JPH0228227Y2 - - Google Patents

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JPH0228227Y2
JPH0228227Y2 JP1984057986U JP5798684U JPH0228227Y2 JP H0228227 Y2 JPH0228227 Y2 JP H0228227Y2 JP 1984057986 U JP1984057986 U JP 1984057986U JP 5798684 U JP5798684 U JP 5798684U JP H0228227 Y2 JPH0228227 Y2 JP H0228227Y2
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JP
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water
sheet
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absorbent sheet
container
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JP1984057986U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は包装容器に関し、詳しくは肉や魚介
類等を収納して陳列販売等に使用する為の、合成
樹脂シートにて成形されたトレイ等の包装容器に
関している。
〈従来の技術〉 従来、発泡ポリスチレンシートからなり真空成
形等の手段にて製造された浅いトレイ状容器が、
各種食品を収納して販売陳列に供するための包装
容器として使用されている。
ところが、収納する食品が肉や魚介類のように
肉汁が浸出するものの場合、トレイ状容器の底に
肉汁が溜り、取扱い中にトレイ状容器を傾けたり
すると肉汁がこぼれ出易く、消費者が持ち帰る途
中で周囲を汚したり、他の食品に付着したりする
欠点があつた。
そのため、容器底面に吸水性シートを貼着した
り、肉汁の保持用空間を設けることが提案されて
いる。
例えば実公昭57−3929号公報には、トレイの凹
凸部を有する底面の上方に中底となるシートを接
着し、上方の中底に貫通孔を形成しておき、肉汁
を上記貫通孔を通して下方の空間内に流れ込ませ
て保持しようとするものが開示されている。
しかし、上記先行技術の場合、下方の空間内に
溜つた肉汁等は、貫通孔を通じて容易に中底上方
へ戻つてしまい、特に容器を傾けたりすると、肉
汁等の保持効果はあまり期待できないものであつ
た。
また、特開昭49−5464号公報には、二重底の中
間に吸水材を挟み込んで肉汁等の保持能力を高め
たものが開示されているが、吸水材と中底とが接
触しているため、吸水材に溜つた肉汁等が中底上
方へ戻り易く、また肉汁の吸収は中底に形成した
孔の部分のみを通して行われるので、吸水面積が
狭く充分な吸水性能が発揮できない。さらに食品
が中底の孔を通して吸水材に接触し易いので、浸
出した肉汁が再び食品に付着して、食品の変質や
腐敗を起す可能性もあり、改善が必要であつた。
〈目的および構成〉 そこで、この考案においては、上記従来技術の
欠点を解消し、肉汁等の吸水保持性能がより一層
優れた包装容器を提供することを目的とするもの
であり、そのための構成としては、合成樹脂シー
トにて形成された容器本体の内部底面に、吸水性
シートを容器底面から略全体を浮かせた状態で敷
設してあり、吸水性シートの上面には、〓間を介
して、合成樹脂シートにて形成された中底材を配
設してあり、中底材はその外周が容器本体に接合
され、上記〓間を介して吸水性シートの上面を覆
うように配設されており、さらに中底材には上下
に貫通する貫通孔を多数形成していることを特徴
としている。
〈実施態様〉 次いで、この考案の実施態様について、図を参
照しながら以下に例示する。
第1図および第2図に示すように、1は容器本
体であり、発泡ポリスチレンシート等の合成樹脂
シートから、真空成形等のシート成形手段にて一
体成形されてあり、全体が略矩形状をなし、上部
へかけて少し拡がつたテーパー状の浅いトレイ状
に形成されている。容器本体1の底部分におい
て、10は周縁段部であり、容器本体1全周にわ
たつて底部付近の外周縁に狭い一定幅の水平部分
が形成されてあり、この周縁段部10に後述する
中底材を接合する。
周縁段部10より内方の底部は下方へ少し凹入
されており、吸水性シートの収容凹部11が形成
されてあり、12は収容凹部11の底面に短手方
向に沿つて畝状に形成した吸水性シートの支承凸
部であり、収容凹部11の深さより低く上面が平
坦な畝状の支承凸部12が、長手方向の複数個所
に形成されており、吸水性シートの略全体を容器
本体1の内部底面から浮かせた状態で収容できる
ようにしてある。次に、2は吸水性シートであ
り、上記支承凸部12にて容器本体1の収容凹部
11内に、容器本体1の内部底面から略全体が浮
いた状態で収容できる。矩形の薄いシート状をな
し、不織布,連続気泡の合成樹脂発泡シート,パ
ルプ成形シートの吸水性に優れた素材が使用され
る。なお、吸水性シート2は、必ずしも容器本体
1の周縁段部10より下方で収容凹部11内に完
全に収容される必要はなく、吸水性シート2の上
部が周縁段部10より少し上方に突出する状態で
あつてもよい。
次に3は中底材であり、ポリスチレンやポリプ
ロピレン等の合成樹脂からなる薄い非発泡シート
にて形成されてあり、略全面にわたつて細かな貫
通孔30が、中底材3の上下を貫通して形成され
ている。但し、図の場合、肉汁等は周辺部分から
下面に通過するので、中央部分のみは貫通孔30
を形成していない。中底材3は外周縁部を容器本
体1の周縁段部10上に、熱融着等の手段で接合
してあり、収容凹部11と中底材3との間の空間
に吸水性シート2が容器底面からは浮いた状態
で、且つ中底材との間では〓間が生じるようにし
て収容されることになる。
特に図の場合、中底材3の中央全体を上方へ膨
出形成してあつて、中底材3と吸水性シート2と
の間に充分な〓間が形成されるようにしている。
以上に述べた容器のうち、容器本体1を形成す
る合成樹脂シートとしては、前記発泡シートのほ
か、各種合成樹脂からなる非発泡シート、あるい
は発泡シートと非発泡シートとが積層された複層
シートも使用できる。
容器本体1の形状としては、矩形あるいは多角
形、円形その他の形状を有する浅いトレイ状の容
器のほか、より深い針状あるいはカツプ状の容器
形状のものでも実施可能である。また、周縁段部
10は中底材3の接合を容易にし、中底材3と吸
水性シート2の間の〓間を確保する上で効果があ
るが、中底材3を直接容器本体1の内側壁等に接
合するものでも、上記〓間が充分に確保できれ
ば、周縁段部10を形成しない場合もある。
次に、収容凹部11は容器本体1の底部全体に
形成するほか、用途に応じては底面の一部のみに
収容凹部11を形成しておいてもよい。また、支
承凸部12は吸水性シート2を底面から少し浮か
せた状態で支承し、吸水保持量を増やしたり、通
気性を良くする上で効果があり、図示した短手方
向の畝状のもののほか、縦横の格子畝状に形成し
たり、円形あるいは角形の部分的な凸部を、収容
凹部11の全体に適宜配設しておいてもよい。但
し、収容凹部11を複数の区画に分割できる畝状
の支承凸部12を形成しておけば、内部に溜つた
肉汁等が他の区画部分へ移動するのを防止し、容
器を傾けたりしたときに、肉汁が一方へ偏つた
り、漏れ出るのを防ぐ上で効果がある。
次に、中底材3としては、上方へ食品を収納し
たとき、食品の重量で凹んだり変形しない程度の
剛性を有する素材であれば、各種の合成樹脂シー
トが自由に使用できる。そして、図の場合、中央
を上方へ膨出形成しているが、例えば収容凹部1
1の深さと吸水性シート2の厚さとの関係で、中
底材3と吸水性シート2との間に充分な〓間が形
成できれば、中底材3として平坦なシートをその
まま使用することもできる。また、中底材3を容
器本体1に接合するには、接着剤や接着テープ等
による接合手段も採用可能であるが食品衛生上の
点から熱融着が好ましい。
そして、この考案の包装容器は、肉や魚介類等
の肉汁や水分が多く出る食品を収納して、輸送保
管あるいは陳列販売に使用する包装用トレイとし
ての用途のほか、吸水性を必要とする種々の用途
に用いる包装容器として、自由に使用可能であ
る。
〈効 果〉 以上のごとく構成された、この考案の包装容器
によれば、容器本体1の内部底面に吸水性シート
2を敷設するとともに、吸水性シート2の上面を
多数の貫通孔30を形成した中底材3で覆い、吸
水性シート2の保持と、中底材3上部に収納した
食品が直接吸水性シート2に接触するのを防いで
いる。
そして、特に中底材3と吸水性シート2との間
に〓間を形成しているので、中底材3の貫通孔3
0個所において食品が吸水性シート2に触れるこ
とがない。また、吸水性シート2は中底材3に密
着せず〓間があるので、吸水性シート2が肉汁等
を吸収して膨張しても充分に余裕があり、吸水量
を増大させることができる。しかも、吸水性シー
ト2の吸水が飽和して、吸水性シート2の上面に
若干の肉汁が溜つた状態になつても、中底材3と
の間の〓間で肉汁を保持でき、全体としての吸水
保持量を一層大きくすることができるものであ
る。
さらに、中底材3の貫通孔30および吸水性シ
ート2上方の〓間を通して、外気と連通し、通気
状態が良好になるので、吸水性シート2に吸収し
た肉汁等が、通気が悪いために腐敗したり変質し
て、異臭を生じたり、収納した食品を劣化させる
問題を解消でき、衛生的にも非常に好ましいもの
となる。そして、これら吸水性シート2と中底材
3との間に〓間を形成した構成とした点と相俟つ
て、吸水性シート2を容器本体1の底面から略全
体を浮かせた状態で敷設したものゆえ、さらに吸
水保持量を増大させることができ、通気を良好な
ものとすることができる等、種々の実用的価値に
優れた包装容器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施態様を例示するものであ
り、第1図は一部切欠斜視図、第2図は長手方向
中央断面拡大図である。 1……容器本体、10……周縁凸部、11……
収容凹部、12……支承凸部、2……吸水性シー
ト、3……中底材、30……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂シートにて形成された容器本体の内
    部底面に、吸水性シートを容器底面から略全体
    を浮かせた状態で敷設してあり、吸水性シート
    の上面には、〓間を介して、合成樹脂シートに
    て形成された中底材を配設してあり、中底材は
    その外周が容器本体に接合され、上記〓間を介
    して吸水性シートの上面を覆うように配設され
    ており、さらに中底材には上下に貫通する貫通
    孔を多数形成していることを特徴とする包装容
    器。 2 中底材が上方に膨出形成されている上記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の包装容器。 3 容器本体の底部付近に周縁段部を形成し、中
    底材を上記周縁段部に接合している上記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の包装容器。 4 容器本体の底部を下方へ凹入形成して、吸水
    性シートの収容凹部を形成している上記実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の包装容器。 5 容器本体の底面に吸水性シートの支承凸部を
    形成している上記実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の包装容器。 6 吸水性シートが不織布である上記実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の包装容器。
JP5798684U 1984-04-19 1984-04-19 包装容器 Granted JPS60169161U (ja)

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JP5798684U JPS60169161U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 包装容器

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JP5798684U JPS60169161U (ja) 1984-04-19 1984-04-19 包装容器

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JPS60169161U JPS60169161U (ja) 1985-11-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826941U (ja) * 1981-08-18 1983-02-21 富士電機株式会社 生ごみ処理機の排水部

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530827Y2 (ja) * 1975-02-25 1980-07-23
JPS5210900U (ja) * 1975-07-08 1977-01-25

Patent Citations (1)

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JPS5826941U (ja) * 1981-08-18 1983-02-21 富士電機株式会社 生ごみ処理機の排水部

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JPS60169161U (ja) 1985-11-09

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