JPH038774A - 複合セラミックスおよびその製造方法 - Google Patents

複合セラミックスおよびその製造方法

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JPH038774A
JPH038774A JP2044086A JP4408690A JPH038774A JP H038774 A JPH038774 A JP H038774A JP 2044086 A JP2044086 A JP 2044086A JP 4408690 A JP4408690 A JP 4408690A JP H038774 A JPH038774 A JP H038774A
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JP
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powder
zrc
mixed powder
tib2
composite ceramics
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Tomohiko Ogata
知彦 尾形
Takako Mori
貴子 森
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、グロープラグ、ターボチャージャのタービ
ンホイール、ピストンキャップ、シリンダライチ、カム
シャフトのカム面、タペット、ロッカアームチップ、吸
排気バルブ、ディーゼルエンジンの副燃焼室のホットプ
ラグ等の自動車用内燃機関用部材や、ジェットエンジン
のファン、ジェットエンジンの空気圧縮室や燃焼室のハ
ウジング、オービタ・ノーズコーンの断熱タイル等の航
空・宇宙用部材や、ベーン、プランジャ等のポンプ用部
材や、その他、ダイス、金型、工具、耐熱保護管、高温
流体パイプ、るつぼ、圧延ロール等、高温に晒され、し
かも、優れた強度が要求されるような用途に適した、T
iB2−ZrC系複合セラミックスおよびその製造方法
に関する。
〈従来の技術〉 複合セラミックスには極めて多種、多様なものがある。
そのなかで、TiB2を主成分とするものとしては、特
開昭47−35011号公報に、TiB2と、B4Cと
、SiCと、Siとを複合せしめてなるものが、また、
特開昭49−85115号公報に、T i B2とWC
系超硬合金とを複合せしめてなるものが、さらに、特開
昭58−217463号公報や特開昭62−29267
8号公報に、TiB2とAl2O3とを複合せしめてな
るものが、さらにまた、特開昭59−118828号公
報に、TiB2と、BNと、A1□03とを複合せしめ
てなるものが、それぞれ記載されている。これらは、い
ずれも、TiB2の難焼結性を改善し、緻密化して強度
を向上させるために、金属やその酸化物、炭化物、窒化
物等を複合せしめているものであるが、耐熱性は低く、
使用環境としては、せいぜい500〜600℃までにす
ぎない。
また、特開昭60−226459号公報には、TiB2
と、B4Cと、TiNとを複合せしめてなるものが、ま
た、特開昭61−270265号公報には、TiB2と
、TiCと、SiCとを複合せしめてなるものが、それ
ぞれ記載されている。
これらの複合セラミックスは、上述したものよりも緻密
で強度が高く、また、耐熱性にも優れている。しかしな
がら、やはり1000℃近くになると著しい強度劣化が
起こる。
一方、ZrCを含む複合セラミックスとしては、Jou
rnal ol Material 5cicncc 
  22、第1135〜1140頁(1987)に、A
l、、03とZrCとを複合せしめてなるものが記載さ
れている。また、”Poroshkovaya lJe
lallurgiya149、第61〜64頁(197
5)には、ZrB2とZrCとを複合せしめてなるもの
が記載されているが、これらの特性等はよ(わかってい
ない。
〈発明が解決しようとする課題〉 この発明は、従来の、TiB2やZrCを含む複合セラ
ミックスの上述した問題点に鑑み、1000°C程度の
高温域でも極めて高い強度を発現することができる複合
セラミックスおよびその製造方法を提供することを目的
とする。
く課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、この発明は、TiB2およ
びZrCを主成分とする複合セラミックスを提供する。
ウィスカが含まれていることもある。そうして、この複
合セラミックスは、1000℃における強度が常温にお
けるそれよりも高い。
また、この発明は、上述した複合セラミックスを製造す
る方法として、TiB2の粉末とZrCの粉末とを含む
混合粉末を非酸化性雰囲気下で焼結することを特徴とす
る、複合セラミックスの製造方法を提供する。混合粉末
にウィスカを添加すれば、ウィスカが含まれている複合
セラミックスを製造することができる。
以下、この発明の複合セラミックスをその製造方法とと
もにさらに詳細に説明する。
混合粉末の準備工程: この発明においては、まず、T i B2の粉末とZr
Cの粉末との混合粉末を調製する。このとき、各粉末は
、あまり微細では、扱いにくくなったり、混合粉末中に
おける分散性が悪くなったりすることがあり、また、あ
まり粗大では、焼結性が悪くなって得られる複合セラミ
ックスの力学的特性等が低下することがあるので、平均
粒子径が、TiB2にあっては0.1〜2.OIIm、
ZrCにあっては0.1〜3.0μmの範囲にあるのが
好ましい。
TiB2の粉末とZrCの粉末との混合割合は、それら
の平均粒子径や、後述する、いわゆる第3成分の添加の
有無や添加量、焼結条件等によって異なるものの、通常
、モル比で、TiB2 :ZrCが1:0.2〜2.0
になるようにする。
混合操作は、乾式でも湿式でもよいが、好ましくは、混
合粉末にイソプロピルアルコール、エチルアルコール、
エチレングリコール、ジメチルスルホキシド等の有機分
散媒を加え、アトリージョンミル等で混合、粉砕する。
これによって、二次凝集がよ(解膠し、−成粒子が極め
て均一に分散する。混合、粉砕後は、ロータリーエバポ
レータ等を用いて減圧乾燥する。ロータリーエバポレー
タによれば、自然乾燥や恒温乾燥では起こりやすい、比
重差による偏析を防止することができる。
上述した混合粉末には、いわゆる第3成分を添加するこ
とができる。第3成分を加えることにより、複合セラミ
ックスの特性等を変えることが〜できる。
たとえば、混合粉末に、平均粒子径が0. 1〜3、O
IImの、TiCX S iCX B4 CXTaC。
WC等の金属炭化物の粉末や、同じく平均粒子径が0.
1〜3.OIImの、ZrN、TiN、S i3N4 
、AIN、TiN、TaN等の金属窒化物の粉末や、平
均粒子径が0.01〜0.5μmの、Al2O3等の金
属酸化物の粉末を30体積%以下の範囲で加えることが
できる。
また、混合粉末に、5〜30体積%の範囲でウィスカを
加えてもよい。ウィスカを加えると、複合セラミックス
において、マトリクス中をクラックが進行したとき、ウ
ィスカがそのクラックを偏向させ、さらに枝別れさせて
破壊エネルギーを吸収するようになり、また、引抜効果
によって破壊エネルギーが増大するようになるので、複
合セラミックスの破壊強度や靭性が飛躍的に向上するよ
うになる。そのような作用をもつウィスカとしては、5
iC1S13N4等のセラミックスウィスカを使用する
ことができる。特に、ヤング率や剛性が高く、しかも、
高温下における耐酸化性に優れているSiCウィスカを
好ましく使用することができる。なお、ウィスカの混合
割合が5〜30体積%であるのが好ましいのは、5体積
%未満では、破壊強度、靭性の向上効果があまり期待で
きず、また、30体積%を超えると、複合セラミックス
の密度が低下するようになるからである。なお、また、
ウィスカを加える場合は、事前に、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、トルエン等の有機溶媒中で、
ポリエチレンイミン、トリクロロオクタデシルシラン等
の分散剤を併用し、超音波を用いてよく分散せしめてお
くのが好ましい。
焼結工程二 さて、この発明においては、次に、調製した混合粉末を
焼結する。これには、二つの方法がある。
一つは、混合粉末を、乾式静水圧成形法、金型成形法等
、湿式スリップキャスティング成形法、射出成形法等を
用いて所望の形状に成形し、その成形体を加圧または無
加圧下で焼結する方法である。もう一つは、混合粉末を
成形することなく、ホットプレス法や熱間静水圧加圧処
理法(HIP法)等を用いて加圧焼結する方法である。
いずれの場合も、焼結は、非酸化性雰囲気、たとえば、
窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下か、Q
、、 l Torr、以下の減圧下で、1700〜20
00°Cで行う。なお、特に加圧を伴う焼結による場合
は、温度分布ができないように5〜10°C/分の速度
で焼結温度まで上げ、その温度に30分から2時間程度
保持して焼結する。このとき、加圧は、昇温前から行っ
てもよいし、昇温速度に合わせて徐々に加圧するように
してもよいし、昇温中は加圧しないで、焼結温度に達し
た時点で加圧するようにしてもよい。
かくして、TiB2およびZrCを主成分とする複合セ
ラミックスが得られる。この複合セラミックスは、不活
性雰囲気下や減圧下で使用するときは1000℃程度の
高温でも問題はないが、大気中で使用するときには、8
00’C以上で表面の酸化がいくぶん問題になることが
ある。そのような場合には、表面に、耐酸化性に優れた
SiCやSi3N4等の被膜を形成しておくのも好まし
い。
そのような被膜は、CVD法と呼ばれる化学的気相蒸着
法や、物理的気相蒸着法、パイロリティックスプレー法
、ガス爆発溶射法、イオン注入法等によって形成するこ
とができる。なかでも、簡単であるうえに緻密で微細な
被膜が得られるCVD法、特に熱CVD法が最も好まし
い。熱CVD法は、たとえば、Si源として5iC14
ガスを、C源としてCX Hyガスをそれぞれ使用し、
それらの混合ガスをH2ガスをキャリヤーガスとして1
000〜1400℃の反応炉内に供給し、その反応炉内
に置いた複合セラミックス上でSiCを合成する方法で
ある。Si源とC源とを有するC)13SiC13ガス
等のガスを用い、それを複合セラミックス上で熱分解さ
せてSiCとすることもできる。
この発明の複合セラミックスは、後述する実施例にも示
すように、高温下における強度が常温下におけるそれよ
りも高いという、一般材料では考えられない特性を示す
。その理由は明らかでないが、そのような特性から、グ
ロープラグ、ターボチャージャのタービンホイール、ピ
ストンキャップ、シリンダライチ、カムシャフトのカム
面、タペット、ロッカアームチップ、吸排気バルブ、デ
ィーゼルエンジンの副燃焼室のホットプラグ等の自動車
用内燃機関用部材や、ジェットエンジンのファン、ジェ
ットエンジンの空気圧縮室や燃焼室のハウジング、オー
ビタ・ノーズコーンの断熱タイル等の航空・宇宙用部材
や、ベーン、プランジャ等のポンプ用部材や、その他、
ダイス、金型、工具、耐熱保護管、高温流体パイプ、る
つぼ、圧延ロール等、高温に晒され、しかも、優れた強
度が要求されるような用途に好ましく使用することがで
きる。
く実 施 例〉 実施例1 平均粒子径が0.8μmのTiB2粉末と、平均粒子径
が2.0μmのZrC粉末とをモル比で1:1になるよ
うに調製し、この粉末を、直径3mmのSiCボールを
粉砕メディアとするアトリージョンミルを用いてエチル
アルコール中にて6時間粉砕、混合し、さらにロータリ
ーエバポレータを用いて減圧乾燥し、TiB2粉末とZ
rC粉末との混合粉末を得た。
次に、上記混合粉末を、ラバープレス成形した後、0.
 04Torr、  の減圧下にて1900°Cで1時
間焼結し、この発明の複合セラミックスを得た。
なお、成形圧力は1lon/cm2とした。
次に、上記複合セラミックスをダイアモンド研削して、
厚み3 mm、幅4mm、長さ38mmの試験片を得た
次に、上記試験片について、JIS  1601に準拠
した3点曲げ試験法を用いて常温および1000℃にお
ける曲げ強度を測定したところ、曲げ強度tv、+  
 : 22 kg/ mm’曲げ強度u+Jonv1:
 79 kg/mm2であり、1000℃における曲げ
強度は、常温におけるそれの実に約3.6倍もあった。
実施例2 実施例1で用いた混合粉末を、0. 04Torrの減
圧下にて1800℃で1時間ホットプレスし、この発明
の複合セラミックスを得た。加圧力は20 MPa と
した。
次に、上記複合セラミックスについて、実施例1と同様
に曲げ強度を測定したところ、曲げ強度tsa+   
+ 37 kg/ mm2曲げ強度+tooot+  
二85kg/mm2であり、1000℃における曲げ強
度は、常温におけるそれの約2.3倍もあった。また、
ビッカース硬度は1990 kg/mm” 、破壊靭性
は5.4MPa  * m ”2であった。さらに、1
000℃、24時間後における酸化増量は8 、 4 
mg/ cm2であり、72時間後においては13.8
mg/cm2であった。
実施例3 実施例1で使用した混合粉末に、あらかじめ1重量%ポ
リエチレンイミンのエチルアルコール溶液中にて超音波
を用いて分散させたSi3N4ウィスカをそれが10体
積%になるように加え、これを、直径5mmとlQmm
のSiCボールを重量で1:1になるように混合したも
のを粉砕メディアとするボールミルを用いて12時間粉
砕、混合し、さらにロータリーエバポレータを用いて減
圧乾燥し、5t3N、ウィスカを含む、TiB2粉末と
ZrC粉末との混合粉末を得た。
次に、上記混合粉末を、ラバープレス成形した後、0.
 04To+r、 の減圧下にて2000°Cで1時間
焼結し、この発明の複合セラミックスを得た。
なお、成形圧力は1ton 7cm2とした。
次に、上記複合セラミックスについて、実施例1と同様
に曲げ強度を測定したところ、曲げ強度t*tmr  
 + 43 kg/ mm2曲げ強度+tooo、l:
+  : 102 kg/ mm2であり、1000°
Cにおける曲げ強度は、常温におけるそれの約2.4倍
もあった。
実施例4 実施例1で使用した混合粉末に、あらかじめ1重量%ポ
リエチレンイミンのエチルアルコール溶液中にて超音波
を用いて分散させたSiCウィスカをそれが20体積%
になるように加え、これを、直径5mmと10mmのS
iCボールを重量で1:1になるように混合したものを
粉砕メディアとするボールミルを用いて12時間粉砕、
混合し、さらにロータリーエバポレータを用いて減圧乾
燥し、SiCウィスカを含む、TiB2粉末とZrC粉
末との混合粉末を得た。
次に、上記混合粉末を、0. 04Torr、 の減圧
下にて1900°Cで1時間ホットプレスし、この発明
の複合セラミックスを得た。なお、加圧力は20MPa
 とした。
次に、上記複合セラミックスについて、実施例1と同様
に曲げ強度を測定したところ、曲げ強度、ear   
: 72 kg/ mm2曲げ強度nooo、c+  
: 93 kg/mm2であった。また、ビッカース硬
度は2050kg/mm2、破壊靭性は5. 5MPa
  −m ”’であった。
実施例5 平均粒子径が0. 8μmのTiB2粉末と、平均粒子
径が2.0μmのZrC粉末とをモル比で1=1になる
ように調製し、さらにこの混合粉末に平均粒子径が0.
02μmのγ−A l 203粉末をそれが10体積%
になるように加え、これを直径311mのA1□03ボ
ールを粉砕メディアとするアトリージョンミルを用いて
エチルアルコール中にて6時間粉砕、混合し、さらにロ
ータリーエバポレータを用いて減圧乾燥し、TiB2粉
末と、ZrC粉末と、γ−A1203粉末との混合粉末
を得た。
次に、上記混合粉末を、0. 04Torr、  の減
圧下にて1700°Cで1時間ホットプレスし、この発
明の複合セラミックスを得た。なお、加圧力は20MP
a とした。
次に、上記複合セラミックスについて、実施例1と同様
に曲げ強度を測定したところ、曲げ強度tear   
: 55.kg/ mm2曲げ強度uoo+cc+  
: 78 kg/ mm2であった。また、ビッカース
硬度は1860kg/mm2、破壊靭性は4. 9MP
a  am ”2であった。
実施例6 平均粒子径が0.8μmのTiB2粉末と、平均粒子径
が0.2μmのZrC粉末とをモル比で1:1になるよ
うに調製し、さらにこの混合粉末に平均粒子径が0. 
2μmのSiC粉末をそれが10体積%になるように加
え、これを直径3mmのSiCボールを粉砕メディアと
するアトリージョンミルを用いてエチルアルコール中に
て6時間粉砕、混合し、さらにロータリーエバポレータ
を用いて減圧乾燥し、TiB2粉末と、ZrC粉末と、
SiC粉末との混合粉末を得た。
次に、上記混合粉末を、0、Q4Torr、の減圧下に
て1850℃で1時間ホットプレスし、この発明の複合
セラミックスを得た。なお、加圧力は20MPa とし
た。
次に、上記複合セラミックスについて、実施例1と同様
に曲げ強度を測定したところ、曲げ強度+sa+   
: 48 kg/ mi’曲げ強度noooy+  :
 90 kg/ mm2であった。また、ビッカース硬
度は2130kg/mm2、破壊靭性は5. 7MPa
  −m ”2テあった。
また、1000℃、24時間後における酸化増量は1.
9mg/cm2であり、実施例2のものにくらべて4倍
以上の耐酸化性を示した。酸化増量は、72時間後にお
いては2.4mg/cm2であった。
実施例7 平均粒子径が0.8μmのT i B2粉末と、平均粒
子径が0.2μmのZrC粉末とをモル比で1:1にな
るように調製し、さらにこの混合粉末に平均粒子径が0
.2μmのSi3N4粉末をそれが10体積%になるよ
うに加えた後、直径3mmのSiCボールを粉砕メディ
アとするアトリージョンミルを用いてエチルアルコール
中にて6時間粉砕、混合し、さらにロータリーエバポレ
ータを用いて減圧乾燥して、TiB2粉末と、ZrC粉
末と、513N4粉末との混合粉末を得た。
次に、上記混合粉末を、0. 04Torr、の減圧下
にて1750°Cで1時間ホットプレスし、この発明の
複合セラミックスを得た。なお、加圧力は20MPa 
とした。
次に、上記複合セラミックスについて、実施例1と同様
に曲げ強度を測定したところ、曲げ強度、□)   :
 56 kg/mm2曲げ強度uooot+  : 1
02 kg/mm2であった。また、ビッカース硬度は
1910kg/mm2、破壊靭性は6. 3MPa  
−m ””であった。
また、1000°0124時間後における酸化増量は2
.2mg/cm2であり、実施例2のものにくらべて4
倍はどの耐酸化性を示した。酸化増量は、72時間後に
おいては3 、 6 mg/ cm2であった。
〈発明の効果〉 この発明は、TiB2の粉末とZrCの粉末とを含む混
合粉末を非酸化性雰囲気下で焼結することによって、T
iB2およびZrCを主成分とする複合セラミックスを
得るものであり、その複合セラミックスは、実施例にも
示したように、驚くべきことに高温下における強度のほ
うが常温下におけるそれよりも高い。しかも、強度の絶
対値が高い。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)TiB_2およびZrCを主成分とする複合セラ
    ミックス。
  2. (2)1000℃における強度が常温における強度より
    も高い、請求項(1)の複合セラミックス。
  3. (3)ウイスカを含んでいる、請求項(1)または(2
    )の複合セラミックス。
  4. (4)第3成分として、金属炭化物、金属窒化物または
    金属酸化物を含んでいる、請求項(1)、(2)または
    (3)の複合セラミックス。
  5. (5)TiB_2の粉末とZrCの粉末とを含む混合粉
    末を非酸化性雰囲気下で焼結することを特徴とする、複
    合セラミックスの製造方法。
  6. (6)混合粉末にウイスカを添加する、請求項(5)の
    複合セラミックスの製造方法。
  7. (7)混合粉末に、第3成分として、金属炭化物、金属
    窒化物または金属酸化物を添加する、請求項(5)また
    は(6)の複合セラミックスの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2879475B2 (ja) * 1993-05-10 1999-04-05 ケンナメタル インコーポレイテッド 第ivb族ホウ化物をベースとする物品,切削工具,製造法,および第ivb族をベースとする材料の加工法
CN108546142A (zh) * 2018-05-21 2018-09-18 西北工业大学 一种Cf-HfCnw微纳多尺度强韧化碳基复合材料的制备方法

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