JPH038631Y2 - - Google Patents

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JPH038631Y2
JPH038631Y2 JP1983160850U JP16085083U JPH038631Y2 JP H038631 Y2 JPH038631 Y2 JP H038631Y2 JP 1983160850 U JP1983160850 U JP 1983160850U JP 16085083 U JP16085083 U JP 16085083U JP H038631 Y2 JPH038631 Y2 JP H038631Y2
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JP
Japan
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tray
sheet
water
fruits
thermoplastic resin
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JP1983160850U
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JPS6068079U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、果物等の包装用トレイに関し、吸
水性に優れ、収納物の長期保存に適すと共に強度
的にも強いものを得ようとしている。
従来より、リンゴ、梨等の果物やトマト等の野
菜の輸送用包装体としては、収納物の形状に適す
る収納凹部を多数形成した熱可塑性樹脂シート製
のトレイが用いられている。これらトレイは、多
数の収納凹部に順次果物等を能率的に収納できる
と共に、輸送中における衝撃等から果物を有効に
保護できる利点を有しており、近年急速に普及す
るに至つている。
そころが、上記熱可塑性樹脂シートによるトレ
イは吸水性が悪く、果物等から排出される水分が
そのまま表面に付着し、果物等の品質劣化を促進
し易いという欠点があつた。
このため、一部においては、吸水性を保有させ
たものとしてモールドパルプ製のトレイも提供さ
れているが、このトレイは、傷やつきやすく、ま
た吸水すると強度が非常に弱くなつて取扱上不便
であるという欠点を有する。
そこでこの考案においては、上記従来の欠点を
解消できるトレイとして、吸水性に優れると共に
強度も強いトレイを提供しようとしており、その
構成としては、交差状に形成された切目又はミシ
ン目入りの吸水性シートを積層してなる熱可塑性
樹脂シートを深絞り成形したトレイであつて、収
納凹部内壁には、深絞り成形による伸長作用で上
記切目又はミシン目より分断されて構成された上
記吸水性シートによる小片が、多数均等に付着さ
れてなることを特徴とするものである。
次いでこの考案の実施例について図を参照しな
がら以下に詳述する。
1は果物等の包装用トレイの全体を示してお
り、図の場合12個の果物等を収納できるものを例
示してある。
上記トレイ1は、発泡ポリスチレンシート等の
熱可塑性樹脂シートaに対して、碁盤目状等に切
目c又はミシン目が予め形成されたパルプ紙、不
織布等の吸水性シートbを積層したシート材A
(第3図参照)を深絞り成形して得られたもので
ある。
そして、椀状に凹入形成された収納凹部10の
内壁には、上記吸水性シートbによる小片b′が多
数散在された状態で付着されている。この小片
b′としては、前記シート材Aの深絞り成形に伴つ
て簡単に構成できるものである。即ち、収納凹部
10の深絞り成形による樹脂シートaの伸長に伴
つて、積層された伸長部分の吸水性シートbが交
差して形成された切目c又はミシン目部分より分
断された小片b′として構成されたものであり、非
常に簡単且つ能率的に形成されていると共に剥離
もし難く好適である。
さらに、収納凹部10には多数の通気孔11が
形成されており、通気性を良好に確保して収納物
の品質劣化を効果的に防止できるようになつてい
る。上記通気孔11としては、樹脂シートaに予
めピンホールPを形成しておき(第3図参照)、
成形の際の樹脂シートaの延伸によつてピンホー
ルPを拡開させて構成したものが好ましく、この
方法によればキリやドリルを用いて成形後に穿孔
する方法よりもはるかに簡単且つ能率的に孔形成
できると共に切粉も発生せず衛生的にも良好であ
る。そして上記場合において、通気孔11の一部
が、深絞り成形によつて生じる小片b′相互間の隙
間部分より表面へ露出するので、通気性を一層良
好に確保できることになる。
12は収納凹部10の隔壁部分に形成した補強
リブであつて裏面側に半月状に膨出されている。
なお、この考案によるトレイ1としては、その
上面余隙部に吸水性シートbを構成しないで実施
する場合もあり、この場合は、吸水性シートbを
収納凹部10に対応する部分のみに積層したシー
ト材Aを用いればよい。
また、上記トレイ1の素材となる熱可塑性樹脂
シートとしては、前述した発泡ポリスチレンシー
トのほか、ポリスチレンにポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブタジエン等のポリオレフイン系
樹脂を共重合又は混合した樹脂の発泡シートが弾
力性、柔軟性が良好であつて好適である。このほ
か、ポリ塩化ビニル又はその他の発泡、非発泡の
熱可塑性樹脂シートも使用できる。
以上のごとく構成されたこの考案による果物等
の包装用トレイによれば、収納凹部に吸水性シー
トによる小片が多数付着されており、果物等から
排出される水分を上記小片によつて吸収できるの
で、熱可塑性樹脂シートで形成されたトレイであ
るにも拘わらず吸水性を保有し得て、果物等の表
面に水分が付着して品質劣化を促進するという従
来の欠点を解消できることになる。
また、熱可塑性樹脂シートを主材として形成さ
れているので、従来のモールドパルプによるトレ
イのごとく吸水により強度が弱くなるという不都
合も生じず、常に充分な強度を確保できて取扱い
上も至便である。
しかも、収納凹部の小片は、熱可塑性樹脂シー
トに積層された切目又はミシン目入りの吸水性シ
ートを、深絞り成形時における樹脂シートの伸長
作用で細かく分断させることによつて構成された
ものであるから成形後に別途付着させる場合のご
とき面倒な手間を経ることなく簡単に構成でき、
コスト的負坦も僅かで済むことになる。
さらに、シートに形成された切目又はミシン目
は例えば碁盤目状等の交差状に形成されたものゆ
え、成形時における樹脂シートの伸長作用で分断
される際、各小片毎にスムーズに分断されること
となり、収納凹部内面に均等に点在し、良好な吸
水能力を発揮できるものとなる。
従つて、果物等の包装用トレイとして、吸水性
に優れ、収納物の長期保存に適すと共に、強度も
強い等、種々優れた実用的効果を奏するものを提
供できることになる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は平面図、第2図は要部斜視図、第3図はシー
ト材の要部拡大断面図、第4図は収納凹部の端面
図である。 1……トレイ、10……収納凹部、11……通
気孔、12……補強リブ、A……素材となるシー
ト材、a……熱可塑性樹脂シート、b……吸水性
シート、b′……吸水性シートによる小片、P……
ピンホール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 交差状に形成された切目又はミシン目入りの
    吸水性シートを積層してなる熱可塑性樹脂シー
    トを深絞り成形したトレイであつて、収納凹部
    内壁には、深絞り成形による伸長作用で上記切
    目又はミシン目より分断されて構成された上記
    吸水性シートによる小片が、多数均等に付着さ
    れてなることを特徴とする果物等の包装用トレ
    イ。 2 吸水性シートがパルプ紙である上記実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の果物等の包装用ト
    レイ。 3 吸水性シートが不織布である上記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の果物等の包装用トレ
    イ。
JP16085083U 1983-10-17 1983-10-17 果物等の包装用トレイ Granted JPS6068079U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16085083U JPS6068079U (ja) 1983-10-17 1983-10-17 果物等の包装用トレイ

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JP16085083U JPS6068079U (ja) 1983-10-17 1983-10-17 果物等の包装用トレイ

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Publication Number Publication Date
JPS6068079U JPS6068079U (ja) 1985-05-14
JPH038631Y2 true JPH038631Y2 (ja) 1991-03-04

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ID=30353673

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JP16085083U Granted JPS6068079U (ja) 1983-10-17 1983-10-17 果物等の包装用トレイ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840592A (ja) * 1971-09-18 1973-06-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840592A (ja) * 1971-09-18 1973-06-14

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JPS6068079U (ja) 1985-05-14

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