JPH039153A - 摩擦転動式無段変速装置 - Google Patents

摩擦転動式無段変速装置

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JPH039153A
JPH039153A JP1141806A JP14180689A JPH039153A JP H039153 A JPH039153 A JP H039153A JP 1141806 A JP1141806 A JP 1141806A JP 14180689 A JP14180689 A JP 14180689A JP H039153 A JPH039153 A JP H039153A
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JP
Japan
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rolling
wheel
rolling wheel
wheels
connecting wheel
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JP1141806A
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English (en)
Inventor
Akira Takami
高見 昭
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to US07/530,530 priority patent/US5018400A/en
Priority to DE4017613A priority patent/DE4017613A1/de
Publication of JPH039153A publication Critical patent/JPH039153A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/44Gearings providing a continuous range of gear ratios in which two members of non-uniform effective diameter directly co-operate with one another

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転動車を使用した摩擦転動式無段変速装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の無段変速装置に採用される摩擦式回転運
動伝達機構の一つとしてトロイダル式がある。その代表
的な構成を第7図によって説明する。第7図は従来のこ
の種の無段変速装置を示す断面図である。同図において
、1は装置本体2に対して回転自在に保持され、外部主
動装置(図示せず)に連結される主動軸である。3は前
記主動軸1に固着され主動軸1の回転に応じて回転され
る主転動車で、この主転動車3には凹状の円弧断面をも
つ丸溝を周方向に沿って一連に形成することによって転
動面3aが設けられている。4は前記主転動車3の回転
動力を後述する従転動車に伝えるための中間転動車で、
この中間転動車4はその外周部を凸状の円弧断面をもつ
形状に形成することによって転動面4aが設けられてお
り、中間転動車支軸5に回転自在に支持されている。6
は外部従動装置(図示せず)に連結される従動輪で、こ
の従動軸6は装置本体2に対して回転自在に保持されて
いる。7は前記主転動車3の回転動力を前記従動軸6に
伝えるための従転動車で、この従転動車7には、前記主
転動車3と同様にして、凹状の円弧断面をもつ丸溝を周
方向に沿って一連に形成することによって転動面7aが
設けられている。
8aおよび8bは前記転動面3aと転動面4aとを同図
中Sで示す接圧力作用線上で、また、転動面7aと転動
面4aとをSSで示す接圧力作用線上でそれぞれ所定の
接圧力を与えて接触させるための接圧手段、9は前記中
間転動車支軸5を図中Pで示す点を中心に回転揺動させ
、中間転動車4を傾斜させることによって接圧力作用線
SおよびSS上の転動面接触部位を移動させるための変
速手段で、この変速手段9はギヤ9aを介して中間転動
車支軸5に連結されている。なお、9bはハンドルであ
る。このように構成された従来装置は次のように動作す
る。
主動軸1に図示していない外部主動装置から回転動力が
人力され、これによって主転動車3が駆動されると、主
転動車3の転動面3aと中間転動車4の転動面4aとの
摩擦転動作用で中間転動車4が駆動される。中間転動車
4が駆動されることによって、同時に、中間転動車4の
転動面4aと従転動車7の転動面7aとの摩擦転動作用
で従転動車7が駆動されることになり、これによって、
図示していない外部従動装置へ出力可能な回転動力が従
動軸6に伝達されることになる。そして、上述したよう
に構成された従来装置の変速動作は変速手段9のハンド
ル9bを操作して行われる。すなわち、ハンドル9bを
操作して前記中間転動車4を主転動車3、従転動車7の
それぞれの転動面3a、 7aに沿って移動変位させる
と、主転動車4の有効径と従転動車7の有効径が変化さ
れることになり、これによって変速されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来装置例を含めて一般に摩擦転動式無段変速装置
は次の二つの基本的要件が満たされて作動されるもので
ある。その一つは、対をなす転動車の間に摩擦力を生じ
させるべく互いの転動面接触部位に何らかの接圧手段に
よって接圧力が与えられることであり、二つめは、前記
転動面接触部位を移動させるべくその部位に何らかの変
速手段によって操作力が与えられることである。そして
、前記接、圧力としては、刻々のトルク伝達に要する摩
擦力が最低限確保できる大きさが必要で、かつそれで十
分である。それ以上の過大接圧力は動力伝達上で無効な
摩擦損失を増やす等の弊害をもたらすのみで利する点は
ない、このため、装置の伝達効率を理想的に高めるため
には、かかる過大接圧力を抑制することが必要である。
また、前記操作力は、装置の制御機能を決定する上で重
要なものであって、仮に、しかるべき変速手段を用いて
この操作力を刻々の伝達トルクに相関すけて変化させれ
ば、伝達トルクによって伝達変速比を自動制御する理想
的な無段変速機能が得られる。
ところで、従来の技術で上述したような理想機能を得る
には、前記接圧手段と前記変速手段のそれぞれに更に特
別な手段を付加することが必要で、このようにすると装
置全体がきわめて複雑になるという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る摩擦転動式無段変速装置は、傘歯車からな
る連結車と、この連結車に噛合される傘歯車を有する転
動車と、前記連結車および転動車を回転自在に支持し、
減速装置本体に前記連結車の周方向に回転自在に軸支さ
れる支軸体とをそれぞれ備えた一対の転動車構成体を、
各連結車の軸線方向を互いに平行にしかつ各転動車の軸
線を前記連結車の軸線と直交する平面であって同一平面
上に配置して各転動車を外周面で互いに接触させた状態
で装置本体に並設し、一方の転動車構成体の連結車に入
力軸を連結すると共に他方の転動車構成体の連結車に出
力軸を連結してなり、前記両転動車は、その外周面がイ
ンボリート曲線を回転させてなる回転立体面によって形
成され、両転動車の軸心が各々の接触部側へ向かう方向
に装置軸体を連結車の周方向に沿って回動させる接圧力
付与部材によって互いに付勢されるものである。
〔作 用〕
本発明に係る摩擦転動式無段変速装置は、入力側の転動
車構成体の連結車が外部原動装置から入力トルクを受け
て駆動されると、この連結車が傘歯車を介して転動車を
駆動する。そして、この転動車が、摩擦転動によって出
力側の転動車構成体の転動車を駆動し、この出力側の転
動車が駆動されることによって傘歯車を介して連結車が
駆動されるので、この出力側の連結車に外部負荷装置の
駆動に供し得る出力トルクが得られる。このような動作
状態において、入力側および出力側の回転速度比は両転
動車の転動面接触部位に関係して定まり、その値は、両
転動車が各々の連結車支軸を中心として揺動され両転動
車の回転比が変化されることによって連続無段階に変化
しうる。例えば出力トルク値が増加されると、伝達トル
クに応じた各連結車の作用トルクによって各転動車に直
接の接圧力が加わることとなり、これによって転動面接
触部位での摩擦力の増加を補償するように接圧力が自動
的に増加される。また、出力トルク値が増加された際に
圧接力が増加されると同時に、出力側の転動車が接圧力
付与部材の付勢力に抗して連結車の周方向に沿って揺動
され、入力側の転動車と出力側の転動車との回転比が変
えられて機構の状態が減速側に移行する。したがって、
本発明によれば機械的手段のみで自動制御できる無段変
速作用が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第6図によって
詳細に説明する。
第1図は本発明に係る転動車構成体を示す断面図、第2
図は第1図中n−n線断面図、第3図は転動車の形状を
説明するための断面図、第4図は本発明に係る摩擦転動
式無段変速装置の縦断面図、第5図は第1図中n−n線
断面図、第6図は本発明に係る摩擦転動式無段変速装置
の側面図である。
これらの図において、10は転動車で、この転動車10
の外周面には後述する転動面11が設けられ、後述する
連結車に噛合される傘歯車12と、軸受手段13とが一
体的に設けられている。20は連結車で、この連結車2
0には前記転動車10の傘歯車12に噛合される傘歯車
21と、軸受手段22とが一体的に設けられている。3
0は前記転動車10および連結車20を回転自在に支持
するための複合支軸体で、この複合支軸体30は転動車
支軸31と、連結車支軸32とによって形成され、転動
車支軸31を連結車支軸32の長手方向略中央部分にそ
の軸線方向が互いに交差するように一体固着させること
によって、全体が略々T字状に形成されている。この複
合支軸体30には、転動車10が前記転動車支軸31に
軸受手段13を介して軸方向には定位置でかつ周方向に
は回転自在な状態で保持され、また、連結車20が、前
記連結車支軸32の一端側に軸受手段22を介して軸方
向には定位置でかつ周方向には回転自在な状態で保持さ
れ、しかも、この転動車10と連結車20とはそれぞれ
の傘歯車22.21が互いに噛み合った状態で保持され
る。この転動車10.連結車20および複合支軸体30
の組合わせ体を本実施例では転動車構成体と呼ぶことと
し、それを符号40で示す。50は装置本体としての外
箱で、前記転動車構成体40はその複合支軸体30の連
結車支軸32が軸受手段51゜52を介してこの外箱5
0に支持されており、一連結車支軸32の軸方向に対す
る移動が阻止された状態で、その周方向には回転自在に
保持されている。次に、前記転動車10の転動面11の
形状について第3図を用いて説明する。第3図において
、Pは連結車支軸320軸芯点を示し、Mは転動車支軸
31の軸芯線を示し、Tは転動面11の輪郭線を示し、
Cは前記軸芯点Pを中心に所定半径を与えている円を示
し、Jはこの円Cを基礎円として描いたインボリュート
曲線の一部を示す。同図に示したように、前記転動面1
1の形状は、軸芯線Mを含む平面上で、前記軸芯点Pを
中心に所定半径を有する基礎円Cによるインボリュート
曲線Jの所定の一連続区間、すなわち、図中Bで示して
いるインボリュート曲線の起点から、角度θ1およびθ
2で定めている曲線部分子を、前記軸芯線Mに対して3
60度周回させて得られる回転立体面であると定義され
る。
したがって、同図に示すように、転動車1oの断面に三
箇所に現れる転動面11の輪郭線は、前記軸芯線Mに関
して互いに鏡面対称形となる。
次に、上述したように構成された転動車構成体40の動
作を説明する。転動車10と連結車20との一方から他
方を駆動しようとすると、これらは各々の回転軸芯線に
関して、傘歯車12と21との歯数比に従う軸トルクを
相互に作用させ合う状態になる。
さらに転動車10には、連結車支軸32の軸芯線に関し
てこの連結車20に働くトルクに等しい軸トルクが作用
する状態になる。このような状態において、転動車10
に前記連結車支軸32に関する軸トルクに均衡する反作
用トルクを何らかの方法で与え、この転動車構成体40
の全体が前記連結車支軸32の軸芯線に関して回転しな
いように任意の位置に保持すれば、転動車10と連結車
20とは、各々の回転軸芯線に関して、傘歯車の歯数比
の逆比に従う回転速度で回転し、相互間で回転動力を伝
達する。言い換えれば、転動車10と連結車20とが回
転動力を伝達している時には、その連結車20例の伝達
トルクに等しいトルクが連結車支軸32の軸芯線に関す
る軸トルクとして転動車10に作用することになる。
このような動作状態が得られることは本発明に係る転動
車構成体の特徴である。以下、この転動車構成体を二組
用いて構成した摩擦転動式無段変速装置を第4図ないし
第6図によって詳述する。これらの図において50は装
置本体としての外箱で、この外箱50には、この外箱5
0に装着された軸受手段51a、52aを介して入力側
の転動車構成体40aが、また、この外箱50に装着さ
れた軸受手段51b52bを介して出力側の転動車構成
体40bがそれぞれ回転自在に支持されている。なお、
これらの転動車構成体40aおよび40bは、共に第1
図および第2図で示した転動車構成体40に相当するも
のであるが、ここでは、それらを構成している各部材を
も含めて第1図、第2図で示した通りの符号にaを付し
て入力側に用いたものの符号とし、bを付して出力側に
用いたものの符号とする。すなわち、この摩擦転動式無
段変速装置は、入力側の転動車構成体40aと、出力側
の転動車構成体40bとを、各連結車支軸32a、32
bの軸線方向を互いに平行にしかつ各転動車10a、1
0bの軸線を前記連結車支軸32a、32bの軸線と直
交する平面であって同一平面上に配置し、各々の転動面
11aとllbとを互いに接触させて対向させた状態で
配置して構成されている。なお、各連結車支軸32a、
32bの一端は外箱50の一例部を貫通して外方に突出
されている。60aは入力軸で、この入力軸60aは先
端に傘歯車61aが形成されており、この傘歯車61a
を前記転動車構成体40aの傘歯車21aに噛合させた
状態で、前記外箱50に装着された軸受手段53aによ
って外箱50に対して軸方向には定位置でかつ周方向に
は回転自在な状態で支持されている。
60bは出力軸で、この出力軸60bは、前記入力軸6
0aと同様にしてその先端に傘歯車61bが形成されて
おり、この傘歯車61bを前記転動車構成体40bの傘
歯車21bに噛合させた状態で、前記外箱50に装着さ
れた軸受手段53bによって外箱50に対して軸方向に
は定位置でかつ周方向には回転自在な状態で支持されて
いる。70aは接圧ギヤで、この接圧ギヤ70aは前記
連結車支軸32aの突出部に遊嵌されており、後述する
接圧ばねに連結されるピン71が植立されている。75
aは前記連結車支軸32aの突出側先端に一体固着され
た接圧環で、この接圧環には後述する接圧ばねに連結さ
れるピン76aが植立されている。また、70bは前記
接圧ギヤ70aに噛合される変速ギヤで、この変速ギヤ
70bは後述する変速ばね支持用のピンが貫通される位
置決め孔72が穿設されている。75bは前記連結車支
軸32bの突出側先端に一体固着された変速環で、この
変速環75bには後述する変速ばねに連結されるピン7
6bが植立されている。55は前記外箱50に植立され
た変速ばね支持用のピンで、このピン55は前記変速ギ
ヤ70bの位置決め孔72内に貫通されて設けられてお
り、このピン55によって変速ギヤ70bの揺動範囲が
規制されるように構成されている。80aは渦巻きばね
からなる接圧ばねで、この接圧ばね80aは前記ピン7
1とピン76 aとの間に張架されている。80bは渦
巻きばねからなる変速ばねで、この変速ばね80bは前
記ピン55とピン76bとの間に張架されている。
次に、以上のように構成された本発明に係る摩擦転動式
無段変速装置の動作について説明する。
第4図における転動面11aと転動面11bとの接触状
態は、インボリュート歯車の噛み合い機構と全く等価で
あり、転動車10aと転動車10bのそれぞれは、連結
車支軸32aと連結車支軸32bとにそれぞれ中心をお
いた仮想歯車の互いに噛み合い状態にある一歯に相当す
る。このことは上記第3図による説明から容易に理解さ
れる。先ず、このような機構での接圧ばね80aの作用
を説明する。この接圧ばね80aは、第6図において、
接圧ギヤ70a側から時計回り方向の捩りばね力を接圧
環75aに付勢している。このばね力は、接圧環75a
からその方向のまま、連結車支軸32a、転動車支軸3
1aを経て転動車10aそして転動面11に伝わる。一
方、接圧ギヤ70aが受けている反時計回り方向の捩り
ばね力は、時計回り方向に反転して変速ギヤ70bに伝
わり、その方向のまま連結車支軸32b、転動車支軸3
1bを経て転動車10bそして転動面11bに伝わる。
このように、接圧ばね80aの作用は転動面の接触点を
通る閉ループの中で均衡していて、第4図において転動
面11aと転動面11bとの接触点に常時はぼ一定な接
圧力を付与している。続いて変速ばね80bの作用につ
いて説明する。この変速ばね80bは、第6図において
、外箱50に固定されたピン55から変速ギヤ70bお
よびこの変速ギヤ70bと一体の連結車支軸32bに時
計回り方向の捩りばね力を付勢している。この連結車支
軸32bから、上述でインポリ、−ト歯車の噛み合い機
構と全(等価であると説明した仮想歯車としての転動車
10aと転動車10bの噛み合いを経て、連結車支軸3
2aに反時計回り方向の捩りばね力を与えている。なお
、変速ギヤ70bと直接に噛み合う接圧ギヤ70aは連
結車支軸32aに遊嵌されているため、その連結車支軸
32aに直接の作用は与えない。変速ばね80bがこの
ように作用しているため、この捩りばね力に抗する作用
は、連結車支軸32bの反時計回り方向の捩り力と、連
結車支軸32aの時計回り方向の捩り力との和として把
握できるものとなり、入力軸60a入力回転力と出力軸
60bの負荷回転力との和に比例した成分の捩り力がそ
れに該当する。その理由を以下に説明する。第4図にお
いて、転動車10aと連結車20aとの作用トルクの関
係が傘歯車の歯数比で固定されているのと同様に、人力
軸60aと連結車20aとの作用トルクの関係も傘歯車
の歯数比で固定されている。出力側でも同様で、出力軸
60bと連結車20bとの作用トルクの関係は傘歯車の
歯数比で固定されている。ところで、上記第1図および
第2図で説明した通り連結車20aの作用トルクに等し
いトルクが連結車支軸32aに働き、同様に連結車20
bの作用トルクに等しいトルクが連結車支軸32bに働
くことが、この発明による転動車構成体の特徴であるか
ら、連結車支軸32bの捩り力と、連結車支軸32aの
捩り力との和として把握できるものは、入力軸60aの
入力トルクと出力軸60bの負荷トルクとの和に比例し
た成分そのものである。このように、前記変速ばね80
bの捩りばね力は、入力トルクと出力トルクの和に直接
に関係して作用しあうようになっている。
第4図ないし第6図において、入力軸60aを装置外か
らみて時計回り方向に回転させると、この回転運動は傘
歯車61 a 、 21 a 、 12 aの噛み合い
により伝達され、転動車10aが転動車支軸31aを中
心に回転させられて転動車10aの転動面11aと、こ
れに接触している転動車10bの転動面11bとの間で
摩擦転動による回転伝達が行われようとする。
転動面11aと転動面11bの接触点には少なくとも接
圧ばね80aによる接圧力が付与されているため、これ
がベースとなって摩擦伝達がなされ、転動車10bが転
動車支軸31bを中心に回転される。その回転運動は傘
歯車12b、21b、61bの噛み合いにより出力軸6
0bに、入力軸60aと同じ側からみて反時計回り方向
の回転として伝達される。この伝達経路では、歯車によ
る噛み合い方式の4段と各転動車による摩擦方式の1段
との伝達が行なわれている。噛み合い方式による各伝達
部分はそれぞれ固定回転比をもっているので、入力軸6
0a、出力軸60b間の回転比が変わるとすれば、それ
は唯一、摩擦方式1段伝達部分の回転比の変化、すなわ
ち、転動車10aと転動車10bの回転比の変化によっ
て定まる。その転動車10aと転動車10bの回転比は
、両転動車それぞれの転動面接触位置に関係し、接触点
からそれぞれの転動車支軸の軸芯線に下した垂線の脚の
長さの比で決まる。本実施例では第6図において、変速
ギヤ70bが時計回り方向に回転し、位置決め孔72が
ピン55で揺動規制されたとき入出力軸回転比が最大で
、変速ギヤ70bがその逆に揺動規制されたとき入出力
軸回転比が最小になる。出力軸60bの負荷トルクが小
さい際には、これと入力トルクとの和が前記変速ばね8
0bの捩りばね力特性の比較的小さい側でバランスし、
負荷トルクが増すにつれて、これと入力トルクとの和が
捩りばね力特性の大きい側へ移行してバランスするよう
に設定されている。例えば、負荷トルクが設定範囲の最
大値近くに増加されたとき、変速ばね80bが絞り込ま
れて変速ギヤ70bが反時計回り方向に回転変位され、
第4図における転動車10aと転動車10bの関係位置
は転動車支軸31aが時計回り方向に回転した状態に変
わるので、入出力軸回転比が最小値近くになって出力軸
60bは減速される。なお、この様な動作中、摩擦転動
に必要な接圧力は接圧ばね80aによるものの上に、伝
達トルクに応じた連結車の作用トルクによる直接の接圧
力が加わるので、過不足なく付与されることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明係る摩擦転動式無段変速装置
は、傘歯車からなる連結車と、この連結車に噛合される
傘歯車を有する転動車と、前記連結車および転動車を回
転自在に支持し、減速装置本体に前記連結車の周方向に
回転自在に軸支される支軸体とをそれぞれ備えた一対の
転動車構成体を、各連結車の軸線方向を互いに平行にし
かつ各転動車の軸線を前記連結車の軸線と直交する平面
であって同一平面上に配置して各転動車を外周面で互い
に接触させた状態で装置本体に並設し、方の転動車構成
体の連結車に入力軸を連結すると共に他方の転動車構成
体の連結車に出力軸を連結してなり、前記両転動車は、
その外周面がインポリート曲線を回転させてなる回転立
体面によって形成され、両転動車の軸芯が各々の接触部
側へ向かう方向に前文軸体を連結車の周方向に沿って回
動させる接圧力付与部材によって互いに付勢されるもの
であるため、入力側の転動車構成体の連結車が入力トル
クを受けて駆動されると、この連結車が傘歯車を介して
転動車を駆動し、この転動車が、摩擦転動によって出力
側の転動車構成体の転動車を駆動することとなり、この
出力側の転動車が駆動されることによって傘歯車を介し
て連結車が駆動されるので、この出力側の連結車に出力
トルクが得られる。そして、出力軸の負荷トルクが増減
された際には、出力側の転動車が接圧力付与部材の付勢
力に対応して連結車の周方向に沿って揺動され、入力側
の転動車と出力側の転動車との回転比が変えられて変速
されることになる。また、転動車構成体は伝達トルクに
相関する力を転動伝達面の接圧力として転動車に直接作
用させる。このため、本発明に係る摩擦転動式無段変速
装置においては、刻々の伝達トルク値に応じて刻々の必
要接圧力を自動的に確保して作動され、かつ刻々の伝達
トルク値に応じて刻々の変速比を連続無段階に自動設定
して作動されることになる。
したがって、本発明によれば、自動詞′4B機能を純機
械的手段のみで内装させることができ、かつ従来装置よ
りも高い伝達効率を示す摩擦転動式無段変速装置を従来
装置よりも簡単な構造で得られるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る転動車構成体を示す断面図、第2
図は第1図中n−n線断面図、第3図は転動車の形状を
説明するための断面図、第4図は本発明に係る摩擦転動
式無段変速装置の縦断面図、第5図は第1図中n−n線
断面図、第6図は本発明に係る摩擦転動式無段変速装置
の側面図である。 第7図は従来の無段変速装置を示す断面図である。 10・・・・転動車、11・・・・転動面、12.21
・・・・傘歯車、20・・・・連結車、31・・・・転
動車支軸、32・・・・連結車支軸、40・・・・転動
車構成体、50・・・・外箱、60a・・・・入力軸、
60b・・・・出力軸、10a、−6−接圧ギヤ、70
b・・・・変速ギヤ、 80a・・・・接圧ばね、 0b ・・・・変速ばね。 代 理 人 大 岩 増 雄 第 図 第 図 第 第 図 第 5 図 第 医

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 傘歯車からなる連結車と、この連結車に噛合される傘歯
    車を有する転動車と、前記連結車および転動車を回転自
    在に支持し、減速装置本体に前記連結車の周方向に回転
    自在に軸支される支軸体とをそれぞれ備えた一対の転動
    車構成体を、各連結車の軸線方向を互いに平行にしかつ
    各転動車の軸線を前記連結車の軸線と直交する平面であ
    って同一平面上に配置して各転動車を外周面で互いに接
    触させた状態で装置本体に並設し、一方の転動車構成体
    の連結車に入力軸を連結すると共に他方の転動車構成体
    の連結車に出力軸を連結してなり、前記両転動車は、そ
    の外周面がインボリート曲線を回転させてなる回転立体
    面によって形成され、両転動車の軸芯が各々の接触部側
    へ向かう方向に両支軸体を連結車の周方向に沿って回動
    させる接圧力付与部材によって互いに付勢されることを
    特徴とする摩擦転動式無段変速装置。
JP1141806A 1989-06-02 1989-06-02 摩擦転動式無段変速装置 Pending JPH039153A (ja)

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