JPH039127B2 - - Google Patents

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JPH039127B2
JPH039127B2 JP56501812A JP50181281A JPH039127B2 JP H039127 B2 JPH039127 B2 JP H039127B2 JP 56501812 A JP56501812 A JP 56501812A JP 50181281 A JP50181281 A JP 50181281A JP H039127 B2 JPH039127 B2 JP H039127B2
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JP
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polymer
polyols
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JP56501812A
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JPS57500613A (ja
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Jooji Heraa
Robaato Furanku Heruingu
Donarudo Uiriamu Henrii Penheiru
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SRI International Inc
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Stanford Research Institute
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Publication date
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Publication of JPH039127B2 publication Critical patent/JPH039127B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/34Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/20Pills, tablets, discs, rods
    • A61K9/2004Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/2022Organic macromolecular compounds
    • A61K9/2031Organic macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. polyethylene glycol, polyethylene oxide, poloxamers
    • A61K9/204Polyesters, e.g. poly(lactide-co-glycolide)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/66Polyesters containing oxygen in the form of ether groups

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 (1) 発明の起源 ここに記述された本発明の開示は、米国保健文
部厚生省(the United States Departmet of
Health,Education and elfare)との国家保健
契約制度No.1−HD−7−2826の過程中なされ
た。 (2) 発明の技術分野 本発明は、生物侵食性でありかつ治療の目的に
用いられる薬及び他の有益な薬剤のための担体又
はマトリツクスとして適しておりしかも使用され
る環境と接した際分解して薬又は他の生物学的に
活性な薬剤を放出するところのポリマーに関す
る。 (3) 背景技術 米国特許第4069307号に記載されている薬放出
物(drug delivery device)即ち薬が拡散すると
ころのポリマーマトリツクスに薬が含められてい
る薬放出物の如き薬放出物が入手できる。壁が水
透過性であるカプセルに薬が含められており水が
注入された際内部浸透圧が発生して該薬をオリフ
イスを通過させるようになつている薬放出物もあ
る。両タイプとも植込まれそしてその後除去を必
要とする。 薬放出物に対する別の典型的な手法はチヨイ
(Choi)及びヘラー(Heller)の米国特許第
4093709号のものであであり、薬が組込まれてお
りかつ分解(生物侵食という。)を受けて該薬を
放出するところの生物侵食性ポリマーを用いてい
る。その分解生成物が無害であるならば、かかる
植込み体は除去を必要としないという利点があ
る。上記特許の生物侵食性ポリマーは、ポリ(オ
ルトエステル)類又はポリカーボネート類であ
る。 かかるポリマー及びその合成法の典型的な例
は、チヨイ(Choi)及びヘラー(Heller)の該
特許の例1に記載されており、トランス−1,4
−シクロヘキサンジカルビノール及び2,2−ジ
エトキシテトラヒドロフランから製造されるポリ
マーである。該ポリマーは、次式を有する。 式中、nは10ないし1000の整数である。チヨイ
(Choi)及びヘラー(Heller)の上記特許の例1
に記載されているように、このポリマーは、上記
モノマーとポリリン酸との混合物を、最初110〜
115℃で1 1/2ないし2時間形成する液体をゆつ
くり蒸留しながら、次いで水銀柱0.01ミリメート
ルにおいて温度をゆつくり180℃に上げながら加
熱することにより製造される。反応は180℃で24
時間続行させる。 エステル交換反応が典型的であるこの手順並び
にそれから生じるポリマー最終生成物に対してい
くつかの不利があり、これらの不利の中には次の
ものがある。 反応はかなりの時間がかかり、この特定の事例
では24時間を越える。さらに、縮合の結果形成し
た揮発性生成物を高真空下での蒸留により除去す
ることが必要である。揮発性物質を除去する必要
性により、2より大の官能性を有するアルコール
を用いることにより得られる非孔質の密な架橋生
成物の形成が排除される。 この手順のさらに別の不利は、非常に高に分子
量を達成することが困難であるということであ
る。よく知られているように、エステル交換反応
を伴なう縮合反応により製造される典型的なポリ
マーは約30000の分子量を有している。この分子
量は平均分子量であるので、生成物ははるかに低
い分子量のポリマーをかなりの割合含有する、と
いうことは明らかである、多くの場合、低分子量
ポリマー鎖の存在は機械的性質に悪影響を及ぼ
す。 さらに別の不利は、エステル交換反応は平衡反
応でありこの平衡反応は揮発性副生物の除去によ
り高いポリマー分子量側に移動されてその結果平
衡がシフトするということである。しかしなが
ら、ジオール副生物を完全に除去することは通常
可能でなく、このジオールの種々の量が最終ポリ
マー生成物中に非常にしばしば認められる。 さらに別の不利は、高い反応温度、長い反応時
間のため、副反応が起こり得、また、偶有的な結
合が形成され得るので生成物は通常純粋でない、
ということである。 さらに別の不利は、5個より少ない炭素原子を
有するジオール類は単量体のスピロ構造体を形成
する傾向にあり該構造体を別個の工程で重合する
必要がある、ということである。 上述の不利は、今までに特許されたモノマーの
縮合により製造される生物侵食性ポリマーの典型
的なものである。 発明の開示及び目的 (1) 目的 本発明の目的は、薬及び他の有益な薬剤のため
のマトリツクスとして使用に適した生物侵食性ポ
リマーの改善を提供することである。 より特別には、本発明の目的は、かかる目的に
有用でありかつ上述の不利がほとんどない全くな
い改善法によりつくられ得る生物侵食性ポリマー
を提供することである。 特別な目的は、いかなる副生物を発生すること
なく低温で通常40℃未満で急速に進行する方法に
よりつくられ得るポリマーを提供することであ
る。それ故、線状又は架橋マトリツクスのいずれ
かが容易につくられ得る。 別の特別な目的は、平衡反応でなくかつ200000
程度の高い分子量が定型的に達成され得る重合法
によりつくられ得るポリマーを提供することであ
る。 別の目的は、未反応モノマー又は偶有的な結合
の有意的量を有さない重合体構造を提供すること
である。 さらに別の目的はジオールにおける炭素原子の
数に制限がない方法によりつくられ得るポリマー
を提供することであり、この方法によつて5個よ
り少ない炭素原子を有するポリオール類が用いら
れ得、かかるジオール類は単量体のスピロ構造を
形成しない。 本発明の上述の目的及び他の目的は、以下の記
載及び特許請求の範囲から明らかであろう。 (2) 発明の記載及び最良の実施態様 本発明に従い、2又はそれ以上の官能性を有す
るケテンアセタールがポリオールと反応させら
れ、しかしてポリオールという用語はアルコール
類及びフエノール類を含む。 ケテンアセタールに対して用いられる“官能
性”とは、ケテンアセタール基 を意味する。かくして、ジケテンアセタールは2
の官能性を有し、トリケテンアセタールは3の官
能性を有する等。同様に用語“官能性”がポリオ
ールに関連して用いられる場合、それはヒドロキ
シル基に言及する。 かかるポリマーは、以下に説明するように薬の
ためのマトリツクス又は担体としての多数の利点
がある。 単量体のポリオール類は、一般に、次式により
表わされ得る。 式中、yは零又は正の整数である。これらのも
のは以下に記載される。 単量体のケテンアセタール類は、次の如きタイ
プのものである。 タイプのモノマー ここで、未満R基は、同じ又は異なるものであ
り、H又は本質的に炭化水素基、主としてアルキ
ル、アリール、シクロ脂肪族又はアルアルキル基
であり得、また飽和又は不飽和であつてもよく、
は基 である。 “本質的に炭化水素”とは、許容できない程度
までポリオールとの重合を抑制せず、許容できな
い程度までポリマーの分解を抑制せず、また毒性
又は謝因難な分解生成物を生じないならば基Rは
ヘテロ原子を含有してもよい、ということを意味
する。公式R…Rは、2個のR基が一緒に結合し
て環状基を形成してもよくあるいは別個の非結合
基であつてもよい、ということを示す。 タイプのモノマーはジオールHO−R−OH
(Rは本質的に炭化水素(同様に定義される。)の
二価の基である。)と縮合して次の如き線状ポリ
マーを生成する。 ここで、Rは該ポリオールから誘導され、そし
てnは10より大の整数であり通常100ないし300又
はそれより大である。 ポリオール及び/又はケテンアセタールが2よ
り大の官能性を有する場合、架橋ポリマーが生じ
る、ということが理解されよう。下記に記載する
ように、架橋はまた、他の架橋剤によつて達成さ
れ得る。 本発明に用いられ得るジケテンアセタール類の
うち或るものは文献に記載されており、それらの
中には次のものがある。 タイプのジケテンアセタール類 この化合物及び合成は、ヤスニツスキイ
(Yasnitskii)等のズフーナル・オブシユチエ
イ・ヒミイ(Zhurnal obshchei Khimii)34
1940−45(1964)に記載されている。 文献に記載されておらず新規であると信じられ
るところの他の多官能性ケテンアセタールの製造
法は、下記の例で記述される。かかるケテンアセ
タール類及び一般的合成法の例は次の如くであ
る。 二重結合の異性化は、エフ・ジエイ・コレイ
(F.J.Corey)及びジエイ・ダブリユー・スツグス
(J.W.Suggs)のジエイ・オーグ・ケム(J.Org.
Chem.)38,3224(1973)に記載されている。 上記の引用文献に記載されている手順が上記及
び下記に記載されているジケテンアセタール類を
合成するのに利用され得る。 モノケテンアセタールに対する一価アルコール
の付加は、マクエルバイン(McElvain)及び共
同研究者の1936年から始まるジエイ・アム・ケ
ム・ソク(J.Am.Chem.Soc.)例えばベヤーステ
ツツ(Beyerstedt)及びマクエルバイン
(McElvain)のジエイ・エイ・シー・エス(J.A.
C.S.)58,529(1936),マクエルバイン
(McElvain)及びヴエイネ(Weyne)のジエ
イ・エイ・シー・エス(J.A.C.S.)81,2579
(1979)並びにそれらの日付の間の上記雑誌の多
くの論文において熱心に研究され記述されてい
る。これらの研究のほとんどは、モノケテンアセ
タールに対する一価アルコールの付加を伴なう。
シエーレン(Scheeren)及びアベン(Aben)の
テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedron
Letters)12,1019−1020(1974)には、ジケテン
アセタールに対するいくつかの一価アルコールの
付加が記載されている(上記参照)。ポリオール
と多官能性ケテンアセタールとのポリマーについ
ての記載は知られておらず、かかるものは明らか
に新規であると信じられる。 反応体として適当な例示的ポリオール類には、
重合反応又はポリマー生成物に悪影響を及ぼすこ
となく重合反応に参加し得る、ジオール類、トリ
オール類等がある。該ポリオールは合成が報告さ
れており、当該技術分野で公知であり、また、商
業的に入手され得る。一般に、それらは、直鎖又
は分岐鎖型のα,ω−脂肪族ジオール類、トリオ
ール類等を包含する。代表的なポリオール類は、
アルキレン鎖の末端において末端ヒドロキシル基
を有する次式のアルカンポリオール類である。 ここで、Rは2ないし12個の炭素原子のアルキ
レン鎖であり、そしてyは0ないし6である。グ
リコール類と呼ばれる典型的なジオール類は、
1,5−ペンチレングリコール、1,6−ヘキシ
レングリコール、1,7−ヘプチレングリコー
ル、1,9−ノニレングリコール、2,3−ジメ
チル−1,6−ヘキシレングリコール、3,6−
ジエチル−1,9−ノニレングリコール、1,12
−ドデカメチレングリコール等を包含する。 ここにおいて使用するのに適した2個より多い
反応性ヒドロキシル基を含有するポリオール類
は、1,2,3,4,5,6−ヘキサンヘキサオ
ール、1,2,3−プロパントリオール、1,
2,5−ペンタントリオール、1,3,5−ペン
タントリオール、1,2,4−ブタントリオー
ル、2−メチル−1,2,3−プロパントリオー
ル、2−メチル−2(ヒドロキシルメチル)1,
2−プロパンジオール、1,4,7−ヘプタント
リオール、1,5,10−デカントリオール、1,
5,12−ドデカントリオール等の如きポリヒドロ
キシル化合物を含有する。 該ポリマーを合成するために適した他のポリオ
ール類は、繰返しグリコールモノエーテル部−−
OCH2(CH2pOH(ここで、pは1ないし5であ
る。)を含有するポリグリコール類を包含し、そ
して該ポリグリコール類はジグリコール類、トリ
グリコール類、テトラグリコール類等である。典
型的なポリグリコール類は、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ビス(4−ヒドロキシブチル)エーテ
ル、ビス(3−ヒドロキシプロピル)エーテル等
を包含する。 本発明に従い用いられ得る付加的ポリオール類
は、ペンタエリトリツト、ジペンタエリトリツ
ト、β−メチルグリセロール、シス又はトランス
の異性配置の1,4−シクロヘキサンジカルビノ
ールもしくはそれらの混合物、2,2,4,4−
テトラメチルシクロブタン−1,3−ジオール、
アドニツト、マンニツト、2,5−ジプロピル−
1,4−フエニルジプロパノール、1,3−シク
ロプロパノール、2−プロペニル−1,4−シク
ロヘキサンジプロパノール、トリメチロールプロ
パン、ソルビツト、ペナコール、2−メチル−
1,4−シクロヘキサンジカルビノール、3−イ
ソプロポキシ−1,4−シクロヘキサンジプロパ
ノール、2−エテニル−1,3−シクロペンタン
ジカルビノール、1,4−フエニルジカルビノー
ル、2−プロピル−1,4−フエニルジエタノー
ル、3−ブトキシ−1,4−フエニルブタノール
等の如き2個又はそれ以上の反応性ヒドロキシル
基を有するポリヒドロキシル化合物である。上記
ポリオール類の製造は、アクタ・フオーム・ジユ
ガスラヴ(Acta Pharm.Jugaslav.)第2巻,第
134ないし139頁、1952:アン(Ann.)第594巻,
第76ないし88頁、1955;ジエイ・アム・ケム・ソ
ク(J.Am.Chem.Soc.)第71巻,第3618ないし
3621頁、1949;同書第74巻,2674ないし2675頁、
1952;ケイム・アブスト(Chem.Abst.)第42巻,
第8774ないし8775頁、1948;同書第43巻,第571
ないし573頁及び第6652頁、1949;同書第44巻,
第2554頁及び第7231頁、1950;同書第46巻,第
9585頁、1952;同書第47巻,第7575頁、1953;同
書第48巻,第106頁、1954;同書第49巻,第6098
ないし6099頁、1955;化学技術の百科辞典
(Encyclopedia of Chemical Technology),カ
ークーオスマー(Kirk−Othmer),第10巻,第
638ないし678頁、1966,ニユーヨークのインター
サイエンス・パブリツシヤーズ(Interscience
Publishers)発行;において当該技術分野におい
て知られている。 また、フエノール性ポリオール類(2個又はそ
れ以上のフエノール性ヒドロキシル基)及び混合
フエノール性−アルコール性のポリオール類も用
いられ得る。また2種又はそれ以上のポリオール
の混合物も用いられ得る。ポリオール類の例及び
混合フエノール性−アルコール性のポリオール類
の例は次の通りである。 4,4′−イソプロピリデンジフエノール(ビスフ
エノールA)、 4−ヒドロキシベンジルアルコール、 4−ヒドロキシ−3−メトキシベンジルアルコー
ル、 p−ヒドロキシフエネチルアルコール、 4,4′−ジヒドロキシジフエニル、 4,4′−ジヒドロキシジフエニルメタン、 2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、カテコ
ール、レゾルシン、ハイドロキノン、 2,2′−ジヒドロキシベンゾフエノン、 2,4−ジヒドロキシベンゾフエノン、及び 3,4−ジヒドロキシメチルシンナメート、並び
に ヒドロキシル基間において芳香族結合基を有する
非フエノール性ポリオール類例えば1,4−ジヒ
ドロキシメチルベンゼン。さらに、三価(及び一
層高級の)フエノール類例えばピロガール、ヒド
ロキシハイドロキノン、フロログルシン及びプロ
ピルガラートも用いられ得る。 以下の特定の実施例は、本発明の実施をさらに
説明するのに役立つものであろう。次の表によ
り、実施例のケテンアセタール類(化合物ない
し)が同定され、また、使用され得るタイプ
の副群のケテンアセタール類も同定される。
【表】 / \ / \ / \
CH O−CH CH−O CH
例 1 10.00グラム(0.0543モル)の化合物及び6.40
グラム(0.0543モル)の1,6−ヘキサンジオー
ルを、厳密に無水の条件下で200mlの3つ口櫂形
かくはんフラスコ中に計りとつた。該無水条件を
維持しながら、50mlの乾燥テトラヒドロフランを
該フラスコに加え、そしてかくはん機を活動させ
た。非常に短い導入期間後、反応混合物は自然に
43℃まであたたまり、次いで室温に徐々にもどつ
た。約1時間室温でのかくはん後、少量のトリエ
チルアミンを含有するn−ヘキサン中に沈殿させ
次いでその白色固体を過するかあるいは真空チ
ヤンバ中に置かれたテフロン被覆皿中でテトラヒ
ドロフランを蒸発させることにより、高分子量ポ
リ(オルトエステル)が単離された。 該ポリマーは次の構造を有していた。 赤外スペクトルが第1図に示されており、
C13NMRスペクトルが第2図に示されている。
光散乱法により得られた重量平均分子量は166000
であり、ゲル透過クロマトグラフイから得られた
多分散性は1.52であつた。重合度nは335であつ
た。 例 2−5 例1の手順に従うが1,6−ヘキサンジオール
をトランス−1,4−シクロヘキサンジカルビノ
ール、1,2−プロパンジオール、エチレングリ
コール、2−メチル−1,3−プロパンジオール
で置換えると次のポリマーが形成される。 例 6 例1において同じ条件を用いて、42.00グラム
(0.1567モル)の化合物及び14.10グラム
(0.1567モル)の1,4−ブタンジオールを200ml
の1,2−ジメトキシエタン中に溶解し、そして
1mlのテトラヒドロフラン当たり1×10-4モルの
p−トルエンスルホン酸一水塩を含有する溶液1
mlを添加する。わずかな温度上昇を止んだ後、そ
の混合物を室温で約1時間かくはんし、そしてポ
リマーを例1に記載の如く単離する。該ポリマー
は、wが196000であるかつw/nが1.48で
ある下記の構造を有する。 該ポリマーは次の構造を有する。 例 7 例6の手順を繰返すが化合物及び1,4−ブ
タンジオールを40.00グラム(0.1667モル)の化
合物及び19.67グラム(0.1667モル)の1,6
−ヘキサンジオールで置換えると、次のポリマー
が得られる。 例 8 例1においてと同じ条件を用いて、12.00グラ
ム(0.0652モル)の化合物及び7.43グラム
(0.0652モル)のトランス−1,4−シクロヘキ
サンジオールを90mlのテトラヒドロフラン中に溶
かし、そして1mlのピリジン当たり1×10-6モル
のヨウ素を含有する溶液3mlを添加する。温度は
直ちに幾分上昇し、その後徐々に室温にもどる。
約1時間室温でかくはんした後、そのポリマーは
例1に記載の如く単離され、下記の構造を有す
る。 例 9 例1の手順を繰返すが1,6−ヘキサンジオー
ルとトランス−1,4−シクロヘキサンカルビト
ールとの混合物(各々0.02715モル)を用いると、
次のポリマーが得られる。 2種のジオール残基は鎖中にランダムに位置し
ており、単に便宜上交互になるように示されてい
る。 例 10 例8の手順を繰返すが化合物及びトランス−
1,4−シクロヘキサンジオールを25.00グラム
(0.1359モル)の化合物及び30.98グラム
(0.1359モル)のビスフエノール−Aで置換える
と、次のポリマーが得られる。 例 11 a) 無水条件下で、2.12g(10ミリモル)の化合
物と1.16g(8.67ミリモル)の1,2,6−ヘ
キサントリオールとの混合物をかくはんしなが
ら80℃にて加熱した。5分以内に該混合物は透
明な溶液になつた。この溶液の粘度は架橋が進
行するにつれて急速に増大し、更に5分以内に
該混合物は透明な高架橋の固体になつた。完全
な架橋を確保するために更に4時間該混合物を
加熱した。このようにして製造された架橋ポリ
マーは、下記の表のa)にて示されるような構
造(Rは無を意味する。)を有する。 b) 同様にして、2.12g(10ミリモル)の化合物
、0.60g(6.67ミリモル)の1,4−ブタンジ
オール及び0.39g(2.9ミリモル)の1,2,6
−ヘキサントリオールの混合物を80℃にて4時
間加熱して、下記の表のb)にて示されるよう
な構造(Rはブチレン基である。)を有する別
の架橋ポリマーを製造した。 c) 同様にして、2.12g(10ミリモル)の化合物
、0.788g(6.67ミリモル)の1,6−ヘキサ
ンジオール及び0.39g(2.9ミリモル)の1,2,
6−ヘキサントリオールを80℃にて4時間加熱
して、下記の表のc)にて示されるような構造
(Rはヘキシレン基である。)を有する更に別の
架橋ポリマーを製造した。 次の例は、薬のための担体又はマトリツクスと
しても本発明のポリマーの使用についての説明で
ある。 例 12(参考例) 例1のポリマー7.2グラムを約150℃の表面温度
に加熱したテフロン被覆ざら上に置いて混合可能
な溶融コンシステンシーを与えて0.8グラムの微
粉Na2CO3及び2.0グラムの微粉ノレシンドロン
(norethindrone)の該ポリマー溶融物中の完全な
分散体をつくることにより、放出物を製造した。
3″×3″平方で厚さ20ミル及び40ミルのポリマー混
合物のシートを、適当な厚みの成型スペーサを用
いてテフロン被覆ホイルのシートの間で135℃
(275〓)、10000psiでプレスした。これらのシー
トから、1/4″の円盤を打抜いた。これらの円盤
は、植込み体として適している。 別法として、薬は、重合の前にモノマーの混合
物中に含有せしめせもよい。架橋ポリマーの場合
に、該ポリマーは不融でかつ溶媒に不溶であると
いう理由でこれはなされよう。 同じ手順が、例2ないし11のポリマーの如き本
発明のポリマーのいずれについても採用され得
る。 他の薬が本発明のポリマーに同様に組込まれ得
る。とりわけ、これらの薬あるいは有益な薬剤
は、チヨイ(Choi)及びヘラー(Heller)の米
国特許第4093709号第29欄第45行ないし第30欄第
37行に記載されているもの、並びに殺虫剤及び他
の生物学的活性を包含し得る。 上述したように、架橋が所望される場合、より
大きな入手可能性のため三官能性及び一層高官能
性のポリオールを用いることが好ましい。異なる
官能性例えば2及び3の官能性を有するポリオー
ルの混合物及び/又は異なる官能性例えば2及び
3の官能性を有するケテンアセタールの混合物は
用いられ得る。例えば、ジオール及びトリオール
の混合物を用いることによつて、架橋密度がジオ
ール対トリオールの比率により制御され得る。 本発明の新規なポリマーの利点の中には次のも
のがある。それらはケテンアセタールとポリオー
ルとの間の反応により製造されるので、加熱及び
蒸留による小さな分子の除去を必要としない。ま
た、該反応は、低温で高重合度まで進行する。ま
た、ポリマーの構造は純粋であり、最終生成物は
未反応モノマーを含まない。 ケテンアセタールとポリオールとの反応が容易
である、ということは上記の特定の例から明らか
であろう。それらは室温で進行し、また発熱性で
あるので、反応が完了に向かつて進行するにつれ
て温度上昇が認められる。適当な溶媒は、極性の
非プロトン性溶媒例えばグリメ(glyme)、ジグ
リメ(diglyme)、ジメチルアセトアミド、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセ
トニトリル、ピロリドン、及びメチルブチルエー
テルである。架橋が起こる場合、溶媒は用いられ
ない。触媒は必要とされないが、用いられる場
合、適当な触媒はピリジン中のヨウ素、p−トル
エンスルホン酸であり、またルイス酸例えば三塩
化ホウ素、三フツ化ホウ素、三塩化ホウ素エーテ
ラート、三フツ化ホウ素エーテラート、オキシ塩
化第二スすず、オキシ塩化第一リン、塩化亜鉛、
五塩化第一リン、五フツ化アンチモン、オクタン
酸第一すず、塩化第二すず、ジエチル亜鉛、及び
それらの混合物であり、またp−トルエンスルホ
ン酸の他にブレンステツド触媒例えばポリリン
酸、架橋ポリスチレンスルホン酸、酸性シリカゲ
ル、及びそれらの混合物である。使用触媒量は、
ケテンアセタールモノマー約500部に対して約1
部の触媒であり得る。一層少ない又は一層多い量
例えば出発モノマーの重量に基づいて0.005%な
いし約2.0%も用いられ得る。 タイプのポリマーに関して、種々の有機基が
あり、例えば のようなペンダント基(側鎖の基)の部分を形成
するもの、のような結合基を形成するもの、及
びポリオール残基がある。これらの基を“R基
群”として一まとめにして言及すると、次の考察
が整理される。いくつかの場合、“R基群”は水
素であり得る。それらが水素でない場合、それら
は上記に定義した如き本質的に炭化水素基であ
り、即ち、1個又は複数個のヘテロ原子の存在が
所期の使用及び生物侵食性と対立せずかつ毒性又
は非代謝性の分解生成物を生じないならばヘテロ
原子を含有する基を排除しない。ヘテロ原子を含
有するかかる許容可能な基の例は、(ポリオー
ル残基)がアルキレンオキシド(例えば、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキ
シド、テトラヒドロフラン等)のポリマーから誘
導される場合であり、この場合は次式を有す
る。 式中、xは1,2又は3であり、Rは水素又は
アルキルであり、そしてnは1又はそれ以上の整
数である。別の場合は、次の一般式により表わさ
れるヒドロキシル末端ポリエステル類の場合であ
る。 この場合、は次式で表わされる。 ここで、a及びbは正の整数である。かかるポ
リエステル類の例は、グリコリド類及びラクチド
類である。 上記に定義したような“R基群”は、低分子量
のもの例えばメチル、エチル、−CH2−CH2−等
であつてもよく、あるいは高分子量又は中分子量
のものであつもよい。実用的考慮が、分子量の選
択に影響しよう。例えば、ペンダント基(側鎖の
基)である高分子量の“R基群”、あるいは結合
基を形成する高分子量の“R基群”、あるいは高
分子量のポリオールから誘導される高分子量の
“R基群”は、高価な出発物質からのみしか入手
出来ず、あるいはポリマーに所望性の劣る特性を
与え得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は例1のポリマーの赤外スペクトルを示
し、第2図は例1のポリマーのC13NMRスペク
トルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の繰り返しモノマー単位を有する、ポリ
    オールと2又はそれ以上の官能性を有するケテン
    アセタールとの生分解性ポリマー。 〔ここで、nは10より実質的に大きい整数であ
    り;R1及びR2は、水素であるかあるいは同じ又
    は異なる本質的に炭化水素基であり、別個の基で
    あつてもよくあるいは環状基の部分を形成しても
    よく;R3及びR4は水素又は同じもしくは異なる
    本質的に炭化水素基であり、別個の基であつても
    よくあるいは環状基の部分を形成してもよく;
    R5は本質的に炭化水素基であつてポリオールR5
    (OH)aの残基であり、aは2又はそれ以上の
    整数であり、かかるポリオールは単一の分子種又
    は分子種の混合物であり; また、かかる線状鎖は他の同様な鎖と架橋され
    ていてもよい〕。 2 少なくともいくらかのモノマー単位における
    R5がアルキレンであるかあるいは炭素環式基を
    含有している、特許請求の範囲1に記載のポリマ
    ー。 3 少なくともいくらかのモノマー単位における
    R5が2より大の官能性のポリオールから誘導さ
    れ、ポリマーが架橋されている、特許請求の範囲
    1に記載のポリマー。 4 いくらかのR5がジオールから誘導され、他
    のものが一層大きい官能性のポリオールから誘導
    されている、特許請求の範囲3に記載のポリマ
    ー。 5 R1,R2,R3及びR4が水素でああ、特許請求
    の範囲1に記載のポリマー。 6 R1及びR2のうちの少なくとも1つがメチル
    でありそしてR3及びR4のうちの少なくとも1つ
    がメチルである、特許請求の範囲1に記載のポリ
    マー。 7 R5がジオールから誘導されている、特許請
    求の範囲1に記載のポリマー。 8 R5がトリオールから誘導され、ポリマーが
    架橋されている、特許請求の範囲1に記載のポリ
    マー。 9 R5がジオールとトリオールとの混合物から
    誘導され、ポリマーが架橋されている、特許請求
    の範囲1に記載のポリマー。
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