JPH0390633A - 紡糸機の作業速度の調整法と調整装置 - Google Patents

紡糸機の作業速度の調整法と調整装置

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JPH0390633A
JPH0390633A JP2229531A JP22953190A JPH0390633A JP H0390633 A JPH0390633 A JP H0390633A JP 2229531 A JP2229531 A JP 2229531A JP 22953190 A JP22953190 A JP 22953190A JP H0390633 A JPH0390633 A JP H0390633A
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spinning
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breaks
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JP2229531A
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Markus Erni
マルクス・エルニ
Reinhard Oehler
ラインハルト・エーラー
Urs Meyer
ウルス・マイヤー
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Maschinenfabrik Rieter AG
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    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
    • D01H1/20Driving or stopping arrangements
    • D01H1/32Driving or stopping arrangements for complete machines
    • D01H1/34Driving or stopping arrangements for complete machines with two or more speeds; with variable-speed arrangements, e.g. variation of machine speed according to growing bobbin diameter

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紡糸を行なう複数の紡糸個所を有する紡糸機
、特にリング精紡機の作業速度の調整法と調整装置、そ
れも、発生する糸切れを検知し、紡糸個所のスピンドル
の回転数を、時間単位当りに発生する糸切れ数に応じて
調整する形式のものに関する。
従来の技術 この種の方法は、DE−AS2140067ないしDE
−O32336081により公知である。
たとえば、DE−AS2140067で提案されている
のは、紡糸機の場合の生産を改良する方法であシ、この
方法の場合には、各紡糸機の糸切れ状態が、紡糸個所を
順次継続的に検査し、検知されたすべての糸切れは、中
実装置に報告され、ここで所定値と比較される。この比
較の結果は、最適設備利用率の観点から作業速度を調整
するさい、紡糸機の作業速度調節用の制御信号として利
用される。
この公知の方法は、無傷の紡糸個所の生産高は、作業速
度が増すと共に増大するが、それと同時に糸切れ頻度や
、個々の紡糸個所の一時的な故障も増大するという考え
方にもとづいている。このため、この公知の方法では、
こうした2つの逆の影響を考慮に入れて、最適な紡糸を
行なう上で適切と見なされる糸切れ状態を、常時、自動
的に維持しようとするのである。その場合、最適の紡糸
を生せしめる糸切れ状態は、被加工材料の種類に左右さ
れるだけではなく、特に、個々の紡糸個所でのコツプの
形成状態にも左右されることも顧慮されている。
この公知提案により、リング精紡機の生産量や、ひいて
は経済性が最大値に達すると考えられるが、しかし、そ
うなるかどうかは最終的には当にならない。なぜなら、
とシわけ2つの要因が無視されているからである。この
2つの要因は、本発明が最も重要な意味を与えているも
のである。すなわち、1つは、糸切れを修復する能力で
あυ、他は、本発明により初めて文献に登場する“ベー
ス“(Soclel)の概念である。この“ベース“と
いう表現は、時間的な統計分布による糸切れ以外のすべ
ての糸切れを意味している。たとえば、破損したトラベ
ラやワインダ、粗糸切れ等の機械的又は技術的な欠損に
よって発生する糸切れが、それである。このベースは、
本発明によれば、実質的には次のような糸切れを含んで
いる。すなわち、自動糸継ぎ装置では、う1く修復でき
ない糸切れや、1つの紡糸個所に平均以上の頻度で発生
する糸切れである。
糸切れを修復する能力は、大きな経済的な意味をもって
いる。たとえば、手操作による糸切れ修復の場合には、
糸切れ頻度が高ければ、それだけ多くの労働力を必要と
し、そのために著しい経費や義務をともなうからである
。糸切れ修復にロボットを用いる場合ですら、糸切れ頻
度が高ければ、修復用ロボットの数を多くするか、もし
くは、よシ性能のよい、よシ高価なロボットを用いるか
せねばならないので、やはシ経費の要因を考えに入れざ
るをえない。
リング精紡機の実地の作業においては、通例、機械は、
発生する糸切れを即座に修復できるように調節されてい
る。そうすることによって、−面では、作業を停止した
紡糸個所が、精紡機の生産高にマイナスの影響を与えな
いよう顧慮され、他面では、次の点も顧慮されている。
すなわち、リング精紡機の場合、作業速度が高くなれば
、必然的に、糸切れも、ある程度1で回転数に応じて多
くなシ、言いかえると、時間的な統計分布による糸切れ
が自動的に発生し、そのさい作業員が短時間でも不在で
あったシ作業を怠ったシすれば、あるいは又操作用ロボ
ットが故障したシすれ、ば、急速に多くの糸■れが生じ
、作業員やロボットの手には負えなくなシ、多大の製造
面の損失が生じるという点である。
リング精紡機の効率は、そうなれば著しく低下すること
になる。
そのような場合に、効率低下の発生を防止する唯一の措
置は、精紡機の作業速度を大幅に弓下げることである。
しかし、そうしても、かない 9の損失は避けられない。著しも損失を避けるには、そ
れゆえ、安全上の余裕を大きくとって作業せねばならな
い。しかし、そうすれば、また最大限の生産は達成でき
ないことになる。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、冒頭に述べた種類の調整法ないし調整
装置を、紡糸機の価格を著しく高くすることなしに、あ
らゆる重要な要因を考慮に入れた上で、最大限に経済的
に生産性が高められるように構成することにある。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するため、本発明の調整法の第1の基本
構成では、実際に有効な糸切れ修復能力ないしはこの能
力に相当する値を求め、更にスピンドル回転数の目標設
定値を、時間単位当りの糸切れ数と実際に有効な糸切れ
修復能力とに応じて求めるようにしたのである。
こうすることにより、時間に依存する糸切れ修復能力の
概念が、初めて計算に入れられることになった。しかも
、それにより、リング精紡機は、効率低下限界近くにあ
って、最大の生産量を達成でき、その上、低下限界には
実際には達することがない。
回転数の目標設定値は、有利には次のようにすることで
求められる。すなわち、回転数の基本値を紡糸コツプ形
成の関数として表わす固定設定した回転数目標値パター
ンを、時間単位当υの発生糸切れ数と、実際に有効な糸
切れ修復能力とから計算される修正値によって修正する
ようにするのである。そのさい、この修正値を求めるに
は、有利にはシミュレーションを用いて、バリアント計
算を行なう。そのさい、シミュレーションは、最良の効
率に最適化する。
こうすることにより、発生する糸切れ数の変動を計算に
入れることができる。この結果、調整が過剰に傾くこと
もなければ、動揺に陥ることもない。簡単な例では、調
整アルゴリズムを用いて修正値を求めれば十分である。
その場合、たとえばPIDID調整器アルコメリズムい
ることができる。また、紡糸コツプ形成サイクルの種々
の段階に対する種々の調整アルゴリズムも用いることが
できる。あるいはまた、更に簡単には、種々の前記サイ
クルの段階に対する種々の係数を有する同じ調整アルゴ
リズムを用いてもよい。
実際に有効な糸切れ修復能力を、手操作で、調整法を実
施する調整装置へ入力し、時々、前記修復能力の変化に
応じて新たに入力するようにすることができる。
たとえば、交代制作業の単一シフトの間に、特定の1台
の精紡機を1人の作業員が受持ち、この作業員が、1時
間当シロ0の糸切れを修復できる場合には、糸切れ修復
能力に対して60の値を入力する。いま、作業員が、た
とえば小休止などで作業場を一時的に離れるときには、
糸切れ修復能力は、機械を操作する代りの要員がいない
場合には、セロにして釦かねばならない。たとえば1人
の女性が2台のりング精紡機を受持つような夜間のシフ
トの場合には、双方の精紡機に対し、時間当りの修復能
力は30としなければならない。作業員は、勤務時間の
間に疲労するから、修復能力は、勤務時間の経過につれ
て、たとえば、時間当D60から40へ直線状に低下す
ることも考慮してかく。
本発明による調整法は、糸切れ修復を、少なくとも1台
のロボットないし自動糸継ぎ装置を用いて実施する場合
に、特に容易に適用できる。
その場合には、操作用ロボットの糸切れ修復能力は、通
例、固定的に定めてフ・り。この能力は、ロボットの構
造に左右される。しかし、場合によっては、異なる修復
能力をもったたとえば2台のロボットを、1台のりング
精紡機に用いることもできる。また、操作用ロボットが
、機械的な損傷で一時的に脱落することもあシうる。
通例、マイクロプロセッサを内蔵し、たとえばドイツ特
許P3909746.3(弁理士文書記号:R2742
)に記載されているように構成され、操作されるロボッ
トの場合、このマイクロプロセッサには、ロボットの能
力や状態についての情報も含まれている。この結果、相
応の情報が、自動的に、本発明の調整法を実施する調整
装置に伝えられる。
操作用ロボットを用いる場合、検知された糸切れは、有
利には、少なくとも2つのクラスに、すなわち、時間的
に統計分布する糸切れと、別の、ベースを形成する糸切
れとに、組分けされる。この場合、ベースは、たとえば
、平均以上に糸切れが頻発する紡糸個所の数と、欠陥の
ある紡糸個所の数とから成る。欠陥のある紡糸個所とは
、たとえば、もつれの発4、リング・トラペラの欠損、
粗糸切れの発生が見られたり、損傷したシする紡糸個所
であシ、したがって、ロボットでは修復不能の糸切れと
して記録される個所である。また、スピンドル回転数の
目標設定値は、時間単位当りの糸切れの統計分布と、こ
れらの糸切の実際の修復能力とに依存して求められる。
この作業形式は、次の点を考慮して選ばれたものである
。すなわち本発明の場合、筐ず第一に、操作ロボットは
、糸切れ、すなわち自然発生的な、統計的に分布する糸
切れの修復用に用いられ、損傷した紡糸個所の機械部分
の補修、摩耗したリング・トラベラの交換、粗糸切れの
修復等の複雑な課題には用いられないという点である。
これらの課題は、作業員ないし専門要員が引受けるか、
あるいは又、別の自動装置が解決するようにする。
ロボット使用の場合、修復能力は、有利には、ロボット
が糸切れを修復する壕での平均待ち時間の形で表わし、
他方、時間単位当りの発生糸切れ数は、逆値、すなわち
、1回の糸切れの修復に要する平均時間として扱う。こ
の場合、既述の修正値は、この逆値と修復までの平均待
ち時間とから、調整アルゴリズムを用いて計算する。こ
の場合も、PID−調整法に応じた調整アルゴリズムを
用いることができる。
時間的に統計分布する糸切れを、操作ロボットないしは
自動糸継ぎ装置により修復し、他方、平均以上に糸切れ
の頻度の高い紡糸個所、ないしはロボットマは修復不能
の糸切れが生じた個所、すなわちベース糸切れ個所は、
手により修復する場合、本発明によれば、手の有効修復
能力、ロボットの有効修復能力双方を、リング精紡機全
システムのシミュレーションを用いて調べ、最高の効率
となるように最適化された回転数値を求めるようにする
。こうすることにより、ロボットや手又は自動補修装置
の所与の修復能力が完全に利用され尽されるので、リン
グ精紡機は、所与の修復能力で最大限の生産が可能にな
る。
稼動ないし作業経過のプランニング時には、全体として
稼動が経済的となるような特定の修復能力が得られるよ
うに考慮する。こうした決定を行なったのち、本発明の
調整法により、所与の修復能力の最適利用が可能になる
本発明による調整法の重要な、別の点は、検知した糸切
れの情報を統計的に分析評価し、時間的な統計分布によ
る糸切れの発生頻度を紡糸コツプ形成の段階に関連させ
て求め、所定の回転数目標値パターンを、相応に修正す
る点である。こうすることにより得られる修正ノミター
ンは、コツプ形成サイクルの個々の段階の間で著しく細
分化されたものとなる。たとえば、糸切れ情報の統計的
分析評価により、始動段階、すなわちコツプ形成サイク
ルの開始時に、時間的な統計分布による糸切れ数が高ま
ることが示されると、この段階の回転数目標値パターン
が修正される。この修正は、たとえば、このパターンの
勾配を、よシゆるやかにし、その代りに、プラート区域
に達するまでに、よシ長くかがるように行なわれる。こ
のパターン修正により、その時々の機械、並びにその時
々の混合繊維ないし糸の種類や番号に、極めて微妙に適
合させることか可能になる。このシステムを用いて、調
整法は、一種の自己学習システムに従って実施すること
ができる。すなわち、別の種類又は番手の糸への変換時
には、リング精紡機の基本調整を、既に記憶済みの、こ
れら別種の、又は別番手の糸用の回転数目標値プロフィ
ルにもとづいて行なうことができる。
検知した糸切れを、時間的な統計分布による糸切れと、
ベースに属する糸切れとに区分けするさいには、次のよ
うにするのが有利である。
すなわち、糸切れ発生に、ロボットがこの糸切れの修復
に試みるようにし、そのさい、修復が成功すれば、この
糸切れを、統計分布の糸切れと見なし、修復失敗時には
、ロボットでは修復不能の、ベースに属する糸切れに組
分けするようにするのである。
このことは、言いかえると、糸切れが最初に発生した場
合、一定時間内に修復が成功すれば、時間的な統計分布
の糸切れと見なされ、最初の糸継ぎの試みのあと、それ
が失敗であった場合には、ベース糸切れに組分けされる
ということである。しかし、修復の試みが成功した場合
は、もはや糸切れは存在せず、その糸切れは、修復を要
する糸切れのリストからは消去されるが、全般的に統計
からは消去されない。
たとえば、特定の紡糸個所に頻繁に糸切れが発生する場
合、それを統計により知ることができる。それによって
、そこに機械的な損傷、たとえばリング・トラベラの摩
耗が生じていることが推測される。すなわち、同一の紡
糸個所に一定時間内に反復して糸切れが生じる場合、そ
の糸切れは、もはや時間的な統計分布の糸切れではなく
、ベース糸切れと見なされるのである。
当該の紡糸個所は、その場合、保守を必要とする紡糸個
所のリストに記入され、作業員が修理を行なう。
紡糸個所のスピンドルの回転数を、リング精紡機の構造
により規定された一定の限界値を超えて調節することは
、言うまでもなく、不可能である。この制約を考慮して
、本発明の調整法によれば、更に次のようにするのが有
利である。
すなわち、リング精紡機の機械面及び(又は)技術面の
限界値をなす、実際の回転数値パターン用の限界値を定
め、これらの限界値を、作業中に上回ったシ下回ったシ
することがないようにするのである。
を 本発明による調節法は、操作用ロボット用いることによ
り、特に有利に適用することができる。このロボットが
、紡糸機ないしリング精紡機に沿ってA )ロールし、
走過するさいに、前回の走過のあとで新しく発生した修
復を要する糸切れを検知し、これらの糸切れを、次回の
走過時に初めて修復するようにする。この修復と同時に
、新たに発生した糸切れを検知し、これを次回の走過時
に修復する。この作業ザイクルを絶えず反復し、ロボッ
トは、検知した糸切れ、修復した糸切れ、修復できなか
った糸切れを、すべて調整システムに報告する。
この種の1方法が、既述のドイツ特許出願P39097
46.3に記載されている。本発明によれば、操作用ロ
ボットは、修復不可能の種類の欠陥をパトロール中に検
知し、相応の情報を調整システムに入力するようにする
こともできる。
本発明は、また、紡糸を行ない、稼動中に糸切れが発生
する複数紡糸個所を備えた紡糸機、特にリング精紡機を
作業させる方法をも含むものである。この作業法の特徴
とするところは、糸切れが表示された紡糸個所を調べ、
時間的な統計分布によらない糸切れ、すなわちベース糸
切れを探知することである。
実際の作業時には、実際に有効な糸切れ修復能力を把握
ないし決定することは重要ではあるが、この能力の利用
率は、平均して50%を、いくぶん下回る値である。こ
の値は、かなう異常と思われるかもしれないが、本発明
によれば、その根拠は、効率と利用度とは逆の関係にあ
るので、最高の効率は、ロボットが利用可能な場合に達
成されるのである。そして、このことは、ロボットに最
大限の仕事が負荷されてはならないことを意味している
本発明の調整法を実施する特別な装置は、請求項16か
ら231での記載から知ることができる。
実施例 次に本発明の複数実施例を添付図面につき説明する。
第1図は、リング精紡機1oの側面図である。
精紡機10はヘッド部分12と基部14を有している。
ヘッド部分12と基部14との間には、第1図では一部
分しか見えない機械の両側に、個々の紡糸個所の列が見
える。これらの紡糸個所は、今日では通常、500から
600個所存在している。しかし、第1図では、スベー
ス上の理由から7個所だけ示しである。したがって、実
際には、ヘッド部分12と基部14との間隔は、はるか
に広い。各紡糸個所、たとえば符号16の紡糸個所は、
粗糸ボビン18から来る粗糸20を延伸機22により延
伸し、延伸された糸をリング・トラベラ24を介して糸
管26に巻付けるのに役立っている。この巻付けにょっ
て生じる糸体28は、公知のように下から糸管26に巻
付けられ、いわゆる紡糸コツプが生じる。この巻付けを
行なうため、糸管26は、スピンドル30により回転運
動せしめられる。延伸された粗糸は、ヤーンガイド32
と、いわゆるバルーン防止リング34とを経て、リング
・トラベラ24のところに達する。リング・トラベラ2
4ば、コツプ280回転運動にもとづき、リング軌道3
6のところで回転運動を生ぜしめられる。これにより、
延伸された糸が捩られ、剛さが生じる。
スピンドル30は、矢印40の方向で回転するベルト3
8により、対をなして回転駆動される。スピンドル30
自体は、リング精紡機の横ビーム42内に回転可能に軸
受けされている。
リング軌道36は、これに対し、いわゆるリング・レー
ル44上に配置され、リング・レール44は、自体公知
の形式で、コツプ形成時に絶えず上昇運動し、この運動
と重複させて、あやふシ運動を行なう。
延伸機22内への走入時に、粗糸20ば、各紡糸個所の
ところで、それぞれホッパ46を通過する。これらのホ
ッパ46は、レール48に取付けられて釦シ、レール4
8は、両方向矢印50の方向にあやふシ運動を行なう。
粗糸20は、続いて、いわゆる粗糸停止装置52を通過
する。この装置は、よく知られて釦シ、粗糸20を中断
し、それぞれ配属された延伸機22への材料供給を停止
させることができる。
第3図に側面が示されている延伸(幾も、よく知られて
釦シ、3本の従動軸54.56.58を介して駆動され
る。従動軸54,56.58は、リング精紡機の全長に
わたって延び、通例、双方の端側のところで駆動され、
軸の過剰な回転が防止されている。この延伸機の下方に
は、吸引ノズル60が配置されている。このノズル60
は、糸切れ時に延伸機から出される糸を吸引し、機械を
清浄に保ち、延伸機の個々のローラの周囲に、望ましく
ない糸の巻付けが生じるのを防止する。機械の右側に示
した3個所の紡糸個所のうち最も左の紡糸個所16ば、
糸切れ状態で示しである。この場合、延伸された糸は、
相応の吸引ノズル60内に吸引されている。
粗糸ボビン18は、通例は、機械上方のレールに配置さ
れ、たとえば交換可能である。ボビン18から来る粗糸
20ば、たとえば符号62の変向レールを介して変向さ
れ、次いでホッパ46に入る。
リング精紡機は、これまで説明したかぎシでは、実際に
は、自体公知のものである。
このリング精紡機には、2つのレールが組付けられてい
る。すなわち、上方の案内レール6↓と下方の案内兼位
置決めレール66とである。
これらのレールは、いずれも、少なくとも実質的に精紡
機全長にわたシ延びて釦シ、操作用ロボット68を保持
し、案内し、ロボットを精確に位置決めするのに役立っ
ている。操作用ロボット68は、後述する通シ、両方向
矢印70の方向に走行可能である。この走行運動は、ロ
ボット68のフレーム72に7ランノ結合されたモータ
74を介して行われる。モータ74は、第2図から分か
るように、下方レール上を転勤可能のホイール76を駆
動する。
この駆動モータ74及び、口〆ットのその他電気的ない
し電子的部品への給電は、導体75.77を介して行な
われる。導体75.77は、レール66内の電流経路7
9.81と、す多接点(図示せず)t−介して接触して
いる。
被駆動ホイール76に加えて、ホイール76から間隔を
おいて別のホイールが、下方案内レール66に位置して
いる。これらのレールは、第1図の平面内でロボット6
8の傾くのを防止している。ロボット68のフレーム7
2の上端部には、別の案内ローラ78が備えられている
このロー278は、逆U字形のレール64内を回転し、
第2図の平面内でロボット68の横への傾斜を防止して
いる。
ロボットのフレーム72上には、自動糸継ぎ装置80が
配置され、この装置8oは、両方向矢印82の方向に昇
降可能である。この目的のために、糸継き゛装置82は
、垂直に延びる2本のロッド82.84に沿って案内さ
れている。
ロッド82は、純案内用のロッドであるが、ロツl″8
4は、ねじスピンドルとして構成され、モータ86によ
り駆動可能である。ねじスピンドル84は、糸継ぎ装置
80に取付けられたポールナツト内を回動し、糸継ぎ装
置80用の駆動部を形成している。糸継ぎ装置80には
、また、第1の光% ハIJヤ88が取付けられている
この光電バリヤ88は、リング・レール44の縁部を捕
捉し、フレーム72内に組付けられたコンピュータを介
して、制御信号を駆動モータ86に送シ、それによって
、糸継ぎ装置80を常にリング・レールの運動に従うよ
うにさせる。
ロボットのフレーム72のところには、更に、上と下に
り□シトスイッチ90.92が取付ケられてhp、これ
らのリミットスイッチ90゜92が、糸継ぎ装置の移動
路の上下の限界を設定している。
自動糸継ぎ装置80ば、別の光電バリヤ94を有してい
る。装置80ば、延伸機の出口のところで糸を掴み、そ
うするとどにより糸切れの有無を突きとめる。自体公知
の別の糸切れ監視式 器、たとえば誘導式、容量協、圧電式いずれかの糸切れ
監視器も、所望とあれば、用いることができる。
自動糸継ぎ装置80は、後述する糸継ぎ作業に用いる継
ぎ糸98の供給ボビン96をも保持している。継ぎ糸9
8は、このボビン96から保持室100内へ導入される
。このボビ/96は任意のコツプでよく、保持室100
には分離カッタlO2が備えられている。保持室100
の上方には、巻付は器104が配置されている。
この巻付は器104は、そのU字形前端108がコツプ
を取囲むところ1で、両矢印106の方向に移動可能で
ある。
巻付は器104の前部は、第4図の平面図と第5図の側
面図に、それぞれ拡大して示しである。巻付は器104
のU字形開口内には、スリット付きリング110が設け
られ、このリングが巻付は器104により回転可能に案
内されている。巻付は器の内部で、リング110は、互
いに間隔をおいた2つのビニオン112にょシ駆動され
る。ビニオンのうちのlっは第4図に示しである。これ
ら2つのビニオン112の目的は、リング110が、常
時、少なくともビニオンの1つにより駆動されるように
することにある。双方のビニオンを同期化するために、
中間自装置された歯車(図示せず)と噛合っている。
ピニオ;/112用の駆動モータも、簡単化するため、
図示していない。
リング110内には、ボビン状のヘッド116を有する
ビン114が軸受けされている。ビy11+は、レバー
118と電磁石120とにより、矢印方向122に押下
げられ、ヘッド116はリングの下側から押し離される
。これにより、後述するように、継ぎ糸は、ヘッド11
6とリング110の下側との間に保持される。
巻付は器104の下方には、同じく矢印方向106に調
節可能の保持部材124が配置されている。この保持部
材124は、巻付は器l。
生とは無関係に固有の駆動装置にょシ移動し、継ぎ糸を
位置決めする。リング110の下側には、ブラシ111
が取付けられている。巻付は器の上方にはアーム機構が
設けられている。この機構は、肩123、上腕126、
下腕128、ハンド130から成っている。ハンド13
0には吸引ピストル132を有している。軸134゜1
35.136により、後述するように、吸引ピストル1
32の所期の運動が可能になる。各軸134.135.
136は、各自モータを備えているが、図示してはいな
い。これらのモータにより、肩、上下腕、ハンドの各部
分に相応の軸を中心として所期の位置をとらせることが
できる。
吸引ピストル132の、巻付は器104から遠いほうの
端部にはチューブ140が配置されている。チューブ1
40は、はぼU字形に曲げられ、吸引ピストルから遠い
ほうの端部が、吸引源142に接続されている。吸引源
142の内部には、別の光電バリヤ144が設けられて
いる。
架構72のところの自動糸継ぎ装置の下方に、アーム1
46を介してブレーキ装置が取付けられている。アーム
146は、スピンドルを駆動ベルト38から外したシ、
個別スピンドルを制動するのに役立っている。アーム1
46の調節メカニズムについては、ここでは説明を省略
する。アーム146は、次の運動を行なうことができる
ように起動ないし駆動される。1ず、言っておかねばな
らない点は、アーム146は、その前端に、上方へ向い
たブレーキジョーを有している点である。このプレーキ
ノヨーは、第2図には示されていないが、スピンドル対
13の間に、それも駆動ベルト38のループ内に配置さ
れている。このプレーキノヨーは、したがって、第2図
について言えば、垂直に上方へ直立していることになる
。アーム146は、矢印148の方向へ引張られること
ができ、同時に、第1図で見て左右に旋回して、言いか
えると、第2図の図平面に対して直角に旋回して、相応
のスピンドル30のところで、操作用ロボット側の駆動
ベルト裏面を、配属されているスピンドル30から引離
すことができる。この位置ではスピンドル30は自由回
転すると見られる。
中空ビーム24内に玉軸受を介して軸受けされ、極めて
摩擦が少ないからである。アーム146は、矢印150
の方向にも移動できる。その場合には、上方へ直立する
フィンガーの前側に備、tられたブレーキベローズを、
スピンドル30に対して押下け、スピンドル30を介し
て固定ないし制動することができる。
自動糸継ぎ装置の作業形式を明らかにするため、既に糸
切れが確認されたあと、これを修復する作業について説
明することにする:吸引ピストル132は、第2図に示
した個所から、継ぎ糸の保持室100の出口穴152昔
でもたらされる。これにより吸気が吸引源142から継
ぎ糸を吸引ピストルとチューブ140内へ吸込み、継ぎ
糸端部が光電バリヤ144によって捕捉される。継ぎ糸
98は、いまや、たとえば、供給ボビン96から継ぎ糸
98を引出すデリバリ機構により挾みつけることができ
る(但し、未だカットはされない)。こうして、チュー
ブ140内には、所定長さの継ぎ糸が保持されることに
なう、しかも、そのさい、この糸は吸気流により延伸さ
れた形に保持されるのである。吸引ピストル132は、
今度は、巻付は器104の前側を回って、保持室100
の他の側まで移動する。継ぎ糸は、この運動により。
ヘッド116の区域にもたらされる。ヘッド116は、
いまや電磁石120とレバー118とを介し押下けられ
る。継ぎ糸がビン114の軸部と接触すると、直ちに電
磁石120は、無電流状態となシ、これによってビン1
14は、組付けばね(図示せず)の作用で再び上方へ動
き、保持室100側の継ぎ糸端部を保留する。ここで、
カッタ102が作動し、継ぎ糸を供給ボビンから分離す
る。アーム146は、いまや、駆動ベルト38がスピン
ドル30との連結を外されるように作動する。この状態
で、巻付は器104はリング・レールの最上位の位置よ
シ上方の位置へ移動し、次いで、前方へ移動して、コツ
プが巻付は器のU字形開口内に来るようにする。い1や
、ビニオン112を介し、リング110が、リング軸線
を中心として駆動され、旋回運動を行なう。これにより
、継ぎ糸は、ビン114から引離され、自由回転可能な
スピンドル30に形成されるコツプの上に当て付けられ
、発生する摩擦力が十分となってからスピンドルが回転
せしめられる。これにより、継ぎ糸がチューブ140か
ら引出され、コツプにワインディングが形成される。
若干のワインディング、たとえば1回のワインディング
がコツプの周囲に形成されてのち、吸引ピストル132
は、アーム機構のプログラム化された運動にしたがって
運動し、この結果、あや巻返しが形成される。次いで、
更に、コツプの周囲に、たとえば4回のワインディング
が形成されたのち、吸引ピストルは再び上行せしめられ
る。この段階で、継ぎ糸の一端が、コツプの周囲に巻付
けられる。いまや、保持部材124が前方へ移動し、す
なわち第2図で右方へ移動して、継ぎ糸を通す用意が行
なわれる。同時に、アーム146が、前方へ移動し、ス
ピンドル30を停める。吸引ピストル132は、チュー
ブ140内に未だ部分的に残っている継ぎ糸が、斜め下
方へ、かつまたリング軌道36に対し接線方向に延びる
ような位置へ移動する。
リング・トラベラは、いまや、ブラシ111を介して、
リング軌道36上を旋回する。そのさい、トラベラは、
継ぎ糸上方を運動し、継ぎ糸がトラベラ内へ通るように
される。この段階で、保持部材124は引込められ、吸
引ピストル132は、アーム機構の幾何形状の変化によ
って、バルーン防止リング34のところまで持上げられ
る。ここで、継ぎ糸は、吸引ピストル132の所期の運
動(アーム機構の所期の運動により生ぜしめられる)に
よって起動され、バルーン防止リング34の導入スリッ
ト154に通される。自動糸継ぎ装置は、次いで、更に
上方へ移動し、吸引ピストルは、再び、継ぎ糸が、ヤー
ンガイド32の糸通しスリット156を通るように制御
される。
引続き、糸継ぎ装置は、更に上へ案内され、アーム機構
は、吸引ピストルの先端が、第2図で符号132.1で
示した位置を占めるところまで延伸される。継ぎ糸は、
い1や、ローラ対の上方ローラ158の端側のところに
、それもこのローラ対の進入側に来る。スピンドル30
及びコツプ26の駆動が、ここで開始され、同時に吸引
ピストルの所期の運動が、デリバリ・ローラの軸方向に
行なわれる。これにより、継ぎ糸が、あやふシ運動を行
なっている粗糸によって捕捉され、との粗糸と撚シ合わ
されるので、継ぎ糸と延伸した粗糸とが結合される。次
いで、新たに紡がれた糸は、通常の形式で、紡糸コツプ
26の上に巻上げられる。これで、糸切れの修復、すな
わち糸継ぎ処理は完了する。光電バリヤ94を介して、
今度は、糸及びリング・トラベラ24が正常に運動して
いるか否かを検査する。正常でない場合は、操作用ロボ
ットが修復できない種類の何らかの故障が生じているこ
とを意味する。その場合には、ロボットが、粗糸停止装
置52を、たとえば、自体公知の形式で圧縮空気の吹出
しにより操作する。これにより、粗糸のそれ以上の供給
は、延伸機22のところで中断される。同時に、停止装
置52のレバー160が高くはね上げられ、レバー16
0の、はね上がった端部が認められれば、作業員が、こ
れを故障した紡糸個所と見なし、必要な補修措置を講じ
ることができる。操作用ロボット68は、もう一つの光
電バリヤ164を有しており、とのバリヤによりロボッ
ト68の通過時に、レバー60がはね上っているか否か
が確認される。ロボット68が、ばね上シを確認すると
、この糸切れは自分の修復できない糸切れであることを
承知している。
この種の光電バリヤを設けることは、必ず必要という′
わけではない。圧縮空気のり出しを起動する信号を、ロ
ボット68のマイクロプロセッサ内に、当該紡糸個所の
位置と一緒に記憶させてかくようにしてもよい。
/ リング精紡機に沿ってパトロール運動する間に、自動糸
継ぎ装置80は、光電バリヤ88はリング・レールの上
縁を把握し、常時、リング・レールのそのつどの最上方
位置に相応する高さに保持される。しかし、糸切れ修復
のさい、糸継ぎ装置は、コツプへの巻取の間は一定の高
さにとどまるが、糸管にあや巻きを形成するため、僅か
に上方へ(約5關)運動する。継ぎ糸をリングトラベル
に適す場合にのみ、糸継ぎ装置は、保持部材124とと
もに下方へ移動し、保持部材124が、リング・レール
36の近くに来るようにする。但し、リング・レール3
6に接触はしない。この下方運動も、光電バリヤ88に
制御され、しかも、リング・レールのその時々の最も上
方の位置に合致するそれまでの位置から出発する。
案内兼位置決めレール66の長い脚66は、各紡糸個所
と整列せしめられた2つの穴166゜167を有してい
る。これらの穴は、2つの相応に配置さ、れた誘導セン
サ170,172により把握され、操作用ロボット68
の正確な位置決めを保証する。レール66は、上方の短
い脚の両端部に細長い穴174,176を有している。
これらの穴を検知するため、フレーム72には別の誘導
センサ178が設けられている。
穴174ないし176を感知すると、ロボット68は、
自分が精紡機ヘッド12のところの作業域端、ないしは
基部14のところの反転個所に達し、相応の制動過程が
開始され、適時にレール66のその時々の終端位置で停
止することを認知する。
ヘッド12の作業域端を、ロボットは、そこに設けられ
た3つの穴178,180,182により感知する。し
かも、穴178,180は穴166.168と等しい間
隔を有しているが、穴182は穴178に接近して設け
られているので、誘導センサ170,172の出力信号
が相応に変調される。
リング精紡機の左端の反転個所、すなわち精紡機基部1
4のところには、短冊穴184が1つだげ設けられてい
る。この穴は、同じく、2つの誘導センサ170,17
2の出力信号が相応に変調されることで、ロボット68
のマイクロプロセッサ制御装置により感知され、ロボッ
トに反転運動を生じさせる。
ヘラ)′12のところの2つの穴178,180により
、ロボット68は、作業域端でもヘッドに対して正確に
位置決めされる。この結果、ロボットからヘッド12へ
の、又、ヘッド12からロボットへの情報伝達が行なわ
れる。
位置決め装置については、同時にドイツで出願された「
位置決め装置」(弁理士文書記号:R2743’)に詳
しい。ここには、各誘導センサが振動回路の一部を形成
し、しかも、この回路のインダクタンスの変化が、穴の
配置にもとづいて生じ、これによって振動振幅の変化が
年ぜしめられ、この変化が、調節信号の発4、ないしは
、ロボット68の正確な位置の把握に利用されることの
みを記しておけば十分である。
第3図に示しであるように、正確に等しい構成の2つの
操作用ロボット68が、精紡機の同じ側で作業するよう
にすることもできる。この場合は、少し変化させたレー
ル66.1を用いる。
このレールの場合、レール左端部の穴の配置力、右端部
のそれと対称的となっている定め、レールの両端部が、
各ロボットの作業域端を決定している。言いかえると、
左側のロボット28は、精紡機基部14のところの作業
域端で停止し、右側のロボット68はヘッド12のとこ
ろの作業域端で停止する。各ロボットは、左右にそれぞ
れ光電バリヤ186,188を有している。
これらの光電バリヤ186,188は、ロボット68の
ところを、第3図の図平面に対し直角方向に互いに移動
せしめられている。ロボット68の互いに向い合った側
面には、2つの逆反射器190,192が備えられ、こ
れらが互いに、同じく第3図の図平面に対し直角方向に
ずらされている。
このため、第3図では、光電バリヤ188は、左側ロボ
ットの右側にあって、逆反射器192と向い合い、同じ
形式で、左側ロボット68の逆反射器190が、右側ロ
ボット68の左側の光電バリヤ186と向い合っている
。両口ボットが近づくと、各ロボットが相手のロボット
を認知する。逆反射器が、■−光電バリヤのオーバラッ
プ域に位置するからである。ロボットの反転個所を決定
するためには、相応の認知信号が用いられる。
光電バリヤ186,188に加えて、ロボットには、両
側に作業員保護用の別の光電バリヤを備えるようにする
こともできる。たとえば、特定の紡糸個所を作業員が修
理中に、ロボットが近付いて来るような場合に、ロボッ
トは、この付加的光電バリヤによって、作業員を認知し
、反転し、ロボットと作業員との衝突が回避できる。ま
た、この光電バリヤを備えておくと、光電バリヤの作用
範囲に作業員が手を入れると、ロボットを常時反転させ
ることができる点でも、有用である。
第1図のリング精紡機の操作用ロボット68の機能経過
を、つぎにまとめておく。
まず、操作用ロボットを、精紡機のどこかに位置させて
、スイッチを入れ、作動させる。
すると、ロボットは、任意の方向に、有利には右へ動き
、そのさいには、糸切れを修復しない。この最初の動き
のさいには、糸切れの検出も行にわkい。
ロボットが、細長い穴、たとえば、第1図の穴174に
達すると、ロボットは、作業域端に来たことを感知する
すでにこの最初の運動の間、たとえば作業員保護用の光
電バリヤにより反転運動が生ぜしめられると、ロボット
は、基部14のところの反転個所へ向い、そこで細長い
穴176を認知し、反転して、ヘッド12の作業域端に
達する。この個所で、ロボットは、精紡機ヘッド12に
信号を送り、作業域端にあることを知らせる。あるいは
、そうでなくて、精紡機ヘッド自体が、ロボットがそこ
に来ていることを、たとえば、ロボットの特定の逆反射
器に向けられている光電バリヤを介して感知するように
することもできるだろう。
その場合は、リング精紡機自体がロボットにレリーズ信
号を与える。但し0、ドツフィング工程の前であったり
、その他同様の障害が存在したりしないことが前提であ
る。レリーズ信号を受けたのち、ロボットは、第1回の
走過のさいに、紡糸個所の作動挙動を検出する。すなわ
ち、糸切れのない紡糸個所、糸切れのある個所、また、
場合によっては、紡糸作業が停止している紡糸個所を検
知する。この停止個所は、粗糸停止機構のレバーにより
知ることができる。糸切れが、どの紡糸個所に生じてい
るかは、位置決め装置の信号によって、ロボットが検知
する。すなわち、ロボットは、その作業域端から出発し
て、位置決め装置の信号により紡糸個所の数を数え、そ
の番号を、個々の紡糸個所の作業状態についての情報に
配属させて記憶する。
精紡機基部の反転個所に達したのち、ロボットは、反転
する。
帰路に、ロボットは、最初の走過時に検知した糸切れを
修復し、同時に、第1回の走過以後に糸切れの発生した
紡糸個所を検知する。帰路の走過と糸切れ修復とが終っ
て、ロボットは再び作業域端に達する。ロボットは、再
びスタート位置に着き、糸切れ個所、修復済み個所、修
復されない糸切れ個所、すなわち作業を停止した紡糸個
所等についての記憶情報を精紡機に伝達し、相応のデー
タが、作業員に表示され、必要な処置がとられる。同時
に、この情報すべてが稼動統計用に収集される。しかし
、この情報は、また、光学式の直列オンライン接続部を
介して、ロボットからシステムへ継続的に伝えられるよ
うにすることもできる。
操作用ロボットは、作業域端のこのスタート位置で、再
び精紡機のレリーズ信号を待ちつげる。相応のレリーズ
信号を受けとると、再び、反転個所に向って走行し、前
回の走過時に検知した糸切れを修復する。そのさい、同
時に、新たに発生した糸切れを検知する。反転個所で再
び反転し、前述の作業サイクルを反復する。このサイク
ルをドツフィング工程が必要となるまで続ける。ドツフ
ィング工程のさいには、ロボットは、スタート位置に停
止し、ドツフィングが行なわれ、満管のコツプが空管と
交換される。
ロボットが途中の位置にあるときに交換は行なわれない
操作用ロボットと精紡機ヘッドとの間の情報伝達は、一
種の相互コミュニケーションだが、ここでは詳説しない
。すでに公知技術において、その種のコミュニケーショ
ンを実現できる種々の提案がなされているからである。
詮するところ、ここで必要とされる情報の伝達は、今日
、種々の技術分野に見られるもので、たとえば光信号、
電波、電気導体などを介して行なうことのできるもので
ある。最も簡単な場合は、次のようにすることも考えら
れる。すなわち、ロボットにプラグを備えるようにし、
このプラグが、作業域端にロボットが到達すると、コン
セントに進入し、こ、れによって、電気的伝達接続が生
じるようにするのである。
同じ精紡機側に2つのロボットを用いる場合も、実質的
には、既述の単一ロボットの場合と作業形式は同じであ
る。ただ、各ロボットには固定的な反転個所は設定され
ず、ロボットの各走過時に、反転個所が電子的に決定さ
れる。つまり、2つのロボットが行き合うところで反転
せしめられるのである。
強調スべき点は、ロボットが糸切れを修復するのは、1
度だけという点である。既述の糸継ぎ作業は極めて信頼
性のある作業なので、本発明によれば、糸継ぎの試みに
失敗した場合は、その紡糸個所には、作業員による補修
を要する故障があることが結論される。たとえば、リン
グ・トラペラが傾いたり、失われたりした場合や、粗糸
切れ、もしくはその他の機械的な故障が生じている場合
である。
終りに、次の点を指摘しておかねばならない。
すなわち、すべての光電バリア、サーボモータ、位置決
め装置、その他は、マイクロプロセッサに接続されてい
る点である。マイクロプロセッサは、既述の運動経過を
実現するようにプログラム化されている。操作用ロボッ
トを種々のリング精紡機に取付けるには、一定の機械的
な適合を要することがあるとはいえ、電子式の部分は常
に同じである。操作用ロボットは、プログラミングにも
とづいて、自らその周囲を認知し、言いかえると、自ら
が処置すべき紡糸個所を、ロボットの作業域端と反転個
所を決定する信号により突止めるのである。また、ロボ
ットは、毎回、新たにスタートするさい、その垂直方向
の移動域を感知する。この感知は、自動糸継ぎ装置80
が、モータ86により、はじめ下方ヘリミツトスイッチ
92が動作するところまで動かされ、次いでリミットス
イッチ90が動作するところまで動かされること□よっ
て行なわれる。こうすることにより、モータ86の回転
と、2つのリミットスイッチの切替え信号とから、糸継
ぎ装置の垂直方向運動の、必要な調節が可能になる。
リータ社のリング精紡機の場合、バルーン防止リング3
4と延伸機22との高さ位置ないしは相互間隔は、流通
しているどの型式の場合でも同じである。この結果、操
作用ロボットのマイクロプロセッサのプログラミングに
、相応のデータを入力できる。別のことも可能である。
すなわち、精紡機に操作用ロボットを取付けたのち、吸
引ピストル及び自動糸継ぎ装置の相応の運動を、作業員
が手で行なうようにするのである。その場合は、マイク
ロプロセッサのプログラミングは、この運動からロボッ
トが自分の行なうべき運動を学習するようにしておくこ
とができる。また、この運動を、特定リング精紡機に特
有のプログラムの形式で、マイクロプロセッサに読込む
か、ないしは相応のグログラム・モジュールの形式で入
力することもできる。
ロボットが走過時に、新しく発生した糸切れを検知し、
次回の走過時にこの糸切れを修復するようにすることに
よって、ロボットを高速で精紡機に沿ってパトロールさ
せることが可能である。ロボットを、そのパトロール速
度から徐行速度にまで制動するには、通例、紡糸個所の
間隔の2倍に相当する間隔で十分である。この徐行速度
の場合、ロボットは、自動的に、既述の2つの穴にもと
づいて、特定紡糸個所に対して正確に位置決めすること
ができる。
ロボットが正確な位置を通り過ぎたような場合には、正
確に整列せしめられる個所に到達するまで、逆戻りする
。糸切れは、常に、順次に修復されるが、修復されるの
は前回の走過時に確認された糸切れのみである。
部分的に巻付けが行なわれた紡糸コツプの形式は、第2
図で見るのが最も分かりやすい。この図には、糸管26
に糸体28が出来かかっているのが分かる。糸体28と
糸管26との組合せにより、いわゆる紡糸コツプが形成
される。
第2図の場合、糸体は、未だ巻きはじめの段階である。
満管のコツプの場合は、糸管26の、はとんど上端まで
フィンディングが達している。
紡糸コツプの具体的な形状を造り出し、製造法に添うも
のにするには、コツプを保持するスピンドル30が、予
め設定した回転数パターンに応じて駆動されるようにせ
ねばならない。より詳しくは、第6図に示しである。
第6図は、縦座標にスピンドル30の回F[Oを、横座
標にリング・レールの高さSを示した図である。回転数
nは、点200から始まり、点202まで急速に増大す
る。この間に糸管26には、数回はじめの巻付けが行な
われる。この区間は、いわゆる下部巻付は冠の形成で、
初期段階を表わす。点202から点204”!でに、回
転数は更に増加するが、回転数パターンは、点200か
ら点202までの区間よりも、勾配状のフィンディング
が出来上っている。しかし、上方の円錐形部分が、すぐ
下のほぼ半球形の部分に移行し、その間に円筒形の部分
は未だ形成されていない。
点204からは、平坦区間が始まり点206まで続く。
この区間では、コツプの円筒形部分が形成される。評言
すれば、リング・レール↓↓が、まず上方へ移動し、す
でに形成されている円錐形の部分の上に更に円錐形に糸
が巻付けられる。次いで、リング・レール44は、いく
ぶん動きを速めて下行するので、若干のあや巻きが生じ
、それまでの層に固く付着する。リング・レールは次い
で再び上行し、別の円錐形の層ができ、これが、下のあ
や巻き層に固着する。
このコツプの構造は、次の巻換え段階で重要になる。こ
のことは、実地には良く知られている。
順次円錐状の層を巻上げるさいのリング・レールのあや
巻き運動を介して、スピンドル回転数の変化も行なわれ
、これが第6図の鋸歯状の線205により表わされてい
る。
点206は、回転数の点では、点204よりいくらか高
い。この現象は、次のように説明される。すなわち、バ
ルーン防止リング154とリングトラベラ24との間の
糸長さが、リング・レールの、相応に高くなった位置で
は著しく短くなる結果、糸のバルーンは直径が小さいが
、ないしは紡糸の幾何形状を変化させ、コンスタントな
糸張力で、より高い回転数での作業が可能になるという
ことである。点206から、満管のコツプは、まず点2
08まで回転数が減少し、次いで更に点210まで減少
する。最後の複数ワインディング、すなわち、いわゆる
上部巻付は冠がコツプに巻付けられ、点210からは、
リング・レール回転数が急速に減少し、同時にリング・
レールが最も低い位置に下行する。
この結果、点212に到達する。点212に達すると、
ドフイング過程が始められる。
点202.1,204.1,206.1は、異なる繊維
組成、つまり異なる種類の糸や異なる番手の糸の場合は
、回転数基本値パターンが異なることを示すものである
。これらのパターンは、通常は、リング精紡機のコンピ
ュータ制御装置に固定的なプログラムとして投入される
第7図は、第1の実施例であり、糸継ぎ装置ないし糸継
ぎロボット80と第6図に相応する固定的に設定した回
転数目標値パターン228とを利用し、回転数調整装置
216が、マイクロプロセッサ制御装置214から、そ
の時々の回転数目標値Dsollを受取り、精紡機10
のスピンドル30の回転数を、この目標値DSOIIに
応じて調整する形式を示したものである。この回転数調
整装置216は、マイクロプロセッサ制御装置214の
一部とすることもできる。この実施例では、固定設定さ
れた回転数目標値プロフィルが、制御装置214の操作
員入力域218に示される。この場合は、操作員がノR
ターンを入力するからである。加えて、この入力域21
8を介して、糸継ぎ装置ないし糸継ぎロボット80の糸
切れ修復能力が示される。図では、囲み220により、
修復能力が示されている。
修復能力220は、この糸継ぎ装置ないし糸継ぎロボツ
)80の場合、固定値であり、図では、これが記号N2
5OII  で示され、典型的な場合、1時間当り10
0件の糸切れ修復能力を示す。
第1図から第5図についての説明から分かるように、糸
継ぎロボットは、精紡機の片側をそのつど1往復運動を
行なって、自らが修復した糸切れについての情報を、精
紡機制御装置に報告する。この情報は、次の部分から成
っているa)ロボットがチエツクを行なった紡糸個所の
総数、 b)ロボットが糸切れを修復できた紡糸個所の数、 C)ロボットが糸切れの修復を試みたが、成功しなかっ
た紡糸個所の数、 d)ロボットが前回の走過時に検知し、未修復の紡糸個
所の数。
これらの情報は、たとえば、紡糸個所状況メモリ222
に記憶される。修復に成功した糸切れは、時間的に統計
分布する糸切れを示す。当該紡糸個所の数は、第7図で
は記号N2で示しである。
記号N2の値は、マイクロプロセッサ214内で、通常
の調整アルゴリズム、たとえば比例、微分、積分の各ア
ルゴリズムを用い、前記の値が発生する時間(糸継ぎロ
ボット又は糸監視器の運動経過から明らかになる)を考
慮して、値N 25oil  と比較することにより、
一般に、通例、調整法で行なわれているように、修正コ
ンピュータ224で修正値Nkが得られる。修正値Nk
には、次いで、固定設定された回転数目標値・ぞターン
の回転数値が乗じられる。この回転数は、リング・レー
ルのその時々の高さに応じて選ばれる。この乗算は、ブ
ロック226で行なわれ、その答が、回転数調整装置2
16に対する目標入力値Dsoll  となる。これに
より、精紡機の回転数を、糸継ぎロボットの有効修復能
力に応じて申分なく調整することができる。
しかも、この調整は、時間的に統計分布する、ある程度
回転数に依存する糸切れにもとづいて行なわれる。
これ以外のベース糸切れは、この実施例では作業員によ
り修復される。そのための十分な能力も利用できなげれ
ばならない。この種の故障は、精紡機の回転数とは、あ
まり関連しないので、回転数の増加は、この種の糸切れ
数には大きな影響をもたない。この結果、この作業負荷
は、統計的にはコンスタントと見なされ、したがって、
より容易に克服することができる。
この実施例の配置の場合、時間的に統計分布する糸切れ
の検知と調整アルゴリズムによる分析評価との間の時間
的遅れが存在する。この時間的な遅れは、想像されるほ
どは重大なものではない。これは、第1に、調整は、過
剰調整を避けるため、抑制されたものであることが、ど
のみち望ましいからであり、第2には、相応の調整アル
ゴリズムが知られており、時間的データから、信頼性の
ある修正値を得ることができるからである。
更に、糸切れ情報を一層実際値に近づけることも可能で
ある。たとえば、ロボットが検出したから、未修復の糸
切れのすべて、もしくは−部をも時間的な統計分布によ
る糸切れと見なすことができる。その代りに、より以前
の、時間的な統計分布による糸切れは、無視することが
できる。
更にまた、時間的な統計分布による糸切れの情報をロボ
ットの待機位置で精紡機制御装置に伝達するのみでなく
、連続的にロボットのパトロール中に伝達するようにす
ることもできる。
ロボットには、その他種々のセンサを装備することもで
きる。それらのセンサにより、ロボットでは修復不能の
糸切れの種類についての情報を得ることができる。たと
えば、それらのセンサは、粗糸の欠如、もつれ形成の有
無、トラベラの故障等を検知できる。総じて、ロボット
から得られる状態情報にもとづいて統計値が構成される
。この統計値は囲み223に報告され、個々の故障源が
明らかにされ、修復のためのデータが示される。この統
計値は、通例、少なくとも部分的に作業員に表示され、
補修を要する紡糸個所は直ちに補修される。
第8図の実施例は、第7図のそれと極めてよく似たもの
である。このため、類似部分には同じ参照記号を付しで
ある。第8図の場合も、作業員の入力域218には2つ
のブロック220゜228が含まれている。下方のブロ
ック228は、第6図に相応する固定設定された回転数
目標値パターンを有するメモリを含み、上方の囲み22
0には、回転数に左右される糸切れの有効修復能力が示
される。この場合も、ロボットδOが用いられるが、第
7図の場合と異なり、有効修復能力は、ロボットによる
糸切れ修復のさいの平均待ち時間として与えられる。こ
の値は、第8図ではTm 5allの記号で示されてい
る。
マイクロプロセッサ214は、この実施例では、次のよ
うに構成ないしゾログラミングされている。すなわち、
連続的に平均実際待ち時間Tmの値を計算し、糸切れの
生じた紡糸個所を、ロボットが修復できるようにされる
のである。
この待機時間Tmの計算のさいは、まず、導体232を
介して、ロボットの作業状態が把握される。これにより
、ロボットが、作業可能か、もしくはロボットの使用不
能な故障が生じているかが把握される。
ロボットから精紡機の制御装置へ伝えられる情報は、こ
の場合も、基本的には、第7図の例の場合と同じである
。ただ、第8図の場合は、この情報が、必要な換算をさ
れたのちに、メモリ222に記憶される。ここに記憶さ
れるのは、次のデータである: a)紡糸個所の総数N b)停止した紡糸個所の総数N1 C)回転数に起因して停止した紡糸個所の総数N2 d)監視の要ある紡糸個所の総数R1(R1は、Nと必
しも等しくはない。なぜなら、特定の紡糸個所が重大な
故障で作業停止となり、作業員により停止される場合が
あるからである。)e)ロボットの作業を必要とする紡
糸個所の総数R2(R2は、必しもN2と等しくはない
なぜなら、回転数に応じて生じはするが統計的にはベー
ス糸切れとして排除される糸切れが、過度に頻発す−る
ことかあるからである。この種の糸切れは、ロボットに
修復はできない)。
値R1,R2,N2並びにロボットの作業状態について
の情報は、平均待ち時間Tmの計算時に使用される。
連続的に、言いかえると規則的な時間間隔で常時伝えら
れる値Tmから、目標値Tm5allに対する回転数修
正値NKが、通常の調整アルゴリズムを用いて求められ
る。
この修正値NKには、前の場内様、入力域218の下方
のブロック228からの回転数目標値が乗ぜられ、回転
数調整装置216に対する目標入力値が得られる。
この場合も、発生した糸切れと、その原因について統計
が行なわれる。
第9図の変化形式の場合は、ロボットの有効修復能力の
みでなく、作業員チームの人員数と任務、すなわち作業
員の修復能力が考慮に入れられている。
第9図の場合も、既述の部分と合致する部分には、同じ
記号を用いである。ロボット80とロボットから得られ
る情報とは、第8図に従って紡糸個所状態メモリ222
とブロック234に達する。ブロック234では、ロボ
ットによる糸切れ修復の平均待ち時間Tmが計算される
第9図の例では、ロボット80自体は、導体232を介
して有効修復能力値を提供する。
作業員チームの人員数と任務のデータは、作業員入力域
218のブロック240内に入力され、作業員状態メモ
リ236のマイクロプロセッサ214に記憶され、ここ
から作業員の巡回時間や故障修復能力が求められ、紡糸
個所状態メモリ222からのデータと値Tmと一緒に、
シミュレーション・ユニット238に送うれる。
このユニット238は、ロボットの有効修復能力のデー
タをも受取っており、システム全体のシミュレーション
を、バリアント計算によるシミュレーションをベースと
して最上の効率に最適化して実施し、リング精紡機+ロ
ボット十作業員から成るシステム全体が最上の生産効率
を生むように最適化された回転数Noptを求めるので
ある。バリアント計算に必要なシミュレーション・グロ
グラムは、特に迅速に経過する必要はない。システム全
体の最適化には十分な時間が利用できるからである。言
いかえると、シミュレーションを実施するには、比較的
小さいマイクロプロセッサで十分だからである。このシ
ミュレーションの場合、コンピュータは、プログラムに
もとづいて、精紡機の今後の状態が、設定値を守った場
合、どのようになるかを求める。そのきいに、コンピュ
ータは、種々の出来事ないしはドlフイング過程や停電
などの影響を計算に入れ、感度分析をも行ない、個々の
バリアントが、場合によって、望ましくない影響な精紡
機に与えることかないかどうかをチエツクする。
最適化回転数値Noptからは、次いで、通常の調整ア
ルゴリズムを用いて回転数修正値NKが求められ、第7
図及び第8図のバリアントと同じように、回転数目標値
Dsollが、修正値Nににその時々の回転数目標値パ
ターン有効値を乗じることで求められ、回転数調整装置
216に送られる。この装置216も、同じく、リング
精紡機の回転数を、その目標値Dsollに合わせるよ
うに調整する。
この場合も、個々の紡糸個所での処置経過の統計が行な
われる。
第10図のバリアントは、第9図のそれと大体合致して
おり、ただ第10図の場合には、個々の紡糸個所の処理
経過についての統計が、精紡機の作動中に、積極的に利
用され、固定設定された回転数目標値パターンを修正し
、それによって調整偏差が、より小さくされる点が異な
っている。
記憶された統計からは、紡糸個所故障メモリ242には
、時間的な統計分布による故障カダンスが、コツプ形成
の段階に関連して記憶される。次いで、故障発生頻度最
適化計算機244内で、平均発生頻度と、段階毎の、平
均からの偏差が求められる。この場合、段階毎とは、コ
ツプ形成の段階をいう。この平均値からの、段階毎の偏
差と、平均発生頻度とから、目標回転数パターンの修正
値Npkが算出される。この場合、修正値Npkは段階
に対する値である。固定設定された回転数目標値パター
ンに修正値Npkを乗じて、修正回転数目標値ノミター
ンが得られ、これが、次に回転数目標値Ds011を求
めるさい、固定設定された回転数目標値パターンの代り
に利用される。
たとえば、故障発生頻度最適化計算機244が、特定種
類の糸の場合、第6図の記号200から202までの始
走区間に、平均を超える値の糸切れを検知した場合、こ
の区間の回転数目標値ノミターンを、回転数増加が、よ
り緩やかになるように変化させ、それによって、時間的
に統計分布する糸切れの、平均値からの偏差が、前記始
走区間では、より小さくなるようにする。
このことは、また、修正値Nkが、より1に近ずき、こ
の結果、調整偏差が全体として、より小さくなることを
意味する。調整偏差を小さい値に維持することにより、
生産最適値に、より一層近づくことが可能になり、調整
処置が疑問視されるような、はなはだしい変動が生じる
危険が減少する。回転数目標値、?ターンを修正値Np
kで修正するのは、もちろん、始走の段階に限定される
のではなく、どの段階でも平均値からの偏差が認められ
れば、この修正が行なわれる。
時間的な統計分布による糸切れの発生頻度を求める場合
、たとえば頻繁に糸切れが生じるが、その度にロボット
が修復可能であるようなときには、その紡糸個所も除外
される。特定の紡糸゛個所にそのように頻繁に糸切れが
発生する場合には、その個所で、たとえばリングトラペ
ラが損傷し、交換の必要がある徴候と見られる。いずれ
にしても、特定個所に糸切れが頻発する場合には、修復
を要する技術的な欠陥、すなわち欠陥ある紡糸個所の存
在を示唆している。この個所で発生する糸切れは、時間
的な統計分布による糸切れとは見なさない。この種の情
報な用意したり、ベース糸切れを検知することは、どの
実施例の場合も可能であり、相応の情報は、紡糸個所状
態メモリ用の情報を用意する場合にも、考慮する必要が
ある。これについてはこまだ、次のように言うこともで
きる。すなわち、ベース糸切れは、ドツフィングの、ど
ちらかといえば直後に、たとえば1往復したのちに検知
されるので、適時に利用でき、本発明による調整の確実
な基礎をなしているということである。
次に、第11図により、システム全体のシミュレーショ
ンを詳説する。この図で、破線内に含まれるブロックは
、すべてマイクa f aセッサ214の機能に属する
ものである。これらのブロックは、必しもコンピュータ
の装置が、このような形式に分割されていることを示し
ているのではなく、単に、マイクロプロセッサのプログ
ラム・ユニットのように協働することを示しているにす
ぎない。
中央ブロック260はプログラム・ブロックであり、紡
糸機の実際状態を考慮に入れ、それぞれの紡糸機の、特
定時間当りの生産量を予告する。この場合、この時間は
約8時間とするのが好都合である。言いかえると、コン
ピュータを次のようにプログラム化しておくのがよい。
すなわち、既知の実際値にもとづいて次の8時間の総生
産量を算出し、しかも、そのさいには。
設定回転数目標値パターンや、すべての他の重要な作業
パラメータ、たとえばドツフィング等も、計算に入れ゛
ておく。この種のプログラムは当業者には公知であり、
現在1丁でに実際のシステムのシミュレーションに用い
ている。別言すれば、プログラム・ブロック260は、
ブロック262の実際値を計算に入れて、特定時間後の
生産状態を予告でき、それをブロック264に記憶させ
る。
ところで、たとえば別の回転数を設定することによって
、意識的に実際値をゞゝ偽造〃することもできるだろう
。しかし、コンピュータは。
そうしたことのために、また、プログラム・ブロック2
60にもとづいて1次の8時間の生産量を算出できるよ
うにされており、しかも、このブロック260は1回転
数変化と糸切れの発生との関係を計算に入れることがで
きる。糸切れは、集めた経験から知られ、コンピュータ
に記憶される。実際値のその他の挙示、たとえば。
機械的な障害にもとづき、持続的に停止するスピンドル
の数、又はドツフィング時の予想糸切れ数は、更に、プ
ログラム・ブロック260により利用され、゛これから
の生産量計算に用いられる。
したがって、コンピュータは、プログラム・ブロック2
66内にもサブストラテジーの可能なバリアントとして
記憶されている種々の仮定を前提することで、実際値や
1種々の糸切れを修復する能力の確実なデータを用い・
〔、多くのバリアント計算を行ない、そのつと次の8時
間の生産量を事前計算することができる。コンピュータ
は、この計算を何秒かで行なうことができるので、比較
的多数のバリアントについて計算し、その答を考察し、
どのバリアントが実際の作業に適しているかを確認する
ことができる。
このようなすべてのバリアント計算の答が。
たとえば表示器267を介して表示され1作業員は、そ
の時々に適切なバリアントを選択することが、原則とし
て可能であるが、そうしたことは、実地には必要ではな
い。別のプログラム・ブロック268が備えられ、°こ
れに最適化目標。
たとえば次の8時間の最大生産量を入力しておくことが
できるからである。この入力自体は。
ボタン269を介して行なう。このプログラム・ブロッ
ク268は、自動的にバリアント計算の答を比較し、そ
の時々で最適のバリアントを確定する。実際には、プロ
グラム・ブロック268は、これ以外のこともなしとげ
る能力がある0たとえば1回転数を順次に変えることで
、はじめを1好結果を生むが1次には、より悪い結果に
なることを確認する。影響可能のパラメータの所期の変
更により、最適化目標が決定される。
このために、プログラム・ブロック268は。
コンピュータによりチエツクされろバリアントを予め設
定でき、そのことをカップリング270を介しブロック
266に示すことができる。
もちろん、プログラム・ブロック268は、計算された
バリアントについてのその時々の答を受取る必要がある
。このため、ブロック268は、導体272を介してブ
ロック264と連結されている。換首丁れば、ブロック
264は。
感度分析により動的に最適化を行rx、 ’l。
最適化目標に最も近いバリアントを求めたのち、このバ
リアントは、直ちに、紡糸機の真の作業パラメータに適
合させることで、実地に変換できるので、紡糸機は、実
際にこのバリアントに従って稼動を継続する。このこと
が、たとえば破線271により示されている。しかし。
通例は1表示器267を介して、より適切なバリアント
をそのつと作業員に示して1作業員自らが、最適なバリ
アントを入力域273と導体274を介して紡糸機に投
入し、紡糸機10を。
選択したバリアントに従って作業させるのが望ましいだ
ろう。
新たに選択したバリアントは、その場合、もちろん実際
状態についてのデータを変更させ。
これらのデータは、導体276を介してブロック262
へ報告される〇 選択したバリアントは、8時間の全時間に対して固定的
である必要はなく、コンピュータは。
変化する実際状態にもとづいて、どの程度、その処理を
シミュレーションの予告通りに推移させるかを検討でき
る。偏差が生じれば、実際状態にもとづいて、新たなシ
ミュレーションを実施することができ、そのさいは、実
際状態の変化を計算に入れる。
最後に1種々の区画又はブロックにマイクロプロセッサ
が分離されているが、これは図面作成上の措置であるこ
とを付言しておく。実際には、それらに相当する操作は
、ソフトウェアにより、つまりマイクロプロセッサのプ
ログラミングにより行なわれ、そのきい1回転数調整装
置は、場合□よってはマイクロプロセッサに統合するこ
ともできる。つまり、独立の構成部品として構成する必
要はない。今日では、一般的なゾロセスエンジニャリン
グにおいては、この種の処理経過を、別個のハードウェ
アを用いるよりも、マイクロプロセッサの相応のプログ
ラミングにより実現するのが普通である。相応の諸機能
を1つのマイクロプロセッサに統合すれば、著しいコス
トの節約がはかれるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、操作用ロボットを備えたリング精紡機の略示
前面図、第2図は、操作用ロボットにより操作されるリ
ング精紡機紡糸個所の略示側面図、第3図は、第1図同
様の精紡機であって、操作用ロボットが2台用いられて
いる場合を示した略示前面図、第↓図は、第2図の巻付
は器の拡大平面図、第5図は、第冬図の巻付は器の側面
図、第6図は、リング精紡機の典型的な回転数目標値パ
ターンを示した図、第7図は本発明による調整法の第1
のバリアントのブロック図、第8図は、同じく別のバリ
アントのブロック図、第9図は、同じく別のバ□リアン
トのブロック図、第10図は、更に別のバリアント<7
)フロック図、第11図は、シミュレーション処理のブ
ロック図である。 10・・・リング精紡機、12・・・ヘッド部分、1壬
・・・基部、16・・・紡糸個所、18・・・粗糸ボビ
ン20・・・粗糸、22・・・延伸機、24・・・リン
グ・トライ9,26・・・糸管、28・・・糸体、30
・・・スピンドル、32・・・ゴー/ガイド、36・・
・リング軌道、38・・・ベルト、40・・・矢印、4
2・・・横ビーム 44・・・リング・レール 46・
・・ホッパ 54.56.58・・・軸、60・・・吸
引ノズル、64・・・案内レール、66・・・位置決め
V−ル、68・・・操作用ロボット、70・・・両方向
矢印、72・・・フレーム 74・・・モータ、76・
・・ホイール、75゜77・・・導体、79.81・・
・電流経路、80・・・自動糸継ぎ装置ないし糸継ぎロ
ボッ)、82,84・・・ロッド、86・・・モータ、
88・・・+tバリヤ、90.92・・・リミットスイ
ッチ、96・・・供給ボビン、98・・・継ぎ糸、10
0・・・保持室、102・・・分離カッタ、104・・
・巻付は器、110山IJング、114・・・ピン、1
10・・・ボタン状ヘッド。 123.126,128,130・・・アーム機構、1
32・・・吸引ピストル、134.135.136・・
・軸、140・・・チューブ、142・・・吸引源、工
46・・・ブレーキアーム 160・・・レバー 16
6.167・・・穴、170,172・・・センナ、−
174,176・・・細長い穴、178,180,18
2・・・穴、186,188・・・光電バリヤ、190
.192・・・逆反射器、260・・・中央ブロック2
62・・・プログラム・ブロック、267・・・プログ
ラム・ブロック、27o・・・カップリング、272・
・・導体。 手 続 補 正 書(自発) 平成2 年70 月♂

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、糸を製造可能の複数の紡糸個所を有する紡糸機の作
    業速度の調整法であつて、糸切れの発生を検知し、紡糸
    個所のスピンドル回転数を、時間単位当りに発生する糸
    切れ数に応じて調整する形式のものにおいて、実際に有
    効な糸切れ修復能力ないしこの能力に相当する値を求め
    て、スピンドル回転数の目標設定値を、時間単位当りに
    検知した糸切れ数と、実際に有効な糸切れ修復能力とに
    応じて求めることを特徴とする、紡糸機の作業速度の調
    整法。 2、回転数の目標設定値が、回転数の基本値を紡糸コッ
    プ形成サイクルの関数として表わす固定的に設定された
    回転数目標値パターンを、時間単位当りに発生する糸切
    れ数と、実際に有効な糸切れ修復能力とから計算される
    修正値によつて修正することによつて求められることを
    特徴とする請求項1記載の調整法。 3、修正値を、シミュレーションにもとづいてバリアン
    ト計算により、最良の効率に最適化して求めることを特
    徴とする請求項2記載の調整法。 4、実際に有効な糸切れ修復能力を、この調整法を実施
    する調整器に手操作にて入力し、時時、前記修復能力の
    変化に応じて、新たに入力を行なうことを特徴とする請
    求項1から3までのいずれか1項記載の調整法。 5、糸切れの修復を、少なくとも1つのロボットないし
    は自動糸継ぎ装置により行なうことを特徴とする請求項
    1から3までのいずれか1項記載の調整法。 6、検知された糸切れを、少なくとも2つのクラスに、
    すなわち時間的統計により分布する糸切れと、ベースを
    形成する糸切れとに分類し、しかも、このベースが、平
    切以上に糸切れの頻発する紡糸個所の数と、欠損のある
    紡糸個所の数とから成つており、しかも、それらの欠損
    紡糸個所は、たとえば、もつれの発生、リング・トラベ
    ラの欠損、粗糸の糸切れ又は損傷の見られる個所である
    ため、ロボットにより除去しえない糸切れとして記録さ
    れ、更にスピンドル回転数の目標設定値が、時間単位当
    りの、時間的統計により分布する糸切れと、それらの糸
    切れに対する実際の有効修復能力とに応じて求められる
    ことを特徴とする請求項5記載の調整法。 7、糸切れ修復能力を、ロボットが糸切れを修復できる
    までの平均待ち時間の形で表わし、更に、時間単位当り
    に検知された糸切れ数を逆値として、言いかえると、1
    つの糸切れを修復するのに利用可能の平均時間として扱
    い、更にまた、前記修正値を、逆値と糸切れ修復までの
    平均待ち時間とから、調整アルゴリズムを用いて計算す
    ることを特徴とする請求項6記載の調整法。 8、少なくとも、時間的統計により分布する糸切れを、
    操作ロボット又は自動糸継ぎ装置により修復する一方、
    平均以上に糸切れの頻発するか、ないしはロボットでは
    修復不可能な糸切れが発生する別の紡糸個所、すなわち
    ベース紡糸個所は、手操作により修復し、更に、全シス
    テムのシミュレーションにおいて、糸切れ修復に対する
    実際に有効な手操作能力と、同じく実際に有効なロボッ
    トの能力の双方を考慮に入れ、最高の効率に最適化され
    た回転数値を求めることを特徴とする請求項1から7ま
    でのいずれか1項記載の調整法。 9、検知した糸切れについての情報を統計的に分析評価
    し、時間的な統計により分布する糸切れの発生頻度を、
    コップ形成の段階に関連して検知し、予め設定された回
    転数目標値パターンに応じて修正することを特徴とする
    請求項2又は8記載の調整法。 10、時間的な統計分布による糸切れと、平均以上に糸
    切れが頻発する紡糸個所とへの区分を、糸切れ発生時に
    ロボットがこれを修復することを試みて、修復に成功す
    れば、この糸切れを先ず、時間的に統計分布する糸切れ
    と見なし、失敗すれば、ロボットにより修復不能な、ベ
    ースに属する糸切れに組分けすることによつて行なうこ
    とを特徴とする請求項2から9までのいずれか1項記載
    の調整法。 11、同一紡糸個所で所定時間内に糸切れが反復される
    場合、これらの糸切れは、もはや時間的な統計分布によ
    る糸切れではなく、ベースに属する糸切れと見なされる
    ことを特徴とする請求項10記載の調整法。 12、操作用ロボットないし自動糸継ぎ装置が、自動的
    に自らの実際に有効な糸切れ修復能力を調整装置に入力
    し、調整装置を継続的に、ないしは間欠的に活性化する
    ことを特徴とする請求項2から11までのいずれか1項
    記載の調整法。 13、実際の回転数値パターンに対する限界値を示し、
    これらの限界値が紡糸機の機械的限界値及び(又は)技
    術的限界値をなし、作業の間、これらの限界値を上回つ
    たり下回つたりすることを許さないことを特徴とする請
    求項1から12までのいずれか1項記載の調整法。 14、操作ロボットが紡糸機ないしリング精紡機に沿つ
    てパトロールし、走過するさいに、前回の走過以後に新
    たに発生した修復を要する糸切れを検知し、これらの糸
    切れの修復は次の走過時に初めて試み、そのさい同時に
    前回の走過以後に新たに発生した糸切れを検知するが、
    修復は次の走過時に試みるという作業サイクルを反復し
    、かつまた、操作ロボットが、検知して修復した糸切れ
    や、修復できなかつた糸切れを調整システムに報告する
    ことを特徴とする請求項1から13までのいずれか1項
    記載の調整法。 15、操作ロボットが、ロボットでは修復できない別種
    の故障をもパトロール時に検知し、相応の情報を調整シ
    ステムに入力することを特徴とする請求項5又は14記
    載の調整法。 16、糸切れ修復能力を、平均して50%よりいく分低
    い率で利用することを特徴とする請求項1から15まで
    のいずれか1項記載の調整法。 17、紡糸を行なうことができ、作業中に糸切れが発生
    することのある複数の紡糸個所を有する紡糸機の作業法
    において、糸切れが表示された紡糸個所を調べ、ベース
    糸切れ、すなわち、時間的な統計分布によらない糸切れ
    を検知することを特徴とする紡糸機の作業法。 18、紡糸を行なう複数の紡糸個所を有する紡糸機の作
    業速度の調整装置、それも特に、請求項1から17まで
    のいずれか1項記載の方法を実施する装置であつて、発
    生する糸切れを検知し、紡糸個所のスピンドル回転数を
    、時間単位当りの発生糸切れ数に応じて調整する形式の
    ものにおいて、糸切れ修復能力と発生した糸切れとにつ
    いて報告する入力部(220;232)と、紡糸機(1
    0)のスピンドル回転数を調整する出力部とを有するマ
    イクロプロセッサ(214)が備えられており、しかも
    、このマイクロプロセッサ(214)が、発生した糸切
    れや実際に有効な糸切れ修復能力を考慮してスピンドル
    (30)の回転数を決定する信号を発生させるプログラ
    ムを有し、この信号が前記出力部から出力されることを
    特徴とする、紡糸機の作業速度の調整装置。 19、マイクロプロセッサ(214)が、回転数値の修
    正に使用可能の修正値を発生する修正ステップ(224
    )を有し、リング・レール(44)のその時々の高さS
    、又はこの高さと結びついたパラメータ、たとえば、前
    回のドツフイング工程以後の時間、に応じて、予め設定
    可能の回転数目標値パターン(228)から前記回転数
    値を読取ることができ、更に、修正回転数値は、スピン
    ドル回転数を調整する調整器(216)の目標回転数D
    sollを形成することを特徴とする請求項18記載の
    調整装置。 20、前記調整器(216)がマイクロプロセッサ(2
    14)に統合されていることを特徴とする請求項19記
    載の調整装置。 21、回転数目標値パターン(228)を、時間的統計
    により分布する糸切れの、確認された発生頻度に応じて
    修正する修正ユニット(244)を有することを特徴と
    する請求項19又20記載の調整装置。 22、紡糸を行なう複数紡糸個所を有し、発生する糸切
    れを検知する装置を有する紡糸機において、紡糸機がコ
    ンピュータと組合されており、このコンピュータが、ベ
    ース糸切れ、すなわち、時間的な統計分布によらない糸
    切れを検知することを特徴とする紡糸機。 23、前記コンピュータがシミュレーション・プログラ
    ムを装備しており、このプログラムが、ベース糸切れの
    数や時間的な統計分布による糸切れ数、更には糸切れ修
    復能力を考慮に入れて、これら2種類の糸切れについて
    バリアント計算を行ない、予め定めた時間について紡糸
    機の作業を最良の効率となるよう最適化計算を行ない、
    引続き、紡糸機をこれらのバリアントに従つて作業させ
    、この作業を、少なくとも、選択したバリアントにより
    計画された経過と生産の経過とが合致するまで続けるこ
    とを特徴とする請求項22記載の紡糸機。
JP2229531A 1989-08-30 1990-08-30 紡糸機の作業速度の調整法と調整装置 Pending JPH0390633A (ja)

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