明に至った。即ち、本発明は、親水性モノマーの水溶液
を疎水性媒体中に乳化あるいは懸濁して重合する逆相乳
化重合あるいは逆相懸濁重合において、 [1]式で表
されるモノマーを疎水性媒体中に可溶化せしめて重合す
ることを特徴とする親水性樹脂粒子の製造法、[1]式 C H 2= C \ O (式中、R1はHまたはCHa、R2は炭素数が5以上
の長鎖アルキル基、nは2以上の実数、mは0または正
の実数である。); 親水性モノマーの水溶液を疎水性媒体中に乳化あるいは
懸濁して重合する逆相乳化重合あるいは逆相懸濁重合に
おいて、 [1]式で表されるモノマーを親水性モノマ
ー水溶液に可溶化せしめて重合することを特徴とする親
水性樹脂粒子の製造法親水性モノマー水溶液が架橋剤を
含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の製
造法;[1]式で表されるモノマー及び親水性七ノマー
の共重合体からなり、請求項1〜9のいずれか記載の製
造法で得られる親水性樹脂粒子である。
[1]式において、nは通常2以上の実数、好ましくは
2〜50の実数である。nが2より小さいと重合時、分
散安定性が悪くなる。1は通常0または正の実数、好ま
しくは0〜20である。
また、OCeH−、OCaHsとの順序は問わない。
結合形式もランダム、ブロック等いづれでもよく、特に
制限しない。
またNRIはHまたはCH3であり、好ましくはHであ
る。R2の長鎖アルキル基は直鎖状、枝状、環状を問わ
ないが、その炭素数は5以上が好ましく、さらに好まし
くは20以上である。5より小さいと重合時分散安定性
が悪くなる。
[1]式に示されるモノマーの合成法は特に限定しない
が、通常、高級アルコールのエチレンオキサイドおよび
/またはプロピレンオキサイド付加物と(メタ)アクリ
ル酸または(メタ)アクリル酸クロライドとのエステル
反応によって得ることができる。
+ H 2 0 本発明に用いる親水性モノマーとしては、アニオン性モ
ノマー カチオン性モノマー 非イオン性水溶性モノマ
ー及びこれらの混合物があげられる。
アニオン性モノマーとしては、アニオン性を示すもので
あればいずれでもよいが、好ましくは、カルボキシル基
及び/またはスルホン基を有するものである。
カルボキシル基を有するアニオン性モノマーとしては、
不飽和モノまたはポリカルボン酸[(メタ)アクリル酸
(アクリル酸および/またはメタクリル酸をいう。以下
同様の記載を用いる。)、エタアクリル酸、クロトン酸
、ソルビン酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸など
コ、それらの無水物[無水マレイン酸など]、およびそ
れら塩[アルカリ金属塩(ナトリウム、カリウム、リチ
ウムなどの塩)、アルカリ土類金属塩(カルシウム、マ
グネシウムなどの塩)、アンモニウム塩およびアミン塩
(メチルアミン、 トリメチルアミンなどのアルキルア
ミンの塩; トリエタノールアミン、ジエタノーノレア
ミンなどのアノレカノーノレアミンの塩など)コおよび
上記単量体の2種以上の混合物があげられる。これらの
うちで好ましいものは、 (メタ)アクリル酸アルカリ
金属塩である。
スルホン基を有するアニオン性モノマーとしては、脂肪
族または芳香族ビニルスルホン酸[ビニルスルホン酸、
アリルスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、スチレ
ンスルホン酸など]、(メタ)アクリルスルホン酸[(
メタ)アクリル酸スルホエチル、(メタ)アクリル酸ス
ルホプロビルなどコ、(メタ)アクリルアミドスルホン
酸[2−アクリルアミドー2−メチルプロパンスルホン
酸などコ、およびそれらの塩[アルカリ金属塩(ナトリ
ウム、カリウム、リチウムなどの塩)、アルカリ土類金
属塩(カルシウム、マグネシウムなどの塩)、アンモニ
ウム塩およびアミン塩(メチルアミン、トリメチノレア
ミンなどのアノレキノレアミンの塩; トリエタノール
アミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン
の塩など)コおよび上記単量体の2種以上の混合物があ
げられる。これらのうちで好ましいものは、 (メタ)
アクリルアミドスルホン酸アルカリ金属塩である。
カチオン性モノマーとしては、カチオン性を示すもので
あればいずれでもよいが、好ましくは第四級アンモニウ
ム塩基を有するものである。
第四級アンモニウム塩基を有するカチオン性モノマーと
しては、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレー
トとアルキルハライドまたはジアルキル硫酸との反応物
[たとえば(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、 (メタ
)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムメ
トサルフェート、 (メタ)アクリロイルオキシエチル
ジメチノレエチノレアンモニウムクロライド、(メタ)
アクリロイルオキシエチルジェチルメチルアンモニウム
クロライド、 (メタ)アクリロイルオキシエチルジメ
チルベンジルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、 (メタ)アクリロイルオキシプロビルトリメチル
アンモニウムメトサルフェートなどコ; ジアルキルア
ミノヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとアルキ
ルハライドまたはジアルキル硫酸との反応物[たとえば
(メタ)アクリロイルオキシヒドロキシェチルトリメチ
ルアンモニウムクロライドまたはプロマイド、(メタ)
アクリロイルオキシヒド口キシェチルトリメチルアンモ
ニウムメトサルフェート、 (メタ)アクリロイルオキ
シヒド口キシプロビルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなど]; ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリ
ルアミドとアルキルハライドまたはジアルキル硫酸との
反応物[たとえばトリメチルアミノエチル(メタ)アク
リルアミドの塩化物または臭化物、 トリメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミドの塩化物、ジェチルメ
チルアミノプロビル(メタ)アクリルアミドの塩化物な
どコ;ジアルキルアミノヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリルアミドとアルキルハライドまたはジアルキル硫酸
との反応物[たとえばトリメチルアミノヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリルアミドの塩化物、トリメチルアミノ
ヒドロキシプ口ビル(メタ)アクリルアミドの塩化物、
ジェチルメチルアミノヒドロキシプロピル(メタ)アク
リルアミドの塩化物などコ;N−アルキルビニルピリジ
ニウムハライド[たとえばN−メチル−2−ビニルピリ
ジニウムクロライドまたはブロマイド、N−メチル−4
−ビニルピリジニウムクロライドなど]、トリアルキル
アリルアンモニウムハライド[たとえばトリメチルアリ
ルアンモニウムクロライドまたはブロマイド、トリエチ
ルアリルアンモニウムクロライドなど]およびこれらの
2m以上の混合物があげられる。これらのうち好ましい
ものは、ジアルキルアミノ(メタ)アクリレートとアル
キルハライドとの反応物である。
非イオン性水溶性モノマーとしては、たとえばヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロビル(
メタ)アクリレート、 (メタ)アクリルアミド、ビニ
ルピロリドンなどがあげられる。
[1]式で表されるモノマーと親水性モノマーの重量比
は通常I/39〜80/20である。重量比が1/93
より小さいと重合安定性が悪くなる。80/20より多
いと得られた樹脂の親水性が小さくなり、用途が限定さ
れる。
本発明では、水溶性の重合体、吸水性の架橋重合体のい
ずれの親水性樹脂も製造することが可能である。
架橋重合体を得るには重合開始剤として過酸化系のもの
を用い重合時自己架橋させる方法、あるいは架橋剤を用
いる方法などをあげることができる。
本発明で用いる架橋剤としては、少なくとも2個の重合
性二重結合を有する化合物(1)および1個の重合性二
重結合を有しかつカチオン性ビニル単量体および/また
はアニオン性ビニル単量体の官能基と反応しうる基を少
なくとも1個有する化合物(2)があげられる。
(1)の化合物としては下記のものがあげられる。
■ビス(メタ)アクリルアミド:   N,N−アルキ
レン( C I” C s )ビス(メタ)アクリルア
ミド(たとえばN,N−メチレンビスアクリノレアミド
)。
■ボリオール類と不飽和モノまたはポリカルボン酸との
ジまたはポリエステル: ポリオール類[エチレングリ
コール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ポリオ
キシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコ
ールなどコのジーまたはトリ−(メタ)アクリル酸エス
テル:不飽和ポリエステル[上記ポリオール類とマレイ
ン酸などの不飽和酸との反応によって得られる]および
ジーまたはトリ−(メタ)アクリル酸エステル[ボリエ
ポキシドと(メタ)アクリル酸との反応によって得られ
る」など。
■カルパミルエステル: ポリイソシアネート[トリレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、4.4’−ジフエニルメタンジイソシアネートおよび
NCO基含有プレポリマー(上記ポリイソシアネートと
活性水素原子含有化合物との反応によって得られる)な
どコとヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとの反応
によって得られるカルバミルエステル。
■ジまたはポリビニル化合物: ジビニルベンゼン、ジ
ビニルトルエン、ジビニノレキシレン、ジビニルエーテ
ル、ジビニルケトン、トリビニルベンゼンなど。
■ポリオール類のジーまたはポリ=(メタ)アリル エ
ーテル: ポリオール類[アルキレングリコール、グリ
セリン、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンポ
リオール、炭水化物などコのジーまたはポリ−(メタ)
アリルエーテルたとえばポリエチレングリコールジアリ
ルエーテルおよびアリル化デンプン、アリル化セルロー
ス。
■ポリカルボン酸のジーまたはポリーアリルエステル:
 ジアリルフタレート、ジアリルアジペートなど。
■不飽和モノまたはポリカルボン酸とポリオールのモノ
(メタ)アリルエーテルとのエステル:ポリエチレング
リコールモノアリルエーテルの(メタ)アクリル酸エス
テルなど。
■ポリアリロキシアルカン類: テトラアリロキシエタ
ンなど。
化合物(2)の例としてはカルボキシル基、スルホン基
および/または第四級アンモニウム塩基と反応性の基た
とえばヒドロキシル基、エボキシ基、3級アミノ基など
を含有するエチレン性不飽和化合物があげられる。具体
的にはヒドロキシル基含有不飽和化合物[N−メチロー
ル(メタ)アクリルアミドなどコおよびエポキシ基含有
不飽和化合物[グリシジル(メタ)アクリレートなどコ
ならびに3級アミ7基含有不飽和化合物[(メタ)アク
リル酸ジメチルアミノエチル、 (メタ)アクリル酸ジ
エチルアミノエチルなどコなどがあげられる。
これらの架橋剤のうちで好ましいものは(1)の化合物
であり、とくに好ましいものはN,N−メチレンビスア
クリノレアミド、エチレングリコーノレジアクリレート
、 トリメチロールブロバントリアクリレートおよびテ
トラアリロキシエタンである。
架橋剤の量は、 [1]で表されるモノマーと親水性モ
ノマーの合計重量に対して、通常0.01〜10重量%
、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明における共重合体の具体例としては、 [1]式
で表されるモノマーとアクリル酸ナトリウムの重合体あ
るいは架橋重合体、あるいは[1]式で表されるモノマ
ーとボリ2−アクリルアミドー2−メチルプロパン酸架
橋重合体などがあげられる。
本発明の共重合体を得るための重合方法としては、逆相
乳化重合、逆相懸濁重合が好ましい。
逆相乳化重合、逆相懸濁重合において[1]式で表され
るモノマーは疎水性媒体中に可溶化するか、あるいは親
水性モノマー水溶液中に可溶化して用いることができる
。疎水性媒体中に可溶化する場合は、更に共重合可能な
モノマーを疎水性媒体に添加しても良い。そのようなモ
ノマーとしてはスチレン、 (メタ)アクリル酸エステ
ル、酢酸ビニルなどがあげられる。共重合可能なこれら
のモノマーの割合は[1]式で表されるモノマーに対し
50重量%以下である。
通常、逆相乳化重合に用いる重合触媒は油溶性であり、
逆相懸濁重合に用いる重合触媒は水溶性である。
油溶性重合触媒としては、アゾビスイソブチロニトリル
などのアゾ系触媒、インブチルパーオキサイドなどの有
機過酸化系触媒などがあげられる。
水溶性重合触媒としては、アゾビスアミジノプロパンジ
ハイドロクロライドなどのアゾ系触媒、t−プチルバー
マレイン酸などの有機過酸化系触媒、過硫酸カリウムな
どの無機過酸化系触媒、その他レドックス系触媒などが
あげられる。
逆相乳化重合、逆相懸濁重合に用いる疎水性媒体として
は脂肪族炭化水素、脂環炭化水素(シクロヘキサンなど
)、ハロゲン化炭化水素、芳香族炭化水素、鉱物油など
疎水性であればいずれも用いることができる。
これらの中で好ましいのは脂肪族炭化水素、脂環炭化水
素である。
逆相乳化重合、逆相懸濁重合を行うに際し、乳化剤、分
散剤は特に必要としないが、通常用いられる乳化剤、分
散剤を併用してもよい。例えば、ソルビタンモノスタア
レート、ヒドロキシエチルセルロースなどがあげられる
重合後の含水樹脂の脱水及び疎水性媒体からの分離は常
法に従って行えば良い。即ち、疎水性媒体中に乳化ある
いは分散の状態で共沸により脱水し、遠心分離あるいは
ろ過により分離する方法、疎水性媒体より粒子を分離し
た後、熱風あるいは減圧により脱水乾燥する方法、ある
いはスプレー乾燥、凍結乾燥法などがあげられる。
[実施例] 以下、実施例により本発明の親水性樹脂粒子の製造法を
更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。以下において、部は重量部を表す。また、評価方法
は次のようにして行った。
く付着量〉重合の分散安定性は反応器に付着したポリマ
ーあるいは凝集したボリマーの仕込みモノマーに対する
重量%で評価した。
く吸水量〉 ■逆相懸濁重合法で得られた樹脂の吸水量は、以下の方
法で評価した。
250メッシュのナイロン製袋に樹脂0.1gをとり、
1時間大量のイオン交換水に浸漬したのち、15分水切
りして、その重量増加量のIO倍を吸水量とした。
■逆相乳比重合法で得られた樹脂の吸水量は、以下の方
法で評価した。
100mlビーカに樹脂0.1gをとり、1時間イオン
交換水を吸水させた。含水した微粒子ゲルの分散水溶液
を遠心分離機にて下層のゲル層と余剰の水層とに分離し
てゲル層の量のlO倍量を吸水量とした。
く粘度〉未架橋親水性重合体の増粘性は、重合体濃度1
.0重量%、温度30゛Cにおける水溶液中での粘度で
評価した。
実施例1[アニオン性樹脂の逆相乳化重合]高級アルコ
ールのエチレンオキサイドの付加物とアクリル酸とのエ
ステル化反応により合成した、[1]式 CH2=C [1]式においてR,がHS nが201n+が0、R
2が炭素数20の直鎖状アルキル基のモノマー(A)3
i1およびシクロヘキサン30部を攪拌可能な反応容器
に入れ、50℃にてモノマー(A)を可溶化して1時間
窒素置換を行った。攪拌下、メチレンビスアクリルアミ
ド含有(対アクリル酸0.2%)のアクリル酸Na(7
4モル%中和)45%水溶液16部の内、4部を反応容
器にいれ、アゾビスイソブチロニトリル0.001部を
添加した。30分後、アクリル酸Na水溶液の残部を1
.5時間かけて滴下し、GO’Cにて1時間熟成シタ。
70〜80”Cにて、共沸により脱水して、アクリル酸
Na系架橋重合体が分散したエマルジョンを得た(平均
粒径: 0.1μ)。エマルジタンを350メッシュの
金網にて濾過したところ、残渣に凝集した樹脂粒子はな
く、反応容器にも樹脂粒子の付着はほとんどなかった。
濾過したエマルジゴンを超遠心分離機を用い、溶剤と樹
脂を分離した後、凝集した樹脂をジェットミルを用いて
再粉砕して、本発明の親水性樹脂粒子を得た。
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の吸水量を
表1に示す。
実施例2[カチオン性樹脂の逆相乳化重合コ実施例1に
おいてメチレンビスアクリルアミド含有のアクリル酸N
a(74モル%中和)45%水溶液111i部の代わり
に、メチレンビスアクリルアミド含有(対モノマー0.
1%)のアクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニ
ウムクロライド60%水溶液IG部を用いた以外は同様
に重合を行い、カチオン性架橋重合体が分散したエマル
ジョンを得た(平均粒径:1.2μ)。重合に際し、凝
集した樹脂粒子はなく、反応容器にも樹脂粒子の付着ほ
ぼとんどなかった。実施例1と同様に後処理して、本発
明の親水性樹脂粒子を得た。
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の吸水量を
表1に示す。
実施例3[両性樹脂の逆相乳化重合] 実施例1においてメチレンビスアクリルアミド含有のア
クリル酸Na(74モル%中和)45%水溶液16部の
代わりに、メチレンビスアクリルアミド含有(対モノマ
ー0.2%)のアクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロライドとアクリル酸の混合物(モル比1
:1) 60%水溶液16部を用いた以外は同様に重合
を行い、両性架橋重合体が分散したエマルジe冫を得た
(平均粒径:0.9μ)。
重合に際し、凝集した樹脂粒子はなく、反応容器にも樹
脂粒子の付着はほとんどなかった。実施例1と同様に後
処理して、本発明の親水性樹脂粒子を得た。
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の吸水量を
表1に示す。
実施例4[アニオン性樹脂の逆相懸濁重合]高級アルコ
ールのエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドの
付加物とアクリル酸とのエステル化反応により合成した
、 [1]式 C H2= C 〔1]式においてR1がH1 nが25、mがIs  
R2が炭素数20の直鎖状アルキル基のモノマー(B)
2部およびシクロヘキサン30部を撹拌可能な反応容器
に入れ、50℃にてモノマー(B)を可溶化して1時間
窒素置換を行った。攪拌下、水溶性重合触媒過硫酸アン
モニウムをモノマーに対し0.05%混合したメチレン
ビスアクリルア主ド含有(対アクリル酸0.2%)のア
クリル酸Na(74モル%中和)45%水溶液l6部の
内、4部を反応容器にいれた。30分後、アクリル酸N
a水溶液の残部を1.5時間かけて滴下し、60℃にて
1時間熟成した。70〜8G’Cにて、共沸により脱水
して、アクリル酸Na系架橋重合体が分散した溶液を得
た。これをテフロン板上に流延し溶剤を乾燥して、平均
粒径80μの本発明の親水性樹脂粒子を得た。凝集した
樹脂粒子はなく、反応容器にも樹脂粒子の付着はほとん
どなかった。
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の吸水量を
表1に示す。
実施例5[アニオン性樹脂の逆相乳化重合]高級アルコ
ールのエチレンオキサイド付加物とアクリル酸とのエス
テル化反応により合成した、[1]式   R, / CH2=C \ C  ( O C2HJ)n ( O CaHs)mo
 R21 0 [1]式においてR+がH1nが30、mが0、R2が
炭素数16の直鎖状アルキル基のモノマー(C)3部を
メチレンビスアクリルアミド含有(対アクリル酸0 .
2wt%)のアクリル酸Na(74モル%中和)45%
水溶液l6部に可溶化して混合モノマーを調整した。
シクロヘキサン30部を撹拌可能な反応容器に入れ、5
0℃にて1時間窒素置換を行った。撹拌下、上記混合モ
ノマー19部の内5部を反応容器に添加し、アゾビスイ
ソブチロニトリル0.001部を添加した。30分後、
混合溶液の残部を1.5時間かけて滴下し、60゜Cに
て1時間熟成した。70〜80℃にて、共沸により脱水
して、アクリル酸Na系架橋重合体が分散したエマルジ
ロンを得t: (平均粒径: 0.1μ)。エマルジョ
ンを350メッシュの金網にて濾過したところ、残渣に
凝集した樹脂粒子はなく、反応容器にも樹脂粒子の付着
はほとんどなかった。濾過したエマルジロンを超遠心分
離機を用い、溶剤と樹脂を分離した後、凝集した樹脂を
ジェットミルを用いて再粉砕して、本発明の親水性樹脂
粒子を得た。
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の吸水量を
表lに示す。
実施例6[アニオン性樹脂の逆相乳化重合コ高級アルコ
ールのエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドの
付加物とメタクリル酸とのエステル化反応により合成し
た、 [1]式 C H 2= C \ C  ( O C2H4)n ( O CaHa)so
 R21 0 [1]式においてR,がHs  nが15、mがl.R
2が炭素数18の直鎖状アルキル基のモノマー(D)1
.5部およびシクロヘキサン30部を撹拌可能な反応容
器に入れ、50゜Cにてモノマー(D)を可溶化して1
時間窒素置換を行った。撹拌下、架橋剤を含有していな
いアクリル酸Na(74モル%中和)45%水溶液+6
部の内、4部を反応容器にいれ、アゾビスイソプチロニ
トリル0.001部を添加した。30分後、アクリル酸
Na水溶液の残部を1.5時間かけて滴下し、60℃に
て1時間熟成した。70〜80℃にて、共沸により脱水
して、アクリル酸Na系重合体が分散したエマルジョン
を得た(平均粒径:0.lμ)。エマルジeンを350
メッシュの金網にて濾過したところ、残渣に凝集した樹
脂粒子はなく、反応容器にも樹脂粒子の付着はほとんど
なかった。濾過したエマルジaンを超遠心分離機を用い
、溶剤と樹脂を分離した後、凝集した樹脂をジェットミ
ルを用いて再粉砕して、本発明の親水性樹脂粒子を得た
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の水溶液粘
度を表1に示す。
比較例1[アニオン性樹脂の逆相乳化重合コ実施例1に
おいて、モノマー(A)3部の代わりに、脂肪族アルコ
ールのエチレンオキサイド付加物とアクリル酸とのエス
テル化反応により合成した、[1]式 C H 2= C [1]式においてR,がHN  nが4、mが0、R2
が炭素数2の直鎖状アルキル基のモノマー(E)3部を
用いた他は同様に重合した。重合中、樹脂粒子が凝集し
、分散安定性が悪かった。また、反応容器への付着量も
多かった。
比較例2[アニオン性樹脂の逆相乳化重合]実施例1に
おいて、モノマー(A)3部の代わりに、ヒドロキシエ
チルセルロース3部を用いた他は同様に重合、共弗して
、アクリル酸Na系架橋重合体が分散したエマルジョン
を得た(平均粒径0.3μ)。
エマルジョンを350メッシュの金網にて濾過したとこ
ろ、残渣に凝集した樹脂粒子が少量あり、反応容器には
樹脂粒子の付着が若干あった。濾過したエマルジeンを
超遠心分離機を用い、溶剤と樹脂を分離した後、凝集し
た樹脂をジェットミルを用いて再粉砕して、親水性樹脂
粒子を得た。
重合時の反応容器への樹脂の付着量及び樹脂の吸水量を
表1に示す。
表1 単位:l)%、2)g/To  3)cps/3Q’C
[発明の効果コ 本発明の親水性樹脂の製造法は従来のような活性剤、分
散剤を必要としない。従って、逆相乳化重合で得られた
親水性樹脂粒子エマルジロンは活性剤を含まない分散系
であり、これまで活性剤の弊害があり限定されていた用
途(例えば塗料、医薬材料など)に応用が可能である。
また、 [1]式で表されるモノマーが親水性セグメン
トと親油性セグメントの両方を保有しているため、重合
時安定なモノマーミセル相を形成するものと考えらる。
従って得られた粒子は、粒子表面が均一に長鎖アルキル
基で覆われた構造をとっているものと推定され、ママコ
になりにくく、水溶解速度や吸水速度の向上が認められ
、用途の多様化が期待される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、親水性モノマーの水溶液を疎水性媒体中に乳化ある
    いは懸濁して重合する逆相乳化重合あるいは逆相懸濁重
    合において、[1]式で表されるモノマーを疎水性媒体
    中に可溶化せしめて重合することを特徴とする親水性樹
    脂粒子の製造法。 [1]式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1はHまたはCH_3、R_2は炭素数が
    5以上の長鎖アルキル基、nは2以上の実数、mは0ま
    たは正の実数である。) 2、親水性モノマーの水溶液を疎水性媒体中に乳化ある
    いは懸濁して重合する逆相乳化重合あるいは逆相懸濁重
    合において、[1]式で表されるモノマーを親水性モノ
    マー水溶液に可溶化せしめて重合することを特徴とする
    親水性樹脂粒子の製造法。 3、疎水性媒体が脂肪族炭化水素あるいは脂環炭化水素
    である1または2記載の製造法。 4、親水性モノマーがアニオン性モノマー、カチオン性
    モノマー及び非イオン性水溶性モノマーからなる群より
    選ばれる一種または二種以上の混合物である請求項1〜
    3のいずれか記載の製造法。 5、nが2〜50、mが0〜20の実数である請求項1
    〜4のいずれか記載の製造法。 6、R_2のアルキル基の炭素数が20以上である請求
    項1〜5のいずれか記載の製造法。 7、R_1がHである請求項1〜6のいずれか記載の製
    造法。 8、[1]式で表されるモノマーと親水性モノマーの重
    量比が1/99〜80/20である請求項1〜7のいず
    れか記載の製造法。 9、親水性モノマー水溶液が架橋剤を含むことを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか記載の製造法。 10、[1]式で表されるモノマー及び親水性モノマー
    の共重合体からなり、請求項1〜9のいずれか記載の製
    造法で得られる親水性樹脂粒子。
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