JPH0391245A - 薄膜半導体装置とその製造方法 - Google Patents

薄膜半導体装置とその製造方法

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JPH0391245A
JPH0391245A JP22780489A JP22780489A JPH0391245A JP H0391245 A JPH0391245 A JP H0391245A JP 22780489 A JP22780489 A JP 22780489A JP 22780489 A JP22780489 A JP 22780489A JP H0391245 A JPH0391245 A JP H0391245A
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JP
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layer
silicide
silicon substrate
semiconductor device
metal layer
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JP22780489A
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Kenji Komaki
賢治 小巻
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 監策≧匹剋里公畳 本発明はコンピュータや通信機器等に使用される薄膜半
導体装置とその製造方法、より詳しくはソース電極とド
レイン電極とゲート電極とがシリコン基板の上面に配設
された薄膜半導体装置とその製造方法に関する。
鎧米坐肢ぬ 近年、薄膜半導体装置は、コンピュータや通信機器ある
いは映像機器等における大規模集積回路(Large 
5cale jntegrated circuit 
: L S I )として広範に使用されている。
これら薄膜半導体装置の中に、MOS (&jetal
Oxide Sem1conductorl型薄膜半導
体装置と呼称されるものがある。
このMO5型薄膜半導体装置は、具体的には第5図に示
すように、断面略U字状のゲート絶縁膜52と、隣接半
導体素子を分離するための素子分離層53.53とがシ
リコン基板51の上面に形成されている。また、前記ゲ
ート絶縁膜52の内面にはゲート電極54が形成されて
おり、さらに、ゲート絶縁膜52の一方の外面側にはキ
ャリアを供給するソース電極55が形成され、他方の外
面側にはキャリアを引き出すドレイン電極56が形成さ
れている。57.58はオーミックコンタクトを得るた
めの低抵抗層、59は保護膜である。
該薄膜半導体装置にあっては、ソース電極55及びドレ
イン電極56のON状態において、ゲート電極54に電
圧が印加されると、キャリアがチャネル部60に誘起さ
れ、所望の増幅作用がなされる。
ところで、情報の高度化に伴い、最近の薄膜半導体装置
においては、集積度の増大化が図られ、パターンの微細
化が要請されている。そして、半導体の電気的特性を保
つため、パターンの微細化に伴い前記低抵抗層57.5
8の深さり、、D2を浅く形成して構成の相似性を保つ
必要が生じてきている。
しかし、低抵抗層57.58の深さD+、D2を浅くシ
た場合、低抵抗層57.58におけるキャリア通過のた
め断面積が小さくなるため、チャネル部60に誘起され
るキャリアの通過抵抗が大きくなるという問題点があっ
た。
そこで、上記問題点を解消する手段として、第6図に示
すように、低抵抗層65.66の一部をシリサイド化し
たちのが提案されている。すなわち、該薄膜半導体装置
は、低抵抗層65.66の上部がシリサイド化されたシ
リサイド層65a、66aとなっており、また多結晶シ
リコン部63aとシリサイド部63bとでゲート電極6
3が形成されている。ここで、シリサイドとは、金属と
シリコンとを高温でもって処理して得られるシリコン化
合物をいい、耐熱性に優れ、その抵抗値は金属よりも大
きいが、通常の低抵抗層65.66と比べ、小さいとい
う特徴を有する。したがって、チャネル部67に誘起さ
れるキャリアの通過抵抗は、第5図に示した薄膜半導体
装置に比べて減少し、キャリアの走行を円滑に行なわせ
ることが可能となる。
第7図は該薄膜半導体装置の製造方法の主要工程を示し
た図である。
まずシリコン基板64の上面に所定形状のSi○2膜6
8膜形8した後、ゲート電極の形成予定箇所に多結晶シ
リコン部63aを形成する(同図(a))。
次いで、イオン注入を行なってソース・ドレイン領域に
オーミックコンタクト層としての低抵抗層65.66を
形成しく同図(b))、その後、フォトリソグラフィを
利用して断面略U字状のゲート絶縁膜69及び素子分離
層70.71を形成する(同図(C))。
次に、試料全面に高融点金属72を塗布した後(同図(
d)L所定の温度で熱処理を施し、該高融点金属72と
、シリコン基板64及び多結晶シリコン部63aとをそ
の界面で反応させ、これら界面及び界面近傍をシリサイ
ド化し、シリサイド層65a、65bと、シリサイド部
63bとを形成する。そしてこの後、シリサイド化され
ていない部分の高融点金属72をエツチングして除去す
る(同図(e))。
そして、フォトリソグラフィを利用してソース電極61
及びドレイン電極62を形成した後、最後に保護膜73
を形成する(同図(f))。
日が ?しようと る課題 第6図に示した従来の薄膜半導体装置においては、シリ
サイド層65a、66aが、上述した如く、金属72と
シリコン基板64とを高温下反応させることによって形
成されているが、熱処理を施す温度によってシリサイド
化する反応速度等が異なるため、温度や時間等の熱処理
条件が異なると、形成される前記シリサイド層65a、
66aの深さり、、D4が異なり、半導体素子の特性が
ばらつきやすいという課題を残していた。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、パター
ンの微細化が進んでち抵抗が増大することなく、耐熱性
に優れた高品質の薄膜半導体装置とその製造方法を提供
することを目的とする。
課題を ゛するための 上記目的を達成するために本発明は、ソース電極とドレ
イン電極とゲート電極とがシリコン基板の上面に配設さ
れた薄膜半導体装置において、少なくとも前記ソース電
極及び前記ドレイン電極がシリサイドで形成され、かつ
前記ソース電極及び前記ドレイン電極に接する低抵抗層
の一部がシリサイド化されていることを特徴としている
また、本発明に係る薄膜半導体装置の製造方法は、その
上面を除き絶縁膜で囲まれたゲート電極をシリコン基板
上に形成する工程と、前記シリコン基板上に金属層を形
成する工程と、前記金属層の上面にアモルファスシリコ
ン層を形成する工程と、熱処理を施して前記金属層と前
記アモルファスシリコン層と前記シリコン基板とを相互
に反応させ、低抵抗層の一部がソース電極とドレイン電
極をシリサイド化する工程と、を含むことを特徴として
いる。
任里 シリサイドは、「従来の技術」の項で述べたように、そ
の抵抗値は金属よりも高いが通常の低抵抗層よりも低い
という特徴を有する。
したがって、上記構成によれば、ソース電極及びドレイ
ン電極がシリサイドで形成され、かつ前記低抵抗層の一
部がシリサイドされているので、該シリコン基板の表面
近傍に励起され、チャンネル部を通過するキャリアの通
過抵抗が高くなるのを防止することができる。
また、上記薄膜半導体装置は、シリコン基板上に形成さ
れた金属層の上面に、結晶シリコンと比べて反応性に富
むアモルファスシリコン層を形成した後、熱処理を施し
て前記金属層と前記アモルファスシリコン層と前記シリ
コン基板とを相互に反応させ、低抵抗層の一部及びソー
ス電極とドレイン電極をシリサイド化することとしたの
で、前記金属層と前記アモルファスシリコン層との反応
が完結した後、前記シリコン基板と前記金属層との反応
が完結する。したがって、ソース電極及びドレイン電極
がシリサイド化されると共に、前記金属層及び前記アモ
ルファスシリコン層の膜厚を管理することにより、前記
低抵抗層の上部に形成されるシリサイド層の埋め込み深
さを精密に制御することが可能となる。
また、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、熱処理
がなされたシリサイドで形成されているので、耐熱性に
も優れている。
丈施田 以下、本発明に係る実施例を図面に基づき詳説する。
第1図は本発明に係る薄膜半導体装置の一例として示し
たn211MO3型トランジスタの要部断面図である。
1はp型のシリコン基板であって、該シリコン基板1の
表面には断面略U字状のゲート絶縁膜2及び隣接半導体
素子を分離するための素子分離層17.18が形成され
ている。ゲート絶縁膜2及び素子分離層17.18は、
共に5iO−からなり、ゲート絶縁膜2は、その膜厚が
500人、高さが2000人程度に形成され、素子分離
層17.18は、その膜厚が1μm程度に形成されてい
る。
また、該ゲート絶縁膜2の内部には上面が湾曲形状に形
成された多結晶シリコン部3が形成され、さらに該多結
晶シリコン部3の上面には膜厚約2500人のシリサイ
ド部4が形成され、該シリサイド部4と前記多結晶シリ
コン部3とでゲート電極5が構成されている。
オーミックコンタクトを得るために形成された第1のn
″″低抵抗層7は厚み約0.3μmに形成され、第1の
n′″低抵抗層7にはソース電極8が第1の埋込み層9
を介して接続されている。また、ソース電極8はシリサ
イドで形成され、その基端はシリコン基板1の内部に埋
め込まれてシリサイド化された第1の埋込み層9に接続
されている。該第1の埋込み層9の深さT1は約50O
Aであり、第1の埋込み層9と第1のn″″低抵抗層7
とでソースコンタクト部10が構成されている。そして
、該ソースコンタクト部10により抵抗の増大が防止さ
れ、チャネル部11を通過するキャリアの走行が円滑に
行なわれるように構成されている。尚、ソース電極8の
電極層厚さT2は約200OAに形成されている。
また、前記第1の01低抵抗層7と同一形状の第2のn
′″低抵抗層12の厚みは、前記第1のn′″低抵抗層
7の厚みと同様、約0.3μmに形成されおり、この第
2のn′″低抵抗層12にはドレイン電極13が第2の
埋込み層14を介して接続されている。また、ドレイン
電極13は前記ソース電極8と同様シリサイドで形成さ
れ、その基端はシリコン基板lの内部に埋め込まれてシ
リサイド化された第2の埋込み層14に接続されている
。そして、該第2の埋込みN14と第2の01低抵抗層
12とでドレインコンタクト部15が構成されている。
また、第2の埋込み層14の深さT3及びドレイン電極
13の電極層厚さT4は、前記第1の埋込み層9の深さ
T1及びソース電極層の厚さT2と同様、夫々T3=5
0OA、T4=2000人程度に形成されている。
そして、これらソース電極8、ドレイン電極13及びゲ
ート電極5の上面には保護膜16が形成されている。該
保護膜16は、リンガラス(PSG)、ホウ素添加リン
ガラス(BPSG)等がらなり、膜厚3000六に形成
されている。
次に、上記したnタイ1MO5型トランジスタの製造方
法を第2図(a)〜(j2)に基づき詳述する。
■熱酸化炉内においてp型のシリコン基板1を酸化し、
第2図(a)に示すように、膜厚約150人の第1のS
 iO2膜21を形成する。該第1の5in2膜21の
形成は、温度1ooo’cの下、Arガスで希釈された
乾燥酸素雰囲気中にて2時間行なった。
■前記シリコン基板1をCVD装置内の所定箇所にセッ
トし、温度を750 ’Cに設定した後、所定流量のS
iH4ガス及びNH3ガスを該装置内に供給して第1の
5in2膜21の表面に膜厚1000ÅのSiNx層を
形成した。そしてこの後、該S i N x層に所要の
エツチングを施し、1 第2図(b)に示すように、デバイスを形成する領域に
S i N x膜22を形成した。
■前記シリコン基板1を再び熱酸化炉内に入れ、■と同
様の酸化条件でもって前記S i N x膜22をマス
クとしてシリコン基板1に選択酸化を施した。そしてこ
の後、該SiNx膜22をエツチング除去し、第2図(
C)に示すように、第2のSiO2膜23膜形3した。
該第2の5if2膜23の膜厚は約1μmであった。
■前記シリコン基板lを再びCVD装置内にセットして
該装置を所定圧力に減圧した後、所定流量のシリコン系
ガスを該装置に供給し、第1及び第2のS i 02膜
21.23の表面に膜厚2000Aの多結晶シリコン層
を形成し、この後、イオン注入法により該多結晶シリコ
ン層に砒素を注入した。このイオン注入は、前記多結晶
シリコン層の低抵抗化を図るためのちのであって、イオ
ンの注入条件は、加速電圧100keV、ドーズ量lX
 1016ions/cm2であった。次いで、該多結
晶シリコン層にエツチング加工を施し、第2図(d)2 に示すように、多結晶シリコン部3を形成した。
このようにして形成された多結晶シリコン部3の幅は約
ltLm、奥行きは約5μmであった。
■次に、第2図(e)に示すように、シリコン基板lの
表面にイオンを注入し、その後熱処理を行なってオーミ
ックコンタクト層としての第1及び第2のn1低抵抗層
7.12を形成した。イオン注入は加速電圧100ke
V、ドーズ量1×1016ions/cm2で行ない、
熱処理は温度950℃に設定して行なった。このように
して形成されたこれらn′″低抵抗層7.12の厚みは
約0.3μmであった。
■前記シリコン基板lを熱酸化炉に入れてのと同様の酸
化条件で熱酸化を行ない、第2図(f)に示すように、
膜厚500人の第3のSiO2膜24を多結晶シリコン
部3の周囲に形成し、該多結晶シリコン部3を第3のS
 i O2膜24及び第1のSiO2膜21膜間1した
■次に、第2図(g)に示すように、第1及び第2のn
゛低抵抗層7.12の上面に位置してぃる第1のSiO
□膜21及び多結晶シリコン部3の上面に位置している
第3のS i 02膜24をエツチング除去し、ゲート
絶縁膜2及び素子分離層17.18を形成した。
■前記シリコン基板1を高周波スパッタリング装置内に
セットして所定のスパッタリングを行ない、第2図(h
)に示すように、膜厚的1000Åの金属層25を形成
した。該金属層25を構成する金属としては、後述する
熱処理に好適しかつ耐熱性の優れているTa、W、Mo
、Ti等の高融点金属が好ましく、本実施例ではTaを
使用した。
■前記シリコン基板1をCVD装置内の所定箇所にセッ
トし、減圧下、シリコン系ガスを該装置内に導入し、第
2図(1)に示すように、金属層25の上面にアモルフ
ァスシリコン層26を形成した。本実施例の該アモルフ
ァスシリコン層26には水素が含まれており、その膜厚
は約1500人であった。
[相]次に、前記シリコン基板に熱処理を施し、金属層
25とアモルファスシリコン層26及びシリコン基板1
とを相互に反応させ、第2図(j)に示すように、一部
がシリコン基板1に埋め込まれた第1及び第2の埋め込
み層9.14を有するシリサイド層27を形成した。す
なわち、金属との反応性に冨むアモルファスシリコン層
26と前記金属層25との反応が完了した後、該金属層
25とシリコン基板1との反応が完了してシリサイド層
27が形成されることとなる。ここで、金属層25の上
面には結晶シリコン層を形成せずにアモルファスシリコ
ン層26を形成したのは、アモルファスシリコン層26
と金属層25との反応の方が、シリコン基板1(単結晶
シリコン)と金属との反応より6反応性に富むことを利
用し、ソース電極8及びドレイン電極13となるべき部
分のシリサイド化を容易に促進するためである。そして
、金属層25とアモルファスシリコン層26の膜厚を制
御することにより、第1及び第2の埋め込み層9.14
の膜厚を管理することが可能となり、半導体素子の特性
の信頼性向上を図ることがb できる。尚、優れた耐熱性を有する薄膜半導体装置を得
るためには、800〜1000℃の温度で熱処理を行な
うのが望ましい。本実施例では温度を900℃に設定し
て10分間熱処理を施した。
また、シリサイド層27は、前記熱処理により、その膜
厚が約2000Aに形成され、第1及び第2の埋め込み
層9.14は、その埋め込み深さが約500人の厚さで
埋め込まれている。
0次に、第2図(k)に示すように、ゲート絶縁膜2の
上面に位置するシリサイド層27をエツチング除去して
、ソース電極8、ドレイン電極11及びゲート電極5を
形成した。すなわち、ソース電極8及びドレイン電極1
1はシリサイドで形成され、ゲート電極5は多結晶シリ
コン部3とシリサイド部4とで形成されている。
■最後にリンガラス(PS、G)を全面に塗布した後、
温度を950℃に設定して熱処理を施し、第2図(f2
)に示すように、膜厚約3000人の保護膜16を形成
した。
このようにして形成されたMO8型トランジス b り(第1図参照)においては、シリサイドの抵抗値は、
金属の抵抗値より高いもののn″″低抵抗層7.12の
抵抗値よりも低いため、n+低抵抗層7.12の深さが
浅くなってもチャネル部11を通過するキャリアの通過
抵抗の増加を防止することができ、パターンが微細化し
てちキャリアの走行に支障をきたすことがなく、信頼性
の優れた薄膜半導体装置を得ることができる。因みに第
1及び第2の埋め込み層9.14が形成されていない従
来のMO5型トランジスタ(第5図参照)ではソース・
ドレインコンタクト部の層抵抗が30Ω/口であるのに
対し、本実施例におけるコンタクト部10.15の層抵
抗は1Ω/口であり、層抵抗が大幅に低下するのが確認
された。
第3図は上記実施例の二次イオン質量分析のプロファイ
ルを示した特性図であり、第4図は比較例として第6図
に示した従来例のMO3型トランジスタの二次イオン質
量分析のプロファイルの特性図である。横軸はスパッタ
リング時間(min) 。
縦軸は二次イオン信号強度(tJウント/5ec)を示
している。この二次イオン質量分析は、試料に02、N
2.Cs等のイオンを照射し、叩き出された電子を分析
したものであり、スパッタリング時間と第1及び第2の
埋め込み層9.14の深さとは略比例関係にある。
この二次イオン質量分析から明らがなように、本実施例
のMO3型トランジスタにおいては、界面近傍のプロフ
ァイルが急峻であり、第1及び第2の埋め込み層9.1
4においては、Taがシリコン基板1内に均一的に混入
してシリサイド化されているのに対し、比較例において
はプロファイルが滑らかであり、Taがシリコン基板6
4内部に除々に浸透し、第1及び第2の埋め込み層65
a、66a内のTaの分布が不均一であることが判る。
すなわち、比較例においてはTaが除々にシリコン基板
内部に浸透していくため、温度や時間等の熱処理条件に
より、必ずしも所望のシリサイド化された埋め込み層が
得られるとは限らないのに対し、本実施例のMO3型ト
ランジスタではプロファイルが急峻であり、金属層25
とアモルファスシリコン層26の膜厚を管理することに
より、所望の膜厚を有するシリサイド化された第1及び
第2の埋め込み層9.14を容易に得ることができる。
このように本実施例の薄膜半導体装置は、金属層25及
びアモルファスシリコン層26の膜厚を管理することに
より第1及び第2の埋め込み層9.14の膜厚を精密に
制御することができ、しかも高温で熱処理を行なうため
耐熱性にも優れている。
尚、本発明は上記実施例に限定されるちのではなく要旨
を逸脱しない範囲において変更可能なことはいうまでも
ない。薄膜半導体装置が優れた耐熱性を有するためには
、熱処理が施される金属が高融点を有するのが望ましい
が、該薄膜半導体装置を耐熱性が要求されない用途に使
用する場合においては、高価な高融点金属を使用する必
要がないのはいうまでもない。
象製坐苅遇 以上詳述したように本発明に係る薄膜半導体装■ 9 置は、少なくともソース電極及びドレイン電極がシリサ
イドで形成され、かつ前記ソース電極及び前記ドレイン
電極に接する低抵抗層の一部がシリサイド化されている
ので、パターンが微細化された場合、前記シリコン基板
の表面近傍において前記ソース電極及び前記ドレイン電
極に接続される低抵抗層の厚みが薄くなっても、シリサ
イドの抵抗は、通常の低抵抗層の抵抗よりも小さいため
、チャネル部を通過するキャリアの走行を円滑に行なう
ことができ、素子の特性低下を防止することができる。
また、本発明に係る製造方法によれば、前記ソース電極
及び前記ドレイン電極は、シリコン基板上に金属層を形
成した後、該金属層の上面にアモルファスシリコン層を
形成し、しかる後、熱処理を施し、前記金属層と前記ア
モルファスシリコン層と前記シリコン基板とを相互に反
応させてシリサイド化することにより製造しているので
、前記金属層と前記アモルファスシリコン層との反応が
終了した後、該金属層と前記シリコン基板との反 0 応が終了する。そして、前記金属層と前記アモルファス
シリコン層の膜厚を管理することにより、シリコン基板
表面に埋め込まれシリサイド化される部分の厚みを制御
することが可能となり、特性の安定した信頼性の優れた
薄膜半導体装置を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る薄膜半導体装置の一実施例を示す
断面図、第2図(a)〜(I2)は本発明に係る薄膜半
導体装置の製造方法の一実施例を示す製造工程図、第3
図は本発明に係る薄膜半導体装置の二次イオン質量分析
のプロファイルを示す特性図、第4図は比較例の薄膜半
導体装置における二次イオン質量分析のプロファイルを
示す特性図、第5図は第1の従来例を示す薄膜半導体装
置の断面図、第6図は第2の従来例を示す薄膜半導体装
置の断面図、第7図(a)〜(f)は第2の従来例に示
した薄膜半導体装置の製造方法の主要工程を示す図であ
る。 1・・・シリコン基板、2・・・ゲート絶縁膜(絶縁膜
)、5・・・ゲート電極、8・・・ソース電極、13・
・・ドレイン電極、25・・・金属層、26・・・アモ
ルファスシリコン層、27・・・シリサイド層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ソース電極とドレイン電極とゲート電極とがシリ
    コン基板の上面に配設された薄膜半導体装置において、 少なくとも前記ソース電極及び前記ドレイン電極がシリ
    サイドで形成され、かつ前記ソース電極及び前記ドレイ
    ン電極に接する低抵抗層の一部がシリサイド化されてい
    ることを特徴とする薄膜半導体装置。
  2. (2)その上面を除き絶縁膜で囲まれたゲート電極をシ
    リコン基板上に形成する工程と、 前記シリコン基板上に金属層を形成する工程と、 前記金属層の上面にアモルファスシリコン層を形成する
    工程と、 熱処理を施して、前記金属層と前記アモルファスシリコ
    ン層と前記シリコン基板とを相互に反応させ、低抵抗層
    の一部及びソース電極とドレイン電極をシリサイド化す
    る工程と、 を含むことを特徴とする薄膜半導体装置の製造方法。
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